「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀2018」街頭キャンペーンを行ないました/今年も大成功でした!

今年も横須賀で「多様な性にYESの日」街頭キャンペーンを開催しました

本日5月17日は『多様な性にYESの日』です。

日本では『多様な性にYESの日』の名称で記念日として認定されているのですが、国際的には『IDAHO(アイダホ)』あるいは『IDAHOT』として広く知られています。

『International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia』の頭文字をとって『IDAHO』です。

直訳すると『国際反ホモフォビアデー』、分かりやすく言い換えると『LGBT嫌悪に反対する国際デー』ですね。

今日5月17日は東北から福岡まで全国各地で、そして世界各地で様々な取り組みが開催されています。

横須賀では、2014年2015年2017年に続いて、4回目の街頭キャンペーンを行ないました。

街頭キャンペーンに参加してくださったみなさんと(小室たかえ議員も飛び入り参加して下さいました!)

街頭キャンペーンに参加してくださったみなさんと(小室たかえ議員も飛び入り参加して下さいました!)


今日フジノは直前まで本会議に出席していたのですが、終了直後に上地市長とお話する機会がありました。

「フジノくん、街頭キャンペーンがんばってね!」

と応援の言葉を上地市長じきじきにかけていただきました。

さらに、街頭キャンペーンの現場には今年も市役所の担当部署である人権・男女共同参画課から職員さんが足を運んで下さいました。

課長はスタート前と終了直前の2回もわざわざ立ち寄って下さいました。ありがとうございます!

横須賀の『性的な多様性の保障』の取り組みは、市民・市議会・市役所が一体となっています。

フジノが議会でガンガン提案して、やぎしゃんはじめ当事者のみなさんが素晴らしい活動を繰り広げ、市役所も市長・副市長はじめ全面的に応援してくれる、まさに三位一体なのがうれしいです。



全国から寄せられたメッセージを読み上げました

今年は18時から20時まで横須賀中央駅前ワイデッキにて、リーフレットを配りながら、全国から寄せられたメッセージを読み上げました。







小室たかえ議員も飛び入り参加して下さいました!








そして最後には、やぎしゃんをはじめとする参加してくれたみなさんに『生の声』を語っていただきました。

3回連続で、わざわざ町田からトシさんが参加して下さいました。

来年はフジノたちが町田駅前に出張していって、『IDAHO町田』を開催するお手伝いをしたいと思います!

配布したチラシ(表)

配布したチラシ(表)

配布したチラシ(裏)

配布したチラシ(裏)


地味で地道ではありますが、毎年こうした活動を続けていくことが社会を変えていく大きな力になっていくとフジノは信じています。

「飛び入り参加したい」という当事者の方が居て下さった、昨年に続いてベンチに座って応援して下さるカップルが居て下さったり、活動が根付いてきたのを感じています。

また、チラシ配りをしている時に受け取った方からセクシュアリティについての自らの想いを一生懸命に語って下さった方も何名もいらっしゃいました。

5月6日に横須賀市は『LGBT施策実施自治体全国1位』に選ばれましたが、まさにこの10年間の活動が少しずつ実っていることをフジノは実感しています。

来年も必ず開催します。

来年はあなたもぜひ一緒に街頭キャンペーンやりましょうね!



LGBTs施策実施の全国自治体1位に横須賀市が選ばれました/10年にわたる「性的な多様性を保障する取り組み」が評価されました

10年間かけて横須賀市を全国1位にしました

今日も時間がないので、写真とひとことの文章でごめんなさい。

本日、早稲田大学でシンポジウムが開催されました。

「GSセンター×石川大我氏『LGBTs春の報告発表会in WASEDA』」のチラシ

「GSセンター×石川大我氏『LGBTs春の報告発表会in WASEDA』」のチラシ


設立1周年となる早稲田大学GSセンターの活動報告が行なわれました。

ついで、石川大我さんの調査研究の発表がなされました。

石川大我さんが全国自治体の施策を調査しました

石川大我さんが全国自治体の施策を調査しました


LGBTs施策を実施している全国自治体のランキングが発表されました。

そして、

横須賀市が全国1位に選ばれました。

横須賀市が全国1位に選ばれました

横須賀市が全国1位に選ばれました


実は先月お知らせを頂いていたのですが、今日まで口外することができませんでした。

横須賀市議会でフジノがたったひとりきりで10年間にわたって取り組んできたことが、全国的に評価されて、ありがたく感じています。

シンポジウムで話すフジノ

シンポジウムで話すフジノ


また、市職員のみなさんの日頃のがんばりがきちんとした形で評価されて、本当に誇りに感じます。

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子


シンポジウムでは、GSセンターの大賀さん、石川豊島区議、前田文京区議、レインボーとしまの小吹代表とともにフジノも登壇しました。

横須賀の取り組みをお話しました

横須賀の取り組みをお話しました


フジノからは横須賀の取り組みについてお話しさせていただきました。



「身の丈」を知っているので驚きはありません

傲慢に聴こえるのを承知で、あえて本音を書きます。

ランキングが欲しくて取り組んできた訳では無いので、嬉しさは特にありません。

ランキング発表後のシンポジウム。左から前田さん、フジノ、小吹さん。

ランキング発表後のシンポジウム。左から前田さん、フジノ、小吹さん。


もともとフジノは『LGBT成人式』をはじめ、様々なところで

  • 「パートナーシップ制度と条例が無いだけで、渋谷にも世田谷にも負けていません」

  • 「横須賀の取り組みはパートナーシップ制度が無い以外は我が国の最先端です」

と本気で言い続けてきました。

例えば、『性的マイノリティ関係課長会議』は全国初の取り組みとして、厚生労働省の会議の場で、我が国のトップレベルの研究者から評価をしていただいています。

また、性的マイノリティ分かち合いの会『Cafe SHIPポートよこすか』は好事例として内閣府の『自殺対策白書(平成27年度版)』にも掲載されています。

2015年に救急搬送時・意識不明時の手術同意などにおける同性パートナーの立場を市立病院の指針に明確に位置づけた取り組みは全国初で、横須賀をモデルに少しずつ全国に広がっています。

