次の10年へ新たな体制でコンボは歩んでいきます!/認定NPO法人地域精神保健福祉機構・理事会&総会(2018)

コンボの理事会と定期総会が開催されました

夜は、東京へ。

コンボ(認定NPO法人地域精神保健福祉機構)のサイトより

コンボ(認定NPO法人地域精神保健福祉機構)のサイトより


都内の会議室で、認定NPO法人地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事会と総会が開催されました。

フジノは2010年から理事を務めていますなので、ともに出席をしました。



財政は厳しいながらもなんとかコンボは活動を継続できています

2007年に創立したコンボは、なんとかこの10年間を生き残ることができました。

そして、社会的な意義の高い取り組みを全力で行なってきました。

年によって増減はありますが、会員数は約7000〜8000人台も居て下さいます。

今では、多くの病院の精神科やメンタルクリニックの待合室に、コンボが発行しているメンタルヘルスマガジン月刊『こころの元気プラス』が置かれています。

精神保健医療福祉の祭典『リカバリー全国フォーラム』も、すっかり夏の恒例行事として全国から愛されるようになりました。

認定NPO法人地域精神保健福祉機構・2018年度理事会&総会

認定NPO法人地域精神保健福祉機構・2018年度理事会&総会


けれども、経営という面では決して順調ではありません。

かなり厳しい財政状態が続いてきました(現在も)。

昔から何故か「コンボの財政はうまくいっている」「コンボには資金が豊富にある」という誤解があります。

けれども、情報公開しているコンボの財務諸表をご覧いただければ、毎年どれほど綱渡りでがんばっているかご理解いただけるはずです。

まだまだ日本には寄附文化が根付いていませんし、国全体としてNPO・NGOを積極的に応援する体制にはなっていません。

たくさんのNPO法人が立ち上がっては潰れていっています。

そのような中で、10年間にわたって活動を続けることができたことは、全国の会員のみなさまのおかげです。

本当にありがとうございます。



さらにコンボは当事者性を高めて、ミッションも新たにしていきます!

政治家としてフジノは、いつも心がけていることがあります。

『理想』を守り続ける為には『行動』は変わり続けなければならない

というものです。

NPOも同じだと信じています。

コンボが掲げているリカバリーの実現という『理想』を実現していく為に、常に『行動』(アクション)の在り方は変化し続けていかねばなりません。

大島巌共同代表より開会あいさつ

大島巌共同代表より開会あいさつ


宇田川健さん(共同代表理事)からご相談をいただいていたのですが、今回、理事のメンバーが大きく変わりました。

当事者性をさらに高めていく為に、理事にも当事者を増やすことにしました。

これまでのコンボは、いわゆる『当事者=理事』が3名しか居ませんでした。

宇田川さん、増川ねてるさん、フジノの3名です。

理事の大半は、わが国の精神保健医療福祉の素晴らしい研究者・実践者の方々でした。アドバイザリーボードも同じです。

みなさん、素晴らしい方々で、理論的にも実践的にもリカバリー実現の為に日本の精神保健医療福祉を引っ張ってきてくださった方々ばかりです。

ただ、理想を実現し続ける為には変化し続けていかねばなりません。

今回、宇田川さんの想いに沿った新たな体制が本日の理事会・総会で承認されました。

代表理事
  • 大嶋巌
    (日本社会事業大学教授)
共同代表理事
  • 伊藤順一郎
    (メンタルヘルス診療所しっぽふあーれ院長)
  • 宇田川健
    (認定NPO法人地域精神保健福祉機構・共同代表理事)
理事
  • 大野裕
    (一般社団法人認知行動療法研修開発センター・理事長)
  • 岡田久実子
    (公益社団法人全国精神保健福祉会連合会・副理事長)
  • 桶谷肇
    (公益社団法人全国精神保健福祉会連合会・事務局補佐)
  • (新)小阪和誠
    (一般社団法人ソラティオ・ピアサポート専門員)
  • 後藤雅博
    (こころのクリニックウィズ・所長)
  • (新)佐々木理恵
    (WRAPファシリテーター・ピアスタッフ)
  • 島田豊彰
    (一般社団法人日本うつ病センター・事務局長)
  • (新)中川均
    (NPO法人全国精神保健職親会・理事長/株式会社ガイアート・顧問)
  • 藤野英明
    (横須賀市議会議員)
  • 増川信浩
    (WRAPファシリテーター)
  • 遊佐安一郎
    (長谷川メンタルヘルス研究所・所長)
  • 渡遺博幸
    (学而会木村病院院長)
  • 貫井信夫
    (NPO法人千葉県精神障害者家族会連合会・理事長)

任期は2年間です(再任はOKです)。

この新しい体制で、コンボは新たな10年間に向けて進んでいきます。

理事会・総会ともに、

「コンボがこれまで大切に守ってきた『ミッション』も、より当事者性を強く打ち出していこう」

ということで合意が得られました。



どうかコンボとその理想(リカバリーの実現)に力を貸して下さい

コンボは、『理想』を貫く為に、これからも自ら変わり続けていきます。

財政は決して豊かではなく、ついに会費の値上げも行なわざるをえませんでした。

当事者のみなさまの生活が厳しいことをみな分かっています。

けれども、コンボを継続していくことが必ず当事者のみなさまのリカバリーの実現に近づくことだと信じています。その為、値上げも行なう決断をしました。

コンボに限らず、どのNPOも、活動をずっと継続していく為には世代交代も進めていかねばなりません。

課題は山積みです。

それでもコンボの活動は、必ず精神疾患・精神障がいのある方々のリカバリーの実現にとって意味のあるものになると信じています。

どうか全国のみなさま、これからもコンボを応援し続けて下さい。

まずは、大きなイベントとしては夏の『リカバリー全国フォーラム2018』が9月に開催されます。

リカバリー全国フォーラム2018

リカバリー全国フォーラム2018


ぜひいらしてくださいね。

こころよりお待ちしております!



