三浦半島の首長たちの中で唯一「ごみ減量化」をやる気の無い吉田市長の姿勢を追及しました/2015年予算議会

資源循環部の新年度予算に対する質疑で「市長の姿勢」と「横須賀市の方針」がズレていることを指摘しました

3月9日の予算決算常任委員会(生活環境分科会)では、資源循環部の2015年度当初予算案に対する審査を行ないました。

2015年3月9日の委員会開催をおしらせする掲示板(市役所1階にあります)

2015年3月9日の委員会開催をおしらせする掲示板(市役所1階にあります)


フジノが指摘したことは、

資源循環部がかつての環境部時代からずっと一生懸命とりくんできた『生ごみの減量化』の方針と、吉田市長の姿勢には大きなズレがあるのではないか

ということです。

これはあってはならないことですが、吉田市長の姿勢は『ごみ減量化』に極めて消極的だとフジノは受け止めています。

実際にフジノが行なった質疑を文字起こししてみました。ぜひご覧下さい。

2015年3月9日・予算決算常任委員会生活環境分科会

フジノの質問

『燃せるごみ』に関する排出量は、9万3,601トンとなっております。

「平成27年度一般廃棄物(ごみ)処理実施計画」より

「平成27年度一般廃棄物(ごみ)処理実施計画」より


このうち、本市分の『生ごみ』は何トンあるのでしょうか?



南処理工場長の答弁

9万3,601トンのうち、収集の分が8万7,842トンになります。

『直接搬入』が5,759トンという内訳なんですけれども、このうちの『生ごみ』がどれくらいかというと南処理工場の『ごみ質分析』の中で、4回やっていますけれども、その数値をかけて推計するしか無いと思います。



西郷委員長の発言

それは今、計算で出せますか?

藤野委員、おおよそでよろしいんですよね?

南処理工場長、おおよそで分かれば答弁して下さい。



南処理工場長の答弁

平成25年度の平均値で『生ごみ』が27.2%となっております。

平成26年度は、3回測っておりまして、25%になります。



フジノの質問

予算説明資料29ページをご覧頂きたいのですが、

平成27年度当初予算説明資料・資源循環部よりp29

平成27年度当初予算説明資料・資源循環部よりp29


『減量化・資源化推進事業』の中の『生ごみ減量化推進事業』について関連して伺います。

本市の『燃せるごみ』のうち、25〜27%を有している生ごみをいかに減らすかによって、焼却する量を減らすことができるかがかかっていると思います。

この為の1つの手段が『家庭用生ごみ減量化処理機』かと思うのですが、新年度はどのようにこれをより普及啓発・利用していただく為の取り組みを行なうんでしょうか?



推進課長の答弁

普及の方法でございますが、今まではやはり広報紙ですとか販売しているお店にうちの方のパンフレットを置いて頂いたりとか補助の申請書を置いていただいたりとかしております。

また、ホームページですとかそういったことで、考えられるあらゆる手段を一応やっているつもりですが、やはり委員おっしゃるようにですね、『生ごみの減量化』というのは非常に大切なことですんで、なお一層、力を入れていきたいと思っております。



リサイクルプラザ館長の答弁

今の件で補足でございますけれども、3月21日、『第50回アイクルフェア』が開かれます。

第50回アイクルフェアのチラシより

第50回アイクルフェアのチラシより


その中でもですね、『生ごみ処理機の展示』というのもやりますので、そんな形でも啓発を進めていきたいと思っております。



フジノの質問

『アイクルフェア』が記念すべき第50回ということで、その場でもこの普及啓発をしていただけるということで大変ありがたく感じています。

資源循環部に質問するフジノ

資源循環部に質問するフジノ


『啓発』は『対・一般向け』と『対・事業者向け』と行なっておられるということを伺ったのですが、例えば『小学生のリサイクル学習事業』でもこれはやっておられるんでしょうか?



リサイクルプラザ館長の答弁

『小学生の体験事業』の中身は、まず講堂で『リサイクルプラザ』また『横須賀市の分別』などその辺をまず学んでいただきまして、その後、工場の中を見学すると基本的にはそういう形になっています。

ただ、ガイドの方でですね、口頭でいろいろ『減量化の手法』ですとか『横須賀市の現状』ですとか、そういうこともお伝えしておりますので、「生ごみを減らしていこう」といったことですとか、そういったことも学んで頂いております。



フジノの質問

かねてから、それこそ旧『民生常任委員会』(教育福祉常任委員会の前身にあたる委員会です)に環境部(資源循環部の前身にあたる部です)があった時から、

「小さい時からの啓発が大切だ」ということをお伝えしてきました。環境部のみなさんにも同じ想いを持って頂いたと思います。

そんな中でやはり『燃せるごみ』の4分の1ですよね、4分の1を占めている『家庭用生ごみ』がなんとか減らせれば、大きく本市にも貢献するし、誰にとっても良い結果を生むということだと思うのですね。

その意味で今の質問をさせていただきました。

『小学校』についてはこれでよろしいかと思うのです。ほぼ全校、毎年、見学に来て頂いていますし、こういうふうに堆肥化することもできるんですよという仕組みも知ることができるので。

けれども、『中学校』『高校』に対する啓発というのはどう行われているのでしょうか?



推進課長の答弁

『子どもごみ教室』という名目でですね、中学校から高校にもご案内はさし上げているところです。

「事務概要(平成25年度実績」資源循環部の説明資料部分より

「事務概要(平成25年度実績」資源循環部の説明資料部分より


平成25年度実績では、少学校の他に中学校でも4回。

それから過去、平成21年度になりますが、高校でもやっております。

まあ、なかなか高校は「忙しい」ということでご希望が少ないのですけれども、そういったことで『子どもごみ教室』といったことでご案内を差し上げております。



フジノの質問

ありがとうございます。

引き続き、『子どもごみ教室』の中でぜひ『家庭から排出されている生ごみ』の減量化をさらに訴えていっていただきたいと思います。

先日、新聞報道で知ったのですが、

三浦半島のうち我が横須賀市長を除く各市町の首長が集まって、堆肥化の為の機具である『キエーロ』というものを各まちの首長がご自宅で実際に使っていて、町民や市民に普及啓発を促している

という様子が報じられました。

2014年11月15日・神奈川新聞

葉山発祥のごみ処理器「キエーロ」普及へ 首長と大学がタッグ

ごみ問題の解決に連携して取り組むことを確認した鎌倉市の松尾市長、逗子市の平井市長、葉山町の山梨町長、関東学院の規矩学長、小山副学長(右から)。手前がキエーロ=関東学院大

