台風15号と台風19号による被害へ対応する7億9143万円の補正予算を可決、被災した農業・中小企業への支援と漁港施設や公共施設などの復旧を行ないます/2019年11月臨時議会

臨時議会を開いて補正予算案を審査しました

台風15号・19号の被害に一刻も早く対応したいという上地市長の想いを受けて、10月臨時議会に続いて、本日11月臨時議会を開きました。

本会議開会前に

本会議開会前に


現時点では総合計で19億3034万円の予算が必要だと見込んでいます。

倒木の処理や土砂が堆積したことへの処理など、当面必要となる現場復旧については予算議会で成立している2019年度当初予算で対応できる見込みです。修繕費・予備費として計上していたものを充当します。

一方、本日の11月臨時議会では『農業・漁業・中小企業などへの支援』と『大きな被害を受けた公共施設の復旧工事』に必要な予算は多額にのぼる為、7億9143万円の補正予算案を組むこととなりました。

市議会としては4つの委員会全てを開いて審査を行ない、全会一致で可決・成立としました。



被災した農業者への支援策3010万円(台風15号被害のみ)

台風15号で被災した農業者の方々が一刻も早く営農を再開できるように支援策として農業用ハウス等の復旧・撤去費用の補助を行ないます。

  1. 対象となる経費
    • 施設(農畜産物の生産及び加工に必要な施設等の修繕及び再建に要する経費)
    • 委託費(倒壊した上記施設の解体、運搬、処分に要する経費)
  2. 補助率
    • 復旧・撤去に要する経費の10分の7
  3. その他
    • 農業者が交付決定前に復旧を開始し、支払った経費も対象となります。
    • 台風19号の対応は、現在、別途調整中です。




被災した中小企業への支援策2600万円(台風15号被害のみ)

  1. 対象となる経費
    • 施設(事業所、倉庫、生産施設、販売施設等の修繕及び建設工事等に要する経費)
    • 設備(資産として計上する設備の修理・購入に要する経費)
    • 車両(業務用にのみ使用されると認められる車両の修理及び購入に要する経費)
    • 委託費(復旧等に要すると認められる清掃、運搬、解体撤去等に要する経費)
    • 賃料(仮復旧に使用した空き店舗、貸倉庫等の賃料、駐車場料金等)
    • その他市長が対象と認める経費


  2. 補助率等
           

    • 補助率 復旧・整備に要する経費の3分の2
    •      

    • 補助限度額 2667万円


  3. その他
          

    • 企業が交付決定前に復旧を開始し、支払った経費も対象となります。
    •     

    • 消費税額は対象となりません。
    • 損害保険の保険金が支払われる場合、保険金相当額は対象となりません。
    • 台風19号の対応は、現在、別途調整中です。




被災した漁港施設の復旧3億2620万円

漁港施設の被害は大きく巨額な予算が必要となりました。

台風15号による被害からの復旧費用

台風15号による被害からの復旧費用


台風19号による被害からの復旧費用

台風19号による被害からの復旧費用


主な被災場所の位置と写真です。

北下浦

北下浦


北下浦

北下浦


横須賀新港

横須賀新港


横須賀港

横須賀港


走水地区

走水地区



リサイクルプラザの復旧1600万円

追浜のリサイクルプラザは2006年の建設以来初めての大規模な被害に遭いました。

台風15号では屋上が破損して雨漏りが起こり、丸一日操業を止めざるをえませんでした。計量棟の屋根も破損してしまいました(現在どちらも復旧済)。

今回の補正予算では以下の復旧費用を計上しました。

  • フェンス破損
  • 遊歩道陥没
  • 電灯設備破損等

海釣りができた遊歩道は陥没しフェンスが無くなっています

海釣りができた遊歩道は陥没しフェンスが無くなっています


現在こちらは立入禁止として防犯カメラを設置しています。大変に危険ですので絶対に釣りなどで入らないで下さい。

復旧の際は横須賀市のホームページで必ずご案内いたしますので、どうかご協力下さい。



猿島の史跡東京湾要塞・猿島砲台跡の被害の復旧1500万円

強風で樹木が倒れてしまい、壁面が崩落してしまい、第一砲台塁道素掘壁(素掘りの壁です)に亀裂が入ってしまいました。

これ以上崩落すると、上部にある第一砲台跡の遺構が崩壊してしまう危険性があります。

崩落箇所の位置図

崩落箇所の位置図


そこで、崩落した斜面を含めて縦約15m・横約10mの範囲をワイヤーロープとアンカーで斜面崩壊対策の工事を施します(落石予防を併用しているタイプです)。

来年2020年5月末には工事が終わる見込みですが、それまでは通行禁止とさせていただいています。



12月議会でも災害復旧の対応がなされます

県内の各地域やお隣の千葉県をはじめ、甚大な被害にあった地域のニュースに日々接する中で、横須賀市は今回たまたま被害がこの程度で済んだことの奇跡に驚いています。

もしも台風の進路がわずかでも三浦半島側にずれていたならば、報道されているのは横須賀市だったかもしれない。

そんな危機感を市議会も行政も強く抱いています。

毎年大型化する台風は、来年以降も必ずやってくると予測しています。

今回の復旧も決して応急措置にとどまらずに今後の災害にも対応できるような復旧を目指しています。

まもなく開催される12月議会でも災害復旧の予算審査が行われる予定です。

不安を煽ることは市民のみなさまにとって決してプラスにはならないのですが、どうか改めてこれからに備えてご自身の避難所はどこなのかのご確認や数日分の物資の備蓄をお願いいたします。

同時に、被災地域ではまだまだボランティアのご協力を必要としております。

どうか助け合いの気持ちで、健康でお時間の許す方は被災地の支援にもご協力下さいますよう、お願いいたします。