こうした取り組みがたくさんあります。

海外の事例も、国内の事例も、ひたすら研究しているフジノですから、横須賀の実力がどのあたりにあるかは客観的に分かっています。

「身の丈」を知った上で、全国1位に驚きはありませんでした。



ランキングよりも大切なのは「当事者のみなさまの安心感と暮らしの満足感」です

フジノは、もっと大切な『現実』を知っています。

このまちで暮らしている当事者のみなさんにとってランキング1位だからってカンケーありません。

フジノが本当に欲しいのは、当事者のみなさんが安心して暮らせる平和な毎日だけです。

シンポジウムでもひたすら本音を語りました

シンポジウムでもひたすら本音を語りました


もちろん10年間、必死に全力を尽くして努力をしてきました。

全国で初めて導入した取り組みもたくさん提案してきました。

けれども、全ては当事者のみなさんの為です。

今このまちに暮らしている全ての当事者のみなさんが安心して平和に毎日を暮らせているか。

差別・偏見・スティグマが全く存在していないか。

残念ながら「そうではない」ことは誰よりもフジノが知っています。

どんな取り組みの数々も、当事者のみなさんに届かなければ、何の意味もありません。



横須賀はこんなもんじゃない。もっと取り組みを進めます

横須賀はこんなもんじゃない。

いつもそう胸にかたく誓って働いています。

慢心する気持ちは一切ありません。もっともっと前に進んでいきます。

パートナーシップ条例や要綱をつくった渋谷や世田谷に比べて派手さに欠けるので、今までメディアでは全然報じてもらえませんでした。

けれども、地味で地道ながら、実はすごく先進的だった横須賀にようやく光が当ててもらえました。

どのまちも実現できていないことがたくさんありますし、横須賀が始めたから他のまちが始めたこともたくさんあります。

横須賀市による今までの取り組みとこれからの取り組みを、どうか全国のみなさま、見守っていて下さいね。そして、どんどんご意見をください。

もっともっと良い方向へ進めていきますから。



「数」だけでなく「中身」を知って下さいね

最後に、今日のシンポジウムでフジノが作成して配った資料を掲載しますね。

本当は書ききれなくて、もっともっとたくさんの取り組みを行なっています。

さらに言えば、横須賀の取り組みが全国1位なのは『数』だけではありません。

素晴らしいエピソードもたくさんあります。

フジノが配布した資料です

フジノが配布した資料です


フジノのブログや横須賀市のホームページにも書ききれていないエピソードがたくさんあります。

少しずつご紹介していきますので、ぜひそうした事柄もみなさまに知っていただけたらと願っております。



心から関係者のみなさまに御礼を申し上げます

政治家は、結果だけが全て。施策の評価よりも、「どれだけ当事者のみなさまが本当にハッピーになれたか」だけが全てなのです。

嬉しいか嬉しくないかと聞かれたら、「嬉しい」とは応えますが、それは政治家としての本意では無いのです。

今日のブログではそんな強気な言葉ばかりを書きましたが・・・

いつもながら『天邪鬼なフジノ』なので、傲慢な言葉の数々はどうかお許し下さいね(こういうキャラなのです)。

最後に、御礼を記させて下さい。

1年間にわたって調査研究をして下さった石川大我さん、ありがとうございました。

早稲田大学GSセンターのみなさま、設立1周年おめでとうございます。素晴らしいシンポジウムの機会をありがとうございました。

早稲田大学GSセンターを見学させていただきました

早稲田大学GSセンターを見学させていただきました


さらに、GSセンター見学の機会もいただいて、本当にありがとうございました。

スタッフのみなさま、準備から運営、後片付け、懇親会まで、本当に細やかな心配りに感謝しています。

荒天の中、取材に来て下さったTBS、毎日新聞、読売新聞、共同通信ほかメディアのみなさま、ありがとうございました。

会場に足を運んで下さった全ての方々に心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。

そして誰よりも、フジノが10年にわたって『性的な多様性を保障する為の取り組み』に全身全霊をかけるきっかけを与えて下さった全ての当事者のみなさま、ありがとうございました。

これからもずっと、今までどおりに全力で取り組みを前に進めていきますので、よろしくお願いいたします!



レインボーウィークが終わっても明日もあさっても取り組みを続けていきます!/「東京レインボープライド2018」2日目

レインボーウィークの最終日でした

今日も時間が無くて、写真のアップだけになります。

ひとことふたこと文章が書いてありますが、後日きちんとした文章にしたいと思います。ごめんなさい。

「ゴールデンウィークをレインボーウィークにしよう」

の掛け声で、『オープニングレセプション』から10日間にわたってレインボーウィークの様々な取り組みが今年も行なわれました。

そして昨日からはメインイベントである『東京レインボープライド2018』がスタートしました。

代々木公園の野外ステージとその周辺を会場に、ステージでのイベント、たくさんのブースが出展される日本最大のセクシュアリティのお祭りです。

過去最大の「東京レインボープライド」になりました

まだ公式な発表はお聴きしていないのですが、2日間で13~15万人の参加だったとのことです。

過去最大となりました。

「東京レインボープライド2018」会場入口

「東京レインボープライド2018」会場入口


恒例のパレードにも、過去最高の37チーム7000人も参加しました。

過去最大37チーム7000人が参加したパレード

過去最大37チーム7000人が参加したパレード



ブースの出展も本当に増えました

かつてと比べると、本当に多くのブースが出展されるようになりました。

渋谷男女平等・ダイバーシティセンターアイリスのブースにて

渋谷男女平等・ダイバーシティセンターアイリスのブースにて


フジノの中でライバル自治体のひとつ、渋谷区のブースにて。

渋谷区の取り組みについては、もはや言うまでもありませんよね?同性パートナーシップ制度に関する条例を全国で初めて制定しました。

今年はもう1自治体、国立市が出店しています。国立市は、一橋大学でのアウティングによる悲しい事件を教訓に、アウティングを禁止する条例を全国で初めて制定しました。

このように、先進的な取り組みを行なっている自治体がブースを出すことはとても大切だと感じます。この場所でブースを出すことで、2日間で15万人の目にとまる可能性がある訳です。

その取り組みを全国のみなさまに知っていただくとても大きな好機です。出展は無料ではありませんが、費用対効果を考えれば絶対に出すべきです。

同時に、この場にブースを出店できることはとても名誉なことだと感じます。

横須賀市は『東京レインボープライド』に出展して全国に知ってもらうべき取り組みをたくさん実施してきたことから、フジノはずっと前から「横須賀市がブースを出せるようにしたい」と言い続けてきました。

いまだ実現していませんが、必ず実現したいです。

同性パートナーを生命保険の受取人にした「ライフネット生命」のブースにて

同性パートナーを生命保険の受取人にした「ライフネット生命」のブースにて


大企業のブースも本当に増えました。

「niji-depot」さんでブレスレットをゲットしました!

「niji-depot」さんでブレスレットをゲットしました!


もちろん、かわいいブースもたくさんあります。

犬猫むけのレインボーグッズも!

犬猫むけのレインボーグッズも!



たくさんの知人友人仲間たちに再会できるのも魅力のひとつです

いろいろな魅力がありますが、『東京レインボープライド』の最大の魅力はやはり、たくさんの知人・友人・仲間たち(しかも全国の!)に再会できることだと思います。

TRPに来ると必ず知人友人に再会できるのも大きな魅力の1つです

TRPに来ると必ず知人友人に再会できるのも大きな魅力の1つです


日頃はインターネット(ツイッターやFacebook)だけで会話をしていた方とリアルでお会いできるのも、『東京レインボープライド』ならではの魅力だと思います。


ステージのトリは浜崎あゆみさんでした

ステージでのパフォーマンスのトリは、浜崎あゆみさんでした。

ステージでのトリは浜崎あゆみさん。1時間前からこの人だかり。

ステージでのトリは浜崎あゆみさん。1時間前からこの人だかり。


ライブスタートの1時間前にはもう行列ができていました。

フジノは抽選チケットを申し込まなかったのですが、たまたまとても観やすい場所でライブを観ることができました。

浜崎さんのMCは感動的でした。

たぶん、浜崎さん、涙を流しておられた。まわりのお客さんも泣いてました。

テレビカメラも来ていたので、『東京レインボープライド』のステージ上の浜崎あゆみさんの姿が全国に放送されるといいなと願っています。

2日間司会を務めたブルボンヌさん。本当におつかれさまでした!

2日間司会を務めたブルボンヌさん。本当におつかれさまでした!


『オープニングレセプション』でもお話しさせていただいたブルボンヌさん。

代々木公園は足元が砂利なので歩いていると革靴でもけっこう痛いのですが、ブルボンヌさんは

「2日間ヒールを履き続けて、足が痛いのよ」

とおっしゃっていました。

それでも履き通したのはさすがプロの魂、やっぱりブルボンヌさんは素敵でした。

クロージング

クロージング


全てのステージパフォーマンス、出展が終わりました。クロージングです。

主催のNPO代表のおふたりと、司会のおふたりがご挨拶。本当におつかれさまでした!

来年またお会いしましょうね

来年またお会いしましょうね


全国のみなさま、また来年もお会いしましょうね!



「日常」をこの会場と同じくらい安心できる場に変えていきます

レインボーウィークが終わりました。

ゴールデンウィークも終わり、明日から久しぶりに学校や会社へ戻る人も多いことと思います。

お祭りは、終わりました。

そして日常生活がやってきます。

うんざりしている人も多いかもしれません。

それでもあくまでも祝祭は一過性のものです。

ときどきの『祭りの日々』に休養し羽目をはずし仲間と旧交を温めたりしてエネルギーを養い、そして『日常生活』へと戻っていくのです。

また無理解や偏見にうんざりする日々へと戻っていくことに疲れ、心も体も壊れてしまうこともあるでしょう。

でも、僕たちが生きていかざるをえないのは『日常生活』です。

果てしなく続いていく、終わりの無い『日常生活』が僕たちの主戦場です。

僕の仕事は、『祭りの日々』だけが喜びであり幸せであるような社会ではなく、人々が毎日の暮らしの場で生きていかれるような社会にすることです。

『東京レインボープライド』で感じられたであろう、平和で、ありのままでいられて、安心できる空間と時間を、『日常生活』の場にもたらすのが僕の仕事です。

その為に、全力を尽くし続けます。

これまで15年間そうだったように、今日と同じく、明日もあさっても、ずっと全力を尽くしていきます。

来年みなさまとこのレインボーウィークをより良い形で迎えられるように、全身全霊をかけて働いていきます。

ぜひまた来年、お会いしましょうね。



日高庸晴先生の熱い講義に涙がこぼれました/LGBT自治体議員連盟・第2回研修会へ

「LGBT自治体議員連盟」の第2回研修会へ

今夜は時間が無いので、写真だけでごめんなさいね。

『LGBT自治体議員連盟』の第2回研修会に出席しました。

フジノはLGBTという呼称が好きではないので、正式名称を記しますね。

『性的指向と性自認に関する施策を促進するための地方自治体議員連盟』です。

会場の国立オリンピック記念青少年総合センター

会場の国立オリンピック記念青少年総合センター


都内で2日間にわたって研修が行なわれます。

LGBT自治体議員連盟・第2回研修会のちらしより

LGBT自治体議員連盟・第2回研修会のちらしより

共同代表の4名

共同代表の4名

日高庸晴先生の熱い講義

日高庸晴先生の熱い講義


フジノにとって日高庸晴先生のお話を伺う機会は、この10年間で何度目でしょうか。

それでも日高先生の膨大なデータに基づく地道な調査研究とたくさんの生の声を熱い語り口で語る姿に、またも涙がこぼれてしまいました。

研究者として、かつ伝道者として、日高先生ほど優れた方はおられないとフジノは常に感じます。

TBSの取材クルーも。

TBSの取材クルーも。

LGBT自治体議員連盟ののぼりを持つフジノ

LGBT自治体議員連盟ののぼりを持つフジノ

明日も研修があります。

終了後には、『東京レインボープライド』のパレードにみんなで参加する予定です。



「東京レインボープライド2018 オープニングレセプション」に参加しました!/「東京レインボープライド2018」開幕です

オープニングレセプションに初参加しました!

