浅野史郎教授の「地方自治論Ⅱ」でゲストスピーカーを務めました/神奈川大学法学部・人間科学部のみなさま、ありがとうございました(2018)

神奈川大学・浅野史郎先生の「地方自治論Ⅱ」へ

今日は、横浜の白楽にある神奈川大学へ向かいました。

神奈川大学へ

神奈川大学へ


浅野史郎教授(アサノ先生)の講義『地方自治論』に、ゲストスピーカーとしてお招きいただいたのです。

全国に改革派知事として知られたアサノ先生

全国に改革派知事として知られたアサノ先生


『障がい福祉』と『地方自治』という2つのライフワークを持つアサノ先生は、大学でもこの2分野でゼミと講義を担当しておられます。

宮城県知事を3期12年務めて全国に『改革派知事』としてその名が知られ、『地方自治』の著書もたくさんあるアサノ先生。

浅野史郎先生とフジノ

浅野史郎先生とフジノ


そんな先生の前で、僭越ながらフジノは、16年間の地方議員としての経験と経験を通じた地方自治への想いを語ってきました。



アサノ先生の講義に招かれることの「意味」

アサノ先生とフジノの関わりについてはぜひこちらをご覧下さい。

アサノ先生の存在を知ってから26年が経ちました

アサノ先生の存在を知ってから26年が経ちました


大学1年生の時にアサノ先生の存在を知ってから早いものでもう26年が経ちますが、じかにお話をできるようになった今でもいつも緊張で身が引き締まります。

緊張の面持ちのフジノ

緊張の面持ちのフジノ


アサノ先生の人脈は広く、ゲストスピーカーは常に入れ替わります。ゲストスピーカーの人数や誰が担当するかはアサノ先生がお決めになります。

そんな中、2013年から5年連続でゲストスピーカーのご指名を頂いています(大変ありがたいことです!)。

フジノ、緊張の登壇です

フジノ、緊張の登壇です


お声がけいただけることは、フジノの仕事ぶりがまちがっていなかったとのアサノ先生からの評価だと感じています。

『アサノ知事の最後の弟子』を自認する政治家フジノにとって、最高の栄誉なのです。



教室は満員、熱心な学生が約280名!

教室は、満席の約280名。

約280名の学生のみなさん

約280名の学生のみなさん


アサノ先生の講義は単にユーモアたっぷりで楽しいだけではなく、しっかり学びたい学生たちの味方であるという姿勢をハッキリと打ち出しています。

講義後に学生たちが提出するリアクションペーパー(約300枚)の全てを読むのは当然のこと。

次回の講義までにリアクションペーパーをもとにレジュメを作成して学生たちに配っているのですが、その内容がすごいのです。

  • 漢字の誤字を全て訂正する
  • 前回の講義内容が正確に理解されていない場合、丁寧に説明する(今回は7点ありました)
  • 講義の講義内容への質問に対して、丁寧に回答する(今回は28問ありました)
  • リアクションペーパーの記述が優れていた生徒名を挙げ、評価する
  • 宿題の結果が優れていた生徒名を挙げ、評価する
  • ミニテストが満点だった生徒名を挙げ、評価する
  • 次回の宿題を出す(今回は2問ありました)

今日は、A4の両面6ページ(合計12ページ)にびっしり文字が書かれていました。こんなレジュメを毎回作成しています。

膨大な文字量のレジュメ

膨大な文字量のレジュメ


様々な月刊誌にも連載しておられるのにこんなに大変な作業を毎週できるのは、本当に若き学生たちの将来を想っておられるからだと感じます。

そのかわり、あまり熱心でない学生たちには厳しくて、出席チェックも厳しく、私語・居眠り厳禁で、アサノ先生はふつうに怒ります(今の時代、怒れない先生も増えましたよね)。