リリー賞選考委員会が開かれ、ついに受賞者が決定。贈呈式は3月11日です!/第12回リリー賞選考委員会(その2)

前の記事から続いています)

1月、選考作業がスタートしました

昨年大晦日に応募が締め切られました。

年明けから『認定NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)』では、膨大な応募書類の読み込みがスタートしました。

この第1次選考にフジノは携わっていなくて、あくまでも聴いた話なのですが、それはそれは大変な作業だそうです。

第12回リリー賞への応募は59件いただきました

第12回リリー賞への応募は59件いただきました


事務局のみなさんの第1次選考によって絞りこまれた20件(当事者部門10件・支援者部門10件)の資料が、先週フジノのもとに届きました。

ここからは僕たち選考委員の出番です。フジノも毎日全ての資料をひたすら読み込みました。

10日間で全ての資料を読み込み、応募者によってはインターネットなどに情報を掲載していることもありますのでそれらも調べます。

こうして、最後は『採点作業』を行ないます。

3つの観点(当事者主体の取り組みか、独自性の高い取り組みか、社会や保健医療福祉にインパクトを与える取り組みか)から得点を付けて、コメントも書き込んでいきます。

それを再び事務局に返信します。



選考委員メンバーが集合して議論を行ないました

今日はついに選考委員が一同に介しました。

選考委員メンバー

  • 伊藤 順一郎(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)
  • 宇田川 健(認定NPO法人地域精神保健福祉機構・代表)
  • 大島 巌(日本社会事業大学・学長)
  • 佐藤 光源(東北福祉大学大学院精神医学・教授)
  • 高橋 清久(公益財団法人精神・神経科学振興財団・理事長)
  • 寺谷 隆子(社会福祉法人JHC板橋会・理事)
  • 中村 純(特定医療法人北九州病院北九州古賀病院・院長)
  • 藤野 英明(横須賀市議会議員)

共催の日本イーライリリー株式会社の担当者のみなさん、そして事務局であるコンボのみなさんも立ち会いのもと、議論がスタートしました。

リリー賞選考会のおしらせ

リリー賞選考会のおしらせ


採点結果はあくまでも事前の数値に過ぎません。

改めて各メンバーの意見をひとりずつお聴きして、各候補について、みんなで議論をしていきます。

大島巌さん・宇田川健さん・高橋清久さん。後ろ姿は中村純さん

大島巌さん・宇田川健さん・高橋清久さん。後ろ姿は中村純さん


『支援者部門』は、比較的すんなりと決まりました。

実は、フジノが1位として推薦した2つの候補が『リリー賞』に選ばれました。

これからの精神保健医療福祉の進むべき方向性を示した活動であると同時に、絶対に応援していかねばならないと感じる活動でした。

事務局の桶谷さん、秋山さん。寺谷隆子さん、中村純さん

事務局の桶谷さん、秋山さん。寺谷隆子さん、中村純さん


そして『当事者部門』の議論がスタートしました。

こちらはかなり長い議論となりました(たぶん支援者部門の2倍くらい)。

充実した意見交換の末に、ついに2つの候補が『リリー賞』に選ばれました。



今年落選したみなさまにお願いがあります。来年も応募して下さい!

『当事者部門』の議論が長引いた理由は、ハッキリしています。

2つしか『リリー賞』に選べない。けれども、優れた応募が多くて、絞り込むのにとても苦労した。

だから、フジノからお願いがあるのです。

今年の受賞者にならなかったみなさんも、諦めないで下さい。

来年も続けて応募して下さったら、受賞する可能性は高いかもしれません。

フジノも選考委員メンバーです

フジノも選考委員メンバーです


毎年、実は選考委員メンバーは本当にとても悩んで末に2つの候補に絞り込みます。

「ぜひ来年も応募して欲しいですね」

「来年も応募してくれたら絶対に強く推したいです」

といった言葉が委員からは出てきます。

実際、ある年にフジノが1番強く推した候補者は落選したのですが、翌年も応募して下さって、ついに『リリー賞』に選ばれました。

こういうことは、しばしばあります。

僕ら選考委員の口からは、決して「あなたがたは惜しかった、だから来年も応募して」と個別に言うことはできません。

だから、全ての応募者のみなさまにお願いです。ぜひ来年も応募してみて下さい!

年を追うごとに応募される方々の活動のレベルの高さがあがっていて、本当に選考作業は毎回とてもワクワクします。

今年は落選したみなさま、ぜひ来年もご応募くださいね!



贈呈式は3月11日です

こうして決定した『第12回リリー賞』ですが、贈呈式は3月11日に開催します。

13時スタート、会場はベルサール八重洲です。

詳しいプログラムは決定しだい改めてこちらのブログでご案内したいと思います。

応募して下さった全てのみなさまに感謝しております。ありがとうございました!

ぜひ贈呈式にいらして下さいね。



今年も「リリー賞」の募集に全国から59件もご応募いただきました/第12回リリー賞選考委員会(その1)

リリー賞、12回目を迎えました

今年度も『精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)』の募集が行なわれました。

第12回リリー賞募集のおしらせ

第12回リリー賞募集のおしらせ


リリー賞とは、このような趣旨で設立されたものです。

設立主旨

  • 困難な状況を克服して社会参加を果たされた精神障害の方々の中から、特に優れた活動をなさっている方を表彰し支援します。また支援者部門では、支援者の方、グループ・団体も表彰します。
  • この賞をとおして、精神保健福祉に貢献されている方々の姿を社会に広く紹介することで医療と社会の環境整備や充実に寄与し、精神障がい(特に統合失調症)に関する理解を深める一助となることを目的にしています。


応募資格

  • 当事者部門
    ご自身の自立または地域社会でほかの精神障害者の自立支援活動を、1年以上にわたって行なっている方、グループ・団体。
  • 支援者部門
    精神障害者の社会参加、自立を支援する活動を 1 年以上にわたって行なっている方、グループ、団体。
    *支援者部門について受賞者が医療関係者または医療機関である場合、 副賞は、受賞者が推奨する患者支援団体等に授与することといたします。


選考基準

選考基準

選考基準

応募期間

2015年9月1日〜12月31日

表 彰

  • 各部門2組の個人またはグループ
  • 表彰状・副賞授与
    ・精神障害者部門 100万円
    ・支援者部門 50万円
  • 表彰式
    ・3月11日13時〜 ベルサール八重洲


主催

認定非営利活動法人地域精神保健福祉機構

共催

日本イーライリリー株式会社

後援

健康日本21推進フォーラム、日本精神保健福祉連盟、全国精神保健福祉連絡協議会、全国精神保健福祉相談員会、日本精神科看護協会、日本精神保健福祉士協会、POTA、日本精神神経科診療所協会、全国精神障害者地域生活支援協議会、全国精神障害者就労支援事業所連合会、全国精神保健福祉会連合会、全国精神障害者団体連合会、全国精神保健福祉相談員会




人生を変える「賞」=リリー賞

毎年フジノは同じことを書いていますが

人生を変えてしまう「賞」=リリー賞

なのです。

何故か。

受賞した個人・グループは、副賞100万円という大金を手にすることをはじめ、受賞したその日からたくさんのメディアの取材を受けるようになるからです。

背中を押されることで人は本当に大きく変わっていくものです。

代表的な例を挙げれば、第1回受賞者の澤田優美子さん

澤田優美子さん(第1回受賞者)

