保健医療計画の素案、またも不毛な議論に終始しました/県の「保健医療計画推進会議」へ

「保健医療計画推進会議」へ

今日は伊勢佐木長者町の神奈川県総合医療会館へ向かいました。

保健医療計画推進会議の会場にて

保健医療計画推進会議の会場にて


前回に続いて、神奈川県の『保健医療計画推進会議』を傍聴するためです。



今回からは議論が本格化するはずが・・・

前回までで『改定骨子』が完成したので、今回からは『素案・たたき台』の議論が本格化するはずが...

「素案たたき台」についての議論はほとんど行われず...

「素案たたき台」についての議論はほとんど行われず…


...またも議論は迷走してしまいました。

黒岩知事の肝いりのアイディアを計画に盛り込むべく必死の事務局側(=県)と、それに反対する医師会選出の委員らで、本筋の『保健医療計画』とはかけ離れたやりとりが続きました。

こうした毎回のやりとりは、本当に時間のムダで、残念でたまりません。

フジノは他の都道府県の医療計画改定の審議会の議事録も目を通しているのですが、こんな不毛なやりとりはなされていません。

早く本筋の「この先5年間の神奈川県の保健・医療の目指すべき姿」の議論を行なってほしいです。



フジノはもっと「疾病」について学ばねばならない

『病気』『疾患』についてフジノはまだまだ分からないことばかりで、今とにかく必死に学んでいます。

これまでの『医療計画』が対象にしてきたのは「4疾病」=「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」でした。

ここに新たに「精神疾患」が加えられて「5疾病」になります。

「精神疾患」についてはフジノの専門分野ですので、わりと自信を持って理解していると思います。「脳卒中」も、僕の父がなってしまったという経験から、公私を問わずにかなり学びましたので、比較的理解しているつもりです。

けれども残りの疾患についてフジノの知識は全く足りていません。

「がん」は、子宮頸がんについては政治家として学んできたのですが、それ以外のがんについてはほとんど全く分かりません。

「糖尿病」については、政治家になってから人工透析をしておられる方々との出会いの中でいろいろ学びました(人工透析をしておられる方の多くが糖尿病がきっかけなのです)が、まだ分からないことばかりです。

「急性心筋梗塞」は、政治家に転職してすぐの2003年にAED導入を提案するきっかけになった出来事があっていろいろ学んだのですが、2005年に導入が実現してからは安心してしまい、ほとんどの知識が薄れてしまいました。

例えば、「急性心筋梗塞」になった後の6ヶ月間は「心臓リハビリテーション」が保険の適用になるのですが…心臓リハビリとは具体的に何を行なうものなのか、全くイメージがわきません。

初めて知る言葉を1つずつ調べて、ひたすら勉強しています。

今回の『医療計画』から、PDCAサイクルをしっかり回していく為に、あらゆる指標をもとに目標をたてていくことになっています。

けれども、その目標のもとになる指標がそもそも何を意味しているかを理解する為には、疾患そのものを深く知っていなければなりません。



より良い「保健医療計画」づくりの為に、もっともっと学ばなければならない

横須賀・三浦・鎌倉・逗子・葉山で1つの『二次保健医療圏』というゾーンになっています。

横須賀三浦二次保健医療圏

横須賀三浦二次保健医療圏


例えば、

この地域ではストラクチャー指標の1つである「虚血性心疾患により救急搬送された患者数」がゼロです。

という文章を読んでも、ゼロが良いことなのか悪いことなのか、他の地域には患者がいるのに何故この地域ではゼロなのか、フジノには全く判断がつかないのです。

もっともっと学ばなければ!

