社会が変化した今、市の施設を全ては残せない/施設配置適正化計画検討委員会へ

集約・効率化・複合化・廃止・縮小など施設の在り方の計画づくりがスタート

今日は、『横須賀市施設配置適正化計画検討委員会(第1回)』を傍聴しました。

第1回目である今回は、市長からの諮問状の読み上げ、委員長・職務代理者の選任、今後のスケジュール、これまでの市の取り組みの説明、質疑応答などに留まりました。

本格的な議論は次回(2月25日開催)以降となります。

会場にて

会場にて


市の施設(公共施設)は、348施設あります(*)

348施設の内訳

348施設の内訳


もはや、これらの全てを残すことは不可能です。

あらゆる意味で社会は変わりました。

人口構造、経済、財政など社会のシステムは大きく変化しました。

その変化の中では、これまではどれほどたくさんの方々に愛されて利用されてきた市の施設であっても、従来のように維持・補修・更新していくことは財政的に不可能です。

今後40年間にかかる更新費用は、市の試算では、総額3,352億円です。

1年間に84億円が必要となります。

横須賀市公共施設マネジメント白書より

横須賀市公共施設マネジメント白書より


これだけ莫大な費用が必要を捻出するのは、極めて困難です。

けれども、何とかして対応しなければなりません。

だから、同じ目的を持つものは1つにまとめる、効率性を高める、複数の目的の為に利用できないか複合化を検討する、代替案が無く老朽化が著しいものは計画的に廃止・縮小していく。

そうした市の施設の今後をどのようにすべきか、その『計画』づくりがスタートしています。

すでに始動している『市のプロジェクトチーム』がたたき台をつくり、それをもとに今日スタートした『施設配置適正化計画検討委員会』が議論をし、計画を完成させます。

(*)2012年度末現在、横須賀市が所有する床面積50㎡以上の建物で、上下水道局が所管するものは除く。

公共施設マネジメント白書

その際に横須賀市が取るべき基本的な方針は、下のように定められています。

公共施設マネジメント基本方針

  1. 人口減少、厳しい財政状況を踏まえ、施設総量を縮減する。
  2. 原則として新規施設の建設は行わない。また既存施設については適正な評価を行い、統廃合などを検討する。
  3. 市民ニーズを考慮し、現在ある機能を極力維持しつつも、複合化、民間資金や民間施設の利用などにより、総量を縮減する。
  4. 維持する施設については極力建て替えを行わず、既存施設を有効に管理、活用する。
  5. 建て替えを行う場合、整備および維持管理の負担を軽減するため、デザインよりも機能重視とする。

こうした方針をはじめ、現在の市の施設の状況を分析したカルテを横須賀市は作成しました。

『横須賀市公共施設マネジメント白書』です。

ぜひご一読ください。

大切なことは計画づくりではなく、実施すること

今日の検討委員会では、『計画』策定に向けて吉田市長から諮問が行なわれました。これから8月まで月1回ペースで議論が進められていきます。

計画づくりと同時進行で、4月下旬から5月にかけては市民のみなさまへの説明会も行なわれていきます。

(フジノはこの『市民説明会』という名称に反対です。説明するのは当たり前、市民のみなさまと議論をし、語り合う場でなければならないはず。たかが名称ですが、もっと考えて欲しいです)

そして、計画は2014年度末(2015年1月下旬)に完成します。

本当の勝負は、これを実施することです。

計画は、ガイドマップに過ぎません。マップが間違えていれば、ゴールにもたどりつけません。

しかし、最も大切なことは早急に計画を完成させて、実際にスタートすることにあります。

市民のみなさまに協力していただかなければ、絶対に実現できません。

これからもフジノはどんどん情報を出していきますので、どうか市民のみなさまも力を貸して下さい。

よろしくお願いします!