自殺をもう1度減らしていく為に保健師と精神保健福祉士を増員すべき

心理学的剖検を行なう必要性

先日書いたブログに対して、質問のメールを頂きました。

『心理学的剖検』とは、単に『調査』の為に行なうものではありません。

実施することで、同時にそれが『ご遺族のサポート』の役割を果たせなければなりません。

フジノはとても有効な取り組みだと考えています。

未遂者支援と精神保健福祉相談を立て直す必要性

さて、今日フジノが記したいことは、保健師と精神保健福祉士の増員の必要性についてです。

今回は市長への一般質問でもこのテーマを取り上げます。

精神保健福祉の砦である『保健所健康づくり課こころの健康係』は、近年取り組むべき課題が増えていく一方です。

ここは、8名の常勤職員と1名の非常勤職員で構成されています。

フジノが政策として取り組んでいるその多くの課題が『こころの健康係』の存在抜きには改善することができません。

そもそもの本来業務である精神疾患・精神障がいのある方々のリカバリーの支援。さらに、自殺未遂に追い込まれた方々の生活支援、いわゆる性的マイノリティーとされる方々のメンタルヘルス、社会的ひきこもりの状態にある方々の社会復帰など様々な課題があります。

しかし、そうした課題の増加に見合った人員配置とは全く言えないのが現状です。

  1. 未遂者支援が十分にできていない
  2. 精神保健福祉相談への対応が激減している

こうした現状を、9月26日の委員会質疑を通して、紹介します。

2013年9月26日・教育福祉常任委員会
question自殺対策推進事業の中の『自殺未遂者対策』について伺います。

これは本当に全国的に見てもまだまだ取り組んでいるところが少ない中で、横須賀市が特に頑張っていただいている。平成24年度では、28人の支援をしていただきました。

年度人数
平成22年度(10月開始)7名
平成23年度22名
平成24年度28名

この成果として、予後はどうだったのか。

回復をされて、その後未遂をせずにおられるのか。

あるいは再企図をしてしまった(再び自殺未遂をしてしまった)、既遂をしてしまった(自殺によって亡くなってしまった)というような、支援のその後の状況というのをお聞かせいただければと思います。

answer答弁者=保健所健康づくり課長
まず、直接支援に関わった人の中で、再企図をした人(再び自殺未遂をした人)は1~2名いたかと思いますけれども、再企図者は非常に少なく済んでいるということがございます。

当初事業を始める時に、その方の悩みが例えば多重債務で苦しんでいるとか、そういうことに寄り添って、何かそれを解決することによって支援が終了できるというようなもくろみがありました。

しかし、実際に関わってみると、支援してもなかなか簡単に解決のできるような問題ではない方が大変多うございます。もともと家族間の人間関係に問題があったりといった場合、その人間関係を修復するということは、行政が手を差し伸べてもできることではございません。

そうなると、半永久的に支援を続けるというわけにもいきませんので、どういった時に支援を終了するかといいますと、本人の自殺念慮(死にたいという気持ち)が消失したというふうに思われる時に、1回支援を切らざるを得ないというのが実際なんですね。

ですから、そういう意味では支援を終了した後も、寄り添った相談員の気持ちとしては、「あの人どうしているんだろうか。まだ大丈夫なのかな」とか、そういった思いの残る事業となっています。本当にすっきり解決してよかった、よかった、めでたしというケースは、本当にごくごく少ないというのが実際でございます。

question先ほど他の委員からもマンパワーのお話があって、部長・課長からもそれぞれ「現実的に人手が厳しくてキャッチアップし続けることができない」というお話がありました。

この『未遂者対策』についても今御答弁いただいたように、できればマンパワーをもう少し何とか増やして、もちろん希死念慮がなくなれば他の部局であったり、精神保健福祉相談で一般相談みたいな形でサポートすることになるのかもしれないけれども、もう少し超短期ではなくて、短期から中期ぐらいはサポートできるような体制を作れないのか。