ただの280名ではなく「熱心な280名」

ただの280名ではなく「熱心な280名」


こうした評判は、歴代の学生たちに引き継がれています。

だからアサノ先生の講義をあえて選んでいる学生さんたちは、毎年、熱心な学生ばかり。

この280名は単なる『聴衆』ではなく、『熱心なひとりひとりの集合体』としての280名です。

教室の真ん中からでも教壇のフジノはこんな小さくしか見えません

教室の真ん中からでも教壇のフジノはこんな小さくしか見えません


毎回とても緊張するのですが、心地よい緊張感をくれる学生さんたちです。



2つの意味で新たなチャレンジでした

今回は、フジノにとって初めて前期の『地方自治論に引き続いての登壇でした。

前期・後期ともに呼ばれたのは初めてです。

さらに『地方自治論』にお声がけを頂いたのも初めてでした。

「地方自治論Ⅱ」シラバス

「地方自治論Ⅱ」シラバス


『〜』は、あらかじめ『〜』を修了した学生しか受講できません。

つまり、基礎知識を理解した学生に対するワンステップ上の講義となります。フジノに求められる内容は『〜Ⅰ』とは異なります。

フジノひとりきりでゲストスピーカーを務めました

フジノひとりきりでゲストスピーカーを務めました


しかも『〜Ⅰ』の時は複数名のゲストスピーカーでしたが、今回はフジノひとりきりです。

全力で語りかけました

全力で語りかけました


とても重い責任を感じました。

弟子を見守る師匠

弟子を見守る師匠


その役割をフジノに任せて下さったアサノ先生の期待に全力でお応えしたいと感じました。



アサノ先生から与えられたテーマ

事前にアサノ先生から「講義で必ず触れてほしい6つのテーマ」を挙げていただいていました。

「フジノの16年間の経験でしか話せないこと」と「地方自治の本旨」をしっかり語りました

「フジノの16年間の経験でしか話せないこと」と「地方自治の本旨」をしっかり語りました


この6つです。

  1. 市議会議員選挙について
  2. 市議会について
  3. 議員と市長の関係について
  4. 議員と市役所職員の関係について
  5. 議員と市民の関係について
  6. 二元代表制における議会の役割について

学生さんで満杯の部屋の中を歩きながらお話しました

学生さんで満杯の部屋の中を歩きながらお話しました


「選挙にはカネがかかるもの」

というイメージが世間には蔓延しています。

しかしこのイメージをもたらしたのは『現実の政治家のふるまい』です。フジノはそれを変えたいという想いを行動で示してきました。

フジノの過去4回の選挙費用

フジノの過去4回の選挙費用


フジノは、過去4回の選挙とも10万円台しか使わなかったことをお話ししました。

また、選挙カーも使わないし、当然ウグイス嬢もいませんし、事務所は形だけで常駐する人もいないし、電話かけもしないし、ハガキも出さないし、握手も絶対にしない、という自己流を貫いてきました。従来の政治家の選挙のやり方を、全て否定しました。

ふだんもまちなかに看板を出さないし、後援会も作りません。

学生のみなさんにどんどん話しかけさせていただきました

学生のみなさんにどんどん話しかけさせていただきました


選挙でフジノは絶対に「よろしくお願いします」「僕に投票して下さい」「最後のお願いです」などの言葉を使いません。ひたすら政策を語るだけです。

それは、知事時代のアサノ先生の言葉が念頭にあったからです。

「政治家の4年間は、選挙のやり方ですでに決まっている」

つまり、有権者に媚びてお願いして当選すれば、当選後も有権者に頭があがらず言いなりになる、という意味です。

「政治家の4年間の在り方は、選挙のやり方ですでに決まる」

「政治家の4年間の在り方は、選挙のやり方ですでに決まる」


だからフジノは政党にも絶対に入らないし、後援会も作らないし、ひとりきりでひたすら政策を訴える選挙を続けています。そのおかげで当選後は常に自分の意思と責任に基づいて、自由に発言をすることができています。

自由な反面、とても苦しいことも多いのですが、ハッキリと良かったと感じています。

そんな訳で、フジノは浅野史郎流の選挙をさらに純化させて貫いたものなのです。『浅野史郎知事の最後の弟子』を名乗らせていただけるのも、こうした生き方だからなのだと思っています。

さてフジノはどこでしょう?

さてフジノはどこでしょう?


議員と市役所職員の関係については、特に丁寧にお話しさせていただきました。

フジノの提案が横須賀市で実現して、さらに全国に波及したものがたくさんあります。

これらは確かに提案したのはフジノです。しかしその実現や日々の取り組みは、市役所職員のみなさんの尽力が無ければ不可能です。

行政の仕事をチェックするのも議員の仕事ですが、一方でフジノにとっては大切な仲間だという想いがとても強くあります。ともに政策を語りあう、苦しんでいる人々の為に力をあわせて支援をする、大切な存在です。