今年もついにレインボーウィークがやってきました。

渋谷の街路灯は「Out in Japan」のフラッグがあふれています!

渋谷の街路灯は「Out in Japan」のフラッグがあふれています!


今夜、その9日間の幕開けとなるイベント『東京レインボープライド2018 オープニングレセプション』が開催されました。

東京レインボープライド2018 オープニングレセプション

東京レインボープライド2018 オープニングレセプション


毎年レインボーウィークには、いろいろな講演会や代々木公園でのプライドフェスティバル、そしてパレードには参加してきたものの、オープニングレセプションに参加するのは初めてのことでした。

会場の「hotel koe tokyo」

会場の「hotel hoe tokyo」


それが今年は『NPO法人東京レインボープライド』の共同代表理事である山縣真矢さん杉山文野さんからお誘いをいただき、参加させていただきました。ありがとうございます。

TRP2018のテーマ「LOVE&EQUALITY」

TRP2018のテーマ「LOVE&EQUALITY」


こんな華やかな場に参加できたのも光栄ですし、スタッフのみなさんの熱心な姿に触れることができて、これからの9日間が成功することを確信しました。

頂いたプレスリリースから。プログラムは下のとおりです。

東京レインボープライド2018オープニングレセプション開催!

今年もやってまいりました『東京レインボープライド2018』。

4月28日(土)から5月6日(日)をプライドウィークとし、5月5日&6日のメインイベント「プライドフェスティバル」に向け、全国がレインボーに染まる9日間。

そんなTRP2018の開会を宣言するオープニングパーティーを今話題のhotel koé tokyoで開催いたします。

司会はフジテレビジョン報道局の阿部知代さんと女装パフォーマーのブルボンヌさん

トークゲストには東京五輪の立役者の一人でもあるフェンシングの太田雄貴氏、元なでしこJAPANの丸山桂里奈氏をお迎えし、LGBTと2020をテーマにお話をうかがいます!

華やかなドラァグクイーンショーやDjタイム、美味しいお酒と共にみんなで『東京レインボープライド2018』の幕開けをお祝いしましょう!

どなたでもお越しいただけますので、みなさま振るってご参加ください!!

※ドレスコード:何か一点カラフルなものを身につけてお越し下さい。

*本イベントには手話通訳士がつきます。

■日 時:2018年4月28日(土)17:30会場 18:00開会
■司会:
阿部知代(フジテレビ報道局)
ブルボンヌ(女装パフォーマー)

■アスリートトークショー『LGBTと東京五輪2020』
太田雄貴(北京五輪フェンシング日本代表 銀メダル)
丸山桂里奈(2011 FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会 優勝)
杉山文野(2004年度女子フェンシング日本代表/TRP共同代表)

■ドラァグクイーンショー
■会場:hotel koe tokyo(渋谷)
 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町3−7

ふだんレセプション的な場に参加したことがないので、「フジノは場違いかなぁ・・・」とはじめはかなり緊張していました。

(昨年まではオープニングレセプションの会場は東京都庁でした。けれども今年は、2年前にオープンしたばかりのめちゃくちゃおしゃれなホテルです)

コーラとウーロン茶で乾杯です(前田くにひろ議員と)

コーラとウーロン茶で乾杯です(前田くにひろ議員と)


けれども時間が経つにつれて、少しずつ全国の同志(いろいろな機会に一緒に活動をさせていただいてきた方々がたくさんいらっしゃいました!)に出会うことができて、ホッとしました。
 
『NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会』『NPO法人ReBit』の方々をはじめ、横須賀市としても大変お世話になっている方々にもお会いすることができ、日頃の御礼を申し上げることができました。



オープニング、ステートメント、祝辞、乾杯

開会、代表理事のあいさつ、レインボーウィークの紹介(本当にたくさんの取り組みがあります)、小池百合子東京都知事からお祝いのメッセージ、スポンサー企業あいさつ、そして乾杯となりました。

司会は阿部知代さんとブルボンヌさんです

司会は阿部知代さんとブルボンヌさんです


レインボーウィークの様々な取り組みを紹介する杉本文野さん

レインボーウィークの様々な取り組みを紹介する杉本文野さん


TRP2018のテーマは『LOVE & EQUALITY=すべての愛に平等を』です。

代表理事からステートメントが読み上げられました。

東京レインボープライド2018ステートメント

私たちが未来に求めるのは、特別な権利や、特別な豊かさではありません。

マイナスをゼロに。

同じことを、同じように。

愛する人を、自由に愛する。

そんな、あたりまえの「平等」を、実現したいだけなのです。

キース・ヘリング生誕60周年の2018年、彼の作品と共に掲げたテーマは、『LOVE & EQUALITY』。

すべての愛に、平等を。

また、あらたな一歩がスタートします。

小池百合子都知事からお祝いのメッセージ

小池百合子都知事からお祝いのメッセージ


カンパイ!

カンパイ!



トーク「LGBTと東京五輪2020」

元フェンシング日本代表で公益社団法人日本フェンシング協会会長の太田雄貴さん、元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さんのお二人を交えて、『LGBTと東京五輪2020』のタイトルで、トークも行なわれました。

トーク「LGBTと東京オリンピック2020」

トーク「LGBTと東京オリンピック2020」


TRP代表理事の杉本文野さんは、2004年度女子フェンシングの元日本代表でした。

スポーツといじめ

スポーツといじめ


フジノは東京オリンピックを開催することに対して様々な想いはありますが、まちがいなくSOGIに関わる様々な取り組みをすすめるチャンスだと考えています。

『オリンピック憲章』ではセクシュアリティによる差別が禁止されていることから、スポンサー企業・自治体をはじめ、オリンピックに関わりを持とうとすれば『憲章』を守らなければならないからです。

トークでもこの点が指摘されました。

一方で、スポーツの世界におけるセクシュアリティに関わるいじめについても取り上げられ、2020年に向けて取り組みを強化していく必要性が語られました。



たくさんの新たな出会いに感謝です

フジノも所属している『LGBT自治体議員連盟』の、共同代表3名が来賓挨拶に立ちました。

LGBT自治体議員連盟の代表が来賓挨拶

LGBT自治体議員連盟の代表が来賓挨拶


レインボーウィークにあわせて、『LGBT自治体議員連盟』は第2回研修会を開催します(5月5〜6日)。

2日目の研修会終了後には、有志でパレードに参加します。

第2回LGBT自治体議員連盟研修会のチラシより

第2回LGBT自治体議員連盟研修会のチラシより


こうした地方議員の取り組みも、参加者のみなさまに知っていただくことができました。とても良い機会だったと思います。

DJタイム(≒歓談の時間)に入って、本当にたくさんの新しい出会いがありました。

石川大我議員が会場の中を歩きながら、ご自身の友人知人をたくさん紹介して下さいました。5月7日に開催されるシンポジウムを紹介しつつ、フジノも参加者なのですごくスムーズにみなさんと会話をさせていただきました。大我さん、ありがとうございます。

「GSセンター×石川大我氏『LGBTs春の報告発表会in WASEDA』」のチラシ

「GSセンター×石川大我氏『LGBTs春の報告発表会in WASEDA』」のチラシ


今日はシンポジウム出演者せいぞろいでした。

5月7日シンポジウムメンバーも勢揃いしました

5月7日シンポジウムメンバーも勢揃いしました


一緒に出演する『レインボーとしま』の方ともシンポジウム前に顔合わせすることができました。



「地道にがんばり続けていれば見てくれている人もいる」と感じられました

そして、今日最も感動したことを記したいです。

それは、スポンサー企業の代表格である丸井グループの井上道博課長(サステナビリティ部マルイミライプロジェクト担当)が話しかけて下さったことです。

世田谷区で開かれた『LGBT成人式』で、フジノさんのスピーチをお聴きして、とても印象に残りました。今日お見かけしたので、絶対に声をかけさせていただこうと思いました」

と、温かいお言葉をいただきました。

井上道博課長(丸井グループ・マルイ未来プロジェクト担当)とフジノ

井上道博課長(丸井グループ・マルイ未来プロジェクト担当)とフジノ


井上さん、高橋瑠奈さん(同担当リーダー)、お声がけ下さって本当にありがとうございました!