澤田優美子さん(第1回受賞者)


「受賞したら学費に充てる」と宣言されていたとおり、有言実行で『精神保健福祉士』『社会福祉士』『認定心理士』の資格を取得されました。

その後のご活躍はさらに素晴らしく、日本社会事業大学大学院(博士課程)に進学されました。

『青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け』の副会長にも就任されたのですが、その『ぶ〜け』は当事者によるビジネスグループを立ち上げ、第8回リリー賞を受賞しました。

第8回リリー賞受賞団体「青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け」

第8回リリー賞受賞団体「青梅精神障害者ピアサポートグループぶ〜け」


さらに、先日新たにスタートした厚生労働省の『これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会』の構成メンバーに選ばれています。

これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会・構成員リスト

これからの精神保健医療福祉の在り方に関する検討会・構成員リスト


まさに澤田さんの受賞後の活躍は『快進撃』と言えると思います。

全てが『リリー賞』のおかげとは言いませんが、背中を押したのは確かです。素晴らしい活躍です。

『リリー賞』が人生を変えてしまう賞だとフジノが言い続けているのもこうした前例がたくさんあるからなのです。

ですから全国のみなさまに「ぜひ応募して下さい」とお願いしつつも、その一方で選考委員会メンバーとしての責任の大きさをいつも痛感しています。

今年度の第12回リリー賞には、全国から59件もの応募がありました。

本当にありがとうございました。

次の記事に続く)



白熱した「リカバリー全国フォーラム2015」企画委員会/なんと今年の「トークライブ」の司会はフジノがやります!

今年も夏の「リカバリー全国フォーラム」に向けて企画委員会が開かれています

今夜は、『リカバリー全国フォーラム2015』の企画委員会が開かれました。

委員会は東京駅地下の会議室で行なわれました

委員会は東京駅地下の会議室で行なわれました

「リカバリー全国フォーラム2015・第2回企画委員会」議題

「リカバリー全国フォーラム2015・第2回企画委員会」議題

今年の委員メンバーは21名です(敬称略でごめんなさい)。

名前所属
高橋 清久公益財団法人精神・神経科学振興財団
相澤 和美国際医療福祉大学・地域精神看護ケアねっと
有村 律子NPO全国精神障害者団体連合会(ぜんせいれん)
安西 信雄帝京平成大学
伊藤 順一郎NPO地域精神保健福祉機構・国立精神・神経医療研究センター
宇田川 健NPO地域精神保健福祉機構
大島 巌NPO地域精神保健福祉、日本社会事業大学
加藤 大慈戸塚西口りんどうクリニック、横浜市立大学附属病院精神科
川口 敬之NPO法人POTA、北里大学
香田 真希子目白大学
島本 禎子杉並家族会
城田 晴男帝京平成大学
竹内 政治さいたま市精神障害者当事者会ウィーズ、日本ピアスタッフ協会
田中 直樹NPO法人あおば福祉会、NPO法人全国精神障害者地域生活支援協議会
仲野 栄一般社団法人日本精神科看護協会
福井 里恵東京学芸大学
藤野 英明横須賀市議会議員
古屋 龍太日本社会事業大学
増子 徳幸一般社団法人てとて リンクよこはま 訪問看護ステーション 相談支援事業所わおん
増川 信浩WRAPファシリテーター
四方田 清公益社団法人日本精神保健福祉士協会、順天堂大学

ものすごいメンバーです...。

日本の精神保健医療福祉を『リカバリー』視点で引っ張っていく重要な人々ばかり。

そんな中にフジノが混ざっていることに、毎年ながら違和感があります。

ただ、『リカバリーフォーラム』への愛情の強さでは誰にも負けないぞ、と本気で思っているので、それで毎年、委員に選ばれているのだと思います(笑)



議論は白熱しました。そして、今年もいい感じになりそう!

大会タイトルは毎年のとおり『リカバリー全国フォーラム2015』なのですが、その年のテーマをあらわす『大会サブタイトル』が決まりました。

まもなく広報の第一報ができる時期になりますので、どうぞお楽しみに!

会議室の様子

会議室の様子(実際には事務局も含めるとぎゅうぎゅう詰めで会議しています)


基本的には今年も8月末の2日間の開催を予定しています。

2日間のプログラムのイメージ

2日間のプログラムのイメージ


『リカバリー全国フォーラム』と言えば、『充実しすぎている分科会』がウリですが、今年も21もの分科会を予定しています。

もちろん今年も「自分たちも『分科会』をやりたい!」という方々の為に、『公募企画』枠も2日とも設けています。

まもなく公募もスタートしますので、ぜひ期待していて下さいね。

日本の精神保健医療福祉は、もう『薬だけ入院だけの医療』を終わりにすべきです。

『リカバリー』の視点に立って、当事者中心の新しい保健医療福祉に生まれ変わるべきなのです。

2009年からスタートして、毎年『リカバリー全国フォーラム』はその芽を日本全国に広げていく為に開かれてきました。

ただ、これはあくまでもフジノ個人の想いなのですが、芽をはぐくむだけではなくて、厚生労働省が障害福祉サービスの報酬に反映させるような取り組みもこの『リカバリー全国フォーラム』を通して実現していきたいです。

閉会のあいさつをされる高橋清久先生

閉会のあいさつをされる高橋清久先生

ところで、今日フジノにとって恐ろしいことが決まってしまいました。

『リカバリー全国フォーラム』のオープニングとして大人気の『トークライブ』。

毎年、切れ味するどい司会進行で大人気の宇田川健さん(昨年、大手術をなされました)が

「まだ長時間立っているのはつらいので、『トークライブ』の司会をフジノさんに交代してほしい」

と提案されたのです(!)。

フジノは宇田川さんのことを尊敬していますし大好きなので、お断りすることはできません。

絶対に、フジノでは宇田川さんのかわりは務まりません。

すっごく荷が重いなぁ...。

もしも今年のフォーラム、オープニングがつまらなかったら本当にごめんなさい。

でも、フジノも全身全霊をかけて頑張りますので、生温かく見守って下さいね。

全国のみなさま、今年も夏にお会いしましょう!



長時間の白熱した議論の末に、ついに受賞者を決定しました!/第11回リリー賞選考委員会

華やかな「表彰式」の前に、地味で苦しい「選考作業」があります

先月お知らせしたとおり、今年も3月に『リリー賞』が開催されます。

第11回リリー賞表彰式のおしらせ

第11回リリー賞表彰式のおしらせ


『表彰式』には芸能人のプレゼンテーターやたくさんのマスメディアも訪れて、とても華やかで盛大に行われるのですが、その前に、地味で地道な作業が待っています。

そう、『選考』です!

