横須賀市の広報紙「広報よこすか」の1面全体に「性的な多様性」「性的マイノリティ」の特集が掲載されました

今月の「広報よこすか」は「性的な多様性」の特集号です

本日11月1日に発行された『広報よこすか』2018年11月号の表紙をご覧ください。

性的マイノリティに関する基礎知識や横須賀市の取り組みなどを紹介

性的マイノリティに関する基礎知識や横須賀市の取り組みなどを紹介


『性的な多様性の保障』やいわゆる性的マイノリティについて、全16ページ中、表紙と4ページの一部を充てています。

広報よこすか4ページには「性的マイノリティの啓発・支援」の記事も掲載

広報よこすか4ページには「性的マイノリティの啓発・支援」の記事も掲載


広報よこすか2018年11月号をPDFファイルでご覧いただけます。こちらをクリックして下さい)

市の広報課とも意見交換をしたのですが、

「全国的にみても市の広報紙の1面全てに『性的な多様性の保障』を掲載したのは、極めて珍しいのではないか」

「他都市の事例も調べたが、性的マイノリティに関する啓発目的のチラシやリーフレットは珍しくないが、市民全員に配布される市全体の広報紙ではほぼ初めてではないか」

とのことでした。



物足りない内容かもしれませんが、大きな一歩です

当事者のみなさまや関係者のみなさまは「この程度の内容ではあまりにも物足りない」とお感じのことと思います。

けれども市役所的には極めて画期的なことなのです。

全ての部局が様々なお伝えたい情報であふれており、月1回わずか16ページしかない広報紙の紙面は、まさに争奪戦です。

掲載する内奥は広報課の編集会議で決めていきます。

ただ、年間スケジュールで毎年掲載することが決まっている記事もあるので(例えば今月号で言えば決算の説明などですね)、自由な紙面は本当に限られています。

フジノは、担当課である人権・男女共同参画から「広報よこすかに掲載したいと考えています」と数ヶ月前にお聴きしていました。

しかし、まさか1面全体を取れるとは想像していませんでした。

(人権・男女共同参画グッジョブ!)。

本当に、画期的な出来事なのです。



無関心こそ政治・行政の最大の敵、様々な反響をお待ちしております

フジノがヒアリングをした限りでは、今の高校生は『広報よこすか』を全く読みませんし、そもそも存在自体知りません。

また、過去のアンケート調査でも10~20代はほとんど『広報よこすか』を読まないことも分かっています。

残念ながら、今回の特集記事は若い世代にはたぶん届かないことでしょう。

けれどもフジノは、今も紙ベースの『広報よこすか』を毎月丁寧に熟読して下さっている世代のみなさまにこそ、この特集記事を読んでほしいと願っています。

セクシュアリティについての世代間の意識の違いは、確実にあります。

特に当事者との接点が無い方の場合、年代が上がることに性別二元論や固定的な性別役割の意識が強くなります。

50代、60代、70代、80代、90代~の方々が今月号をご覧になって、どのような感想を抱かれたか、ぜひお聴きしたいです。

今年、LGBTs関連施策実施自治体として横須賀市は全国トップになりました。

しかしその実態は、「命を守ること」を最優先に掲げるフジノがひとりきりで11年かけて訴え続けてきた様々な施策を、歴代の理解ある行政職員のみなさんとともに実施してきたに過ぎません。

緊急的な対応を最優先に取ってきたので、市民全体の意識が変わるような取り組みはパネル展示や図書コーナーの設置など、ごくわずかです。

こうした取り組みも、もともと関心のある方々や人権意識の高い方は目にするでしょうけれど、一般の方々は目にとめても記憶にさえ残っていないと思います。

そんな中、新たな一歩として『広報よこすか』の表紙を打ち出しました。

広報よこすかに掲載された内容に対して、毎月様々な反響が市民の方々から寄せられます。

『性的な多様性』に対して肯定的であれ否定的であれ、市民の意識に働きかけることが目的です。

フジノたち政治・行政の最大の敵は、無関心にこそあります。

その無関心を突破できるか、今ようやく小さな一歩を踏み出しました。

果たしてどうなるか。楽しみです。



「SOGI」であることによって生じている事例を募集している「住宅に関する意見募集」について/市長への一般質問の発言通告書(その3)

