自殺対策について語った街頭演説の動画を公開しました/横須賀市議会選挙2019・5日目

フジノの生涯を賭けたテーマ「自殺対策」について語りました

自殺対策をする為にフジノは政治家になりました。

この16年間死に物狂いで働いてきたのも「自殺による犠牲者をなくしたい」という一心でした。

フジノは今回落選しようとも死ぬまで自殺対策に取り組み続けていきます。

街頭演説で語ったこと・選挙チラシに書いたことはフジノが実現したい自殺対策のほんの一部に過ぎません。

自殺の犠牲者を限りなくゼロに近づけていく為に、海外の研究も含めてあらゆる先行事例や効果のある取り組みを横須賀の地域特性にあわせて、これからも取り組んでいきます。

人は、生まれたら生きていく権利があります。

けれども今の社会はとても生きづらい。

そして自殺の犠牲に追い込まれてしまう。

こんな社会を絶対に変えたい。

政治家が全力を尽くせばもっとたくさんの命を守ることができる。

だからフジノはこれからも全力で取り組んでまいります!



国の「地域における自殺対策取組事例集」に横須賀市の自殺未遂者支援が取り上げられました/8〜10月の横須賀の取り組みも紹介します

国の「自殺対策取組事例集」に横須賀市の自殺未遂者支援が掲載されました

内閣府自殺対策推進室は、2012年から毎年『地域における自殺対策取組事例集』を発表しています。

2006年に『自殺対策基本法』が成立、地方自治体はその責務として自殺対策に取り組まねばならないと明記されました。

(地方公共団体の責務)
第4条 地方公共団体は、基本理念にのっとり、自殺対策について、国と協力しつつ、当該地域の状況に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する。

しかしその後も、自治体によって取り組みに温度差がある状況がしばらく続きました。

ノウハウが無く、どのように取り組めば良いのか分からない、といった声もあがりました。

そこで、全国の取り組みを把握している内閣府自殺対策推進室が、積極的な活動をしている自治体の取り組みを『事例集』として発信しているのです。

今年も8月に『事例集』が発表されました。

地域における自殺対策取組事例集(内閣府自殺対策推進室)

地域における自殺対策取組事例集(内閣府自殺対策推進室)


「はじめに」から、『事例集』の意義を記している部分を抜粋して紹介します。

「はじめに」より抜粋

自殺対策の推進に当たっては、地域の実情を把握し、それを踏まえた効果的な対策を講ずることが重要です。

各都道府県・市町村において、『地域自殺対策緊急強化基金』を活用し、創意工夫を凝らした対策が進められています。

本書は、同基金を活用した事業の中から、他の地域の参考となると考えられる先進的事例を都道府県から推薦していただき、とりまとめたものです。

紹介している事例は、全部で53事例あります。

それぞれ現場の視点から、地域の特性、事業の背景・目的・内容、実施に当たっての運営体制、成果、工夫点、課題等について記載していただきました。

都道府県、市町村、関係機関、民間団体など自殺対策に取り組む皆様におかれましては、地域における自殺対策事業の企画、立案、実施、評価の各場面に
おいて、本書をご活用いただくことにより、より効率的で実効性のある取組が展開されるよう願っております。

