逆境に打ち勝った逗子高校吹奏楽部の歴代メンバー、ずっと支え続けたOB・OGや保護者の方々、みなさんを誇りに感じます/逗子高校吹奏楽部の定期演奏会へ

今年も「逗子高校吹奏楽部の定期演奏会」に行ってきました

お昼から、逗子高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。

700名もの来場があり、今回も大成功でした。

第53回逗子高校吹奏楽部定期演奏会へ

第53回逗子高校吹奏楽部定期演奏会へ


フジノはどんなことがあっても(例えば自分の選挙期間中であっても)、逗子高校吹奏楽部の演奏会には必ず足を運ぶことにしています。

今日は毎年参加している『横須賀ひとり親サポーターズひまわり』のクリスマス会と重なってしまい、とても悩んだのですが、やはり定期演奏会を選びました。

政治家として、人として、ずっと見守っていくと約束したからです。

約束に、終わりはありません。僕が生きている限りは、ずっと見守っていくつもりです。

もう現役生たちは誰も知らないことですが、かつて逗子高校吹奏楽部はピンチに見舞われたことがありました。

2008年のことです。今の素晴らしい逗子高校吹奏楽部を築き上げた、顧問のA先生が異動によって他校に赴任することになったのです。

逗子高校吹奏楽部の素晴らしさは、単に演奏能力の高さだけではありません。

吹奏楽に親しんでもらう為に、三浦半島全域の小中学校の児童生徒たちと一緒に練習をしてあげたり、

社会貢献活動として、ご高齢の方々の施設に演奏に出張したり、東日本大震災で被災した方々の支援など様々な災害への募金やボランティア活動をしたり(その功績が認められて文部科学大臣賞を受賞しています)、

開演前のロビーの様子。今回も募金活動が積極的に行なわれていました

開演前のロビーの様子。今回も募金活動が積極的に行なわれていました


コンクールで常に上位に入賞する実力(県大会出場は当たり前。銀・銅では「残念な結果」と自ら言い切る!)を持ちながらも、演奏の練習以外にもとても多くの時間を費やしています。

ただ単に全国大会で優勝する為ならば、そんな演奏以外のあらゆる活動は時間のロスでしかないでしょう。

けれども、A先生の強い想いのもと、伝統的に歴代の逗子高校吹奏楽部は常にそうした様々な取り組みに励んできました。

こうした礎をつくりあげたA先生の異動は、当時の生徒たちやOB・OGには耐え難いことでした。

異動の撤回を求める署名や運動がすぐに起こりました。

もともと逗子高校吹奏楽部の演奏やショークワイアの素晴らしさに惹かれていたフジノは、その時、学生たちから助けを求められました。

けれどもフジノは期待に反して、あえて厳しい言葉をかけました。

大人の世界では人事異動は当たり前のことであって、それを撤回すれば、人事制度が根幹から崩れてしまう。

素晴らしい指導者を失ったとしても、決してくじけずにこれからも今のレベルを守り高めていくことで、A先生に恩返しをすべきだ、と。

政治家フジノに人事異動の撤回を求めて集まったたくさんの高校生たちやOG・OGからは、怒りの言葉や厳しい視線が投げつけられました。

それでもフジノは最後まで人事異動の撤回を認めることはできませんでした。

そのかわり、絶対に逗子高校吹奏楽部のことをずっと見守っていくと約束したのです。

開演前の様子

開演前の様子

今日の演奏を聴いても、あの時フジノが厳しい言葉をかけたのは正しかったと感じました。

A先生が異動された後、しばらくは大変な時期がありましたが、ここ数年は当時を上回るような勢いもあります。

伝統としてOB・OGや卒業後も保護者の方々が現役の部員たちをとてもバックアップしてくれているのですが、その良き伝統も続いています。

例えば、今年4月の定期演奏会では横須賀芸術劇場が会場でしたが、前売り券でほぼチケットは完売。

当日券を求めて足を運んだフジノは、売り切れで入場することができませんでした(来場者はなんと1600人!)。

当日券完売!フジノは入場できませんでした(涙)

当日券完売!フジノは入場できませんでした(涙)


