うわまち病院の移転建て替えに再考を求める請願を教育福祉常任委員会では「部分採択」としました/フジノの質疑を掲載します

教育福祉常任委員会(1日目)が開かれました

12月議会は2日間の本会議を終えて、今日から委員会での審議へと移りました。

けさはフジノの所属する教育福祉常任委員会が開かれました。

教育福祉常任委員会が開催されました

教育福祉常任委員会が開催されました


市長から提出されたいろいろな議案がありますが、それらについては別の機会に報告します。

委員会の議事次第

委員会の議事次第


今日のブログでは、『うわまち病院の移転建て替えに再考を求める請願』について報告します。



請願審査の様子を報告します

横須賀市議会では、請願を提出して下さった方々が実際に委員会の場に出席して、意見を述べることができます(=『陳述』と呼んでいます)。

請願の審査の前に、まず15分間の陳述がまず行なわれました。

陳述人による15分間の陳述

陳述人による15分間の陳述


陳述人の方は想いがあふれてしまったのか、陳述が15分を超えてしまい、委員長に促される形で途中で終わる形となってしまいました。

続いて、所管部局である健康部から所見(部としての見解)が述べられました。

部長による所見

請願第11号『市立うわまち病院移転計画の再考及び上町地区の包括的地域振興対策の検討・策定について』、健康部の所見を申し上げます。

はじめに、移転方針を発表してから、上町地域の町内会などで説明会を行なってきましたが、説明会に出席された方々から頂いた、うわまち病院に対する思いをいくつか申し上げます。

建て替えが必要なのは分かるが、現在地での建て替えを諦めずに、もっとこだわって考えてほしい。

地元へ何の相談も無く決定したことには納得いかない。

もう1度はじめからやりなおしてほしい。

進入路の拡幅について地権者は協力すると言っているので、市が言う10年よりもっと早くできるはずだ。

など、 もう1度、現地での建て替えを考えてほしい、というご意見を最も多くいただきました。

また、うわまち病院の歴史的なことについても、上町は、旧国立横須賀病院の城下町として栄えてきたこと。

昭和60年以降には、国立横須賀病院の存続運動を多くの関係者が一緒になり行なってきたこと。

国立横須賀病院が、国から市へ移譲された際の病院名の公募に、地元も参加し、うわまち病院となったことなど。

こうした病院の歴史を大切にしてほしい、というご意見も頂きました。

まちづくりの点では、お祭りやイベントなどで、地域の人々のつながりをより強くしながら、地域、さらには商店街の活性化に向けてがんばっている中で、大きな事業所でもあるうわまち病院が移転してしまうことへの不安の声も頂きました。

このように、地域の皆様の思いが詰まったうわまち病院であり、また病院は、単に医療を提供するというだけでなく、地域の皆様の生活の場と共にあることを、改めて受け止めさせていただきました。

それでは、請願内容について、健康部の所見を申し上げます。

まず、請願項目(1) についてです。

うわまち病院の移転計画については、9月定例議会の一般質問で市長が申し上げましたが、うわまち病院の現地での建替えを断念するということは、本当に苦渋の決断でした。

教育福祉常任委員会での質疑でもお答えしましたように、老朽化が進み、手狭な療養環境を早急に改善しなければなりません。

老朽化したうわまち病院を、1日でも早く、市民のニーズに応えられ、医療の技術革新にも沿える病院とする為には、移転して新病院を建設する必要があると考えています。

次に、請願項目(2)についてです。

うわまち病院の移転方針については、9月8日の上町連合町内会役員会での説明に始まり、10月にかけて、地元町内会主催の説明会や、健康部主催の説明会で、延べ11回、300人以上の皆様にお越しいただきました。

今後も、地域の皆様の求めに応じて説明に伺うのはもちろんのこと、新病院建設の検討状況については、丁寧な説明をしてまいります。

なお、上町連合町内会長からの要請により、12月7日に、再度、地元説明会を開催いたします。

次に、請願項目(3)についてです。

うわまち病院の跡地利用については、市長が、9月定例議会で、うわまち病院の跡地活用は、地域の皆様とともに、明るい将来を語り合いながら進めていきたいと答弁しています。

これは、市が責任をもって取り組むべきことであり、地域の皆様のご意見をいただきながら検討してまいります。

また、上町連合町内会長をはじめ、説明会に出席された方々から、税務署や裁判所の跡地利用について、国に働きかけてほしいという要望があり、上町地区の活性化 のために、市から国に対して働きかけてまいります。

以上をもちまして、請願第11号に対する健康部の所見とさせていただきます。

続いて、

  • 田辺昭人議員
  • 大村洋子議員
  • 板橋衛議員
  • 角井基議員
  • 杉田惺議員
  • 加藤ゆうすけ議員
  • フジノ

が健康部に対して質問を行ないました。

次に、討論が行なわれて、加藤ゆうすけ議員から請願項目全てに反対する旨が述べられました。

その後、採決が行なわれました。

内容 議員
請願項目全てに賛成 大村洋子議員
請願項目2・3に賛成 田辺昭人議員
田中洋次郎議員
板橋衛議員
角井基議員
伊東雅之議員
杉田惺議員
フジノ
請願項目全てに反対 加藤ゆうすけ議員



上のように、3つの立場に委員の結論が分かれましたので、やむなく多数決となりました。

多数決の結果、請願項目2・3の『部分採択』とすることが決まりました。

教育福祉常任委員会の結論は『部分採択』と決まりました。この後は、本会議に送られます。

最終日の12月14日に、最終的に横須賀市議会としての請願に対する結論が決まります。



請願審査でフジノが行なった質疑応答を紹介します

このブログの最後に、今日の教育福祉常任委員会でフジノが健康部に対して行なった質問を紹介します。

実際には質問という形を取りながら、2つの想いがありました。

1つには、請願をされた方々に対して、うわまち病院を建て替えて新病院を作ることは横須賀・三浦のみなさまにとって不可欠なことだとご理解いただきたいという想い。

2つには、現在の横須賀市の情報発信の在り方を改善して、うわまち病院周辺地域の方々だけでなく広く市民のみなさまに正確な情報をご理解いただきたいという想い。

特に2つ目は具体的な提案を盛り込みましたので、必ず実施してほしいと思います。

フジノの質問

それでは請願第11号・市立うわまち病院移転計画の再考及び上町地区の包括的地域振興対策の検討・策定について、数点質問をさせていただきます。

まずは、『うわまち病院移転について考える会』の安倍代表はじめ、陳述をして下さった高梨会長、署名をして下さった5000名を超える方々に感謝を申し上げたいです。

ある病院の院長先生からは

「移転に反対されるほど地域に愛される病院というのは極めて珍しいことで感謝すべきことなのだよ」

とご指摘を頂きました。

市立うわまち病院をここまで愛して下さったことに感謝を申し上げたいと思います。

質問に入ります。

まず全ての大前提となる、『うわまち病院の建て替えがどうしても必要な理由』を再確認したいと思います。

医療政策は大切なテーマなので、9年程前から僕は市内の医療関係者の方が誰と意見交換をしてきました。

その中にうわまち病院の医療関係者の方もおられて、本来はもっと良い医療が提供できるはずなのに建物の老朽化とその狭さによって実現できないこと、駐車場を拡大したけれどやはり雨が降った日などは県道まで車の列が連なっていることなどをお聞きして、それ以来ずっと問題視をしてきました。

僕の中で建て替えの必然性が高まったのは、7年前の東日本大震災でした。

自家発電がうまく機能しなかったり、病院の機能を維持する為に本当に多くの努力が払われねばならなかったことです。

元々の建物の著しい老朽化に加えて、東日本大震災のダメージが加わりました。

そこで6年前、吉田市長に初めてうわまち病院の建て替えの提案をした訳です。

建て替えの提案者であることから、うわまち病院周辺地域のみなさまにご説明に伺うたびに、僕は「諸悪の根源である」というに厳しいお言葉をよくいただくんですが、それでも「これは正しい提案だった」と信じています。

なかなか市民の皆様にはご理解いただけていないのですが、医療政策というのは1つの病院で考える訳でもなく、また1つの市だけで考えるわけでもありません。

具体的には『地域医療構想』というものがありまして、この横須賀・三浦地域を『横須賀・三浦構想区域』と呼ぶんですが、団塊世代の皆様が75歳となる2025年、もうすぐですが、必要な病床、ベッド数のことですが、2016年度の実績と比べると2025年の推計では600ベッドも足りていないという推計が分かりました。

