秦好子さんと1時間以上も意見交換させていただきました/防災講座「女性の視点で考える防災〜避難所の運営に女性の目を」へ

防災講座「避難所の運営に女性の目を」に参加しました

今日は、逗子市の逗子文化プラザへ向かいました。

「女性の目から見る防災〜被災地支援から見えたこと」会場にて

「女性の目から見る防災〜被災地支援から見えたこと」会場にて


防災講座『女性の視点で考える防災〜避難所の運営に女性の目を〜』に参加する為です。

「女性の視点で考える防災」チラシより

「女性の視点で考える防災」チラシより


参加した理由は2つです。

  1. 講演内容の通りで、災害時の避難所の運営にもっと女性の視点が必要であると考えているから
  2. 講師が「秦好子さん」だから。

フジノは今年、消防局・市民安全部を所管する常任委員会に所属しています。『避難所の運営の在り方』を学ぶのは必須です。

先日は、障がいのある方々の避難所運営の訓練に参加しました。

いわゆる性的マイノリティとされる方々からは、2012年度の人権施策推進会議の場でも『避難所の運営の在り方』についてご意見をいただいています。

横須賀市では外国籍市民の方々も交えた防災訓練や避難所体験も開催しています。

避難所運営の在り方は、フジノなりに機会を捉えてずっと考えてきたつもりです。

けれども、学びにゴールはありません。そして、いざという時の実践をより良いものにできるようにしていかねばならないと考えています。

講演の様子

講演の様子


その意味で、今日の講座はとても学びがたくさんありました。

  • 阪神淡路大震災の事例
  • 新潟県中越地震の事例
  • 東日本大震災の事例
  • 9.11ニューヨークでのテロの事例

秦さんが実際に体験してこられた数々の事例に基いての講演をお聴きして、改めて防災への取り組む気持ちを強くさせられました。



講師の秦好子さん

参加したもう1つの理由は、講師の秦好子さんの存在です。

秦好子さん

秦好子さん


フジノは、3年前の東日本大震災の被災地支援の活動を通して、秦好子さんの存在を初めて知りました。

3.11直後の4月1日、神奈川県からボランティアバスを発車させて気仙沼に向かった団体があります。

その『被災地のこどもを支援するかながわ市民の会実行委員会』の副委員長であり、『横浜災害ボランティアバスの会』の代表理事が秦さんでした。

はじめは『災害ボランティア』のリーダーのおひとり、というイメージでした。

ある時、ふとGoogleでお名前を検索してみたら…めちゃくちゃたくさんヒットしました。

『防災』の世界において、秦さんはめちゃくちゃ有名な方だったことを知りました。

この男女共同参画の時代にあってフジノは『女性初』という単語を使うのは好きじゃないのですが、まさに秦さんはあらゆる『女性初』を切り開いてきた方です。

かつて日本には、消防に男性しかいなかった時代がありました。

秦さんは、日本の女性消防吏員第1期生(1969年)です。

そして横浜市消防局で勤務されて、広報係長・指導課長・消防訓練センター次長などを歴任されました。

1997年には、全国の女性消防職員ネットワーク『JFFW』も創設されました。

在職中から『防災ボランティア』の活動にも尽力され、2005年には内閣府の『防災ボランティア活動検討会』の委員にも選任されています。

秦さんを紹介した数多くのメディアの中から、分かりやすい記事をひとつご紹介しますね。

タウンニュース紙青葉区版・2012年2月23日号

第1回横浜市男女共同参画貢献表彰推進賞を受賞した秦好子さん

自分の目線で歩む

○日本の女性消防吏員第1期生のひとり。全国の女性消防職員ネットワーク『JFFW』を創設し、消防分野で女性消防吏員の牽引役として活躍した。東日本大震災では横浜から被災地に食べ物や衣類などを送り被災地の支援活動を開始。「女性目線の防災」活動が評価された。『男女共同参画』とは「”どっちでもいい”ということ。どちらも知恵を出し合い、問題を解決していく」。穏やかな口調に強い意思を込める。

