パートナーシップ制度導入の議論に性的マイノリティ当事者の生の声をもっと反映させましょう!/当事者団体「多様な性にYESの日横須賀」が横須賀市へ要請書を提出・意見交換しました

当事者団体「多様な性にYESの日横須賀」代表とともに人権・男女共同参画課へ要請書の提出と意見交換に訪れました

今日フジノは、性的マイノリティ当事者団体『多様な性にYESの日横須賀』の代表とともに、市民部の人権・男女共同参画課を訪れました。

『パートナーシップ制度の導入』『横須賀市人権施策推進指針の改定』についての要請書を提出し、意見交換をする為です。

人権・男女共同参画課長に要請書を手渡す「多様な性にYESの日横須賀」代表(左)

人権・男女共同参画課長に要請書を手渡す「多様な性にYESの日横須賀」代表(左)


1980年代から障がいのある方々の当事者団体のスローガンとして使われてきた

『私たちの事を私たち抜きで決めないで(Nothing About us without us)』

という言葉があります。

今ではあらゆる当事者活動のスローガンになっています。

横須賀市による『パートナーシップ制度の導入』も『人権施策推進指針の改定』も、性的マイノリティ当事者のみなさまに直接関わりのある取り組みです。

パートナーシップ制度ができることは素晴らしいことですが、当事者の声ぬきにつくられてはいけません。

そこで、当事者団体として生の声を行政に届ける為に、今日の要請書の提出と意見交換を行なうことになりました。

2時間にわたって、とても密度の濃い、良い意見交換ができたと思います。



パートナーシップ制度導入の議論に、性的マイノリティ当事者の声がもっと必要です!

2017年9月議会での上地市長による答弁を受けて、現在、横須賀市ではパートナーシップ制度(同性カップル等パートナーシップ制度)の導入に向けた議論をスタートしています。

議論の場は『人権施策推進会議』です。

委員は合計10人ですが、メンバーのバックグラウンドは様々です。

その中に、いわゆる性的マイノリティ当事者の委員は飯田亮瑠さんひとりきりしか居ません。

名前 所属
委員長
西村 淳
神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部教授 新任
職務代理者
多田 幸子
横須賀市人権擁護委員会常務委員 再任
飯田 亮瑠 性的マイノリティー支援団体 ダイビーノン代表 新任
石 節子 公募市民 新任
植田 威 NPO情報セキュリティーフォーラム 新任
大友 朋子 神奈川県弁護士会 新任
小林 優人 公募市民 再任
杉本 脩子 全国自死遺族総合支援センターグリーフサポートリンク代表 新任
早坂 公幸 一般社団法人神奈川人権センタ一事務局長 新任
堀越 君枝 北下浦地区民生委員児童委員協議会会長 新任

日頃から講演・啓発活動を行なっておられる飯田さんは、セクシュアリティに関する専門家です。

けれどもセクシュアリティは本当に多様であって、人の数だけ存在します。

メディアでよく使われている単語に『LGBT』というものがありますが、人を4つ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に分けることはできません。

実際はこんな区分に分けられずに、もっとバラエティに富んでいるのがセクシュアリティです。

横須賀市の行政としては飯田さんの専門性に期待して委員に委嘱をした訳ですが、全ての性自認・性的指向をおひとりに代表させることはそもそも無理があります。

『私たちの事を私たち抜きで決めないで(Nothing About us without us)』のスローガンのとおりで、市内の当事者団体がこうして生の声をじかに行政にぶつけることは、すごく大切なソーシャルアクションだと思います。



より良い制度をつくる為に、当事者のみなさまの声をお待ちしております

あさって15日には、もう1つの当事者団体『よこすかにじいろかれー』のみなさんが人権・男女共同参画課を訪れます。

「よこすかにじいろかれー」のツイッターより

「よこすかにじいろかれー」のツイッターより


生の声、リアルな想いを、行政に届けていただけることはフジノにとって本当にありがたいことです。

さらに、団体に所属しておられない、市内に暮らしておられる圧倒的多数のいわゆる性的マイノリティ当事者のみなさまにお願いがあります。

ぜひあなたの声をお声を聞かせて下さい。

より良いパートナーシップ制度をつくる為にも、ぜひもっとたくさんの当事者の方々の声を伝えていきたいとフジノは願っています。

人権・男女共同参画課はいつでもご意見をお待ちしておりますし、フジノに伝えていただいてもOKです。

次回、パートナーシップ制度を議論する『人権施策推進会議』は

  • 9月11日(火)15:00〜

です。

傍聴も心からお待ちしております!



同性カップル等パートナーシップ制度の導入へ向けて市長が正式に諮問しました/人権施策推進会議(2018年度第1回)

同性カップル等パートナーシップ制度の導入へ向けて市長から「諮問」がなされました

ついに本日、市長から正式に『諮問書』が出されました!

『同性カップル等パートナーシップ制度』の導入について『人権施策推進会議』に答申を求めたのです。

同性カップル等パートナーシップ制度に関する諮問書

同性カップル等パートナーシップ制度に関する諮問書


全文を記します。

横市人第23号
平成30年(2018年)7月9日

横須賀市人権施策推進会議委員長様

横須賀市長 上地克明

横須賀市の人権施策に関する意見について(諮問)





『横須賀市人権施策推進指針』は、『横須賀市人権都市宣言』の人権尊重の理念に基づき、人権施策推進のガイドラインとして平成21年1月に策定しました。

策定後、10年近くが経過し、社会情勢の変化により人権課題は複雑化、多様化しており、指針も時代に即した内容が必要となっています。

また、性の多様性を尊重する取り組みとして、同性カップルが自由な意思によるパートナーシップ宣誓を行い、市が証明書を発行する制度の導入についての要望が出ています。

このような状況を踏まえ、下記の事項について、貴会議のご意見を賜りたく、人権施策推進会議条例第1条の規定により諮問します。

【諮問事項】

  1. 『横須賀市人権施策推進指針』の改定について

  2. 『同性パートナーシップ制度』について




これによって、今回から『人権施策推進会議』は同性カップル等パートナーシップ制度について議論をしていきます。



ここまで、長い道のりでした

フジノが『性的な多様性の保障』に取り組み始めて11年くらいになります。

まず徹底したのは、こどもたちの命を守ることでした。

優先順位をつけて取り組みを進め、まずは教育委員会への提案を中心に行ないました。

そして、教育委員会との様々な取り組みが軌道に乗ってきた頃、フジノは大人への取り組みにも並行して動き始めました。

フジノが『性的な多様性の保障』に取り組み始めたスタートの頃から、同性婚のかわりに何とか地方議員として実現できることはないかと考え続けてきました。

国が『同性婚』に舵を切る様子は全くありません。

しかし、国が全く動かなくとも、地方自治体としてできることがあるはずだと考えました。

(自殺対策へ取り組んできた経験から、国が動かなくとも地方自治体が先んじてできることはたくさんあることを知っていました)

そう考えて、いろいろな国々の取り組みを調べてきました。

こうしてフジノは、まず2013年3月議会でこのような提案をしました。

「同性カップルを横須賀市長が祝福する取り組みを行なうべきではないか」

そう、証明書ではありません。

『祝福する』という提案をしました。

今でこそパートナーシップ制度は全国に広まりつつあります。

いくつもの自治体が証明書を交付しています。

しかし、フジノが提案をした2013年3月当時はパートナーシップ制度に関する議会質問は、全国でほぼゼロでした。

フジノが調べた限りでは唯一、2012年6月8日の渋谷区議会・本会議で長谷部健議員(当時)が証明書の発行を提案した質問のみです。

今でこそ渋谷区は条例を持っています。

しかし当時の区長の答弁は

「難しいことをいうようでございますけれども、自治事務の範囲内として考えることはできるのかどうか、その辺についても研究する必要があるだろうと、このように思っております」

という極めて消極的なものでした。

その後もしばらくの間、渋谷区議会では動きがありませんでした。

一方、今では渋谷と同じく日本のパートナーシップ制度をリードする世田谷区ではどうだったか。

上川あや議員が初めて提案の質問を行なったのは、2014年9月議会なのでした。

当時、フジノが参考にしたのはドイツのハンブルク市が行なっていた『ハンブルク婚』でした。

ハンブルク市が条例によって同性カップルのパートナーシップ登録をできるようにしたものです。

まさに現在の日本のパートナーシップ制度ととても良く似ている仕組みです。

日本では国が動かない。

それならばあくまでも横須賀だけで実現できることを目指そうと考えた時に、とても有効だと感じました。

けれども渋谷区議会での質疑と答弁を見ると

「証明書の発行などの正面突破は難しいか」

とフジノは考えました。

そこでフジノなりに必死に考え出したアイディアが、『市役所の一室で市長が祝福をする』という方式です。

『市長が祝福をすること』は「実際には公的承認と同じ意味だ」と考えたのです。

証明書という『名』は取れなくても、『実』を取ろうと考えたのでした。

しかし、吉田市長は全く動きませんでした。

あらゆる別の角度からも提案を繰り返しました。何度も何度も提案をしました。

前市長は、かたくなに拒否し続けました。

その間に、渋谷区や世田谷区が2015年11月からパートナーシップ証明書の交付をスタートさせました。

無念でした。

けれども昨年2017年7月、想いを同じくする上地新市長が就任しました。

そして最初の質問の機会である2017年9月議会でさっそく提案をしたのです。

2017年9月議会での一般質問より抜粋

フジノの質問

一方、本市では今も同性カップル等の願いは置き去りにされたままです。

だから本市は選ばれないまちであり、世田谷区のような取り組みを進める自治体へみな引っ越していくのです。本当に情けないことだと思います。

しかし、上地市長が誕生しました。

多様性を前提とした共生社会の実現を目指す「誰も一人にさせないまち」を最終目標とするのが上地市長です。

前市長とは異なり、上地市長ならば、この公的承認の持つ重要な意義を理解して下さり、現に存在するたくさんの人々が愛する人との関係性さえ公的に認められない理不尽さを変えて下さると信じています。

そこで伺います。

【質問1】
今こそ本市も同性カップル等のパートナーシップ宣誓書を受領し、受領書を発行する公的承認の取り組みを実施していくべきではないでしょうか。

お答え下さい。


【質問2】
また、検討にあたっては要綱制定による世田谷方式での迅速な実行を強く推奨しますが、あわせてお答え下さい。

上地市長の答弁

【答弁1】
次に、同性カップル等のパートナーシップを本市が公的に認める取組みを始めることおよびその為の要綱制定についてです。

同性パートナーシップを公的に認める取組みについては、他都市の事例において携帯電話の契約など、効果がみられたことは承知しています。

さきほど藤野議員がおっしゃったようなことはよく理解しているつもりです。

この制度を本市も導入するかについては、やはり当事者の意向を伺いながら、『人権施策推進会議』において議論をしながら、前向きには進めていきたいというふうには考えています。


【答弁2】
なお、『要綱』による制度の内容については世田谷区など関係自治体からの運用状況などを聞きながら、研究をしてまいりたいというふうに考えます。

この上地市長の答弁がようやく今日実現して、『人権施策推進会議』での議論がスタートするのです。



ここからが新たなスタートです

ここまで本当に長い道のりでした。

しかし、ここからが新たなスタートです。

『人権施策推進会議』で配布された資料や当日の様子などを見ると、まだまだ苦難の道のりになりそうです。

具体的には次回のブログで改めて報告します。

どうか市民のみなさま、『人権施策推進会議』に注目して下さい。

よろしくお願いいたします!