フジノは2010年から6回連続で選考委員会のメンバーに就任しています。

しかし、フジノにとって、この選考作業ほどつらいものはありません。

委員を経験して何年経ってもそのつらさは全く変わりません。

『選考委員の責任の重さ』は繰り返し書いてきたとおりですが、まさにリリー賞は『受賞した人のその後の人生』を変えてしまうのです。

受賞とともにたくさんのメディアの取材が殺到します。しかも、直後だけでなく、その後も何年にもわたって取材が来ます。

賞金100万円が出るのですが、それを元手にして過去の受賞者のみなさんは大学院に進学したり、資格を取ったり、新しい会社を起こしたり、大きく人生が変わります。

だから、全員を選びたい。

でも、20候補の中からわずか4組だけしか選べないのです。

フジノは他の賞でも選考委員になったことがあるのですが、リリー賞は他の賞とは全く異なるのです。

事務局から選考の為の資料が送られてくると、正直なところ、吐き気がしてきます。

それでも何十回も書類を読みこんで、インターネットも嫌というほど検索しまくります。

そして、自分なりに20候補それぞれに採点をします。

その後、『選考委員会』のみんなで集まって、議論をして決定をするのです。



今回は92件もの応募がありました

今回は、全国から92件(当事者部門53件、支援者部門39件)もの応募がありました。

これを事務局(NPO法人地域精神保健福祉機構コンボ)が第1次審査を行なって、それぞれの部門ごとに10候補に絞ってくれました。

当事者部門と支援者部門、合計20候補の書類は100ページを超えます

当事者部門と支援者部門、合計20候補の書類は100ページを超えます


この20候補について、フジノたち選考委員は事前に大量の書類を読み込んで、採点をします。

申請資料だけではなくて、さらに活動を深く知る為にインターネットで検索したり、事務局と意見交換をしたりしながら、全候補に採点を行ないます。

そして、採点の集計結果だけではなく、実際に委員メンバーみんなが集まって『選考委員会』を開いて議論をします。

こうして、最終的に受賞者を決めるのです。



今年も「リリー賞選考委員会」が開かれました

今日、ついに『選考委員会』が開かれました。

「選考委員会の開催のおしらせ」より

「選考委員会の開催のおしらせ」より


会場は、日本イーライリリー株式会社(港区赤坂)です。

後ろのビルの11階にイーライリリーが入っています

後ろのビルの11階にイーライリリーが入っています


会場に到着。

事務局であるコンボのみなさんと、イーライリリーの広報担当のみなさんも含めて20人くらい集まります。

11階の会議室からの眺め

11階の会議室からの眺め


選考委員メンバーは、以下の8名です。



今回もフジノは、精神保健医療福祉の先達の中で、最年少…(涙)

選考委員のみなさん

選考委員のみなさん


選考委員のみなさんにご挨拶をしてまわりながら、改めて「みんなすごい先輩方ばかりだけれど、それでも絶対に気後れしてはいけない」と思い直して、気合いを入れました。



佐藤光源先生の世界精神医学会JeanDelay賞受賞をお祝いしました

ところで、選考に入る前に、今年3月、佐藤光源先生が世界精神医学会から大変栄誉ある『Jean Delay賞』を贈られたことを、みんなでお祝いしました。

日本精神神経学会のウェブサイトより

日本精神神経学会のウェブサイトより


かつて精神分裂病と呼ばれていた疾患を統合失調症という名前に変えることができたのは、佐藤先生の大きな功績です。

インターネット上には現役の精神科医が「名称変更は大した効果が無かった」と批判的な人がいます。佐藤先生の受賞にも文句を言っている人がいるのも知っています。

実際、今でも『統合失調症』に対する大きな差別・偏見・スティグマが存在していることは、フジノ自身、痛いほど理解しています。

しかし、それでもこの名称変更によってどれほど多くの人々が救われたかも、同時にフジノは知っています。

佐藤先生の功績は、単に名前を変えたことではありません。

差別・偏見・スティグマを無くす為に人生を捧げて来られたことそのものを、世界精神医学会は評価したのだとフジノは考えています。

佐藤先生、『WPA JeanDelay賞』の受賞、本当におめでとうございます。



白熱した議論がスタートしました

さて、選考委員長である大島巌さん(日本社会事業大学・学長)のご挨拶から、委員会がスタートしました。

大島巌先生(日本社会事業大学・学長)のご挨拶

大島巌先生(日本社会事業大学・学長)のご挨拶


みなさん、本当に穏やかな優しい人ばかりなのです。

それでも精神保健医療福祉とリカバリーを深く愛している方々ばかりなので、それぞれの候補に対する思い入れもハンパではありません。

モニターに採点結果を映し出して参考にしつつも、それぞれの候補への思い入れをみなさん語り合っていきます

モニターに採点結果を映し出して参考にしつつも、それぞれの候補への思い入れをみなさん語り合っていきます


穏やかながらもとても白熱した意見交換と議論が続きました。

フジノが尊敬してやまない宇田川さん。切れ味の鋭い意見がびしばし飛び出します。

フジノが尊敬してやまない宇田川さん。切れ味の鋭い意見がびしばし飛び出します。


まずは『当事者部門』の審査です。

ひとりずつ、推薦する候補への想いを語っていきます。

長い意見交換の末に、やがて、ある候補へみんなの意見が一致していきそうな流れができてきました。

高橋先生のユーモアあふれる語り口に、笑ってしまった中村先生

高橋先生のユーモアあふれる語り口に、笑ってしまった中村先生


しかし、それをくつがえして別の候補を推薦する熱心な意見が述べられると、場の空気が一変しました。

左から、事務局の桶谷さん、佐藤先生、執行さん

左から、事務局の桶谷さん、佐藤先生、執行さん


こうして、どなたを受賞者として選ぶかの議論は本当に白熱して行われました。

今年からリリー賞の担当者になられた新しい広報課長さんが

「ここまで熱心に議論がなされていることを、社内にいながら私自身、知りませんでした。来年からはぜひ社内の人間を傍聴させていただけませんか。リリー賞がどれほどの重みのある賞でどれほどの想いがこめられているものなのか、社員自身がもっと知るべきだと思います」