市役所職員と議員との関係について説明しました

市役所職員と議員との関係について説明しました


神奈川大学の学生さんたちの中には横須賀市役所を受験・就職してくれる方も毎年いらっしゃいます。きっと将来一緒に働くことになる方もいるはずです。

とてもやりがいのある大切な仕事で、ぜひ横須賀市役所に来てほしいという想いを強く訴えました。

教室の様子

教室の様子


議員と市民の関係については、最も力を入れて語りました。

政治家は偉くも何ともありません。単なる代表に過ぎません。あくまでもこの国のトップは市民のみなさまです。

つまり、あなたがこの街この国のトップなのです。

そもそもフジノが働いているのは、あくまでも毎日の生活が忙しくて政治にまで手が回らない『市民のみなさまのかわり』としてに過ぎません。

市長はじめ市職員がフジノの質問に答えてくれるのも、フジノが偉いからなどではありません。

フジノが政治家として『市民のみなさまのかわり』として存在しているからです。

また、フジノの日々の仕事も、とにかく徹底して毎日市民のみなさまからご意見を伺うこと、市民の方々からのご相談に耳を傾けることにあることをお話しました。

議会での質問や政策は、ひたすらお聴きし続けてきた市民のみなさまの声を反映させているのだということもお伝えしました。

政治は政治家のものではなく、市民であるあなたのものです

政治は政治家のものではなく、市民であるあなたのものです


今、残念ながら市民のみなさまにとって、自らが主権者だという意識は持ちづらい状況だと思います。そして、政治は遠い存在になってしまいました。税金がどう使われているか、不信感と怒りしかないと思います。

けれども、政治は常にあなたのものであって、フジノたち政治家は単なる代弁者として市民のみなさまの想いを議会の場に反映させる為に存在しており、市民のみなさまの命と暮らしを守るのが政治家の仕事なのだとお話ししました。

そして、政治家は有権者が「使う」ものであることから、フジノは選挙ポスターに「おれを、こきつかえ!」と書いていることもお話しました。

どうかフジノの想いが少しでも届きますように

どうかフジノの想いが少しでも届きますように


アサノ先生が問いかけることにフジノが応えて話を広げていくという形で講義は進みましたが、あっという間の100分間でした。

講義の最後は質疑応答でしたが、たくさんのご質問をいただきました。みなさん熱心ですごく嬉しかったです。



無事に講義が終わりました!

こうして、講義が終わりました。

ここまでフジノは自分で読み返してみて、文字にしてみると恐ろしくマジメで固い内容の講義だったかのように読めてしまうことに気づきました。

そんなことないんですよ〜。

アサノ先生のおかげで、フジノはゲストスピーカーでありながら何度も爆笑していました。

こんな感じです。

アサノ先生のつっこみに爆笑するフジノ

アサノ先生のつっこみに爆笑するフジノ


アサノ先生のコメントに笑うフジノ

アサノ先生のコメントに笑うフジノ


アサノ先生のつぶやきに笑ってしまったフジノ

アサノ先生のつぶやきに笑ってしまったフジノ


2人とも笑顔

2人とも笑顔


教壇の2人が笑顔なので、学生さんたちも笑顔でした。

講義終了後、アサノ先生と。

講義終了後、アサノ先生と。


アサノ先生、本当に貴重な機会をありがとうございました!

神奈川大学のみなさん、拙いフジノのお話を聴いて下さって本当にありがとうございました!

そして、SA(スチューデントアシスタント)のお2人、ありがとうございました。写真をたくさん撮って下さったのが嬉しくて、今日のブログにはめちゃくちゃ画像をたくさん入れてしまいました。ありがとうございました!



神奈川大学のみなさま、「一の会」のカフェにぜひいらしてくださいね

2021年にみなとみらい地区で新キャンパスがスタートする神奈川大学ですが、やっぱり神奈川大学といえば、白楽・六角橋商店街ですよね。

神奈川大学といえば「六角橋商店街」

神奈川大学といえば「六角橋商店街」


神奈川大学の帰り道は、白楽駅前にある『カフェレストラン一』で休憩することにしています。

毎回恒例の「カフェレストラン一」へ来ました

毎回恒例の「カフェレストラン一」へ来ました


こちらのカフェは『NPO法人一の会』が運営しているのですが、和菓子がおいしくてフジノは大のお気に入りなのです。

しかも1年に1回(今回だけ半年ぶり)しか来られないのに、代表の梅林さんがフジノのことを憶えていて下さる。すごい記憶力!

