ハコモノ3兄弟「芸術劇場」の「借金」と「赤字」

ハコモノ3兄弟「芸術劇場」の借金の残高

震災への対応に全力を尽くしている毎日ですが、予算議会のまっただなかでもあります。

市民のみなさまの生活にリアルに直結している来年度予算案について話し合う、とても大切な場なのですね。

その予算案の中身を少しでも多くみなさまに紹介していきたいと思います。

フジノがこのまちの『負の遺産』として『ハコモノ3兄弟』と名付けた3つの施設があります。

芸術劇場、美術館、ソレイユの丘の3つです。

そのうち、最大のハコモノが汐入の『横須賀芸術劇場』です。

横須賀芸術劇場

横須賀芸術劇場


今年でオープンから17年になります。

借金の総額はなんと339億3000万円です!

平成22年度末の芸術劇場部分についての借金の残高は、131億6517万円です。

(同じく芸術劇場と一体となっている建物に『産業交流プラザ』がありますが、こちらの借金の残高は6億2072万円です。つまり借金は合計140億円になります)

建設にかかった借金を返し終わるのは、2020(平成32)年。まだまだ年数がかかります。

財政部・予算資料・P55より

財政部・予算資料・P55より


ハコモノ3兄弟の次男は、観音崎の『横須賀美術館』です。今年でオープンから5年目になります。

平成22年度末の建設費の借金残高は、36億8869万円です。

ハコモノ3兄弟の三男は、長井の『ソレイユの丘』です。

運営費用の赤字

ハコモノが持つ財政的な問題は大きく分けて2つあります。

まず、上に記したように、第1に『建設費用の借金』です。

第2に『管理・運営費用』です。

ハコモノは古くなっていきますから修理費用も必要になりますし、使用している設備も更新していかなければならないので、いつまでもずるずると多額の税金が出ていくことになります。

その点について、下で紹介します。

芸術劇場の1年間の赤字は、7億3141万円

ハコモノの問題点は建設にかかった借金だけではなくて、完成してからの運営費用のコストがとても大きくなることです。

平成23年度の予算案からそのコストについて説明します。

(1)管理事業:5億5632万7000円

内訳

  1. 指定管理料 4億2004万円
  2. ベイスクエアよこすか一番館共用部分負担金 1億3199万2000円
  3. 建物総合損害共済基金分担金 84万7000円
  4. 備品購入費 344万8000円

1ですが、芸術劇場は市の外郭団体に運営を委託しており、指定管理料(=委託金のことです)を支払っています。

(2)設備更新事業:1億7508万4000円

内訳

  1. 舞台機構設備 1億2034万9000円
  2. 舞台照明設備 5473万5000円

この整備の財源として、950万円は県から補助金が出ました(県からの補助金も、もともとはみなさまの税金です)。

足りない部分は、横須賀市が新たに借金をしました。1億5170万円です。

ということで、平成23年度1年間で芸術劇場の費用見込みは7億3141万1000円でした。

かたや収入はゼロですから(フジノは借金を収入とはみなしません)

つまり、7億3141万1000円の赤字です。

これほどの税金を使ってまで、あの芸術劇場が必要でしょうか?

フジノは完全に間違っていると思います。

もっともっと生活に必要なことに対して、税金は使うべきです。

本当に残念な施設です。

財政部・予算資料・P55より

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