(前の記事から続いています)

市長への一般質問の「発言通告書」を提出しました

今回の一般質問では、大きく分けて3つの質問をします。

その最後となる3問目をご紹介します。

3. 「SOGI」に関する「住宅に関する意見募集」について

本市ホームページ中の『性的マイノリティ』のコーナーに本年9月1日から新たに掲載された『住宅に関する意見募集』は、画期的な取り組みだが、残念ながら現在の文章では抽象的すぎる。

住宅に関する意見の募集

住宅に関する意見の募集


文面は

「住宅を借りる場合などにおいて、性的マイノリティであることによって生じていると考えられる事例等についてご意見を募集します。お寄せいただいた声を施策に反映するよう努めます。募集期間:平成28年9月1日~平成28年12月31日」

というものだ。


これまでの議会での質疑やいわゆる性的マイノリティとされる当事者の方々と本市の『意見交換会』でのやりとりを知っておられる方々であれば、同性カップルや同性パートナーが大家や不動産店に住宅を貸してもらえなかった体験や同性パートナーでは公営住宅に入居できない現状などが浮かぶだろう。
 

しかし、こうした本市の動きをご存じでない方は、これを読んでもどのような事例や意見を書けばよいのか分からないのではないか。

(1) 本市がどのような目的で意見募集をしており、どのような事例が挙げられることを意図しているのか、より具体的に文章を変更すべきではないか。


(2) 残念ながら本市が「住宅に関する意見募集」をしていることを知っている方は、極めて少ない。そこで、意見募集をしている事実を今後いかにして広報していくのか。『広報よこすか』での周知を初め、さらなる広報が必要ではないか。


(3) 集まった意見はどのような場でどのように活用していくのか。

発言通告書に記した質問の要旨は以上です。

今回の一般質問は2日間(9月21日・23日)に分かれていて、フジノがどちらの日に質問をするかは9月20日開催の『議会運営委員会』で決まります。

全力でがんばります!



性的な多様性を保障する為のさらなる取り組みの必要性について/2015年予算議会でのフジノの質疑(その4)

予算議会で市長・教育長に対して行なう質問を紹介します

(前の記事から続いています)

2.性的な多様性を保障するためのさらなる取り組みの必要性について


 (1)「多様な性、知っていますか?」パネル展示の2年間の効果の分析と、2015年度におけるパネル展示の開催場所の拡大、特に児童・生徒の目に触れる学校への展示の必要性について

  いわゆる『性的マイノリティ』とされる方々のことを正しく理解していただくとともに、「多様性が保障される社会こそあるべき社会なのだ」と広く市民の皆様に啓発する活動として、本市は2013年度から『「多様な性、知っていますか?」パネル展示』を実施してきた(2013年度2014年度)。

多様な性、知っていますか?

多様な性、知っていますか?

【質問】
ア 市役所北口玄関ホールと図書館において開催してきた『「多様な性、知っていますか?」パネル展示』の2年間の効果を、どのように分析・評価しているか。




【質問】
イ 2015年度は『パネル展示』を市役所だけではなく、小中学校・高校・特別支援学校など、児童・生徒にじかに目に触れる場所に積極的に掲示していくべきではないか。

  また、公共施設については、図書館だけではなく、行政センター・コミュニティセンターを初めとするあらゆる場所への拡大が必要ではないか。



(2) 10~20代を対象にした『性的マイノリティ当事者の交流会事業』の参加者をさらに増加させるための、積極的な広報の必要性について



 本市は、いわゆる『性的マイノリティ』とされる方々のうち、特に10~20代の自傷行為・自殺未遂・自殺の多さを重要課題と認識し、『自殺対策推進事業』として2014年度から『当事者の交流会事業』をNPOに委託開催してきた。