その点についてはいかがでしょうか。

answer確かにもう少しマンパワーがあれば、もう少し長く支援をしたいという思いはございます。

そんなことで現実的には後ろ髪を引かれながら、「今回で終わるけれども、いつでも何か困ったことがあったら、また連絡してきてね」という形で1回はお別れしなければいけないというのが本当に実情でございます。

question自殺や自殺未遂を経済的な指標で評価したものが『自殺対策白書』に掲載されていますが、人の命が絶たれるということはものすごく大きな損失になると思います。

国立社会保障・人口問題研究所による自殺・うつ対策の経済的便益(自殺やうつによる社会的損失)」

国立社会保障・人口問題研究所による自殺・うつ対策の経済的便益(自殺やうつによる社会的損失)」


それから、『私(わたくし)』間の人間関係にとっても厳しいものがあると。その一番大事なところを支えていただいているのがこういう事業だと思うんですね。

市が経済対策を打つのと同じかそれ以上の意味があると思うんです。経済対策に比べると華やかさもないし、すごく時間のかかることでなかなか人員増というのを認められなかもしれない。

確かこの年度は『生きる支援相談員』という非常勤の方も雇用されていたと思うんですけれども、本当にあらゆる補助金を使ったり、あらゆる形で財政部を説得して、何とか人員を確保していただきたいと思うんですが、重ねて御答弁いただければと思います。

answer確かに、先ほど他の委員の御質問でもありましたように、もともと精神保健福祉相談というのが本当の基本中の基本の仕事です。

3~4年前は4,000件を超えるような数でございました。

年度件数
平成22年度3,911件
平成23年度3,526件
平成24年度2,921件

それが今2,000件台になってしまっているということは、これはある意味問題だと思っております。

一方で、こういう支援というのはやり出したら切りが無いというのも一方ではあるので、その辺のかける金額と効果とか、そういったことはある程度考慮しながら進めていかなければいけないのかなというふうには思っています。

ただ実際の現場の声としては、人手が非常に少ないという印象を持っていますので、課長としてもその辺の気持ちはくんで、管理部門には訴えたいなとは思っております。

question特に平成25年度の7月末現在の自殺の数字を見てみると、過去5年間で一番低い数字です。

これは平成24年度やその前の取り組みがきいてきているからあると思うんですね。

そこで人手が足りなくてサポートができなくて、ということになると、今度またがたがたがたと増えたりするようなこともあると思います。

今が本当に勝負のしどころだと思うんです。

何とかマンパワーの確保ができるようにお願いしたいと思います。

明日の一般質問で市長からどのような答弁が得られるか、自殺対策をもう1度立て直す為にも全力で議論を行なってきます!

市長への一般質問に向けて発言通告書を提出しました/2013年12月議会

発言通告書を提出しました

まもなく12月議会がスタートします!

11月26日〜27日に本会議が開かれて、市長への一般質問が行なわれます。

一般質問を行なう議員はあらかじめその内容を発言通告書として提出しなければなりません。

フジノも本日、発言通告書を提出しましたので、こちらに掲載します。

1.予算編成における「部局内でのペイ・アズ・ユー・ゴー原則」の存在の有無と各部局へのその周知について

複数の部局と意見交換をする中で、「歳出増を伴う新たな施策を行なうにあたっては自らの部局で他の事業廃止等による歳出削減で財源を生み出さねばならない」という声をしばしば耳にする。いわゆる「ペイ・アズ・ユー・ゴー原則」の考え方である。

(1)こうした「部局内でのペイ・アズ・ユー・ゴー原則」は、予算編成のルールとして明確に設定されているのか。

(2)もしルールとして設けているならば、これはやめるべきではないか。

そもそも単一の部局内での財源捻出には限界があり、現行の歳出規模の枠内では対応できない新たな課題も当然起こりうる。税収減少時代の今、各部局が概算要求で新規事業を無制限に提案することを控えるのは当然ではある。

