死産や幼いこどもを亡くした方々のグリーフケア・ビリーブメントケアへの入り口として火葬場に相談先一覧のリーフレットを配架しています/提案実現から7ヵ月後の中央斎場へ

葬祭業者の方から高く評価していただきました

昨日フジノのブログを読んでくれた方からメッセージを頂きました。

都内にお勤めの葬祭業者の方でした。

横須賀市の『中央斎場』を訪れたところ、その一角にご遺族向けのチラシが配架されているのをご覧になったそうです。

そして、この取り組みを評価していただき

「他の1都3県の斎場では見たことがありません」

と記してありました。

本当にありがたいお言葉でした。

この方が書いて下さったチラシというのは、相談先一覧を記したリーフレット『横須賀こころのホットライン』のことです。

フジノの提案が実現して、7ヵ月前から中央斎場に設置してもらっています。

よこすか心のホットライン

よこすか心のホットライン


『死産』によって、天国に帰っていったたくさんの天使たちが存在しています。

幼くして亡くなるこどもたちも毎年必ず存在しています。

その現実を知ってほしくて、以前のブログでフジノはその数をお示ししました。

(2つの表は、本市が運営する火葬場のデータから作りました)

『死胎』とは、妊婦さんのお腹の中で亡くなった赤ちゃんのことです。つまり、『死産』にあたります。

死肢 市内 市外 合計
2016年 53件 9件 62件
2015年 44件 12件 56件
2014年 36件 13件 49件
2013年 39件 13件 52件
2012年 51件 4件 56件
2011年 51件 10件 61件
2010年 96件 20件 116件
2009年 156件 19件 175件
2008年 152件 29件 181件

毎年、本当に多くの赤ちゃんがお母さんのお腹の中で亡くなって、天使になって天国に帰っていきます。

12才未満 市内 市外 合計
2016年 11件 2件 13件
2015年 6件 2件 8件
2014年 14件 2件 16件
2013年 6件 2件 8件
2012年 13件 0件 13件
2011年 10件 1件 11件
2010年 8件 2件 10件
2009年 14件 1件 15件
2008年 12件 2件 14件

12歳未満のこどもたちが毎年こんなにも亡くなっています。

そして、フジノが出会った多くの方々、遺された天使ママ・天使パパ・ご家族たちはみな適切なケアを受けることができていませんでした。

当事者による『天使ママの会』もありますが、その活動だけでは決して十分だとフジノは受け止めていません。

そこで、『グリーフケア』『ビリーブメントケア』を政治・行政がしっかり取り組むべきだとフジノは考えるに至りました。

昨年から特に力を入れて、様々な提案を議会で行なってきました。

その1つが、火葬場に相談先一覧を記したリーフレットを配架させてもらうという提案です。

想いに共感して下さった担当課は、すぐに実行に移してくれました。

プロの葬祭業者の方がおっしゃるのですから、きっと関東近辺で同じ取り組みをしている火葬場は無いのだと思います。

けれども、たとえどのまちも取り組んでいなくても、大切だと感じたら取り組むのがフジノの仕事です。

そして横須賀市役所にはそんなフジノの想いに応えてくれる温かいハートの職員さんがたくさん居てくれます。



ようやく中央斎場を訪れて実際の現場を見ることができました

こうして昨年2017年10月から取り組みはスタートしていました。

けれども3月6日のブログ記事に書いた理由で、フジノはまだ現場を訪れることができていませんでした。

昨年6月に大切な家族を突然に喪ってしまいました。

その時に中央斎場にお世話になったのですが、どうしてもその悲しみや悔しさから、中央斎場を訪れることができなかったのです。

それでも昨日のメッセージを頂いたからには、やはり提案者自身が現場を見ておかねばならないと感じました。

(メッセージには「置く場所の工夫の必要性」も記されていたからです)

そこでクスリをのんで、気合いを入れて、なんとか中央斎場へ向かいました。

夕方、全ての火葬が終わった時間。

わざわざ中央斎場長と健康総務課の職員さんが迎えて下さいました。

これまでの7カ月間の取り組みについて、フジノはお二人に心からの感謝をお伝えしました。

1階ロビー、みなさんが必ず目にする所に置かれていました

1階ロビー、みなさんが必ず目にする所に置かれていました


設置されている場内3カ所を案内していただきながら、これまでの状況について改めてお聞きしました。

以前にお知らせしたとおり、毎月10冊以上は持ち帰っていただいているとのことでした。

つまりこの7カ月間で、すでに70冊以上のリーフレットを受け取って下さった。

とても高い割合で手に取っていただいたことになります。

斎場長とともに、この取り組みは行なって良かったですね、と改めてお話しました。



4月からリーフレットが2種類に増えました

3月にお話を伺った時には、置いてあるのはリーフレット『横須賀こころのホットライン』1種類だけとのことでした。

しかし今日実際に訪れると、もう1種類のリーフレットが新たに置かれていました。

リーフレットの種類が増えていました!

リーフレットの種類が増えていました!


実は4月に人事異動で新たに担当課長に就任した方が、フジノが提案をした時の議事録を読み返して下さったとのこと。

そして、『グリーフケア』を進めるならば、と『NPO法人グリーフサポートリンク』のリーフレットも追加して下さったのでした。

「NPO法人グリーフサポートリンク」のリーフレット

「NPO法人グリーフサポートリンク」のリーフレット


とてもありがたいです。

できることならば、さらに『天使ママの会よこすか』のリーフレットも置かせていただけたらいいな、とフジノは思っています。



設置場所は十分配慮されていました

3カ所の配置場所は、1階のロビー(必ず誰もが通る場所です)、2階ロビーの左右、でした。

このうち、1階ロビーと2階ロビー右側の2カ所は、とても良い配置でした。

2階ロビー右側

2階ロビー右側


タクシー会社の電話番号が記してある掲示や、バスの時刻表があってある壁面があります。

そこに一緒に、2種類のリーフレットがさりげなく置かれています。

このように配架されています

このように配架されています


これならば、リーフレットを観ていても、手に取っても、全く目立ちません。

実際にフジノがリーフレットの前に立って、周りから見て頂いたのですが、時刻表をみているのと区別はつきませんでした。

この置き方だから、周りにきがねすることなく手に取れるのかもしれません。

そのおかげで毎月10部も受け取っていただけているのかもしれません。

こうした配置にして下さった現場のみなさんに感謝です。

2階ロビー左側だけは、あえてリーフレットだけが置かれています。

大切な人の死は隠すべきことでも恥ずべき事でもなく、悲しみもまた同じです

大切な人の死は隠すべきことでも恥ずべき事でもなく、悲しみもまた同じです


フジノはこの配置をあえてとても評価したいです。

何故ならば、大切な人の死は隠すべきことでも恥ずかしいことでも無く、その悲しみを悲しむこともまた同じく隠すべきことでも恥ずかしいことでも無いからです。

それができないのは、世間の偏見があるからなのです。

実は、図書館においても毎年、自殺対策の特設図書コーナーを設置してもらっています。

フジノの提案でスタートしたこの取り組みですが、図書館長と司書のみなさんと議論しながら配置が年を経て変わりました。

スタートした2009年から5年間は、2階の人の来ないところにこっそりと置かれていました。

中央図書館2階の人がめったに通らない場所

中央図書館2階の人がめったに通らない場所


自殺に関する本は、誰にも見られないで読みたいだろうという配慮からです。

しかし、6年目(2014年)にして初めて正面玄関の自動ドアを入って真正面のいちばん目立つところに設置されるようになりました。

この場所こそ、自殺対策特設コーナーの在るべき場所だとフジノは信じてきました

この場所こそ、自殺対策特設コーナーの在るべき場所だとフジノは信じてきました


自殺は恥ずかしいことでも隠すべきことでも無く、誰の身にも起こりうることです。

確かにはじっこに置くという配慮も大切でした。

けれども、自殺対策に取り組む我々の側がはじっこに置くという行為を取るということは世間の偏見に加担していることと同じだとフジノは考えてきました。

隠れた場所に置くことは、行政が誤ったメッセージを世間に発信することになる、とフジノは考えています。

もちろん、反論はたくさんあると思います。

けれどもフジノはそう考えているのです。

このような観点から、『中央斎場』の3カ所のリーフレットの配置は、図書館の過去と現在の配置の両方を採用している訳です。

他人の目を気にせずに、リーフレットを手に取ることができる場所。

堂々と、リーフレットを取っていることがわかる場所。

フジノはどちらも正解だと考えています。

自死遺族のみなさんが社会や世間から感じさせられているのと同じ想いを、『流産』『死産』や幼くしてこどもを亡くされた方々は感じさせられているとフジノは考えています。

妊娠・出産は当たり前のことなんかではなく、奇跡・奇跡の連続によって初めて叶うことです。

『流産』や『死産』は語られていないだけで、本当に多くの方々が直面しており、悲しみを悲しむことも難しくさせられています。

フジノはこの状況を変えたいと強く願っています。

リーフレットの火葬場への配置はその願いのうち、わずか1つが実現したに過ぎません。

もっともっと取り組みを進めていきます。

天使ママ・天使パパ・ご家族の方々で、フジノにその想いを伝えたいという方がおられたらぜひご意見をお寄せ下さいね。

本日は健康総務課・中央斎場のみなさま、お忙しい中ありがとうございました。

取り組みに心から感謝とお礼を申し上げます。

これからも力を貸して下さい。よろしくお願いいたします。



自殺対策街頭キャンペーン@久里浜商店街はろーど通り/自殺対策強化月間(2018)

「自殺対策強化月間」の街頭キャンペーンを行ないました

毎年3月は『自殺対策強化月間』です。

1年間で最も自殺の犠牲になる方々が多いのが、3月です。

「月別自殺者数の推移」(平成29年自殺対策白書より)

「月別自殺者数の推移」(平成29年自殺対策白書より)

そこで官民をあげて様々な取り組みを特に強く実施することにしています。

例えば、国では初めてSNSを使った相談を実施しています。

わずか1か月間の取り組みとはいえ、とても大切な取り組みだと思います。

さて、横須賀市では毎年3月に啓発活動として街頭キャンペーンを行なっています(昨年の様子はこちら)。

お昼の部は、久里浜です。

久里浜商店街さんの全面的なご協力を頂き、なんと『はろーど通り』での開催となりました。

はろーど通り

はろーど通り

京急久里浜駅前から久里浜自動車学校につながる大通りです!

かつて横須賀市では特別集計という過去の犠牲者の方々の特徴をもとに分析をした結果、主婦層の自殺犠牲者が多いという傾向が分かりました。

そこで数年間にわたって午前中からお昼にかけて街頭キャンペーンを実施し、開催場所もイオン(旧ダイエー)などで集中的に実施してきました。

その結果、主婦層の犠牲者数は減少傾向となっています。

減少傾向とはいえ気を緩めることはできませんので、日中の時間帯に主婦層の方々にアプローチできる場所での実施を継続しています。

それにしても、こんな素晴らしい場所で大々的に開催できるとは思いませんでした。

保健所のみなさんと久里浜商店街のみなさんには心から感謝しています。

市民&県立保健福祉大ボランティア、総勢20名超!