「2014年度当初予算説明資料・健康部」より

「2014年度当初予算説明資料・健康部」より


この『CafeSHIPポートよこすか』は、参加者の満足度が極めて高い事業効果の大きな有効な取り組みだと確信している。
 
Cafe SHIP ポートよこすか

Cafe SHIP ポートよこすか


しかし、現在の広報手段(広報よこすか・市ホームページへの掲載、ツイッターでの発信のみ)では、対象である10~20代へ情報が極めて届きづらい。

例えば市の公式ツイッター。リツイートは2件だけ、お気に入りは1件しか付いていない

例えば市の公式ツイッター。リツイートは2件だけ、お気に入りは1件しか付いていない


どれだけ重要な取り組みを実施しても、その実施が知られなければ実施していないのと同じだ。

これまでも何度も教育委員会と議論を重ねてきたが、改めて広報手段について改善を提案したい。

【質問】
ア 参加対象である10~20代の方々に最も優先的にリーチできる広報手段が必要だと考えるが、市長はどうお考えか。

 具体的には、青少年関係の取り組みを行っている様々な団体への周知を初め、町内会・自治会の掲示板へのポスター掲示や、子ども会関係者に周知すべきではないか。

 また、いわゆる性的マイノリティとされる方々の当事者活動や家族会活動をしているNPOなどに、積極的に広報の依頼をしていくべきではないか。


【質問】
イ 市内学校の校舎内や保健室などへのポスター掲示や生徒・保護者へのチラシ配布の必要性について、教育長はどうお考えか。

 これまでの答弁を繰り返すのではなく、子どもの命と心の健康を守る観点から、改めて実現可能性はないのかを議論した上でご答弁いただきたい。


ウ 教育長は、この取り組みが実施されていることを教育委員会委員・学校校長会・人権担当教諭に報告し、理解を求めたか。

 また、全ての教職員に対してこの取り組みが実施されていることをきちんと説明する機会を持ったのか。

次の記事に続きます)



横須賀中央で「自殺予防週間」の街頭キャンペーン/世界自殺予防デー2014&自殺予防週間

「自殺予防週間」初日、自殺対策街頭キャンペーンを行ないました

今年も横須賀中央駅前にて『自殺対策の街頭キャンペーン』を行ないました。

平成26年自殺対策街頭キャンペーン

横須賀市では、毎年80人前後の自殺者がおり、自殺に至るほどに苦しんだご本人、そして遺族の方や、周りの方も深刻な影響を受けています。

多くの自殺は、個人の自由な意思や選択の結果ではなく、様々な悩みにより心理的に「追い込まれた末の死」と言われております。

追い込まれている方の存在やSOSのサインに気づき、その人の思いに耳を傾け、必要に応じ支援してくれる場につなぐことが、自殺防止に有効であると考えます。

自殺の危険に「気付き、傾聴し、つなぎ、見守る人」がゲートキーパーです。

今年度は『私も、「ゲートキーパー」』と題して、街頭キャンペーンを開催し、広く周知いたします。

  • 開催日時:平成26年9月10日 17~18時
  • 開催場所:京浜急行横須賀中央駅周辺地域(改札前Yデッキを含む)

横須賀市では平成20年度より、ボランティアと共に市内にある京浜急行の駅の街頭で、自殺対策と冊子『よこすか心のホットライン』をアピールするキャンペーンを行っております。

(横須賀市のプレスリリースより)