ごみ問題の解決に連携して取り組むことを確認した鎌倉市の松尾市長、逗子市の平井市長、葉山町の山梨町長、関東学院の規矩学長、小山副学長(右から)。手前がキエーロ=関東学院大

◇学生食堂、寮に導入

ごみ問題をテーマとし、鎌倉市の松尾崇市長、逗子市の平井竜一市長、葉山町の山梨崇仁町長がそろって出席したシンポジウムが14日、関東学院大学(横浜市金沢区)で開かれ、3者と同大が連携し、課題解決に取り組むことを確認した。

同大は手始めに、自然の力だけで生ごみを分解でき、3市町が普及に力を入れる葉山発祥の処理器キエーロを学生食堂、学生寮、運動部寮に導入すると表明した。

学生や市民の関心を高めるため、来年度にはキエーロのデザインコンテストを実施することも明らかにした。

3首長は現状報告で、一般会計に占めるごみ処理費は、鎌倉市が7%、逗子市が13%、葉山町が11%に及ぶことを示し、「ごみを燃やし、埋める費用は、お金を燃やし、埋めていることと同じだ」と強調。

『家庭系の燃やすごみ』の約5割が『生ごみ』であるため、キエーロなど処理器の普及が課題解決の鍵になると訴えた。

 逗子市在住の経済学部3年の男子学生(21)は「ごみのことを気にしたことはなかったが、『ごみ処理経費は金を捨てているのと一緒』と聞いて気が変わった。生ごみは汚いというイメージだったが、自分にもできることに取り組みたい」。不動産業界への就職が決まっている都内在住の同学部4年の男子学生(23)は「近隣住宅同士のごみの苦情も、キエーロを各家庭で使うことで解消できるのではないか。シンポを聞き、新しい発見がいろいろあった」と話していた。

「生ごみがなくなるのが楽しい」「キエーロは世界を救う」-。

自然の力で生ごみを分解するキエーロ。

かねて愛用する3首長はシンポジウムで、“キエーロ愛”に熱弁を振るった。

「最初は妻に『虫がわく』と反対されたが、実際やると全然気にならない。さらに天ぷら油もカレーも処理できるんですよ」

平井竜一逗子市長が使い勝手の良さを力説。

山梨崇仁葉山町長は

「家庭菜園の堆肥に使うとおいしい野菜もできますし。生ごみが消えるのがすごく楽しいんですよね」

と実用例を紹介した。

松尾崇鎌倉市長は

「パーティーで出た生ごみを、もらって帰ったこともある。いつでも快適に埋められるように、うちには今5台ある」

と披露し、会場を驚かせた。

『燃やすごみ』の約半分を占めるのが『生ごみ』。

3首長は、各家庭で『生ごみ』を処理できれば、運搬費用などに掛かる億単位の税金を節減できることや、二酸化炭素などの環境負荷を軽減できることにも言及。

「キエーロは単なる箱だが、世界を救うことができる」(松尾市長)と、可能性を熱く語った。

その上で

「学生寮などで使ってもらい、キエーロ製作ワークショップなどにも関わってもらえたら」

と学生の若い力に期待を寄せていた。

あれは「素晴らしいメッセージだ」というふうに僕は受け止めました。

逆に「何故この場に横須賀市長が居てくれないんだろう」というすごく残念な気持ちにもなりました。

まず、何故、本市長はあの場に居なかったんでしょうか?

サイクリングパンフレットを配布するよりも、よほど意味のあることだと思うんですけれども。

これまで資源循環部が打ち出してきた『生ごみ減量化』のメッセージとも反する気がするんですが、いかがでしょうか?



資源循環部長の答弁

市長が居なかった理由については分かりません。



フジノの質問

やはり、「あの場に市長がおられなかった」ということは本当に残念だと思うんですね。

ぜひそれを挽回すべく、市長には先日もエレベーターの中でお会いした時にこのお話をした訳ですが、

やはり市長が前面に立って「生ごみ減量化っていうのは本当に大切なんだよ」とおっしゃってほしい。

過去の吉田市長の主張というのは、例えば「小さな紙ごみも分別して資源化できるんだよ」という本当に細やかなことをおっしゃってきた。

それが、『家庭用生ごみ』、これだけ25%も占めているのに『減量化』のアピールがあの場ではできなかった。

だから、平成27年度、ぜひアピールを市長が強くしていってほしいと考えているのですが、部長としてはどのようにお考えでしょうか?



資源循環部長の答弁

『キエーロ』についてもうちの補助メニューの中に入っておりますし、市長にも『アイクルフェア』の50回の時に市長も参加するような形になっています。

その中では、『キエーロ』の開発者も来て、『キエーロ』の展示もしますし、電気式の『生ごみ処理機』その他いろいろな製品も並べるようになっています。

ぜひそういう機会も捉えて、アピールしていきたいと思っています。



フジノの質問

予算説明資料29ページの『家庭用生ごみ減量化処理機器購入費補助金』の中に『キエーロ』については含まれているんでしょうか?

平成27年度当初予算説明資料・資源循環部よりp29

平成27年度当初予算説明資料・資源循環部よりp29





推進課長の答弁

コンポストの中に含まれております。



フジノの質問

『キエーロ』そのものはトタン1枚と木の板が数枚あれば、風通しを良くして傾斜をつけて、あとは畑と同じ原理で太陽の光が発酵させるというようなカンタンな仕組みなので、実際にかかる費用そのものはそんなに高くないし、

先日も関東学院大学のみなさんが作っておられる様子が報じられていました。

2015年3月3日・神奈川新聞

生ごみ処理器「キエーロ」
学生寮や食堂に設置 関東学院大生10台製作

協力をしながらキエーロを作る大学生ら=2月25日、関東学院大学

協力をしながらキエーロを作る大学生ら=2月25日、関東学院大学


関東学院大学(横浜市金沢区)の学生が、自然の力だけで生ごみを分解できる処理器「キエーロ」を10台製作した。

横須賀市追浜本町にある学生寮やキャンパスの食堂などに設置。家庭系の可燃ごみの約5割を占める生ごみの削減に向け、大学を挙げて取り組んでいく構えだ。

キエーロは葉山町の夫妻が考案した生ごみ処理器。

横長の木箱に入れた土に生ごみを埋めるだけだが、採光や通風の工夫でバクテリアの動きを活発にし、貝や太い骨などを除き生ごみを完全に分解でき、堆肥化する。

 もともと土の中にいる微生物の力を活用しているので、設置後に追加費用はかからない。生ごみは大半が水分のため、埋め続けてもほとんどかさが増えない。考案者がホームページ上で作り方を公開しているため、関心のある人が日曜大工などで自作できることも特色だ。