行政のあり方に不満がある時、政治家としてフジノはいつも「対案」を「提案」してきました。

だから、県の「保健医療計画推進会議」に対して強い不満を感じている以上、政治家としてフジノは「対案」を「提案」していくしかないはずです。

その為にも、もっともっと学ばなければいけない。がんばらなければ。



大切な県の「医療計画骨子案」、深い議論には全く踏み込めず/神奈川県保健医療計画推進会議

大切な「医療計画骨子案」の議論はあまりにタイトなスケジュール

夕方から、横浜・日本大通駅のすぐそばにある横浜開港記念会館へ向かいました。

横浜開港記念会館

横浜開港記念会館


前回(6月11日)に続いて『神奈川県保健医療計画推進会議』を傍聴する為です。

神奈川県保健医療計画推進会議の会場前にて

神奈川県保健医療計画推進会議の会場前にて


プログラムの最初に、今後のスケジュールが説明されました。

あまりにもタイトなスケジュール設定でした。

この重要な『改定骨子(案)』を、たった2回の会議(今日と次回の合計3時間)で決定しなければなりません。

しかも、次回の会議はわずか2週間後に開かれます。

「こんなことでは実質的な中身を十分に議論するのはムリだ」と感じました。

そして、その予感は的中しました。



医療計画骨子案、大切な議論には全く踏み込めず

今日の1時間半の議論の大半は不毛でした。

神奈川県保健医療計画改定骨子案

神奈川県保健医療計画改定骨子案


黒岩知事の強い意向で策定した『医療のグランドデザイン』をこの『医療計画』に反映させるべく

『グランドデザイン』から抜き出されたフレーズが『骨子(案)』のあらゆる所に埋め込まれていることに対して、大半の委員メンバーから強い反対意見が出され続けました。

すでにマスメディアでも報道されているとおりですが、黒岩知事の政策のいくつかについて、医師会が強く反対をしています。

そして、フジノは

「神奈川県医師会の主張が正しい」

と考えています。

今夜の会議でも、口火を切ったのこそ医師会系の委員でしたが、最終的には委員の大半がその意見に同調していました。

事務局である県庁側も黒岩知事の意向だから「仕方がなく入れている/入れざるをえない」という感じで

納得できるような合理的な反論も無く、ただひたすら「グランドデザインで決められたことなので」の繰り返し。

このままでは『骨子(案)』をまとめることができないので

事務局(県庁側)は黒岩知事に、この『推進会議』での反対意見の多さを説明して、反対が続出した部分については、削除すべきです。

もっとやらなければならない大切な議論が完全に置き去りになっています。

新たに『精神疾患』『在宅医療』が『医療計画』に加えられて、やっと大きく前身することができるのです。

それなのに、これらが今後5年間でどう在るべきかといった本質的な議論には全くなりませんでした。

フジノはひどく失望しましたし、その原因は黒岩知事の『グランドデザイン』への固執にある、と考えています。

『医療計画』とは、この先5年間に成すべきことを実効性のある取り組みとして記すものであって

黒岩知事の願望が強く織り込まれた『グランドデザイン』をムリに『医療計画』に盛り込もうとするのは、そもそも間違っています。

推進会議の終了後

推進会議の終了後


黒岩知事をはじめとする事務局と委員のみなさんには

「本当に困っている人たちを救うことができる大切な計画を作っているのだ」

という責任感をもっと持ってほしいです。

フジノは『医療計画』改定の指針を作る為の国の審議会を1年間追い続けてきましたが

本来、『医療計画』とはもっと大きな成果を出せる重要なものなのです。

それを強く意識して、神奈川県の『医療計画』も作ってほしいです。

次回の会議では、本質的な議論を行なってほしいです。



図書館が自殺予防の新たな取り組みをスタート!/今日は世界自殺予防デー、自殺予防週間(2009年)が始まります

今日は「世界自殺予防デー」/図書館の新たな取り組みがスタート!

今日9月10日は、WHOが定めている『世界自殺予防デー』です。

日本では『自殺予防週間』のはじまりの日でもあります。

わが横須賀市でも様々な自殺予防対策に取り組んでいますが、今年からさらに新たな取り組みがスタートしました。

中央図書館です!

横須賀市立中央図書館

横須賀市立中央図書館


昨年9月議会の教育経済常任委員会の場で、フジノは図書館長に提案をしました。図書館長は、来年度からの取り組みを約束してくれました。

それから1年が建ち、ついに今日からスタートしたのです!