と、閉会後におっしゃったほどです。

途中にある委員の方から

「受賞者ひとりあたり賞金100万円、4名の受賞者で400万円の予算だけれど、今年は受賞者を増やしてひとりあたりの賞金を減らしてはどうか」

というご意見が出ました(それくらいに多くの候補が良かったのです)。

フジノも今回はかなり積極的に発言しまくりました

フジノも今回はかなり積極的に発言しまくりました


それでもフジノからは

「先生のおっしゃることは痛いほど分かるのですが、それでも『リリー賞』の賞金100万円という重みを変えることはおかしいと思います」

と反論しました。

こんなやりとりがたびたび続く中、タイムリミットがやってきました。

『当事者部門』の受賞者は、やはり募集要綱どおり、2組のままとしました。

そして、最終的には選考委員会のみんなで合意した2組の受賞者を決定したのでした。



こうして受賞者4組が決定しました

ここまでですでにクタクタなのですが、続いて『支援者部門』の議論がスタートしました。

そして再び、穏やかながらも熱い議論が繰り広げられたのです。

こうして、当初の予定時間を大幅に上回ってしまったものの、みんなが全ての意見を言い尽くし、語りつくし、最後には納得しあって『支援者部門』の受賞者を決定しました。

この後、横須賀にとんぼ返りして防衛大学校まで行かねばならないフジノなのですが、ヘトヘトにはなってしまったのですが、充実感でいっぱいでした。

疲労は大きいものの充実感も大きかったフジノでした

疲労は大きいものの充実感も大きかったフジノでした


さあ、次は、3月20日の『表彰式』です。

ぜひたくさんの方々にお越しいただきたいです。

こころからお待ちしております!



ロベルト・メッツィーナさん、ついに来日/「むかしMattoの町があった」自主上映運動2周年記念講演会「鍵をかけない!拘束しない!トリエステ型地域精神保健サービスを世界へ」

※書きたいことは本当にあふれるほどたくさんあるのですが、市長への一般質問を12月議会で行なう為の発言通告書のしめきり3日前なので、どうか数枚の写真とメモ程度ですがお許し下さい。詳しくは後日アップし直します。

東京大学駒場キャンパスへ

学童保育まつりを途中退出して、東京大学駒場キャンパスへ向かいました。

東京大学駒場キャンパス

東京大学駒場キャンパス

今日は、イタリアから本当に素晴らしいお客さまがいらして講演をして下さるのです。

講演会の会場にて

講演会の会場にて

精神保健医療改革の世界的リーダー、ロベルト・メッツィーナさん

ロベルト・メッツィーナさんです!

ロベルト・メッツィーナ(Roberto Mezzina)

WHOメンタルヘルス調査研修コラボセンター(トリエステ)長。

南イタリア・バーリ大学を卒業し、1978年にフランコ・バザーリアのトリエステ・サンジョヴァンニ病院に赴任。同病院の脱施設化(deistituzionalizzazione)、病院に代わるコミュニティ・サービスの発展に尽力。
2014年春、トリエステ精神局長に就任。バザーリアの「思想と実践」を引き継ぐ新リーダーに。

2009年秋からWHO調査研修協働センター長として、世界中の「精神病院の脱施設化」「精神病院に代わる地域密着型サービスの発展」を支援。2013年はデンマーク、チェコ共和国、オーストラリア、ニュージーランドの精神保健改革をサポート。

2001年から精神保健国際協働ネットワークの推進役として活動し、現在は代表。

世界各国(イタリア、ベルギー、スペイン、イギリス、アイルランド、フランス、スロヴェニア、ブルガリア、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、スロヴァキア、セルビア、ギリシャ、フィンランド、ルーマニア、アルバニア、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、スリランカ、パレスティナ、イラン、ブラジル、そして今回の日本)の研究所、大学、精神保健サービス機関などから講師、基調講演者として招聘される。

専門分野:
脱施設化、地域サービスの組織化、クライシス介入、精神疾患の治療への統合アプローチ、コミュニティ・ケア、リハビリテーション、利用者参加型の諸活動、疫学研究、認識論、質(クオリティ)の保証、司法精神医療への批判的検討。

(パンフレットの紹介文より)

精神科医療改革で世界の先頭を走るイタリアの、今のリーダーがメッツィーナさんです。

つまり、世界のリーダーがこの方なのです。

ロベルト・メッツィーナさん講演会パンフレットより

ロベルト・メッツィーナさん講演会パンフレットより


映画『むかしMattoの町があった』の自主上映運動を続けて、2年が経ちました。

2周年を記念して、そしてあまりにも立ち遅れた日本の精神科医療を改革する『蟻の一穴』とする為に、企画されたのです。

900番講堂は満席で立ち見も多数でていました

900番講堂は満席で立ち見も多数でていました


650席の会場は、2階席までほぼ満席。立ち見もたくさん出ていました。

実は、事前の申し込みだけで500名を超えていました。当日申込みの方も100名以上来て下さいました。ありがとうございます!

24時間365日、地域にあるいつでもアクセスできる精神保健センター

24時間365日、地域にあるいつでもアクセスできる精神保健センター

通訳をはさみながらの講演でしたが、メッツィーナさんのお話はとても分かりやすかったです。

  • 『生活の場』から切り離されないクライシス対応
  • 苦しみには『意味』があり、『ニーズ』をあらわしている
  • クライシスこそ、関係性を取り戻し、ネットワークにつなげる『絶好のチャンス』

日本にも24時間365日のセンターを、地域ごとに設置したいです。

超満員、大成功でした

超満員、大成功でした

夕暮れの駒場キャンパス

夕暮れの駒場キャンパス

フジノの永遠のヒーロー、大熊一夫さん

フジノの永遠のヒーロー、大熊一夫さん

大阪でも講演があります!

メッツィーナさんは大阪でも講演して下さいます!

ぜひ関西のみなさま、参加して下さいね。

  • 日程:2014年11月22日(土)
  • 時間:13時30分~16時45分(開場13時)
  • 場所:クレオ大阪西 ホール
    (大阪府大阪市此花区西九条6丁目1−20)
    ※アクセス JR環状線・阪神なんば線「西九条駅」より徒歩3分
  • 定員:386名
  • 参加費:500円
  • 懇親会:3500円程度
  • 申込先:http://kokucheese.com/event/index/209897/
  • 共催:
    バザーリア映画を自主上映する180 人のMattoの会
    大阪精神医療人権センター
    大阪弁護士会
  • 後援:
    ACT-K / おおいしクリニック・訪問看護ステーション開く・株式会社レクスド
    問合せ先:
    ロベルト・メッツィーナ大阪講演会事務局
    E-mail peppe.osaka@gmail.com
    Fax  06-6313-0058

年1度の精神保健医療福祉のお祭り「リカバリー全国フォーラム2014」に行ってきました/1日目、大成功でした!