こんな審議日程と改正内容で納得できますか?/「男女二元論」の男女共同参画推進条例に「性的な多様性」を明確に位置づける為に男女共同参画審議会がついにスタート(その2)

前の記事から続いています)

事務局が示した改正案にフジノは落ち込みました

続いて、事務局による『横須賀市男女共同参画推進条例の改正案』が示されました。

左側が現在の条例、右側が事務局による改正案です。

赤い太文字に蛍光ペンを引いたのが、具体的に改正する文言にあたります。

男女共同参画推進条例

現行の条例 事務局が示した改正案
前文 前文
 男女が共に喜びと責任を分かち合い、生き生きと暮らせる平和な社会を実現することはすべての人々の願いであり、職場、学校、地域その他のあらゆる場で共に活躍することができること及び子育て、介護については家族を構成する男女が互いに協力し、社会全体として担うことが、成熟した豊かな21世紀の社会を創るための最重要課題といえます。

 本市では、横須賀市基本計画の中に男女共同参画の形成を位置づけ、性別格差の解消や対等な参画機会の確保に向け多くの取組みを続けてきました。

 しかし、いまなお性別によって役割を分ける慣行や、それを助長する制度の存在は、実質的な男女の平等を大きく妨げております。横須賀市を構成する、市、市民及び事業者は、これを早急に改善すべき問題として認識し、協働して、あらゆる手立てを講じていく必要があります。


 一方、地方分権が進む中、市は必要なことは自らの条例で定め、市民と共に真の住民自治を実現していくことが求められています。

 こうした状況を踏まえ、本市では、だれもが性別にかかわらず個人として尊重され、あらゆる分野における活動に男女が協力し、互いに個性と能力を発揮し、その利益を享受できる社会を実現するために、この条例を制定するものです。

 性別などにかかわらず共に喜びと責任を分かち合い、生き生きと暮らせる平和な社会を実現することはすべての人々の願いであり、職場、学校、地域その他のあらゆる場で共に活躍することができること及び子育て、介護については家族が互いに協力し、社会全体として担うことが、成熟した豊かな21世紀の社会を創るための最重要課題といえます。

 本市では、横須賀市基本計画の中に男女共同参画の形成を位置づけ、性別格差の解消や対等な参画機会の確保に向け多くの取組みを続けてきました。

 しかし、いまなお性別によって役割を分ける慣行や、それを助長する制度の存在は、実質的な男女の平等を大きく妨げております。また、性的指向や性自認等を理由とする差別や偏見等の課題もあり、横須賀市を構成する、市、市民及び事業者は、これを早急に改善すべき問題として認識し、協働して、あらゆる手立てを講じていく必要があります。

 一方、地方分権が進む中、市は必要なことは自らの条例で定め、市民と共に真の住民自治を実現していくことが求められています。

 こうした状況を踏まえ、本市では、全ての人が、性別等にかかわらず個人として尊重され、あらゆる分野における活動に男女が協力し、互いに個性と能力を発揮し、その利益を享受できる社会を実現するために、この条例を制定するものです。

目的 目的
第1条
 この条例は、男女共同参画の推進に関し基本理念、責務、市が実施する施策の基本的な事項等を定め、市、市民及び事業者が協働し、男女共同参画の着実な推進を図り、もって、だれもが性別にかかわらず個人として尊重され、家庭生活及び地域生活並びに職業生活において、主体的に行動できる社会を形成することに寄与することを目的とする。
第1条
 この条例は、男女共同参画の推進に関し基本理念、責務、市が実施する施策の基本的な事項等を定め、市、市民及び事業者が協働し、男女共同参画の着実な推進を図り、もって、全ての人が性別等にかかわらず個人として尊重され、家庭生活及び地域生活並びに職業生活において、主体的に行動できる社会を形成することに寄与することを目的とする。
定義 定義
第2条
 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 男女共同参画 男女が性別にかかわらず個人として尊重され、家庭生活及び地域生活並びに職業生活において対等に参画し、並びに個性及び能力を発揮し、それらの利益を享受し、かつ、共に責任を負うことをいう。






(2) 事業者 本市の区域内に事務所又は事業所を有する個人又は法人その他団体をいう。

(3) 協働 市、市民及び事業者が、共通の目標を達成するために、継続的で対等な協力関係を形成し、それぞれが単独で行うよりもよい効果をあげるように、能力、情報等を提供し合うことをいう。

(4) 暴力 ドメスティック・バイオレンス(夫婦、恋人等の親密な関係並びに離婚をし、又は婚姻が取り消された後の関係及び婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にあった者が、事実上離婚したと同様の事情に入った後の関係において行われる身体的、精神的、経済的等の強制)、セクシュアル・ハラスメント(相手が望まない性的な言動により、不利益を与え、又は生活環境を害すること)、強かん、ストーカー行為、放置、無視等の心身に有害な影響を及ぼす行為をいう。

第2条
 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1) 男女共同参画 全ての人が性別等にかかわらず個人として尊重され、家庭生活及び地域生活並びに職業生活において対等に参画し、並びに個性及び能力を発揮し、それらの利益を享受し、かつ、共に責任を負うことをいう。

(2) 性別等  生物学的な性別及び性自認(自己の性別についての認識をいう。以下同じ。) 並びに性的指向(どの性別を恋愛の対象にするかを表すものをいう。以下同じ。)をいう。

(3) 事業者 本市の区域内に事務所又は事業所を有する個人又は法人その他団体をいう。

(4) 協働 市、市民及び事業者が、共通の目標を達成するために、継続的で対等な協力関係を形成し、それぞれが単独で行うよりもよい効果をあげるように、能力、情報等を提供し合うことをいう。

(5) 暴力 ドメスティック・バイオレンス(夫婦、恋人等の親密な関係並びに離婚をし、又は婚姻が取り消された後の関係及び婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にあった者が、事実上離婚したと同様の事情に入った後の関係において行われる身体的、精神的、経済的等の強制)、セクシュアル・ハラスメント(相手が望まない性的な言動により、不利益を与え、又は生活環境を害すること)、強かん、ストーカー行為、放置、無視等の心身に有害な影響を及ぼす行為をいう。

基本理念 基本理念
第3条 
 市、市民及び事業者は、次の各号に掲げる事項を実現するために、協働して男女共同参画を推進するものとする。

(1) 何人も、性別にかかわらず個人として尊重され、いかなる場合においても暴力及び不利益な扱いを受けることなく、自由に生き方が選択できること。

(2) 何人も、性別にかかわらず社会の構成員として、市の施策及び社会のあらゆる分野における方針の立案及び決定に参画する機会が確保されること。

(3) 何人も、性別による固定的な役割分担を助長するような制度及び慣行をなくすように努力すること。


(4) 家族を構成する男女が互いに協力し、社会の支援のもとに、子育て、介護その他の家庭生活における責任及び役割を対等に果たすことができること。

第3条 
 市、市民及び事業者は、次の各号に掲げる事項を実現するために、協働して男女共同参画を推進するものとする。

(1) 全ての人が、性別等にかかわらず個人として尊重され、いかなる場合においても暴力及び不利益な扱いを受けることなく、自由に生き方が選択できること。

(2) 全ての人が、性別等にかかわらず社会の構成員として、市の施策及び社会のあらゆる分野における方針の立案及び決定に参画する機会が確保されること。

(3) 全ての人が、性別による固定的な役割分担を助長するような制度及び慣行をなくすように努力すること。

(4) 家族を構成する全ての人がが互いに協力し、社会の支援のもとに、子育て、介護その他の家庭生活における責任及び役割を対等に果たすことができること。

市の責務 市の責務
第4条
 市は、基本理念に基づき、男女共同参画の推進を市の主要な施策として、総合的に実施する責務を有する。

2 市は、男女共同参画を推進するための情報を積極的に提供しなければならない。この場合において、個人に関する情報の取扱いに関しては、横須賀市個人情報保護条例(平成5年横須賀市条例第4号)に基づき、必要な措置を講じなければならない。

3 市は、男女共同参画の推進に関する施策を実施するに当たり、市民及び事業者と協働するとともに、国及び他の地方公共団体と連携するよう努めなければならない。

4 市は、自らが率先し、男女共同参画の実態把握と検証に努め、男女共同参画を推進しなければならない。

第4条
 市は、基本理念に基づき、男女共同参画の推進を市の主要な施策として、総合的に実施する責務を有する。

2 市は、男女共同参画を推進するための情報を積極的に提供しなければならない。この場合において、個人に関する情報の取扱いに関しては、横須賀市個人情報保護条例(平成5年横須賀市条例第4号)に基づき、必要な措置を講じなければならない。