この中で、『横須賀市の自殺未遂者支援』の取組が4ページにわたって掲載されました。

横須賀市の取組が4ページにわたって掲載されました

横須賀市の取組が4ページにわたって掲載されました


横須賀市の『自殺未遂者支援事業』は、2010年8月にスタートしました。

自殺・自殺未遂によって救急搬送された方のうち、横須賀共済病院救命救急センターに搬送された方とそのご家族が対象です。

保健所健康づくり課こころの健康係の精神保健福祉士が、搬送直後から積極的に介入し、退院後も継続して支援を行なっています。

介入・支援は、あくまでもご本人の同意が得られた場合のみなのですが、年々増加しています。

2010年2011年2012年2013年
7名22名30名52名

自殺未遂へと追い込まれた方々が再び自殺へと追い込まれないように支援するとともに、ご家族の辛さも傾聴して心の負担の軽減に努めています。

2014年現在、本事業で支援した方々の再企図は無いことから、本事業の成果は大きい、とフジノは考えています。

『事例集』への掲載をきっかけに、こうした取組が全国的に広まっていくことをこころから願っています。

また、他の事例を横須賀も参考にして、できることに積極的に取り組んでいきたいと思います。



8〜10月に実施する横須賀市の取り組み

その他にも横須賀市では、いくつもの取り組みを行なっています。

今日発行された『広報よこすか』8月号に掲載されている、8〜10月開催の事業を紹介します。

広報よこすか2014年8月号

広報よこすか2014年8月号


まず、自死遺族の方々への支援です。

『自死遺族相談会』は2007年から、『自死遺族の分かちあいの会』は2008年からスタートし、現在に至ります。

自死遺族支援事業

自死遺族支援事業


『相談会』は、1対1でじっくりお話しして頂ける場です。『分かちあいの会』は、同じ立場の方々(ピア)が集う場です。

フジノ自身も遺族の立場で、『分かちあいの会』に2年近く参加させていただきました。

悲しみに追い込まれている時にはプロの専門家(ドクターや看護師や精神保健福祉士など)の支援を受けることで、とにかくダメージを減らすよう努めることが必要だと思います。そうした方は、事前申し込み制で1対1でじっくりお話して頂ける『相談会』をぜひご利用下さい。

悲しみから少し回復して外出ができるようになったら、ぜひ『分かちあいの会』にご参加下さい。僕は、同じ立場の方々の声に、たくさん涙を流しつつも、何故かホッとする気持ちを感じたものです。それが『ピアの力』なのだと思います。

続いて、『研修会』です。

『講演会』は2007年度から、『研修会』は2010年から毎年開催しています。

自殺対策研修会

自殺対策研修会


関心のある方はどなたでも参加できます。事前申し込み制ですので、コールセンターまでお申し込みをお願いします。

最後に、支援者向けの『ワークショップ』です。

20140802yokosuka3


こちらは20名限定で、事前申し込み制です。

また、9月10日の世界自殺予防デーには『街頭キャンペーン』も実施する予定です。

これからも、自殺へと追い込まれる方をひとりでも減らせるように、全力で取り組んでいきます。

ただ、政治・行政だけが全力を尽くしても、自殺を減らすことはできません。

あなたの気づきがあって、初めて誰かの苦しみに気づくことができます。

あなたの一言によって、あなたの大切な誰かは大きな苦しみからふと逃れることができるのです。

どうか、あなたの力を貸して下さいね。



横須賀市内で自殺未遂をした方を「市外へ救急搬送した件数」がゼロになりました/自殺未遂者支援

治療後のケアの必要性を考えれば、自殺未遂をした方々は市内で医療を受けられるようにしたい

自殺未遂をした方々が運良く発見・救急搬送されて、体そのものは治療によって回復しても、再び自殺をする確率は極めて高いことが知られています。

およそ10〜30人に1人は再び自殺をする、という調査結果も報告されています。

自殺へと追い込まれた背景には複数の要因があるのですが、それらの要因の解決に向けた支援が必要です。

そこで、横須賀市では救急救命センターと協力して、自殺未遂者支援を実施してきました。

救急救命センターに搬送された方々に、入院中からアプローチし、退院後の『生きる支援』を行なっていくのです。

しかしこの方法には、1つ大きな欠点があります。

横須賀市は『市内』の救急救命センターとの提携によって支援を実施しているので、もしも『市外』へと搬送されてしまうと、この支援の枠からこぼれ落ちてしまうのです。

『市外』へ搬送されることは、自殺未遂をした方々に限らず、どんな病気でも起こる一般的なことです。

そもそも救急救命センターに空きベットが無いケース(フジノ作成)

そもそも救急救命センターに空きベットが無いケース(フジノ作成)


119番通報によって救急車に来てもらえても、市内の救急救命センターのベットに空きが無い場合には、空きベットがある市外の病院へ搬送されることがあります。

治療後も入院が必要だが空きベットがなく市外に転院せざるを得ないケース(フジノ作成)