9月10日の『世界自殺予防デー』にあわせて、また『自殺予防週間』の様々な取り組みのスタートです。

横須賀市の自殺対策シンボルマーク「カタバミ」がプリントされたTシャツ

横須賀市の自殺対策シンボルマーク「カタバミ」がプリントされたTシャツ


横須賀市の自殺対策シンボルマーク『カタバミ』がプリントされたTシャツを来て、フジノもワイデッキに向かいました。



たくさんの市民ボランティアが参加して下さっています

この『街頭キャンペーン』のメンバーは、『横須賀市自殺対策連絡会』に所属するあらゆる関係機関だけではありません。

たくさんの市民ボランティアの方々にも毎年ご参加いただいています。

配布するリーフレットの準備をするみなさん

配布するリーフレットの準備をするみなさん


毎年『広報よこすか』8月号に募集記事を載せたり、1度参加して下さった方には「今年もぜひご参加を」と呼びかけたり、チラシなどで募集をしています。

「広報よこすか」2014年8月号より

「広報よこすか」2014年8月号より


今年はさらに横須賀市の公式ツイッターアカウントで告知もしました。

横須賀市公式ツイッターアカウントでの呼びかけ

横須賀市公式ツイッターアカウントでの呼びかけ


ただ、リツイート数が8しかなくて、そのうち1つはフジノです(涙)もっともっと広報の工夫をしないといけないですね…。

リーフレットを配布するフジノ

リーフレットを配布するフジノ


本日はリーフレット一式合計1,072部、配布することができました。

『街頭キャンペーン』、ぜひ来年はあなたも参加してみてくださいね!



「自殺予防週間」の取り組みはこれからも続きます

この『街頭キャンペーン』だけでなく、市内の各図書館には今年も『特設コーナー』が設置されます。

市内3図書館で自殺予防関連図書の企画展示を開催中です

市内3図書館で自殺予防関連図書の企画展示を開催中です


さらに広報よこすか9月1日号でもお知らせしたとおり、いくつもの講演会・研修が開催されます。

「広報よこすか」2014年9月1日号より

「広報よこすか」2014年9月1日号より


『ゲートキーパー養成研修会』が2回行われるのですが、どちらも講師の方が素敵でオススメです。

「毎年もらってるよ」とおっしゃる方もたくさんいました

「毎年もらってるよ」とおっしゃる方もたくさんいました


1時間の配布を終えた後も、いろいろな立場の参加者の方々と意見交換をしました。

街頭キャンペーンに参加したみなさんで記念撮影

街頭キャンペーンに参加したみなさんで記念撮影


3月・9月のこうした大がかりな『街頭キャンペーン』は、年2回の外向けの取り組みに過ぎません。

横須賀市はいつも市民のみなさまのお困り事やお悩みを一緒に考えさせていただこうと、様々な専門家や相談窓口を常にオープンしています。

どうかあなたのまわりに苦しみや困難を感じておられる方がいらしたら、ぜひ横須賀市の相談窓口をご紹介ください。

よろしくお願いします。



横須賀中央で「自殺予防週間」の街頭キャンペーン、小雨の中、40名も参加してくれました/世界自殺予防デー2013&自殺予防週間

「世界自殺予防デー」と「自殺予防週間」の取り組み

今日は、WHOが定めた『世界自殺予防デー』です。

世界自殺予防デー

世界自殺予防デー


そして、わが国では今日9月10日から16日まで『自殺予防週間』です。


毎年、横須賀市では『世界自殺予防デー』と『自殺予防週間』の取り組みを行なっています。

広報よこすか2013年9月号より

広報よこすか2013年9月号より


今年のテーマは

私も「ゲートキーパー」

です。



小雨の中、街頭キャンペーンに40名もの参加者が集合

今日は、横須賀中央ワイデッキにて、街頭キャンペーンが行なわれました。

小雨の降る中でしたが、市の関係部署をはじめ、民間の医療機関、NPO、市民ボランティアの方々などたくさんの方々が参加して下さいました。

左から「自殺対策連絡会」会長・大滝先生、吉田市長、保健所健康づくり課長

左から「自殺対策連絡会」会長・大滝先生、吉田市長、保健所健康づくり課長


今年は、なんと40名もの方々が参加して下さいました。

フジノは声が枯れてガラガラになってしまいました

フジノは声が枯れてガラガラになってしまいました


40名です!

