不登校対策で新たな動きがありました!
市長と教育長と教育委員のみなさんがメンバーである『総合教育会議』が開かれました。

今日のメインテーマは、横須賀市の教育の方向性を示す『教育振興基本計画(第2次)』後期実施計画についてでした。

その計画案の中で『不登校対策』で新たな重要な動きがありましたので、ご報告いたします!
不登校支援中核センターを新たに設置へ!
こちらをご覧ください。教育長をはじめとする教育委員会と、財源の裏づけを与えることができる市長がともに合意した内容です。

その1つ目が『(仮称)不登校支援中核センター』を新たに設置する方針が打ち出されたことです。
来年度(2026年度)に設置をめざしており、3月の予算議会に提案される見込みです。
横須賀だけでなく、全国的に不登校が毎年増加している中で、従来の取り組みではない、新たなアプローチでの取り組みがさらに求められています。
そこで横須賀市教育委員会としては、次の3つの機能を持つセンターを新たに設置したいと考えているとのことでした。
- 不登校の段階に応じた各学校への必要な支援を行なっていく
- 不登校特例校(学びの多様化学校)の設置などの研究を行なっていく
- 従来のハートフルフォーラムなどのイベントをさらに充実させて行なっていく
この取り組みには期待できるのではないかとフジノは受け止めました。
今日はあくまでも大枠が示されただけだったので、実際に3月の予算議会で詳細な提案がなされることと思います。
そしてもう1つが『サポートルームの開設』です。
これも来年度からスタートを目指しているとのことです。会計年度任用職員(市費)ではなく正規の教職員(県費)を配置して、小学校・中学校ともに開設を検討しているとのことでした。
不登校支援中学センターもサポートルームも開設されれば、横須賀のこどもたちにとって(そして保護者のみなさまにとっても)大きな力になるはずです。
かつて登校拒否と呼ばれるこども時代を過ごしたフジノは、不登校そのものを問題だとは受け止めていません。さらに現在は、文部科学省も方針を変更し、学校に行けないこどもを無理に学校に行かせるような時代では無くなりました。
けれども、学校教育の場に通うことで得られる貴重な経験や人間関係があるのもまた事実です。
今回の新たな取り組みによって、こどもたちの人生の選択肢が良い意味で増えることを心から願っています。
*総合教育会議とは何かを知りたい方は、次の段落も読んでみて下さいね。
総合教育会議とは何か?
あまり知られていないことですが、『横須賀市教育委員会』と『横須賀市』は独立した別の組織なのです。
横須賀市の教育政策を進めるのは『横須賀市教育委員会』なのですが、実はその取り組みの予算はあくまでも『横須賀市』に編成権があります。
だから横須賀市教育委員会が「この取り組みをやりたい」「ここに予算を重点的に充てたい」という想いがあっても、市長をトップとする横須賀市の理解と財源の手当てが無ければ、取り組みを進められないのです。
これを解決する為の1つの手段が『総合教育会議』です。メンバーは、市長、教育長、教育委員のみなさんです。
「教育委員会としてはこういう方針でこのように進めたいから市長もぜひ理解していただいて同じ方向を向いて予算も充ててほしい」
「市長としてもこのように問題を感じているから教育委員会にもぜひこの点について取り組んでほしい」
といった事柄を腹を割って話しあって(協議・調整を行なって)同じゴールに向かって進めるようにするのです。
横須賀市では2015年7月から『総合教育会議』を設置しました。だいたい毎年1回(大切なテーマがある時は複数回)開かれてきました。
例えば、中学校への完全給食の導入などが過去のテーマでした。

いくら教育委員会が「横須賀の中学校は牛乳だけの給食でおかしい、完全給食を実現したい!」と訴えても、横須賀では長きにわたって市長が財政を理由に実現しませんでした。
そこで議会が教育委員会を後押しして、総合教育会議の場で市長と教育委員会メンバーが勢揃いして合意形成をしたのです。
こうした横須賀の教育に関する重要な方針を市長と教育委員会で同じゴールを確認する場が『総合教育会議』でして、フジノはものすごく重要視しているのです。