○東日本大震災後、13回に渡り、気仙沼へ支援に訪れている。今月は区内農家から提供されたサツマイモを渡す為、仮設住宅168軒を訪問した。『どうやって暮らしていけばいいのか』『津波に流されてしまった方がよかった』。そんな声が聞かれる。抽選で個別に入居しているため、見知った人は隣近所に居ない。「孤独を抱え、傷ついた人たちの生活をもっと丁寧に考えていく必要がある」。そう、強く感じている。

 
○18歳まで秋田県で過ごす。姉2人、兄、妹の5人兄妹。母は「仕事を持ち続けた方が人生を選択できる」と娘たちに言い聞かせた。高校卒業後に上京、自動車部品メーカーに就職。女性は寿退社が当然とされる中、24歳で当時、全国初となる横浜市の婦人消防官に転職した。女性トイレや更衣室が整わない環境。「これでもか!というほど勉強して、仕事に打ち込んだ」という。努力は実り36歳で管理職に。「上司が女性で不満はないか」、ある男性部下の返答が忘れられない。『責任から逃げず、正しい判断を迅速にすれば上司は男でも女でもどちらでもいい』。「すごく嬉しかった」。認めてくれる仲間の存在が、人生を誇れるものにする。

○被災地では今、自立のための支援に転換している。農家から提供された野菜を送り、現地の子ども会らでバザーを開催する。「『ありがとう』と言われることで笑顔になる。その機会を増やしたい」。被災地と同じ目線で復興を見据える。




秦さんと二人きりで1時間以上も意見交換させていただきました

そんな訳で「いつか機会があったら、秦さんにお会いしてみたい」とフジノは思っていました。

今回、主催団体である『NPOかながわ女性会議』からお招きを頂いた時、即参加を決めたのはこうした気持ちからでした。

防災講座終了後、秦さんにお声がけさせていただきました。

そして、自己紹介をして、

  • 現在、市議会で防災を担当する常任委員会に所属していること。
  • 社会福祉をメインの政策にしている立場から、中越地震以来、災害時要援護者となってしまう立場の方々への防災対策に力を入れていること。
  • 3.11以降、自分はパニック障がいがあるので現地には行かれないけれども支援物資を集めたりいろんな後方支援に取り組んできたこと。

などをお話させていただきました。

秦さんは横須賀に知人が多いことからも、親身にお話を聴いて下さいました。

それからなんと1時間以上にわたって、秦さんと意見交換をさせていただきました!

秦好子さんとフジノ(完全に意気投合してしまいました!)

秦好子さんとフジノ(完全に意気投合してしまいました!)


特に、市議会議員という多くの方々と日常的に接することができる立場をもっと活用して、『防災』を日常の中にスムーズに溶けこませていく様々なアイディアをいただきました。

  • 今すぐやるべきこと、中長期間にわたって取り組んでいくべきこと。
  • 市議会の中でやるべきこと、市議会の外でやるべきこと。

たくさんの具体的な取り組みをアドバイスしていただきました。

特に、カフェトークについてはとても有効な取り組みだと評価していただきました。

このカフェトークの違うバージョンをあらゆる形で実施しながら、そこに防災や、被災後の避難所運営や、帰宅困難者の方々へのサポートをもっと自然な形で取り込んでいけるのではないかというご提案をいただいたのですが、伺いながらフジノ自身とてもワクワクしました。

