保坂展人さんに会えました!/Youth Talk「性的マイノリティと教育」へ(その3)

前の記事から続いています)       

保坂展人さん(教育ジャーナリスト・衆議院議員)に会えた!

あまりにも下の写真のフジノの顔、ひどすぎるのですが・・・

1枚しか写真を撮れる時間が無かったので、あえて掲載します(涙)

保坂展人さん

保坂展人さん


保坂展人さん。

衆議院議員、社会民主党。

『国会の質問王』です!
 
すでにいろいろな所で書いてきたとおり、僕は小学校も中学校も、学校にきちんと行けないこどもでした。

今では『不登校』という言葉を使いますが、僕が幼かった頃は『登校拒否』と呼ばれていました。

そんな時に、すごく励みになったのが保坂展人さんの書いた本でした。

当時の保坂さんは10代の味方でした。

保坂さんは自分の仕事場である東京のマンションの1室を『解放区』として誰でもいつでも訪れていい、自由に過ごしていい場所としてオープンにしている、ということでした。

いつかそこに行きたい、と小6のフジノはずっと願っていました。

今日のお話で知ったのですが、そこを訪れた人々の中にはブルーハーツや西原理絵子さんや辻仁成さんや尾崎豊さんもいたそうです。

大好きな本の著者というだけで顔も見たことが無い存在ですが、20年くらい前から『教育ジャーナリスト』しての保坂さんを尊敬してきました。

それが知らないうちに『政治家』なんかになってしまって(涙)。
 
早いものでもう10年も経つのですね...。

そんなことを書いているフジノも今は『政治家』だなんて(涙)。
 
しかも、もうすぐ転職丸5年(涙)。

・・・人生って分からないよなあ。

小5くらいから尊敬していた人に33才になってお会いすることができるなんて、なかなか無い。

今日のイベントに協力していた団体の名前が『保坂展人と元気印の会』だったので

「もしかしたら保坂さんに会えるのかな?」

と思っていたら、本当にお会いすることができました。

かなりうれしかったです。



僕たちは変わらなければならない/Youth Talk「性的マイノリティと教育」へ(その2)

前の記事から続いています)

性的マイノリティとは何か?

そもそも『性的マイノリティ』=『LGBT』とは何でしょうか?

すさまじく省略して書くと、こんな感じです。

Lは、レズビアン。

Gは、ゲイ。

Bは、バイセクシャル。

Tは、トランスジェンダー。

レズビアンの方々は、女性が好きな女性。

ゲイの方々は、男性が好きな男性。

バイセクシャルの方々は、男性も女性も好き。
 
トランスジェンダーの方々は、体の性別と自分が認識している性別が一致していない。

本当は『性的マイノリティ』=『LGBT』ではありません。

『LGBT』というのはわずか4つの在り方を省略した単語に過ぎません。

メディア向けに分かりやすく省略した単語だとフジノは受け止めています。

実際には、性的指向・性自認の在り方はもっと様々で人の数だけ多様なのですね。

もう1つ、『性的マイノリティ』という単語についてです。

『LGBT』を人数的な側面から見ると、『少数派』=『マイノリティ』とされています。
 
そこで『性的マイノリティ』と呼ばれています。

フジノはこの呼び方そのものが好きではありません。

では、「『マイノリティではない』=『マジョリティ』は何か?」というと

S、ストレート。異性が好き。
 
体の性別と自分の認識している性別が一致している。

という状態の人々ですね。

この状態の人々が今の社会では多数派なので(多数派だと考えられているので)、そうではない人々はかなり厳しい状況に追い込まれている訳です。



実際は「性的マイノリティ」ではなく「性的バラエティ(多様性)」です

フジノは『性的マイノリティ』という表現は事実を表していないし、キライです。

いわゆる性的マイノリティとされる方々は、世界の人口の3~10%以上存在していると推計されています。

10人に0.3~1人も存在している方々をマイノリティと呼ぶこと自体がおかしいです。

いろいろな在り方があってこその人間であり、様々でバラバラであってこそ社会が成り立っていくべきです。

ある方が言っていた

『性的マイノリティ』ではなくて『性的バラエティ(多様性)』なのだ

という言葉がフジノにはしっくり来ます。

そのような理由から、フジノはこの単語をつかいたくありません。

ただ、

「『いわゆる性的マイノリティという社会的な状態』に押し込められている人々だとフジノは考えています」

と毎回記すことは文字量が多くて読みづらいです。

加えて、とても悔しいのですが、世間的には『性的マイノリティ』という単語が普及しつつあります。

このホームページが検索でひっかかる為だけにこの単語をつかいます。

そこで妥協策として『いわゆる性的マイノリティとされる方々』と記します。

もっと良い表記法が見つかれば、すぐに直したいと思います。



性的マイノリティであることは何の問題も無い。では、何が問題なのか?