今年も「リカバリー全国フォーラム」開催です!

年に1度の精神保健医療福祉のお祭り、『リカバリー全国フォーラム』が今年も開幕しました!

リカバリー全国フォーラム2014

リカバリー全国フォーラム2014


会場は、池袋にある帝京平成大学です。

会場の帝京平成大学

会場の帝京平成大学


入口では、NPO法人地域精神保健福祉機構(略称コンボ)メンバーが参加者のみなさまを笑顔でお出迎えしております!

参加者のみなさまを久長さんとフジノでお迎えしております(嘘)

参加者のみなさまを久長さんとフジノでお迎えしております(嘘)


というのは半分ウソで(ごめんなさい)、半分ホントです。

コンボメンバーだけでは『人手』が全く足りません。

そこで、受付をはじめ、分化会場や懇親会場までの道のりに案内ボードを持って立ってくれているスタッフ、会場でのご案内をしているスタッフは、大学生を中心とするたくさんの方々に協力をして頂いてます。

しかも、数年間続けて『リカバリー全国フォーラム』のお手伝いをしてくれている学生さんも居て、本当にありがたいです。

たくさんのスタッフのみなさまと、全体会・分科会の出演者のみなさまと、そして全国から訪れて下さった参加者のみなさまのおかげです。

今年も開幕できて本当にうれしいです!

みなさま、本当にありがとうございます!



フジノは第6分科会に参加しました

ここしばらく精神状態が悪化してしまい、フジノは『企画委員会メンバー』でありながら、今年は全く貢献できませんでした。

昨年もパニック障がいがひどくて会場に来ることができませんでした。

そこで、おととしまでは出演していた分科会も、思い切って今年は休ませて頂きました。

本当はみなさまをおもてなしする側なのですが、この2日間は『完全フリー』にさせていただきました。

とても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

でも同時に2009年に『リカバリー全国フォーラム』がスタートして以来、初めてフジノは『参加者』として他の分科会に参加できることになりました。

1日目だけでも11もの分科会があります。

20140829program1
20140829program2


参加したい分科会がたくさんあるので、ワクワクしてしまいました。

迷いに迷った末、ついに第6分科会に参加を決めました。

薬を減らして元気になる〜抗精神病薬の減薬とリカバリー〜

発言者:
渡邉博幸(千葉大学社会精神保健教育研究センター)
助川鶴平(国立病院機構鳥取医療センター)
福田一夫(まちにとびだす障がい者の会)

司会:
伊藤順一郎(国立精神・神経医療研究センター)

「日本の多剤大量処方は間違いだ」

「単剤適量処方に変わるべきだ」

といった主張をはじめ、診療報酬改定による10月からの減薬はゆっくりお願いしますキャンペーンを進めてきた立場からも、最も関心のある分科会でした。

渡邉博幸先生の発表

渡邉博幸先生の発表

分科会での発表やディスカッションの結論は、「多剤大量処方は治療とは言えない」「しっかりと計画的に時間をかけてクスリは種類も量も減らせる」「クスリを減らした方が生活の質も上がることがある」などでした。

多剤大量処方は間違い!

多剤大量処方は間違い!


参加してみて、決意を新たにしました。

ディスカッションの様子

ディスカッションの様子


これからも、日本の精神科医療の古く間違った悪習(多剤大量処方)を変える為に、身近なところからも、そして政治家としてもキャンペーンを繰り広げていこうと感じました。

(*このテーマについては後日また改めて詳しく記しますね)



懇親会では全国の同志のみなさまとお会いすることができました

1日目の終了後、懇親会がアカデミーホールで開かれました。

懇親会会場は昨年に続いてアカデミーホールでした

懇親会会場は昨年に続いてアカデミーホールでした


フジノは不参加のつもりだったのですが、全国からいらして下さったみなさまにお会いしたくて参加しました。

毎年懇親会は忙しくて食べたことが無いので、今年は食べまくることにしました!

毎年懇親会は忙しくて食べたことが無いので、今年は食べまくることにしました!


途中でフジノも壇上のマイクから

「今日、僕はひとりでやってきました。僕と同じように、全国からひとりで来てくれている方がたくさんいらっしゃると思います。ひとりでいらした方、お手を挙げていただけませんか?みなさま、ぜひ拍手をして下さい。

今お手を挙げて下さっているみなさま、ぜひ壇上からマイクで自己紹介をしていただけませんか?

そして、まわりのみなさま、自己紹介をして下さった方にどんどん話しかけてほしいんです。リカバリー全国フォーラムの良い所は、全国の仲間とつながりが得られるところだと思うのです」

とスピーチをさせていただきました。

記念講演をしてくださったユミコ・イクタさん

記念講演をしてくださったユミコ・イクタさん


素晴らしい出会いがたくさんありました。

明日のクロージングで行なう「オー」の練習をする丹羽さん

明日のクロージングで行なう「オー」の練習をする丹羽さん


お写真もたくさん一緒に撮ったのですが、ブログに掲載して良いかお聴きするのを忘れてしまいました。

そんなこともあって、おひとりおひとりのお名前を挙げることはできないのですが、お話して下さった全てのみなさまに感謝しております。

参加者のみなさんの「オー!」

参加者のみなさんの「オー!」


本当に遠く全国からようこそいらしてくださいました。

どうか今夜はゆっくり休んで下さいね。

そして、明日もぜひお会いしましょう!

コンボ代表理事・リカバリーフォーラム企画委員会総括幹事の大島巌先生

コンボ代表理事・リカバリーフォーラム企画委員会総括幹事の大島巌先生


今日の第1日目は、大成功でした。ありがとうございました!


2日目に続きます)



ペッペ・デラックァさん鼎談の会のおしらせ/映画「むかしMattoの町があった」をご覧になった方はぜひ!

ペッペ・デラックァさんが来日します

先日、映画『むかしMattoの町があった』について記しました。

イタリアの精神医療改革について、もっと知りたい方にぜひおすすめのイベントが開催されますのでご紹介します。

精神科医フランコ・バザーリアとともに働き、その改革の精神を受け継ぎ広めてきたペッペさんことジョゼッペ・デラックァさんが来日し、大熊一夫さん・伊藤順一郎さんと鼎談の会を行ないます。

ペッペ・デラックァさん鼎談の会チラシより

ペッペ・デラックァさん鼎談の会チラシより

『むかしMattoの町があった』自主上映会特別企画
鼎談 イタリア精神保健改革をもっと深く知りたい!