治療後も入院が必要だが空きベットがなく市外に転院せざるを得ないケース(フジノ作成)


また、治療を行なって入院できても、もっと症状の重い患者さんが搬送されてくればセンターにはベットが必要になります。

そこでひととおりの治療が終わっていれば、未遂をした方であっても、他の病院に転院していただくしかありません。この時、市内に空きベットが無ければ、市外の病院に転院せざるをえません。

こうして、横須賀市の自殺未遂者支援の仕組みからこぼれ落ちてしまうのです。



支援の枠組みから外れてしまうケースを出さない為のフジノの提案

フジノは、何とかして『市外への搬送によって未遂者支援の枠組みから外れてしまうケース』を無くせないか、と考えてきました。

そこで、こんな提案も市議会で行なってきました。

2013年6月10日・教育福祉常任委員会
question(フジノ)
自殺未遂者支援について、健康づくり課と地域医療推進課にあわせて質問します。

横須賀市では、自殺未遂者支援に非常によく取り組んでいただいています。

先日、関係病院、つまり自殺未遂をした方々が搬送される病院のメディカルソーシャルワーカーの方々と意見交換をする機会がありました。

救急車で搬送されて救急救命センターに来ても、残念ながら大半がセンターで受けられなかったり、あるいはセンターで受けても、すぐに横浜市等の市外の病院に転院せざるを得ないような状況がある。

その為、せっかく自殺未遂者支援の仕組みがあっても、関われない方も複数おられる、とのことでした。

そんな中、「どうか市立病院で1ベッドでいいから、自殺未遂者の方を受けられるようなベッドを確保できないだろうか」というお話をいただきました。

僕は「まさにそれはそのとおりだな」と思って、御提案をお聞きしました。

本市では、そういった実態を把握しておられるかということと、ベッドを確保することが可能なのか、健康づくり課長と地域医療推進課長に伺いたいと思います。

answer(保健所健康づくり課長)
今現在、横須賀共済病院と連携して『自殺未遂者対策』をやっておりますけれども、その辺のベッドの有る無しについては、健康づくり課としては情報として今まで頂いておりません。
answer(地域医療推進課長)
市立病院でそういった自殺未遂者用の為のベッドを確保できないか、という御質問だったと思います。

4月からうわまち病院では救急救命センターを開設しましたけれども、現在は20ベッドです。

その中で特定の為に1つ空けておくということは難しいかなと思います。

1ベッドがあったことで救える命というのもありますので、状況の中で、空きがあれば、受け入れることはあるかと思います。

けれども、自殺未遂者支援用に必ず1ベッドをあけておくということは、運用上難しいかなと思います。

question(フジノ)
僕の質問から地域医療推進課長はイメージを共有して下さり、ありがとうございます。

僕は、精神科のドクターも常駐しておられるようになったこともあってうわまち病院をイメージしていたのですが、現状の救急救命センターは20床しか無い厳しさというのも承知しております。

今後の検討課題として、ぜひ研究していただけないかと思っております。

ぜひ御検討をお願いいたします。

自殺未遂だけでなく全ての怪我や疾患の重症度の高い方の為にベットは使うべきものであり、自殺未遂に限定した目的ではベットをキープすることはできない、という答弁でした。



2013年の市外への搬送がゼロ件になりました

それから半年が経った先日、最新の統計データが発表されました。

この問題について良い変化がありましたので、報告いたします。

下の横須賀市消防局が公表した最新のデータ(2013年・医療機関別搬送人員)をご覧下さい。

『自殺未遂』で救急搬送された132名がどこの病院へ搬送されたかを示したデータです。

横須賀市消防局消防・救急課「医療機関別搬送人員」より

横須賀市消防局消防・救急課「医療機関別搬送人員」より


『市外』へ搬送された方々はゼロになりました!

