大切な県の「医療計画骨子案」、深い議論には全く踏み込めず/神奈川県保健医療計画推進会議

大切な「医療計画骨子案」の議論はあまりにタイトなスケジュール

夕方から、横浜・日本大通駅のすぐそばにある横浜開港記念会館へ向かいました。

横浜開港記念会館

横浜開港記念会館


前回(6月11日)に続いて『神奈川県保健医療計画推進会議』を傍聴する為です。

神奈川県保健医療計画推進会議の会場前にて

神奈川県保健医療計画推進会議の会場前にて


プログラムの最初に、今後のスケジュールが説明されました。

あまりにもタイトなスケジュール設定でした。

この重要な『改定骨子(案)』を、たった2回の会議(今日と次回の合計3時間)で決定しなければなりません。

しかも、次回の会議はわずか2週間後に開かれます。

「こんなことでは実質的な中身を十分に議論するのはムリだ」と感じました。

そして、その予感は的中しました。



医療計画骨子案、大切な議論には全く踏み込めず

今日の1時間半の議論の大半は不毛でした。

神奈川県保健医療計画改定骨子案

神奈川県保健医療計画改定骨子案


黒岩知事の強い意向で策定した『医療のグランドデザイン』をこの『医療計画』に反映させるべく

『グランドデザイン』から抜き出されたフレーズが『骨子(案)』のあらゆる所に埋め込まれていることに対して、大半の委員メンバーから強い反対意見が出され続けました。

すでにマスメディアでも報道されているとおりですが、黒岩知事の政策のいくつかについて、医師会が強く反対をしています。

そして、フジノは

「神奈川県医師会の主張が正しい」

と考えています。

今夜の会議でも、口火を切ったのこそ医師会系の委員でしたが、最終的には委員の大半がその意見に同調していました。

事務局である県庁側も黒岩知事の意向だから「仕方がなく入れている/入れざるをえない」という感じで

納得できるような合理的な反論も無く、ただひたすら「グランドデザインで決められたことなので」の繰り返し。

このままでは『骨子(案)』をまとめることができないので

事務局(県庁側)は黒岩知事に、この『推進会議』での反対意見の多さを説明して、反対が続出した部分については、削除すべきです。

もっとやらなければならない大切な議論が完全に置き去りになっています。

新たに『精神疾患』『在宅医療』が『医療計画』に加えられて、やっと大きく前身することができるのです。

それなのに、これらが今後5年間でどう在るべきかといった本質的な議論には全くなりませんでした。

フジノはひどく失望しましたし、その原因は黒岩知事の『グランドデザイン』への固執にある、と考えています。

『医療計画』とは、この先5年間に成すべきことを実効性のある取り組みとして記すものであって

黒岩知事の願望が強く織り込まれた『グランドデザイン』をムリに『医療計画』に盛り込もうとするのは、そもそも間違っています。

推進会議の終了後

推進会議の終了後


黒岩知事をはじめとする事務局と委員のみなさんには

「本当に困っている人たちを救うことができる大切な計画を作っているのだ」

という責任感をもっと持ってほしいです。

フジノは『医療計画』改定の指針を作る為の国の審議会を1年間追い続けてきましたが

本来、『医療計画』とはもっと大きな成果を出せる重要なものなのです。

それを強く意識して、神奈川県の『医療計画』も作ってほしいです。

次回の会議では、本質的な議論を行なってほしいです。