防災とは難しい顔をして、めんどくさがりながら訓練に参加するものではない。

もっと日常の中に溶けこませていくことが大切なのだ。

ものすごくたくさんの可能性が広がりました。

同時に、フジノ自身がもっともっとやらねばならないことが分かりました。

議員活動ではなく個人としての取り組みになる可能性が高いのですが、『フードバンク』を横須賀に設立したいとかねてから考えてきました。

これについても秦さんからは

「フジノさんの事務所は横須賀の1番乗降客の多い駅に近い場所にあるという好立地を活かして、フードバンクの倉庫としても使うべき」

とのアドバイスを頂きました。

フジノは今まで「政務活動費でお借りしている事務所だからボランティア活動に併用することはできない」と一方的に思い込んでいました。

でも、秦さんには全国にたくさんの地方議員の知り合いがおられるのですが、秦さんのアドバイス通りに実際に事務所スペースをフードバンクの倉庫として積極的に活用しておられる方もいらっしゃるそうです。

選挙管理委員会や議会事務局と相談しながら、フジノ事務所をフードバンクの倉庫に活用できたら、フードバンク横須賀の立ち上げもすぐに進むと思いました。

本当に今日参加してよかったです。

このような機会を与えてくれた『NPO法人かながわ女性会議』のみなさま、ありがとうございました。

そして、秦さん。数カ月後には良い報告ができるように、しっかりと汗をかいて取り組んでまいります。

市民のみなさま、もっともっと良い防災への取り組みをしていきますからね!



知って学んで意見交換して、みんなで「学童クラブ」を高めていこう!/三浦半島学童保育研究集会へ

第11回となった「三浦半島学童保育研究集会」に参加しました

今日は、総合福祉会館へ向かいました。

第11回を迎えた『三浦半島学童保育研究集会』に参加する為です。

「第11回三浦半島学童保育研究集会」プログラムより

「第11回三浦半島学童保育研究集会」プログラムより


名前のとおり、三浦半島の横須賀市・三浦市・逗子市・葉山町の学童保育に関わるあらゆる立場の方々が集まって、みんなで意見交換をして、ともに学びあっていこう、という素敵な場です。

会場にて

会場にて


『学童保育(学童クラブ・放課後児童健全育成事業・放課後クラブなど呼び名はいろいろあります)』といっても、それぞれのまちごとにいろいろなことが違います。

  • スタートした年
  • 位置づけ(逗子市は公設民営。葉山町では公設公営+民設民営。横須賀・三浦は民設民営)
  • 運営主体(横須賀は運営委員会+法人、三浦市は全て保護者会、逗子市は株式会社+保護者会)
  • 保護者が支払う保育料(葉山町では無料。逗子市は1万2,000円。三浦市は1万5000〜1万6000円。横須賀市では1万8,000〜2万5,000円!)
  • 学童クラブが入っている建物(逗子市では全ての小学校に学童クラブが必ず入っている。他のまちは一部学校・残りは民家やアパートやマンションや空き店舗での賃貸など)
  • 学童クラブが開所している時間帯

などなど、何もかもが異なります。

第6分科会資料より

第6分科会資料より


さらに、それぞれのまちの学童クラブもいろいろな形があります。どれが「正解」というものはありません。

そうした『違い』を学びながら、お互いの『良い所』を学びあって、どんどん取り入れ合っていくことがとても大切だとフジノは考えています。

何度目かの参加になりますが、毎回参加するたびに『学び』があります。今日もたくさん『学び』がありました。



第6分科会「三浦半島の学童保育」に参加、意見交換をしました

午前は全体会、午後は6つの分科会に分かれての取り組みとなりました。

  1. 入門講座「学童保育ってなあに?」
  2. 「今どきの子どもたち〜子どもの姿に悩んだら〜」
  3. 「子どもを取り巻くインターネット事情とその課題」
  4. 「今、学校で」
  5. 「一緒にあそぼう」
  6. 「三浦半島の学童保育〜各地域の課題、運動の交流〜」

フジノが選んだのは、第6分科会です。

『三浦半島の学童保育〜各地域の課題、運動の交流〜』

平成27年度に本格実施される『子ども・子育て支援新制度』に向け、全国どの自治体でも『子ども子育て会議』を設置し、学童保育に関しても支援計画や『整備および運営に関する条例』の策定を進めています。