関東学院大で製作にあたったのは、大学側の呼び掛けに応じた寮生11人。

作業開始にあたり、学生生活部長でもある小山嚴也副学長が

「キエーロ普及の担い手の一つとして、関東学院が手を挙げた」

と意気込みを表明。規矩(きく)大義学長は

「小さな動きから、大きなうねりができたらいい」

と語った。

学生たちは、建築学が専門の小林謙二教授や大学院生らの指導の下、作業をスタート。あらかじめキットのように仕立ててあった木材を、クギやネジを使って組み立て、仕上げとしてニスを塗った。

約6時間で、予定していた10個を作り上げた。

学生寮や食堂に加え、横浜市金沢区にある体育会の野球部、ラグビー部、陸上部の寮にも設置する。

同市港南区にある同学院の認定こども園にも置いた。

キエーロの中に入れる土は、地盤工学が専門の規矩学長の研究室にある土を活用する。

実際に使用しながら、今後の展開を考えていく方針だ。

関東学院大は昨秋、キエーロ普及に力を入れる鎌倉市の松尾崇市長、逗子市の平井竜一市長、葉山町の山梨崇仁町長を招いてシンポジウムを開催。

連携してごみ問題の解決に取り組むことを確認しており、今回の製作もその一環。

ですから、実際の補助金額というのは少なくて済むと思うのですが、ここに書かれているのが『コンポスト容器30基』。

これだと『目標』としてはとても低く感じるんですね。

例えば、葉山町などですと、資源循環部のみなさんもう把握しておられると思うのですが、「町民の何割まで普及させたい」っていう目標を打ち出しておられる。

すごく、ごみに対する良い意味での危機感の現れだと思うんです。

このコンポスト容器30基分というのは少なすぎませんか?

どうお感じでしょうか?



推進課長の答弁

おっしゃるように『キエーロ』につきましても横須賀市は以前から補助しておりまして、平成22年から補助の実績がございます。

現在まで14基、補助しております。

今年度(2014年度)になりまして、やはり知名度があがってきまして今年度は8基、これまでの14基のうち8基が『キエーロ』補助しております。

おっしゃるように今後も増える可能性ございますんで、全体の中でまた見ていきたいとそう思っております。



フジノの質問

物事にはやはり『流行りすたり』があって、コンポストも一時期本当に流行りましたよね。

今は『キエーロ』という形で、電気を使わない、カンタンに作れるという形で、良い意味で『ブーム』が来ていると思うんです。

ここで一気に普及させることが、『燃せるごみ』の中の『家庭用生ごみ』を減量化することに大いに役立つと思うんです。

今、課長のご答弁の中で「様子をみながら」というお話があったんですが、ぜひですね、単価はとにかく低いので、補助限度額3万円には絶対にいかないはずです。

予備費の流用の範囲で十分に対応できると思いますので、もし要望が多くあれば30基を超えても50基・70基になってもぜひその時はご対応していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。



資源循環部長の答弁

対応できるような形で動きたいと思っています。

ぜひ予算が足りなくなるような好評になるようになればと思っています。



フジノの質問

繰り返しになるのですが、その為にも『普及啓発』にぜひ力を入れていただきたいと思います。

正直、部長も僕もたぶん同じ意見だと思うのです。

『減量化』できる手段が『電気式コンポスト』であれ『キエーロ』であれ、何でも正直なところいいと思うんです。

ただ今、認知度が急激に上がっていて、かつ各町・各市、首長まであげて訴えているこの波に横須賀市が乗らない手は絶対に無いと思っているんです。

ですので、平成27年度は、特にとにかくこの『普及啓発』『普及宣伝』に力を入れてほしい。

『子どもたちの工作教室』のような形で、どんどん宣伝もしていって頂きたいと思うのですが、その辺りのお考えをお聞かせ下さい。



資源循環部長の答弁

いろいろな機会を捉えて『キエーロ』も含めて、啓発をしていきたいと思いますけれども、『子どもたちの工作教室』というのはちょっと今の段階では難しいのかなとは思っております。



フジノの質問

やっぱりこういう事業には、旗振り役がいて、本当に大学生に教えてあげたり、いろんなところで教えてくれている名人みたいな人(発案者)がいますので、そういった方の講師としてのご活用などもお考えいただいて

そうして『子ども向け』『大人向け』いろんなかたちで、それこそマンション一棟まるまるで10個くらい作って頂くとかそれくらいやって頂けたら、かなりのごみの量が減らせることになると思うので

それはぜひ進めていただきたいと思います。

質疑は以上です。

『キエーロ』は本当にお勧めです。

そして、家庭が出す生ごみがゼロになれば、ごみの焼却量は大幅に減らせます。

当然、ごみに支出する税金も減らせます。

その分の財源をもとに福祉や教育に税金を回すことができます。

もちろん、新たなごみ焼却施設だって規模を小さくできたはずなのです。

それを吉田市長の消極的な姿勢が市民の足を引っ張っています。

フジノはそれが残念でなりません。

市民のみなさま、3月21日には第50回となる『アイクルフェア』が開催されますので、ぜひ遊びにいらして下さいね!

そこでは『キエーロ』実物の展示もありますし、『キエーロ』の発案者もいらっしゃいます。

吉田市長も来場して、果たしてフジノの質疑を受けた上で、果たしてどのような『ごみの減量化』のお話を市民のみなさまに向けて挨拶をするのか、注目したいと思います。

これまで歴代の資源循環部は、ごみを減らす為に一生懸命がんばってきました。

しかし、新ごみ焼却施設ではこれまでの市民のみなさまの分別へ費やして頂いた努力が水の泡になってしまうような側面もあります。

フジノはそれでもあえてごみの分別化・資源化を一生懸命進める道をこのまちは選ぶべきだと固く信じています。

世界を見渡しても、日本だけがごみを燃やし続けています。

異常なくらいに燃やしています。

日本はもっとごみを減らせます。燃やすこともやめることができます。

そのためには、ひとりひとりからスタートしなければなりません。

フジノであり、あなたであり、吉田市長がやらねば何も変わりません。

どうか一緒にごみをゼロにしていく為に、1つずつ一緒に動いていきましょう!

よろしくお願いします!