この参加人数の多さは、かつてひとりきりでスタートしたフジノにとっては感動そのものです。



2005年の市議会で街頭キャンペーンの実施をフジノは提案しました

もともとフジノはひとりきりで街角で『自殺予防キャンペーン』を続けてきました。

さらに、2005年5月31日、フジノは市長への一般質問で「世界自殺予防デーの積極的な活用を」と提案しました。

そして、蒲谷市長がそれに応えてくれて、2008年から『自殺対策街頭キャンペーン』がスタートしました。

約40名の方々で活動を行ないました

約40名の方々で活動を行ないました


2005年に提案した当時は、こんなにも大きな形で『世界自殺予防デー』に取り組みが行なわれるようになるとは思えませんでした。

現在の姿は、長年にわたる取り組みが多くの方々に理解をしてもらえたからこそだと、とてもありがたい気持ちです。

そしてとにかく大切なことは

  • 1人きりでも始めること
  • 1人きりでも続けること

だと、改めて確信しました。

フジノはこれからも頑張り続けていきます!



3月の「自殺対策強化月間」に向けて横須賀市の取り組みをご紹介します/新たに「モデル地区を設定して戸別訪問」を行ないます

来月3月は「自殺対策強化月間」です

みなさまのお手元に『広報よこすか』2月号は届いたでしょうか。

今年も3月は『自殺対策強化月間』です。

広報よこすか2月号より

広報よこすか2月号より


横須賀市においても2010年から3月は取り組みを改めて強化しています。

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今年も市民のみなさまに向けた『講演会』『街頭キャンペーン』を開催いたしますので、ぜひいらして下さい。



講演会のおしらせ

『生き難さに寄り添う講演会~ゲートキーパー養成研修~』

日付タイトル場所申し込み
締切
3月7日(木)
14時~15時45分
生き難さを抱え自ら命を絶つ人の現状と対策の必要性保健所2階第1研修室2月28日
3月11日(月)
14時~15時45分
傾聴3月4日
3月22日(金)
14時~15時45分
様々な生き難さ―しかし、立ち向かえない人もいる―3月17日

定員:先着70人。事前申込制です。

2月11日(祝日)以降に電話でコールセンター(822)2500)までお申し込み下さいね。



街頭キャンペーンのおしらせ

そして、『街頭キャンペーン』です。

自殺対策街頭キャンペーン

  • 3月6日(水)17:00〜 京急汐入駅前
  • 3月13日(水)17:00〜 京急北久里浜駅前
  • 3月15日(金)17:00〜 京急横須賀中央駅前

今年もフジノは参加しますよー!

2012年9月の街頭キャンペーンでのフジノ

2012年9月の街頭キャンペーンでのフジノ


3月はずっと予算議会のまっただなかですし、予算委員会の終了は夕方過ぎなので、スタート時間には間に合わないかもしれませんが、必ず3日間行きたいと思います。



新たな取り組み「モデル地区の設定と戸別訪問」

これまで『街頭キャンペーン』は、配布する場所を毎年増やしてきました。市内全ての駅で配布した年もあります。

でも、数を増やすのはいったんストップします。

2013年度は、駅前での街頭キャンペーンは2駅にとどめる予定です。

そのかわり、新たに『モデル地区』を設定して『個別訪問』を実施する予定です!

今まではリーフレット『横須賀こころのホットライン』を駅前で毎回2000部ほどお配りしてきました。

これをただ手渡しする今までの方法に加えて、さらにモデル地区において個別にお宅を訪問して、実際にその『利用の仕方』をご説明する、という方法を予定しています。

どうか横須賀市の取り組みを見守っていて下さいね。



本日2012年10月1日、障がい者虐待防止法が施行されました/横須賀市にも障害者虐待防止センターがオープン

障がい者虐待防止法が施行されました

今日からついに障がい者虐待防止法が施行されました!