これは、

  1. 2013年は、自殺未遂をした方々が前年より21%減少したこと
  2. 2013年4月から、うわまち病院の救急救命センターがスタートしたこと

による成果だとフジノは分析しています。

特に、この4年間、自殺未遂によって救急搬送された方々の数は減少し続けているのですが、これは横須賀市による支援の効果が現れてきたのだと思います。

そもそも救急救命センターに空きベットが無いケース(フジノ作成)

そもそも救急救命センターに空きベットが無いケース(フジノ作成)


こうして『市外』に搬送される方がゼロになったということは、未遂者支援を進めていく上で『こぼれ落ちてしまうケース』を無くしていくことにつながります。

とても良い結果につながることだとフジノは嬉しく感じます。



次は「市外への転院」を把握する必要がある

その一方で、こちらの②のケースについては統計データそのものがありません。

治療後も入院が必要だが空きベットがなく市外に転院せざるを得ないケース(フジノ作成)

治療後も入院が必要だが空きベットがなく市外に転院せざるを得ないケース(フジノ作成)


今後の対策として、フジノは『市外への転院を把握する方法』や『市外へ転院した未遂者の方々への支援策』などを考えていきます。

全国の自殺対策関係者のみなさまへ

ここで報告したデータですが、今まではこのデータに関心を持つ人は、たぶん市内では数名(フジノと消防局と救急救命センターの方々くらい)しか存在しませんでした。

でも、ものすごく大切なデータです。

自殺対策には、いくつものいくつもの細かな取り組みが必要です。

今回報告したような取り組みも、自殺対策の重要な対応の1つです。

全国の自殺対策にかかわる有志のみなさま。どうか、あなたのまちの救急搬送のデータをぜひ調べて下さい。

国もようやく未遂者支援の取り組みをスタートさせていますが、細やかな調査や対策を実施できるのは現場に最も近いみなさまです。

ぜひあなたのまちのデータを把握して、あなたのまちの対策に活用して下さい。

どうかよろしくお願いします!



