今夜の講師は、小宮山洋子代議士(民主党)
今夜は、政策学校『一新塾』にて小宮山洋子さん(衆議院議員・民主党)からお話をうかがいました。
小宮山さんといえば、国会議員として『男女共同参画社会基本法』と『DV防止法』の制定に積極的に取り組んでこられたことで有名です。
一方、フジノにとっても『男女共同参画社会の実現』と『DV問題』はとても大切な課題です。
これまでも取り組んできましたし、これからも取り組みつづけていかねばならない重要な課題です。
だからこそ、今日はぜひともお話をうかがって、質問や提案などをしたいと強く思っていたのですね。
ラッキーなことに、新年度スタート直後ということもあったのか、いつもは大混雑の会場が比較的すいていたので、じっくりとお話をうかがうことができて、質問もばっちりできました。
DV加害者更正プログラムの導入をめざして
小宮山さんの目指すところとlフジノが目指しているところはほとんど同じだ、ということも分かってホッとしました。
結局、男女共同参画社会を実現するということは『誰もが暮らしやすい社会にすること』なのです。
それは、障がいのある方も無い方も等しく暮らしやすい社会をめざすこととも同じ意味なのですね。
さて、質問したこと(というか提案したこと)は
- 国の制度としてポジティブアクションを導入すべき。守れない企業には、ぜひとも罰則化も視野に入れてほしい。
- DV加害者の更正プログラムの導入をすべきだと考えているが、国のしくみとして取り組みを始めてほしい。
この2点についてでした。
DVは地方議員にとってはいつも目の前にある課題です
でも、ちょっとショックな出来事が...。
『DV加害者更正プログラム』についてフジノが語った時に、小宮山代議士から
「あなたは(加害者更正プログラムの現状を)良く知っていますね」
と言われて、ショックでした。
市議会議員は、国会議員よりも現場に近いんですよ!
DVの問題はフジノにとっては日常的です。
今日も市民相談を受けたばかりだし。
そんな現状が小宮山さんほどの人でも伝わっていないのかな...。
ともかく2つのことについて意見交換をできたことは、とても貴重な機会でした。
小宮山さんとしては
「DV加害者更正プログラムについては取り組みを先進的に行なっている国々でも、まだその効果がまちまちであることから、慎重に導入をしていかねばならない、と考えている」
とのことでした。
フジノは直接に海外での取り組みを視察した訳では無いのですが、アメリカ・マサチューセッツ州のメンズリソースセンターの取り組みなんて、かなり良い線いっていると思っているんですけれどね~。
小宮山さんにとって『加害者更正プログラム』の導入は、DV防止法を作った時にも、改正DV防止法においても、実現することができなかったことから、『やらなければならない宿題』として考えているそうです。
フジノとしては、
「沖縄などの自治体の動きを受けて、横須賀市でも早く取り組みを始めたい。しかし、政府もきちんと取り組みを行なってほしい」
と考えています。
小宮山さんは民主党所属ですから、与党では無い訳で、提案してもすぐの実現は難しい、という立場にいます。
でも、フジノはとても期待しています。
フジノたち地方議員は自治体でがんばりますから、小宮山さんには国会でどんどんがんばってほしいと思いました。