3 市は、男女共同参画の推進に関する施策を実施するに当たり、市民及び事業者と協働するとともに、国及び他の地方公共団体と連携するよう努めなければならない。

4 市は、自らが率先し、男女共同参画の実態把握と検証に努め、男女共同参画を推進しなければならない。

市民の責務 市民の責務
第5条
 市民は、自ら男女共同参画について学び、生活の中で意識及び行動を見直すよう努めなければならない。

2 市民は、男女共同参画の推進に関する施策に係る市の意思決定過程に参画し、その推進の担い手として、市及び事業者と協働するよう努めなければならない。

第5条
 市民は、自ら男女共同参画について学び、生活の中で意識及び行動を見直すよう努めなければならない。

2 市民は、男女共同参画の推進に関する施策に係る市の意思決定過程に参画し、その推進の担い手として、市及び事業者と協働するよう努めなければならない。

事業者の責務 事業者の責務
第6条
 事業者は、就労者に男女の差別的な取扱いをすることなく能力を発揮するための機会を確保し、事実上の不利益な取扱いをせず、その成果に対し適正な処遇を与えるよう努めなければならない。

2 事業者は、就労者が個々の能力を十分発揮できるよう、子育て、介護等の家庭生活及び地域生活並びに仕事を両立できる環境整備に努めなければならない。

3 事業者は、男女共同参画推進の取組状況について、市の求めに応じ、報告するものとする。

第6条
 事業者は、就労者に性別等によるの差別的な取扱いをすることなく能力を発揮するための機会を確保し、事実上の不利益な取扱いをせず、その成果に対し適正な処遇を与えるよう努めなければならない。

2 事業者は、就労者が個々の能力を十分発揮できるよう、子育て、介護等の家庭生活及び地域生活並びに仕事を両立できる環境整備に努めなければならない。

3 事業者は、男女共同参画推進の取組状況について、市の求めに応じ、報告するものとする。

性別による人権侵害の禁止 性別による人権侵害の禁止
第7条
 何人も、いかなる場合においても、男女の差別的な取扱い及び暴力による人権侵害を行ってはならない。
第7条
 全ての人は、いかなる場合においても、性別等によるの差別的な取扱い及び暴力による人権侵害を行ってはならない。
基本的施策 基本的施策
第8条
 市は、男女共同参画を推進するため、次の各号に掲げる基本的施策を行うものとする。

(1) 男女が相互に協力し、子育て、介護等の家庭生活及び地域生活並びに職業生活の両立ができるよう必要な支援に努めること。

(2) 暴力による被害者を救済し、その自立を支援するため、相談を受け、情報提供を行い、関係機関との連携に努めるとともに、暴力を防止するため福祉関係者、医療関係者等の体制づくりに寄与すること。

(3) 学校教育、社会教育等のあらゆる分野の教育の場において、男女共同参画の推進が図られるよう努めること。

(4) 横須賀市市民協働推進条例(平成13年横須賀市条例第3号)に基づき、男女共同参画を推進する活動を行う市民公益活動団体を支援し、及び育成すること。

(5) 市民及び事業者に対し、男女共同参画の推進を阻害する、性別による固定的な役割分担を助長し、及び暴力を容認する表現を用いないよう理解及び協力を求めていくこと。

(6) 社会のあらゆる分野に参画する機会及び能力の発揮を促す学習機会の提供等を通じ、男女間の格差をなくすよう努めること。

(7) 市は、自ら率先して男女共同参画を推進し、及びその取組経過を公表することで、事業者のモデルとなるよう努めること。

第8条
 市は、男女共同参画を推進するため、次の各号に掲げる基本的施策を行うものとする。

(1) 全ての人が相互に協力し、子育て、介護等の家庭生活及び地域生活並びに職業生活の両立ができるよう必要な支援に努めること。

(2) 暴力による被害者を救済し、その自立を支援するため、相談を受け、情報提供を行い、関係機関との連携に努めるとともに、暴力を防止するため福祉関係者、医療関係者等の体制づくりに寄与すること。

(3) 学校教育、社会教育等のあらゆる分野の教育の場において、男女共同参画の推進が図られるよう努めること。

(4) 横須賀市市民協働推進条例(平成13年横須賀市条例第3号)に基づき、男女共同参画を推進する活動を行う市民公益活動団体を支援し、及び育成すること。

(5) 市民及び事業者に対し、男女共同参画の推進を阻害する、性別による固定的な役割分担を助長し、及び暴力を容認する表現を用いないよう理解及び協力を求めていくこと。

(6) 社会のあらゆる分野に参画する機会及び能力の発揮を促す学習機会の提供等を通じ、男女間の格差をなくすよう努めること。

(7) 市は、自ら率先して男女共同参画を推進し、及びその取組経過を公表することで、事業者のモデルとなるよう努めること

基本計画の策定 基本計画の策定
第9条
 市は、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、基本的な計画(以下「基本計画」という。)を策定するものとする。

2 市長は、基本計画を策定し、又は変更しようとするときは、第23条第1項に規定する横須賀市男女共同参画審議会に諮問しなければならない。

3 市長は、基本計画を策定し、又は変更したときは、速やかにこれを公表するものとする。

4 市長は、策定し、又は変更した基本計画の進ちょく状況を管理するとともに、進ちょく状況の内容を分析し、それらの結果を毎年1回以上公表するものとする。

第9条
 市は、男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、基本的な計画(以下「基本計画」という。)を策定するものとする。

2 市長は、基本計画を策定し、又は変更しようとするときは、第23条第1項に規定する横須賀市男女共同参画審議会に諮問しなければならない。

3 市長は、基本計画を策定し、又は変更したときは、速やかにこれを公表するものとする。

4 市長は、策定し、又は変更した基本計画の進ちょく状況を管理するとともに、進ちょく状況の内容を分析し、それらの結果を毎年1回以上公表するものとする。

男女平等専門委員 男女平等専門委員
第10条
 男女共同参画の推進に当たり公正かつ中立的な立場で迅速な問題解決に資するため、本市に、男女平等専門委員(以下「委員」という。)を置き、定数を3人とする。

2 次に掲げる者は、委員に対し、書面により苦情、相談等を申し出ることができる。

(1) 市が実施する男女共同参画に関する施策又は男女共同参画社会の形成に影響を及ぼすと認められる施策について不服がある者

(2) 市内で男女共同参画の推進を阻害する要因により人権が侵害された者又は侵害されるおそれのある者

3 委員の任期は、2年とする。

4 市長は、優れた識見を有する者のうちから委員を選任する。

第10条
 男女共同参画の推進に当たり公正かつ中立的な立場で迅速な問題解決に資するため、本市に、男女平等専門委員(以下「委員」という。)を置き、定数を3人とする。

2 次に掲げる者は、委員に対し、書面により苦情、相談等を申し出ることができる。

(1) 市が実施する男女共同参画に関する施策又は男女共同参画社会の形成に影響を及ぼすと認められる施策について不服がある者

(2) 市内で男女共同参画の推進を阻害する要因により人権が侵害された者又は侵害されるおそれのある者

3 委員の任期は、2年とする。

4 市長は、優れた識見を有する者のうちから委員を選任する。

委員の職務等 委員の職務等
第11条
 委員は、関係者の同意を得て、前条第2項の苦情、相談等に基づき、必要に応じその内容を調査し、是正等の措置を講ずるよう関係者に要請し、又は関係機関へ引き継ぐことができる。

2 市長は、必要と認めるときは、委員の職務の遂行を補助する者を置くことができる。

3 市、市民及び事業者は、委員の職務遂行について積極的に協力するよう努めなければならない。

第11条
 委員は、関係者の同意を得て、前条第2項の苦情、相談等に基づき、必要に応じその内容を調査し、是正等の措置を講ずるよう関係者に要請し、又は関係機関へ引き継ぐことができる。

2 市長は、必要と認めるときは、委員の職務の遂行を補助する者を置くことができる。

3 市、市民及び事業者は、委員の職務遂行について積極的に協力するよう努めなければならない。

委員の報告等 委員の報告等
第12条
 委員は、第10条第2項の申出の処理状況等に関し報告書を作成し、市長に提出するものとする。

2 市長は、毎年1回以上前項の報告に関する概要を公表するものとする。

第12条
 委員は、第10条第2項の申出の処理状況等に関し報告書を作成し、市長に提出するものとする。

2 市長は、毎年1回以上前項の報告に関する概要を公表するものとする。

委員の責務 委員の責務
第13条
 委員は、職務上知り得た個人に関する情報の取扱いに関しては、横須賀市個人情報保護条例に基づき、必要な措置を講じなければならない。

2 委員は、公平かつ誠実に職務を遂行し、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。

第13条
 委員は、職務上知り得た個人に関する情報の取扱いに関しては、横須賀市個人情報保護条例に基づき、必要な措置を講じなければならない。

2 委員は、公平かつ誠実に職務を遂行し、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。

男女共同参画推進拠点の設置 男女共同参画推進拠点の設置
第14条
 市は、男女共同参画に関する施策の推進並びに市、市民及び事業者の協働の拠点となる施設(以下「推進施設」という。)を設置する。
第14条
 市は、男女共同参画に関する施策の推進並びに市、市民及び事業者の協働の拠点となる施設(以下「推進施設」という。)を設置する。
推進施設の位置及び名称 推進施設の位置及び名称
第15条
 推進施設の位置及び名称は、次のとおりとする。

位置 横須賀市本町2丁目1番地

名称 デュオよこすか

第15条
 推進施設の位置及び名称は、次のとおりとする。

位置 横須賀市本町2丁目1番地

名称 デュオよこすか

館長等 館長等
第16条
 推進施設に次の職員を置く。

(1) 館長

(2) その他必要な職員

第16条
 推進施設に次の職員を置く。

(1) 館長

(2) その他必要な職員

休館日 休館日
第17条
 推進施設の休館日は、12月29日から翌年の1月3日までとする。

2 市長は、特に必要があると認めるときは、前項の規定にかかわらず、臨時に休館日を変更し、又は設けることができる。この場合において、その都度推進施設前にその旨を掲示するものとする。

第17条
 推進施設の休館日は、12月29日から翌年の1月3日までとする。

2 市長は、特に必要があると認めるときは、前項の規定にかかわらず、臨時に休館日を変更し、又は設けることができる。この場合において、その都度推進施設前にその旨を掲示するものとする。