ブログにも書いたとおり、フジノにとって『LGBT成人式』でのスピーチは特別に大切な場です。

与えられた短い時間でどれだけ刺さる言葉を語れるか、全身全霊で魂をこめて毎年語りかけています。

会場に来て下さった誰かお一人でも良いからどうか想いが伝わってくれたら、そう願いながら語りかけています。

そんな『フジノの全力』は大抵の場合『空回り』に終わってしまうことが多いのですが、地道にがんばり続けていれば見て下さっている方もおられるのだと感じることができました。

井上さん、勇気を頂きました。ありがとうございます!



素晴らしいオープニングレセプションでした

はじめのうちレセプションに場違い感を抱いていたフジノは、ステージにめちゃくちゃ近い場所で観ていました。

ホールなので楽屋的な場所が無かったので、フジノが立っていた場所から出演者のみなさんが出入りする感じでした。

そのおかげで、出演者のみなさんと少しずつお話する機会にも恵まれました(ありがたや!)。

司会のブルボンヌさんとフジノ

司会のブルボンヌさんとフジノ


歓談タイムに入ると、共通の知人のおかげで、特にブルボンヌさんとたくさんお話しさせていただきました。

いつもはステージの上にいらっしゃるブルボンヌさんと、いろいろお話しさせていただいて、とても光栄でした。本当に優しくて素敵な人だと改めて感じました。

まだまだレセプションは続いていましたが、フジノは横須賀で仕事がありましたので、中座して帰らねばなりませんでした。

時間が経つにつれて、参加者のみなさんの輪がより親密に、大きくなっていく感じが伝わってきました。

仕事の為に中座しましたが、まだまだレセプションは続きました

仕事の為に中座しましたが、まだまだレセプションは続きました


それにしてもスタッフのみなさんのがんばりがとても素晴らしかったです。

裏方で地道にがんばって下さるスタッフのみなさんの姿を見て、

「きっと今年の東京レインボープライドも大成功に終わるはず」

と感じました。

心から、成功を祈っています。

本日は素晴らしいレセプションでした!

全ての出会いに感謝しております。ありがとうございました!



性的マイノリティに関する教職員向け研修の対象が拡大へ!「初任者・1年経験者・6年経験者向け研修」で実施されます/フジノの提案、実現します

これまでの経緯を紹介します

ずっとフジノはこう訴え続けてきました。

「性的マイノリティに関する正しい知識をもっていただく為に『全ての教職員』を対象に研修を実施すべきだ」

市議会の内外で訴え続けてきました。

さらに、こどもたちを守る為に、同じ想いを持つ方々も横須賀を訪れて下さいました。

2013年10月には、日高庸晴先生(宝塚大学看護学部)が横須賀市役所を訪れて、教育長をはじめとする教育委員会事務局のみなさんに「全教職員への研修の実施を」と要請しました。

こうした動きに対して、教育委員会も動き出してくれました。

まずは2013年12月に、幼稚園・小学校・中学校・高校の教職員と学童保育の指導員を対象とした研修を開催しました。

しかし、「これでは足りない」「やはり全教職員を対象とすべきだ」との想いはむしろより強くなりました。

そこで2014年5月には、再び日高庸晴先生(宝塚大学看護学部)が横須賀を訪れて下さり、星野慎二さん(NPO法人SHIP代表)とともに、教育長をはじめとする教育委員会事務局のみなさんに「全教職員への研修の実施を」と要請しました。

こうした訴えが実を結び、2015年度と2016年度の夏には、教育研究所が主催する『夏期研修』において性的マイノリティについての講座が開催されました。

2年間の取り組みの結果、「一定の成果が得られた」として夏期研修は終了し、2017年度からは新規採用された全ての教職員への研修を行なう『初任者研修』にて取り上げることになりました。

これは全国的に注目される先進的な取り組みだとして評価されるようになりました。

しかし・・・残念な出来事が起こりました。

やはり、全ての教職員を研修対象にすべきだという想いがさらにとても強くなりました。

そこで昨年(2017年)9月議会で改めて対象拡大を提案したのです。

これが今までの経緯です。

本日は、教育福祉常任委員会が開かれました。

教育福祉常任委員会で質疑を行ないました

教育福祉常任委員会で質疑を行ないました


そこでフジノは改めて教職員向け研修の対象拡大を提案しました。



今日の委員会での質疑を紹介します

教育委員会は、昨年9月議会のフジノの提案に対して、検討を約束してくれました。

それから半年が経ち、来年度の新たな研修計画も完成した時期になりました。

そこで、提案に応えて具体的にどう拡大されるのかを質しました。以下に質疑応答を掲載します。

2018年3月19日・教育福祉常任委員会

フジノの質問

教育研究所が実施している『SOGIに関する研修』について伺います。

かつては毎夏に実施している研修において、性的指向・性自認に関する取り組みを数年聞にわたって実施していただきましたが、新たに『初任者研修』によって、教職員になる皆さんに必ず研修が実施されることになりました。これは大変すばらしいことだと思っています。

これに加えて提案させていただいたのが、『初任者研修』だけでなく『全ての年次研修』によって改めて最新の情報や知識に触れてほしい、という提案をいたしました。

これは昨年9月議会で質疑をしたのですが、 学校教育長は答弁において

「今、来年度の研修計画を構築している段階なので、どういった形が一番望ましいのか再度検討させていただきたい」

とお答えいただいております。

そこで、新年度はどのような研修を実施していくのか、お聞かせ下さい。

教育研究所長の答弁

性的マイノリティーを含めた人権教育に関する研修においては、多くの教員が受講する必要があると考えておりますので、今後、特に平成30年度経験者研修においては位置づけていきます。

具体的には、『初任者研修』『1年経験者研修』、それから『6年経験者研修』には位置づけて実施していこうとは考えております。

フジノの質問

過去には、各学校校長会の場でもその研修を開いていただいたりということもしていただきました。大変ありがたいことです。

今回の御答弁でも、『初任者』『1年』『6年』と『年次研修』で取り組んでいただく。

これは全国的にもすばらしい取り組みだと思います。

ただ、やはり年齢が高い方々に定期的に研修の取り組みに触れてほしいという思いがありますので、再度、同趣旨の提案をさせていただきます。

管理職にある方にもこうした研修を積極的に開催していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

教育研究所長の答弁

次年度の研修計画については、もうすでに決まっている状況にあります。

ただ、『管理職研修』については、まだ今後、検討しなくてはいけないところがあるのですが、再来年ぐらいには、10年経験した教諭には性的マイノリティーを含めた人権教育を受講していただこうとは考えております。

やりました!

昨年の提案を受けて、性的マイノリティに関する教職員向け研修が『初任者研修』に加えて、新たに『1年経験者研修』『6年経験者研修』へ拡大されます!

さらに答弁によれば、再来年度(平成31年度)には『10年経験者研修』への拡大も検討しているとのことでした。

『管理職研修』については今後の検討課題とのことでした。

フジノの提案、一部実現します。

最終的な目標は『全ての教職員を対象にした研修の実現』ですが、一歩前進です。

提案の実現をただ喜んでいるつもりはありません。

研修がただ開催されるだけでなく、実際のこどもたちの現場で生きるものになるのか、新年度実施される年次研修を実際に見学させてもらうなどフジノも注視していきます。

市民のみなさまからすると、その歩みはゆっくりに見えるかもしれません。

それでも、横須賀市教育委員会は着実に前に歩みを進めています。

そしてフジノが政治家でいる限り、絶対に諦めることはありません。必ずさらに取り組みを前に進めていきます!



