その後の経過が全く報告されない、保健所健診センターの臨時職員の任用問題について

その後の経過が全く報告されない保健所健診センターの臨時職員の任用問題

昨日の教育福祉常任委員会でフジノは、『保健所健診センターの臨時職員の任用の在り方の問題のその後』について質しました。

前回の9月議会において問題が発覚し、マスメディアにも取り上げられ、教育福祉常任委員会では『集中審議』まで行ないました。

それにもかかわらず、9月議会閉会後、現在に至っても市側からその後の経過が全く市議会へ報告がありません。

フジノは、担当課長らの処分については関心がありません。

歴代続けられてきた誤った慣習が、たまたま発覚した時点の担当課長だけを処分したところでトカゲのしっぽ切りでしか無いからです。

かねてからフジノが関心を寄せていることは、

これほどまでに大きな騒動として報道されたことによって、こころない誹謗中傷などに晒されてしまった臨時職員の方々が、その後も安心して働き続けられているかどうか



という一点のみです。

そうした観点から、臨時職員のみなさんがもう1度平穏な気持ちで働き続けられるようにという願いをこめて、委員会の場で質問を行ないました。



フジノの質疑を神奈川新聞が報じてくれました

このフジノが行なった委員会での質疑を、神奈川新聞が報じて下さいました。

2013年11月30日・神奈川新聞より

2013年11月30日・神奈川新聞より


他のメディアも大きく報じておきながら、その後の経過などを一切報じずに放りっぱなしなままです。

報道によって傷つけられた臨時職員のみなさんの名誉回復は、なされないままです。

そんな中で、ただ1紙、神奈川新聞だけはその後を追い続けているとても誠実な姿勢で、フジノはとても深く感謝しています。



保健所健診センターの臨時職員の任用について集中審議を行ないました/2013年9月議会

臨時職員の任用について「集中審議」が行なわれました

先日にお知らせしたとおり、おととい10月2日の教育福祉常任委員会において、保健所健診センターの臨時職員の任用の在り方の問題について集中審議を行ないました。

その様子がけさの神奈川新聞で報じられました。

2013年10月4日付・神奈川新聞より

2013年10月4日付・神奈川新聞より


フジノの質疑も取り上げられました。

市側は、保健所健診センター(同市西逸見町)が12年前に業務を始めた時点から、早帰りでも満額支給していたと「感じている」と説明。

一方で、「保健所が逸見に移る前から、こういう業務慣行があったという話もある」(藤野英明氏=無会派)との指摘を受けると、後藤一也健康部長は「その前からあった可能性も当然考えられる」と述べ、さらに長期間に及ぶ可能性を示した。

さらに、審査の後半には、副市長の出席を求めました。



副市長に対してのフジノの質問

副市長に対して、フジノも以下の質問を行ないました。

フジノの質問

小林議員の一般質問をきっかけに、臨時職員の早帰り満額支給の問題が広く知られることになりました。

契約で定められた勤務時間よりも早く帰っているにもかかわらず賃金が満額支払われ続けてきたという業務慣行と、不正な公金の支出がなされていた事実が明らかになりました。

しかしこの問題の本質は

「市場における平均的な賃金よりも明らかに低い、臨時職員の賃金設定にあった」

と僕は考えています。

社会全体で「医療崩壊」「看護崩壊」と呼ばれる、産科・小児科医師をはじめとする医療・看護人材の慢性的な不足があります。

そこで本市も看護人材の育成や離職してしまった潜在看護師の復職支援に取り組んでいます。適正な賃金、適正な労働時間の在り方がなければ医療・看護人材を取り戻すことができないはずです。

それにもかかわらず、本市が専門職である医療・看護職を雇用する時には、待遇としては臨時職でかつ安い賃金でしか契約ができずに来ました。

本市には、健康づくり課長が異動した当初に感じたように「賃金が安すぎる」という状況が実際にあって、決算書をめくっていけば健康部だけでなく、福祉部、こども育成部など様々な部署で、看護師をはじめ、保健師、臨床検査技師、様々な専門職が雇用されています。

健診センターの問題は他部署で起こってもおかしくなかったと思います。

これらの方々の待遇を見れば、それは早帰りを黙認しなければ申し訳なくなるものだと率直に僕も感じました。そして、健康づくり課長はこうした待遇を改善する為に賃上げを人事・財政に要求をしてきたものの、わずかなアップにとどまっています。

これは本来はいち課長が行なうべきことではなく、本来は全庁的に賃金の適正な在り方を見直すことが必要だと僕は考えます。

副市長はこうした指摘をどのように受け止めておらるでしょうか?

健診センターの問題の本質は、早帰り満額支給にはありません。問題の本質を見誤ると、市民利益がむしろ損なわれてしまいます。

保健所健診センター

保健所健診センター


何よりも、看護職のみなさんや専門職に対しての、あまりにも低い賃金をはじめとする待遇の悪さに根源的な問題を感じています。

現在、直営の健診センターは全国的に数が減っているそうです。

しかし、市内医療機関の中で健診を受けておられる数が最も多いのは、この健診センターです。市民のみなさまの健康を守る為に、廃止するようなことは絶対にしてはなりません。

現在の状況を徹底して改善することがひいては市民のみなさまの健やかな暮らしにつながっていくのです。




(この問題については、11月30日のブログ記事にその後の詳細を掲載しています)