加えて、毎年活動を続けてきてフジノが最もうれしいと感じるのは、『参加して下さるみなさまの存在』です。

けさは10時45分集合でした。

しかし、フジノが10時半頃に集合場所である内川町内会館に向かって歩いていると、すでに歩道にはのぼりが設置され終わっていました。

ゲートキーパー養成研修を終えた市民ボランティアのみなさん、県立保健福祉大学のリハビリテーション学科の学生さんが、集合時刻よりもかなり早くから集まって、準備を始めて下さってました。

20名を超えるボランティアに感激!

20名を超えるボランティアに感激!

熱意あるボランティアのみなさんの存在に、フジノはとても勇気づけられます。本当にありがとうございます。

今日はスカリンも参加してくれました(親子連れに大人気でした。そしてワンコにも愛されていました)。

森下守久理事長のご厚意で商店街にアナウンスさせていただきました

横須賀市の自殺対策シンボルマークであるカタバミの印刷されたビブスと帽子を着けて、準備完了です。

ビブスと帽子には「横須賀市自殺対策シンボルマーク」のカタバミ

ビブスと帽子には「横須賀市自殺対策シンボルマーク」のカタバミ

さっそく11時から街頭キャンペーンをスタートしました。

いつものようにフジノが大声をはりあげて街頭キャンペーンの趣旨を訴えていると・・・

ひとりの男性がゆっくりと近づいてきて

「私はこの商店会の理事長をしているものだけど、このマイクを使っていいから。これで話せば通り全体にアナウンスが流れるから」

とマイクを渡して下さいました。

森下守久さん(久里浜商店会協同組合理事長)でした!

「本当によろしいのでしょうか!?」

と尋ねるフジノに

「良いことをやってるんだから、もちろん大丈夫だよ」

と笑顔の理事長。

事務局である保健所からもOKが出たので、なんとそのままフジノがマイクでアナウンスを行なうことになりました。

相談窓口をまとめた冊子「横須賀こころのホットライン」等を配布しました

相談窓口をまとめた冊子「横須賀こころのホットライン」等を配布しました

初めてのことでドキドキしましたが、終了後にボランティアのみなさんが

「マイクがあったおかげで配りやすくなったわよ!」

と褒めていただき、ホッとしました。

お天気にも恵まれて、たくさんの配布物を受け取っていただくことができました。

こどもたちに大人気のスカリン、保健福祉大学リハ学科のみなさんと。

こどもたちに大人気のスカリン、保健福祉大学リハ学科のみなさんと。

本日の配布物は

  • 相談先が記されたポケットティッシュ
  • 相談窓口が網羅された冊子『横須賀こころのホットライン』
  • ゲートキーパー養成研修会の日程が記されたチラシ

でした。

全てが終了してのぼりを片付けていた時に、若い男性がフジノに近づいてきて

「一部ください」

と声をかけてくれました。

森下理事長のもとにマイクを返しに伺ってお礼をお伝えすると、

「おつかれさまでした」

と笑顔で逆にねぎらわれてしまいました。

森下理事長、本当にありがとうございました。

一緒に活動をがんばったみなさんと記念撮影です

一緒に活動をがんばったみなさんと記念撮影です

ゲートキーパー養成研修を終えた市民ボランティアのみなさま、ありがとうございました。

県立保健福祉大学の学生ボランティアのみなさま、春休み中にもかかわらず、熱心に参加して下さって本当にありがとうございました。

森下理事長をはじめ、久里浜商店街のみなさま、お昼時にお騒がせして申し訳ございませんでした。

そして、配布物を受け取って下さった全てのみなさまに、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

なんと1133セットも受け取っていただきました!ありがとうございます!

さあ、夜は追浜駅です!

がんばります。

死産や幼いこどもを亡くした方々へのグリーフケア・ビリーブメントケアの入り口として「火葬場」に相談窓口一覧のリーフレットを配架していただきました/フジノの提案、実現しました

フジノの提案、実現しました

本日の教育福祉常任委員会では、健康部の予算を審査しました。

健康部の予算審査に臨むフジノ

健康部の予算審査に臨むフジノ


たくさんの質問を行なったのですが、その中からフジノの提案が実現した件についてご紹介します。

それは、

死産や幼いこどもを亡くした方々へのグリーフケア・ビリーブメントケアの入り口として、火葬場に相談窓口一覧のリーフレットを配架させてほしい

という提案です。

昨年のブログでは、横須賀市の火葬場で扱った『死胎』『12歳未満』の人数を表にしてお示ししました。

『死胎』とは、妊婦さんのお腹の中で亡くなった赤ちゃんのことです。つまり、『死産』にあたります。

死肢 市内 市外 合計
2016年 53件 9件 62件
2015年 44件 12件 56件
2014年 36件 13件 49件
2013年 39件 13件 52件
2012年 51件 4件 56件
2011年 51件 10件 61件
2010年 96件 20件 116件
2009年 156件 19件 175件
2008年 152件 29件 181件

毎年、本当に多くの赤ちゃんがお母さんのお腹の中で亡くなって、天使になって天国に帰っていきます。

12才未満 市内 市外 合計
2016年 11件 2件 13件
2015年 6件 2件 8件
2014年 14件 2件 16件
2013年 6件 2件 8件
2012年 13件 0件 13件
2011年 10件 1件 11件
2010年 8件 2件 10件
2009年 14件 1件 15件
2008年 12件 2件 14件

そして、12歳未満のこどもたちが毎年こんなにも亡くなっています。

けれどもフジノが出会ってきた天使ママ・天使パパ・ご家族のみなさんは、誰にもこの悲しみを語ることができずにいました。

適切なケアを受けられねば、遺されたご家族もハイリスクな状況に追い込まれてしまいます。

なんとかしてご遺族を『グリーフケア』『ビリーブメントケア』につなげられないかとフジノは様々な提案を行なってきました。

その1つが、市内唯一の火葬場である『中央斎場』に相談先一覧を記したリーフレットを配架させてほしい、というものです。

昨年2017年決算議会で提案をしたのですが、前向きな答弁をして下さった健康総務課長は、すぐにアクションを起こしてくれました。

委員会終了後すぐに部内で調整をして、配架を始めてくれました。

『横須賀こころのホットライン』を中央斎場内の3カ所に配架してくれるようになりました。

よこすか心のホットライン

よこすか心のホットライン


スタートから半年が経ちますが、毎月10部以上は持ち帰っていただいているという高い実績となりました。

手にとっていただくだけでなく、実際に相談につながっていてくださることをフジノは願ってやみません。



新年度も継続して取り組んでいきます

ただ、ある取り組みがスタートしても、次の年も継続されるかどうかは分かりません。

そこで今日の委員会では、来年度(2018年度)は取り組みを継続していただけるのかを質問しました。

2018年3月6日・予算決算常任委員会教育福祉分科会・健康部への質疑

フジノの質問

火葬場の取り組みについてです。

昨年9月接会で提案をした

『死産』の子どもや10代で子どもを亡くした御夫婦や保護者の方々のメンタルヘルスを守る為に『グリーフケア』『ピリープメントケア』の為に相談窓口や当事者会を紹介する一覧の掲出やチラシの配布を健康づくり課と調整してほしい

と申し上げましたが、新年度はこうした取り組みは行なわれるのでしょうか。

健康総務課長の答弁

御提案いただきました件については、すぐに対応させていただきました。

健康づくり課のほうから冊子を提供いただきまして、中央斎場の1階と2階に置いております。

新年度、平成30年度も継続する予定です。

フジノの質問

大変重要な取り組みを継続して行なっていただけるということで、ありがたく思います。

ということで、2018年度も取り組みは継続されます!

提案者としてお恥ずかしい限りなのですが、中央斎場の現場をまだ見ることができていません。

昨年6月に家族を亡くして中央斎場のお世話になったのですが、あまりの突然の死を、まだ受け止めきれずにいます。

配架の様子はお聴きしているのですが、いまだにどうしても中央斎場へ足を運ぶことができずにいます。

近日中に必ず現場に伺って、その様子をご報告したいです。

どうか、いましばらくお待ち下さい。ごめんなさい。



死産や幼いこどもを亡くした方々へのグリーフケア・ビリーブメントケアの入り口として「火葬場」に相談窓口一覧のリーフレットを配架できないか提案しました/教育福祉常任委員会(2017年決算議会)

決算審査スタート、今日は健康部の審査でした

今日の決算審査は、健康部でした。

健康部の決算審査に臨むフジノ

健康部の決算審査に臨むフジノ


健康部の所管はとても広いです。

例えば、フジノの重要政策である自殺対策や精神保健福祉や感染症対策に取り組む保健所は、健康部の所管です。

市内唯一の火葬場である中央斎場も健康部の所管です。

さらに、市民病院とうわまち病院も健康部の所管です。

地域包括ケアのうち、在宅療養や在宅看取りも健康部が所管しています。

このように所管が広い為、健康部の予算・決算に対するフジノの質問は毎回とても多くなる傾向があります。

今日の教育福祉常任委員会でも、たくさんの質問をしました。

その中から今日のブログでは、『死産』への『グリーフケア』『ビリーブメントケア』の為の取り組みの提案をご紹介します。



毎年こんなにたくさんのこどもたちの死が存在しています

下の表は、市の資料をもとにフジノが作りました。

横須賀市の火葬場で扱った『死胎』『12歳未満』の人数を表にしました。

『死胎』とは、妊婦さんのお腹の中で亡くなった赤ちゃんのことです。つまり、『死産』にあたります。

死肢 市内 市外 合計
2016年 53件 9件 62件
2015年 44件 12件 56件
2014年 36件 13件 49件
2013年 39件 13件 52件
2012年 51件 4件 56件
2011年 51件 10件 61件
2010年 96件 20件 116件
2009年 156件 19件 175件
2008年 152件 29件 181件

毎年、本当に多くの赤ちゃんがお母さんのお腹の中で亡くなって、天使になって天国に帰っていきます。

12才未満 市内 市外 合計
2016年 11件 2件 13件
2015年 6件 2件 8件
2014年 14件 2件 16件
2013年 6件 2件 8件
2012年 13件 0件 13件
2011年 10件 1件 11件
2010年 8件 2件 10件
2009年 14件 1件 15件
2008年 12件 2件 14件