聴衆からも愛されています。

プログラム

プログラム


実は今日、フジノが会場に入るとすぐに、卒業生の保護者の方が駆け寄ってきてくれました。

「フジノさん、今日はA先生がいらっしゃってるんです!あとでぜひお会いして下さい」

と。

嬉しかったです。

そして、第1部と第2部の合間の休憩時間に、まさにA先生と引き合わせていただけたのでした。

「先生の理念は、今も立派に引き継がれていますよ」

とフジノがお伝えすると

「ずっと見守っていてくれて、ありがとうございます」

とA先生に言われました。

とんでもありません。

素晴らしい伝統を守り続けてきた歴代の現役生たち、そしてOB・OGたち、保護者のみなさん、そのみんなの力が今の発展をもたらしたのだと思います。

フジノはただひたすら見守り続けただけなのです。

A先生との再会に、フジノは率直に感動してしまいました。まだ43才なのですが、最近はすっかり涙腺が弱くなってしまいました。

その後に始まった第2部・ショークワイア(逗子高校吹奏楽部の名物です!)はとても楽しい演目なのに、何だか泣けてきました。

僕は、市議として、ひとりの人間として、みなさんのことを誇りに感じています。

終演後、会場を後にする人々はみんな幸せそうでした

終演後、会場を後にする人々はみんな幸せそうでした


今回も、3部構成ながらあっという間に時間が過ぎていきました。

高いレベルの演奏だけじゃなく、歌も歌えなければならないし、踊りだってキレキレじゃなくちゃいけない。すごいエンターテイメントぶりに今回も心から楽しませていだきました。

演奏会、僕にとって本当に素敵なクリスマスプレゼントでしたよ。

現役生のみなさん、いつもいつも素晴らしい演奏を聴かせてくれて、ありがとうね。

いつもいつもOB・OGと保護者の方々がかいがいしく現役生のサポートをしている姿をみるにつけても、嬉しくてたまりません。ありがとうございます。

どうかこれからもこの素晴らしき良き伝統を受け継いでいって下さい。

僕はずっと見守り続けています。



次回の定期演奏会のおしらせ

次回の逗子高校吹奏楽部定期演奏会は、来年5月13日(日)です。

会場は横須賀芸術劇場、入場料は500円です。

ご関心のある方はぜひお越しくださいね。



横須賀市の自殺の犠牲者数、4ヶ月連続で前年よりも増加/国全体では前年比11.3%減少しているのに…

今月もまた犠牲者数が前年より増加しました

先月に続いて、今日も悲しいお知らせをしなければなりません。

警察庁による最新の統計が報告されて、横須賀市の2014年4月の自殺による犠牲者数(速報値)が判明しました。

過去5年間の比較からも明らかですが、2013年は例年に比べて犠牲者が少なかったのでした

過去5年間の比較からも明らかですが、2013年は例年に比べて犠牲者が少なかったのでした


上の表は、警察庁が内閣府自殺対策推進室に提供したデータ(市区町村別・自殺日別・住居地別)をフジノがまとめたものです。

今月も、自殺による犠牲者数が前年より増加してしまいました。

これで4ヶ月連続です。

一方、日本全体では4月の自殺による犠牲者数は2,203人(前年同月比180人減少)でした。1〜4月の累計は8,410人で、これは前年比1,068人の減少(▼11.3%)です。

国全体では犠牲者を減らすことができているのですが、横須賀市は逆に増加してしまっています。

自殺を減らし無くす為に政治家として活動しているフジノは、自殺へと追い込まれてしまった方々とそのご遺族のみなさまに、こころから申し訳ない気持ちでいっぱいです。

謹んで、哀悼の意を表します。



まず第1に、データ分析の「視点」を考え直すべきかもしれません

先月も記したとおりですが、昨年2013年は犠牲者数が減少した年でした。

2013年に犠牲者が減少した原因を見つけねばならない

2013年に犠牲者が減少した原因を見つけねばならない


上のグラフは過去5年間の4ヶ月間合計を比較したものですが、2013年だけ棒グラフが低いのがお分かり頂けると思います。

特に2013年1〜8月までの合計は、過去5年間で最も少なかったのです。

フジノは、考え方を変えねばならないのかもしれません。

これまでは、「何故2014年は昨年よりも犠牲者が増加し続けているのか?」に焦点をおいて分析に努めてきました。

けれども、むしろ逆に「何故2013年1〜8月は犠牲者が減少したのか?」に焦点をおいて分析を徹底すべきかもしれません。

そして、その要因を1つでも見つけて、政策に反映していかねばなりません。



第2に、やはり「心理学的剖検」を実施しなければならない!

