本日2026年6月16日、横須賀市議会の教育安全常任委員会で、市長室から『横須賀市人権施策推進指針の改定について』の報告がありました。
横須賀市は、現在の『横須賀市人権施策推進指針』を改定することになりました。
フジノにとって、このニュースには特別な意味があります。何故なら、策定にも改定にもフジノはとても深く関わってきたからです。
2009年2月の策定。2019年7月の初改定。そして今回の改定は、それから約7年ぶりとなります。もちろんフジノは今回の改定にもしっかりと関わっていく決心をしています。
「人権施策の道しるべ」を時代の最先端にすべき
『横須賀市人権施策推進指針』は、横須賀市の人権施策を進めていく上での大切な『道しるべ』です。
横須賀市にとって最上位の『横須賀市人権都市宣言』に込められた人権尊重の理念に基づいて、今後の人権施策をより確実に進めていく為に策定されています。
初めて策定されたのは、2009年1月。10年かかってようやく2019年7月に改定しました。さらに今回2026年に再び改定することになりました。
今回の改定の背景を横須賀市は次のように説明しています。
自然災害や感染症の世界的大流行を経験したことなどによって、市民の人権意識は大きく変化した。
さらに、社会情勢の変化に伴って新たな人権問題が生まれ、人権をめぐる社会の問題は、多様化・複雑化している。
だからこそ、こうした変化に的確に対応し、より一層時代に即した指針にするため、今回の改定を行う
フジノもこの問題意識はとても重要だと考えています。
この『人権施策推進指針』は数年おきに簡単に改定する性質のものではありません。
とはいえ、金科玉条のごとく崇め奉るものでもありません。時代の変化に応じてしっかりと横須賀市の人権施策を時代の最先端にしていかねばなりません。タイミングをしっかりと見極めて改定していかねばなりません。
フジノにとっては市議会議員としてのラストイヤー。
横須賀市議会で常に人権に関わる取り組みに向き合ってきましたが、もしもこの任期で政治家を引退するとしても、しっかりとフジノの想いも刻み込んでおかねばならないと考えています。
2009年、2019年。そして2026年。
フジノ自身、2009年の策定、2019年の初の改定に深く関わってきました。当時は、主に性的マイノリティ(LGBTQ+)、自殺、犯罪被害者、を横須賀市に人権課題として認識させたいという強い願いからのアクションでした。
しかし、人権を取り巻く社会状況は常に動いています。この7年間だけを見ても、私たちの社会は大きく変わりました。
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行。生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進歩。激化するヘイトスピーチや外国につながりのある人たちをめぐる課題。
そして、ケアラーの人権。
さらに大きな問題なのは、これらの課題は、互いに独立しているのではなく、複数の困難が重なり合うことで、より深刻な生きづらさにつながっています。
人権施策は「特定の誰かのための政策」ではありません。
僕やあなたやみんなが自分らしく生きることができる街をつくるための、横須賀市の基本姿勢そのものだと思っています。
今後は「人権施策推進会議」で議論していきます
改定作業は『横須賀市人権施策推進会議』に諮問し、審議・答申を経て行なわれます。
学識経験者や有識者のほか、横須賀市人権擁護委員会委員、横須賀市民生委員児童委員協議会委員、公募市民2名を含む、7名の委員で構成されています。
まず6月に第1回の会議が開かれて、諮問・審議がスタートします。数回の議論の後に素案がつくられて、11月にはパブリック・コメント手続きも実施されます。
その後、来年2027年3月に正式に『推進会議』から答申を受け、3月定例議会で改定について一般報告されます。
そして正式に2027年4月に「横須賀市人権施策推進指針」の改定版が公表される予定です。
これから約10か月、議論の行方をしっかり報告していきます。
今回の改定にもしっかり関わります
繰り返しになりますが、フジノにとって今回が3度目の『横須賀市人権施策推進指針』との関わりになります。今回が最後かもしれません。
これまで策定・改定に関わってきたからこそ、今回も『行政が作ったものを最後に議会で確認する』ようなつもりはありません。
これまで積み重ねてきた横須賀市の人権施策を振り返りながら、
「この7年間で何が変わったのか」
「新しく生まれた人権課題は何なのか」
「まだ解決できていない課題は何なのか」
「当事者の声はきちんと反映されているのか」
「指針に掲げた理念を、具体的な施策につなげられるのか」
などの視点から、しっかりと議論していきたいと思っています。
そして、フジノ自身がこれまで取り組んできた、精神保健、自殺対策、性的マイノリティ、障がい、ケアラー、こども・若者などのあらゆる課題についても、人権という視点から改めて考えていきたいと思います。
こんな時代だからこそ「(自分の)人権は守られている」と感じられる横須賀市であってほしいと願わずにいられません。
その為の『道しるべ』が、今回改定される『人権施策推進指針』です。
今回の改定にもフジノは責任を持って関わっていきます。これから始まる議論をしっかり見つめ、必要な提案をしていきます。