使用時間 使用時間
第18条
 推進施設の使用時間は、午前9時から午後8時までとする。ただし、日曜日の使用時間は、午前10時から午後5時までとする。

2 市長は、必要があると認めるときは、前項の使用時間を変更することができる。

第18条
 推進施設の使用時間は、午前9時から午後6時までとする。


2 市長は、必要があると認めるときは、前項の使用時間を変更することができる。
使用許可 使用許可
第19条
 推進施設を使用しようとする者は、市長の許可を受けなければならない。ただし、その使用が次の各号のいずれかに該当する場合は、使用を許可しない。

(1) 公の秩序を乱し、又は善良な風俗を害するおそれがあると認められるとき。

(2) 推進施設の建物又は附属設備をき損するおそれがあると認められるとき。

(3) 管理上支障があると認められるとき。

(4) その他市長が適当でないと認めるとき。

2 市長は、管理上必要があると認めるときは、前項の使用許可について条件を付することができる。

第19条
 推進施設を使用しようとする者は、市長の許可を受けなければならない。ただし、その使用が次の各号のいずれかに該当する場合は、使用を許可しない。

(1) 公の秩序を乱し、又は善良な風俗を害するおそれがあると認められるとき。

(2) 推進施設の建物又は附属設備をき損するおそれがあると認められるとき。

(3) 管理上支障があると認められるとき。

(4) その他市長が適当でないと認めるとき。

2 市長は、管理上必要があると認めるときは、前項の使用許可について条件を付することができる。

使用許可の取消し等 使用許可の取消し等
第20条
 市長は、推進施設の使用の許可を受けた者(以下「使用者」という。)が次の各号のいずれかに該当する場合は、使用の許可を取り消し、使用を制限し、又は使用の停止を命じなければならない。

(1) 使用許可の条件に違反したとき。

(2) この条例又はこの条例に基づく規則に違反したとき。

(3) 前条第1項ただし書に規定する理由が発生したとき。

第20条
 市長は、推進施設の使用の許可を受けた者(以下「使用者」という。)が次の各号のいずれかに該当する場合は、使用の許可を取り消し、使用を制限し、又は使用の停止を命じなければならない。

(1) 使用許可の条件に違反したとき。

(2) この条例又はこの条例に基づく規則に違反したとき。

(3) 前条第1項ただし書に規定する理由が発生したとき。

原状回復の義務 原状回復の義務
第21条
 使用者は、推進施設の使用を終了したときは、直ちに原状に復さなければならない。ただし、市長において原状に復さないことを承認したときは、この限りでない。
第21条
 使用者は、推進施設の使用を終了したときは、直ちに原状に復さなければならない。ただし、市長において原状に復さないことを承認したときは、この限りでない。
行為の禁止 行為の禁止
第22条
 推進施設においては、特別の設備、装飾、物品の販売、寄付金の募集その他これらに類する行為をしてはならない。ただし、市長の許可を受けたときは、この限りでない。
第22条
 推進施設においては、特別の設備、装飾、物品の販売、寄付金の募集その他これらに類する行為をしてはならない。ただし、市長の許可を受けたときは、この限りでない。
男女共同参画審議会 男女共同参画審議会
第23条
 次に掲げる事項を担任するため、本市に地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定による附属機関として、横須賀市男女共同参画審議会(以下「審議会」という。)を設置する。

(1) 男女共同参画の推進及び進ちょくに関することについて、市長等の執行機関の諮問に応じ、審議し、及び答申すること。

(2) 男女共同参画の推進に関する重要事項について調査及び審議を行い、市長等の執行機関に意見を述べること。

2 審議会は、公募市民、事業者及び学識経験者を含む15人以内をもって組織する。ただし、男女いずれか一方の委員の数は、委員総数の10分の4未満であってはならない。

3 委員の任期は、2年とする。ただし、補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

4 前3項に定めるもののほか、審議会の運営について必要な事項は、規則で定める。

第23条
 次に掲げる事項を担任するため、本市に地方自治法(昭和22年法律第67号)第138条の4第3項の規定による附属機関として、横須賀市男女共同参画審議会(以下「審議会」という。)を設置する。

(1) 男女共同参画の推進及び進ちょくに関することについて、市長等の執行機関の諮問に応じ、審議し、及び答申すること。

(2) 男女共同参画の推進に関する重要事項について調査及び審議を行い、市長等の執行機関に意見を述べること。

2 審議会は、公募市民、事業者及び学識経験者を含む15人以内をもって組織する。委員の男女構成については、男女それぞれに偏りがないように配慮しなければならない。

3 委員の任期は、2年とする。ただし、補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

4 前3項に定めるもののほか、審議会の運営について必要な事項は、規則で定める。

その他の事項 その他の事項
第24条
 この条例の施行について必要な事項は、市長が定める。
第24条
 この条例の施行について必要な事項は、市長が定める。
附則 附則
 この条例は、平成31年4月1日から施行する。ただし、第18条の規定は、平成31年7月1日から施行する。



ものすごく長い文章を読んで下さってありがとうございます。

フジノはこの事務局による改正案を読んだ時、率直にとても落ち込んでしまいました。



フジノが落ち込んだ理由について

全国の自治体のほとんどが『男女共同参画条例』という名前を使っています。そして、性的指向や性自認について一切触れていない条例が96.7%にのぼります(谷口洋幸先生による2016年調査)。

今回、横須賀市は全国でわずか3%しか存在しない『性的指向・性自認を明記する条例』へ改正することになります。

それなのに『条例の名前』が改正されません。

世の中には男女しか存在しないという『男女二元論』にもとづいたタイトルのままになっています。

しかし、全国には『男女二元論』を超えたタイトルの条例を策定している想いの強い自治体があります。

フジノが調べた「男女二元論では無い名前の条例」

  • 岐阜県可児市
    可児市だれもが輝く男女共同参画社会づくり条例(2007年)

  • 鳥取県倉吉市
    倉吉市部落差別撤廃とあらゆる差別をなくする条例(2010年)

  • 宮城県登米市
    だれもが活き生きと暮らせる登米市男女共同参画推進条例(2011年)

  • 栃木県下野市
    下野市だれもが輝く男女共同参画社会づくり条例(2016年)

  • 東京都渋谷区
    渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例(2017年)

  • 東京都世田谷区
    世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例(2018年)

フジノは、上位法である国の『男女共同参画社会基本法』の名前にちなみながらも、渋谷区・世田谷区のように明確に多様性を打ち出すべきだと考えています。



「はっきり書かなければ当事者には一切伝わらない」と本会議で訴えたのに

せっかく条例改正をして性的な多様性を明確に打ち出すことにしたのに、条文がとても消極的に感じられてなりません。

第2条(定義)において、

(2) 性別等
生物学的な性別及び性自認(自己の性別についての認識をいう。以下同じ。) 並びに性的指向(どの性別を恋愛の対象にするかを表すものをいう。以下同じ。)をいう。

という項目を新たに作りました。

そして、それ以降のあらゆる条文において

「全ての人が、性別等にかかわらず」

という文章を用いて様々な規定を作っています。

しかし、これでは全く当事者の方々には伝わりません。

「など」の中に表現されているから、わざわざ毎回『性的指向』『性自認』とは記さない形を取っています。

「など」で隠してしまうのは、本当に『行政の悪いクセ』だと思います。

そうではなくて、たとえ法務的に冗長に感じられるとしても、もっと明確にすべきなのです。



「など」に含まれるから、という言葉は当事者のみなさまには伝わりません

条例改正の直接の引き金となった2017年9月議会での上地市長とフジノの一般質問の中から、この『行政の悪いクセ』についてすでに言及しています。

2017年9月27日・本会議・一般質問の再質問(一問一答式)より引用

上地市長の答弁

あらゆる差別を無くしたいというのが私の政治の根幹です。
 
同和問題もあり、様々な問題があるのだけれども、人権について新しい概念が生まれた時に遡及もせずに「ここに入っているではないか」と行政側は決めつける。おかしいのです。

新しい事実が出てきた時にそれは持ち上げて社会を改革していかなければいけない。これは当たり前の話です。

この立場になって、この体質に対して私は非常に憤慨しています。
 
だから、人権という概念の中に『男女共同参画社会』があって、『性的マイノリティ』というのは、また同和の問題と同じ概念という整理の仕方をしてしまう。

こういう言い方はおかしいかもしれないけれども、「それは違うだろう」と。

時代が変わって、新しい差別が行われた時には、行政はもう1回持ち出して、社会の啓発運動に先導的な役割を果たさなければいけない。

これは当たり前の理屈だと思っています。
 
6%のマイノリティではなくて、差別が存在する以上そこに光を当てなければいけない、というのは政治では当たり前の話で、その意味ではどんどん前に行って、そこも進めていきたい。

それは私の政治のテーマなので、ぜひその話はさせていただきたいと思っています。よろしくお願いします。

フジノの再質問

(一部略)

今まさに御答弁していただいたことと同じ問題意識で、新たな人権課題が出れば、それをきちんと位置づける。

上地市長がおっしゃったように、「誰もが平等に扱われる」というような文言があると、行政は「それで中に含まれる」と整理してしまうけれども、本当は違うのです。

フジノの質問と上地市長の答弁で語られているのは、『人権』という大きなくくりの中には『性的マイノリティ』も含まれているのだから行政としては条例も改正しない、というような誤った姿勢は終わりにしなければならないということです。

この質疑の結果、男女共同参画推進条例を改正することに決まりました。

けれども今回の事務局による改正案も、同じ『行政の悪いクセ』をおかしています。

『性別等』という条文を読んで(たとえ第2条の定義に「等」が何を指すか書いてあったとしても)、誰が『生物学的な性』『性的指向』『性自認』のことだと分かりますか。

分かるはずがないんです。

どの条文においてもきちんと「性的指向、性自認にかかわらず」と毎回はっきりと書かねばならないのです。

「等」なんかを使って、隠してはいけないのです。

それでは条例を読んでも当事者のみなさまには全く伝わりません。

上地市長とフジノが昨年9月議会で指摘したことが事務局案では活かされておらず、とても残念でなりません。

例えば、渋谷区の条例をご紹介します。

(定義)
第2条
(6)性的指向
 人の恋愛や性愛がどういう対象に向かうかを示す指向(異性に向かう異性愛、同性に向かう同性愛及び男女両方に向かう両性愛並びにいかなる他者
も恋愛や性愛の対象としない無性愛)をいう。