4月25日の市長記者会見で、吉田市長は「県内初!消防団が『命の門番』として地域を見守ります」という発表をしました。

2014年4月26日・神奈川新聞より

2014年4月26日・神奈川新聞より


今年から5年間をかけて、市内全消防団員882名に自殺対策のゲートキーパー養成講習を受けて頂く、という取り組みです。

国が進めてきた『ゲートキーパー養成』を、今までは対象にしていなかった職種にも拡大していくというもので、一定の効果はあるかもしれません。

こうした万人向けに広く行なう取り組み=『ポピュレーションアプローチ』は、大切ではあります。

ただ、フジノはこれまでも訴えてきたとおり、『ポピュレーションアプローチ』だけでなく、並行して『ハイリスクアプローチ』も積極的に実施していかねばダメと考えています。

さらに特に今すぐやるべきことは、追い込まれた末に自殺の犠牲になった方のその原因を徹底的に追いかける『心理学的剖検』です!

現在の警察庁と厚生労働省が発表している統計データでは、横須賀市で亡くなられた方々が自殺へと追い込まれた原因は全く分かりません。

本当の原因は何も分からないままに、自殺対策に効果があると『一般論』として言われている『ゲートキーパー養成』などに取り組んできたのがわが国の自殺対策なのです。

今こそ『一般論』ではなく、亡くなられたおひとりおひとりのこころの井戸を深く深く掘っていく作業が必要だ、とフジノは強く主張します。つまり徹底的に『個別論』を突き詰めていくのです。

そして、個別・具体的な原因を調査していく中で、同じ状況に追い込まれている方々(ハイリスク者の方々)にアプローチをしていくのです。

ゲートキーパーを増やすような『ポピュレーション・アプローチ』は大切、でも同時に『ハイリスク・アプローチ』も徹底的に実施しなければ不十分です。



横須賀市は自殺対策をゼロベースで再構築すべき

日本全体の自殺による犠牲者が減っている中で、横須賀市では前年同月を上回る犠牲者数が4ヶ月連続という悲しい現実があります。

政治・行政が全力を尽くせば、自殺による犠牲は減らせるはずなのです。

横須賀の政治・行政は、もう1度、全力を尽くさねばなりません。

今後1人でも多くの犠牲者を減らすことだけが、自殺へと追い込まれた方々とご遺族への責任を果たすことだとフジノは信じています。

今年、横須賀市の自殺対策を深く担ってきた保健所健康づくり課の課長・係長2名が同時に異動となりました。

自殺の現状がこのように危機的状況にあるにもかかわらず、重責を担ってきた中心人物2人の同時異動という人事を行なった市長に対して、フジノは強い不快感を抱きました(市長はこの危機的状況を全く理解していないのではないか?)。

けれども、組織には異動はつきものです。それをいつまでも嘆いていても無意味です。

今はとにかく新メンバーで、もう1度わがまちの自殺対策をゼロベースで見直して、良い点は継続し、改善すべき点は徹底して改善する、そんな機会にしたいと今は考えています。

新しい体制のもとで、今年は徹底して自殺予防対策に取り組んでいきたいです。

そして、来月こそは良い報告ができるように現実を変えていきたいです。



がんばれ、逗子高校吹奏楽部!必ずこの危機を乗り越えていけるはず。

「神奈川の公教育を考える会」@逗子へ参加しました

今日は夕方から雨の中、逗子へ。

県立逗子高校のOB・OGの方々に招かれて『神奈川の公教育を考える会』(第1回)に参加してきました。

この集まりの主旨をフジノ的に要約すると

  • 神奈川県は、こどもたちの関心にそった高校に進学できるように『学区』を撤廃した
  • 各学校の『特色を』もとに、こどもたちは受験する高校を選んだ
  • しかし、進学してみたら、その特色の1つである部活動の顧問が異動してしまった
  • 『教職員の人事異動制度』と、『学校の特色をうちだすこと』との両立が実際には今、実現していないのではないか
  • 『生徒たちの想い』がないがしろにされていないか