知って学んで意見交換して、みんなで「学童クラブ」を高めていこう!/三浦半島学童保育研究集会へ

第11回となった「三浦半島学童保育研究集会」に参加しました

今日は、総合福祉会館へ向かいました。

第11回を迎えた『三浦半島学童保育研究集会』に参加する為です。

「第11回三浦半島学童保育研究集会」プログラムより

「第11回三浦半島学童保育研究集会」プログラムより


名前のとおり、三浦半島の横須賀市・三浦市・逗子市・葉山町の学童保育に関わるあらゆる立場の方々が集まって、みんなで意見交換をして、ともに学びあっていこう、という素敵な場です。

会場にて

会場にて


『学童保育(学童クラブ・放課後児童健全育成事業・放課後クラブなど呼び名はいろいろあります)』といっても、それぞれのまちごとにいろいろなことが違います。

  • スタートした年
  • 位置づけ(逗子市は公設民営。葉山町では公設公営+民設民営。横須賀・三浦は民設民営)
  • 運営主体(横須賀は運営委員会+法人、三浦市は全て保護者会、逗子市は株式会社+保護者会)
  • 保護者が支払う保育料(葉山町では無料。逗子市は1万2,000円。三浦市は1万5000〜1万6000円。横須賀市では1万8,000〜2万5,000円!)
  • 学童クラブが入っている建物(逗子市では全ての小学校に学童クラブが必ず入っている。他のまちは一部学校・残りは民家やアパートやマンションや空き店舗での賃貸など)
  • 学童クラブが開所している時間帯

などなど、何もかもが異なります。

第6分科会資料より

第6分科会資料より


さらに、それぞれのまちの学童クラブもいろいろな形があります。どれが「正解」というものはありません。

そうした『違い』を学びながら、お互いの『良い所』を学びあって、どんどん取り入れ合っていくことがとても大切だとフジノは考えています。

何度目かの参加になりますが、毎回参加するたびに『学び』があります。今日もたくさん『学び』がありました。



第6分科会「三浦半島の学童保育」に参加、意見交換をしました

午前は全体会、午後は6つの分科会に分かれての取り組みとなりました。

  1. 入門講座「学童保育ってなあに?」
  2. 「今どきの子どもたち〜子どもの姿に悩んだら〜」
  3. 「子どもを取り巻くインターネット事情とその課題」
  4. 「今、学校で」
  5. 「一緒にあそぼう」
  6. 「三浦半島の学童保育〜各地域の課題、運動の交流〜」

フジノが選んだのは、第6分科会です。

『三浦半島の学童保育〜各地域の課題、運動の交流〜』

平成27年度に本格実施される『子ども・子育て支援新制度』に向け、全国どの自治体でも『子ども子育て会議』を設置し、学童保育に関しても支援計画や『整備および運営に関する条例』の策定を進めています。

条例に関しては、すでに横須賀市では条例案を示しパブリックコメントを実施、議会で審議がなされています。

三浦市、逗子市そして葉山町でも今年中に条例案の審議がされる運びとなります。

これからの学童保育施策に関わる各自治体の動きを交流し、私たちの望む学童保育を求めるために 今後どのような運動(働きかけ)が必要とされるのかを考えていきましょう。

  1. 学童保育に関する国の動きはどうなっているのでしょう。
    • 児童福祉法の改正
    • 子ども・子育て支援新制度
    • 子ども・子育て支援事業計画
    • 放課後児童クラブの設備及び運営に関する条例(省令)
    • 放課後児童支援員
    • 放課後子ども総合プラン
  2. 自己紹介も兼ねて各地域の現状と課題を出し合いましょう。
    横須賀市、逗子市、三浦市、葉山町
  3. これからの働きかけ

ついおとといの本会議で、横須賀市では『放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例(通称・学童保育条例)』が成立しました。

(まさに)ずっとこの条例(学童クラブの設備や運営の最低基準を法律で定めること)をフジノは追いかけ続けてきました。

第6分科会へ参加しました

第6分科会へ参加しました


それにもかかわらず、横須賀市議会ではフジノ1人だけが反対票を投じ、反対討論にまで立ちました。

何故そうした決意を持つに至ったのか、率直な想いを語りたいという気持ちもありました。

また、三浦半島の他市町はこの条例を議会に提案していません。だから、他のまちの方々にも参考にしてほしいという想いもありました。

意見交換が続きました

意見交換が続きました


この分科会は、約25名の参加でした。

横須賀は約15名、三浦・葉山・逗子からは約5名です。

メンバーは、学童クラブの指導員の方々、保護者の方々、行政の担当者の方々、そして政治家。

しかし、1つ、とても残念なことがありました。

三浦・葉山・逗子からは、こども家庭福祉カンケーの行政担当者の方々が出席されていました。

けれども、横須賀市役所からの参加はゼロでした(涙)

市議会議員の参加は、横須賀からはフジノ、葉山町からは長塚かおる議員でした。

とても良い意見交換ができました。フジノもどんどん発言しましたし、他のまちの方々に質問もたくさんしました。

休憩時間もありましたが、そこでもフジノも意見交換を続けました。



次の勝負は「子ども・子育て支援事業計画」づくりです!

現在の学童クラブを、こどもたちが健やかに安心して暮らしていかれる場にする為に、これからも改善しなければならないことばかりです。

今日の研修は、『その為にやらねばならない多くのこと』をフジノにたくさん教えてくれました。

「子ども・子育て支援事業計画」策定作業

「子ども・子育て支援事業計画」策定作業


『条例』は成立しましたが、次は『子ども・子育て支援事業計画』づくりです。

下は、横須賀市の計画づくりのスケジュールです。

日程内容
平成26年10月第8回分科会
審議内容: 計画案(パブリック・コメント手続案) について
平成26年11月パブリック・コメント手続
平成27年1月第9回分科会
審議内容: パブリック・コメント手続の結果
平成27年1月児童福祉審議会
市長へ計画案の答申
平成27年3月議会報告・計画公表

計画の事務局案はすでにほとんど出ています。

フジノとしては先日の一般質問でも、計画事務局案に足りない視点を指摘しました。

今回の『学童クラブ条例』策定で盛り込めなかったことは、計画の中にしっかりと位置づけるように努力したいです。

学童クラブ関係者のみなさま、12月議会に向けてもう1回、意見交換しましょうね!

ということで、今日の研修は本当に素晴らしい機会となりました。

こどもたちの健やかな暮らしを守る為にがんばっている三浦半島のみなさんと、来年も再来年もぜひこの場でお会いしたいです。

本日はありがとうございました!