人はみんな大切な人と幸せに生きる権利と義務がある、とフジノは考えています。

でも、それが難しい状況に追い込まれている。
 
いや、それ以前に、生きていくことさえ難しくなってしまっている。

これが問題なんです。

例えば、去年2007年12月9日に報道された岡山大学大学院教授・中塚幹也教授の調査によると...

岡山大学病院を受診した全国661人に聞き取り調査

  • 「自分の性に違和感を自覚したのは小学生時代」と回答した方がほとんど

  • 回答者の4人に1人が不登校を経験

  • 回答者の5人に1人が自傷行為・自殺未遂を経験

  • 回答者の68%が自殺を考えた

岡山大学病院患者調査「68%自殺考えた」

岡山大学病院患者調査「68%自殺考えた」


この結果は、あってはならないと感じます。

この結果が意味していることは

小学校時代から違和感を抱いているのに、不登校や自傷・自殺未遂へと追い込まれたのは、彼ら/彼女らをサポートしてくれする人が存在しなかったからですよね?

何故たまたま『性的マイノリティ』に生まれただけでこんなにも長く苦しみ続けなければならないのかと言えば

それはこの国が『ふつう』であることしか許さない社会だからです。

でも、本当は『ふつう』なんて存在しません。

現実は、「1人1人みんなが違う、誰もが違う」ということです。
 
それなのに「みんな同じでなければダメ」みたいな圧力が、それを受け容れられない人々を排除していくのです。

『性的マイノリティ』だけじゃなくて、いつだってこの国はそうです。

例えば、結婚した女性の多くは

「おこさんはいつ?」

「こどもは作らないの?」

とか言われる。傷ついた方はたくさんいるはずです。

妊娠できない方々がものすごく多いのがこの国の現実なのです。

けれども「みんな同じでなければダメ」圧力は、そんな1人1人の事情を無視します。

『こどもを産む=良いこと』『こどもを産まない=悪いこと』という圧力をかけてきます。

そして、たくさんの人たちが苦しめられています。

では、誰が圧力をかけるのかというと『ふつう』の人々です。

本当は『ふつう』なんて存在しないのに、自分のことを『ふつう』だと信じている人々によってです。

「いろいろな在り方がある」ことを認めない態度が、たくさんの人々を死に追い込むほど苦しめているのです。



あまりにも厳しい現実があります

ちょっと脱線してしまいました。

話を『性的マイノリティ』に戻しますね。

去年2007年9月9日に朝日新聞で報じられた京都大学院医学研究科の日高庸晴客員研究員らが実施した調査によると...

ゲイ・バイセクシャルの男性5731人に対する調査結果

  • 回答者の約半数が学校でいじめにあったと回答

  • 回答者の3人に2人は自殺を考えたと回答

  • 回答者の14%は自殺未遂の経験があると回答

あまりにも厳しい現実があります。

こんな現実は絶対に変えなければいけないですよね?

たまたま生まれたセクシュアリティが理由でこんな差別を受けて苦しまねばならないなんて、おかしいです。



僕たちは変わらなければいけない

こうしたデータとしてあらわれている実態だけでなく、『生の体験』としてあなたも記憶にありませんか?