 
というものです(そうであってほしいです)。

具体的には、逗子高校の吹奏楽部の顧問であったA先生が今年4月に『異動』になってしまったことがきっかけで、その『異動』に納得ができない現役の生徒たち、OB・OGたち、保護者たち、地域の方々が立ち上がった、というものです。

フジノはかねてから逗子高校の吹奏楽部の演奏を高く評価してきたことから、
 
「参加してほしい」

と連絡を受けました。



稚拙な運営にはとても戸惑いました。でも「熱意は本気だ」と感じて参加しました

けれども(あえて書きます)、その稚拙な運営に、実はフジノはとても戸惑いました。

「来てほしい」

との連絡をいただいたのは2日前の夜中。

詳細が全く分からない内容だったので、もう1度詳しい連絡がほしいと返事を出しました。

それに対するお返事をいただいたのが今日のお昼で、誰が参加するのかとかプログラムも全く分からず。

再度の返事にも責任者も連絡先も会場のどの部屋でやっているかも書いてありませんでした。

当日そこに行くまではフジノの他に誰が来ているのかも分からない、という始末。

ふだんだったら数週間前くらいに正式に依頼していただかなければ事前の準備も必要ですし、あらゆる人々へのヒアリングもしたいですし、それができないままでは横須賀市議会議員として責任ある発言もできません。

お断りするつもりでした。
 
けれども、現役の高校生たちが強い問題意識を持っているということに、とても好感を抱いたので、急遽スケジュールをやりくりして参加することにしました。

結局、政治家で参加していたのは県議会議員の近藤大輔さん(民主党)と横須賀市議のフジノ、という他の集まりでは絶対にありえないフシギなタッグでした。



「顧問の先生が人事異動で逗子高校からいなくなったから助けて」がテーマ?

会場は、50人くらい来ていたでしょうか、
 
まず、現役の逗子高校吹奏楽部の生徒たちがぎっしりと居て、そのOB・OG、保護者会の方々、逗子高校体操部の保護者の方々、池子愛好会の方などが参加されていました。

フジノはよく分からないままに、発言者席へ座らせられました。
 
「むう。やっぱり発言するんだな」と思いながら配布された資料を全て読みまくりました。

当日に配布されたたくさんの資料

当日に配布されたたくさんの資料


さて、プログラムはこんな感じでした。

(1)逗子高校吹奏楽部の実態のプレゼンテーション
(2)高校生たちによる主張
(3)OB・OGによる主張
(4)保護者たちによる主張
(5)一般の方々の主張
(6)問題提起・ディスカッション

 
下の写真は、司会の石橋さん(逗子高校の吹奏楽部OB)。

司会の石橋さん

司会の石橋さん


(1)~(5)を、あえてひとことで言います。

私たち吹奏楽部は輝かしい成果も残しているし、地域に対する貢献もとても多く行なっている。

それを生み出したてここまで築きあげたのは顧問のA先生だ。

私たち吹奏楽部メンバーは、顧問のA先生を大好きだ。

A先生の異動によって伝統ある吹奏楽部のレベルは、維持できない可能性がある。

A先生が顧問であることを信じて逗子高校を受験したのに神奈川県教育委員会にだまされた。

この異動はおかしい。

このような内容を、高校生たちが涙ながらに語りました。

「それだけ生徒や保護者に愛されているA先生は幸せ者だ」と感じながらも、フジノは反論したくてたまりませんでした。



あえて厳しいことを大人がちゃんと伝えることが「愛情」だとフジノは信じています

(6)でようやく近藤県議やフジノも発言するチャンスが回ってきたので、あえてフジノは厳しいことを言わせていただきました。

・まず、逗子高校の吹奏楽部の様々な活躍は理解しています。ショークワイヤーが好きで、定期演奏会にもあえて聴きにいくほど好きです。その前提で、反論します。

・僕は横須賀市の政治家ですが、現在の本市に教職員の人事権は無く、神奈県に『人事権』があります。

・しかし、地方分権によってまもなく中核市・横須賀にも教職員の人事権が渡されることになります。

・したがって今回の問題は、将来的に横須賀にも起こるべく問題として自分の問題として捉えて責任をもってお答えしたいと思います。

・「顧問の先生に戻ってほしい」という署名活動まで行なったほどに正しいと信じる自らの活動を「自分たちの活動はエゴです」などと自己卑下すべきではありません。

・また、今日はたくさんお話をうかがいましたけれども「涙を流しながらの感情論」には僕は1つのお話にもこころを動かされませんでした。

・感情論をふりかざしたり、自らの活動に酔わないで、「大人を説得できるように」「しっかりと論理的」に「今回の活動の意味」を「説得」してほしいと政治家として僕は考えています。