しかし、本来、各部局の各事業への財源配分は市長が市政全般の優先順位を判断し俯瞰的視点から判断すべきことではないか。

(3)もしルールとして設けていないならば、それを再度周知すべきではないか。

各部局が「部局内でのペイ・アズ・ユー・ゴー原則」が設けられていると感じて行動しているのであれば、それは財政難という現実を前に萎縮して自らの為すべき取り組みに枷をはめている実態があるのではないか。新規事業に充てる財源を探すのは心構えとしては必要だが、原課に不可欠な作業ではない。

新たな課題や市民ニーズに適切に対応する為にも、ルールでは無いならば改めて周知すべきではないか。

まず1問目は、予算編成の在り方についてです。

2.横浜横須賀道路の料金値下げ実現に向けた今後の活動と値下げ実施がもたらす効果の訴求方法について

10月28日、三浦半島地域広域幹線道路整備促進期成同盟(三交同) 会長として、吉田市長が小泉進次郎・古屋範子両代議士とともに国土交通大臣を訪れて要望活動を行なった。

こうした要望活動は全国の自治体がどれほど望んでも局長クラスまでの面会しか叶わない現状の中で、国土交通大臣とお会いし、「国全体の見直しの中で横浜横須賀道路の通行料値下げについても検討していきたい」との言葉を引き出せたことは、取り組みの第一弾として大成功だった、と高く評価したい。
 
9月議会において私は市長と両代議士との連携を求めて吉田市長を厳しく批判したが、まさにこうした活動の実現を望んでのことであり、実際に行動で結果を出して頂いたことに対して、市長にはお詫びと感謝を申し上げたい。
 
(1)値下げの実現に向けて、今後どのような二の矢、三の矢を放っていくのか。

今回の要望活動はまさにタイミングを捉えた「政治主導」によるダイナミックな取り組みであったが、値下げの実現に向けては、今後も各界の協力を得ながらの地道な実務的取り組みを継続しなければならない。

今後、第二弾、第三弾の取り組みとして、具体的にどのような対策を行なっていくのか。県内外の他都市との連携も特に重要だが、どのような取り組みを進めていくのか。

(2)横横道路の通行料金値下げが首都圏全体にもたらす様々なメリットや首都圏全体のビジョンにおける位置づけをどのように訴えていくのか。

市長選挙も含めてこれまでは、もっぱら「周辺の有料道路の通行料金との比較において横横道路は著しく割高である」との観点が値下げを求める理由のメインであった印象が強い。
 
しかし全国の有料道路の状況を見れば、同様に割高な通行料金の改善を訴えた結果としてこれまで大幅な割引料金が実施されてきた「東京湾アクアライン」や「本州四国連絡高速道路」などが、今季限りで値上げに転じることが見込まれている。

今後はオリンピック開催に向けて、首都圏広域幹線圏内ではさらに厳しい綱引きになることが予想される。つまり、今回の三交同の要望活動の結果は良好であったものの、国全体の見直しの中では引き続き予断を許さない状況にある。

そこで、横横道路の通行料値下げが本市や三浦半島の地域エゴでは無いことを強く打ち出さねばならない。

割高だから下げろという主張では決して無く、今後の首都圏全体のニーズ・交通アクセス・防災・経済・観光などの様々な面において長期的に大きな利益と活力をもたらすことを前面に押し出して強く訴えていく必要がある。首都圏全体の発展のビジョンにおいて、横横道路の通行料金値下げがもたらす様々なメリットを今後どのように訴えていくのか。

2問目は、市長選挙において公約として広川・吉田両陣営が訴えた『横浜横須賀道路の値下げ』についてです。

3.市民が主役のまちづくりを実現する為の、各種会議の情報公開・資料提供の在り方を改善する必要性について

(1)本市の各種会議の情報公開が遅くアクセスしづらい現状を、一刻も早く改善すべきではないか

本市が開催している委員会・審議会・協議会・懇話会は、開催予定日時はホームページに掲載されるが、実際に開催した結果はインターネット上で全く公表されていない。したがって、市民のみなさまは市政情報コーナーを訪れて、紙ベースでの閲覧やコピーを行わねばならず、利用時間も市役所の開庁時間に制限されており、極めてアクセスしづらい。