下の文章は、横須賀市がプレスリリースしたものです。

「自殺予防」関連図書コーナー特設のお知らせ~ひとつの命 大切な私~

横須賀市立中央図書館では、『世界自殺予防デー』(9月10日)を中心とする『自殺予防週間』(9月10日~16日)に合わせ、命の大切さを訴える100冊の本を紹介するコーナーを特設します。

横須賀市では、年間約100人の大切な命が自殺によって失われています。

自殺の多くは、「追い込まれた末の死」です。

大切な「いのち」を自殺で失わないためには、自殺や精神疾患についての正しい知識を持ち、これらに対する偏見をなくしていくことが必要です。

命の大切さや自殺の危険を示すサイン、また危険に気づいたときの対処方法などについて、市民の皆さんの理解の促進を図ります。

  1. 日時 9月10日(木)~30日(水) 開館時間内
  2. 場所 横須賀市立中央図書館2階(横須賀市上町1丁目61番地)
  3. 内容 「命の大切さを訴える100冊」は、自殺やその予防、自殺遺族について考える図書を中心に、心の健康や、青少年の悩み・生き方などの図書を揃えました。

実際の様子を自分自身の目で見たくて、さっそくフジノは中央図書館に行ってきました。



さっそく図書館に行ってきました!

中央図書館は、3階建てです。

中央図書館1階

中央図書館1階


1階には入り口があって、新着図書コーナーや、新聞・雑誌コーナー、図書の貸出・返却コーナーがあります。

中央図書館2階

中央図書館2階


2階は、館外には持ち出すことができない貴重な郷土資料コーナーや、インターネットコーナー、DVDやビデオなどの映像や音声資料を視聴できるコーナーがあります。

横須賀中央図書館の3階

横須賀中央図書館の3階


3階は、図書館スタッフの事務室と、学生たちの勉強コーナーになっています。

特設コーナーは、2階のエレベーター前にひっそりと設置されていました。

自殺予防関連図書コーナー

自殺予防関連図書コーナー


1階の正面玄関を入ってすぐにある2階への階段をあがると右側にあります。他の図書コーナーからは離れた場所で、静かに読むことができそうです。

特設コーナーは、2階のエレベーターの前に設置されていました。人があまり通らない、ひっそりした場所です

特設コーナーは、2階のエレベーターの前に設置されていました。人があまり通らない、ひっそりした場所です


2つの棚が設置されていて、1つには100冊の本が置かれています。

2つ目の棚には自殺対策キャンペーンの資料やチラシが置かれていました

2つ目の棚には自殺対策キャンペーンの資料やチラシが置かれていました


もう1つの棚には、今年の『自殺予防キャンペーン』の内容を記したチラシと、いざという時に役立つ関係機関の一覧が紹介されている冊子『こころのホットライン』が置かれていて、自由にもらえるようになっています。



プロの図書館司書のみなさんがじっくり選んだ100冊をぜひ手にとってみてくださいね

100冊の内訳をじっくりと見てみました。

自殺予防対策に直接に関わるものやうつ対策についてのものは、フジノ事務所にもある文献が大半でした。

けれども、こころの健康を高める内容のものや、元気をとりもどしたり、こころに栄養をもらえるような文献もあって、フジノもとても気に入りました。

『中学生の夢』『高校生の夢』の2冊は特に気になりました

『中学生の夢』『高校生の夢』の2冊は特に気になりました


特に『中学生の夢』『高校生の夢』の2冊には、とても惹きつけられました。

座りこんで読みふけってしまいました。



本には、人生をあなたよりも先に生きてきた人たちの経験や想いがこめられています

こうした特設コーナーの本が、今この瞬間に自殺へと追い込まれている方々のいのちを直接に救える訳ではありません。

精神安定剤をのんだり、睡眠薬をのんだり、カウンセリングを受けることの方が短期的には意味があるかもしれません。

でも、フジノは信じているのです。

本の持っている力を。

本には、僕たちよりも先に人生(というかくも苦痛に満ちた日々)を生きてきた人々の、想いや体験が記されています。

そこには、何かしら大きな力が込められていて、もしかしたら苦しみに満ちた今日を「とりあえず生きてみよう」と思わせてくれるかもしれない。そんなフレーズに出会うかもしれない。

そして、生きていくことに意味なんて何も無いと感じる僕ですが、それならば自分自身で新しい意味をつくってみようと感じることがあるかもしれないのです。

何よりもまずは『自殺対策キャンペーン』をとおして市民のみなさまのひとりでも多くに、自殺や精神疾患についての正しい知識を持っていただくことが不可欠です。

そして、自殺へと追い込まれてしまうという体験は誰にでも起こりうることですから、偏見を解消していくことも重要なのです。

ぜひ、あなたが図書館にいらした時はこの特設コーナーにも足を運んでいただきたいと願っています。

そして、図書館長をはじめ、司書のみなさま、スタッフのみなさま、コーナー設置の約束を果たして下さってありがとうございました!