「おかま」とか「ホモ」という言葉によるいじめ。
 
僕も学生時代、そういう言葉を平気で投げつけてきました(バカで無知でした。本当にごめんなさい)。

でも、そうした浅はかな言葉がたくさんの人を傷つけてさらには不登校や自傷行為や自殺にまで追い込んできたのです。

死ぬ必要の全く無い大切ないのちが『無理解』から失われていくとしたら、それは間違っています。

僕たちは、変わらなければいけません。

人はみんな違う。それが当たり前。

これまで僕たちは、学校の授業の中で『性的マイノリティ』についてきちんと正しい知識を習うことも無かった。

そして、もしも自分が『性的マイノリティ』だとしても誰にも相談できないし、どこにも相談できるところが無かった。

でも、今は明らかに時代は変わりつつあります。

変えていかねばなりません。

性別というものは、生まれた時の肉体の性別だけが全てではありません。

性的な在り方が様々なのは(例えば、ゲイであったり、レズビアンであったりするということは)特別なことでも何でも無いのです。

もしもこれを読んでいるあなたが

「そうはいっても気持ち悪い」

とか

「いや、理解できない」

と思うとしたら、まだあなたは現実を知らないだけなのです。

あなたが今そう思った気持ちやその感じ方だって、これまで僕たちが受けてきた教育によって作られているだけです。

『性的マイノリティ』という事実をこれからの教育の中できちんと教えていく。

あるいは、相談機関を作る、その存在を知ってもらう。

こうした活動によって、『性的マイノリティ』は『性的バラエティ』へと価値観は必ず変わっていくはずです。

僕たちは、変わらなければいけないのです。



性的マイノリティの方を求めています(再再掲)

フジノは『性的マイノリティ』の方を求めています。

これまでも当事者の方々からお話を伺ってきましたが、できることならばもっとたくさんの方々のお話を伺いたいのです。

今日のイベントのおかげで、インカレのサークルにお邪魔させてもらうお願いをしたり、機会は広がりそうな感じはあります。

カミングアウトをしていない方もたくさんいらっしゃるでしょうし、「お話を聞かせてください」とフジノが言ったからといって「じゃあ、話します」なんてカンタンにいかないのは分かっています。

昨日お会いした方も

「フジノさんにメールをしようとずっと思っていたけれど、タイミングが分からなかった」

とお話しされていました。

だから、あなたのタイミングで、もちろん匿名でOKで(カフェトークもいつも匿名でやってますし)

ぜひお話を聞かせてください。
 
よろしくお願いします!

(お話を聞かせていただきたい理由はこちら)

次の記事に続きます)



僕たちは変わらなければならない/Youth Talk「性的マイノリティと教育」へ(その1)

YOUTH TALK「性的マイノリティと教育」に参加しました

今夜は、東京・下北沢まで行ってきました。

『性的マイノリティと教育』という大切なテーマで、トークイベントが行なわれたのです。

コーディネーターは、遠藤まめたさん(『Rainbow Coollege』所属)です。

「Rainbow Collge」ホームページ

「Rainbow Collge」ホームページ


ゲストはこちらの方々です。

今夜のお話を全て録画して下さった島田暁さんがYouTubeで録画を配信しておられますので、ご紹介しますね。

遠藤まめたさんのお話。










石坂わたるさんのお話。




田中和子さんのお話。







福島みずほさんのお話。






居場所が無くてもそれが当たり前なんだと思ってきた
『性的マイノリティと教育』の現在と未来は?

というサブタイトルのこのイベントは、とても重要なテーマで、参加して良かったと感じました。

「取り組むべき問題だ」

と考えていたからこそ参加したのですが、改めてその重要性を認識しました。



面識のない異なる3名からお誘いいただきました

政治家冥利に尽きることなのですが、面識の無い、それぞれ異なる3名の方々から

「このイベントに来て下さい!」

というお誘いをいただきました。

特に、このイベントの紹介記事として、つなさんが書いた文章に心を打たれました。

フジノは、このHPで繰り返しこのように記してきました。

そのおかげで、みなさまからお誘いをいただく前からこのイベントの存在を知っていて関心を持っていました。
 
けれども、改めて3名の方々から頂いたメールのおかげで、さらに『やる気スイッチ』が入りました。

お誘いいただいたみなさま、ありがとうございます。

会場の下北沢Never Never Land

会場の下北沢Never Never Land


会場は、下北沢駅から徒歩5分、『下北沢NeverNeverLand』です。

中の写真を撮らなかったので看板だけだと雰囲気が伝わりませんね。。。

沖縄料理の食べれるライブもできそうな広さのいい感じのお店でした。

ここを貸切にして、50人以上(もっとかな?)の参加者で立ち見もたくさん出ました。

動画からも伝わると思うのですが、ゲスト3名とみんながすごく近い距離で熱気に満ちていました。

「その2」へ続きます)