元データが件数という単位の為に『件』と記しましたが、本当ならばフジノは『人』と記したい気持ちです。

生まれることなくお母さんの胎内で亡くなったとしても、それは『人』だとフジノは受け止めています。

ましてや12才未満で亡くなったこどもたちについては「件数表示はおかしいだろ」という気持ちがさらに強くなります。

ただ、統計として12才以上も全て統一表記で『件数』としている為、どうかお許し下さい。

こんなにも、たくさんの死産が毎年起こっている。

こんなにも、12才未満のこどもたちが亡くなっている。

こうした実態は、世間には全く知られていません。

人の生き死にをテーマにしている政治家としてフジノは、いつもこうしたデータを見つめてきました。

そして、ご遺族のお気持ちを想っては胸が苦しくてたまりませんでした。

さらに、お子さんを亡くした方々にお話を聴かせていただくと、ほとんどの場合、何のケアも受けておられないことが分かりました。

適切なケアを受けなければ、妊産婦さんやそのパートナー、またご家族たちは、とてもハイリスクな状態へと追い込まれてしまいます。

何のケアもなされてこなかった現状は、変えねばなりません。

フジノには『死産』や幼くして亡くなることそのものは無くせません(医学の進歩を祈ってやみません)。

それでも、政治家としてやるべきことがあると強く感じるようになりました。

『グリーフケア』『ビリーブメントケア』の必要性はこれまでも訴えてきました。

しかし、これからは具体的な政策として提案を行なっていくことに決めました。

今日の提案は、そんな想いから行ないました。



市内唯一の火葬場・中央斎場へ提案をしました

かつて市内には2つの火葬場(浦賀・中央)がありましたが、現在は中央斎場に統合されました。

その市内唯一の火葬場である中央斎場を所管している健康総務課に以下の提案をしました。

2017年10月2日・予算決算常任委員会教育福祉分科会・健康部への質疑

フジノの質問

決算書には、中央斎場においてどれだけの方がおいくつで、あるいは生まれてこれずに『死産』の状態で火葬場に来ているという数が毎年計上されています。

それを見るにつけても感じていたことなのですが、『死産』により胎児の火葬に来られる御夫婦に対するメンタルヘルスのケアの必要性を感じております。

保健所健康づくり課などの相談窓口のチラシを中央斎場に置くことができないものなのか。

健康総務課としては、どんなふうにお考えでしょうか。

健康総務課長の答弁

 
ただいま御質問いただきました、中央斎場での死胎の件数が、平成28年、市内市外合わせて62件ございます。

今、御質問いただいたことについて、現在の取り組みというのはありませんので、健康づくり課と調整を図りたいと思います。

フジノの質問

 
ありがとうございます。

同じく、『死胎』、死産の子だけでなく、10代の子どもたちを亡くした保護者の方に対する当事者会の紹介ですとか、健康づくり課の相談窓口などの紹介も御検討いただけたらと思っております。

質疑応答は以上です。

健康総務課長はとても前向きで、即座に検討を始めて下さるとのことでした。

今後の動きをご報告していきます。

『流産』『死産』によって天使ママ・天使パパになった方々の声を、フジノは政治家としてたくさん聴かせていただいてきました。

今までは自分の中でどのようなアクションを取れば良いのか、悩んでいました。

発言をすることでより悲しみを大きくしてしまわないか、そんなことを考えては逡巡していました。

けれども、ハッキリとやるべきことが自分の中で明確になりました。

これからは積極的に発言をしていきます。

もしも天使ママ・天使パパやご家族の方々でご意見をうかがえる方がおられたら、いつでもフジノにご連絡ください。



後日談その1

健康総務課長のアクションはとても早く、配架がすぐに実現しました!

中央斎場では3カ所で『横須賀こころのホットライン』が置かれています。

よこすか心のホットライン

よこすか心のホットライン


タクシーの電話番号やバスの時刻表など他の案内が貼りだしてある所にさりげなく置かれているので、冊子を見たり手にとっても他人から気付かれにくくなっています。

とても良い置き方だと思います。

提案者のフジノとしては、どうかこの冊子を手に取るとともに、実際に相談につながっていてくださることを祈ってやみません。



後日談その2

2018年度予算案を審査する予算委員会で、フジノは改めて質問をしました。

その結果、2018年度もこの取り組みを継続する方針との答弁を受けました。

どうかこの取り組みがずっと続いてくれることを祈っています。



上地市長を先頭に、多くのボランティアのご協力のもと「自殺予防週間」の街頭キャンペーンをワイデッキで行ないました/自殺予防週間(2017)

「自殺予防週間の街頭」キャンペーン、夕方はワイデッキで開催しました

お昼にイオン横須賀店で行なった『自殺予防週間』の街頭キャンペーンに続いて、夕方は横須賀中央ワイデッキでの開催です。

ビブスを付けて準備完了

ビブスを付けて準備完了


金曜日の夕方のワイデッキは人通りも多く、啓発活動にはもってこいの場所です。



自殺対策が成功する必要不可欠な条件は、市長のリーダーシップにあります

あらかじめ、今回の街頭キャンペーンに上地市長が参加して下さることは確認していました。

上地市長、ぶじに到着しました。

上地市長、ぶじに到着しました。


分かってはいても、実際にいらっしゃると「ああ、来て下さった!」と嬉しく感じるものですね。

自殺予防週間の街頭キャンペーンを、こうして2人で行なえて本当に嬉しいです

自殺予防週間の街頭キャンペーンを、こうして2人で行なえて本当に嬉しいです


というのも、自殺対策が成功する地域では必ずトップ(首長)がリーダーシップを持って対策に取り組んでいます。

自殺対策の世界では、リーダーの参加は必要不可欠な最低条件だというのが定説になっています。

上地市長の登場に、思わずふりかえる通行人の方も。

上地市長の登場に、思わずふりかえる通行人の方も。


ですから、市長自らがこうして街頭キャンペーンの場に参加している姿は、市民のみなさまにとっても、自殺対策に取り組む本市職員や様々な関係機関のみなさまにとっても、

「横須賀市は自殺対策に本気で取り組んでいるぞ」

という重要なメッセージになっているのです。とても大切です。

スタートを前に、みんなで集合写真

スタートを前に、みんなで集合写真


これから1時間、みんなでリーフレットの配布開始です!



上地市長自らたくさんのリーフレットを配り、内容をご説明しました

フジノは14年間ずっと自殺対策に取り組んできましたので、歴代の市長みなさんにお願いして自殺対策に関わってきてもらいました。

街頭キャンペーンが横須賀市の公式行事になった2008年当初から、当時の蒲谷市長にも参加をお願いして街頭キャンペーンに参加して頂きました。

2008年9月11日、街頭キャンペーンに立つ蒲谷市長

2008年9月11日、街頭キャンペーンに立つ蒲谷市長


歴代市長をよく知る立場からすると、前市長はマイクを持って話すのが得意でしたから、街頭キャンペーンの間はずっと市民のみなさまに自殺対策の重要性を力説する演説をしていました。

一方、上地新市長は演説をするよりも、じかに一対一でコミュニケーションを取る方がとても得意なタイプですね。

市長自らリーフレットをお配りし、内容をご説明しています

市長自らリーフレットをお配りし、内容をご説明しています


リーフレットの配布も自らどんどん行なって、中身について尋ねられると市民の方に丁寧にご説明しておられました。

どちらのタイプが良いとか悪いとかでなく、自殺対策の必要性をマイクを通してしっかりと市民に語りかける吉田前市長も頼もしかったですし、じかに対話型で市民に伝えていく上地新市長のやり方もどちらもとても良いと思います。

フジノは歴代の市長のみなさんに、しっかりと自殺対策を市長がリーダーシップを持って進めていく必要性を理解して頂けて、本当にラッキーだと感じています。

これまで何も無かったところから本市の自殺対策を提案し、こうしてたくさんの方々の参画と協力を得られるようになったことは、フジノにとって本当に感慨深いです。

それはやはり歴代市長のみなさんのリーダーシップがあったからこそだと思うのです。本当にありがたいことです。



今年も「自殺予防週間」街頭キャンペーンを終えることができました

こうして、今年も無事に『自殺予防週間』の街頭キャンペーンを終えることができました。

かつてはフジノがたったひとりきりで街頭に立って、横須賀とわが国の自殺の現状を語り、自殺予防対策の必要性を訴えていました。

それが今では毎年市長も必ず参加して、たくさんのボランティアの方々のご協力もいただいて、市の公式行事として取り組まれるようになって久しいです。

自らの信念を貫いて取り組みを進めてきて本当に良かったと感じます。

街頭キャンペーンを終えてあいさつをする上地市長

街頭キャンペーンを終えてあいさつをする上地市長


フジノの仕事は、国にも横須賀市にも自殺対策が全く存在していなかった荒野を開拓して、種をまいて、水をかけて、芽生えた小さな芽を大切に育ててくることだったと思っています。

いずれ、フジノもいなくなります。

フジノは自殺対策を必死に守ってきた訳ですが(毎年、本当に予算の確保は大変でした)、周りを見れば、一緒に自殺対策の創設期から取り組んでくれた歴代の部課長や保健師のみなさんも少しずつ定年などで引退をされています。

本当に最初の取り組みを立ち上げた頃を知っているのは、今ではフジノしかいません。最古参になってしまいました。

けれども、自分がいなくなっても絶対にその後も自殺対策が続いていく取り組みにしていかねばなりません。今後はそのことを強く意識していきたいと考えています。

街頭キャンペーンを終えて、みんなで集合写真

街頭キャンペーンを終えて、みんなで集合写真


希望の種はありまして、今年は特にたくさんの学生ボランティアさん(県立保健福祉大学から)がいらして下さったし、ゲートキーパー養成研修を終えた市民ボランティアの方々も多く参加して下さいました。

今年から異動で着任した課長も熱心で居てくれます。

保健所健康づくり課のメンバー(フジノにとっては戦友のような存在です)は、代替わりをしながらも変わらぬ熱意を持つメンバーばかりです。

こうした多くの方々のご協力をいただき、今年も無事に『自殺予防週間』の街頭キャンペーンを終えることができたことを、心から感謝しております。

リーフレットを受け取って下さった市民のみなさまにも、御礼を申し上げたいです。ありがとうございました。

京浜急行さんをはじめ、ご協力いただいた全てのみなさま、ありがとうございました。

これからも、追い込まれた末に自殺の犠牲になってしまう方々をおひとりでも少なくできるように、全力を尽くしていきたいです。



今年もイオン横須賀店内で「昼間の開催」が実現!「自殺予防週間」の街頭キャンペーンを行ないました/自殺予防週間(2017)

今年もイオン横須賀店をお借りして「自殺予防街頭キャンペーン」を実施しました

『教育委員会定例会』の傍聴を終えると、急いでイオン横須賀店に向かいました!