こんにちは。私たちは,「バザーリア映画を自主上映する180人のMattoの会」と申します。

イタリア全土の精神病院の完全閉鎖という,世界的にも類をみない精神保健改革の最初の20年を描いた映画『むかしMattoの町があった』を,全国の同志とともに自主上映しております。

さて,当会ではこのたび,イタリア・トリエステの前精神保健局長ジョゼッペ(ペッペ)・デラックァさんをお招きして,当会代表の大熊一夫,副代表の伊藤順一郎とともに鼎談の会を開催することになりました。

ペッペ・デッラックア氏(精神科医)は,イタリアの精神保健改革を牽引したフランコ・バザーリアに共鳴し,彼とともにトリエステの精神保健改革に参画して,精神保健センターの新設と病院の完全閉鎖に貢献した方です。

ペッペ・デラックァさんの紹介

ペッペ・デラックァさんの紹介


映画『むかしMattoの町があった』の実質的監修者でもあり,1975年に精神保健センター第1号がバルコーラ地区に誕生した場面は,映画にも描かれています。

私たちがぜひ日本にお呼びしたかった方の一人です。

講演会の詳細情報を以下にお知らせしますので,映画をご覧になった方も,ご覧になっていない方も,ぜひ,ふるってお申込みください。

<問い合わせ先:ペッペ・デッラックア東京講演会事務局>
E-mail: 180matto.peppe@gmail.com
FAX: 042-329-7372

ぜひご参加下さい!

NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事に新たに就任しました/8000人もの巨大組織でなんとフジノが最年少理事です!

はじめに(4ヵ月遅れの公開の理由)

ここから先は、6月18日の活動日記なのですが、10月4日を迎えるまでは公開しないままできました。

その事情はこの先を読んでいただくとお分かり頂けるはずなのですが、こころの底で「本当に自分が理事になって良いのか」ということを悩み続けてきたからでした。

昨日(10月4日)、新理事として初めての理事会を終えました。

緊張の数時間の会議を終えて、ようやく「僕はここに居ても良いのだ」と感じることができました。

そしてやっと今、僕は世間に対して『新たに理事に就任したこと』を公表しても良いのだと思えるようになりました。

そんな訳で、完全に時期外れなのですが、6月18日の活動日記です。

よろしければご覧下さい。



NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事に就任しました

今日は、夕方5時から『NPO法人・地域精神保健福祉機構』(通称コンボ)の総会がありました。

コンボとは、当事者をはじめとする精神保健医療福祉に関わるあらゆる方々の為の団体です。

全国に8000人もの会員がいる巨大な組織でもあります。

精神障がいのあるご本人が表紙モデルとして毎月登場する雑誌『こころの元気プラス』でも有名な団体です。

精神障がいのあるご本人をはじめ、ご家族、保健医療福祉の関係者など、あらゆる立場の方々が立場を超えて集うことができる唯一の全国組織だとフジノは受け止めています。

その前身である『全家連』(全国精神障害者家族会連合会)から含めてフジノの人生の半分である18年間の関わりがあります。

(現在、『全家連』は解散して無くなりました。しかしその遺伝子はコンボに明らかに受け継がれているとフジノは考えています。フジノの中では、『全家連』の良い部分=コンボなのです)

僕はこの団体が存在していなければ、18才の頃、自殺していたと思うのです。

それくらい、本当に、本当に、大切な場です。

NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)総会

NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)総会


そのコンボの賛助会員であるフジノが、総会に参加するのは当然のことではあるのですが

今日の総会は、フジノにとって今までとは全く別の重みがありました。

それは、フジノがコンボの新しい『理事』の候補に選ばれているのです。

総会の最後に『理事の改選』という議案があって、みなさまに承認していただければ、フジノはなんと最年少の理事に就任します。



フジノにとってのコンボの重みとは・・・

たぶん精神保健医療福祉の世界と関わりの無い方には、イメージすることは難しいと思います。

けれどもフジノにとって、コンボという組織の理事になるなんてことは全くありえない、想像したこともない、信じられない事でした。

フジノが総理大臣になるよりもイメージできないことです!

そもそも今からさかのぼること18年前。

精神疾患に苦しむ恋人とともにフジノが助けを求めたのが、コンボの前身である『全家連』でした。

コンボという団体は、その『全家連』という組織(今は解散)のその直系の遺伝子をひいています。

わらにもすがる想いで助けを求めた時に、その声に温かく応えてくれた命の恩人であるその団体の、わずか11名しかいない理事にまさか18年後に自分が就任することになるだなんて...。

責任の重さにしり込みをしたフジノは、数ヶ月前にお話を頂いた時、即座にお断りさせていただきました。

『全家連』の長く続く歴史、『全家連』を愛してきた僕だからこそ誰よりもその重みを知っています。

日比谷公園の誓い。活動の歴史。流された、たくさんの涙。

『全家連』からコンボへと生まれ変わる中で12万人もいた会員数こそ減りましたが、今も全国に8000名を超える会員の方々がいらっしゃいます。

その8000名の想いを果たしてフジノが担えるのか...。

これは、市議会議員として41万人の想いを引き受けるのとは全く別の次元のものです。

だから、怖くてたまりませんでした。

政治家への転職は、僕自身が決めて行なったことですからあらかじめハッキリと『覚悟』はできていました。

けれども、この理事になるというのはまさに突然の推薦で(理事の改選があることすら知らなかった)僕の能力を明らかに超えていることでした。

ですから、お断りしつづけました。

けれども、何度も説得をいただくうちに(僕なんかに本当にもったいないことです!)少しずつ考えが変わりました。

「18年前に僕が助けてもらったように、かつての僕と同じように今この瞬間に苦しんでいる人に手をさしのべられるように僕がなることが、『全家連』への恩返しなのではないか?」

と考えるに至りました。

実は、このお話を頂いて悩みぬいた末についに決心した時に、フジノはそれまで生やしていたヒゲをそり、髪の毛も短くして、黒く染め直しました。

中学時代からずっと

「自分らしい姿は自分で決める」

と考えてきて、僕は茶色い髪の毛が似あうと思ってきましたし、高校~大学~会社員時代もそのままでした。

政治家に転職する時もわざわざ黒くするのはウソくさいから嫌だと考えて、茶色いままにしていました。

どれだけ周りから批判されようがバカにされようが、他人の声よりも自分のこころの声を信じたのです。

そんなフジノですが、いや、そんなフジノだからこそなのですが

僕の今のこころの声に耳を傾けた結果、コンボの理事にふさわしい姿としてヒゲもそって髪も短くして黒くしようと思いました。

これまでの政治家フジノの暴れん坊ぶりを知っている方は失望される方もいるかとは思うのですが、

他の理事の方々というのは、有名な研究者・実践者ばかりです。

ご家族の立場の方も全国に名前の知られている方ばかり、

精神障がいのある本人の立場の方もすごい人ばかりです。

でも、フジノには何もありません。

『全家連』から続くコンボへの深い愛情以外には何にもフジノにはありません。

最年少の若造ですし、研究成果も無ければ、何もありません(政治家であることは全く意味がありません)

