国は今すぐ自殺予防対策を実行してくれ!/参議院議員会館で尾辻厚生労働大臣に直談判

国は今すぐ自殺予防対策を実行してくれ!

行ってきました、参議院議員会館。

今日は、『NPO自殺対策支援センターライフリンク』が参議院議員会館第1会議室で『フォーラム』を開きました。

雨の参議院議員会館

雨の参議院議員会館


雨のせいで参加される一般の方の数は減るかと思いましたが、全くそんなことはありませんでした。

会場は100人を超える人々で、すさまじい熱気でした。

報道陣も壁一面にびっしり。

当初、僕らNPOのメンバーも座席に座れるかと思ったら、全くそんな余裕はありませんでした。

フジノはスーツのしたで汗が両手両足をつたるのを感じました。それぐらい熱気に満ちていました。

尾辻秀久厚生労働大臣をはじめ、山本孝史議員、ツルネン=マルテイ議員、その他にも何人もの国会議員の方々がフォーラムに来てくれました。

今回の目的は、特に国会議員の方々に対して

「国は自殺予防対策を早く実行してほしい」

と伝えたのです。

すでに2002年12月に『自殺予防にむけての提言』という報告が厚生労働省の自殺防止対策有識者懇談会によって発表されています。

それからもう1年半が過ぎました。

けれども、自死による犠牲者の数は、いっこうに減りません。

結局、厚生労働省はペーパーだけ作って、実効性のある対策を実行してこなかったのではないか。

やるべきことは分かっている。

だからやるべきことを早くやってほしい。

そう、伝えたのです。

厚生労働大臣に自死遺族の声が届けられました

16時から1時間の予定でしたが終わってみれば、17時半。

プログラムの第一部『体験談』の中で、南部節子さん(「自殺予防につながるなら」と実名も明かして体験談を語られました)のお話の際には、会場全体が同じ痛みに包まれました。

フジノも泣けてしかたがなかったです。
 
そして第二部の緊急提言がなされた後に、尾辻厚生労働大臣に発言をお願いしました。

「関係省庁と連絡をとりながら取り組みを進めたい」

との主旨の発言をされました。

発言された尾辻厚生労働大臣

発言された尾辻厚生労働大臣


その時、僕たちの代表である清水さんがキレました。
 
いや、むしろ冷静だったからこそ、厚生労働大臣の発言に納得がいかなかったのでしょう。

やるべきことはもう分かっている!
 
だから国は今すぐやるべきことをやってほしい!

そう、代表が伝えました。
 
その想いは僕たちの誰もが共感していました。

さらに、自殺総合対策の実現に向けて、5つの提言をしました(こちらです)。

20050530document

永田町からの帰り道、僕はいろいろなことを考えていました。

大臣である尾辻さんは、きっと悪い人では無いのだろう。

発言自体も決して間違ったことは言ってはいなかったと思う。

大臣がコロコロ変わってしまうようなそんな仕組みだから、いつまでも同じ問題が解決されず、ずるずると続いていってしまうのだ。

ごくまれに、例えば薬害エイズ問題の時に菅直人さんが厚生大臣として強力な指揮権を発揮したり、そういうことはむしろ珍しいのだろう。

自殺予防対策は、国なんかよりも地方自治体の方が全然進んでいるとつくづく思う。

秋田県を始めとする東北地方は、自殺率の高さを改善しようと必死にがんばっている。

国の意識は本当に低い。

 
僕は絶望なんて今さらこの国に対してしない。
 
けれども、この国はもっと変わらなければいけない。

今日も約100人もの方々が、この国では自殺によって亡くなっている。

そんな国はおかしい。

けれども、NPOやボランティアで、手弁当で必死に自殺対策に取り組んでいる人々が、全国にたくさんいる。本当にたくさんいてくれる。

僕もその1人だ。

自殺を無くしたくて政治家になった。

そんな民間の無償の行動があるからこそ、まだ救われている命がある。

僕たちは国にだけ「やれ」なんて言わない。

自らが必死に活動しているけれど、民間だけでは限界だから、だからこそ、国に一緒に活動してほしいと訴えているのだ。

その想いがどこまで伝わったろうか...。

尾辻厚生労働大臣は、17時で会場を中座されました。

理由は「首相官邸で会議があるから」とのことでした。

せめてその会議の数分を使って、今日のこのフォーラムについて閣僚の人々と総合的な自殺対策について語り合ってくれていることを願います。

明日は、一般質問。

フジノは横須賀市議として、自殺予防対策の為にできることをやります。

あきらめてなんかいられない。