教育委員会定例会の傍聴を終えてイオン横須賀店に到着しました

教育委員会定例会の傍聴を終えてイオン横須賀店に到着しました


毎年、横須賀市では『自殺予防週間』に街頭キャンペーンを実施して、市民のみなさまに情報発信と啓発活動を行なっています。

横須賀の自殺による犠牲者の特徴を内閣府に『特別集計』という形で分析してもらいました。

それを受けてフジノは、毎年開催している『街頭キャンペーン』を昼間に開催するよう提案し、それが昨年から実現しました。

昨年(2016年)初めてイオンリテール株式会社さまのご協力を頂き、イオン横須賀店の正面玄関ホールと2階センタープラザステージ前ホールにてキャンペーンを行なわせて頂きました。

ありがたいことに今年もイオン横須賀店内での開催が実現しました。

イオン横須賀店にて

イオン横須賀店にて


お忙しい中にもかかわらず、イオンリテール株式会社の岩屋徹さん(神奈川県・横浜川崎事業部担当部長)には、準備の段階から終了の最後までおつきあいいただきました。

ご協力を頂きまして、誠にありがとうございました。



保健福祉大の学生ボランティアさん、ゲートキーパー研修を終えた市民ボランティアさんのご協力も頂きました

今日の街頭キャンペーンには、ボランティア参加して下さった方がたくさんいらっしゃいました。

まず、『横須賀市自殺対策連絡会』のメンバーである奥原孝幸先生(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部リハビリテーション学科・准教授)が学生ボランティアさんを連れてきて下さいました。

神奈川県立保健福祉大学の学生さんとスカリンとフジノ

神奈川県立保健福祉大学の学生さんとスカリンとフジノ


作業療法士や理学療法士を目指しているリハビリテーション学科の学生さんたちが参加して下さいました。ありがとうございます。

さらに、ゲートキーパー研修を終えた市民ボランティアの方々が参加して下さいました。ありがとうございます。

こうして、総勢20名で『街頭キャンペーン』を行ないました。

キャンペーン前のうちあわせ

キャンペーン前のうちあわせ


参加して下さったみなさま、ありがとうございました!



保健所健康づくり課もがんばってくれました

今日から新しい道具が加わりました。

まず、ビブスです。

新しくビブスが作成されました

新しくビブスが作成されました


これまでは、9月の『自殺予防週間』はカタバミTシャツを着て、3月の『自殺対策強化月間』にはピンク色のウインドブレーカーを着用して活動を行なっていました。

Tシャツのデザインはシンプルでとても良かったのですが、ビブスには前と後ろにメッセージが書かれていて訴求性があって分かりやすさが増しました。とても良いと思います。

続いて、外国人の方々に向けたチラシです。

相談先を外国語表記したA4チラシ

相談先を外国語表記したA4チラシ


実は昨日、教育福祉常任委員会でフジノはこのことをとりあげていました。

本当は、当初予算案では小冊子『よこすか心のホットライン』に外国語表記をして、街頭キャンペーンで外国人の方々にも受け取ってもらえるようにする予定でした。

けれども完成した最新版(改訂版)の『よこすか心のホットライン』を手に取ったフジノは「これでは外国人の方々に受け取ってもらえない」「内容を改善すべきだ」と質疑しました。

健康づくり課長は「おっしゃるとおりで残念ながらこの冊子では外国人の方々に受け取ってもらえるとは思えません」「内容を抜き出してA4のチラシを作成します」と答弁してくれました。

そして、わずか1日後の今日!

答弁どおりにA4チラシを作って印刷して、持ってきてくれたのでした。

こちらが実物です(PDFファイルにしてあります)。ぜひご覧下さい。

こうした市職員の方々の動きの速さは、まさに上地市長に交代してからあらゆる部局で感じています。

健康づくり課のみなさん、準備で忙しい中ありがとうございました。



1時間で800部を配りました!

イオンの正面玄関ホールとセンタープラザステージ前の2ヶ所に分かれて、リーフレットを配りました。

ひたすらたくさんリーフレットを配布することはフジノの得意技です

ひたすらたくさんリーフレットを配布することはフジノの得意技です


今年も横須賀市公式ゆるキャラの『スカリン』も来てくれました。

スカリンと女の子

スカリンと女の子


こどもたちにどんどん写真撮影をオススメしました。

フジノはシャッター係を務めましたが、スカリン、大人気でした!

こうして1時間、リーフレットを配りました。

保健所健康づくり課が作成してくれた多国籍版チラシも、外国人の方々が何人も受け取ってくれました(フジノもじかに渡すことができました)。

また、今この瞬間お悩みやお困りごとを抱えておられる方には、その場で保健師が相談にのらせていただきました。

横須賀市には保健所健康づくり課をはじめ、本当にたくさんの相談窓口があります。ぜひご相談していただきたいと心から願っています。

イオンでの街頭キャンペーンは大成功でした!

イオンでの街頭キャンペーンは大成功でした!


終了後、集計してみたらなんと800部も配ることができました。

お買い物中やお買い物帰りの荷物がたくさんある方々が、本当にたくさんリーフレットを手に取って下さったことに心から感謝しております。

参加して下さったみなさま、受け取って下さったみなさま、ありがとうございました!

本日の『街頭キャンペーン』は、あと1回、夕方から横須賀中央ワイデッキにて行ないます。

夜の『街頭キャンペーン』には上地市長も参加しますよー!



2016年9月議会・一般質問

藤野英明です。

一般質問に立つフジノ


よろしくお願いします。

1.改正自殺対策基本法における「市町村自殺対策計画」の策定義務化を受けた本市の取り組みについて

4月1日に施行された改正自殺対策基本法の目玉の1つは『市町村自殺対策計画』の策定が義務化されたことです。

2016年3月22日・毎日新聞より

2016年3月22日・毎日新聞より


データとエビデンスに基づいて『計画』を立てて、PDCAサイクルを回すことで、全国の自治体に取り組みを促すのが目的です。

改正自殺対策基本法

改正自殺対策基本法


さらに『計画』に基づいた取り組みに対して、国は交付金を交付することが法第14条に定められています。

本市は全国でも先進的に自殺対策に取り組んできましたが、財政が厳しい折、市の一般財源だけでなく、国の基金も財源に充ててきました。

今後も本市が自殺対策を積極的に推進していく為には、国の交付金を確保すべきであり、計画策定を始めるべきです。

そこで市長に伺います。

【質問1】
本市は、これからどのようなスケジュールで、どのような体制で、計画策定に臨むのでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


さて、計画策定を好機と捉えて、本市の自殺対策をさらに進める取り組みを実施すべきです。

今回、僕は具体的に『市民意識調査の実施』を提案します。

本市の対策は、司令塔である『自殺対策連絡会』のメンバーに示される通り、専門家や支援する側がメインで、これまで、広く市民全体の声をお聴きしたり、その声を事業に反映する機会はありませんでした。

また、『街頭キャンペーン』などで、これまでわが国にあった自殺への根強い偏見と誤解に対して『自殺に対する正しい知識の普及啓発』に取り組んできました。

自殺対策基本法の「基本理念」

自殺対策基本法の「基本理念」


例えば、自殺は追い込まれた末の死であり、個人の身勝手な死では無いことや、自殺は個人の問題では無く、社会的な要因があり、広く社会的な取り組みが必要であることなど、法の基本理念に明記されている正しい知識を普及啓発してきました。

しかしその結果、市民のみなさまに実際にどれだけその知識が浸透しているか、その効果を測定したこともありません。

また、『社会資源』の存在の認知度も調査したことがありません。

『よこすか心のホットライン』を配布したり、『ゲートキーパー養成研修』を開催して、本市にはいざという時に頼れるたくさんの相談窓口があることを周知してきました。

けれども、その結果、市民のみなさまにどれだけそうした社会資源の存在が浸透しているのか、調査したこともありません。

さらに、支援者側の視点で「良かれ」と考えて実施してきた本市の対策ですが、市民のみなさまにとってそれが本当に使いやすいものでしょうか。

市民の視点で、困った時に相談しやすく頼りやすい相談の在り方や求める取り組みなども、本市は調査をしてきませんでした。

そこで、伺います。

【質問2】
『計画』の策定にあたっては、基礎資料の収集とより実効性の高い『計画』とする為にも、自殺に関する知識の理解度をはじめ、本市のこれまでの取り組みや社会資源の市民への浸透度や、市民の求める相談支援の在り方などについて、『市民への意識調査』を実施すべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


一問一答席にて再質問するフジノ



2.東日本大震災から5年経った今も、児童生徒が毎日学び生活する市立学校の敷地内に放射能汚染された側溝汚泥等の除染土が埋設されたままの問題について

まず、初めてこの問題を知った保護者や市民の方々に詳しく知っていただきたいので、経緯を説明します。

原発事故が起こった5年前のことです。

8月25日に教育委員会が出した通知に基づいて、学校用務員のみなさんは夏休み明けに向けて学校の清掃を行ないました。

放射性物質が集まってたまりやすい側溝や雨どいなどの清掃を行なったのですが、清掃で集めた高い放射線量の側溝汚泥等をなんと校庭の隅っこやビオトープの中に廃棄してしまいました。

今でこそ絶対やってはいけない事だと分かりますが、当時は処理方法が十分周知されておらず、また放射性物質に関する研修の機会も無かった用務員の方々は、結果的に、児童生徒が日常的に接しうる場所に線量の高い除染土を野ざらしにしてしまったのです。

独自に測定を行なってきたねぎしかずこ議員の調査によって、2011年10月25日、鶴久保小学校の校庭で毎時0.75マイクロシーベルトが検出されました。

ねぎしかずこ議員の2011年10月25日ブログ記事より

ねぎしかずこ議員の2011年10月25日ブログ記事より


すぐに本市は全校調査を行なった結果、全市的に同じ事態が起こっていたことが分かりました。

こうして、児童生徒が2ヶ月にわたって被曝した可能性がある問題が初めて発覚したのです。

教育委員会では児童生徒の『安全対策』を議論した末に、当面の間は学校の敷地内に埋めて土をかけて、どこに埋めたかはっきり分かるように注意喚起の目印をして、空間線量の測定を継続することで『安全』を守れると判断し、10月末から埋設を始めました。

これは科学的には一定の知見に基づいた『安全対策』です。

しかし、自分のこどもたちが日常生活を送る学校の敷地内に除染土が埋設されている事実を前にして、保護者や市民の方々は『安心』することはできませんでした。

保護者から署名とともに請願が市議会に複数回出され(こちらこちら)、多くの議員もこの問題で質疑を行ないました。

当時の教育委員会は、学校敷地内への埋設はあくまでも一時的な『仮置き』であって、状況が変わりしだい学校の敷地外へ『移設』することを約束しました。

それから現在まで市長、歴代の教育長・上下水道局長らに『学校の外への移設』を求めて僕は質疑を重ねてきましたが、いまだに実現していません。

今年5月、お隣の横浜市で8000ベクレルを超える3トンもの『指定廃棄物』が小中学校に放置されたままになっていることが明らかになりました。大変センセーショナルなことで、連日大きく報道されました。