横須賀・三浦の医療政策の中心は最も大きな街である以上で、やはりこの区域の医療ニーズは横須賀市が担うしかない。

具体的には我々は市立病院を持っていますから、「市立2病院で医療ニーズに備えるしかない」というふうに考えてまいりました。

そこで伺います。

『地域医療構想』における『横須賀・三浦構想区域』の望ましい姿を実現していく上で、横須賀市の市立2病院の果たす役割はとても大きいのだという僕の認識を健康部はどのようにお感じになりますか。

お聞かせ下さい。

市立病院担当課長の答弁

はい。横須賀市立の病院がこの三浦半島地域で果たす役割ということでございますけれども、この点につきましては藤野委員と同じ想いでございます。

やはり地域でとても大切な病院として、また基幹として担っていくべき医療機関だというふうに考えております。

フジノの質問

続いての質問です。

人口減少は続いていきます。

これは全国的に続きますし、この『横須賀・三浦構想区域』でも続いていきます。

けれども、逆に医療が必要な方々のニーズは増え続けて、2030年にピークになって高止まりして2040年頃まで続いて参ります。

データから見る将来の医療ニーズ(ここでは入院のみ)

データから見る将来の医療ニーズ(ここでは入院のみ)


具体的な数字を申し上げますと、実績ベースで2013年は約4200人の方が入院が必要でしたが、2025年には5000人を超えて、2030年には5200人、2035年も同じく5200人とピークが続いて、2040年にようやく4900人台へと少しだけ減っていきます。

そこで伺います。

「こうした推計はまず外れることが無く一刻も早くうわまち病院を建て替えて、遅くとも2025年までにはスタートさせる必要がある」と僕は考えてきました。

この考えについて健康部がどのようにお考えか、お聞かせ下さい。

市立病院担当課長の答弁

この点についても藤野委員と同じ想いでございまして、健康部としても一刻も早くうわまち病院の建て替えを実現したいというふうに考えております。

フジノの質問

ありがとうございます。

市立2病院のうち、うわまち病院の方が明らかに老朽化が著しいものですから、うわまち病院の建て替えを6年前にこうして吉田市長に提案したのでした。

現在請願をして下さったみなさまが考えておられる理由と同じ理由で、僕は当初は現在地で建て替えるべきだと訴えてまいりました。

こした事柄を、市議会議員時代の上地市長と議員控室で何度も意見交換をしてまいりました。

ですから今も上地市長と僕は基本的には同じ考えだと思います。

しかし今回様々な状況が明らかになった8月、上地市長が行なった記者会見を聞きました。

初めは僕自身もショックでしたが、やはり現地での建て替えについて様々なシミュレーションを行なった結果を伺うにつけて、残念ながら移転をしてもはや新しい場所で新病院によって医療提供を行なうしかないという立場に上地市長が決断をされた。

僕自身も代替案を調べたけれども、現地では実現できないということが分かった。

そこで8月31日の一般質問の場で自らの立場を表明させていただきました。

この点においては請願者のみなさまと僕は立場がこの請願項目の1番については異なることを大変申し訳なく感じています。

ただ、どうしてもこの『横須賀・三浦区域』の医療を守る為には建て替えをしなければならない事をみなさまにご理解いただきたいと思います。

同時に、うわまち病院周辺地域の発展と振興を願う立場は全く同じです。

これはどんなことをしても徹底的に進めていかねばならないと考えています。

そこで、健康部に伺います。

それは『今後のコミュニケーションの在り方』についてです。

これまでの間、健康部が町内会・商店会にお招きいただいて説明をするという在り方で説明が10回行われ、そして2回の広くどなたでも参加できる説明会が開かれてきました。

しかし、この間ずっともどかしさを常に感じてまいりました。

例えば、地域住民の方から頂いたご提案やご質問に対して、陳述人の方がおっしゃったように、その次の説明会に反映されているのかと言えば、その事自体、一般の我々は知ることができないというな状況があり、質問をいただくたびに僕は議員としては上町に入りお一人お一人にお答えをして回ってきました。

この状況を別の案件と比べてみると「ちょっとやっぱ違うな」と思うことが分かります。

例えば先日『エコミル』という愛称が決まった『新ごみ処理施設』と比べてみて頂きたいんです。

こちらの『新ごみ処理施設』については、市民の皆様へとにかく情報提供を徹底しようということで横須賀市のホームページでもその為だけのコーナーを作り、『広報よこすか』でも定期的にお知らせをし、さらにインターネットや『広報よこすか』では届かない方の為にも、本計画について進捗状況などの情報をお伝えするために紙ベースで『横須賀ごみ処理施設建設ニュース』というものを創刊して年4回発行して進捗状況などをお知らせしてきました。

「新ごみ処理施設建設ニュース」

「新ごみ処理施設建設ニュース」


本来ならばもう8月に発表をしてすぐにしっかりと横須賀市の公式ホームページに『うわまち病院建て替えのコーナーQ&A』などを作って、皆様にご質問を頂けばそこできちんと市の公式な見解を示しできるようにすべきであったですし、また広報よこすかでも今後は定期的に触れていく必要があると思いますし『横須賀ごみ処理建設ニュース』のように紙媒体でも発信していく必要があると思います。

こうした提案に対して健康がどのようにお感じでしょうかお聞かせください。

健康部長の答弁

今、藤野委員から言われた通りだと思います。

これまでの流れからいきますと、8月21日にまずは広く市民にお伝えするということでの市長の記者会見という形を取った後、「地元の事をまず考えなければいけない」ということは当然市長の頭の中にもありましたので、「まず地元に対して健康部が行ってしっかりと説明をしてくるように」との指示のもと9月8日を皮切りにまず地元を中心に、地元を大切に説明をしましょうしてきましょう、ということで進めてまいりました。

そういう中で、健康部主催で、今藤野委員からもおっしゃって頂いたように、2回ほど説明会を開催を致しましたが、その時のスケジュールの取り方がまず地元の町内会の説明会が終わった後でなければ広く市民に説明会を開催するのは好ましくないだろうという判断のもとで行なった結果、その日取りが『広報よこすか』でお知らせしてからですと2ヶ月後ぐらいになってしまうという問題がありました。

そこで報道機関を通じてお知らせをする、市のホームページでもお知らせはしたんですが、というな形で2回ほど開催をさせていただいたんですが、やはり周知が徹底されず、集まっていただいた方が少なかったというようなこともございます。

それから、今、移転候補地の選定を進めている中で、情報提供の場が非常に少なくなっております。

今後、新たな展開を迎えてきますので、そういう中では今藤野委員からご提案いただいたような形で広く情報をご提供していくという風なことは考えております。

フジノの質問

ありがとうございます。

今、お約束していただけたという風に受け止めているんですが、ぜひ提供していただきたい内容について3つ挙げさせて下さい。そして答弁を頂きたいと思います。

まず、うわまち病院の建て替えについてのQ&A。

これは本当に何度も何度も市民の方、うわまち病院周辺地域の方に、様々なご提案。代替案を頂いて、それに関して部局に戻って、地域へ回答をお伝えする。これを繰り返す訳ですが、残念ながら伝言ゲームになってしまって正しい情報が広く伝わらないというような状況がある。

ですからまずうわまち病院の建て替えについて正式な市の意見はどういうものであるのか。頂いたご質問に対してはどうお答えするのかというQ&Aのコーナーは絶対に作っていただきたいというふうに思います。

また、現在移転をするという方向で、うわまち病院周辺地域の方々にご説明を続けてはいますが、一方で移転という現実にも目を向けねばなりません。

ですから移転先に関しての情報提供のコーナーも作るべきです。

先ほど陳述人の形が述べていただいたように、移転先に関する情報。それから現地で立て替えというのはちょっと難しいので予算立てとか考えづらいんですが、比較するとどうなるのかいうようなこともきちんと報告していただきたいと思っています。

例えば、今日この後の教育福祉常任委員会の場で『一般報告』において『市立2病院の病床や機能分担』なども説明されることになっていますが、一般の市民の方々はそんなこと全然ご存知ないわけです。

ですからやはり新しい病院のあり方についてあるいは移転先などについての情報提供も是非していただきたい。

そして最後に、跡地再開発についての情報提供コーナーは絶対に作っていただきたい。

これはもう企画調整会議も開催されている訳ですが、まずそこで何が議論されたのかということ。

それ以外に開催されたこと自体も知られていない状況があります。

ですから繰り返しになりますが、うわまち病院のQ&A、新しい病院のあり方や移転先について、それから跡地再開発については、必ず情報提供をしていていただきたいという風に思いますがいかがでしょうか。