一方、国や県の審議会等の各種会議では、当日から数日のうちに配布資料、議事概要、議事録などがホームページ上に掲載され、審議結果を誰もがインターネット上で閲覧し資料も入手することができる。会議によっては生中継・録画中継もあり、会場に訪れることができない方々も不便を感じずに情報にアクセスできるようになっている。

市長が2期目の選挙でも掲げた「市民が主役のまちづくり」を実現するには、こうした本市の各種会議の情報公開の現状を一刻も早く改善すべきではないか。

(2)各種会議の配布資料は原則全て傍聴者に提供すべきではないか

同じく、本市が開催している各種会議では終了後に傍聴者の方々から配布資料を回収している会議がある。一般に広く公開され傍聴者にメモを許可している会議において、資料を回収することに合理的な理由は無い。回収する理由が市議会への配慮であれば、それは過剰な配慮に過ぎない。

各種会議で委員らに配布した資料は傍聴していただいた市民の方々に原則全て提供すべきである。本市の各種会議の資料提供の在り方を一刻も早く改善すべきではないか。

3問目は、「市民が主役のまちづくり」を掲げながら吉田市長の2期目になっても情報公開が進まない現状に市民の方々からたくさんの苦情を頂いてきたことをもとに、質問を作成しました。

4.いわゆる性的マイノリティとされる方々の支援に関する本市の現在の姿勢を、対世間・対当事者の方々に対してより強く打ち出す為の「宣言」や条例改正の必要性について

(1)性的な多様性を保障する本市の姿勢を「宣言」として強く打ち出すべきではないか
 
大阪市淀川区の榊区長は、今年3月、パトリック・ジョセフ・リネハン大阪・神戸アメリカ総領事と会談したことをきっかけに、6月には大阪初の行政主導によるLGBT関連のイベントを開催、さらに9月1日には「淀川区役所LGBT支援宣言」を打ち出した。

内容は、職員の人権研修実施・正しい情報発信・活動に対する支援・声を聴く、このわずか4項目であるにもかかわらず、マスメディアは好意的かつ大々的に報じ、当事者の方々にも大変高く評価された。
 
性的な多様性を保障する為の実質的な取り組みは明らかに本市の方が進んでいる。しかし、淀川区の宣言は、対世間・対当事者の方々向けに強い訴求力を持つアピールの手法の一つとして極めて有効であった。
 
本市がどれだけ先進的な取り組みを実施していても、当事者の方々にそれを知って、実際に利用して頂くことができなければならない。その為にも、本市の姿勢を強く打ち出す為に、同様の「宣言」をあえて行なうべきではないか。

(2)性的な多様性を保障する為に、条例に明確な位置づけを行うべきではないか
 
今年9月、東京都文京区では「男女平等参画推進条例」が、多摩市では「女と男の平等参画を推進する条例」が可決された。両条例は、「性的指向」と「性自認」による差別禁止を都内で初めて打ち出した条例として高く評価されている。

本市には「男女共同参画推進条例」において「性別による人権侵害の禁止」を謳っているが、「性的指向」や「性自認」による人権侵害や差別の禁止まで読み取ることはできない。

本市の人権施策推進指針に課題として明記されていることから実務的には取り組みの根拠は担保されているものの、先ほどの「宣言」と同様に、文京区と多摩市は条例改正により明確に法的位置づけを行なったことで、本市の指針策定時とは比較できないほどに強いアピールとなった。

本市も男女共同参画推進条例の改正を行なうなど、性的な多様性の保障を条文に明記すべきではないか。

4問目は、フジノの重要政策の1つである「性的な多様性の保障」についてです。

実質的には横須賀市の取り組みが進んでいても、それが当事者のみなさまに周知されていなければ意味がありません。その為にもマスメディアに好意的かつ大きく報じてもらえる取り組みも必要です。そうした側面からの提案を2つ行ないます。