問題の本質は「公金の不当支出」では無い、とフジノは考えています/保健所健診センターの臨時職員の任用について

委員会審議が神奈川新聞に報じられました

昨日(9月26日)は教育福祉常任委員会が開かれました。

教育福祉常任委員会が開かれました

教育福祉常任委員会が開かれました


決算審査を行なう前に、急きょ追加報告が行なわれました。

保健所健診センターの臨時職員の任用の不適切な在り方』についてです。

教育福祉常任委員会・議事次第

教育福祉常任委員会・議事次第


小林信行議員が一般質問(9月24日)で取り上げ神奈川新聞も特ダネとして報じて、その後、他社も報じて広く知られるようになりました。

2013年9月25日・朝日新聞より

2013年9月25日・朝日新聞より


そうしたことから委員会でも審議されることになったのです。

この模様がけさの神奈川新聞に報じられました。

2013年9月27日・神奈川新聞より

2013年9月27日・神奈川新聞より


フジノの発言も取り上げられました。

市長や管理職の責任を問うことや再発防止策を打ち出していくことは当然大切です。

しかし、この問題について、フジノはそうした点に大きな関心はありません。

ここでフジノの考えをしっかりと記しておかねばならないと思います。



問題の本質を見失えば「医療崩壊」が加速するだけだ

フジノとしてはこの問題で最も重視しているのが、今まで働いてくれた臨時職員のみなさんを守ることです。

今の状況は、『公金の不当な支出』という言葉がひとり歩きしています。

勤務実態が無かったのにお金が支払われていた、という不正事件としての側面ばかりがセンセーショナルに取り上げられています。

しかし、「そのことは今回の問題の本質ではない」とフジノは考えています。

「公金が不当に支出された」と保健所を弾劾して追及しても、その先に『中長期的な保健医療の環境』が改善されることは無い、とフジノは考えています。

『医療崩壊』『看護崩壊』の流れの中で、こうした臨時職員の雇用の在り方が常態化してきたのです。

保健所健診センターは、フジノたちが進めてきた保健・健康増進への取り組みにおいて、これから特定健診・保健指導の最前線の役割を担ってもらう重要不可欠な存在です。

このまちの市民のみなさまの健康で長生きできる暮らしを守る為の、重要なゲートキーパーになってもらわねばならないのです。

だから、フジノはその立場から自らの想いをメッセージとして強く発信しなければならないと強く決意していました。

教育福祉常任委員会でも、あえて委員長の許可を頂いて発言をさせていただきました。

それを神奈川新聞が取り上げてくれたのは、そのメッセージを該当する職員の方々をはじめとする市職員、そして市民のみなさまにお伝えする上でとてもありがたいことでした。

不適切な慣行は一刻も早く正して、体制を立てなおして、もっともっと重要な課題に取り組む為の体制を作らなければなりません。



追加説明資料の中身

配布された資料の全文を掲載します。

教育福祉常任委員会に追加報告された資料

教育福祉常任委員会に追加報告された資料

保健所健診センターの臨時職員の任用について

新聞報道及び市議会本会議で質疑のありました保健所健診センターの臨時職員の任用について不適切な取り扱いの状況とその是正内容、及び是正に至った経過についてご報告いたします。

1 健診センターで実施している健診内容
(1) 健診の種類
成人健康診査、特定健康診査、後期高齢者健康診査、胸部検診、胃がんリスク検診、大腸がん検診、前立腺がん検診、乳がん検診、子宮頚がん検診、骨密度検診、肝炎ウイルス検診、成人歯科健康診査

(2) 健診実施時間
月、火、木、金曜日 午前8時45分から
水曜日 午後1時15分から

(3) 予約の状況
1日当たり10人~61人 平均41.93人(平成24年度)

2 健診センター職員数
(1) 正規職員
 看護師 2名
 診療放射線技師 4名
 臨床検査技師 1名
 事務 1名

(2) 非常勤職員の配置
 保健師 1名
 事務 1名

(3) 健診実施時の臨時職員の配置
 内科医師 1名(月に1回程度任用)
 看護師 7~10名
 臨床検査技師 1名
 事務 3名

(4) 専門医師の配置
 乳がん検診医師 1名
 子宮頚がん検診医師 1名

3 今回不適切と指摘された状況
(1) 平成24年度まで長期にわたり、臨時職員の勤務時間の終了時刻前であっても、健診が終了した時点で帰宅を認めていたため、勤務実態のない賃金が支払われていたことは不適切である。

(2) 十分な説明なしに平成25年度の臨時職員の勤務条件を変更したことは不適切である。

4 是正の内容
平成25年度の任用にあたり、以下のとおり勤務条件を変更した。

変更前変更後
勤務時間8:30~12:30
13:00~17:00
8:30~12:00
13:00~16:30
1時間当たりの賃金看護師1,040円者護師 1,100円
1日あたりの基本支給額看護師 4,160円
臨床検査技師 7,600円
事務 3,440円
(4時間)
看護師 3,850円
臨床検査技師 6,650円
事務 3,010円
(3.5時間)

内科医師 賃金 21,200円(4時間)
専門医師 報償金 36,500円(1回)については、従前どおり

5 これまでの経過
平成24年12月
匿名による投書が人事課あてにあったことから、人事課から健診センターの臨時職員の勤務状況と賃金の支払いについて確認の連絡があった

平成25年2月
実態報告をするとともに是正方法などを人事課に相談

平成25年3月末
是正方法を決定し職員団体に勤務条件変更を説明

平成25年4月22日
臨時職員に勤務条件変更の通知送付

平成25年5月1日
健診センタ一新年度事務説明会実施。勤務条件の変更について説明と直前に変更したことへの謝罪をした

平成25年5月7日
市民健診開始。臨時職員出勤