健康部長の答弁

はい。ありがとうございます。

藤野委員のご意見をしっかり受け止めてそのように対応していきたいと思います。

フジノの質疑は以上です。





うわまち病院移転建て替えの後の『新病院』の在り方について、今日の委員会で報告がありました。

ぜひこちらもご覧くださいね。



うわまち病院の移転に「再考」を求める請願が上町連合町内会・上町商店街連合会から提出されました/2018年12月議会

うわまち病院の移転について「再考」を求める請願が提出されました

かねてから、うわまち病院周辺地域の町内会と商店会の方々が、移転の撤回を求める署名活動をしてこられました。

このたび、上町連合町内会と上町商店街連合会から正式に議会に対して『請願』が出されました。

うわまち病院の移転の再考を求める請願

うわまち病院の移転の再考を求める請願


その内容を以下に掲載します。

横須賀市議会議長  木下憲司様

うわまち病院移転につき再考を求める請願

平成30年8月21日に上地市長より突然うわまち病院が移転・新築されると発表されました。

これまで上町の現地での改築との方針が伝えられておりましたが移転と方針変更されました。

しかしこれに対して上町地区の住民へ何ら説明も無く大きな不安を抱えております。

地区住民は高齢者も多くうわまち病院が大きな安心の元になっていると考えます。

またうわまち病院には職員600名程度、一日の患者数は500-550名あり地区の商庖街の大きな客層になっていてその流入数が減少すると商底は大きな影響を与えると想像されます。

上町地区では数年来地域活性化のために公共施設を利用したイベントを企画実行するなど大きな努力をしてまいりました。

その努力が水泡に帰する口惜しさがあります。

移転先は平成30年度中に決定とされていますが未だ具体的な提示はありません。

うわまち病院はスプリンクラー設備がない・敷地内に危険地が含まれる可能性がある・進入路が狭いなど問題はありますが、新病棟は利用可能である・水害に強い高地にある・など利点も多く、税務署跡地を利用するなどして開発によらない病棟の改築・新築も検討して頂きたいと思います。

ここに上町連合町内会と上町商府街連合会が一体となり『うわまち病院移転につき再考を求める請願』を提出いたします。

【請願内容】

  1. うわまち病院移転計画を再考してください。
  2. うわまち病院の改築・移転について地域住民にしっかり説明をしてより多くの住民の理解を得るよう努力してください。
  3. 上町地区の包括的な地域振興対策を検討・策定してください。

以上、請願いたします。

請願者 うわまち病院移転について考える会
代表 ●●●●
代表者住所 横須賀市田戸台●●
外署名5074筆

この請願については、教育福祉常任委員会の場で12月4日に審査されることになります。



11月29日スタートの12月定例議会、フジノを含む11名が市長に一般質問します/「事前議運」が開かれました

12月定例議会では11名が市長への一般質問に立ちます

今日は『議会運営委員会』が開かれました。

横須賀市議会の議会用語で『事前議運』と呼んでいます。

来週の11月29日(水)からスタートする12月定例議会について、開会前の準備を行なう場です。

『事前議運』では、

  • スケジュール
    12月定例議会の期間はいつからいつまでにするか
    本会議・委員会の日程をいつにするか
  • 議案・請願・陳情の付託先
    市長から提出される議案・請願・陳情をどの委員会で審査するかの振り分け

等をあらかじめ決めていきます。

 「議会運営委員会審査事項」より

「議会運営委員会審査事項」より


一般質問を行なう議員は、前もって議会事務局に伝えねばなりません(『発言意思通告』と呼んでいます)。

12月定例議会では11名が一般質問を行なう予定です。

この11名の議員は下の通りです。

11月29~30日一般質問を行なう予定の議員(五十音順)

  • 井坂直
  • 大村洋子
  • 加藤ゆうすけ
  • 嘉山淳平
  • 小林伸行
  • 小室卓重
  • 西郷宗範
  • 田中洋二郎
  • ねぎしかすこ
  • 藤野英明
  • 渡辺光一

質問者数が多いので、本会議は11月29日と30日の2日間開催して、初日に6名、2日目に5名が質問を行ないます。

質問の『順番』は、11月28日(水)に開催される『議会運営委員会』で、抽選で決まります。

もちろんフジノも一般質問を行ないます。

『横須賀市議会の質問王』として、1度も休まずに全ての本会議で質問を行なってきました。

任期中に質問できる機会は、この12月定例議会と来年3月の予算議会の残り2回のみとなりました。

今回でなんと74回目の一般質問となる予定です。

フジノは、横須賀市議会の現役議員では最も多く質問をしています。

そしてただ回数が多いだけでなく、実現してきた提案がたくさんあることが、この16年間のフジノの誇りです。

今回も全身全霊をかけて質問します。



16日間の会議期間で、市長から議案18本と報告5件、請願1件、陳情6件を審査予定です

会議期間は16日間ですが、委員会などの開催スケジュールは下の表のとおりです。

審査日程

審査日程


現時点で予定されている市長からの提出議案は18件、報告は5件です。

12月定例議会提出予定案件

  • 市政功労者を定めることについて
  • 平成30年度横須賀市一般会計補正予算(第3号)
  • 横須賀市放課後児童クラブ設置条例制定について
  • 認定こども園の要件を定める条例制定について
  • 文化会館条例等中改正について
  • 地方税法第314条の7第1項第4号に掲げる寄附金を定める条例中改正について
  • 児童福祉施設の設備等に関する基準を定める条例中改正について
  • 指定通所支援等の事業の人員等に関する基準等を定める条例中改正について
  • 手数料条例中改正について
  • 都市公園条例中改正について
  • 産業交流プラザの指定管理者の指定
  • 遺贈の放棄について
  • 横須賀市立田浦保育園の指定管理者の指定について
  • 土地の取得について
  • 公園水泳プールの指定管理者の指定について
  • 自転車等駐車場の指定管理者の指定について
  • 市道路線の認定及び廃止について
  • 本公郷改良アパート建替事業特定事業契約の締結について

まだ議案のタイトルしか分からなくて、議案書そのものが届いていないので内容は分かりません。

報告5件は、全て市長による専決処分についてです。

請願については詳しくお伝えしたいことがありますので、次の記事に記したいと思います。

まもなくスタートする12月定例議会も全力でがんばります!






「中学校完全給食はセンター方式で実施する」と教育委員会が正式決定しました/教育委員会定例会(2017年7月)

教育委員会定例会、傍聴者多数となりました

今日は、教育委員会定例会が開催されました。

教育委員会定例会の会場前にて

教育委員会定例会の会場前にて


傍聴を希望する方々が多かった為、抽選となりました。

隣の部屋に音声だけ流す形で、抽選に漏れた方々への配慮がなされました。

かねてからフジノが提案し続けてきた『教育委員会定例会のインターネット中継』を、教育委員会は一刻も早く実施すべきです。

傍聴可能にしていて公開している会議を、こんなふうに抽選漏れで隣の部屋で音だけ聴かせるなんてことは市民のみなさまへの情報公開の姿勢が大きく遅れています。

そもそも教育委員会は閉鎖的で、かつては傍聴者が資料の持ち帰りさえできませんでした。

2013年にフジノが市議会で改善を提案して、2015年9月からやっと実現したという経緯があります。

市民のみなさまに開かれた教育委員会の姿勢を今後もフジノは強く求めます。



中学校給食の「実施方式」が「正式決定」されました

さて、本日の議事は『中学校完全給食の実施方式』がメインでした。

教育委員会定例会・議事次第より

教育委員会定例会・議事次第より


先日開催された総合教育会議での協議結果を受けて、教育委員会の正式な機関決定とされました。

5名の委員がひとりずつ意見を述べました。

そして、採決の結果、5名全員が賛成で可決されました。

これによって中学校完全給食の実施方式が正式にセンター方式に決定されました。

5名の委員の述べた意見を聴いていても、そこに『市民の声』『保護者の声』『児童生徒の声』を重視する意見はほぼありませんでした。

あくまでも『学校現場の声』『教職員の声』によく耳を傾けた、ということが述べられ続けました。

フジノは、大変に強い不快感を抱きました。

確かに今、学校現場は疲弊しきっており、教職員のみなさまの残業時間の異常なまでの多さが問題になっています。

しかし、その問題とこどもたちの栄養を守る為の取り組みは全く別の問題です。

今までずっと教職員のみなさまの過剰な労働時間を改善する為の取り組みを放置してきたくせに、それを給食の問題にすりかえるのは間違っています。

本当に残念です。

終了後に、傍聴をしておられた他の議員・市民の方々と意見交換をしましたが、みなさん同じご意見でした。

インターネット中継をしていれば、多くの市民の方々もフジノと同じ怒りを抱いたことと思います。

教育委員のみなさまは、誰の為に働いているのでしょうか。

視点の置き方がおかしくありませんか。



午後に追記:教育長から全議員宛に報告がありました

午後になって、教育長から全議員宛に以下の文書で報告がありました。

平成29年(2017年)7月21日

市議会議員 様

教育委員会教育長

中学校完全給食はセンター方式で実施することに決定しました

本日開催した教育委員会7月定例会において、中学校完全給食の実施方式をセンター方式(共同調理場方式)とし、センターを1カ所整備することを決定しました。

中学校完全給食の実施方式については、平成28年度に「横須賀市立中学校完全給食実施方式検討に係る調査」を実施するとともに、これまで、市議会に設置された中学校完全給食実施等検討特別委員会を始め、教職員や保護者で構成する中学校完全給食推進連絡協議会や庁内に設置した中学校完全給食推進本部・専門部会などから多くのご意見をいただき、検討してきました。