2012年第2回臨時会(12月27日)市長への質疑

藤野英明です。よろしくお願いします。

27fujino7

葉山町ごみ処理広域化脱退損害賠償請求事件の第二審判決を受けて、市長は上告を求めて議案第150号・訴えの提起を提案しました。

しかし、上告しても判決が覆る可能性は低く、市民のみなさまに何の利益も与えないどころか、三浦半島全域に暮らす方々に不利益を被らせる可能性が高いと僕は判断しました。

そこで、以下の数点について市長の見解を伺います。

1.今年1月の葉山町長交代は本訴訟を早期解決に向かわせる好機だったはずだが、その為に吉田市長は、どのような取り組みをしたのか。

蒲谷前市長が起こしたこの訴訟は、三浦半島という狭い地域で隣り合う行政組織が訴えあう、住民不在の不毛な裁判でした。

本来、市長が交代した時点で訴訟を終えるべきでしたが、吉田市長は判断を誤り、訴訟を継続させました。

しかし今年に入って、もう1度チャンスがやってきました。

葉山町長の交代です。

今年1月の葉山町長選挙において山梨崇仁候補が掲げたマニフェストには、「ごみ処理」についてこのように記してあります。

「葉山町には最終処分場がありません。中間処理である焼却炉を含め、近隣自治体とのパートナーシップ、事業連携で安定的なごみ処理体制を再構築します」

森英二・前町長の押し進めたごみの単独処理からの方針転換を明確に打ち出していました。横須賀・三浦との訴訟も継続したくないという考えです。

つまり、町長交代を受けて、市長と新しい葉山町長が解決に向けてお互いに努力をすれば、住民不在の不毛な裁判をもっと早く終わらせることができたはずなのです。

そこで、これまで吉田市長は解決に向けてどのような取り組みをしてきたのか、次の4点について伺います。

【質問】
(1)今年1月に山梨崇仁氏が葉山町長に就任した後、この訴訟に関わる問題について、市長は葉山町長と直接に会って意見交換を行なったのでしょうか。

【質問】
(2)意見交換を行なったのであれば、いつどのような形で行ない、どういった内容を話し合ったのでしょうか。

【質問】
(3)意見交換をしていないのであれば、その理由は何故でしょうか。

【質問】
(4)葉山町長の交代後、本訴訟を早期解決に向かわせる努力として、市長は具体的にどのような取り組みをしてきたのでしょうか。

お答え下さい。
 

2.第二審判決が出た12月19日、市長を訪問した葉山町長の面談を拒否した理由は何故か。また、市長の対応に問題はなかったか。

第二審判決が出た12月19日、葉山町長は横須賀市役所と三浦市役所を訪れました。葉山町長はその理由を「町として争う意思は無く、誠意を示そうとして訪れた」と報道陣に述べています。

けれども、三浦市長は市長不在との理由から、横須賀市長は面談を拒否し、どちらの市長とも面談できませんでした。

テレビや新聞で報じられてこれを知った多くの市民の方々が驚きました。

住民不在の不毛な訴訟を終わらせる為には、トップ同士が腹を割って話し合うことが大切であるにも関わらず、市長という責任ある立場の人間が「会いたくない」と面談を拒否することはあってはならない、と僕は強い疑問を感じました。

面談を拒否した意図がどこにあったのか全く理解できませんので市長に、以下の6点について伺います。

【質問】
(1)事前に連絡が無かった為に葉山町長との面談を市長は拒否したと報じられていますが、それは事実でしょうか。

【質問】
(2)12月19日に第二審判決が出るとのスケジュールはこの訴訟の関係者は誰もが前もって知っている公然の事実であるにも関わらず、あらかじめ葉山町長(あるいは葉山町の事務方)から吉田市長に面談してほしいとの打診は事前に一切無かったのでしょうか。

【質問】
(3)12月19日の午後は、わずか数分間の面談が実現できないほどに市長は過密なスケジュールだったのでしょうか。葉山町長の来庁前後の市長の日程は具体的にどのようなものだったのか、総務部長、お答え下さい。

【質問】
(4)日程が理由ではなく、あえて面談を拒否したのでしょうか。もし何か戦略的な意図があって、あえてそうしたのであれば、面談を拒否することで横須賀市長は葉山町長にどのような意思を示す意図があったのでしょうか。

【質問】
(5)面談拒否を報道で知った多くの市民の方々は、むしろ吉田市長の大人気ない対応に深く失望している現状をどのように受け止めているのでしょうか。
 
【質問】
(6)葉山町長の訪問が突然の事だったとしても、あえて市長は会う時間を割くべきだったのではないでしょうか。

ここで過去の経緯を1つ挙げます。

27fujino6

訴訟において横須賀市はごみ処理広域化の枠組みからの脱退にあたって葉山町が「取るべき手続きを踏んでいない」と主張してきました。

一方、葉山町は手続きを踏んだと主張しています。

それは、そもそも平成20年に葉山町がごみ処理広域化の枠組みから脱退した時、葉山町長の面会の求めに蒲谷前市長が応じることができず、かわりに副市長が面会をしたことに起因しています。これをもって葉山町長は、広域化の枠組みを脱退するにあたって「取るべき手続きを踏んだのだ」と主張したのです。

こうした過去の経緯を考えれば分かるように、会わなかったことが『脱退』という相手の真意を汲めずに、結局は、訴訟へとつながりました。

吉田市長の今回の面談拒否という対応は、前市長と全く同じ轍を踏んでいます。

しっかりと葉山町長に会って、腹を割って対話を重ねて、お互いの妥協点を探して努力するという対応こそが、必要だったのです。

つまり、市長は相手方に非があろうがなかろうが、葉山町長と面談をすべきだったのではないでしょうか。

お答え下さい。
 

3.有権者の負託という選挙結果に基づく政治情勢の変化を「司法」が判断することの『限界』について、自らもマニフェストを掲げて当選を果たした吉田市長はどのように考えているか。

そもそもこの訴訟を起こしたことそのものが間違っていると僕が考える理由の1つは、「政治」と「行政」が本来の働きをせずに安易に「司法」に判断を委ねたからです。

本来は、「政治」が決着をつけるべき課題を「司法」に判断させることは「政治」の努力不足です。

また、行政組織である市役所と町役場が対立して自らの努力では問題を解決できずに「司法」に判断を委ねることは「行政」として敗北です。

吉田市長は政治家であると同時に行政のトップでありながら、自ら解決する努力を放棄して「司法」にその判断をあおぐという安易な選択をしたのは、政治家としても行政トップとしても失格です。