(7)性的少数者
 同性愛者、両性愛者及び無性愛者である者並びに性同一性障害を含め性別違和がある者をいう。

(性的少数者の人権の尊重)
第4条 区は、次に掲げる事項が実現し、かつ、維持されるように、性的少数者の人権を尊重する社会を推進する。
(1)性的少数者に対する社会的な偏見及び差別をなくし、性的少数者が、個人として尊重されること。
(2)性的少数者が、社会的偏見及び差別意識にとらわれることなく、その個性と能力を十分に発揮し、自らの意思と責任により多様な生き方を選択できること。
(3)学校教育、生涯学習その他の教育の場において、性的少数者に対する理解を深め、当事者に対する具体的な対応を行うなどの取組がされること。
(4)国際社会及び国内における性的少数者に対する理解を深めるための取組を積極的に理解し、推進すること。

渋谷区では第2条と第4条の条文を使って、明確に性的マイノリティを定義し、かつ人権の尊重について語っています。

さらに、事業者の責務でも性的マイノリティであることを理由に差別をしてはならないことを明確に記しています。

(事業者の責務)
第7条3
 事業者は、男女の別による、又は性的少数者であることによる一切の差別を行ってはならない。

法務的に冗長だろうが構わないのです。

市民のみなさまの為に明確に分かりやすく、当事者のみなさまが自分たちの為の条例だと感じてもらえるようにしっかり書くべきなのです。



男女平等専門委員、デュオよこすか、男女共同参画審議会は「性的な多様性」を扱うようになると分かった方はいらっしゃいますか?

条例を丁寧に読めば、事務局案でも今後は『男女平等専門委員』『デュオよこすか』『男女共同参画審議会』において、性的な多様性もテーマとして扱っていく存在に生まれ変わることが分かります。

例えば、これからは『男女平等専門委員』は

  1. 市が実施する施策で『性的な多様性』に関して不服がある方
  2.  『性的な多様性』の推進を阻害する要因により人権が侵害された人や侵害されるおそれのある人

の苦情や相談等を受けねばならないことになります。

そして必要に応じその内容を調査して、是正等の措置を講ずるよう関係者に要請し、関係機関へ引き継ぐという仕事をすることになります。

また、『デュオよこすか』は今までのような女性応援の為の拠点としてではなく、『性的な多様性』に関する施策を推進し、市と市民と事業者の協働の拠点となる施設に生まれ変わることになります。

そして、『男女共同参画審議会』は新たに

  1. 『性的な多様性』の推進及び進ちょくに関して、市長等の諮問に応じて審議し答申すること。
  2. 『性的な多様性』の推進に関する重要事項について調査・審議を行ない、市長等の執行機関に意見を述べること。

が取り組みになります。

でも、事務局案を読んだ、法律や条例に詳しくないふつうの市民のみなさまには、伝わるのでしょうか?

かたや渋谷区の条例では、このように明記しています。

附則
(渋谷女性センター・アイリス条例の一部改正)
3 渋谷女性センター・アイリス条例(平成3年渋谷区条例第28号)の一部を次のように改正する。
 題名を次のように改める。

渋谷男女平等・ダイバーシティセンター条例
第1条中「女性問題」を「男女又は性的少数者に関わる問題」に、「女性の地位向上及び男女共同参画推進」を「男女平等と多様性を尊重する社会(性別等にとらわれず、多様な個人が尊重される社会をいう。)の推進」に、「渋谷女性センター・アイリス」を「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター」に改め、同条に次の1項を加える。

これまで『渋谷女性センター』だった組織を『渋谷男女平等・ダイバーシティセンター』へと改名しています。

このように、誰が読んでも1回ではっきりと分かることが大切です。

特に、繰り返しになりますが、性的マイノリティとされる当事者のみなさまが

「自分たちの人権が守られる為の条例なのだ」

「相談できる委員が居てくれる」

「性的な多様性を保証する為の拠点ができる」

「審議会がセクシュアリティについて議論してくれるようになる」

とハッキリと分かる条文で無ければならないとフジノは考えています。



この審議会の委員には性的マイノリティ当事者が居ません

あくまでも事務局案は、たたき台に過ぎません。

大切なのはこれから『男女共同参画審議会』の委員のみなさまの議論によって、このたたき台がどんどん進化していくことです。

けれども、この『審議会』には性的マイノリティ当事者の方がひとりも居ません。

Nothing about us without us

障がい福祉の世界では、「私たち抜きに私たちのことを決めるな」が世界的な共通認識となっています。

だからフジノは当然この『審議会』の現状も問題視して、当事者不在はおかしいと訴えました。

2017年9月27日・本会議・一般質問より

フジノの質問

(略)
当事者の方々の参加が不可欠ですが、現在の『男女共同参画審議会』は当事者不在でおかしいと思います。

この現状をどのようにお考えか、お聞かせください。

上地市長の答弁

次に、男女共同参画審議会における性的マイノリティ当事者の不在についてです。
 
『横須賀市男女共同参画審議会』は、学識経験者、弁護士に加え、労働、教育、福祉など多岐にわたる分野の委員14名で構成されています。

『審議会』では、専門的な学識経験者からの知見やさまざまな分野からの指摘もあり、現状の中で議論を尽くしていきたいということは御理解いただきたいというふうに思います。

上地市長としては、あくまでも現在の委員メンバーの良識を信じてほしい、という答弁をしておられます。

確かに金井淑子先生(女性学研究者)をはじめ、素晴らしい委員の方がおられます。

ならば、第2回以降(といっても前回のブログで記したとおりスケジュール的には実質的な議論はわずか2回しかできませんが)審議会のみなさんがこの事務局案をどれだけ良いものに進化させていかれるのか注視していきます。

どうか市民のみなさま、全国の性的マイノリティ当事者のみなさま、横須賀の動きを厳しく見守っていて下さい。

どうか条例改正が良いものとなるように、厳しく見守っていて下さい!



こんな審議日程と改正内容で納得できますか?/「男女二元論」の男女共同参画推進条例に「性的な多様性」を明確に位置づける為に男女共同参画審議会がついにスタート(その1)

2018年度は「性的な多様性の保障」を実現する為にあらゆる条例・制度が変わります

2018年度は性的な多様性を保障する為の条例・制度が大きく変わります。

昨年2017年9月議会の一般質問がターニングポイントとなりました。

人権施策に強い問題意識を持つ上地市長が就任し、前市長とは異なる画期的な答弁がなされて、一気に物事が動き始めました。

(2018年6月29日・男女共同参画審議会・資料9より)

横須賀市における性的マイノリティに関する取り組みについて(今後について)

(1)『横須賀市人権施策推進指針』の分野別課題への掲載

  • 今年度、外部委員による『横須賀市人権施策推進会議』で、『横須賀市人権施策推進指針』の改定について意見をいただく。
  • 分野別課題に、新たに『性的マイノリティの人権』の掲載を検討している。



(2)同性パートナーシップ宣誓書の検討

  • 多様な性を尊重する取り組みとして、同性パートナーシップ宣誓書の導入を『横須賀市人権施策推進会議』で検討をしていただく。



(3)横須賀市男女共同参画推進条例の改正

  • 横須賀市男女共同参画推進条例のなかに、性的な多様性について明記する予定である。


2018年度は、

  1. 条例の改正
  2. 行政計画(*)の改正
  3. パートナーシップ制度の新設

この3つが一気に行なわれる変革の年になります。

(*名前こそ『指針』ですが、『人権施策推進指針』は『行政計画』に位置づけられています)

今日のブログでは、この3つのうち、男女共同参画推進条例の改正について記します。

これまで『男女二元論』で作られてきた本条例に、きちんと『性的な多様性』を明記することで現実を正確に反映した条例に改正するのです。



改革へ大きく膨らんだ期待に反して、衝撃的な人事異動が行なわれました

昨年9月議会の市長答弁からずっとフジノの期待は大きくふくらんでいました。

それこそ、毎日ワクワクしながら改革がスタートするのを待っていました。

2017年10月〜2018年1月は、新年度予算案を策定する時期です。

予算要求、財政部の査定、副市長・市長の査定、そして予算案のまとめと多忙な時期です。

2月、新年度予算案が市長から提出されました。

期待通り、行政計画の改正とパートナーシップ制度新設の為に『人権施策推進会議』の委員を増員した内容になっていました。

「2018年度当初予算案説明資料・市民部」より

「2018年度当初予算案説明資料・市民部」より


3月、市議会が新年度予算案を可決。

ここまでは順調に進んできました。

しかし、4月に入って大事件が起こりました。

なんと人事異動によって、これまでの経緯をよく承知している『市民部長』も『人権・男女共同参画課長』も『担当職員』もいなくなってしまったのです。

これから大事な改革を行なう新年度に何故キーパーソンを異動させたのか。

理解に苦しみましたし、率直に怒りも覚えました。

もちろん新たに異動してきたみなさんは、頑張って引き継ぎをしてくれたのだとは思います。

しかし、やはりというか何というか、5月、6月には全く動きがありませんでした・・・。

改革は一体どうなってしまうのだろうか。

そんな大きな不安を感じながら、上地市長の答弁が実現されることを願い続けました。



ついに第1回の男女共同参画審議会が今日開かれました

こうして、ようやく今日6月29日。

男女共同参画推進条例を改正する為の議論を行なう『男女共同参画審議会』(平成30年度第1回)が開かれました。

「男女共同参画審議会(第1回)議事次第」

「男女共同参画審議会(第1回)議事次第」


いつもなら絶対に傍聴するフジノですが、今日は無念の欠席。

残念ながら、傍聴はゼロでした。

その為、ここから先に記すことはあくまでも頂いた資料と課長へのヒアリングに基づいて、フジノが率直に感じたことを記します。

フジノ自身がその場には立ち会っていないので、審議会委員の方々や事務局を務めた人権・男女共同参画課は「事実と違う」と感じる部分があるかもしれません。

その点はご指摘いただければ謹んですぐに訂正をいたします。



こんなスケジュールで十分な議論を尽くせるのだろうか不安です

まず資料を読んでショックだったのが、スケジュールです。

「配布資料4・平成30年度男女共同参画審議会・審議内容」文字や枠はフジノが追記したもの

「配布資料4・平成30年度男女共同参画審議会・審議内容」文字や枠はフジノが追記したもの


課長によると、今日は報告事項が多かった為に『男女共同参画推進条例の改正について』は説明のみにとどまった、とのことでした。

スケジュール表を見てみると、委員メンバーが顔をあわせて議論できる機会は、わずか3回しかありません。

このうち、肝心のパブリックコメント前の議論は2回しかありません。

市役所や市議会の関係者はよくご存知かと思いますが、パブリックコメント手続きを行なう前にほぼ素案が固まります。

パブリックコメントを行なった後に条例案が大きく修正されることはなく、あくまでも微修正のみとなることがほとんどです。

あと1回は会合を開かずに、委員それぞれが書面で事務局に意見を送るだけです。

いくら6月末スタートのタイトなスケジュールとはいえ、もっと会議の回数を増やすなど方法はあったはずです。

フジノがこれまで関わってきた障害福祉計画や介護保険事業計画の策定などでは、議論の進行具合で柔軟に会議の開催回数を増やして議論を深めてきました。

一方、この条例改正については、パブリックコメント前に2回の会合プラス1回の文書提出しか機会が無く、これで十分な議論ができるのでしょうか。




次の記事に続きます)