・僕は自殺予防と精神保健福祉が政策のメインで教育行政についてはかなり弱いけれども、それでも政治家として5年以上活動してきた僕ですから、『行政』や『官僚』というものがどんなかよく分かっています。

・だから、これから僕が行なうみなさんへの反論をぜひみなさんは論破してほしいと思います。

・僕を説得することさえできなければ、それ以上にガンコな教育委員会や県知事を動かすなんて事は不可能だからです。

・みなさんには感情論以外に教育委員会に対して、「今回の異動がダメだ」と論破できる『論理的な根拠』は無いのですか?

・ぜひそうした論理的な根拠をみなさんには調べてほしいです。法的な根拠でもいいし、制度的な問題点でもいいです。とにかく大人を説得できる論理をあえて語って下さい。

・みなさんが絶対に忘れてはいけないのは、顧問のA先生だって、そもそも異動によって逗子高校に来たということです。

・人事異動という制度が無ければA先生が12年前に逗子高校に来なかったということです。『人事異動制度』そのものは必要な制度です。

・みなさんはこれから先の人生において、大学に進学しても大学院に進学しても指導教授が変わってしまう、途中で退任してしまうようなことは当たり前に体験します。

・僕自身が会社員として働いてきた経験からも自分自身がいきなり人事異動させられてしまうことはありましたし、上司が異動してしまうことだって日常的に行なわれることです。