市長ご自身はその意味を理解しておられるでしょうか。

27fujino3

今回、高等裁判所の第二審の判決文を読んで、政治・行政の判断に対して司法が価値判断を下すことの無理を改めて痛感しました。

具体的には、13ページ6行目から9行目にこう記されています。

「地方公共団体の施策決定の基盤を成す政治情勢の変化をもってただちに前記のやむを得ない客観的事情にあたるものと解すべきではない」

分かりづらいので僕の言葉で言い直しますと、

「選挙で町長が交代したからといって政策を変えるということはやむを得ない事情とは言えない」

と高等裁判所は判断した、ということです。

けれども、それは間違っています。

そもそも選挙とは、これまでの政策を続けるか、それともその政策を変えるべきか、という有権者の選択の場です。

その有権者から投票という形で負託を受けた新しい首長が自らの掲げた選挙公約やマニフェストに基づいて、それまで継続されてきた政策を大きく転換する可能性があるということは当然の前提なのです。

継続されてきた政策を転換することで、新たな利害やトラブルが当然ながら発生します。

そうしたリスクにも関わらず、政策を変えることができるのは首長の決断には選挙によって民意という正当性が付与されるからなのです。

こうした選挙によるダイナミックな政策転換こそが民主主義の根本的な原則だと僕は信じています。

それを今回の判決文のように「司法」が「やむを得ない客観的事情にあたるものと解すべきではない」と判断を下したことは、「司法」の越権だと僕は考えています。

また、選挙による有権者の選挙公約・マニフェストへの負託が軽んじられた司法判断だと僕は考えています。

そこで市長に伺います。

【質問】
自らもマニフェストを掲げて当選を果たした吉田市長は、第二審判決文の当該部分について、どのように考えているのでしょうか。

お答え下さい。
 

4.訴訟を続けることは、三浦半島全体に不利益をもたらすのではないか。

僕がこの訴訟そのものに反対してきた理由の1つは、行政組織同士の対立は住民に不利益をもたらすからです。

地図の上では行政組織ごとに境界線が引かれていても、実際に暮らしている住民にとって、三浦半島の中に境界線は存在していません。

葉山町・横須賀市・三浦市を含めた三浦半島は一体のもので、歴史的・文化的にも相互に深くつながっており、経済的にも密接な関係にあります。

湘南とも横浜とも違う、半島という地域特性によって、1つの存在としての一体感を持っています。

さらに市や町の枠組みを超えた半島全体での取り組みも実際に増えています。

具体的に保健医療福祉分野で例を挙げれば、三浦半島は1つの「2次医療圏」であり、1つの「障がい保健福祉圏域」であり、1つの「高齢者保健福祉圏域」です。

「横須賀三浦障がい保健福祉圏域自立支援協議会」や「三浦半島地区メディカルコントロール協議会」などの組織も協同で設置しています。

1つの自治体では対応することが不可能な保健医療福祉サービスを圏域全体で協力して対応しなければ、住民のいのちと暮らしは守れないからです。

三浦半島はひとつになって、お互いに力を合わせて協力しあっていかなければ、この厳しい経済社会状況の中、共倒れになるだけです。

それにも関わらず、すでに4年間にわたって、半島の中で訴訟を続けていることは明らかに異常事態です。

訴訟の結果、見かけ上は賠償金が得られるとしても、実際には狭い半島の中で「葉山地域」の住民の税金が「横須賀地域」に移動するだけのことで、商業的な付加価値も生まなければ、何の経済効果も無く、納税者にとっては全く無意味です。

上告していたずらに訴訟を続けることは住民の想いとかけ離れているばかりか、

保健医療福祉をはじめとする三浦半島圏域で一体となって行なわねばならない取り組みにも、悪影響を与えるのではないかと強い懸念を抱いています。

【質問】
市長は、こうした懸念の声にどう答えるのでしょうか。

お答え下さい。

5.この訴訟は具体的に市民にどんな利益をもたらすのか。

上告をして訴訟を続けた末に、市民にどんな利益がもたらされるのか、全く見えません。

街角でも、井戸端でも、市民は誰もこの訴訟を話題にしません。

訴訟の内容そのものを説明しても、上告など誰も望んでいないのが現実の市民の声です。

27fujino2

そして、こんな裁判に対しても市民のみなさまからお預かりした大切な税金が使われていることに強い怒りがあります。

あえて税金を投じてまでこんな訴訟を継続する必要性は無いと僕は断言します。

こうした僕の意見に対して、そして市民のみなさまに対して、市長はどう説明するのでしょうか。

【質問】
(1)上告しなかった場合、本市が受けられる賠償金額はいくらなのでしょうか。また、上告しなかった場合のこれまでの訴訟に関わる総費用はいくらでしょうか。

【質問】
(2)上告して敗訴した場合、本市が受けられる賠償金額はいくらなのでしょうか。また、上告して敗訴した場合の訴訟に関わる総費用はいくらになる見込みでしょうか。

【質問】
(3)吉田市長は、この訴訟を続けることが市民にどのような利益をもたらすと考えているのでしょうか。

【質問】
(4)吉田市長は、上告しても敗訴した場合、市民に不利益を与えることになるとは考えていないのでしょうか。

以上お答え下さい。

27fujino1

質問は以上ですが、議案について、最後にひとこと申し上げたいことがあります。

こんな訴訟を続けることで、市役所の職員が何名もかかりきりになり、担当者、課長、部長、副市長、市長、そして市議会議員と多くの人間の大切な時間がこれに費やされてきました。

相手方の葉山町でも、三浦市でも同じようにたくさんの人間がこの訴訟に時間を奪われています。

さらに今日はこうして臨時議会まで行われています。

本当であれば、もっと他の仕事に費やすことができた貴重な時間が失われてしまいました。

これだけ多くの人間がこの問題でこれまでに費やした時間を金額に換算したら、税金が一体いくら不毛に浪費されたことになるのでしょうか。

何千万円どころでは無く、何億円にものぼると思います。

この訴訟は人件費がムダになったから賠償しろという内容ですが、この訴訟をしていることそのものがむしろ、人件費の壮大なムダになっていることを理解すべきです。

市民のみなさまは、我々政治家に対して、もっと意義のある仕事をしてほしいと望んでいるはずです。

市長が議案を出してきた以上しっかりと質疑は行ないますが、

「こんな議案を審議する為に僕は政治家になったのではない」

と、とても虚しく感じます。

被災地のがれき受入問題、そして今、漁網受入問題でも、吉田市長の対応のまずさによって、地域に暮らす人々はお互いに疑心暗鬼になりました。地域の絆が損なわれかねない苦しい状況に追い込まれています。