『広報よこすか』10月1日号にも記事が掲載されていましたね。

広報よこすか10月1日号より

広報よこすか10月1日号より


市民のみなさま、虐待を無くす為のパートナーとして、今日からぜひ力を貸して下さいね!

障がい者虐待防止センターが10月1日にスタートします/権利擁護学習会「障がい者虐待防止を考える~絶対に虐待を許さない為に」へ

障がい者虐待防止を考える勉強会へ

今日は、汐入にある総合福祉会館へ向かいました。

神奈川県横須賀・三浦障害保健福祉圏域・地域生活ナビゲーション事業・権利擁護学習会『障がい者虐待防止を考える~絶対に虐待を許さない為に~』に参加しました。

神奈川県横須賀・三浦渉外保健福祉圏域地域生活ナビゲーション事業・権利擁護学習会へ

神奈川県横須賀・三浦渉外保健福祉圏域地域生活ナビゲーション事業・権利擁護学習会へ


虐待から人々を守る為の法律はこれまですでに2つ作られました。

  1. こどもたちを守る→児童虐待防止法(2000年)
  2. 高齢の方々を守る→高齢者虐待防止法(2005年)



しかし、もう1つの大切な法律である障がいのある方々への虐待防止法だけ法整備が遅れていました。

昨年6月に『障がい者虐待防止法』がようやく成立して、ついに今年10月1日から施行されます!

権利擁護学習会「障害者虐待防止を考える~絶対に虐待を許さないために~」

権利擁護学習会「障害者虐待防止を考える~絶対に虐待を許さないために~」

法律が作られるずっと前から先進的なNPOなどによって、『福祉オンブズパーソン』の取り組みが進められてきました。

今日の講師を勤められた高山直樹さんが理事をしておられるNPO湘南ふくしネットワークオンブズマンは福祉オンブズ活動の先駆者として全国に知られています。

(フジノも2003年に『福祉オンブズマン養成講座』を受講しました)

けれども、やはりそうしたNPOなどの活動を支える上でも、法整備が成されることはとても重要です。

フジノが初めて『障害者虐待防止法案』の動きを聴いたのが2005年くらいのこと。

超党派の国会議員の方々が一生懸命に法案を作ったのに、時の政局によってなかなか実現してきませんでした。かれこれ6年以上かかってしまったのですが、ついに10月から施行(スタート)します!

「NPO湘南ふくしネットワークオンブズマン」前理事長の高山直樹さん

「NPO湘南ふくしネットワークオンブズマン」前理事長の高山直樹さん


今日の講師は、NPO湘南ふくしネットワークオンブズマンの高山直樹さん(前理事長・現理事、東洋大学教授)です。

この分野に全く光があたらなかった頃から、ずっと権利擁護の大切さを広く世間に訴え続けてきて下さった方です。障がいのある方々への虐待についてだけでなく、差別・偏見・スティグマを無くす為の取り組みを進めてきて下さいました。

そして、『対世間』だけでなく、つらい想いをしていながらも閉ざされた空間で起こることが多い被害に対して、自らはなかなか声のあげづらい障がいのある本人(当事者のみなさん)に対しても「そんな想いをしている時には、声をあげていいんだよ」とずっと伝えてきて下さった方です。

本人が苦しい想いをしている時に「苦しい」と伝えられるようになることは、とても大切です。

また、本人の伝えることができない想いをまわりが汲み上げられるようになることもとても大切です。

今は、表面化しない虐待があまりにも多く存在しています。大切なことは、それらを全てオープンにすることです。

今日の学習会でも、参加対象は当事者のみなさんがメインでした。

対話とワークショップがメインでした

対話とワークショップがメインでした


そして高山先生との対話やワークショップでの語り合いを通して、虐待とは何か、どうやって伝えていくか、などをみんなで共有していきました。



市民のみなさまにも「通報する義務」があります

この法律は、市民のみなさまにもカンケーがあります。

障がいのある方々への虐待があった/見た/知った時は誰もが通報する義務が課せられます。

10月1日からは、今これを読んで下さっているあなたにも通報する義務が課せられるのです。その方が障がい者手帳を持っているかどうかは全くカンケーありません。

でも『虐待』ってどんなことでしょう?