本日の実施方式決定に先立ち、7月18日に開催した総合教育会議では、これまでの検討経過を踏まえた上で、市長と教育委員が実施方式について協議をしました。

市長からは、全校開始時期の差がなく早期実施でき、長期的に見て費用を抑えることができるのはセンター方式であると考えていることなどについて、また、教育委員
からは開始時期に差がないことや横須賀市の小・中学校の実情を踏まえて、児童生徒の教育活動への影響を考慮するとセンター方式が現状とれる最善の方式であることなどについて、それぞれ意見を述べ、実施方式について方向性が一致していることを確認しました。

また、今後の中学校完全給食実施に向けて、市長からは、全部局一丸となって取り組み、早期により良い形で給食を実施できるよう全力を尽くしていきたいとの発言が
ありました。

また、教育委員からは、学校現場から意見をしっかりと聴きながら課題を解決し、進めていきたいとの発言がありました。

今後は、センターの用地選定を行うとともに、基本計画を作成するなど、具体的な準備を進めます。

以上です。



【速報】上地市長は「センター方式」を中学校給食の実施方法に選びました!/総合教育会議

総合教育会議が開かれました

けさ10時にスタートし、11時10分に終了した『総合教育会議』。

総合教育会議の会場前にて

総合教育会議の会場前にて


昨日お伝えしたように、今回の議題はただ1つ。

総合教育会議の議事次第

総合教育会議の議事次第


『中学校完全給食の実施方式について』でした。



上地市長は「センター方式」を選びました

結論を申し上げます。

開始前の総合教育会議。あとは市長が到着し定刻になるのを待つのみです

開始前の総合教育会議。あとは市長が到着し定刻になるのを待つのみです


上地市長は中学校給食の実施方法として

センターを1ヶ所建設して、市内全中学校に給食を配送する

という教育委員会事務局原案を選びました。

取り急ぎ、ご報告いたします!



上地市長は何故「センター方式」を選んだのか

上地市長が何故センター方式を選んだのか。

『総合教育会議』の場での発言をメモしたものを掲載します。

「私は、議員時代から『できるだけ早い時期に中学校給食を実現すべき』と条例案を提出させていただいた議員のうちの一人です。

その上で、本日の議論を注視してきました。

これまでも教育委員会事務局の検討経過ですとか、調査報告書の説明を受けておりました。

『選挙公約』として私が掲げてきたのは『早期実施』、そして『一番安い方法』です。この2点を私は選挙の時に掲げてきました。

調査報告によれば、全校の給食の開始時期に差が無くて、早期実施できるのは『センター方式』で1ヶ所の給食センターを整備することだ、というふうに考えております。

また「可能な限り費用を抑えたい」というふうに私は考えてきました。

『センター方式』であれば、国庫補助を活用できる可能性がある、ということ。

初期整備費が最も安い訳では無いのですが、維持管理運営費が最も安く、『センター方式』であれば、長期的にみてトータルで費用をおさえることができる、というふうに考えます。

またあらゆる手段を尽くして、早期に給食を提供でき、かつ費用を抑えられるように取り組んでまいりたいと思います。

これまで検討に関わっていただいた方々や請願を出されていた市民の方々の様々な意見があるのは、十分に私は承知をしております。

「それぞれの方式の良いところをうまく組み合わせることはできないか」ということも私なりに考えました。

しかし『早期実施』という私の想いを実現させる為には、それぞれのお考えを持つみなさまにも「『センター方式』で進めていく」ということにご理解をいただき、そして給食実施に取り組んでいきたい、というふうに考えております。

本日の議論で最も注目すべきことは「全校一斉に実施できる」。これは非常に重要なことである、と思います。

これは公平であるという観点から、それから早期にそれぞれ全員が(メモできず)するという点。

そして、食物アレルギーを有するこどもたちにとっても対応できる、いろいろな方面で対応できる可能性があるということです。

横須賀市全ての中学校で同じ日にみんなで笑顔で一緒に「いただきます」というこどもたちの姿。

このイメージをを教育委員会のみなさんと共有してしっかり連携して進めていきたい。

これが私の所見であります」

フジノの受け止め方や今後の対応については、改めて記したいと思います。

取り急ぎ、市民のみなさまに関わる重大な事柄でしたので、結論だけを報告させて頂きました。



9月2日開会の9月議会、16名が市長に一般質問します/「事前議運」が開かれました

9月議会では合計16名が市長への一般質問に立ちます

今日は『議会運営委員会』が開かれました。

横須賀市議会の議会用語で『事前議運』と呼んでいます。

数日後にスタートする9月議会について、開会前最後の準備を行なう場です。

例えば、会期をいつからいつまでにするか、本会議・委員会の日程をいつにするか、市長から提出される議案をどの委員会に付託するか等をあらかじめ決めていきます。

「議会運営委員会審査事項」より

「議会運営委員会審査事項」より


9月議会での一般質問を行なうことをあらかじめ議会事務局に伝えたのは16名。

先日のブログで記したとおり、一般質問を行なう議員は、あらかじめ議会事務局に『発言意思通告(=質問を行なうよという意思表示)』をしなければなりません。

この16名の議員は下の通りです。

一般質問を行なう予定の議員(敬称略)

  1. 9月2日(7名)
    • 大村洋子
    • 加藤眞道
    • 小室卓重
    • 関沢敏行
    • 永井真人
    • ねぎしかずこ
    • 二見英一

  2. 9月21・23日(9名)
    • 青木哲正
    • 井口一彦
    • 井坂直
    • 小播沙央里
    • 小林伸行
    • 藤野英明
    • 松岡和行
    • 南まさみ
    • 本石篤志

9月議会は会期が1ヶ月半と長丁場なので、一般質問は前半と後半に分かれています。一般質問が行なわれるのは、9月2日(水)と9月21日(水)・23日(金)の合計3日間です。

どの議員がいつ質問するかの『順番』は、9月1日(木)に開催される次回の『議会運営委員会』にて抽選で決まります。



会期は43日間、前半は補正予算案と条例改正案、後半は決算議案が提出される予定です

この9月議会では、まず初日に市長から19本の議案が提出される予定です。

第3回市議会定例会提出予定案件一覧表

第3回市議会定例会提出予定案件一覧表

9月2日にはまず11本の議案が市長から提出される予定です。一般会計と水道事業の補正予算案をはじめ、条例改正案が出される見込みです。

横須賀市議会では『市民のみなさまからの政策提言』と位置づけている、請願・陳情。今回は、請願1本と陳情3本が出されました。

審査予定の請願・陳情

審査予定の請願・陳情


今回フジノは請願『東京電力福島第一原発事故避難者に対する住宅無償提供の継続を求める意見書の提出について』の紹介議員となりました。

そして後半は、決算議案が提出される予定です。



全ての議案が可決されて、6月議会が閉会しました/2016年6月議会

6月議会が今日、閉会しました

約1ヶ月続いた6月議会も本日が最終日でした。

市議会の会議の開催を知らせる掲示板の前にて

市議会の会議の開催を知らせる掲示板の前にて


今日の午後2時から開かれた本会議で、市長から提出された議案と市民の方々から出された請願への最終的な採決が行なわれました。

議案への賛否(その1)
議案への賛否(その2)
請願への賛否


フジノは2つの議案に反対しました。

しかし、市議会としては多数決の結果、全ての議案を可決しました。

フジノが反対して『一般会計補正予算案』には、たくさんの事業がひっくるめられていました。

1つずつ事業を取り出して、それぞれについて賛否を取ったならば、市議会が出した『結論』は違ったのではないか、とフジノは考えています。

そのまま可決されてしまったこが、とても残念です。



後日談:翌日の神奈川新聞が報じてくれました

翌日の神奈川新聞が、本会議(最終日)の様子を報じて下さいました。

2016年6月25日・神奈川新聞より

2016年6月25日・神奈川新聞より


昨日は、本会議の冒頭で市長が発言を求めました。

5月12日に市議会が承認した、『吉田市長の不透明な市政運営に関する調査特別委員会・中間審査報告書』(百条委員会の中間報告)を受けての『お詫び(?)』みたいな発言がなされました。