横須賀市初の「里親向け性的マイノリティ講座」を開催しました。里親・ファミリーホーム・ボランティアファミリーの方々が参加してくれました/フジノの提案、実現しました

横須賀市初の「里親向け性的マイノリティ講座」を開催しました

今日は、横須賀市児童相談所の主催で、横須賀市初の『里親向け性的マイノリティ講座』を開催しました。

「里親向け性的マイノリティ講座」会場前にて

「里親向け性的マイノリティ講座」会場前にて


横須賀市では『性的な多様性』の理解を広めて深める為に、官民を問わず、あらゆる方々を対象に研修や出前講座を開いてきました(前回は『しらかばこどもの家』で乳児院・児童養護施設の職員のみなさま向けに開催しました)。

今回は『家庭養護』に関わるみなさまを対象とした研修です。

研修の様子

研修の様子


内容は、下のプレスリリースのとおりです。

平成30年(2018年)1月16日
市民部長
こども育成部長

里親向け性的マイノリティ講座の開催について

性的マイノリティ(性同一性障害などの性的少数者)に関する基礎知識を学び、性的マイノリティの方々への差別や偏見をなくすなどの理解を深めるため、「里親向け性的マイノリティ出前講座」を開催しますので、お知らせいたします。

  1. 日時
    平成30年(2018年)1月22日(月曜日)10時~12時

  2. 対象
    市内里親等(約15人)

  3. 会場
    はぐくみかん5階 会議室4(横須賀市小川町11番地)

  4. 講師
    特定非営利活動法人SHIP代表 星野慎二さん

  5. 内容
    性的マイノリティについての基礎知識等について

市民部とこども育成部が共催なのは、『性的な多様性』に関する普及啓発を担当しているのが市民部の人権・男女共同参画課で、里親などの家庭養護を担当しているのがこども育成部の児童相談所だからです。



里親・ファミリーホーム・ボランティアファミリーの方々が参加して下さいました

今回はタイトルに『里親向け』と銘打っていますが、実際の対象は里親の方々に限定していません。

福祉業界の専門用語で『家庭養護』と呼ばれる関係者のみなさまが対象です。

本日の研修の参加対象=家庭養護に関わるみなさま

  • 里親
  • ファミリーホーム
  • ボランティアファミリー

まず、『里親』の方々です。

里親はもっと人数が増えてほしい、とても必要な重要な存在です。

けれども、まだまだ日本では普及していません。横須賀市内でもとても数が少なく貴重な存在で、現在、27組が里親として認定されています。

本日は、横須賀市里親会会長も自ら参加して下さり、フジノはとても感激しました。心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

講師は星野慎二さん(NPO法人SHIP代表)

講師は星野慎二さん(NPO法人SHIP代表)

そして、他の2つの制度については里親以上に全く知られていないので、少しだけご説明しますね。

『ファミリーホーム』という制度があります。これは、里親や児童養護施設職員などのこどもを養育した経験の豊かな方々が、こどもをご自宅に迎え入れて養育するのです。

現在、市内には2ヶ所の『ファミリーホーム』があります。

赤ちゃんも参加して和やかな雰囲気で研修は進みました

赤ちゃんも参加して和やかな雰囲気で研修は進みました


『ボランティアファミリー』は、児童相談所の所長が独自に認定できる仕組みです。週末や夏休みなどに児童養護施設のこどもたちをご自宅に迎えていただき、家族とふれあうことで『家庭生活』を体験させていただく制度です。

現在、市内で認定を受けておられるのは12組のご家族です(2017年3月31日現在)。

赤ちゃんづれで参加してくださった方もいらして(大歓迎です)、和やかな雰囲気で研修は進みました。

配布された資料など

配布された資料など


これらの方々に加えて、神奈川新聞社らメディア2社が来て下さいました。

合計15名のご参加を頂きました。

午後からは雪の予報が出ている寒い雨天の中、足を運んで下さって、本当にありがとうございました。



全国で研修が広まってほしいです

この研修が実現したきっかけは、以前にも記したとおり2017年6月議会でのフジノの提案です。

しかし実はもう1つ、大きな動きがありました。

2017年8月、厚生労働省からも『事務連絡』(通知の一種です)が出されたことです。

『児童養護施設等におけるいわゆる「性的マイノリティ」の子どもに対するきめ細かな対応の実施等について』

2017年8月に厚生労働省が出した事務連絡

2017年8月に厚生労働省が出した事務連絡

(抜粋して引用します)

性同一性障害等のいわゆる「性的マイノリティ」とされる子どもに対しても、同様の丁寧な対応が必要と考えられることから、別添の文部科学省における取組(文部科学省作成のリーフレット「性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施について」(教職員向け))も参考に、児童養護施設等における性的マイノリティの子どもに対するきめ細かな対応の実施等について、管内児童福祉施設や里親等に対して、周知をお願いいたします。

『事務連絡』は言葉のとおりで、事務の連絡に過ぎません。法的拘束力はありません。

けれども、『国の方針を地方自治体に伝える』という意味はあります。この文書が存在するのとしないのとでは全く状況が異なります。

フジノにとって、この『事務連絡』の存在は大きな追い風になりました。

こうして児童相談所は、まず2017年12月12日に乳児院・児童養護施設の職員向けに研修を開催しました。

そして、今回の里親・ボランティアファミリー・ファミリーホームを対象とした研修が実施されたのです。

横須賀には市議としてフジノが存在していて、常に国よりも半歩先・一歩先を歩き続ける努力をしてきました。

そのフジノの提案にしっかりと応えてくれる優秀な市職員のみなさんが存在してくれています。

そしてこうした取り組みが実現できています。

他の児童相談所において、こうした研修が開催されたというニュースはまだ聴いたことがありません(既に開催している児童相談所があったらぜひフジノに教えて下さい。謹んで訂正します)。

国が『事務連絡』を出しても動かない児童相談所。そのまちで暮らすこどもたち。考えると切なくなります。

どうか全国でこうした取り組みが広まってほしいと心から願っています。



後日談:神奈川新聞が報じてくれました

翌日の神奈川新聞が報じてくれました。

ウェブサイト『カナロコ』で記事がご覧いただけますので、ぜひこちらをご覧下さいね。



フジノが消えても市が取り組まねばならない仕組みを作ります/「性的な多様性」を初めて明記した「第5次男女共同参画プラン(案)」策定の男女共同参画審議会、議論は大詰めに

パブリックコメント手続き後、最初の審議会でした

今日は『男女共同参画審議会』が開かれました。

男女共同参画審議会の会場前にて

男女共同参画審議会の会場前にて


来年度(2018年4月)からスタートする『第5次男女共同参画プラン』を策定する為の議論が行なわれています。

先日の『LGBT成人式』に来賓として出席した時に、200名の参加者のみなさんとマスメディアの方々を前にして、フジノはこのようにスピーチしました。

「これまでは横須賀市の『条例』や『行政計画』にSOGIに関する記述はありませんでした。

しかし、今年から新たに『行政計画』に明記されます。

『性的な多様性の保障』を『行政計画』に明記している自治体はこれまで全国で27自治体にのぼるそうなので、横須賀市は全国で28番目になります」

そうなのです。

今まさに完成直前の『第5次男女共同参画プラン(案)』には、横須賀市史上初めて『性的な多様性の保障』が明記されています。

「第5次男女共同参画プラン(案)」2018年1月15日版

「第5次男女共同参画プラン(案)」2018年1月15日版


さて、すでにご報告したとおり、市民のみなさまからご意見を募集した、パブリックコメント手続きが行なわれました。

本来ですと、その終了後に開かれる審議会では、ふつうはご意見への『審議会としての回答』を作成します。

ただ、残念ながら今回のパブリックコメント手続では、ご意見の提出がゼロでした。

そこで、今日は回答作成の作業は無し。

男女共同参画審議会・議事次第

男女共同参画審議会・議事次第


引き続き、『第5次男女共同参画プラン(案)』に対して、審議会委員のあいだで議論が続けられました。



改めて「何故プランがそこまで大切なのか」をご説明します

『第5次男女共同参画プラン』の策定は、2015年11月から準備にかかり、2年半にわたって『男女共同参画審議会』で議論を続けてきました。

フジノは『第4次』も『第3次』もプランづくりの場に立ち会い続けてきました。

『男女共同参画プラン』に限らず、『自殺対策計画』『障がい福祉計画』や『介護保険事業計画』など、あらゆる『行政計画』にフジノは徹底して関わり続けてきました。

何故そこまでフジノは『行政計画』にこだわるのでしょうか?