どら焼きとコーヒーをいただきました

どら焼きとコーヒーをいただきました


神奈川大学のみなさま、『カフェレストラン一』にぜひいらしてくださいね。おいしいですよー!



慶応大学SFC・浅野史郎教授の「地方自治論」でゲスト講師を勤めました

慶応大学湘南藤沢キャンパスへ

今日は朝から慶応大学・湘南藤沢キャンパス(SFC)へ向かいました。

アサノ先生(浅野史郎教授・元宮城県知事)が火曜日2限に『地方自治論』という講義を行なっているのですが、フジノはその講義に『ゲスト講師』として招かれたのです。

地方自治論のシラバス


環境情報学部と総合政策学部と看護医療学部の3つの学部から、1〜4年生まで学年を問わず、100人の学生さんたちが履修しています。

地方自治論の教室にて


これまでフジノはいくつかの大学で講義をしてきましたが、もっぱらテーマは『保健・医療・福祉の政策』についてでした(例えば、今年7月の日本社会事業大学での講義の様子はこちらをご覧ください)。

『実現してきた政策』を語ることや、『実現しなければならない政策』を語ることならば、フジノは何時間でもお話しすることができる自信があります。

けれども、アサノ先生から与えられたテーマは全く別のものでした。

アサノ先生からフジノに与えられたテーマ

慶応大学に集まっている学生たちは、マスメディアが報じるような大きなテーマは『問題』としてしっかり認識している。

けれども、『地方自治』はマスメディアがとりあげないような、もっともっと身近な生活の中での様々な『課題』と向き合うことである。

『地方自治』というけれど、そもそもどのようなことが市民にとって『問題』なのだろうか。どういったことが地域特有の『課題』として挙げられるのだろうか。

学生たちがそれをリアルにイメージできるように、フジノに語ってほしい。

しかも、それは『政治家フジノ』としてではなくて、『いち市民フジノ』としてぜひ語ってほしい。

あらかじめ学生たちには、自分が考える『課題』を挙げるようにと宿題を出している。

講義中に学生から発表してもらうのでフジノはそれらについてコメントをしてほしい。

また、横須賀という地域の特有の『課題』などを含めつつ、フジノ自身の視点でいくつかの『課題』を具体的なケースで語ってほしい。

とても難しいテーマだと感じました。

浅野史郎教授とフジノ


けれども、ぜひ学生のみなさんに一緒に考えてほしい大切なテーマだと感じましたので、喜んでゲスト講師を引き受けさせていただきました。



フジノの想い「プライベートな出来事は、全てパブリックな課題である」

フジノの考えをひとことで言うならば、

「privateな出来事」は全て「publicな課題」である

です。

個人が毎日の暮らしの中で起こるあらゆる全ての出来事は、公的な課題(=政治と行政が取り組むべきこと)である、というのがフジノの考えです。

政治学や行政学などを専門的に学んだことが無いので、この考えに学術的な根拠や理論はありません。政治家としてというよりも、フジノ自身の人生を通して、実感として得てきた結論です。

このフジノなりの想いを、学生のみなさんに具体的な事例を挙げながら一生懸命に伝えてみようと決心して講義に臨みました。

カフェテリアからの風景


アサノ先生のユーモアあふれる語りに助けていただきながら、フジノのエネルギーを全力でぶつけてきました!

10人くらいの学生さんに発表してもらったのですが、みなさんとてもよく考えられていました。

そこにフジノがコメントし、さらにアサノ先生がコメントをして下さり、そこから話題が発展していったり、さらに学生さんから質問を頂いて、それに答えて、というやりとりを繰り返しているうちに、あっという間に90分間が過ぎてしまいました。

アサノ先生のリードが素晴らしいということもあるのですが、学生のみなさんの熱心な姿勢にもこころをうたれて、もう少し時間がほしかったとさえ感じました。



アサノ先生と学食へ!