2016年6月25日・神奈川新聞より

2016年6月25日・神奈川新聞より


けれども、この発言もいつもの『儀式』に過ぎません。

市議会に指摘されたから、その場は謝るけれどもすぐにまた同じことを繰り返す。

それが吉田市長です。

フジノは本会議場で、市長が過去にも述べたようなフレーズの繰り返しを述べているのを聴かされて、何の感慨もありませんでした。

『法的』には問題が無いかもしれない。

けれども、市長に政治献金した民間企業の人間を市役所に中途採用して、さらに雇用の任期が切れたから永続的に採用するその面接に市長が立ち会ったのは、明らかに問題です。

市職員の採用に、市議会は絶対に口利きをしてはなりません。ルール以前の問題ですが、現在では明確にルール化されています。

市職員の採用において、家族や親戚などの縁故関係や政治献金のような特殊な関係にある立場の市幹部は面接に立ち会ってはならないのも当たり前です。

舛添都知事と同じ、『法的』に問題はなくとも『許されないこと』なのです。

けれども、市民のみなさまはいまも気づいていないままです。

いろんな行事に朝から晩までハシゴして出まくって笑顔をふりまいている吉田市長が、どれほど問題なのかを。

それを一刻も早く知らしめるのが市議会の仕事なのですが、今のところ、成功していません。

異常に選挙だけは強い市長の旨さに、市議会は押されています。

無念です。



まもなく6月議会がスタート、13名が市長に一般質問します。今回こどもたちから出された陳情にフジノは注目しています/「事前議運」が開かれました

12月議会では合計13名が市長への一般質問に立ちます

今日は『議会運営委員会』が開かれました。

いわゆる『事前議運』と呼ばれるものです。

まもなく開催される6月議会について、あらかじめ決めておく場です。

例えば、会期をいつからいつまでにするか、本会議・委員会の日程をいつにするか、一般質問の発言順番や、市長から提出される議案をどの委員会に付託するかを決めていきます。

「議会運営委員会審査事項」より

「議会運営委員会審査事項」より


6月議会での一般質問を行なうことをあらかじめ議会事務局に伝えたのは13名。

一般質問を行なう議員は、あらかじめ議会事務局に『質問を行なう意思表示』しなければなりません。

この13名の議員は下の通りです。

一般質問を行なう予定の議員(五十音順)

  • 青木哲正
  • 井坂直
  • 大野忠之
  • 大村洋子
  • 小幡沙央里
  • 嘉山淳平
  • 小林信行
  • 小室卓重
  • 高橋英昭
  • ねぎしかずこ
  • 葉山直
  • 藤野英明
  • 山本けんじゅ

本会議は、6月8日(水)と6月9日(木)の2日間です。

どの議員がどちらの日にどの順番で質問するかは、7日(火)に開催される次回の『議会運営委員会』にて抽選で決まります。



会期は17日間、19議案が提出予定です

この6月議会では、市長から19本の議案が提出される予定です。

「議会運営委員会審査事項」より「審査日程(案)」

「議会運営委員会審査事項」より「審査日程(案)」


一般会計の補正予算案をはじめ、各種福祉施設の基準を定める条例の改正や『横須賀ごみ処理施設建設に伴う新設道路及び造成工事請負契約の変更契約締結について』などが議論されます。



フジノが注目している2つの陳情

横須賀市議会では市民のみなさまからの陳情・請願は、大切な『政策提案』と受け止めています。

この6月議会には、市民の方々からの陳情4件と請願1件も提出していただきました。

フジノが個人的に強い関心を持っているのは、まず

陳情『電動車いす利用者に対するタクシー券交付に代わるバス券の交付について』

です。

実は、同じ趣旨の陳情が2年前に教育福祉常任委員会に提出されました。

しかしこの2年前は教育福祉常任委員会にフジノは所属しておらず、陳情審査に関われませんでした。

当時の質疑を読み返すと、賛成した議員も複数おられた一方で、障がい福祉を全く理解しておられないひどい発言をして反対をした議員もいて、最終的に『審査終了』となってしまいました。

(横須賀市議会では、陳情の扱いは全員が賛成すると『趣旨了承』、全員が反対すると『趣旨不了承』、賛否それぞれあると『審査終了』となります)

フジノは今回の陳情の趣旨に賛成です。

2年前のメンバー構成とは違う教育福祉常任委員会で、ぜひ改めてこの陳情を議論したいです。

障がいのある方々の移動に関する権利をいかにして保障していくか、とても大切なテーマです。

もう1つとても関心を持っているのが

陳情『「子どもの遊び場をつくってほしい!」子どもたちからの陳情』

です。

こどもたちから陳情が出されたのは、13年間のフジノの市議会議員生活では初めてのことです。大変に嬉しく感じています。

陳情第13号を一部抜粋

陳情第13号を一部抜粋


文書としてタイピングやプリントアウトして市議会に提出して下さったのは保護者の方々のようなのですが、こどもたちの想いを代筆して市議会に届けて下さったことはまさに社会福祉でいうところの『アドボカシー』です。

こどもたちの権利を守る上で、とてもありがたいアクションだと感じました。

この陳情は都市整備常任委員会で審査されるので、フジノは議論には加われないのですがとても関心を持っています。

このように、本会議での一般質問をはじめ、委員会での議案・報告事項・陳情・請願・所管事項への質問など、6月議会も充実した議会になりそうです。

いつもどおり全力でしっかりとがんばります。



本日の教育委員会定例会で請願が2件も出ました。しかも重要な案件です!/かねてから「教育委員会への請願」が市民に活用されていない現状の改善を求めてきました

市民のみなさまは教育委員会に対して「請願」「陳情」を出すことができるんです

横須賀市教育委員会は、市議会と同じように『請願』『陳情』を受ける仕組みをとっています。

市民のみなさまにとって教育はとても身近なものであり、ご意見や様々な想いがたくさんあるはずです。

しかし残念ながら積極的にその仕組みが活かされていません。

何故ならば、『教育委員に対して請願・陳情ができる』というアナウンスが全くなされていないからです。

フジノはこのことをとても問題視してきました。

例えば、どうやって提出したら良いのかなどの記述が教育委員会のホームページには全くありません。

2015年9月29日・教育福祉常任委員会での質疑より

フジノの質問

 
では、質問を移します。
 
『事務概要』の259ページに戻りますが、定例会の、4番に当たりますが、教育委員会の秘書及び会議に関することで、教育委員会の会議と審議議案などについての結果が掲載されていますが、平成26年度については『請願』がゼロ件でした。

「2015年度事務概要・教育委員会事務局」より

「2015年度事務概要・教育委員会事務局」より


教科書の採択の年は『請願』が出るのが大体常なのですが、そうであったにもかかわらず『請願』も出なかった。

「何故か」というのを考えながらいろいろなことを調べてみたのですが、横須賀市教育委員会のホームページについては、『教育長のメッセージ』を毎月読ませていただいているのですが、そういうメッセージはあるのですが、教育委員会委員については何らかの意見表明が載っているとか、「御意見をお寄せください」というような言葉は載っていなくて、あくまでも教育委員会事務局が「御意見をお寄せください」と書いてある。

「教育委員会へのご意見はこちら」と書いておきながら実際には「教育委員会事務局」の宛先しか出ていない

「教育委員会へのご意見はこちら」と書いておきながら実際には「教育委員会事務局」の宛先しか出ていない

それから、横須賀市議会では『請願』を市民の皆様からの政策提案と受けとめて「請願をぜひ出してください」と、そして、その場合においては陳述も合意が得られればできると広報しているのですが、横須賀市教育委員会のホームページでは請願に関する記述が一切無いのです。

横須賀市教育委員会のホームページ

横須賀市教育委員会のホームページ


しかし、教育委員会会議規則第4章では請願について定められておりまして、第24条請願の提出から第27条請願・陳情者の発言許可まで、細かい規定もされております。
 
「横須賀市教育委員会会議規則」第4章より

「横須賀市教育委員会会議規則」第4章より


市民の皆様の教育に対するニーズや要望はいつも大きいにもかかわらず、平成26年度は何故『請願』がゼロ件だったと分析しておられるでしょうか。

教育委員に対して請願を出せることをもっと周知すべきではないかと考えるのですが、いかがでしょうか。

総務課長の答弁

平成26年度については『請願』がゼロ件ということで、委員おっしゃっていただいたとおり、教科書の採択のあるような時には非常に多くの『請願』を頂くこともあるのですが、平成26年度についてはゼロ件ということで、この辺のはっきりした原因というのはつかんでおりません。
 