2016年6月22日・神奈川新聞より

2016年6月22日・神奈川新聞より


そこで横浜市は、8月29日、市立学校と市内保育園に保管されている『指定廃棄物』等を今年度中に『北部汚泥資源化センター』に鉄筋コンクリート造の保管庫を新たに建てて移転させる、と表明しました。

2016年8月30日・神奈川新聞より

2016年8月30日・神奈川新聞より


この判断は極めて画期的で、全国から評価されています。
 
横浜市の問題によって関心が高まる中、去る9月2日の本会議において小室たかえ議員が、本市の学校敷地内に埋設されたままの除染土について一般質問を行ないました。

その結果、現在本市では埋設場所を具体的に分かるように表示していない学校が少なくとも23校にのぼる実態が明らかになりました。

2016年9月3日・神奈川新聞より

2016年9月3日・神奈川新聞より


この問題も大きく報道され、5年前以来の強い関心を集めています。

当時、児童生徒を通わせていた保護者の方々に加え、今、児童生徒を通わせている保護者の方々もこの問題を知り、「横浜市と同じく本市も『移設』してほしい」と求めておられます。

この5年間、『安全』に関して科学的知見に基づいた努力と正確な情報を丁寧に発信し続けるだけでなく、市民のみなさまに『安心』を提供する為に最善の努力を本市が行なってきたとはいえません。

「これは『仮置き』であり必ず『移設』をする」

という約束を5年間も破ったままの本市の在り方に僕は憤りを覚えています。

一般質問を行なうフジノ


改めて『安全』と『安心』の2つの観点から、本市のさらなる対応を求めます。



(1)「安全」を担保する為に、成すべき取り組みを徹底すると共に、市民のみなさまに
 正確な情報を提供する必要性について

保護者や市民の方々のお話を伺っていると横浜市で『指定廃棄物』の問題が大きく報じられた為、本市の除染土も同じ受け止められ方をされてしまっている、と感じます。

そこで、正確に答弁して下さい。

『放射性物質汚染対処特措法』で定められた基準によって、放射能濃度が8000ベクレルを超える廃棄物は『指定廃棄物』と呼び、国の管理型処分場で特別な方法によって処分されねばなりません。

放射性物質を含む廃棄物

放射性物質を含む廃棄物


【質問3】
本市の合計7トンの除染土はこの『指定廃棄物』に該当するのでしょうか。それとも8000ベクレル以下の『通常の廃棄物』に該当するのでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


今後の対応を問うた小室議員に対して、『移設』ではなく、『処分を引き受けてくれる業者』を探している旨の答弁が教育長らから繰り返しなされました。

その処分方法は、8000ベクレル以下の『通常の廃棄物』としての処分方法にあたります。

環境省「放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト」より

環境省「放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト」より


しかし5年前、人体への影響把握を最優先してシーベルト測定は実施しましたが、ベクレル測定はしていません。

【質問4】 
ベクレル数を測定しておらず、正確な値も分からないのに、誰が、何の根拠をもって、『通常の廃棄物』としての処分方法を決定したのでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


学校敷地内の埋設場所を明示していない23校について小室議員が質した際に、教育長は学校側の対応を容認して、こう答弁しました。

「お知らせをすることによって仮に『不安』をかき立てるとすれば、お知らせをしない方がいいなという判断もあると思います」

この答弁は「正しい情報を提供する以外に『不安』は解消できない」という危機管理の基本からも全く論外です。

さらに、そもそも児童生徒・保護者に除染土の存在自体を知らせないことは2011年8月26日に原子力災害対策本部が発表した『市町村による除染実施ガイドライン』に反しています。

市町村による除染実施ガイドライン

市町村による除染実施ガイドライン


『ガイドライン』では『仮置き』終了後の管理方法として、覆土を掘り返さないよう注意喚起の為の表示やロープでの囲いの設置を行なうよう求めています。

また市町村に対しては、埋め立てた場所が不明にならないよう土地所有者に対して注意喚起をするよう求めています。

【質問5】
したがって『安全』の観点から、教育長の答弁は『ガイドライン』に反しており、さきの答弁は撤回すべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


質疑をするフジノ


小室議員の質問後、保護者と学校現場の関心も高まったことから,教育委員会は9月6日に新たな通知『除染土埋設場所の表示について』を出しました。

埋設場所の表示をしていない学校の校長に宛てたもので

「表示方法等を一緒に考えさせていただきますので、学校管理課までご連絡くださるようお願いします」

と記しています。

【質問6】
しかし本来、教育委員会が成すべきことは『一緒に考える』ことではなく、『ガイドライン』どおりに注意喚起の表示やロープでの囲い等を徹底するように、指示することではないでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


教育長らによる答弁を聞くと、連日、教育委員会は『処分を引き受けてくれる業者』探しに取り組んでいるように聞こえました。

しかし、それは事実ではありません。

教育委員会ではこの問題の担当を『学校管理課施設管理係』と定めてこそいます。

けれどもそもそも学校管理課には『処分業者』とのつながりは全くありません。

実際はただインターネットで調べたり、資源循環部出身の学校管理課職員が個人的なつながりで資源循環部から時々情報をもらうだけなのが実態です。

つまり教育委員会だけで『処分業者』を探すのは、現在の体制では不可能だと言わざるをえません。

そもそもどの『処分業者』も風評被害を恐れて、現在までずっと受け入れを拒否してきた現実があります。

放射性物質を含む廃棄物の処分について、国による新たな決定等の何らかの状況の変化が無ければ今後も絶対に『処分業者』は見つからない、と僕は考えています。

だからこそ、この後の質問では『移設』を提案しますが、本市が『処分業者』探しを第一の選択肢としている現状において、市長に提案があります。

【質問7】 
市内外の『処分業者』と接点があるのは資源循環部です。

資源循環部において担当係や担当者を決めて定期的に情報の収集と提供を行ない、教育委員会が積極的に『処分業者』と話し合いを持てるように仲介すべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)


教育長に伺います。

この問題に積極的に取り組んでこられた前教育長が退任し、新たに青木氏が教育長に就任する際、この問題への対応を僕はあえて2回にわたって質しました。

「例え教育長が替わってしまっても、保護者の『不安』を解消する取り組みが絶対に必要だ」

と考えてきたからです。

2013年第4回定例会では新たに候補として青木氏を提案した市長に対して、2014年第1回定例会では新教育長に就任した青木教育長ご自身に対して質問すると、

市長は、青木氏が教育長に就任すれば、処理が可能な事業者を探していただける旨答弁し、教育長は同じ意見だと答弁しました。


しかし、さきに述べたように『処分業者』探しに何のノウハウも無い学校管理課に任せきりなだけで熱意ある対応を全くしていただけなかった、と僕は感じています。

【質問8】
教育長はこの対応が本当に適切だったと言えるのでしょうか。

市長部局や上下水道局に対してもっと積極的な対応を要請すべきだったのではないでしょうか。お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)


一般質問

(2)これまでの「安全対策」では市民の「不安」を解消できなかった事実を謙虚に受け止めて、「安心」を提供する為に早急に学校敷地内から「移設」する必要性について

屋根や道路などに降り注いだ放射性物質は、雨で下水道に流れ込みます。

下水が集まる下水処理場では汚泥を焼却しているのですが、その過程で放射性物質は高濃度に濃縮されます。

東京電力福島第一原発事故以降、本市上下水道局では高濃度の放射能に汚染された下水汚泥の焼却灰をフレコンバッグに詰めた上で、濃度が高い順に、下町浄化センター消毒室、さらに海上輸送コンテナに入れて追浜浄化センター、下町浄化センターの敷地内の3カ所に保管してきました。

2011年10月14日・神奈川新聞より

2011年10月14日・神奈川新聞より


2012年3月の状況。搬出前はこの写真以上に何段にも積み重ねられていました

2012年3月の状況。搬出前はこの写真以上に何段にも積み重ねられていました


コンテナには24トン入るのですが、かつては敷地内いっぱいに何段もコンテナが積み重ねられて、その重さで沈まないようにアスファルト舗装も行なうほどの汚泥焼却灰の量でした。

「下町浄化センターコンテナ設置に伴う舗装工事」

「下町浄化センターコンテナ設置に伴う舗装工事」


この下町浄化センターのコンテナの中に「学校の除染土を移してほしい」と多くの保護者が5年前から訴えてきました。

僕自身も、国の対応が決まるまでの間に、本市が唯一実現可能な対応策が『移設』だと考えています。

そこで、2011年第4回定例会から現在まで、市長、上下水道局長、教育長に、その実行を求めて繰り返し質問を行なってきました。

僕はずっと下町浄化センターの状況を追いかけてきましたが、かつてとは全く状況が変化した事実が市民のみなさまには全く知られていません。

汚泥焼却灰は、現在も下町浄化センター消毒室に46トン、追浜浄化センターに272トンは保管されたままです。

しかし、744トン入る31基のコンテナは下町浄化センターの敷地に置かれてはいますが、コンテナ内にあった放射能汚染された焼却灰は全て搬出されました。

つまり、コンテナの中には現在、何も入っていないのです。

【質問9】
この説明で間違いないですか。

上下水道局長、お答え下さい。


(→上下水道局長の答弁へ)




教育委員長に伺います。

すでに2015年3月11日の予算決算常任委員会生活環境分科会での僕の質疑において、下町浄化センターのコンテナに保管されていた焼却灰はどんどん搬出されている、との答弁がすでになされています。

【質問10】
教育委員長はこうした情報をご承知だったでしょうか。

もしご承知であれば、9月2日の本会議において、いつ見つかるかわからない『処分業者』を見つけるまで児童生徒や保護者に『不安』を強いるような答弁はなさらなかったのではないでしょうか。

お答え下さい。


(→教育委員会委員長の答弁へ)




教育長に伺います。

【質問11】
教育委員長への質問と同じく、こうした情報をご承知だったでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)




上下水道局長に伺います。

2012年9月5日の教育福祉常任委員会で、教育委員会が上下水道局との意見交換において除染土の引き受けを打診したところ、上下水道局は次のように答えたと報告がありました。

「1日あたり約3トンの焼却灰が発生し、処分できずに敷地内に増え続けている状態である。今後も最終処分方法も定まらず、焼却灰分の処分見通しが立たない現段階では受け入れるのは難しい」。

これは、焼却灰の処分見通しが立たなかった2012年当時は受け入れられないという答弁であり、現在では、明らかに状況が変化しました。

そこで伺います。

【質問12】
児童生徒と保護者の『安心』の為に、学校に埋設している除染土7トンを下町浄化センターに移設すべきとの意見に対して、教育委員会から再度協議の申し入れがあった場合、上下水道局はどのように対応するのでしょうか。