医療・福祉・行政の「多職種合同研修会」へ

今日は、逸見のウェルシティへ向かいました。『在宅療養を支えるみなさんのための多職種合同研修会(第2回)』へ参加しました。

この研修会はフジノにとって、今年度の重要施策のひとつで、とても注目しています。

今年度は4回開催します。

第1回は9月に開かれたのですが、定員いっぱいの参加で、熱気にあふれていたそうです(その様子はチーム衣笠のブログをご覧下さい)。

多職種合同研修会へ

今回も申し込みスタートから数日で定員を超える応募があって、多くの方々をお断りせざるをえない状況でした。

会場は、19時のスタート前から満員でした。医療・福祉・行政など様々な立場の方々200名が集合してくれました。

満員の会場

現場でお忙しいみなさんがこうして一同に会して下さったことは、大変ありがたいことです。深く感謝しております。

この取り組みについて、少し説明します。

横須賀市にとっては、健康部地域医療推進課の『地域医療連携推進事業』(予算72万円)の1つです。

平成24年度当初予算説明資料・健康部より

2012年度当初予算説明資料・健康部より

同時に、国のモデル事業でもあります。

『地域包括ケア』を実現する為に、2012年度の厚生労働省が行なっている、大きな2つの取り組みがあります。

このうち、医政局が中心になってすすめているのが『在宅医療連携拠点事業』です。下の図では右側の枠にあたります。

地域包括ケア体制について

このモデル事業に手を挙げた全国の取り組みの中から105の事業者が選ばれました。そのうち、神奈川県から選ばれた3つの事業がありました。

3つのうち2つが『横須賀市医師会』チーム衣笠『社会福祉法人日本医療伝道会』、いわゆる衣笠病院グループです)でした。

横須賀市の目指す『地域包括ケア』の方向性と、モデル事業として選ばれた『横須賀市医師会』『チーム衣笠』が目指している方向性は同じでした。

そこで、それぞれがバラバラに取り組むよりも、より高い効果が得られるように3者が合同して取り組みを行なうことにしました。

その1つがこの『多職種合同研修会』なのです。

さて、今夜の様子に戻ります。

まず、衣笠病院の鈴木博院長先生から『主催者あいさつ』がありました。

続いて、ショートプレゼンテーションとして、『退院時の在宅医療連携』のタイトルで5人の方々から発表が行なわれました。

ショートプレゼンテーション

続いて、ここからが今夜の本番です。会場のみなさんが6〜8人ずつ26のグループに分かれて、グループディスカッションを行ないました。

退院時の在宅医療連携の課題をそれぞれにあげてもらい、続いてその課題をどうやって具体的に解決していかれるかを話し合いました。

グループディスカッション

参加しているメンバーは、実際に病棟で働いているドクターや看護師、医療相談室のMSW(メディカルソーシャルワーカー)、ケアプランをたてるケアマネージャー、地域包括支援センターの方々、高齢者福祉施設の方々、地域で診療をしておられるドクター、訪問看護をしている看護師、訪問介護をしているホームヘルパー、薬剤師、歯科医など、まさに『地域包括ケア』を担うプレーヤーのみなさんです。

高い問題意識でかなり突っ込んだ議論が熱心に繰り広げられていました。

そして、ディスカッションの時間が終わると、26グループがそれぞれ30秒ずつ議論の結果を発表していきました。

最後に、毎回恒例の『名刺交換会』でした。

今回はゲーム感覚を取り入れて楽しんで知りあいを増やしてほしい、ということで、「一番多く名刺交換をした方に賞品がでます」とアナウンスされました。

そして、なんとトップに立ったのは、先日意見交換をさせて頂いた横須賀市薬剤師会理事の塚本久美さんでした!

さすが!

地域包括ケアを実現するには、もちろんシステムを構築する必要があります。

けれどもシステム構築以前に、やはりあらゆる職種の方々がお互いを知り、お互いを信頼しあうことが不可欠です。

さんは、それをまさに実践して頂いたなぁと感嘆。名刺を持たないフジノの所にもあいさつに来て下さって、「フジノさんもちゃんと名刺持った方がいいよ」と言われてしまいました。本当そうですね!

今回の『多職種合同研修会』で痛感させられたことは、「やっぱり『尾道方式』の退院前カンファレンスはすごいのだ」ということでした。

ディスカッション後の発表では、26グループのほとんどが『退院前カンファレンス』の必要性を述べていました。そして、現状ではみんな「やらなければならない」と感じているのに、実際には日々の業務に忙殺されて実現できていないということでした。

横須賀では、やりたいと誰もが考えていながらやれていない。尾道では、やるべきだと誰もが理解していて1994年からずっと退院前カンファレンスを続けてきている。

この差は、とんでもなく大きな事なのだと改めて痛感させられました。

11月10日の活動日記では、フジノはこんなことを書きました。

だから『当たり前のこと』であるはずの『尾道方式』が特別にすごい取り組みとして評価されるのです。

しかも1994年に『尾道方式』がスタートしてから20年も経つのに、自分の暮らす地域ではそんなケアカンファレンスなんて、ほとんど行なわれていないのです。

だから、『尾道方式』がすごいすごいと全国で評価されている...。

2012年に生きている僕たちは、もはや『尾道方式』がすごいなんて言わない世の中にいなければいけないはず。それができていない。

『当たり前のこと』が当たり前として成されていない社会だから、『当たり前のこと』が20年経っても『特別なすごいこと』として評価されている。

早くこんな現実を変えなければ。早くこんな社会を変えなければ。

それが今日、フジノが最も強く学んだことでした。

今夜の研修会でも、このことを再び学びました。

何とかして「やらねばならないと分かっているけどできない」を変えて、実際にできるようにしなければ!

横須賀のみなさん、一緒にがんばっていきましょうね!
今夜はおつかれさまでした!

今夜の様子を『チーム衣笠』のブログでも紹介して下さっています。こちらもあわせてご覧下さい。

横須賀市が自殺未遂へと追い込まれた方々の支援をスタートします!

自殺未遂へと追い込まれた方々の支援がスタートします!