フジノ作成「何故プランがそこまで重要なのか?」

フジノ作成「何故プランがそこまで重要なのか?」


大きく3つの理由があります。

  1. 課題とその対策を明文化して『行政計画』に記すことで、市民・行政・政治が課題と対策を共有できる

  2. 財政が厳しい中で取り組みを実施する上で財源確保は悩みのタネだが、『行政計画』に記した取り組みはやらねばならないという縛りができる

  3. 政治家フジノがいなくなっても『行政計画』の期間中はその取り組みはやらねばならないという縛りができる

1番目はご説明するまでも無い理由なので、省略します。

2番目がとても大きな意味を持っていますので、詳しくご説明いたします。

単年度の予算しか組むことができない行政にとって、3〜5年先までの取り組みを必ず実施するという約束を唯一できる手段が『行政計画』なのです。

  1. 行政には、『1年ごとの予算』しか作れない。複数年度の予算を組めない。
  2. だから、来年・再来年といった『将来の取り組み』を約束できない。
  3. そこで、3〜5年間の中期的な取り組みを担保する為に『行政計画』を作っている。
  4. 『行政計画』は財政部と担当部局とで財政的な裏付けの協議も行なった上で、作られる。
  5. つまり、単年度予算主義の行政において、将来の取り組みも約束できる唯一の存在が『行政計画』!

『行政計画』に書き込まれた政策は、基本的に、優先的に実施しなければなりません。

さらに、年次と目標を設定した上で、PDCAサイクルを回して、毎年、進捗管理を行ないます。実績を評価して、計画が終了するまでに目標を達成できるように努力しなければなりません。

かたや『行政計画』に書かれていない取り組みをゼロから新たに実施する場合は、行政の担当者は、財源の確保やその取り組みの必要性をゼロから担当部局〜財政部〜副市長・市長へと訴えていかねばなりません。

『行政計画』に明記することがいかに重要か、ご理解いただけたでしょうか。

(※分かりづらい説明でごめんなさい)



フジノひとりで進めてきた政策ですが、フジノがいなくなっても後退させません

そして、3番目の理由ですが、政治家はいつ落選してしまい、政策決定に関われなくなるか分かりません。

若手でも無くなり、賞味期限切れ、オワコンのフジノは、5期目は無い(=落選する)と各方面からしばしば言われています。

しかしフジノが来年の選挙で落選したとしても、『行政計画』に明記されている限り、少なくとも計画期間が終わるまではその取り組みは必ず実施されるのです。

『行政計画』は3年間から5年間にわたるものがほとんどです。

フジノがいなくなった後も、数年間は、その魂を込めた『行政計画』は遺産として残っていくのです。

だからこそ、SOGIに関する様々な課題を解消して生きづらさを無くしていく為の取り組みを続けていく上で『行政計画』に明記することは、フジノにとってすさまじく大切なのです。

今回から初めて『男女共同参画プラン』に性的な多様性を保障する為の記述が盛り込まれました。

フジノが何年もかけて必死にあらゆる提案を続けて、さらに市長が交代したおかげで(前市長ではムリでした)、ようやく盛り込むことが実現できました。

下の記述は、当事者のみなさまからしたら、情けないくらいに『ささやかな内容』に映ることでしょう。

どの事業もすでに横須賀市ではもう実施しているものですから新鮮味もありません。

けれども、初めて『行政計画』に明記されたことで、市民・行政・政治の三者が課題を共有する第一歩となりました。歴史的に大きな意味があります。

性的な多様性の保障が明記された部分(その1)

性的な多様性の保障が明記された部分(その1)


性的な多様性の保障が明記された部分(その2)

性的な多様性の保障が明記された部分(その2)


また現実的な意味合いでも、ここに記された事業は、これまでは何ら『行政計画』などの裏付けが無かったので、毎年毎年、担当部局は予算の確保が大変でした。

けれども、少なくともこれから5年間は必ず実施しなければならなくなります。

来年フジノが落選して議会からいなくなっても、横須賀市は『性的な多様性の保障』というフジノが掲げた政策を続けていかねばなりません。

性的な多様性に関するコラム

性的な多様性に関するコラム


今まさに『LGBTブーム』まっさかりです。

けれども『ブーム』とは無関係に、この10年間フジノは『性的な多様性の保障』を訴えて、たったひとりきりで様々な提案を行なってきました。

『ブーム』はすぐに終わります。

そして、フジノの政治家としての寿命もいつまで続くか分かりません。

しかし、『ブーム』が終わりフジノがいなくなっても、絶対に取り組みを終わらせる訳にはいきません。絶対に。



次回(2月下旬)で審議会での議論は最終回です

次回2月下旬の開催をもって『男女共同参画審議会』での議論は終わります。

3月には市議会へ報告、市長への答申を経て成案となります。

絶対に後退させないように最後までしっかりと見守っていきます。



ぜひ神奈川でもLGBT成人式を開催したいです!/今年も「LGBT成人式」に来賓としてお招きいただきました

「LGBT成人式」に今年もお招きいただきました!

本日、『LGBT成人式』が東京・世田谷の砧ホールで開催されました。

LGBT成人式ウェブサイトより

LGBT成人式ウェブサイトより


早くも今年で7回目の開催となりました。

LGBT成人式とは

「ありのままの自分」を誇り、「成りたい人」への一歩を踏み出してほしい、との想いから、2011年度より開催。

成人式をすでに迎えた人も、これから成人式という人も。ありのままの自分で成人式を迎えるかぞくや友人に「おめでとう」を言いたい人も。そんな周りの人たちに「ありがとう」を伝えたい人も。

“もっと好きになれる自分”へ、その第一歩を踏み出そう!

こめられた想い

「成人式」は、「人に成る」と書くけれど「人に成る」ってどういうことなんだろう?

一般的には成人式を迎えたら、大人になるように考えられているけれど、オトナの定義って人によって違うんじゃないかな?

LGBT成人式が、あなたにとって「成りたい人になる(=成人)」ための決意をして

その第一歩を踏み出すきっかけの日になりますように。

(『LGBT成人式』ウェブサイトより引用)

ありがたいことに、今年もフジノは『来賓』としてお招きいただきました。

来賓席のフジノの名札、嬉しいです

来賓席のフジノの名札、嬉しいです


都議や区議のみなさん(昨年は国会議員も多数でした)の中で、わざわざ神奈川県から招かれたのは2人だけ。

『あえて神奈川からこの場に招かれるということ』は、『フジノの実績を評価していただいた』と受け止めています。

そんな理由から、ここ数年は年末が近づくたびに、主催者である『ReBit』さんから今年も招待状が届くかどうか、ドキドキしながら待つようになってしまいました。

無事に今年もお招きいただいたということは、

「2017年もフジノのSOGIに関する取組実績は及第点を取れたのだなぁ」

とホッとしています。

かれこれ10年間にわたってSOGIに関わる様々な取り組みを地道に活動を続けてきた訳ですが、この場に立ち会えることは光栄の極みです。

主催者であるNPO法人ReBitのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。

LGBT成人式・会場にて

LGBT成人式・会場にて


4年前の様子はこちら。3年前はインフルエンザで無念の欠席。昨年の様子はこちら。



今年もフジノと横須賀の取り組みをしっかりお伝えしてきました

あなたが大切な行事に出席した時、例えば入学式とか卒業式で、来賓でやってきた政治家に長々と退屈なスピーチをされてゲンナリした経験があると思います。イヤですよね。

自分がイヤだったことは、他人にもすべきじゃない。だから、フジノは政治家に転職してからはとにかく『来賓スピーチ』的なものは避けてきました。

今日だってみんな本音はフジノのスピーチなんかより、まきむぅ(牧村朝子さん)のトークを早く聴きたかったと思うのです。

それでもあえてこの『LGBT成人式』だけは、フジノにとって

「どうか一秒でも長く、一言でも多く、お話をさせて下さい」

と心からお願いしたい大切な機会です。

毎年どんどん進んでいく、フジノと横須賀市の『性的な多様性の保障』の為のいろいろな活動をひとりでも多くの方にお伝えしたいから。

特に、昨年7月に新たに上地市長が就任してからは、横須賀市の取り組みは加速しています。

前市長よりも、社会的にマイノリティの立場に追い込まれている方々の人権を守るという想いが徹底している上地市長。

上地市長とフジノは、市長選挙の前から「当選したら人権施策をもっと進めよう」と固い約束をしていました。

市長選挙中も上地候補は「横須賀のイメージカラーをレインボーにしたい」と演説してくれていました。

当選後の最初の一般質問でも、フジノはSOGIに関する質問オンリーで一点突破をはかった訳ですが、上地市長は100点満点の答弁を連発してくれました。

寄せ書きの前にて

寄せ書きの前にて


ステージでの来賓あいさつは、ついにフジノの番がやってきました。

みなさまへのお祝いの言葉を述べてから、一気にお伝えしました。

「『パートナーシップ制度以外は世田谷にも渋谷にも負けていない横須賀市です。』

このように昨年は申し上げましたが、昨年7月に僕の応援した方が新たに市長に就任して、性的な多様性に関する取り組みはさらに前向きに進んでいます。

新たに条例や行政計画に『性的な多様性の保障』が明記される方向に向かい始めました。

パートナーシップ制度についても議論が始まります。

これからも進んでいく横須賀の取り組みを一緒に応援していって下さい」

という趣旨のことをたくさんお話しさせていただきました。

明らかに他の来賓の方よりも長いスピーチを、ごめんなさい。それでもどうしても報告させていただきたかったのです。

聴いて下さったみなさま、ありがとうございました!



