横須賀市立看護専門学校の卒業式が、早くも第10回を迎えました
本日は素晴らしい青空の下、横須賀市立看護専門学校の卒業式が開かれました。

卒業式にて
開校前から立ち会ってきた市議の1人として、2004年4月の開校からついに10回目の卒業生を送り出すことができたことに感慨を抱きます。

卒業式の式次第
かつて第1期の学生さんたちとはいろいろな意見交換をたくさんしました。
看護師として働く今でもつながりがあって、医療現場のお話を聞かせていただくこともあります。学生時代には臨地実習のストレスで泣きそうだった方をはじめ(本当にみなさん頑張っていました)、今ではみなさん、病院の中で一定の職責を担うようになっていて僕はとても誇りに感じています。
また、卒業生のうち看護師を離職された方とも今もつながりがあります。
送り出した側の人間として、卒業生のみなさんのその後もずっと見守り続けてきました。
その後も学生の方々とも、何人も親しい生徒が居た期があったり、どなたとも全くご縁の無い期もあったりしながらも、いつも関心を持って現在進行形の看護専門学校を見守っています。

校歌を歌う卒業生・在校生の皆さん
『看護師』という職種が全国で不足している中、横須賀も残念ながら慢性的に人材が足りていません。横須賀だけでも約200名の看護師不足の現状があります。
この市立看護専門学校も、『市内医療機関に質の高い看護師を確保する』という政策的な目的があってスタートしました。
国家試験も毎年100%合格という高いハードルが伝統になっていて、学生のみなさんのハードな勉強・実習には本当に頭が下がります。
今年の卒業生28名のうち、27名が市内で就職をして下さるとのことです(1名は進学です。より高い専門性を究めることもとても大切なことで応援したいです)。本当にありがとうございます。

一人ずつ名前が呼ばれて、卒業証書が授与されました
卒業式では、まず校歌を全員が起立して歌いました。
卒業生にとって、こうして一堂に会して母校の校歌を歌うのはこれが最後かもしれません(次は将来の同窓会?)。フジノは歌詞もメロディも憶えているので一緒に歌いました。
卒業証書がお一人おひとりに授与されました。おめでとうございます!
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これから卒業生のみなさまが看護師として働いていく道は、険しい道です。それは臨地実習での体験とは比べ物にならないことばかりだと思います。
そして、その大半の原因はあなたがたの責任では無くて、政治・行政が原因で起こっているものです。
患者様と接していて制度の不備などに気付いて「もっと政治がしっかりしてくれたらいいのに!」と感じることも多いと思います。
国の医療政策のもとで市にできることは限られているとはいえ、僕はみなさんを看護の世界に送り出した1人として政治の場で全力を尽くしてみなさんの心身の健康や働く環境が守られるように活動を続けていきます。
みなさんが今この瞬間も市内外のあらゆる保健医療福祉の現場で働いていることを、フジノは絶対に片時も忘れません。
あなたがたがいなければ、保健医療福祉は回っていきません。
だから、いつでも現場の声をフジノにぶつけてください。
看護の現場と政治と立つ位置は違いますが、同じ想いを持つ仲間だと信じていて下さい。
どうかこれからも一緒にがんばっていきましょうね。
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本日はご卒業おめでとうございました。
先生方も毎日本当に熱心に指導にあたってくださってありがとうございました。
臨地実習を受けて下さった関係諸機関のみなさま、ありがとうございました。
卒業生のみなさま、看護専門学校卒業生の誇りを忘れないで居て下さいね。
ご卒業おめでとうございました!