リネハン総領事がどのような方であるかは下の動画をぜひご覧くださいね。


5.自殺対策をもう1度見直し、実効性を高める取り組みとする必要性について

(1)自殺対策に強く取り組むべき9月において、前月比2倍の自殺犠牲者が出てしまったことをどのように捉えているか。

(2)保健師・精神保健福祉士など精神保健福祉相談員を、業務量の増加に見合うように増員すべきではないか。
 
本市は他都市に先駆けて自殺未遂者支援に取り組み始めたものの、当初見込んだような課題解決に最後まで寄り添うような体制は実現できていない。さらには圧倒的な業務量の増加の為に、ゲートキーパー機能として最重要である精神保健福祉相談への対応件数もここ数年著しく減少してしまっている。

これは何よりも人員不足が原因である。

保健所こころの健康係をはじめとする、最前線で働いている精神保健福祉相談員(特に保健師・精神保健福祉士)を適切に増員し、市民の精神保健福祉相談にきめ細やかに対応し、かつ自殺未遂者支援においては課題解決に最後まで寄り添うことができる体制を再構築する必要があるのではないか。

(3)自殺へと追い込まれてしまった犠牲者の方々の背景を知り、分析し、本市の自殺総合対策に反映させていく上で、現在国や県から提供されている情報で十分だと考えているか。より詳細なデータと分析の提供を国に求めていくべきではないか。

(4)自殺総合対策大綱の中で指摘されながらも国や自殺予防総合対策センターの取り組みが全く進んでいない「心理学的剖検」を、本市は独自に行なっていくべきではないか。
 
現在の自殺個票データだけでは知ることができない、自殺で亡くなられた方々のご遺族等からの詳細な聞き取り調査を行なうことで、個別の背景を分析し、地域診断が可能になり、実効性のある対策につなげられる。さらに、「自死遺族の分かち合いの会」とは異なる形で、ご遺族へのアウトリーチにもつながる。
 
不十分な国の取り組みをいつまでも待つのでは救われるべき命が失われてしまう。本市ができることから進める形で「心理学的剖検」を実施していくべきではないか。

(5)複数の鉄道事業者が県内の駅で視覚障がいのある方の転落防止と自殺対策の為に「線路転落防止柵の設置実験」をスタートさせている。本市内の駅においてもこうした取り組みを早期に実施するよう鉄道事業者へ要請すべきではないか。

最後の質問は、フジノのライフワークであり最重要政策である自殺対策についてです。

どの質問もこれまでの活動に基づいた問題意識によって、そして今後の活動につなげていく為の大事な質問です。

しっかりとした議論が市長と行えることを願っています。

11月26日、27日のどちらにフジノが質問に立つかは、11月25日(月)に開催される議会運営委員会で決まります。

決まりしだい、こちらでご報告します!

市内3ヶ所で「自殺予防週間」の街頭キャンペーン/世界自殺予防デー2012&自殺予防週間

世界自殺予防デー2012、今年は市内3駅で街頭キャンペーンを行ないます!

本日は、毎年恒例の『自殺予防週間の街頭キャンペーン』です!

『世界自殺予防デー』(9月10日)と『自殺予防週間』(9月10日~16日)にあわせて、2008年から横須賀市では毎年、街頭キャンペーンを行なってきました。

今年は、追浜駅・久里浜駅・横須賀中央駅の3駅でリーフレットを配布して『ゲートキーパー』の重要性についてをお伝えしていきます。

下の写真でフジノが着ているTシャツは横須賀市の自殺対策シンボルマークであるカタバミです。

自殺対策シンボルマーク・カタバミのプリントされたTシャツ

自殺対策シンボルマーク・カタバミのプリントされたTシャツ


みんなでこれを着て、街頭に立ちます。



街頭キャンペーンでお配りしたもの

お配りしたリーフレットはこちらです。

お配りしたリーフレット

お配りしたリーフレット

  1. あらゆる相談先を見やすく網羅した冊子である『よこすか心のホットライン』の最新版
  2. 『自死遺族の分かち合いの会』のお知らせ
  3. 『ゲートキーパー養成講座』のお知らせ
  4. 『最近、眠れていますか?』
  5. ティッシュ

これまでの街頭キャンペーンでは「1人で悩まないで」というテーマで行なってきたのですが、今年は新たに「ぜひあなたもゲートキーパーになって下さい」ということを前面に打ち出していきました。

会場の追浜駅前

会場の追浜駅前





朝一番で、追浜駅から街頭キャンペーンスタート

まずは朝一番で、追浜駅へ。

今年は3ヶ所を1日でまわる、というハードスケジュールです。

  • 10時~ 追浜駅
  • 14時~ 京急久里浜駅
  • 17時~横 須賀中央駅

9月に入ったとはいえ、暑い暑い!