「新成人の辞」に心を打たれました

本日のプログラムはこちらです。

式次第

-開式の辞
-オープニング映像上映
-世田谷区教育委員会の祝辞
-来賓の紹介
-新成人の辞(小野春さん・てつさん・しゅんさん)

〜休憩〜

-トークショー(牧村朝子さん真道ゴーさんじゅんじゅんさん
-世田谷区長の祝辞
-終演

(みなさんはアフターパーティーへ)

特に、小野春さん(『にじいろかぞく』代表)の『新成人の辞』には心を打たれました。

小野さんとフジノはまさに同年代です。

性的な多様性を取り巻く事情は、個人個人で異なるものの、やはり時代的な背景もとても大きく作用しています。小野さんが生きてきたこれまでを語る言葉には、涙が出ました。

さらに、最後に引用した言葉も、フジノがふだん意識していることと全く同じでした。

「観客席ではなく、当事者として競技場に立つ人でありたい」

小野さんについては『バズフィード』が詳しく報じて下さっているので、ぜひご覧下さい。



東京会場は今日で終わりましたが、全国ではこれから開催されますのでぜひご参加を!

東京会場での開催は、本日で終わりました。

けれども今では『LGBT成人式』は全国40会場で開催されるまでに広がりました。

今年も現段階でこれだけの開催予定があります。

全国7会場でLGBT成人式は開催されます

全国7会場でLGBT成人式は開催されます

東京会場では遠くて参加できない、という方もぜひ最寄りの会場でご参加下さい!

そして、フジノはひとつの決心をしました。

来年、もしも来年はムリでも再来年、必ず神奈川県内のどこかを会場に、『LGBT成人式@神奈川』を開催したいと思います。

ご協力いただけるという方がおられたら、ぜひフジノまでご連絡くださいね。



後日談:たくさんのメディアにとりあげられました

毎日新聞朝日新聞ハフィントンポストでも報じられました。

毎日新聞より

毎日新聞より


ハフィントンポストより

ハフィントンポストより

会場にはもっとたくさんの報道陣が来ていましたので、フジノが確認できていないだけでもっと多くの記事や映像が報じられていると思います。

他会場の盛況を祈っています。

そして来年・再来年とこれからも良い取り組みが続いていき、さらに将来的には発展的に解消されるというゴールが実現しますように!



意見提出ゼロでした。実名じゃないとダメなのがいけなかった?「このままで良い」というお墨付き?/「性的な多様性の保障」が初めて明記された「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」へのパブリックコメント手続きが終わりました

「性的な多様性の保障」を明記した横須賀市初の「男女共同参画プラン(案)」へのパブリックコメントが終わりました

フジノがずっと提案を続けてきた、『性的な多様性』を『男女共同参画プラン』に明記すること。

その願いは、人権や多様性に対する想いの強い上地市長が当選したことによって、ついに動き始めました。2017年9月議会での一般質問への答弁によって、より良い方向への大きな方針転換が打ち出されました。

そして11月末には、横須賀市では初めて『性的な多様性の保障』が明記された『プラン(案)』が完成しました。

こうして行政の正式な計画に明記されるのは、全国では28番目となります。

12月1日から『プラン案』はパブリックコメント手続きに入り、市民のみなさまからのご意見の募集をスタートしました。

「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」ご意見募集

「第5次横須賀市男女共同参画プラン(案)」ご意見募集


『プラン』完成の前に、市民のみなさまのご意見をじかにぶつけられるチャンスです。フジノとしても「ぜひご意見をお願いします!」と呼びかけてきました。

それから3週間が経ち、12月21日をもってパブリックコメント手続きが終わりました。



ご意見は「ゼロ」でした。その意味するところは???

本日、担当部局である市民部長から全議員宛に報告がありました。

ご意見の提出は『ゼロ』でした。

第5次男女共同参画プラン(案)へのパブリックコメント手続きの結果

第5次男女共同参画プラン(案)へのパブリックコメント手続きの結果


フジノとしては、これをどう受け止めるべきか、少し悩んでいます。

考えられるのは3つです。

  1. パブリックコメント手続きそのものが全く知られていなかったからご意見がゼロだった

  2. パブリックコメント手続きは原則として実名で出さねばならず、ご意見を出しづらかった

  3. 『プラン(案)』のままで良いので、特にご意見は無かった

まず、1番目について。

他の分野のパブリックコメント手続き(例えば、障がい・高齢・こどもなどなど)には、利害関係のある方々や当事者・ご家族からご意見が届くので、関心ゼロという訳では無いと受け止めています。

次に2番目について。

実名主義のパブリックコメント手続きの制度は、『アウティング(強制的なカミングアウト)』と言えます。

その為、特に2番目については事前にその可能性を心配して、市民部人権・男女共同参画課と「そもそもパブリックコメント手続きの個人情報は絶対に外部に漏れないけれど、より丁寧な対応を心がける」旨の確認を取りました。

さらに、届いたご意見が実名でなかったとしても、正式な回答は出せないけれども『男女共同参画審議会』の場で取り上げてくれることも約束してくれました。

それでも「やっぱり実名主義のハードルが高かったのではないか」と残念に感じています。

(実名主義についてだけでなく、パブリックコメント手続きの在り方については、今後、見直しが必要だと考えています)

最後の3番目について。

仮に、

「今まで『男女共同参画プラン』には『性的な多様性』について1行も記されたことは無かった。全国に先駆けて動き出した横須賀の初めてのプラン案だから、まあ、今回はこれで良いよ」

とのお墨付きを頂いたのだとしたら、ありがたいです。

でも、フジノは楽観論者ではないのでなかなかそんなふうには受け止められません。

実は、フジノはじかに接点のある方々にはこのパブリックコメント手続きについてだけでなく、これからの改革スケジュールをお伝えしてきました。

この『男女共同参画プラン(案)』だけでなく、来年度から単独の行政計画として性的マイノリティに関する計画が策定に向けて動き出すことになっています。

その為、「(フジノのまわりの方々は)むしろその単独の計画の行方に関心があるのかな」と感じています。

もしそうであれば、ぜひ一緒に良い計画にしていきましょうね。



今後のスケジュールは・・・

いずれの理由にしても、パブリックコメント手続きが終わりました。みなさま、ご協力ありがとうございました。

今後のスケジュールとしては、

  • 1月15日 『男女共同参画審議会』で成案を作ります
  • 3月の予算議会 議会に対して成案が報告されます
  • 4月 正式に『第5次男女共同参画プラン』がスタートします

となります。

1月の『男女共同参画審議会』ですが、この日の本来の議題はパブリックコメントで頂いたご意見への回答を作成する場なので、意見提出ゼロを受けて『プラン案』の修正は無い予定です(てにをはや誤字脱字などの整理はあります)。

3月の議会(常任委員会で報告されます)においても、方向性は変わらないと考えています。

今回の『プラン案』がほぼ正式な計画として固まるのではないかとフジノは予想しています。

予断を持ってはいけませんが、ついに横須賀市初の『性的な多様性』を明記した『男女共同参画プラン』が策定されるはこびです。

みなさま、これからもご協力をよろしくお願いいたします!



乳児院・児童養護施設の職員を対象に「児童養護施設向け性的マイノリティ出前講座」を開催しました!/フジノの提案、実現しました

乳児院・児童養護施設の職員を対象に「性的な多様性」の研修を開催しました

けさは、長瀬にある児童養護施設『しらかば子どもの家』にお邪魔しました。

しらかば子どもの家・しらかばベビーホーム前にて(強風でした!)

しらかば子どもの家・しらかばベビーホーム前にて(強風でした!)