お答え下さい。


(→上下水道局長の答弁へ)




上下水道局長に伺います。

立入禁止にし高濃度の汚泥焼却灰を保管している消毒室

立入禁止にし高濃度の汚泥焼却灰を保管している消毒室


下町浄化センター消毒室を本来の目的に使用する為に、消毒室内に保管している46トンの汚泥焼却灰は遠くない時期にコンテナに移すと聞いています。

学校の除染土7トンを入れると合計3個のコンテナが必要となります。


【質問13】 
このコンテナ3個の存在は、上下水道局の『BCP(災害時の事業継続計画)』に致命的な影響を与えうるでしょうか。お答え下さい。


(→上下水道局長の答弁へ)




教育長に伺います。

【質問14】
『処分業者』が全く見つからないまま5年が過ぎ、下町浄化センターのコンテナに保管していた汚泥焼却灰はもう存在しないという『明らかな状況の変化』を受けて、除染土の下町浄化センターへの移設について上下水道局と再度交渉すべきではないでしょうか。

お答え下さい。


(→教育長の答弁へ)




市長に伺います。

科学的見地に基づいて『安全対策』を取り、30センチ以上覆土すれば98%遮蔽できるところをさらに『安全』の為に50センチの覆土にしたことや、空間線量の定期的な測定値を保護者や市民の皆様に提供し続けてきた5年間でした。

【質問15】
それでも学校敷地内に除染土がある現状について、保護者や市民の『不安』を拭うことはできなかった、と率直にお考えにはなりませんか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)




市長は、科学的知見に基づいた『安全』と市民が心で感じる『安心』の違いを3.11の発災以来、ずっと理解しておられました。

教育委員会が『処分業者』を探すという手段だけではこの問題は解決できず、『安心』は提供できません。

そして教育委員会、上下水道局、市長部局と複数にまたがる全てを把握し、決断できるのは市長しかいません。

保護者と市民の不安を解消していただきたい。

学校現場の負担感を減らしていただきたい。

その為にも現在の『処分業者を探すだけ』という方針は転換すべきです。

そこで市長に伺います。

【質問16】 
まず「学校敷地内の除染土を下町浄化センターへ移設する」。次いで「将来的に処分業者を見つけて処分を依頼する」

この2段階の方法に方針転換すべきではないでしょうか。

お答え下さい。 


(→市長の答弁へ)


一般質問中のフジノ

3.「SOGI」に関する「住宅に関する意見募集」について

本市ホームページの『性的マイノリティ』のコーナー9月1日から新たに『住宅に関する意見募集』が掲載されました。

住宅に関する意見の募集

住宅に関する意見の募集


文面は

「住宅を借りる場合などにおいて、性的マイノリティであることによって生じていると考えられる事例等についてご意見を募集します。お寄せいただいた声を施策に反映するよう努めます。募集期間:平成28年9月1日~12月31日」

という、とても短いものです。

これまでの議会での質疑いわゆる性的マイノリティとされる当事者の方々と本市の意見交換会でのやりとりを知っておられる方々であれば、

同性カップルや同性パートナーが大家や不動産店に住宅を貸してもらえなかった体験や、同性パートナーが公営住宅に入居できない現状などが浮かぶでしょう。

けれども、こうした動きをご存じでない方は、これを読んで一体どのような事例や意見を書けば良いのか分からないと思います。

今回の『意見募集』はとても画期的な取り組みで多くの方々から生の声が集まることを期待しますが、残念ながら現在の文面ではあまりにも抽象的で分かりづらくまた募集自体知られておらず、意見が集まらないのではないかと懸念しています。

そこで市長に伺います。 
 
【質問17】
今回の『意見募集』を、本市がどのような目的で実施しており、どのような事例が挙げられることを意図しているのか、より具体的に文章を変更すべきではないでしょうか。


(→市長の答弁へ)




【質問18】
残念ながら本市による『住宅に関する意見募集』を知っている方は、極めて少ないのが現状です。

そこで、意見募集を今後いかにして広報していくのでしょうか。

『広報よこすか』での周知をはじめ、さらなる広報が必要ではないでしょうか。


(→市長の答弁へ)




【質問19】
集まった意見は今後どのような場で、どのように活用していくのでしょうか。

お答え下さい。


(→市長の答弁へ)




以上で1問目を終わります。



市長の答弁

ご質問ありがとうございました。

まず、改正自殺対策基本法における『市町村自殺対策計画』の策定義務化を受けた本市の取り組みについてご質問をいただきました。

【答弁1】
神奈川県からの情報によりますと、厚生労働省は来年の夏頃に『自殺総合対策大綱』の改正と共に『自殺対策計画のガイドライン』を示す見込みとのことです。

本市においては、示された『ガイドライン』に基づき、計画策定に入る予定です。

【答弁2】
体制につきましては、自殺対策に関する機関と関係部課等で連携をして計画を策定する予定です。




次に、より実効性の高い『計画』とする為に、『市民への意識調査』を実施するべきではないか、というご提案をいただきました。

市民に対し、自殺予防に関する意識を高める為、『よこすか心のホットライン』の配布等の各種施策を実施しています。

『市民に対する意識調査』については、今後、厚生労働省から『自殺対策計画のガイドライン』にかかる情報把握に努め、『意識調査』の必要性を判断したいと考えています。




次に、市立学校の敷地内に除染土が埋設されている問題について、のうち、「除染土が指定廃棄物と、通常の廃棄物のどちらに該当するのか」についてから、「市町村による除染実施ガイドラインのとおり注意喚起を徹底すること」までの計4問のご質問については、教育長から答弁をいたします。



教育長の答弁

私にいただきました質問について、まず本市学校敷地内に埋設されている合計7トンの除染土は『指定廃棄物』に該当するのか、それとも8000ベクレル以下の『通常の廃棄物』に該当するのか、についてお答えをいたします。

【答弁3】
環境省の見解として公表している指定廃棄物の発生経緯や、主な指定廃棄物の種類に照らしても、本市学校内で発生した汚染土壌は、指定廃棄物ではない、と判断をいたしました。

法律であります『平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法』においても、本市は調査対象外であり、学校は『調査義務対象施設』ではありませんので、『通常の廃棄物』として取り扱えると捉えております。




次に、正確な値が分からないのに、誰が、何の根拠を持って、通常の廃棄物としての処分方法を選んで決定したか、とのご質問をいただきました。

【答弁4】
前の答弁の繰り返しになりますが、調査対象外なので『通常の廃棄物』であるものと考えています。

なお、処分や移設をする際には、放射性物質の総量を承知する必要がありますので、ベクレル測定を行う予定です。




次に、学校敷地内の埋設場所の表示が明示されていないことは、2011年8月26日に原子力災害対策本部が発表した、市町村による除染実施ガイドラインに反している。教育長の答弁は無責任な答弁で、撤回するべきではないか、とのご指摘をいただきました。

【答弁5】
2011年8月26日に原子力災害対策本部が発表した『市町村による除染実施ガイドライン』には、「注意喚起や、必要に応じ適切な表示やロープでの囲い設置」などの記載がされております。

しかしそののち、2011年12月に環境省が作成した『除染関係ガイドライン』の中では、「自宅や学校等の敷地内で行われる現場保管等については、囲いや掲示板についての特段の措置は不要です」とあり、これに基づく答弁でありますので、無責任な答弁ではありません。




次に、ガイドラインが有効である限り、適切な表示やロープでの囲いなど、注意喚起を徹底するよう指示すべきではないか、とのご指摘をいただきました。

【答弁6】
前の答弁で申し上げました通り、「必ず表示すべきものでは無い」と認識しておりますので、表示をしていない学校については再度、学校長による表示の有無について判断をしていただくよう、通知をしたものでございます。



市長の答弁

次に学校敷地の放射能除染土砂の問題について、教育委員会が積極的に処理業者と話し合いをもてるよう仲介すべきではないか、というご質問をいただきました。

【答弁7】
除染土砂の埋設後、約5年が経過した現在でも処分ができないという状況においては、教育委員会だけが負うべきものだけではなく、横須賀市全体の問題として捉える必要があると思っています。

したがいまして、教育委員会だけではなくて、市長部局ともよく連携をして取り組む責任があると思っています。

次に、「除染土の処理に関する市長部局や上下水道局への要請について」から「除染土の移設に関する上下水道局との再交渉」までの計7問のご質問については、それぞれご指名のまま、上下水道局長、教育委員会委員長、教育長から答弁をいたします。



教育長の答弁

次に、処理業者探しに何のノウハウもない学校管理課に、任せきりだったことは適切であったのか。市長部局や上下水道局に積極的に対応を要請すべきではなかったのか、とのご指摘をいただきました。

【答弁8】
処分業者を学校管理課が探すことについては、不慣れではあっても何のノウハウも無かったとは考えておりません。

しかしながら今後は、資源循環部や上下水道局等に対して要請をしてまいりたいと考えております。



上下水道局長の答弁

私からは、上下水道局で保管している放射性物質を含んだ焼却灰についてお答えします。

はじめに、下町浄化センターのコンテナ内の焼却灰は全て搬出されていることで間違いないか、ご質問をいただきました。

【答弁9】
本年3月、コンテナ内にあった放射性物質を含んだ焼却灰は、全て搬出しています。



教育委員会委員長の答弁

私には、2015年3月11日の生活環境常任委員会において、下町浄化センターの焼却灰は搬出されているとの答弁を承知していたか。

していたのであれば、児童生徒や保護者に、処理業者を見つけるまで不安を強いるような答弁はしなかったのではないか、との質問をいただきました。

【答弁10】
処分業者が見つからないということは承知していましたが、下町浄化センターの焼却灰が搬出されていることは、承知していませんでした。

私からは以上でございます。



教育長の答弁

次に、下町浄化センターのコンテナには、汚泥焼却灰が無いという事実を承知していたか、というご質問をいただきました。

【答弁11】
下町浄化センターの焼却灰の搬出が進んでいることは承知をしておりましたが、ごく最近まで、無くなったということについては承知をしておりませんでした。



上下水道局長の答弁

次に、教育委員会から再度協議の申し出があった場合について、ご質問をいただきました。

【答弁12】
以前は、放射性物質を含んだ下水道汚泥焼却灰が増え続けており、その保管場所を確保する必要があった為、学校除染土を受け入れることは困難でした。

議員ご指摘のとおり、焼却灰の処分が進んだ為、当時とは状況が変わりました。

このたび教育委員会から要請があり、協議を開始したところです。

なお、受け入れに当たっては、地元住民の合意を得る必要があります。




【答弁13】
次に、『災害時の事業継続計画』への影響について、ご質問をいただきました。

上下水道局では、地震等の大規模災害時において、事業の継続あるいは早期復旧を可能にする為、『事業継続計画』を定めています。

事業継続計画では、下町浄化センターのコンテナ設置用地を、災害時の緊急用簡易沈澱池として位置付けており、その用地を出来る限り確保したいと考えています。

コンテナの収容能力は、1基当たり24トンです。建屋内の46トンは計算上ではコンテナ2基ですが、もう少し多くなると思っています。

従いまして、計画上少なからず影響はあると考えられます。

しかし、先ほど答弁させていただきました通り、焼却灰の処分が進んだ為、教育委員会との協議を開始しました。

私からは以上です。



教育長の答弁

次に、下町浄化センターのコンテナに保管されていた汚泥焼却灰はもう存在しないという状況の変化を受けて、上下水道局と除染土の移設について再度交渉すべきではないか、とのご質問をいただきました。