「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀2017」街頭キャンペーンを行ないました/今回も大成功でした!(その2)

(その1)から続いています。

全国からお寄せいただいたメッセージを読み上げました

さて、第2部は全国からお寄せいただいたメッセージをみんなで読み上げていきました。

これこそ『多様な性にYESの日』の活動の原点なのです。

今でこそパネル展示や講演会やチラシ配りなどいろいろな形で活動が広がっていきましたが、このメッセージを読み上げていくこと、それが全ての始まりでした。

その様子を少しだけ動画でご紹介します。




フジノも2年ぶりにメッセージを読ませていただきました。光栄です。





応援にかけつけてくれた石坂わたるさんもメッセージを読み上げました。






ラストをしめてくれたのは、遠藤まめたさんです。





このメッセージを受け止めて下さい。



たくさんの「仲間たち」が応援にかけつけてくれました

2年ぶりの開催となってしまった横須賀での街頭キャンペーン。

かねてから心配していたとおり、素晴らしいリーダーだった方が就職してしまった後に横須賀では後継者を育てることができませんでした。そのぽっかり空いた穴は大きく、昨年は開催を見合わせました。

そもそも市民活動は素晴らしいリーダーが生まれても後継者を育てることができなければ続いていきません。

フジノのような政治家は活動をずっと続けていくことができますが、ふつうに暮らしている市民のみなさまは『市民活動』だけで生きている訳ではありません。

ふだんの暮らし、仕事、学校、家族、いろいろなことに向き合いながら、同時に『市民活動』を続けるというのは本当に難しいことです。

また、横須賀のような田舎町でカミングアウトをして活動をするということは本当に難しいことです。

フジノとつながっている横須賀市民で当事者の方の数はたくさんいらっしゃっても、こうして横須賀の繁華街に立って、顔をさらして活動できる、という方は(やぎしゃんとわずかしか)いません。

そんなこともあって、たくさんの『仲間たち』が横須賀の2年ぶりの取り組みに応援にかけつけてくれました!

まず、この『多様な性にYESの日』を日本に根づかせた立役者である遠藤まめたさんです!

11年前から遠藤さんはこの活動を全国展開してきた団体『やっぱ愛ダホ!Idaho-net.』の代表も務めておられます。

「やっぱ愛ダホ!Idaho-net.」代表の遠藤まめたさんとフジノ

「やっぱ愛ダホ!Idaho-net.」代表の遠藤まめたさんとフジノ


フジノはSOGIに関わるあらゆる課題について2007年頃から取り組み始めました。

けれども2007年のフジノは、まだ問題意識が弱かったです。

それが変わったのは、遠藤まめたさんと2008年に出会ったからです。まめたさんがフジノの本気スイッチを押してくれました。

それ以来、尊敬する活動の先輩として、そしてともに活動を続けている盟友として、約10年おつきあいをしていただいています。

まめたさん、いつも本当にありがとうございます。

実は今年の開催も危ぶまれていたのですが、まめたさんが1週間前に「横須賀に行きます!」と声をかけてくれたおかげで、フジノは「やっぱり今年もやるぞ!」と決断するに至りました。

そして、今回も石坂わたるさん(中野区議会議員)が駆けつけてくれました。

石坂さんが区議になる前からのおつきあいなのですが、ずっと活動を続けてきて下さった方とこうして一緒に活動できることは本当に心強いです。

石坂わたるさんと遠藤まめたさん

石坂わたるさんと遠藤まめたさん


『多様な性にYESの日』の取り組みは2007年にスタートしました。

フジノが初参加したのは2011年からなのですが、石坂さんはスタートから皆勤賞(素晴らしい!)なのです。

「『多様な性にYESの日』の取り組みを横須賀で開催したい!」

と当初から言い続けてきたフジノですが、石坂さんはそんなフジノの想いに共感して下さり、毎回横須賀へ応援にかけつけてくれます。本当に心強いです。

用事で途中で抜けねばならなかった方もおられましたが、最後に集合写真を撮りました。

終了後にみんなで記念写真!

終了後にみんなで記念写真!


どうか来年はこの場所に一緒にあなたもいてくださいますように。

多様な性にYESの街頭キャンペーン@横須賀、大成功でした!



「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀2017」街頭キャンペーンを行ないました/今回も大成功でした!(その1)

2年ぶりに横須賀で「多様な性にYESの日」イベントを開催しました

本日5月17日は『多様な性にYESの日』です。

日本では『多様な性にYESの日』の名称で記念日として認定されているのですが、国際的には『IDAHO(アイダホ)』あるいは『IDAHOT』として広く知られています。

『International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia』の頭文字をとって『IDAHO(アイダホ)』です。

直訳すると、『LGBT嫌悪に反対する国際デー』あるいは『国際反ホモフォビアデー』ですね。

今日5月17日は日本全国各地で、そして全世界各地でイベントや取り組みが開催されています。

そして横須賀では、3年前(2014年)2年前(2015年)に続いて、2年ぶりに街頭キャンペーンを行ないました。



「生の声」をお聴きしていただきました

今年は2部構成にしました。

まず第1部。

17時から19時までは、リーフレットを配りながら、マイクで『多様な性にYESの日』の意義をお伝えしました。


また、やぎしゃんをはじめとする参加してくれた当事者の方々に、『生の声』をどんどん語っていただきました。

フジノが「横須賀の宝物」だと思っている、やぎしゃん

フジノが「横須賀の宝物」だと思っている、やぎしゃん


やぎしゃんとフジノは(年齢は全く違うのですが)同じ小学校・中学校ということもあり、彼の存在を本当に誇りに感じます。

実はまだブログ記事にできていないのですが、やぎしゃんの活躍のおかげで素晴らしい動きがたくさん起こっています。

例えば、武山小学校では市内で初めて教職員向け研修(昨年暮れ)と生徒向け研修(今年頭)を開催しました。当事者のみなさんと生徒たちが小学校時代からじっくり語り合う、素晴らしい取り組みです。

これが実現したのはフジノの議会質疑でもなんでもなく(ずっと提案はしてきたのですが・・・)、やぎしゃんの活躍のおかげなのです。

スタートからラストまで3時間フジノとともに頑張って下さったトシさん

スタートからラストまで3時間フジノとともに頑張って下さったトシさん


前回の横須賀での街頭キャンペーンにも参加して下さったトシさんが、今回も参加して下さいました。




嬉しい報告をいただきました。ずっと望んでおられた『戸籍名の変更』が無事に完了したとのことでした。

いわゆる通称名を使っている方々は世の中にはたくさんいらっしゃいます。

けれども、戸籍上の名前を変更するには家庭裁判所に『申し立て』をして、面談を受けて、そして『許可』がおりないといけないのです(何故に自分の名前を変えるのに、家庭裁判所からわざわざ『許可』を受けねばならないのか、フジノは法制度に疑問を感じます)。

2年前もトシさんはトシさんでしたが、通称名ではなくて、戸籍上もトシさんはトシさんになりました。本当に良かったです。

在るべき本来の自分、なりたい本来の自分になる。そんな当たり前のことがなかなか難しい。

こうした社会を変えていくことが、この『多様な性にYESの日』の活動の目的の1つでもありますので、トシさんのお話はとても嬉しかったです。

配布したチラシ(表)

配布したチラシ(表)

配布したチラシ(裏)

配布したチラシ(裏)


こうした活動をずっと続けていくことが社会を変えていく大きな力になっていくとフジノは信じています。

今日はチラシを受け取って下さる方々も多く、受け取ったチラシをポイと捨てた人は1人しかいませんでした。

チラシを読んだ方々からフジノはたくさん質問を受けましたが、丁寧にご説明するとみなさんうなずいて「これからもがんばって」と声をかけていただきました。

横須賀は、この10年間の活動が少しずつ実っていると感じています。

(その2)へ続きます。



横須賀市の「人権・男女共同参画課」の窓口にはレインボーフラッグが飾られています/ささやかだけれど大切なこと

あなたは「レインボーフラッグ」をご存知ですか?

『レインボーフラッグ』って、ご存じですか?

6色の虹。

横須賀市ホームページより

横須賀市ホームページより


横須賀市のホームページにもその由来が説明されていますので、ぜひご覧下さいね。

世の中にはいろいろなリボン運動がありますが、『多様な性』こそが当たり前のものとして社会が変わるまでこの『レインボーフラッグ』は象徴として扱われるのだと思います。

2014年の「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日」で該当に立つフジノ

2014年の「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日」で該当に立つフジノ


ふだんフジノがスーツの胸に付けているピンバッジもレインボーフラッグを表したものです。



市役所の人権・男女共同参画課の窓口にはレインボーフラッグが飾られています

さて、今日の本題です!