『請願』については、『教育委員会会議規則』に記載をし、どなたでも請願できることになっていますが、ホームページでは、おっしゃるとおり、「こういう形でできます」ということは大きくは出しておりませんので、そのあたりも含めて、議会等のほかのホームページも参考にしながら、ホームページの充実という中で検討していきたいと思います。

フジノの質問

課長、ぜひ正確を期したいと思うのですが、僕自身は探したところ、記述は見つけることができなかったのです。

今の課長の御答弁ですと「詳細な記述は無い」というお話だったのですが、「記述は無い」ではないかと思うのですが、いかがですか。

総務課長の答弁

申し訳ございません。『例規』の部分には『会議規則』ということで『請願』についての項目は載っておりますが、教育委員会のホームページについては『請願』の項目と申しますか、特にそういうものは設けておりません。



*分かりづらいのですが、『教育委員』と教育委員を補佐する『教育委員会事務局』は別モノです。フジノは過去にも「教育委員にじかにメールを送れるようにすべきだ」「教育委員がタウンミーティングを行なうなど市民に身近な教育委員にすべきだ」と教育委員会事務局に提案を繰り返してきました。

それが今日開かれた教育委員会定例会では、なんと2件も『請願』が出されました。

しかも、超重要な内容の『請願』でした。



市民から出された請願「大楠幼稚園の廃止の撤回と、大楠地区の子ども子育て環境の充実を求める請願」

ぜひ全文を引用してご紹介したいと思います。

請願第1号より

請願第1号より


まず請願第1号です。

大楠幼稚園の廃止の撤回と、大楠地区の子ども子育て環境の充実を求める請願

2015年6月、大楠幼稚園、諏訪幼稚園の公立幼稚園2園の廃止提案が、横須賀市議会第2回定例会でありました。

その後、9月の第3回定例会では、2園の廃止については、1年間延期し、諏訪幼稚園については、新設される中央こども園に接続する方向で、子ども子育ての施策を推進するとの報告がありました。

一方で大楠幼稚園については、単に廃止するというのみで、大楠地区の子育て環境の今後の展望が示されていません。

横須賀市教育委員会は、保護者と地域関係者に対して説明会を3回開催しましたが、説明会の中で大楠幼稚園の廃止について、①直近の数年間定員(1クラス35人)に達していないこと、②公立幼稚園の意義が薄れていること、③施設配置計画の中で位置づけられていること、以上の3点を理由としてあげています。

しかし、この説明は私たちにとっては、どの一つをとっても理由として納得できるものではありません。

①の理由については、元々、大楠幼稚園には、諏訪幼稚園のような地域と取り決めた約束はありません。

定員35入の設定は法令上の上限であり、法令上の上限を廃止の要件としていること自体にも問題があります。

現状で大楠幼稚園は年中(4才児)33名、年長(5才児)24名の合計57名が在園しており、市内の平均的なクラスあたりの児童数(20~25人)と比較しても、適正な規模であって、廃止の理由として適正な人数の減少とは言えません。

②の理由については、公立幼稚園の意義として、「民間幼稚園にでさることは民間で」という説明でしたが、大楠地域は、そちそも私立幼稚園がなく、8割の園児が地域内から通う子どもです。そういったことからも、民間幼稚園の経営を圧迫している事実は見当たりません。

また、民間幼稚園では入園が困難とされた児童の受け皿として「民間ではできない役割」をはたしています。

さらに、横須賀市は顕著に「子どもの貧困」の状況が指摘される中、公立幼稚園・公立子ども園の意義は一層強くなっています。

③の理由については、施設配置適正化計画の冒頭で、吉田雄人市長は

「この計画は、将来構想として策定したものであり、全て細部にわたって決定したものではありません。今後、この計画の考え方に基づき、具体的な施設分野別実施計画を策定します。その策定過程では、市民と行政が知恵を出し合いながら、より良い施設の在り方を桟討する揚を設けたいと考えています」

と述べています。

そのことからすれば、まず、「検討する揚」を設定し、丁寧に審議することが、最低限必要なプロセスと考えます。

また、大楠幼稚園は大楠小学校敷地内に併設され、小学校と幼少連携ができる貴重な環境であり、双方への大きな効果もあります。

学校給食の交流や日常的な連携などから小1ギャップの解消に大きな役割を果たしています。

現在大楠幼稚園は大楠小学校区(秋谷・久留和・芦名・佐島・子安・佐島の丘)から通園している児童が8割を超えていますが、この地域の就学前児童数は、平成20年には310人でしたが平成27年4月には、407人と増加傾向(※横須賀市子ども育成部調査)にあり、今後も大楠幼稚園に隣接した芦名・秋谷・佐島なぎさの丘地区には、児童数の増加が見込まれます。

横須賀市内では、大幅に人口減少が進む中、増加傾向にあるのは追浜地区と、大楠幼稚園隣接の秋谷・芦名・佐島の丘の地区です。

つまりは、この両地区に対して、子ども子育て対策を重視することが強く望まれています。

それに対して真逆の幼稚園廃園提案は、人口が増えつつあるこの地域から、子育てが難しいという理由で、定住を敬遠させる要因にもなりかねません。

今回の教育委員会の提案は、平成27年8月21日の教育委員会定例会の議案第44号「市立幼稚園の廃園について」において審査されたものですが、その会議においても、事務局の提案は廃園ありきで説明がなされ、大楠幼稚園の状況、地域のニーズや子ども子育ての今後の影響については、説明も論議も一切されずに議決されています。

地域住民にとって、地域の中で子ども達をはぐくみ、育てることは、子ども子育ての基本的な考え方であり、地域の拠点としての子ども子育て施設の存在は、「地域の宝」でもあります。

これまで大楠幼稚園は、地域のお年寄りと子どちたちとが関わり、地域の賑わいの源泉となっています。地域の老人介護施設や地元老人会との交流活動ち活発に行われ、保護者やそのOBで構成された太鼓グループは、様々な地域のイベントでも活躍し、文化的なつながりも広げています。

地域にとっても、横須賀市にとっても「子どもこそ未来」なのです。

横須賀市は「子どちが主役になれるまち」を政策の柱としています。この政策を進める意味でも、子育て環境の充実に力を尽くす必要があります。

さらに、施設配置適正化計画の進め方からしても、要項に明記している「検討する揚」すらつくらずに進めていることは、大きな問題と言わざるを得ません。

以上のことから、下記の2点について要請します。

  1. 大楠幼稚園の廃園について、白紙撤回すること
  2. 大楠幼稚園の継続も含め、大楠地区の子ども子育て環境の今後の展望を示すこと。これにあたっては、保護者や地域と協議の場を設けること

2016年2月12日

横須賀市教育委員会委員長
荒川由美子様

請願者名(個人情報なので記しません)
及び署名6966筆

フジノは、吉田市長がすすめている市立幼稚園(諏訪幼稚園と大楠幼稚園)の廃止に反対をしてきました。

今回、大楠幼稚園を愛する多くの市民のみなさまによって約7000筆もの署名が集められたことは、とても重要です。

これまでもずっと地域の方々の想いに寄り添って、大楠幼稚園の廃止撤回を求めてきた長谷川昇議員の取り組みもとても大きいと感じます。



市民から出された請願「中学校完全給食の実施を求める請願」

続いて、請願第2号です。

全文を引用してご紹介します。

中学校完全給食の実施を求める請願

【請願の趣旨】

私たちは、子どもの健全な成長発達を願い、中学校給食実現を要望している市民団体です。

2014年には「中学校でも完全給食を実施してください」「全国的に評判の悪いデリパリー方式の給食は行わないでください」の2点で30,950筆の署名を集め、横須賀市議会に請願しました。

今年2月に行った給食フェスタには412人が来場し、要求と関心の高さを実感しているところです。

昨年教育委員会で行ったアンケート結果からは「中学校完全給食」への要望が高いことと共に、毎日昼食を摂ることができない中学生が0.8%もいることが分かりました。

全国に比べて、横須賀の子どもの貧困率が高いことや朝食の喫食率が低いことは、既にご存じかと思います。

このアンケート結果を受け、横須賀市長は

「中学校における完全給食の実現に向けだ後討をスタートしなければならない時期であると感じている」

との施政方針を述べました。

給食は「学校給食法」に基づいて、教育の一環として実施されるものです。

温かい給食は、塩分・油分控え目な食事の提供が司能であり、成長期に必要な栄養をバランスよく摂ることができます。

そしてそのような食事を摂ることが習慣となり、将来にわたって健康な食を選び取る力を養うことにもなります。

また、配膳の手間と時間をかけることで食の大切さや協力することを学びます。

生産者や栄養士、調理員などと顔の見える関係を作り、感謝の気持ちを育てます。

さらに、全員同じものを食することで昼食における格差が解消します。

日ごろ競争を強いられている子どもたちが唯一平等になれる時間となるのです。

評価に直接関わらない大人との関係を通し、給食の効果は人格形成にも及ぶものと考えます。

以上の観点から、私たちは今の小学校同様の自校方式での実現を望みます。

施設、予算、力リキュラムの面など課題はあるかと思いますが、ますはより良い方法・自校方式で実現できるよう、ご検討ください。

【請願内容】

  1. 中学校でも完全給食を実施してください
  2. 完全給食実施にあたっては、原則全員喫食の自校方式を最優先に検討してください


2016年4月11日

教育委員長 荒川由美子様

請願者名(個人情報なので記しません)

この請願に関してもフジノは全く同感です。



請願に対する教育委員会の見解は...