【答弁14】
下町浄化センターにスペースがあるということがこのほどわかりましたので、上下水道局に移設に関わる協議を申し入れ、開始したところでございます。

私からは以上でございます。



市長の答弁

次に「学校敷地内に除染土がある現状の『不安』を拭うことはできなかったのではないか」というご質問をいただきました。

【答弁15】
学校敷地内に除染土があることに対して、不安を感じている保護者の方がいることは承知をしています。

この為、少しでも不安を軽減していただく為に、教育委員会では埋設場所をホームページに公開したり、定期的な測定を実施してきました。




次に、学校敷地内の除染土の下町浄化センターへの移設と、処理業者を見つけて処分を依頼する決断をするべきではないか、というご質問をいただきました。

【答弁16】
下町浄化センターへの移設に関しては、教育委員会と上下水道局や市長部局がすでに協議を開始しています。

それとともに、最終的には処分することが必要と考えていますので、それに向けての取り組みを引き続き行ってまいります。




次に、SOGIに関する住宅に関する意見募集についてご質問をいただきました。

【答弁17】
意見募集は、性的マイノリティの方々が住宅に関して困っていることを広く伺いたい為、ホームページに掲載することとしました。

今後は当事者からの意見をいただけるよう、目的に関する記述を見直したいと思います。




次に、『広報よこすか』での周知をはじめ、更なる広報が必要ではないか、というご意見をいただきました。

【答弁18】
広く周知をする為に、関係NPO法人にリンクをしていただいています。

今後『広報よこすか』でも掲載をし、周知を図っていきたいと思います。




次に、集まった意見はどのような場で、どのように活用するのか、というご質問をいただきました。

【答弁19】
いただきましたご意見は、『性的マイノリティ関係課長会議』等において情報共有し、今後の施策に反映するよう努めてまいります。

また、民間の住宅に関するご意見等については、商工会議所・不動産部会など、関係機関に情報提供したいと考えています。わたしからは以上です。

*再質問の一問一答は後日あらためて掲載いたします*



質問翌日、神奈川新聞が報じてくれました

この質疑を翌日の神奈川新聞が報じてくれました。

2016年9月24日・神奈川新聞より

2016年9月24日・神奈川新聞より


Yahoo!ニュース、ニフティニュースなどインターネットメディアにも転載されて、全国に報じられました。



初めてイオン横須賀店内で実施!「昼間の開催」の提案が実現しました。街頭キャンペーンを市内2ヶ所で行ないました/世界自殺予防デー&自殺予防週間(2016)

*カンタンな文章のみでごめんなさい。一般質問の発言通告書の作成締切が迫っているので、ブログの文章は後日改めて記します。

9月10日〜16日は「自殺予防週間」です

9月10日〜16日は、自殺対策基本法で定められた『自殺予防週間』です。

2016年度自殺予防週間ポスター

2016年度自殺予防週間ポスター


横須賀市では、今日、市内2ヶ所で街頭キャンペーンを行ないました。



「特別集計」を受けてのフジノの提案、実現しました

今年の予算議会でフジノは、街頭キャンペーンの実施時間帯の変更を提案しました。

2016年3月1日・本会議での一般質問

フジノの質問

 (1)内閣府から提供を受けた『特別集計』の分析と、それを受けた今後の対策について

警察庁の自殺統計原票を内閣府が分析して一般に公開しているデータとは別に、地方自治体が申請すると、内閣府がクロス集計などの統計分析を行なった『特別集計』を受けることができます。

本市は2010年から2014年の5カ年について内閣府の『特別集計』を受けました。

(略)

さて、『特別集計』の結果から、僕は以下のことを提案します。

(略)

④年2回の自殺対策街頭キャンペーンも、6月と9月の毎週金曜日から日曜日の昼12時から14時に重点的に実施するよう変更する。

(略)

ハイリスク群と定義した方々とどのような形でも接点を持ち、要注意期間に生への側へ引き戻すために、考え得る限り全ての取り組みを実施すべきだと考えますがいかがでしょうか、お答えください。

自殺による犠牲者の方々の傾向を特別に内閣府に分析してもらう『特別集計』を横須賀市は行ないました(これもフジノの提案です)。

その結果、よりハイリスクな方々の傾向が見えてきたのです。

街頭キャンペーンも、ハイリスクな方々に届くような取り組みでなければなりません。

この提案が実現して、今年の街頭キャンペーンに新たに『昼間の時間帯』が加わったのです。

プレスリリース

プレスリリース


会場は、お昼に汐入の『イオン横須賀店』(旧ダイエー)の店内で、夕方に横須賀中央のワイデッキです。



初めて「イオン横須賀店」で実施させていただきました

初めて汐入の『イオン』(旧ダイエー)の店内で開催させていただきました。イオンさんの全面的なご協力に心から感謝しております。

『配布目標300セット』のところ、なんと『配布実績753セット』という素晴らしい出来栄えとなりました。

街頭キャンペーンに参加して下さったボランティアのみなさま、本当にありがとうございます。

取材に来て下さった毎日新聞T記者、ありがとうございます。

そして、リーフレットを受け取って下さった全てのみなさま、ありがとうございます。

準備万端です

準備万端です

健康づくり課長のご挨拶

健康づくり課長のご挨拶

インフォメーションコーナーの脇にも「のぼり」を立てました

インフォメーションコーナーの脇にも「のぼり」を立てました

2階ステージ周辺にも「のぼり」を立てました

2階ステージ周辺にも「のぼり」を立てました

イオン(旧ダイエー)2階の吹き抜けでリーフレット配布ができるとは思いませんでした

イオン(旧ダイエー)2階の吹き抜けでリーフレット配布ができるとは思いませんでした

スカリンもリーフレットを持ってくれました

スカリンもリーフレットを持ってくれました


お配りした相談窓口紹介リーフレット『よこすか心のホットライン』

「よこすか心のホットライン」2016年8月作成・第1版

「よこすか心のホットライン」2016年8月作成・第1版


毎年内容を新しくしており、本日お届けしたものは8月1日に完成したばかりの最新版です。

スカリンは大人気です!

スカリンは大人気です!

スカリンと記念撮影

スカリンと記念撮影

終了後にみんなで記念撮影

終了後にみんなで記念撮影



後日談:翌日の毎日新聞が報じてくれました

2016年9月14日・毎日新聞より

2016年9月14日・毎日新聞より



横須賀中央で「自殺予防週間」の街頭キャンペーン/世界自殺予防デー2014&自殺予防週間

「自殺予防週間」初日、自殺対策街頭キャンペーンを行ないました

今年も横須賀中央駅前にて『自殺対策の街頭キャンペーン』を行ないました。

平成26年自殺対策街頭キャンペーン

横須賀市では、毎年80人前後の自殺者がおり、自殺に至るほどに苦しんだご本人、そして遺族の方や、周りの方も深刻な影響を受けています。

多くの自殺は、個人の自由な意思や選択の結果ではなく、様々な悩みにより心理的に「追い込まれた末の死」と言われております。

追い込まれている方の存在やSOSのサインに気づき、その人の思いに耳を傾け、必要に応じ支援してくれる場につなぐことが、自殺防止に有効であると考えます。

自殺の危険に「気付き、傾聴し、つなぎ、見守る人」がゲートキーパーです。

今年度は『私も、「ゲートキーパー」』と題して、街頭キャンペーンを開催し、広く周知いたします。

  • 開催日時:平成26年9月10日 17~18時
  • 開催場所:京浜急行横須賀中央駅周辺地域(改札前Yデッキを含む)

横須賀市では平成20年度より、ボランティアと共に市内にある京浜急行の駅の街頭で、自殺対策と冊子『よこすか心のホットライン』をアピールするキャンペーンを行っております。

(横須賀市のプレスリリースより)

9月10日の『世界自殺予防デー』にあわせて、また『自殺予防週間』の様々な取り組みのスタートです。

横須賀市の自殺対策シンボルマーク「カタバミ」がプリントされたTシャツ

横須賀市の自殺対策シンボルマーク「カタバミ」がプリントされたTシャツ


横須賀市の自殺対策シンボルマーク『カタバミ』がプリントされたTシャツを来て、フジノもワイデッキに向かいました。



たくさんの市民ボランティアが参加して下さっています

この『街頭キャンペーン』のメンバーは、『横須賀市自殺対策連絡会』に所属するあらゆる関係機関だけではありません。

たくさんの市民ボランティアの方々にも毎年ご参加いただいています。

配布するリーフレットの準備をするみなさん

配布するリーフレットの準備をするみなさん


毎年『広報よこすか』8月号に募集記事を載せたり、1度参加して下さった方には「今年もぜひご参加を」と呼びかけたり、チラシなどで募集をしています。

「広報よこすか」2014年8月号より

「広報よこすか」2014年8月号より


今年はさらに横須賀市の公式ツイッターアカウントで告知もしました。

横須賀市公式ツイッターアカウントでの呼びかけ

横須賀市公式ツイッターアカウントでの呼びかけ


ただ、リツイート数が8しかなくて、そのうち1つはフジノです(涙)もっともっと広報の工夫をしないといけないですね…。

リーフレットを配布するフジノ

リーフレットを配布するフジノ


本日はリーフレット一式合計1,072部、配布することができました。

『街頭キャンペーン』、ぜひ来年はあなたも参加してみてくださいね!