果たしてフジノは3ヶ所全てを完走できるのでしょうか?

追浜駅で配布したフジノ

追浜駅で配布したフジノ


まず追浜駅、無事に終わりました。

追浜駅前で配布をしたみなさんと

追浜駅前で配布をしたみなさんと




たくさんの方々にリーフレットを受け取ってもらうだけでなく、何人もの方が足をとめてお話をじっくり聴いて下さって、とてもありがたかったです。

内閣府は『ゲートキーパー』の定義をこむずかしく説明していますが、本当は別に特別なことでも何でも無いのです。

あなたの大切な人がふと、こんな声を漏らした時に

「最近、なかなか寝つけなくて」
「眠りについても夜中に何回も目が覚めちゃうんだ」



その声にじっくり耳を傾けて

「あら、それは『不眠』の兆候かもしれない」

と、あなたが早い段階で気づけて

「保健所に相談できる電話窓口があるからいちど一緒に電話をかけて相談してみようよ」

と声をかけてあげられたら、それはもはや完璧な『ゲートキーパー』なのです。



2ヶ所目は、京急久里浜駅前で街頭キャンペーンです

さて、お昼ごはんを食べて少し休んだ後、タフマンを飲んで次の会場である京急久里浜駅前へ。

タフマンを飲んでがんばりました

タフマンを飲んでがんばりました


今年のターゲットは、通勤・通学中の方々では無くて日中外出できるお買い物客の方々やリタイアされた方々です。こうした方々に『ゲートキーパー』になっていただくことが狙いです。

京急久里浜駅前で配布するフジノ

京急久里浜駅前で配布するフジノ


フジノがツイッターで街頭キャンペーンをお知らせしたのを読んで、久里浜駅に手伝いに来て下さった市民の方がいらっしゃいました。ありがとうございました!

14時という一番暑い時間のスタートでしたが、みんなで汗だくになりながらも京急久里浜駅も大成功に終わりました!

京急久里浜駅前で配布してくださったみなさんと

京急久里浜駅前で配布してくださったみなさんと



ラストは横須賀中央ワイデッキでの街頭キャンペーンです

さあ、最後は横須賀中央駅です!

最後の会場、横須賀中央駅前

最後の会場、横須賀中央駅前


吉田市長も合流してくれました。

合流してくれた吉田市長

合流してくれた吉田市長


今では全国のあらゆるまちで街頭キャンペーンが行なわれていますが、市長や知事などのトップが一緒に立つまちは多くありません。

マイクで自殺対策を説明する市長

マイクで自殺対策を説明する市長


一方で横須賀市では2008年のスタートから蒲谷前市長も吉田市長も必ず参加しています。

「自殺対策にはトップの意識こそが重要だ」

と言われていますが、どんなに公務が多忙であっても必ず参加するという歴代市長の姿勢があるからこそ、横須賀の自殺対策は少しずつ成果をあげているのだと思います。



余談その1

ところで余談なのですが...。

「もしかして、うちの大学に来てくれた人じゃないですか?」とフジノに声をかけてくれた学生さんがいました。なんと、1度だけ講義に行った日本社会事業大学の学生さんがフジノに気づいたのです。