ちょっとブログが長くなりすぎてしまいましたので、『請願』に対する教育委員会の見解は次回、記します。

次の記事に続きます)



こどもたちを守る為に学童クラブ指導員の「処遇改善」に市が取り組むことは当然だ/放課後児童支援員等処遇改善等事業の実施を求める請願を可決(一部採択)しました

学童クラブの指導員の処遇改善を求める請願が約3万筆の署名とともに出されました

12月議会には、横須賀市内の学童クラブが所属している『横須賀市学童保育連絡協議会』のみなさまから『請願』が出されていました。

「放課後児童クラブの安定的運営と質の向上に資する補助金交付を求める請願」より

「放課後児童クラブの安定的運営と質の向上に資する補助金交付を求める請願」より


何故ならば、かねてフジノが指摘してきたように、横須賀の学童保育の現状は極めて厳しいからです。

横須賀の学童クラブの劣悪な現状(市に責任あり)

  • 横須賀の学童保育の保育料は全国ワースト1位クラスの高さ

  • 指導員(放課後児童支援員)の労働状況はきわめて深刻な為、新規採用後の離職率もとても高い

  • ニーズが高いのに学童クラブの数が足りず、待機者が多い

厚生労働省の『賃金構造基本統計調査結果』のデータ(平成26年度調査)と、『横須賀市学童保育連絡協議会』から頂いたデータをまとめると、賃金に関してこんな状況があります。

職種 平均年齢 平均月収 平均勤務時間
横須賀市職員 43.5才 44万9,887円 160時間
小学校教諭 43.0才 37万0,000円 160時間
幼稚園教諭 32.4才 23万0,000円 171時間
保育士 34.7才 21万6,100円 168時間
横須賀の学童クラブ
指導員(常勤29名)
35.3才 17万0,000円 140時間

どの職種も重要な『対人社会サービス』に関わるものですが、極めて厳しい現状があります。

特に学童クラブ指導員の現状は、その職責の重さに反比例して低い賃金となっています。

今回出された請願には、約3万筆の署名も添えられていました。

請願の全文は以下の通りです。

横須賀市議会議長
板橋 衛様

請願者氏名
横須賀市学童保育連絡協議会

放課後児童クラブの安定的運営と質の向上に資する補助金交付を求める請願

【請願の趣旨】
横須賀市には、2015年9月現在48小学校区に59の放課後児童クラブがあります。

留守家庭児等の3729人の内1555人 (2014年4月現在)が放課後を過ごしています。

民設民営により設立・運営され、国の放課後児童健全育成事業の国庫補助金と横須賀市独自の家賃補助等、利用料金等で賄われています。

横須賀市も補助の拡充を行ってきましたが、「設立・運営ができなし」「職責に見合った待遇で指導員を置くことが出来ず安定した運営が難しい」「利用料金も高く利用できない」等、様々な課題を抱えてきました。

放課後児童クラブについても、市町村が実施する『地域子ども・子育て支援事業』に位置付け、2014年9月議会において、一定水準の質の確保に向けた取り組みをすすめるために国が策定した、「放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準(平成26年厚生労働省令第63号)」を踏まえた条例を議決しました。

同時に国は、「集団の中で子どもに保障すべき生活環境や運営内容を明確化し、事業の安定性や継続性を確保する必要がある」とし、『放課後児童クラブ運営指針』を策定しました。

また、その財源措置として、補助項目と補助額を増やし、放課後児童支援員の処遇改善や、補助額が低い 19人以下の学童クラブに対する補助にも取り組んでいます。

各放課後児童クラブでは、条例を満たすべく、放課後児童支援員の複数配置、関所時間の延長等様々な対応を行ってきましたが、横須賀市は、諸課題を軽減する国の補助項目を事業化することなく、4月条例を施行しました。

多くの放課後児童クラブが、さらに厳しい運営を強いられています。

横須賀市が、新制度の理念を踏まえた財源を確保し、以下の国庫補助項目に取り組むよう求めて請願いたします。

【請願項目】
横須賀市における放課後児童クラブの安定的な運営と質の向上を図るために、

  1. 来年度、確実に国庫補助 「放課後児童支援員の処遇改善事業(常勤・非常勤の配置)」に取り組み、各放課後児童クラブに補助金を交付すること 。

  2. 1で要望した事業の今年度分については、市の補助割合である3分の1にあたる額で補正予算を組み、各放課後児童クラブに補助すること。

これは、決して特別な要求ではありません。

国が正式に用意してある補助メニュー(放課後児童支援員等処遇改善等事業)を、現在、横須賀市では利用していません。

(他のまちでもせっかくの補助メニューを活用していないことが問題になっています)

これを活用すれば、指導員のみなさまの処遇改善が(少しですが)実現できて、こどもたちの命と暮らしを守ることにつながります。

だから「横須賀市も国の補助メニューを導入して欲しい」という当たり前の願いが請願には記されています。

請願項目は2つあり、1つ目は「来年度は必ずこの補助メニューを予算化してほしい」というもので、2つ目は「今年度も補正予算を組んでこの補助メニューを予算化してほしい」というものです。

フジノはどちらの請願項目にも賛成(全部採択)の立場です。



教育福祉常任委員会での議論は、一部採択へ

『請願』を審査する教育福祉常任委員会では、フジノも質疑を行ないました。

残念ながら答弁がとても分かりづらく『官僚答弁』になっています。そこでカッコ赤でフジノが解説を入れてあります。

*処遇改善に関する請願の質疑はほぼ全ての委員が行ないました。フジノが最後の質問者でした*

フジノの質問

今までの(他の委員との)質疑をお聴きしていても、

「こども育成部長も教育・保育支援課長も本来は制度を深く理解しておられて、指導員のみなさんや運営委員会のみなさんと同じ気持ちなのではないかな」

と苦しい想いで聴いていました。

自分の所管が教育福祉常任委員会なので、本来市長に一般質問の場で、もう6月の時点でこの処遇改善について市長にお聴きしたかったのですが、所管委員会なのでお聴きできなかったのですけれど

(*横須賀市議会では自分が所属している委員会の所管事項は、本会議で市長に質疑できません)

「部長も課長も市長の姿勢に引きづられて、こういう答弁をせざるをえないんだなあ」と思いながらお聞きをしていました。

ただこの委員会で質疑するしかないので、あえて部長にお聴きをいたします。

本来でしたら『市長に聴くべきこと』と思っています。

学童クラブ、今回は『処遇改善事業』がテーマとなっていますが、何故これを誰の為にやるんだというふうに部長は認識しておられますか?

こども育成部長の答弁

やはりこどもであり、そのこどもを育てている保護者の方であると思います。

フジノの質問

そうなんです。

「こどもたちの為にやる取り組み」なんですよね。

表面的な制度だけ見てしまえば、指導員さんの処遇改善というふうにみえてしまうのですが、こどもたちの健全な成長、放課後の長い長い時間、それから休日祝日・夏季長期休暇を健やかに育ってほしいという、そういう「こどもが主役になれる」為の取り組みなんですよね。

(*他会派の質疑の中には、処遇改善は指導員だけを利するものではないかとの誤解がありました。フジノの考えは全く違います。指導員の立場が安定したものでなければこどもを守ることはできません。処遇改善は「こどもたちの為」なのです)

それを本来であれば、6月の補正予算の時に僕は教育福祉常任委員会で「補助金の交付要綱を読みましたけれども『障害児の受入強化加算』の他にもあるんじゃないですか」とお聴きした時に「今の段階ではこの項目にとどめた」というご答弁を頂いて「さらに研究をすすめていく」ということで、実際には研究していただいていてもうこの処遇改善も念頭にあったんだと僕は受け止めているのですね。

ですから、

「本当に市長の責任は重いな。部局に押し付けて、部局に苦しませて、部局といろんな方の対立構造を作る市長の責任というのは本当に重いな」

というふうに、非常に不快な市長に対する想いを持ちながら今質疑をしています。

今のが大きなお話なのですが、ちょっと各論も質問させて下さい。

(部長・課長は答弁としては)「財政が、財政が」と言わざるをえないと思うのですが、僕は試算してみたのですが、みなさんもとっくに試算しておられると思うのですが、これに対する費用って90万円×59クラブですよね。課長、それで合っていますか?