地域を守る、人々の絆を守ることが本来の政治家の仕事のはずです。

かつて2009年の所信表明演説で吉田市長は、三浦半島の「半島文化」について述べて、0468の市外局番を持つ三浦半島で暮らす我々を『三浦半島人』と呼びました。

そんな吉田市長の本来の仕事はその『三浦半島人』の絆を守ることではありませんか。

この小さな半島の中でお互いに争いを続ける為の議案を出す為に吉田市長は市長になったのでしょうか。

吉田市長は何をすべきだと信じて市長になったのか、初心に帰ってほしいと切に望みます。

市長の誠実な答弁を期待して、これで僕の一問目を終わります。

 

 

 

葉山と訴訟を続けることは無意味だ/臨時議会で市長に質疑します

昨日からけさ4時までかかって、市長への質疑の内容を記した『発言通告書』をようやく完成させました。先ほど、市議会事務局に提出して受理されました。

12月27日に開かれる臨時議会で、フジノは吉田市長に対して質疑を行ないます。

発言通告書の内容は下の通りです。


議案第150号・訴えの提起について

葉山町ごみ処理広域化脱退損害賠償請求控訴事件の第二審判決を受けて、本市は上告する為に議案第150号を提案したが、以下の数点について市長の見解を問う。

1.2012年1月の葉山町長交代は本訴訟を早期解決に向かわせる好機だったはずだが、その為に吉田市長はどのような取り組みをしたのか。

2012年1月の葉山町長選挙において山梨崇仁候補が掲げたマニフェストには、「ごみ処理」について「葉山町には最終処分場がありません。中間処理である焼却炉を含め、近隣自治体とのパートナーシップ、事業連携で安定的なごみ処理体制を再構築します」と記されていた。

つまり、ごみの単独処理を押し進めた森英二・前葉山町長の方針からの転換を明確に打ち出していた。

したがって、前町長時代に横須賀市・三浦市との間に起こった訴訟に対しても、継続したくないという考えであると推測できる。町長交代は2市1町にとって訴訟を早期に終わらせる好機だったはずである。

そこで以下の4点を問う。

(1)2012年1月に山梨崇仁氏が葉山町長に就任した後に、この訴訟に関わる問題について、吉田市長は葉山町長と直接に会って意見交換を行なったのか。

(2)意見交換を行なったのであれば、いつどのような形で行ない、どういった内容を話し合ったのか。

(3)意見交換をしていないのならば、その理由は何故か。

(4)葉山町長の交代後、本訴訟を早期解決に向かわせる努力として、吉田市長はどのような取り組みをしてきたか。

2.第二審判決が出た12月19日、横須賀市長を訪問した山梨町長の面談を拒否した理由は何故か。また、市長の対応に問題はなかったか。

第二審の判決が出た12月19日、葉山町長は横須賀市役所と三浦市役所を訪れた。葉山町長はその理由を「町として争う意思は無く、誠意を示そうとして訪れた」と報道陣に述べた。

しかし、横須賀市長は面談を拒否し、三浦市長は不在との理由で、どちらの市長ともに葉山町長と面談をしなかった。

市長という責任ある立場が面談を拒否したという事態は、多くの市民を驚かし、私自身も市長の対応に疑問を感じた。

そこで以下の点を問う。

(1)事前に連絡が無かった為に葉山町長との面談を横須賀市長は拒否したと報じられているが、それは事実か。

(2)12月19日に第二審判決が出るとのスケジュールは公然の事実であるにも関わらず、あらかじめ葉山町長(あるいは葉山町の事務方)から市長に面談してほしいとの打診は事前に一切無かったのか。

(3)12月19日の午後は、わずか数分間の面談が実現できないほど市長は過密なスケジュールだったのか。葉山町長の来庁前後の吉田市長の日程が具体的にどのようなものであったか、総務部長に問う。

(4)日程が理由ではなく、あえて面談を拒否したのか。もしそうならば、面談を拒否することで横須賀市長は葉山町長にどのような意思を示す意図であったのか。

(5)面談拒否を報道で知った多くの市民が、むしろ吉田市長の大人気ない対応に失望している現状をどう受け止めているか。

(6)葉山町長の訪問が突然の事だったとしても、あえて吉田市長は会う時間を割くべきではなかったか。

そもそも平成20年に葉山町がごみ処理広域化の枠組みから脱退した時、葉山町長の面会の求めに蒲谷前市長が応じることができず、副市長が会った。それをもって葉山町長は取るべき手続きを踏んだ上で脱退をしたと主張し、横須賀市は手続きを踏んでいないと主張してきたという過去の経緯がある(平成22年第4回定例会・民生常任委員会での環境部長による答弁を参照)。

こうした過去の経緯を考えれば、吉田市長の今回の対応は、前市長と同じ轍を踏んでいる。

しっかりと葉山町長に会って、対話の記録を残し、相手の良いようにこちらの言質をとらせない、という対応こそ必要だった。

つまり、市長はあえて葉山町長に会うべきだったのではないか。

3.有権者の負託という選挙結果に基づく政治情勢の変化を、司法が判断することの限界について、自らもマニフェストを掲げて当選を果たした吉田市長はどのように考えているか。

第二審の判決文13ページ6行目から9行目には「地方公共団体の施策決定の基盤を成す政治情勢の変化をもってただちに前記のやむを得ない客観的事情にあたるものと解すべきではない」と記されている。

しかし、そもそも選挙とは、有権者の負託を受けた新しい首長が自らの掲げた選挙公約やマニフェストに基づいて、それまで継続されてきた政策を転換する可能性があることが当然の前提である。継続されてきた政策を転換することで利害が生じるにも関わらず、選挙によって有権者の付託を受けた首長の決断には民意の裏付けという正当性が付与される。

そうした選挙によるダイナミックな政策転換こそ民主主義の根本的原則だが、それを司法が「やむを得ない客観的事情にあたるものと解すべきではない」と判断してしまうことは、司法の越権ではないか。また、選挙による有権者の選挙公約・マニフェストへの負託が軽んじられたと司法判断と言えるのではないか。

自らもマニフェストを掲げて当選を果たした吉田市長は、第二審判決文の当該部分について、どのように考えているのか。

4.訴訟を続けることは、三浦半島全体に不利益をもたらすのではないか。

葉山町・横須賀市・三浦市を含めた三浦半島一帯は、歴史的文化的なつながりだけでなく、経済的にも密接な関係にある。

さらに保健医療福祉においては、三浦半島一帯は1つの「2次医療圏」であり、1つの「障害保健福祉圏域」であり、1つの「高齢者保健福祉圏域」である。さらに「横須賀三浦圏域障害者自立支援協議会」「4市1町介護保険情報連絡会」、「三浦半島地区メディカルコントロール協議会」などの組織も協同で設置している。