自殺予防対策をメインの政策とする政治家フジノにとって、『自殺未遂』へと追い込まれた方々への支援は、重要な課題です。

このまちでは、自殺対策への様々な取り組みが先進的に行われています。

例えば自殺対策関係者のネットワーク組織づくりや、広報・啓発活動にはかなり力を入れてきましたし、自死遺族の方々への支援にも取り組んできました。

しかし、残念ながら、『自殺未遂へと追い込まれた方々への支援』だけは、初当選した2003年からずっと提案を続けてきたのですがほとんど実現してきませんでした。

今フジノ自身が憶えているだけでも、本会議では03年12月、06年5月、06年9月、09年3月、委員会では05年12月と、様々な角度から具体策を提案してきました。

なかなか動き出せない『自殺未遂へ追い込まれた方々の支援』は、いつもフジノにとって重要な課題として存在してきました。

昨年のタウンニュース紙(09年3月)『市政展望』でのインタビューでも

今後は、自殺未遂をした方の再発防止に取り組み、さらに自殺対策の専門窓口を設置、コーディネーターを配置したい。

と答えています。

さらに過去の活動日記を見ても、数ヶ月に1度は必ず「未遂者対策が必要だ」「全く不十分だ」と記しています。

けれども、ようやくみなさまに『大きな進展』を報告できます!

それは

『自殺未遂者対策検討会』の設置と開催

です!



未遂へと追い込まれた方々の『生きる支援』に向けて

自殺未遂へと追い込まれてしまった方々が救急で搬送される時こそが、再発を防ぐ為の最大の危機介入のタイミングなのだから、救急と、搬送先の病院や救急救命センターと、保健所とが搬送された直後から連携してサポートできる体制を作るべきだ

と訴えてきました。

この『自殺未遂者対策検討会』はそうしたフジノの提案がほぼ実現した形です(具体的にはこちらこちらをご覧下さい)。

実現までに6年もかかってしまいましたが、率直にうれしいです。

この対策検討会は『自殺対策連絡協議会』の分科会としての位置づけです。

対策検討会メンバーは、

自殺対策連絡協議会から、委員長である大滝先生(湘南病院副院長)と、副委員長であり県立保健福祉大学の長雄順教授、

さらに、医師会の救急部会長である江畑先生、横須賀共済病院の救急救命センターの鈴木センター長、同センターの山形看護師長、精神科の柴田部長、医療相談室の中田室長、

横須賀市消防局の消防救急課から牛尾課長、事務局は保健所健康づくり課です。

現在の横須賀市の精神科救急における主要な方々がほぼ入っており、フルメンバーと言って良い顔ぶれです。

第1回目の検討会は、今月14日に開催されました(PDFファイルでのプログラムとメンバー表はこちら)。

この対策検討会は横須賀市の自殺と自殺未遂の実態についてのリアルな実態が検討される場でして、

事例の報告の内容などは個人が特定されかねない情報がとても多いので、一般的な傍聴は基本的に不可です。

また、同じ理由からいくつかの資料についてはフジノはここには掲載いたしません。

けれども、リアルな実態からしか本当に有効な対策が打ち出すことはできません。

対策検討会は今年度中(3月末まで)はもう1度開催される予定です。

そこでは、『自殺未遂者ケアフローチャート』案が正式に決定される予定です。

フローチャート案その1

フローチャート案その1


なんとか亡くならずにすんだ未遂の方々に対して、搬送先の病院やセンターに入院している時点でご本人の同意が得られたならば、保健所の精神保健福祉相談員がすぐに訪問をさせていただきます。

未遂に追い込まれた方々の体の傷は回復したとしても、そのまま同じもとのストレスフルな生活環境へと戻っていけば再び自殺へと追い込まれかねません。

そこで保健所の精神保健福祉相談員が問題のある状況を解決する為に、必要な専門機関に責任をもってつなげさせていただくのです。

こうして、本人(ご家族も含めて)の生活環境の困難や問題を解決していくことで再発を防いでいくのですね。

全国的に有名な岩手県の高度救急救命センター方式とほぼ同じ方法を、横須賀市の場合は、市と民間病院とが協力して行なう予定です。

こうした取り組みがついに横須賀市で行なわれることは、フジノは政治家として活動してきて本当に良かったと感じています。

まだ具体的な実践に向けては解決しなければならないことがありますが、自殺未遂へと追い込まれてしまった方々への支援は必ずスタートします。

1人でも多くの方の救われるべきいのちが本当の意味で守られることをこころから願っています。