教育・保育支援課長の答弁

90万円では無いかと思います。

金額的にはですね、国の補助金の項目なのですが、153万9000円というのが上限の項目が1つと、もう1つの方が283万1000円という2つのメニューがございます。ただ、これの3分の1になる、ということでございます。

(*これもフジノの質問を否定するような答弁ですが、結論はフジノの質問の通りです)


フジノの質問

283万円ベースで考えると、市は3分の1ですから約90万円で、59クラブで約4300〜4400万円ですよね、1年間の予算。

これを出せなくて「こどもが主役になれるまち」と謳って良いのか。

この12月議会に市長から提出された補正予算(市内3ヶ所にマイルストーンを設置する)→フジノは反対しました

この12月議会に市長から提出された補正予算(市内3ヶ所にマイルストーンを設置する)→フジノは反対しました


同時期の補正予算で、『自転車半島宣言』を出しているから3ヶ所にマイルストーンを置くなんていうのに数百万円のお金をかけるんですけど、

「そちらにお金をかける、なんてくだらないんだ!そちらにお金をかけるならこっちに持ってこいよ!」

というのが『こどもが主役になれるまち』を標榜する市長に言いたいことなんですね。一般質問で言えないのであれなんですけれど。

(処遇改善の為の)4310万円というのは横須賀市の財政規模からすると、決して「こどもが主役になれるまち」である横須賀にとっては大きなダメージではないと僕は考えています。

もちろん他に国保の会計も観ていますし一般会計だけでなく他の会計も見ていますし、「何故これができない!」というすごく悔しい気持ちで観ています。

次の質問なんですが、仮にこれが国・県・市の協調補助で満額を出せた場合、283万円を僕は想定しているのですが、出せた場合、かねて僕本会議で質疑させていただいているのですが、学童クラブの指導員さんたちが雇用状況がやや違法状態に近いような処遇がある、訴訟リスクありうる、それに対して市は条例を作った後は市の公的責任になんだから訴訟された時は市も責任を取らなければならないよというお話をしたのですが、この補助を出せたらば訴訟リスクの回避に大きく寄与しますよね。

いかがですか?

教育・保育支援課長の答弁

それも含めて実は今現在どういう処遇でいらっしゃるのかというのが私どもきちんと把握できていないというのが現状でございます。

フジノの質問

いや、「本当は把握しておられるんじゃないかな」と思いながら(苦笑)答弁をお聴きしていました。

10年間務められた方が本当は続けたいのに辞めなければならない事例とか本当は全部お聴きしておられると思うんですよ。部局は全部知っておられると思います。

次の質問ですが、処遇改善できれば各学童クラブ、(指導員を)採用しやすくなりますよね?

教育・保育支援課長の答弁

できないとは思いません。

(*これも官僚答弁で分かりづらいのですが、「できないとは思わない=できる」です)

フジノの質問

それから、現在保護者の方々が多く負担している保育料をかなり下げられることにつながるのではないかと推測するのですが、少なくとも10%くらいは下げられるのではないかと思うのですが、ご見解をお聞かせ下さい。

教育・保育支援課長の答弁

基本的にはこの処遇改善というのは、最終的には保育料にも響くかもしれませんが、これ自体は保育料とは実は別というのが考え方が基本的なことでございます。

ですが、やはりそこで処遇改善すれば多少それは出るとは思います。

(*これも官僚答弁ですが、「処遇改善すればそれは出る=処遇改善は保育料引き下げにつながる」です)

フジノの質問

ほとんどの学童クラブが質の高い指導員のみなさんを確保・引き止める為に保育料から指導員のお給料を少しでも高くというふうに捻出しているという状況もきっと課長もご存知ではないかなと思います。

特に横須賀の指導員の方々というのは全県を回ったり全国を回って、指導員の講師として講師もつとめておられるような方がたくさんおられます。

そういった方々を、結婚ができない、生計が維持できないというような理由で辞めさせてしまっているような現状というのは本当にこどもたちのことを考えると不幸な現状だなと思います。

最後の質問ですが、いろいろな現実的な事務的な問題をお聴きしましたが、仮に『請願項目2』が可決された場合はそういったことも一緒に部局としては汗をかいて、各学童クラブと一緒に、運営委員会のみなさんと一緒に、指導員のみなさんと一緒に、この補助が支給できるように汗はかいていただけるんでしょうか。

教育・保育支援課長の答弁

事務処理については汗をかくことについては全くいといません。

質疑応答は以上です。



委員会での結論は「請願項目1のみ採択(一部採択)」

委員会での議論は、大きく2つに分かれました。

  • 補助メニュー導入の必要性は認めるが、補正予算を組んでまでやるべきではない。来年度からやれば良い(一部採択)

  • 補助メニュー導入は当然であり、補正予算を組んで今年度もすぐ対応すべきであり、来年度も当然やるべきだ(全部採択)

ねぎしかずこ議員(共産党)小室たかえ議員(ネットワーク運動よこすか)、フジノの3名は『全部採択』を主張しました。

しかし、他の会派は『一部採択』を主張しました。

議員同士での議論もありましたが一致することができず、最終的に多数決を取ることとなりました。

教育福祉常任委員会での「請願審査報告書」

教育福祉常任委員会での「請願審査報告書」


その結果、『一部採択』が多数可決となりました。



本会議での結論も「請願項目1のみ採択(一部採択)」となりました

会派構成は委員会も本会議も変わりませんので、今日の本会議での最終的な結論も同じでした。

本会議での最終的な「請願審査結果」

本会議での最終的な「請願審査結果」


フジノら3人の委員は『全部採択』を主張している立場から、『一部採択』には反対をしました。

けれども最終的に『請願』は『一部採択』が決定しました。

つまり、「来年度からの処遇改善事業は必ず予算化せよ」というのが市議会の意志として決議されたのです!

今すぐ処遇改善をすべきだと訴えてきたフジノにとって残念ではありますが、それでも大きな前進です。

これまで何年にもわたってずっと処遇改善を訴えてきたのですが、これまでは実現しませんでした。

しかし、ついに市議会が1つとなって「学童クラブの指導員のみなさんの処遇改善が必要だ」と一枚岩になれたのです。

『請願』を採択した以上、横須賀市は来年度から必ずこの補助メニューを予算化すべきです。

この補助メニューを実現したとしても、命を預かる学童クラブ指導員のみなさんの処遇が劇的に向上する訳ではありません。

今までよりは少しマシになる。

少しマシになった分だけ、保護者が強いられてきた高い保育料が少しだけ下げられるかもしれない。

それだけのことなのです。

とてもではありませんが、『こどもが主役になれるまち』なんて市長のキャッチコピーとはかけ離れているのが横須賀の現状です。

これまでのあまりにも脆弱な『こども家庭福祉』の在り方について、市長には猛省を求めます。

イメージ戦略だけ、キャッチコピーだけの『こどもが主役になれるまち』を、本当の意味で実現すべきです。

3万筆もの署名を集めて下さったみなさま、おつかれさまでした。

そして今日この瞬間も学童クラブでこどもたちの健やかな成長の為に尽力して下さっている指導員のみなさま、ありがとうございます。

これからもみなさまがこどもたちの健やかな成長を全力で支援できるように、市議会としても全力を尽くしていきます!



請願「戦争法案廃案を求める意見書提出」が本会議で賛成18:反対22で「不採択」となりました/2015年9月議会

取り急ぎ、請願の結果についてご報告いたします

本日は本会議が開かれて、議案と請願の採決が行なわれました。

請願「憲法に違反する『安全保障関連法案』の廃案を求める意見書の提出について」も採決されました。

請願第6号

請願第6号


採決に先立ち、賛成2名(ねぎしかずこ議員とフジノ)・反対2名(木下憲司議員鈴木真智子議員)が討論に立ちました。

反対討論を始めるフジノ


フジノが行なった賛成討論の全文はこちらに掲載いたしました。

こちらの請願を所管していた総務常任委員会では、賛成4:反対5で『不採択』でした。

そして最終判断となる本会議では、賛成18:反対22で『不採択』となりました。これが最終決定です。

本当に無念です。

フジノは請願の紹介議員だったのですが、力が足りず、本当に申し訳ございませんでした。



後日談;翌日の神奈川新聞が報じてくれました

この横須賀市議会での請願の扱いについて、神奈川新聞が報じてくれました。

2015年9月17日・神奈川新聞より

2015年9月17日・神奈川新聞より