「自殺予防週間」の取り組みはこれからも続きます

この『街頭キャンペーン』だけでなく、市内の各図書館には今年も『特設コーナー』が設置されます。

市内3図書館で自殺予防関連図書の企画展示を開催中です

市内3図書館で自殺予防関連図書の企画展示を開催中です


さらに広報よこすか9月1日号でもお知らせしたとおり、いくつもの講演会・研修が開催されます。

「広報よこすか」2014年9月1日号より

「広報よこすか」2014年9月1日号より


『ゲートキーパー養成研修会』が2回行われるのですが、どちらも講師の方が素敵でオススメです。

「毎年もらってるよ」とおっしゃる方もたくさんいました

「毎年もらってるよ」とおっしゃる方もたくさんいました


1時間の配布を終えた後も、いろいろな立場の参加者の方々と意見交換をしました。

街頭キャンペーンに参加したみなさんで記念撮影

街頭キャンペーンに参加したみなさんで記念撮影


3月・9月のこうした大がかりな『街頭キャンペーン』は、年2回の外向けの取り組みに過ぎません。

横須賀市はいつも市民のみなさまのお困り事やお悩みを一緒に考えさせていただこうと、様々な専門家や相談窓口を常にオープンしています。

どうかあなたのまわりに苦しみや困難を感じておられる方がいらしたら、ぜひ横須賀市の相談窓口をご紹介ください。

よろしくお願いします。



大雨の避難勧告のタイミング、自殺対策の再強化、同性カップルの婚姻届への横須賀の向き合い方/生活環境常任委員会としてのフジノの初質疑

11年間所属した「教育福祉常任委員会」から異動して、初めての本格的な質疑を行ないました

今日は『生活環境常任委員会』に出席しました。

生活環境常任委員会の「議事次第」より

生活環境常任委員会の「議事次第」より


この委員会はすでに何度か開催されているのですが、本格的な議論(議案・請願の審査、報告事項・所管事項への質疑)をするのは、今日が初めてです。

これまで11年間、フジノの主戦場はずっと『教育福祉常任委員会』(旧・民生常任委員会、旧・教育経済常任委員会)でした。

  • 政治家に転職した理由である、自殺対策・精神保健福祉・障がいに関する政策

  • 学生時代から専攻やボランティアとしてずっと取り組んできた、教育・こども家庭福祉などに関する政策

  • 自らの家族に降りかかったことをきっかけに全身全霊で取り組んできた、慢性期の医療・市民病院改革・高齢者福祉・地域包括ケアに関する政策

こうしたフジノが大切にしている政策のほぼ全てを扱うことができる委員会でした。

つまり、政治家としてのフジノの『存在理由』である政策を扱う部局がこの委員会ではほぼ網羅されていました。

とても恵まれていた仕事環境だったと思います。

例えて言えば、就職活動の結果『希望の職種』『希望の会社』に採用されて、さらに就職後に『希望の部署』に配属された、というような感覚です。

だから、フジノはいつも高いモチベーションで24時間寝食を忘れてフル稼働で働くことができたのだと思います。

しかし、12年目にして『異動』と相成った訳です。

フジノは会社員だった5年間で、4回もの異動を経験しています。

異動によるモチベーションの変化や新しい異動先のカルチャーへの順応など、気持ちの変化が起こることは体験しています。

でも、どの職場にも学ぶべきことはたくさんあったし、どこの部署でも最後には「まだここを離れたくない。やるべきことがたくさんあるのに」と感じるようになっていました。

だから、今回の生活環境常任委員会への異動に際しても

「教育福祉常任委員会を出たら、フジノは質問のレベルが下がった」

なんて、絶対に言われたくありません。

今まで行なってきたレベル以上の質疑を、生活環境常任委員会でも絶対に必ずやる。

そう固くこころに決めてきました。

こうして迎えたのが、今日の委員会でした。

委員会を終えてみて、自分自身では

「まだ知識量や情報量は全然ダメ。もっと学ばねばダメ。しかし、モチベーションは全く下がっていないで質疑に取り組めた」

と感じたのですが…。

果たして、いかがだったでしょうか?

傍聴して下さった方々・インターネット中継をご覧になった方々・質疑を受けた市職員の方々などのみなさま、生活環境常任委員会委員としてのフジノの質疑は、どうでしたか?

ぜひ感想をお聴かせ下さい。



所管事項として、フジノが今回行なった質疑は3つです

議案・請願・報告ともに、今回も大切なものがいろいろありました。これらは少しずつ報告していきたいと思います。

今日は『所管事項への質疑』について報告します。

これは、所管している部局(消防局・上下水道局・資源循環部・市民部・市民安全部)に対して、何を質疑しても良いというものです。

つまり、政治家個人個人の関心や大切にしている政策に沿って、質疑を行なうことができる重要なチャンスです。

その『所管事項への質疑』において、フジノは下の3つのテーマで質疑をしました。

1.避難勧告の発令の在り方と国への改善提案について

大雨の時、気象庁等が『土砂災害警戒情報』を発表したら地方自治体は『避難勧告』を出すべきだ、と内閣府が4月に指針を改定した。

しかし横須賀市は「この指針改定は現実的でない」との判断から、実際の大雨に際してもこの指針に基づいたタイミングでは『避難勧告等』を出していない。

  1. 現場の経験と勘に基づく横須賀市独自の『避難勧告』を出すタイミングがあるが、それを客観的な基準として明確化すべきではないか。

  2. そして、「これこそ現実的な基準である」と横須賀市の基準を示し、国に対して指針を再度改定するように求めるべきではないか。




2.前年比2倍に増加している横須賀市の自殺の犠牲者を減らす為の、自殺対策の再強化について

  1. 市民部窓口サービス課への提案
    →『死亡に伴う各種手続きの案内』に掲載している相談先の改訂、表現・内容のリニューアル

  2. 消防局消防・救急課への提案
    →自殺未遂による搬送をされた本人及びご家族、自殺による搬送と不搬送となった方のご遺族に対する相談先リーフレットの配布

  3. 消防局総務課への提案
    →消防団に対して5年間をかけて全団員にゲートキーパー養成研修を受けて頂く目的の明確化

  4. 市民部地域コミュニティ支援課への提案
    →地域運営協議会をはじめとする地域の自治組織の役員らを対象にしたゲートキーパー養成研修の実施

  5. 市民部人権・男女共同参画課への提案
    →性的マイノリティ当事者のご家族に対する相談機関の紹介や周知の徹底




3.「同性カップル」による婚姻届の申請が成された時の横須賀市の対応について

青森市において、『同性カップル』が婚姻届を出そうとしたものの青森市は憲法を理由に『不受理』とした。これは極めて重要な問題提起だと全ての自治体が受け止めねばならない。

わが国でもようやく多様な性の在り方への社会的な認知度が向上しつつあるが、同性婚は認めない現状がある。この現状に対する異議申立てとして、市役所に同性カップルが婚姻届を出すという取り組みは今後必ず全国的に起こっていくはずだ。

  1. そこで、「もし今日、『同性カップル』によって婚姻届が出されたら、横須賀市役所はどのような対応を取るべきなのか」という点について検討を始めるべきだ。

  2. また、フジノは昨年2013年予算議会において「法的な婚姻は認められなくとも、横須賀市役所を訪れた『同性カップル』に対してはシンボリックな意味で市長が『祝福』する取り組みをスタートすべきだ」と提案した


    現状では憲法や婚姻法による同性婚が認められなくとも、多様性を大切にするまちである横須賀市では市長の名のもとに婚姻を望む『同性カップル』に『祝福』をするという取り組みの実施を、『性的マイノリティ関係課長会議』での検討課題とすべきではないか。



以上3つのテーマについて質疑をしました。

具体的な質問と答弁の内容は、後日改めて掲載します。

ぜひみなさまの感想や意見をお願いします。



自殺未遂者支援の拡大、性的マイノリティ支援団体による「分かち合いの会」開催など/新年度の自殺対策の取り組み

委員会での当初予算審議スタート

4日間にわたって続いた本会議・代表質問が終わり、今週から予算審議の場は新たに委員会に移りました。

フジノの所属している教育福祉常任委員会では、まず『健康部』の予算を審議しました。

横須賀市HP「健康部の経営方針」より

横須賀市HP「健康部の経営方針」より


今日のブログでは、フジノが最も力を入れてきた『自殺対策』の予算について報告します。



自殺対策推進の予算は、754万円です

2014年度当初予算案に計上された『自殺対策』の予算は、754万円です。

20140304budget


754万円の内訳は、下の通りです。

2014年度の自殺対策の予算
費目 金額
自殺対策推進事業非常勤職員 356万000円
委員報償金 36万4000円
講師謝礼 9万8000円
印刷製本費 125万3000円
通信運搬費 45万4000円
業務委託料 36万0000円
消耗品費、手数料、食糧費、旅費 36万9000円
補助金 20万0000円
合計 754万8000円



自殺対策は『人的資源』こそ極めて重要ですから、他の事業(例えばハードを建設するようなもの)とは異なって「予算が多いか少ないか」は本質的に大きな意味はありません。

それでも、かつて「ゼロ円」だった自殺対策への予算が今こうして約750万円規模まで増えたのは、横須賀の自殺対策の提案者としてフジノはうれしい限りです。

その肝心な『人的資源』の予算は、ここには含まれていません。例えば、精神保健福祉相談(電話・面談・アウトリーチ)を毎日担当している保健所健康づくり課こころの健康係のみなさんの人件費等は含まれていません。

また、実際には自殺対策に深く関わりのある事業(多重債務特別相談会、ライフステージごとのうつ対策など)も含まれていません。

あくまでも『自殺対策推進事業』という費目で予算案に計上されている事業のみを紹介しました。



新たな取り組みを紹介します

さて、新年度に行なう予定の『自殺対策推進事業』の主なものを記します。

赤い文字で書いた事業が、2014年度に『拡大』される/『新規』にスタートする取り組みです。

  1. 自殺対策連絡会(年間2回)
  2. 自殺未遂者対策連絡会(年間4回)

    これまでは横須賀市と『横須賀共済病院』の連携で実施してきました。

    さらに、新たに『うわまち病院』が加わって、自殺未遂者支援を実施します

  3. 生きる支援連絡会(年間8回)
  4. ゲートキーパ一等養成研修会講演会(年間10回)
  5. 自死遺族分かち合いの会(年間12回)
  6. よこすか心のホットライン(1万2000冊)

    あらゆる相談窓口を網羅した小冊子『よこすか心のホットライン』は毎年約5000冊発行し、街頭キャンペーンや出前トークなどの機会にお届けしてきました。

    これを新たに横須賀商工会議所の協力を得て、市内企業7000事業所に『よこすか心のホットライン』を送付します(1事業所に1冊はあるという状態を目指します)

  7. 街頭キャンベーン(年間2回)
  8. 性的マイノリティ支援団体による「(仮)分かち合いの会」の市内開催

注目すべきは

『性的マイノリティ支援団体による「分かち合いの会」の市内開催』

です!

開催方法などの詳しい情報は、後日改めてお伝えしますね。

2014年度予算案の自殺対策についても、フジノの提案がいくつも実現していました。

提案者として、予算の成立後はしっかりと取り組みを見守っていきます!

今日の委員会での質疑では、さらに改善すべき点などを指摘し、課題の解決に向けた提案を行ないました。

こちらについても後日改めてお伝えしますね。