1つの自治体では対応することが不可能な保健医療福祉サービスをこうした圏域で協力して対応しなければ、地域住民のいのちと暮らしは守れない。

にも関わらず、すでに四年間にわたって、となりまちと訴訟を続けていることは明らかに異常事態である。

(1)このような自治体間の訴訟は住民の想いとかけ離れており、上告していたずらに訴訟を続けることは、保健医療福祉をはじめとする三浦半島圏域で一体となって行なわねばならない取り組みにも悪影響を与えるのではないか。こうした懸念に対して市長はどのように答えるのか。

5.この訴訟は具体的に横須賀市民にどんな利益をもたらすのか。

上告をして訴訟を続けた末に、横須賀市民にどんな利益がもたらされるのか、全く見えない。街角でも、井戸端でも、市民は本訴訟を話題にもしないし、訴訟の内容を説明しても誰も上告など望んでいないのが現実の市民の姿である。

税金を投じてまで本訴訟を継続する必要性を市民のみなさまに対して、市長はどう説明するのか。

(1)上告しなかった場合、本市が受けられる賠償金額はいくらか。また、上告しなかった場合のこれまでの訴訟に関わる総費用はいくらか。

(2)上告して敗訴した場合、本市が受けられる賠償金額はいくらか。また、上告して敗訴した場合の訴訟に関わる総費用はいくらになる見込みか。

(3)吉田市長は、この訴訟を続けることが横須賀市民にどのような利益をもたらすと考えているのか。

(4)吉田市長は、上告しても敗訴した場合、横須賀市民に不利益を与えることになるとは考えていないのか。


 
以上です。

フジノは、そもそもこの訴訟自体が間違いだ、という考えです。

訴訟を行なう議案にも反対し、控訴する議案にも反対しました。もちろん今回の上告を求める議案にも反対します。

そして、訴訟そのものについてだけでなく、となりまちとの関係を改善しようという努力をしなかった吉田市長の姿勢に対して、強い憤りを感じます。

4年間にわたって訴訟が続いた異常事態を解決しようという努力が全くありませんでした。

政治・行政が自ら汗をかく努力を放棄して、司法にその判断を委ねることは、政治・行政の敗北です。

そもそも司法が解決してくれるならば、市長なんて存在する価値はありません。

臨時議会が開かれます/葉山との訴訟を終わらせるべきだ

今日は議会運営委員会が開かれました。

議会運営委員会が開かれました

12月27日に1日限りの臨時議会を行なうことが決まりました。

2012年12月21日・神奈川新聞より

2012年12月21日・神奈川新聞より

横須賀市は、約4年間にわたって、葉山町と裁判を行なっています。

その二審(高等裁判所)の判決が12月19日に出たのですが、横須賀市にとって不利な判決だったので上告をしたい、と吉田市長は判断しました。

市町村が訴訟を行なうには議会の議決が必要です。その為、吉田市長は議会を招集しました。

これが臨時議会が開かれる理由です。

議会運営委員会審査事項

これまでの経緯を簡単にご紹介します。

1997年、国から都道府県に対して、『ごみ処理の広域化計画について』というタイトルの通知が出されました。

今後、各都道府県はごみ処理の広域化について検討し、広域化計画を作り、それに基づいて市町村を指導するように、という内容でした。

その通知に基づいて、翌1998年7月、『横須賀・三浦ブロックごみ処理広域化協議会』が設置されました。

三浦半島の4市1町(横須賀・三浦・鎌倉・逗子・葉山)でごみ処理を広域化する方向が検討されはじめました。

その後、2005年12月に4市1町首長会議の場で、2つのグループに分かれることが決まりました。つまり、鎌倉市と逗子市の2市は別グループとなって広域処理を検討することとなりました。

こうした紆余曲折を経て、横須賀市は三浦市と葉山町と共に2市1町でごみの広域処理を検討してきたのです。

2市1町による計画案も完成して、あとは国に申請をすれば実際にスタートするところまで進んでいました。

パブリックコメントの為の資料

パブリックコメントの為の資料

2008年1月、葉山町で町長選が行なわれました。森英二候補が『ごみ処理広域化からの脱退』を掲げて、当選しました。そして、当選後、公約どおりに脱退しました。

残念ながら横須賀市は葉山町長選挙の行方をしっかりと追いかけ切れていなかったのです。(2008年1月29日の活動日記をご覧下さい)

この脱退に対して、横須賀市は三浦市と一緒に、2008年8月に葉山町に対して損害賠償を求めました。

スタート直前まで来ていた計画を破談にされたことで、横須賀・三浦の2市は損害を被った。だから葉山町がそれを賠償せよ、という理由です。

2008年10月28日、葉山町から賠償には応じられないとの回答を受けて、2009年1月29日に提訴し、裁判での決着を付ける道を横須賀市は選びました。

損害賠償として求めた金額は1億646万5969円です。

2011年4~5月には和解の協議を行ないましたが、失敗に終わりました。

2011年12月8日には第一審の判決が出ました

横須賀市には、330万円(事務費・調査経費として)だけが認められました。

1億円の損害賠償を求めたのに330万円しか認められなかったのは不服だとして、12月21日に横須賀市は控訴しました。

それから1年が経ちました。

2012年12月19日に、高等裁判所から判決が言い渡されました。

これが今までの経緯です。

フジノは、この訴訟そのものに反対です。

ですから、まず最初に2008年12月議会に市長から提案された訴訟の議案(106号)にも反対しました。

控訴する為に2011年12月議会に市長から提案された控訴の議案(104号)にも反対しました。

今回の上告を求める議案にも反対します。

(その理由については2008年8月28日の活動日記をご覧下さい)

三浦市、葉山町、横須賀市。

三浦半島に位置する3つのまちは、いずれは合併もせざるをえなくなるとフジノは考えています。

医療計画においても、同じ二次医療圏と指定されています。

きょうだいで訴訟を起こして、同じ家族の中で賠償金をとりあっても、誰も得をしないし、むしろ傷つけあうだけで無意味だとフジノは考えています。

すでに三浦半島全体が疲弊しきっている状況で、こんな訴訟に何の意味があるのでしょうか。

市長のくだらないプライドが満たされるだけで、市民には何の利益もありません。

情けないことに吉田市長は、昨日、葉山町長が横須賀市役所を訪れた際、面会を拒否しました。

20asahi

こういう対応は、間違っていると思います。

市民の利益とは何なのかをもっと吉田市長には考えてほしいです。こんな訴訟を続けることは、間違いです。もっと話し合いをしっかり行なって、解決を急ぐべきです。