虐待には5種類あります

そこで、みなさまに分かりやすく知っていただく為に下の4つの事例をぜひ見ていただきたいと思います。
↓<

経済的虐待心理的虐待
身体的虐待性的虐待

(手をつなぐ育成会・会報より引用させていただきました)

上に挙げた事例は全て『虐待』にあたります。

こういう事例をあなたも目にしたことがありませんか?

フジノは確かに見たことがあります。日常の中に虐待はありふれていると言っても間違いないと思います。

今回の法律では虐待は下の5つに分かれています。


(1)身体的虐待
(2)性的虐待
(3)心理的虐待
(4)放棄・放任(ネグレクト)
(5)経済的虐待




誰から虐待を受けているか、3つの分類

さらに、誰からの虐待を受けているかで3つに分類されています。

(1)養護者による虐待
家族の中の虐待。例えば、家族、親族、同居人など。

(2)従事者などによる虐待
施設の中の虐待。例えば、通所・入所施設、作業所、グループホームなど。

(3)使用者による虐待
働いている職場での虐待。例えば、障がいのある方々を雇用している民間企業や特例子会社など



通報の後の対応の流れ

さて、実際に虐待が起こって通報が成された場合、下のような枠組みで対応が行われます。

「虐待への対応の流れ」厚生労働省の資料より

「虐待への対応の流れ」厚生労働省の資料より





横須賀市に新たに「障害者虐待防止センター」がオープン

そして、10月1日から新たに横須賀市にも『障害者虐待防止センター』がスタートします。

福祉部・障がい福祉課・地域生活支援係の2人の職員が兼務ではありますが、『センター』の担当になります。

通報の電話番号は046(822)8249です。

市役所が開いている時間帯はその2人の職員が担当します。

市役所が閉まっている時間帯は、夜間の警備員窓口から担当者へと電話が回される形です。

虐待の認定、一時保護、成年後見制度の市長申し立てなど対応をスピードをもって行なう必要があります。

これからどんどんこの法律とセンターについて市民のみなさまにお知らせしていきます。まずは『広報よこすか』10月号でのお知らせや、市HPへの掲載、チラシも作って配布します。

さらに、施設職員向けの研修会も行ないます。出前トークも受け付けます。

「家庭訪問等個別支援事業」厚生労働省の資料より

「家庭訪問等個別支援事業」厚生労働省の資料より


この法律は、起こった虐待への対応だけでなく、虐待が起こることを未然に防ぐ為のものでもあります。

特に、虐待が生まれやすい家庭の中の状況を、家族をより強く支援していくことを打ち出しています。

『障害者の虐待の防止、障害者の擁護者に対する支援等に関する法律』

というのがこの法律の正式な名前ですが、法律の名前の後半部分には「擁護者への支援」が明記されています。

国は、上の図で紹介した取り組みをはじめとして連携協力体制を整備したり、専門性を強化する為の事業を2012年度は4億2000万円の予算をかけて行なっていきます。

市は、相談・指導・アドバイスなどの支援をはじめ、ショートスティの利用、ホームヘルパーの派遣、家族会への参加やカウンセリングの利用を勧めたりしていきます。



市民のみなさまも虐待防止のパートナーです

さらに知りたい方は中山秀征さんの東京FMのラジオ番組(政府広報です)で曽根直樹さんが分かりやすく解説してくれています。ぜひこちらを聴いてみて下さいね。

10月1日から、あなたも一緒に障がいのある方々への虐待を防ぎ無くしていくパートナーです。どうぞよろしくお願いします!