こちらを会場に、『性的マイノリティ出前講座』を開催したのです。

児童養護施設向け性的マイノリティ出前講座を開催しました

児童養護施設向け性的マイノリティ出前講座を開催しました


横須賀市では『性的な多様性』の理解を広めて深める為に、『出前講座』を開いてきました(前回はうわまち病院で医療関係者向けに開催しました)。

今回は、乳児院・児童養護施設の職員のみなさまを対象とした研修です。

内容は、下のプレスリリースのとおりです。

平成29年(2017年)12月5日
市民部長
こども育成部長

児童養護施設向け性的マイノリティ出前講座の開催について

性的マイノリティ(性同一性障害などの性的少数者)に関する基礎知識を学び、性的マイノリティの方々への差別や偏見を無くすなどの理解を深めるため、『児童養護施設向け性的マイノリティ出前講座』を開催しますので、お知らせいたします。

  1. 日時
    平成29年12月12日(火)午前9時から11時
  2. 会場
    しらかば子どもの家(横須賀市長瀬3-3-1)
  3. 対象
    児童養護施設職員等
  4. 講師
    特定非営利活動法人SHIP 代表 星野 慎二 氏
  5. 内容
    性的マイノリティに関する基礎知識等について

市民部とこども育成部が共催なのは、性的な多様性に関する普及啓発を担当しているのが市民部の人権・男女共同参画課で、児童養護施設などの社会的養護を担当しているのがこども育成部の児童相談所だからです。



たくさんの職員さんが勤務をやりくりして参加してくれました

フジノは自分自身が研修を提案しておきながら

「乳児院と児童養護施設の忙しさの中で、どれだけの職員さんが参加できるだろうか」

と心配していました。

しかし、永島施設長をはじめ、なんと21名もの職員の方々が参加して下さいました!

講師の星野慎二さんとナオさん

講師の星野慎二さんとナオさん


こどもたちを学校に送り出した後、また、多忙な業務の中でやりくりしながら、多くの職員さんが積極的に研修に参加して下さいました。

職員のみなさまには心から感謝しております。本当にありがとうございます!

多様性を認めあい自分らしく生きられる社会づくりについて語られました

多様性を認めあい自分らしく生きられる社会づくりについて語られました


講師の星野慎二さんの語り口はとても分かりやすく、かつ、時に笑いを引き出し、時に聴衆のみなさんが深く考えさせられる姿を観るにつけても、いつもながら感心させられました。

そして、職員のみなさんが身を乗り出すように熱心にお話を聴いてくださるのがとても印象的でした。

やはりふだんからこどもたちの為に働いてくれている訳で、多様な性の在り方についても積極的に吸収してこれからの関わりに活かしていくのだという想いが伝わってきました。

職員のみなさんは熱心に聴いておられました

職員のみなさんは熱心に聴いておられました


児童養護施設だけでなく、幼稚園・保育園、小中学校、学童保育、高校、養護学校、こどもの数だけ『性の在り方』は様々です。

本来は、レズビアンとかゲイとかバイセクシュアルとかトランスジェンダーとか、単語でかんたんに区切ることなんかできません。グラデーションのように、人の数だけ異なります。

もともとこどもたちひとりひとりが生まれながらにしてみんなひとりひとり違う訳ですが、『性的な多様性』も本当は当たり前のことです。

けれども、残念ながらまだまだ知られていないのですね。

だからこそ、こうして出前講座などによって、どんどん知っていただこうという機会を横須賀市は作っています。

それに対して、『しらかばベビーホーム』『しらかば子どもの家』の職員のみなさまは、熱意をもって応えてくださいました。

永島施設長をはじめ、職員のみなさま、本当にありがとうございました。

フジノはラストまでは立ち会えず、健康部との打ちあわせ、予算決算常任委員会全体会への出席があり、中座しました。

残念ながら聴けなかったのですが、星野さんの講義の後に、ナオさんによるご自身のライフヒストリーが語られたとのことです。

当事者である方ご本人から生の声をお聴きすることは本当に大切ですし、理解が深まります。

講師である星野慎二さん、ナオさん、お二人とも本当にありがとうございました!



6月議会での提案がさっそく実現しました

本日は、『しらかば子どもの家』を会場にさせていただいたこともあり、参加していただいたのは『しらかばベビーホーム』『しらかば子どもの家』の職員さんでした。

市内にもう1つある児童養護施設『春光学園』には、来年度ご協力をいただく予定です。

また、12月中には市内の『里親』『ボランティアファミリー』『ファミリーホーム職員』を対象に研修を行ないます。

さらに来年1月中には、児童相談所の職員を対象にした研修を行ないます。

いずれも今年6月議会の教育福祉常任委員会で、フジノが児童相談所長と行なった質疑が実現したものです。

そのやりとりをご紹介します。

2017年6月定例議会 教育福祉常任委員会(2017年6月5日)での質疑

フジノの質問

こども育成部に伺います。
 
子ども家庭福祉にかかわるさまざまな施設においてSOGIにかかわる諸課題がありますが、先日、新聞報道もされたので、皆さん御承知と思いますが、児童養護施設における調査を一般社団法人レインボーフォスターケアと金沢大学の岩本准教授らが行ないました。

全約600施設に問い合わせた結果、220施設が回答してくれた訳ですが、児童養護施設の45%にいわゆる性的マイノリティとされる子どもがいたとの結果が報告されました。

職員会議や子どもの相談に乗るなどの対応をできたのは66施設。

ただ、それ以外の多くでは、「個室がなくてプライバシーの配慮が難しい」「生活の場が体の性別で分かれており、性別違和、トランスジェンダーに配慮した対応ができていない」など、生活環境関連の問題についての言及も多くあったり、職員の意識の低さや、一緒に暮らす子どもへの教育の必要性を指摘する声もあったなどと報じられました。
 
そこで、伺います。

本市にも2つの児童養護施設がありますが、まずこのアンケート調査への協力は行なったとお聞きでしょうか。

お答え下さい。

児童相談所長の答弁

 
藤野委員からお話がありました新聞記事を私も見ております。

これを受けまして、市内2施設に確認したところ、このアンケートにはお答えされていないということでお聞きしています。

フジノの質問

それでは、具体的に伺いたいのですが、本市の児童養護施設2カ所では、いわゆるSOGIにかかわる諸課題への具体的な対応として、職員への教育は行なっているのでしょうか?

お答え下さい。

児童相談所長の答弁

 
施設職員に対してのSOGIに特化した研修等は行なっていない、という報告を受けております。

フジノの質問

そこで、本市こども育成部にぜひ要請したいのですが、児童養護施設に対しても情報提供を的確に行なっていただきたいと思います。

すでに学校現場に対しては、文部科学省が通知を出していて、「教育委員会は学校現場に対して情報提供を適切に行ないなさい」という通知が出ています。

同じように、子どもが集団で暮らす場において適切に職員に研修が行なわれていないということはよろしくないことだと受けとめています。

横須賀市としては、ぜひ児童養護施設に対しても『必要な情報提供』及び『研修の機会』を提供していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

児童相談所長の答弁

 
年間を通しまして、児童相談所が市内の2施設の職員に対して研修をするというカリキュラムがございます。

この年度当初、SOGIに関する研修テーマは設定しておりませんでしたが、こういった記事も受けまして、年内にこのテーマで施設職員を対象に研修が開けないかどうか、検討に入ったところでございます。

さらに、横須賀市2施設だけでよろしいのかというとそうではなくて、横須賀市の子どもは横須賀市外の施設にも入っております。

そういった意味では、横須賀市のみならず、オール神奈川として『施設長会』もございますし、職員の研究会もございますので、例えば私が県内の『所長会』でテーマを提供して、共同で研修を組めないかといったような提案もしてまいりたいと思っております。

フジノの質問

大変貴重な御答弁をいただいたと思います。

もう1点確認したいのですが、児童養護施設ではなくて、児童相談所における一時保護所は滞在期間が大変長くなっているという質疑も過去にありましたが、一時保護所での対応というのはできているとお考えでしょうか?

児童相談所長の答弁

 
 まさに自分のお膝元の一時保護所について、正直申し上げて、きちんとしたSOGIに対応するマニュアル等はございません。

ケースがあれば相談できる職員体制はとっておるつもりですが、具体的にはその報告を受けていないというところがではあります。

今後はそのあたりも職員に意識させて、処遇支援をしていきたいと考えております。

提案からわずか半年での全面的な実施に対して、児童相談所長の迅速な対応に心から感謝しています。

これからもフジノはどんどん取り組みを進めていきます。

「誰も一人にさせないまち」を最終目標に掲げる上地市長に、今年9月議会の一般質問でフジノは『性的な多様性』の理解を広めることと当事者のみなさまの支援を進めることに全面的な賛同の答弁をいただきました。

現在パブリックコメントにかけている次期『男女共同参画プラン』案にも、性的な多様性の保障が新たに項目として加わりました。

来年度は、男女共同参画条例の見直しの議論や、性的マイノリティに関する行政計画も作成されることになっています。

前市長のもとでは全く進まなかったことが、上地市長とのタッグで今とても前進していっています。

これまでSOGIに関する取り組みをフジノは10年間続けてきましたが、今こそ横須賀の人権施策を進める大切な機会だと感じています。

ぜひみなさまも声をあげてください。生の声をさらにフジノに届けて下さい。

よろしくお願いします!