・大切なことはそうした新しい環境の中であっても自分や組織をしっかりと今まで以上にうまく回していくことなのです。

・顧問の先生が変わったことだけで、「もう自分たちはダメです」というのは『甘えの言葉』にしか受け止められません。

・人事異動は『経営学』の観点からも組織を効果的なものにしていく為に、非常に大切な雇用管理の1つです。

・人事異動によって、組織は活性化されるし、異動した本人もそのまわりのメンバーももっと良くなっていきます。

・教育と経営を一緒にするなという考えもあるかとは思いますが、組織運営という観点では全く同じです。

・学校は生徒たちのためにあるのはそのとおりですが、だからといって、教育委員会が先生方の人事異動を事前に生徒たちに全て話すことは基本的にできません。

・異動について教育委員会が生徒や保護者の声を聴くのは当然ですが、その全ての要望を受け入れれば人事異動はできなくなってしまいます。

・僕の意見がみなさんにとって不快でたまらないことは分かりますが、僕の意見を1つずつ全て論理的につぶしていってください。

・法律や制度のどこに不備があるのかを必ず指摘してください。身内だけで集まって悲しい悲しいと言ってても何も変わりません。
  
・現実を本気で変えたいならば、本気で行動すること。1度発令された人事異動を『感情論』だけで撤回させるなんてことは不可能です。

・問題意識を持ったみなさんのことが僕は大好きです。だからこそあえて厳しいことを言わせてもらいました。
  
・僕の反論を、全てのりこえて、論理的に戦略性を持って闘ってください。



部員のみなさんは、顧問だけに頼りきりじゃなかったはず。部活の成功はひとりひとりの努力の賜物のはず

みなさんが異動に反対している人々でいっぱいの会場でしたから、もともと「誰あんた?」みたいに完全アウェーな逗子に1人でのりこんできてるフジノは

泣きながら顧問の先生を戻してほしいと訴えていた女子生徒たちに、すさまじい怒りの表情でニラみつけられまくりでした。

会場中から嫌がられているという空気はとても重いものがありました。

保護者の方々も、OB・OGの方々も、「何でこんなヤツを呼んだんだよ」状態になりました。

終わった後も、誰からも名刺をくれとも言われませんでした。

会場中からフジノへのイヤな空気を感じましたが、「この意見をハッキリと言おう」というのは依頼をもらった時から決めていました。

「自分の部活動の顧問の先生が異動したら部活動がもうできない」なんて泣き言は、顧問の先生にも失礼です。

「顧問が変わったら一気にレベルダウンするようなそんな程度の部活動しかしてこなかったのか、そんなに他人任せで活動してきたのか?」、と感じたからです。

僕は小学校時代にやりたい部活が無かったから新しく作りましたし、高校時代の部活動には顧問の先生が実質的にいませんでした。

でも、どちらでも全力を尽くしましたし、成果としても良い結果を出せました。

指導者とか顧問の問題じゃなくて、個人や仲間たちの努力でやれることはたくさんあります。

だから、いち個人の人事異動の話なんかで泣き喚くのではなく(あえてそう書きます)

「この学校の特色はこの部活動だ」とか「この学校の特色はこの分野が強いから」だとか

今ではそういう情報によって中学生たちは高校の受験校を選んでいるのですから

それを信じて受験したのに、入学したらその学校の『特色』である部活動や様々な活動の先生方が異動していたとか後継者の先生も育っていなかっただとか

つまり、特色として中学生たちを惹きつけておいて、実際にはその高校の中身にウソがある、というような状況が他の生徒たちに2度と起こらないように

教職員の人事異動制度にこどもたちの声、保護者たちの声、現場の先生の声がもっと反映される仕組みをつくるべきだ

と、問題をもっと大きく考えていくべきだとあえてフジノは政治家として断言します。

最初のきっかけは好きな先生が異動でいなくなることだったかもしれない。
 
今はただその先生を取り戻したい気持ちだけしかないかもしれない。

でも、人事異動という制度は組織を運営していく上で必要不可欠な制度なのです。

そこに、どれだけ生徒・保護者・現場の先生の声が反映できるか。

それが問題の本質であるはずです。



がんばれ、逗子高校吹奏楽部!ずっとフジノは見守り続けるから

そんな訳で、政治家フジノの逗子デビューは、「スケジュールをせっかくやりくりして電車代払って逗子まで雨の中わざわざ嫌われる為に来たというイタいだけのものに終わるか」と思いました。

そうしたら、すでに大学生で法学部で学んでいる学生からいくつかの法的な側面からの反論がありました。

フジノの言わんとすることを受け止めてくれた学生が1人だけでも存在した訳で、とてもうれしかったです。

僕はこの1人の学生が理解してくれただけで行ったかいがあったと感じました。

フジノは政治家として、横須賀市民の方々に媚びることはありません。
 
相手がたとえ逗子市民であっても誰であっても同じです。

「よし、じゃあ、異動を撤回する為に全力を尽くします」

なんてセリフは死んでも言えません。

問題の本質は、一体どこにあるのか。
 
それは本当に問題なのか。

問題ならばどこを変えていくべきなのか。
 
どうやって変える為の活動をすべきなのか。

涙をたくさん流せば世の中が変わるなら、障がい福祉はもう完璧な日本になっています。

けれどもそんな世の中じゃない。
 
闘わなければ、絶対にこの国は変わらない。

必要があれば、一緒に知事のところでも教育委員会のところでもいつだって行ってあげるのはかまわない。

でも、それが本当に意味のあることでなければ自分たちで自分たちの行動を「エゴ」だと言ってるレベルなら、そんなのにつきあうのは絶対に政治家の仕事では無い。

けれども最初に書いたとおり、僕は高校生たちが自ら問題意識をもって政治家まで呼んで話し合いの機会を持ったことを高く評価しています。

だからこそ、『こども』だとは一瞬も考えずに『大人』を相手にする時と全く同じ態度で向き合いました。

「過去に1度も撤回されたことがない『人事異動』の発令を『涙』だけで変えられるはずが無い。もっと違う闘い方を考えろ」と語りました。

帰りの電車で

「ああ、厳しいことをたくさん言ったからこれでまたおれは敵を増やしたなあ...」

と感じつつ、

でも、「いつか高校生たちは気づくはずだ」と僕は彼ら彼女らのことを信じたいと思いました。

がんばれ、高校生たち。
 
がんばれ!

夢にときめけ!明日にきらめけ!