実は、4月から横須賀市役所の人権・男女共同参画課の窓口にもレインボーフラッグが飾られています。

また、市職員の胸にもバッジが着けられています。

大阪の淀川区ではすでに2013年にこの取り組みが(しかも区役所玄関にドカーンと設置)行なわれています。

大阪の淀川区役所前

大阪の淀川区役所前


それに比べると、一見して、ささやかなことに思えるかもしれません。

けれどもこのフラッグがどれほど多くの方々に希望を与えるかをフジノはたくさん聴かせて頂いてきました。

公の施設や店舗にレインボーフラッグが飾られているとどれほど心強い気持ちになるのか、を。

だから、横須賀でもついに今年からスタートしました!

レインボーフラッグのもとに立つスカリン

レインボーフラッグのもとに立つスカリン

ご協力いただいたNPO法人SHIPの星野慎二代表、ありがとうございます。

横須賀市には4ヶ所の相談窓口、10~20代対象の交流会、様々な市職員向け研修などがあります

横須賀市には4ヶ所の相談窓口、10~20代対象の交流会、様々な市職員向け研修などがあります


そして、市民部人権・男女共同参画課長をはじめ、みなさんのご理解に感謝しています。

横須賀市では、様々な取り組みをこれまでも進めてきました。

これからも進めていきます!

誰もが安心して自分らしく生きられるまちに変わるその日まで、横須賀市は前に歩き続けます!



後日談

朝日新聞(2015年6月29日)にレインボーフラッグをデザインしたギルバート・ベーカーさんの記事が掲載されていました。

2015年6月29日・朝日新聞より

2015年6月29日・朝日新聞より

毎日新聞が大きく報じてくれました!/5月17日(日)「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀2015」ぜひご参加を

毎日新聞が「愛ダホ!横須賀」を報じてくれました

昨日お知らせした『やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀』

なんとけさの毎日新聞で大きく紹介して頂きました!

2015年5月15日・毎日新聞より

2015年5月15日・毎日新聞より


ぜひ市内外のみなさまのたくさんのご参加をお待ちしております。

17日(日)ワイデッキ、多様な性が当たり前なのだということを横須賀から全国に発信していきましょうね!



横須賀市の後援も決定!/5月17日(日)「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀2015」やります

5月17日13時〜17時、横須賀中央にいらして下さい!

お待たせしました!

2015年「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀」のおしらせ

2015年「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀」のおしらせ

昨年に続いて、『やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀』を開催します!

記念日『多様な性にYESの日』についてお伝えする街頭キャンペーンを行ないます。

多様な性を持つ人々はもちろんのこと、いわゆる性的マイノリティとされる方々への嫌悪や、仲間はずれ・いじめの問題を乗りこえ、誰もが安心して生涯くらせる地域社会を横須賀から目指していきます。

ぜひ、みなさまご参加ください

  • 日時:5月17日(日)12:30〜17:00

    集合:12:30(カンタンなご説明をいたします)
    アクション開始:13:00
    解散:17:00を予定


  • 場所:横須賀中央駅 東口前Yデッキにて。(雨天時デッキ下)

  • 対象:多様な性への理解あるまち、やさしいまちの雰囲気づくりを望むすべての方

  • 内容:日本全国のLGBTQ当事者が寄せた本当のキモチ・メッセージの朗読、チラシ配り、スピーチ、通行人との対話など。

  • お問い合わせ電話番号:080-9203-6330(藤野)

  • メールアドレス:idahot_ysk2015@yahoo.co.jp(弥太郎)
    ※お名前・当日連絡のつく電話番号、メールアドレスをご申告ください

  • ツイッターアカウント:@yskIDAHOT
  • 「やっぱ愛ダホ!in横須賀」公式ツイッターアカウント

    「やっぱ愛ダホ!in横須賀」公式ツイッターアカウント



  • フェイスブック:『やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀』
  • 「やっぱ愛ダホ!in横須賀」フェイスブックより

    「やっぱ愛ダホ!in横須賀」フェイスブックより



ぜひぜひお気軽にお立ち寄り下さい!



横須賀市が正式に「後援」を決定、ホームページ・ツイッターで告知してくれます

この取り組みに対して、横須賀市が『後援』を決定しました。

さらに横須賀市市民部人権・男女共同参画課は、横須賀市ホームページでイベントの告知をしてくれました。

横須賀市市民部人権・男女共同参画課がホームページで告知してくれました

横須賀市市民部人権・男女共同参画課がホームページで告知してくれました


さらに、今日は横須賀市の公式ツイッターでも告知をしてくれました。

横須賀市公式ツイッターによる告知

横須賀市公式ツイッターによる告知


実は、昨年に開催した第1回の『愛ダホin横須賀』にも(あくまでも非公式の形=個人としてですが)人権・男女共同参画課長と係長が足を運んで下さいました。

課長を筆頭に職員のみなさんの深い理解のもと、横須賀市の性的な多様性の保障に向けた取り組みは、さらに進んでいくと信じています。ありがとうございます!



マスメディアも注目してくれています

すでに神奈川新聞・毎日新聞から取材のご連絡を頂きました。本当にありがとうございます。

毎日新聞は当日の取材だけではなく、事前の告知もして下さるとのこと。深く深く感謝しております。ありがとうございます!



新リーダーは本当に頑張っています。みなさま、応援して下さいね!

昨年の『やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀』はフジノが全てをマネジメントしました。

けれども今年は違います。

すでにブログでお知らせしたとおり、代表を交代し、フジノは当日の取り組みへの参加以外ノータッチです。

新しいリーダーは本当に毎日走り回ってがんばってくれています。

例えば、新リーダーの頑張りで告知が掲載されたりチラシを置いてもらったお店などをご紹介します。

告知が掲載されたウェブサイト




告知のチラシを置いて下さった公共施設

  • 市民活動サポートセンター
  • まなびかん
  • 総合福祉会館4Fボランティアセンター
  • 市役所市政情報コーナー
  • 文化会館入り口チラシコーナー




告知のチラシを置いて下さった民間施設

  • タリーズコーヒー横須賀中央店
  • カフェSLO-GAN

さらに増えていく予定です。

新リーダーの頑張りをフジノは本当に心強く、かつとても嬉しく感じています。

どうかみなさまも応援してあげて下さいね。お願いします!



5月17日、ぜひ全国からご参加下さいね!

当日5月17日(日)は4時間たっぷりキャンペーンの時間をとってあります。

これも新リーダーの発案で

「単にメッセージを読み上げてチラシを配って終わりではなくて、通行人の市民の方との対話をじっくり行ないたい」

とのことで決めました。

一緒にメッセージを読み上げたり、チラシを配ったり、通行人の方々と語りあったりしてくれる仲間を大募集しています。

横須賀市民の方に限りません。

いわゆる性的マイノリティとされる方々(例えば、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、アセクシャルなどの性自認の方々)をはじめ、そうではない方々もぜひいらして下さい。

みんなで『多様な性にYES』を横須賀から全国に広げていきましょう!



市役所の「課長職」を対象に「性的マイノリティに関する研修」を行ないました/「性的マイノリティに関する課長職研修会」

横須賀市役所の全ての課長職を対象に「性的マイノリティに関する研修」を行ないました

昨日の『パネル展示』に続いて、良いニュースをお伝えできて嬉しいです。

横須賀市がまた一歩、前に進みました。

課長職を対象にした「性的マイノリティに関する課長職研修会」の会場にて

課長職を対象にした「性的マイノリティに関する課長職研修会」の会場にて


今日は、市役所の全ての課長職を対象にした『性的マイノリティに関する課長職研修会』を行ないました。

30数名の課長職が一同に介しました

30数名の課長職が一同に介しました


横須賀市の課長職30数名が一同に介して、『性的な多様性に関する研修』を受けたのです。



何故「課長職」をターゲットにした研修なのか?

これまでも横須賀市は『性的な多様性に関する研修』を、官民問わず、あらゆる方々を対象に実施してきました。

横須賀市が行なってきた研修の一部

けれども『課長職』を対象にした研修は、初めてです。

市民のみなさまにとって『課長』というのはどんなイメージでしょうか?

行政における『課長職』とは、単なる中間管理職ではありません。その担当課の条例・予算など全てについて重要な判断を下せるのが『課長』なのです。

部局長は、その部局の職員のマネジメントや、さらに市全体の政策の調整をメインにしています。

つまるところ、『課長』こそが『現場において政策を前に進めていく上で最重要なプレーヤー』なのです。

その課長職のみなさんが『多様な性』について理解を深めることは、横須賀市役所のあらゆる政策判断の際に『多様な性』の観点が加わるということです。

だから、ものすごく大きな意味があるのです。

ただ、課長職というのはすさまじく忙しい。全員を集めて研修をするということはなかなか難しく、これまでは実現できませんでした。

それが今日、ついに実現したのです。

とても素晴らしいことです!

全部局の合意を取り付けてこの研修を実現させた『市民部人権・男女共同参画課』は、本当にご苦労が多かったことと思います。ありがとうございました!



研修の内容は、横須賀の現実をもとに具体的な内容が語られました

講師は、NPO法人SHIP代表の星野慎二さんです。

講師の星野慎二さん(NPO法人SHIP・代表)

講師の星野慎二さん(NPO法人SHIP・代表)


『性的な多様性』のいわゆる一般論は、すでに横須賀市の課長職のみなさんはほとんど理解しておられます。

(すでに横須賀市は『人権施策推進指針』を作成しており、市役所の職員はみな、毎日の業務の中でこの『指針』を参考にしながら業務に取り組まねばなりません)

今日の研修で配布された資料

今日の研修で配布された資料


今日は、横須賀市の取り組んできた施策、横須賀のこどもたちの現状をもとに具体的なお話がなされました。

例えば…。

昨年、県立横須賀高校に通うやぎしゃんが高校の文化祭で自らのセクシャリティをもとに2日間、ワークショップを行なったことをお伝えしました。

セクシャリティとは何か?

セクシャリティとは何か?