そんな空っぽの僕が

8000人の全国の精神保健医療福祉に関わる全ての方々の想いを受け止める

という大きな責任を受け止める為には、せめて外見だけでも一目で見て分かってもらえるようなその姿勢を示したいと感じました。

それくらいにフジノにとってはすさまじく大きな出来事、天地がひっくりかえるような出来事なのでした。

何日間も緊張で吐き気が止まりませんでした。



理事会メンバーをご紹介します

ちなみに、理事のメンバーはこちらです。



そして、顧問にあたるアドバイザリーボードはこちらです。



ね?

精神保健医療福祉の関係者の方々であれば、誰もが知っているビックネームばかりですよね...。

明らかにフジノは格下の格下、嫌になってしまうくらいにちっぽけな存在です。

それでも今日、総会がついに最後にさしかかり、新しい理事としてフジノを全会一致で承認していただきました。

フジノが理事の1人になったのです!

責任の重さに押しつぶされそうです!

でも、選んでいただいた以上は今まで以上に、この身を賭して、全身全霊をかけて、コンボの為に、そして精神保健医療福祉の為に、働いていきます。

コンボの新たな理事に選ばれました!

コンボの新たな理事に選ばれました!


これまでも個人として政治家として、精神保健医療福祉の為に全身全霊をかけてきました。

けれどもそれは、個人としての闘いでした。無所属の1人きりの地方議員としての闘いでした。

でも、これからはコンボの理事という、全国の代表なのだという自覚を持って

他の理事・アドバイザリーボードの方々の名声を汚さないように努力します。

いや、何よりも、僕自身が命を救ってもらってその恩を感じていつも大切に想ってきた『全家連』=コンボの歴史と伝統を守る為にがんばります。

守る為には変えなければならないこともたくさんあります。

新しい風を吹き込める存在になれるように、どうか全国のみなさま、力を貸して下さい。

以上、コンボの新理事に就任しました
 
フジノの決意表明です。

よろしくお願いします!



今夏に初開催する「リカバリー全国フォーラム」の第1回企画委員会へ/「リハ会議」の遺伝子を受け継いでいきます!

リカバリー推進フォーラム(仮称)の企画委員会へ

精神障がいのある方々のリカバリーを実現する為に、全国で活動している精神保健福祉に関わる全ての方々に向けて

『第1回・リカバリー推進フォーラム(仮称)』

が、今年の夏、開催される予定です。

(*後日追記:正式に『リカバリー全国フォーラム』という名前に決まりました)

当事者、ご家族、専門家、市民、などなど、全ての立場の方々を対象に、あらゆる団体や組織の垣根をこえて

一緒にリカバリーの理念を考えて、リカバリーの理念を全国に広めていく為の方法を議論すると共に、全国的なネットワークをつくっていくことが目的です。

今夜は、その初めての企画委員会が行なわれました。

企画委員会の資料

企画委員会の資料


『リカバリー』の実現という大きな想いのもとに、あらゆる人々が立場を超えて集う、素晴らしいフォーラムになりそうです。



企画委員会のすごいメンバーを紹介します

企画委員会は、すごいメンバーがそろいました(これからもメンバーは増える予定です)。

委員長に高橋清久先生(国立精神・神経センター名誉総長)を筆頭に

団体として参加している委員は、

個人として参加しているのは、

  • 横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門の加藤大慈さん、佐伯さん
  • こおりやまほっとクリニックの白潟光男先生
  • 精神医療サバイバーの広田和子さん
  • WRAPファシリテーターの増川浩信さん
  • 福智クリニックの福智寿彦先生
  • 日本社会事業大学教授の大島巌先生
  • 国立精神・神経センター精神保健研究所の伊藤順一郎先生

です。

なんと、この企画委員会に、市議会議員としての立場でフジノもメンバーとして入っています!

頂いたお弁当を食べるフジノ

頂いたお弁当を食べるフジノ


感動、というか、感涙...。

こんなすごいメンバーと精神保健福祉の為に一緒に働くことができるなんて、フジノのこの先の人生で、もう2度と無い気がします。

企画委員会のメンバーに選んでもらえたことをこころから誇りに感じます。

とても光栄です。

8月の開催に向けて時間は無いのですが、参加したみなさまに元気になってもらえる素敵なフォーラムになるようにフジノも全力を尽くします。



「リハ会議」の遺伝子は、「リカバリー全国フォーラム」へ受け継いでいきます

ここから先は、企画委員メンバーとしてではなくて、フジノ個人の想いです。

あくまでも私見です。

かつて、まだ全家連(全国精神障害者家族会団体連合会)があった頃、『リハ会議』という、あらゆる団体の垣根を超えて集える場がありました。

かつて20年間で18回も開催されたリハ会議ですが、フジノは参加者としても何回も参加しましたが、大学時代にはボランティアとしてお手伝いをさせてもらいました。

参加者の方々を会場の誘導をしたり、車椅子でいらした方々を分科会場へと一緒に移動したり。

裏方で見ているとよけいにハッキリ分かったのですが、みんなですごく激しい議論をしたりするのですが『リハ会議』から帰っていく方々は、とても笑顔だったのです。

僕自身も参加者として参加した時には、あんなふうに笑顔で帰っていったのだと思います。

そのリハ会議も、全家連の解散と共に消滅してしまいました。
 
団体や組織の垣根を超えて、みんなが集えるような場が消えてしまいました。

あの頃の『リハ会議』がキラキラとした思い出として僕のこころに強く印象に残っています。

かつて、精神障がいとの出会いの中で、情報も何も無くてどうしたら良いか分からずに迷い苦しんでいた高校時代~大学時代のフジノは

全家連やリハ会議の存在によってとても励まされて、また明日もがんばって生きていこうと思えたのです。

かつての僕と同じように、今もそんな風に迷い苦しんでいる人々がたくさんいるならば

あの頃のリハ会議が持っていた熱気や元気や笑顔やハッピー感をこの『リカバリー推進フォーラム(仮称)』のスタートによって提供できる場が復活できたらいいなと願っています。

いや、必ずそうなるはず!そうする!
 
これだけすごいメンバーが集まっているのだから。

これから7ヶ月、全力でがんばろう!