街頭キャンペーンの時には市民の方でさえ、フジノがフジノであることに全く気づきません。こんな姿なのですから。

街頭キャンペーン中は「市議」としてではなく「いち参加者」としてここに居ます

街頭キャンペーン中は「市議」としてではなく「いち参加者」としてここに居ます


90分間の講義をしただけなのに、薄暮時にリーフレットを配っているのがフジノだなんてよく気づいたなあ。すごい。

みんなの力で予定よりも早く配布が終わりました

みんなの力で予定よりも早く配布が終わりました



余談その2

ワイデッキの上で配るメンバーが大半だったのですが、フジノはエスカレーターの下で配りました。健康部長とフジノのタッグで配っていたんですが、ものすごい数を配ることができました。

横須賀中央駅前で配布したみなさんと

横須賀中央駅前で配布したみなさんと


金曜日の帰宅ラッシュの時間であることもあって、横須賀中央駅では用意しておいたリーフレットを予定時間になる前に、完全に全て配り終えてしまいました。フジノと健康部長タッグの活躍は大きな貢献をしたと自負しています。



こうして、マラソンのような暑い1日が終わりました

健康づくり課長と課長補佐とフジノの3人は、朝から夜まで3つの駅全てでリーフレット配布を行いました。

フジノは、自分も含めたこの3人をとても褒めてあげたいと思います。

本当に暑かったです!頑張りました!

のぼり旗@追浜駅

のぼり旗@追浜駅


参加してくださった全てのみなさま、特に市民ボランティアの方々にはこころから感謝しております。

今日1日、本当にみなさまお疲れ様でした。そして、受け取って下さった市民のみなさま、ありがとうございました!

配布物の準備をするみなさん

配布物の準備をするみなさん



街頭キャンペーンをやる意味とは?

こんな言葉を、毎年、市民の方に言われます。

「今すぐに自殺してしまいそうな人に街頭キャンペーンなんて届かない。こんなことやって何になるんですか?」



そして、フジノ自身もその問いかけについて、いつも自問自答してきました。その答えは、今はハッキリ持てるようになりました。

「街頭キャンペーンをすれば今すぐ何かが変わる」なんて簡単にはフジノは考えていません。

むしろその逆で、日頃、精神保健福祉活動は地道に、地道に、毎日行なわれています。

保健所での相談、訪問してのアウトリーチ活動、自殺未遂をされた方々のその後の生活支援など、あらゆる活動を毎日行なっています。

日頃の地道なそうした活動を、市役所や保健所ではなくてあえて街頭に出て、市民のみなさまに知っていただく為に街頭キャンペーンを行なっていくのだ。

キャンペーンの意味を、フジノはそう考えています。

例えば、まだまだメンタルクリニックや精神科病院は敷居が高くて、初めて受診する人には勇気が必要かもしれません。でも、保健所であれば、プロの精神保健福祉士や精神保健福祉相談員の保健師に誰でも無料で相談することができます。

敷居は低いですし、お金もかかりません。おトクですよね?

こういう大切なことって、なかなか知られていないのです。

そうしたことを1つ知っていただけるだけでもキャンペーンを行なう大きな意味があるとフジノは信じています。

「暖かく寄り添いながら、じっくりと見守る」

「暖かく寄り添いながら、じっくりと見守る」


今年の上半期(2012年1月~6月)の横須賀市の自殺による犠牲者数は、34名でした。

例年よりも犠牲者が減った昨年の同時期(2011年1月~6月)も同じく34名でしたので、このままで推移すれば、1996年以来、初めての年間の犠牲者数が70人台にとどまる可能性もあります。

減っていることは、良いことです。

でも、絶対に気を緩めることはありえません。

1名でも犠牲者が出ている限りは僕たちは負け続けているのです。

だから、ゼロになるその日まで絶対に諦めません。

そして、ゼロが毎年当たり前のように繰り返される日が来るまで、活動を続けていきます。

『世界自殺予防デー』であろうが無かろうが『自殺予防週間』であろうが無かろうが、「毎日が自殺予防デー」との想いで全身全霊をかけて横須賀の自殺を減らすために頑張っています。

どうか市民のみなさまにも一緒に協力していただいて、1人でも多くの方にゲートキーパーになっていただけますように...。

そして、このまちから自殺をゼロにできる日が1日でも早く来るように、どうかあなたも力を貸して下さいね。