条例に関しては、すでに横須賀市では条例案を示しパブリックコメントを実施、議会で審議がなされています。

三浦市、逗子市そして葉山町でも今年中に条例案の審議がされる運びとなります。

これからの学童保育施策に関わる各自治体の動きを交流し、私たちの望む学童保育を求めるために 今後どのような運動(働きかけ)が必要とされるのかを考えていきましょう。

  1. 学童保育に関する国の動きはどうなっているのでしょう。
    • 児童福祉法の改正
    • 子ども・子育て支援新制度
    • 子ども・子育て支援事業計画
    • 放課後児童クラブの設備及び運営に関する条例(省令)
    • 放課後児童支援員
    • 放課後子ども総合プラン
  2. 自己紹介も兼ねて各地域の現状と課題を出し合いましょう。
    横須賀市、逗子市、三浦市、葉山町
  3. これからの働きかけ

ついおとといの本会議で、横須賀市では『放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例(通称・学童保育条例)』が成立しました。

(まさに)ずっとこの条例(学童クラブの設備や運営の最低基準を法律で定めること)をフジノは追いかけ続けてきました。

第6分科会へ参加しました

第6分科会へ参加しました


それにもかかわらず、横須賀市議会ではフジノ1人だけが反対票を投じ、反対討論にまで立ちました。

何故そうした決意を持つに至ったのか、率直な想いを語りたいという気持ちもありました。

また、三浦半島の他市町はこの条例を議会に提案していません。だから、他のまちの方々にも参考にしてほしいという想いもありました。

意見交換が続きました

意見交換が続きました


この分科会は、約25名の参加でした。

横須賀は約15名、三浦・葉山・逗子からは約5名です。

メンバーは、学童クラブの指導員の方々、保護者の方々、行政の担当者の方々、そして政治家。

しかし、1つ、とても残念なことがありました。

三浦・葉山・逗子からは、こども家庭福祉カンケーの行政担当者の方々が出席されていました。

けれども、横須賀市役所からの参加はゼロでした(涙)

市議会議員の参加は、横須賀からはフジノ、葉山町からは長塚かおる議員でした。

とても良い意見交換ができました。フジノもどんどん発言しましたし、他のまちの方々に質問もたくさんしました。

休憩時間もありましたが、そこでもフジノも意見交換を続けました。



次の勝負は「子ども・子育て支援事業計画」づくりです!

現在の学童クラブを、こどもたちが健やかに安心して暮らしていかれる場にする為に、これからも改善しなければならないことばかりです。

今日の研修は、『その為にやらねばならない多くのこと』をフジノにたくさん教えてくれました。

「子ども・子育て支援事業計画」策定作業

「子ども・子育て支援事業計画」策定作業


『条例』は成立しましたが、次は『子ども・子育て支援事業計画』づくりです。

下は、横須賀市の計画づくりのスケジュールです。

日程内容
平成26年10月第8回分科会
審議内容: 計画案(パブリック・コメント手続案) について
平成26年11月パブリック・コメント手続
平成27年1月第9回分科会
審議内容: パブリック・コメント手続の結果
平成27年1月児童福祉審議会
市長へ計画案の答申
平成27年3月議会報告・計画公表

計画の事務局案はすでにほとんど出ています。

フジノとしては先日の一般質問でも、計画事務局案に足りない視点を指摘しました。

今回の『学童クラブ条例』策定で盛り込めなかったことは、計画の中にしっかりと位置づけるように努力したいです。

学童クラブ関係者のみなさま、12月議会に向けてもう1回、意見交換しましょうね!

ということで、今日の研修は本当に素晴らしい機会となりました。

こどもたちの健やかな暮らしを守る為にがんばっている三浦半島のみなさんと、来年も再来年もぜひこの場でお会いしたいです。

本日はありがとうございました!