講義が終わった後、アサノ先生とカフェテリア(生協の食堂?)へ。

お昼ごはん・パワー丼

大学を訪れた時の楽しみは、やっぱり学食ですよね〜。

かねてからカフェテリアで食べてみたかったのですが、ひとりでは入りづらかったので、とても嬉しかったです(上の写真は「パワー丼」です)。



学生のみなさんの感想や質問を読ませていただきました

大急ぎで食べ終えて、アサノ先生の研究室へ向かいました。学生のみなさんが感想や質問を書いたシートを読ませていただく為です。

メモをとりながら全てを読ませていただきましたが、いやあ、良かったです。ものすごく勉強になりました。10代後半から20代の感性というのは、その時期にしか無い素晴らしいものがあります。

質問が書かれていたものには、必ず全てに回答させていただきます。

学生さんたちが書いてくれた感想



アサノ先生からお電話を頂いて即答でゲスト講師を引き受けたものの、電話を切ってから改めて「このテーマは細やかにリアルに話さなければ、学生たちにとってかなり退屈なものになってしまうかもしれないなあ」と心配していました。

けれども、学生のみなさんの書いてくれたシートを読むと(ゲスト講師への社交辞令としてのお世辞は割り引いても)、フジノの投げたボールを確かに受け止めてくれたことを感じました。

そして、そのボールを強くしっかりと打ち返してくれた学生さんもたくさんいてくれました。

自らの人生を振り返っての想いを記してくれた学生さんもいて、その言葉に僕は率直に感動を受けました。

政治家ながら人前で話すのがキライな上にしゃべるのも下手くそというフジノですが、そうした表面的なことではなくて、想いをしっかり受け止めてくれた学生のみなさんにこころから感謝しています。

本当にありがとうございました。

今日の講義でお話したことを政治家として実際に毎日貫いていくこと(「あらゆる立場の人々の24時間の生活の全てが『課題』である」という信念にもとづいて仕事をしていくこと)は、とても想像力が必要で、とても難しいことです。

何故なら、人は自分の人生しか生きることができないからです。

僕は、僕の人生しか生きられません。

あなたはあなたの人生しか生きられません。

人は自分が体験していることであっても、それを『課題』として意識することはとても難しいです。ましてや、他人が体験していることを『課題』として捉えることは、とても大変です。

それでも、それをやらなければならない

という責任が政治家にはあります。

「全ての個人的な出来事が公的な課題である」という考えを取るからには、1つの人生しか生きられない限界を知りながらも、いくつもの人生を追体験してその痛みを自らの痛みとして受け止める覚悟が必要です。

その想像力と共感をする力は、ややもすれば年齢を重ねるごとに弱くなっていきかねません。10代の頃からは信じられないくらいに体力の衰えと気力の衰えは進んでいくらからです。

そんな中で、学生のみなさんの純粋な想いに触れることで、改めて僕自身がエネルギーをもらうことができた気がします。これからもしっかりと自らの想いを貫いていきたいと感じました。

浅野史郎教授の研究室にて


そして、アサノ先生にもこころから感謝の気持ちをお伝えしたいです。

今日の機会を作っていただいたことだけでなく、過去から現在に至るまでずっと僕に強い影響を与え続けてて下さったことに改めて感謝しています。

僕がまだ大学1年生だった頃にアサノ知事の存在を初めて知ってから、一方的な片思いを続けて20年くらいになります。

政治家ギライのフジノがたった1人だけ昔から変わらず尊敬しているのがアサノさんなのです。日本の障がい福祉を変えたヒーローなのです。

アサノさんが書いた文章を一生懸命繰り返し読んで、何百人もの聴衆を前にステージの上で講演するアサノさんの言葉をひとことも聞き漏らさないようにして、というような遠い雲の上の存在でした。

人生は本当にフシギなもので、こんなふうに間近で過ごすことができるようになるなんて、今でも信じられません。

障がい福祉研究会

学生さんの1人が「藤野議員のような政治家を増やすことが必要だ」とシートに書いてくれました。とても嬉しかったです。

その政治家フジノを生み出したのはアサノ知事です。アサノ知事の遺伝子は、政治家フジノの中にも受け継がれていると僕は信じたいです。

卒業アルバムの写真撮影風景


僕は「アサノ知事」の影響を受けた訳ですが、慶応大学SFCの学生のみなさんは「アサノ教授」の遺伝子を受け継いでいる訳です。つまり、僕にとっては同じ遺伝子を持つ仲間という存在なのです。だから、とてもシンパシーを感じています。

今日の講義の最後にもお話しさせていただきましたが、みなさんには、ぜひ政治・行政・福祉・企業などのあらゆる分野で活躍していただきたいです。その持てる能力をノブレス・オブリージュの精神で世の中の為にいかしてください。

アサノ先生、学生のみなさん、今日はありがとうございました!



*後日談*

アサノ教授のブログで、今日のゲスト講義について記して下さいました。ありがとうございます!

アサノさんのブログより


アサノ先生の『ジョギング日記』に自分が載るなんて、本当に感激です。