また、そのやぎしゃんをNHK『エデュカチオ』が取材し続けて、昨年10月には全国に放送された様子などをお伝えしました。


多様な性の子どもたち 大人はどうすれば? 投稿者 lgbtnijinokokoro


ちなみに、『エデュカチオ!』は前回の放送が好評だった為に、さらにパート2を作成して放送しました。

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち・パート2 大人にできること」

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち・パート2 大人にできること」


多様な性の子どもたち・パート2 大人にできること 投稿者 lgbtnijinokokoro

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち 大人はどうすれば?パート2」 で尾木ママと語り合うやぎしゃん

エデュカチオ!「多様な性の子どもたち 大人はどうすれば?パート2」 で尾木ママと語り合うやぎしゃん


横須賀在住のやぎしゃん(番組の中では勝法さん)がスタジオで尾木ママ・東山紀之さんとともに語り合いました。

笑顔の星野さん

笑顔の星野さん


*再放送が2月7日(土)12:00〜12:29にNHK・Eテレであります!観てくださいね!

フジノは、こうしたアクションが横須賀発で全国に広がっていっていることをとても誇りに感じます。

もちろん明るい側面のお話だけではありません。

「異性愛が当たり前」という前提で作られている日本社会の中で、自傷行為に追い込まれてしまったり、自殺の犠牲になった方々についても語られました。

また、学校教育の現場や家庭での適切な理解が深まっていない為に、こどもたちが苦しんでいることも具体的な事例をたくさん語っていただきました。

「自分のことを知りたい」と願うのは誰もが当然に考えることです。

自らのセクシャリティと同じセクシャリティの人々と出会いたくても出会えない。出会う為の手段が、現状ではインターネットでの『出会い系サイト』しか無い。

そこでの出会いが、「友人を得たい」「自らのことをもっとちゃんと知りたい」という本人が求めているものとは異なることが多いです。

つまり、単に一過性のセックスを強いられることがしばしばあるのです。

こうした状況を変えたくて、横須賀市では『10〜20代のみを対象にした出会いの場』を2ヶ月に1回、開催しています(『CafeSHIPポートよこすか』です)。

また、性同一性障害の性自認を持つ方々が、海外からインターネットでホルモン剤を取り寄せて服薬して、副作用に苦しんでいる事例なども語られました。

性同一性障害のこどもたちが性別適合手術を受けるには、大きなハードルがたくさんあります。

何よりもまず親の同意が必要となるので、親にカミングアウトできないこどもたちは、そこでまず苦しんでいます。

そして親に全く話すことができないままに、医師にもきちんとかかることも全く無いままに、自分でインターネットでホルモン剤を買ってのんでいまっているのです。

ホルモン療法は、本当に細やかな診断に基づいたクスリの処方が必要なのです。そうした専門的な診察が無いままにただホルモン剤だけをのめば、望んだ身体の変化は得られないどころか、うつ症状や精神科的な疾患を持つことが多いです。

本当に厳しい現実がたくさんあります。

また、HIVへの感染についても横須賀の事例をもとにお話して頂きました。フジノのまわりにもHIVポジティブの方が何人もいらっしゃいます。

先進国の中でHIVキャリアが増えているのは、日本だけです。

みなさんが知らないだけで、実際にはたくさんの方々がHIVキャリアとして暮らしています。



行政ができることはもっとたくさんある

星野慎二さんから、我ら政治・行政の改善すべき事柄が具体的に提案がありました。

家族の概念を観直してみませんか?

家族の概念を観直してみませんか?


すでにフジノが市議会で提案しているものもありましたが、どんどん実行に移していかねばならないことがまだまだたくさんあります。

実は、A自治体(悪い例)は横須賀市の申請書類でした

実は、A自治体(悪い例)は横須賀市の申請書類でした


医療・福祉の現場をはじめ、住宅政策における扱い、婚姻などをはじめ、たくさんあります。

多様性を大切にするまちは、強いまちです

多様性を大切にするまちは、強いまちです


今日の講習が、現場に毎日向き合っている課長職のみなさんのこころの奥深くにどうか届いていますように、フジノは強く願っています。

課長職のみなさん、一緒に変えていきましょう!

横須賀はすでに全国から注目される『性的な多様性』を保障するために努力しているまちです。

でも、まだまだ足りません。

もっともっと変えていくことができます。

どんなセクシャリティであろうと、みんなが自分らしくあることが自然にできる、希望を感じられるまちに変えていきましょう。

激務の中で研修を受けて下さった課長職のみなさん、今日はありがとうございました。

また、課長を送り出してくれた部局長のみなさん、ありがとうございました。

そして、今日の実現に尽力して下さった市民部人権・男女共同参画課のみなさん、本当におつかれさまでした。

これからも横須賀市が全国のお手本になれるように、フジノはどんどん取り組みを前に進めていきます!



タウンニュース紙が「やっぱ愛ダホ!多様な性にYESの日in横須賀2014」を報じてくれました

タウンニュース紙が「多様な性にYESの日」を報じてくれました

けさのタウンニュース紙が、5月17日に開催した『多様な性にYESの日』の取り組みを報じてくれました。

2014年5月23日・タウンニュース紙より

2014年5月23日・タウンニュース紙より


以下に全文を引用させていただきます。

『多様な性』への理解訴え
「苦しみ一人で抱えないで」

同性愛や性同一性障害など、さまざまな性への理解を求める街頭キャンペーンが17日、横須賀中央のYデッキで行われた。

1990年5月17日に同性愛が世界保健機関(WHO)の精神疾患リストから削除されたことに由来する。

当事者らで発足した全国組織『やっぱ愛ダホ!idaho-net』が企画し、社会的弱者への対策に力を入れる藤野英明市議や市内在住の当事者らが参加した。

事前にインターネットで募集したメッセージの朗読では、

「職場で同性愛ネタの笑い話が。私だってレズビアンなのに。悪気はないんだろうけど…」

といった、多様な性への悩みや意見が語られた。

同性愛者や性同一性障害などは『性的マイノリティ(少数派)』と呼ばれ、差別や偏見から孤立しがちで、最悪の場合自殺にまで追い詰められるケースもある。

藤野議員によると、性的マイノリティは1クラス(40人)に2人いる統計もあるという。

市内では、市立総合高校や馬堀中学校で女子でも男子の制服を着用することが許可されている。両校とも「性的少数派に限定した対応ではない」と説明した上で、性別にとらわれない自由な選択を生徒に委ねている。

藤野議員は

「横須賀は外国人が多いので、見た目や文化の違いに寛容な人が多い印象があるが、寛容イコール関心があるというわけではない」

とより一層の理解を訴えている。

性的マイノリティを象徴するレインボーフラッグを持ち通行人に呼びかける藤野英明市議(=17日、横須賀中央Yデッキ)

性的マイノリティを象徴するレインボーフラッグを持ち通行人に呼びかける藤野英明市議(=17日、横須賀中央Yデッキ)

そしてワイデッキでの活動に参加してくれた方のインタビューも掲載されています。

「常識として知ってほしい」
市内在住のAさん(20代・女性)

パイセクシャル(男性も女性も恋愛対象)だというAさんが、最初に

「自分は他の人たちと遣う」

と感じたのは小学校高学年の頃だった。

地元である横須賀から逃げるように市外の私立中学に進むが、そこでも悩みを吐露できる理解者には恵まれなかった。

現在は大学生となり、『愛ダホ!』の活動に力を入れる一方で、自身の性指向をカミングアウト(告白)した友人たちからの反応はほとんど無かった。

「『触れない優しさ』なのかもしれないけど、他人事だと思われている気がした」

とAさん。

近い将来、誰もが一般常識として自分たちのことを知る社会になるよう活動を続ける。

取材して下さったO記者には、改めてこころから御礼を申し上げます。



もっともっと活動を広げていきたいです

先日のツイートでも記したとおりなのですが、この記事にフジノの写真が写っていてフジノの言葉が記されているのは、フジノの本意では全くありません。

フジノの想い

フジノの想い


ワイデッキでの街頭キャンペーンには、多様なセクシャリティの方々がたくさん参加してくれました。

ここで活動するということは、いわゆる『性的マイノリティ』とされる存在であることを、ワイデッキを通る不特定多数に知られてしまう可能性があります。

ワイデッキを通る方の大半は、同じまちで暮らす市民の方々ですから、知り合いや友人や職場の同僚などに見られる可能性もあります。

ものすごく勇気がいる活動だったと思います。

そんな勇気ある方々であっても、タウンニュース紙の取材に実名と顔が写る写真で載ることをオッケーした方は誰もいません。それはものすごくハードルが高いのです。

さらに、フジノが参加をお願いした方々の中には、人前で自らのセクシャリティが不特定多数に知られかねない活動には参加できないという方々も多かったです。こうした方々が参加できなかったのは、今の社会状況ではやむを得ないことだと感じます。

ですから、フジノの盟友である遠藤まめたさんのように人前で活動を続けているということは、ものすごく大変なことなのです。

フジノは横須賀市が多様な性を保障するまちになるように政策にさらに全力で取り組んでいくとともに、全国の仲間たちとともに日本全体を変えていく活動をさらに続けていきたいです。

そして、こうしてタウンニュース紙が取り上げてくださる時には、当事者の方々が掲載されても何の不利益も心配しなくて良い、そんな社会に変えていきたいです。

かつては、知的障がいや精神障がいなどの障がいのある方々が、顔と名前を出して雑誌やテレビに取り上げられることが難しかった時代があります。

今も障がいのある方々への差別・偏見・スティグマは根強く存在していますが、それでも雑誌やテレビや講演などに当事者ご本人がどんどん積極的に今では出ています。

これは多くの方々の活動があったおかげです。何もせずに理解が進んだのではありません。

性的な多様性も当たり前のことだと理解されるように、もっともっと多くの活動を続けていきます。

どうかあなたも多様な性についてぜひ知って下さいね。

20人に1人の割合で、いわゆる異性愛(性的なマジョリティ)ではない方々が存在しています。

あなたの隣にふつうに暮らしています。

あなたと同じ、一人の存在です。何の特別な存在でもありません。

セクシャリティに限らず、障がいも、人種も、ばらばらな存在が一緒にお互いを認め合いながら暮らしている社会の方があらゆる意味で『強い社会』なのです。

多様性が当たり前の社会に、一緒に変えていきましょうね!