【続報】精神障害1級の通院費への補助、実現へ/重度障害者医療費助成制度

パブリックコメントが終わりました

重い障がいのある方々が医療にかかる時、通院にかかった自己負担(=医療費)がタダになる制度があります。

『重度障害者医療費助成制度』といいます。

名前だけ聴くとすごく良い制度に思えるのですが、実は大きな問題がありました。

あくまでも『身体障がい』と『知的障がい』のある方々だけに限られてきました。

つまり『精神障がい』のある方々は、制度の枠組みから外されてきたのです。

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約40年間にわたって、精神障がいのある方々だけが差別的な扱いを受けてきました。

家族・当事者・関係者のみなさんは、この状況を改善する為に、長年にわたって活動を続けてきました。

そして、ついに動き始めたことを昨年12月7日の活動日記で市民のみなさまに報告をしました。

その活動日記の最後に、

市民のみなさま、ぜひパブリックコメントに「賛成」の声をあげて下さい。しめきりは1月15日までです。

たくさんの「賛成」の声を横須賀市に届けて下さい!

と、フジノはお願いしました。

パブリックコメントの結果

パブリックコメントの提出しめきりから1週間が経った今日、市の福祉部長から『パブリックコメントの結果』について報告がありました。

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集計の結果はこちらです。

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合計145件、全てが賛成意見でした!

内訳は下の通りです。

 意見市の考え方
改正案に賛成です。(合計114件)改正案のとおり進めてまいります。
改正案に賛成です。

今後は1級の入院や、2級への拡大を望みます。(合計16件)

改正案のとおり進めてまいります。

重度障害者医療費助成制度は県から補助を受けて実施しており、補助対象は精神障害者福祉手帳1級所持者の入院を除く医療費です。

現時点では県の助成対象に合わせて実施したいと考えています。

改正案に賛成します。

今後は通院のみならず、入院や全等級に拡大することも検討して下さい。(合計7件)

改正案に賛成です。

今後、精神障害者2級(通院)にも助成を拡大してほしい。(合計6件)

改正案に賛成です。今後は全等級(通院)に拡大することを願います。
制度改正に賛成です。

「3障害の一元化」を進める観点からいえば遅すぎます。今後も一元化していない個所も、見直し、訂正してほしい。(合計1件)

改正案のとおり進めてまいります。

頂いたご意見は今後の障害者施策を検討する際に参考とさせていただきます。

市民のみなさま、パブリックコメントへのご協力、本当にありがとうございました!

あとは予算議会です

パブリックコメントはとても良い方向に終わりました。第1関門は無事に突破ですね。

第2関門は、予算議会です!

来年度予算案が無事に成立すれば、重い精神障がいのある方々の通院医療費は他の障がいと同じく、無料になります。

どうか予算審議の行方を見守っていて下さいね!

ついに精神障害者1級の通院費への補助が実現へ/ぜひパブリックコメントに賛成の声を!

家族会からの陳情は実らず…

さきの9月議会において、精神障がいのある方々の家族会(NPO法人横須賀つばさの会)から、陳情が出されていました。

「重度の障がいのある方々への医療費助成制度に精神障がいのある方々も含めてほしい」

というものです。

これは極めて正論で、もっともな陳情です。

陳情第7号

神奈川県と県内各市が共同で実施している、重度の障がいがある方々に『医療費』への補助が出る制度があります。1973年にスタートした制度で、正式には『重度障害者医療費助成制度』と言います。

通院の自己負担分を補てんする助成制度なのですが、対象は『身体障がい』『知的障がい』の2つのみでした。



つまり、精神障がいだけ対象外とされてきたのです。

この差別的な扱いは、なんと約40年にわたって放置され続けてきました。

当然ながら、家族会・当事者会などの団体からたびたび陳情・請願が出されており、精神保健福祉の向上をメインの政策とするフジノにとっても長年の課題でした。

しかし、この陳情への教育福祉常任委員会としての結論は『審査終了』でした。各委員から賛成・反対の両方の意見が出て一致しない場合に『審査終了』となります。実質的には『否決』と同じような意味です。

フジノは質疑を行ないました

そこでフジノは、改めて「横須賀市も精神障がいを対象に含めるべき」と提案する質疑を行ないました。

年月日・教育福祉常任委員会
question(フジノ)
陳情第7号「精神障害者への重度障害者医療費助成制度の対象拡大についての陳情」に関連して伺います。

「3障がいは一体である」というのが基本的な理念かと思うのですが、これまで精神障がいのある方々が対象となってこなかったのは何故なのでしょうか。

answer(障害福祉課長)
もともと昭和48年から発足した制度ですけれども、正確な理由はわかりません。

恐らく当時、県の部局で精神障がいにつきましては衛生部局、知的障がい・身体障がいにつきましては福祉部局で対応していた為に、精神障がいが対象外になっているのではないかと予想されます。

question(フジノ)
そうした経緯があるとはいえ、障害者自立支援法・障害者総合支援法の中では「3障がいの扱いは同じように等しくあるべきである」「3障がい一体化という中で低いほうに合わせるようなことがあってはならない」、そして「精神障がいだけが立ちおくれてはならない」という考えに基づけば、

やはり本市としても、来年度は福祉部として財政当局に、精神障がいのある方の1級については通院を新たに対象とするように要望すべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

answer(福祉部長)
障がいのある方、3障がいで差別があってはいけないと思います。

ただ、所見でも申し上げましたが、重度障害の医療費助成制度そのもの全体が安定的に継続・維持されなければならないと思いますので、

新規に加わった場合の影響、また県が既に3つの要件を課している中で、本市は何も見直しをしないでいいか、そういった複合的な要素も検討しなければなりませんので、財政とはよく話し合ってまいりたいと思います。

12月議会で動きがありました!

それから3ヶ月が経った12月議会において、新たな動きがありました。

先日12月4日の教育福祉常任委員会で、配布された報告を掲載します。



この助成制度の対象を拡大して精神障がいも新たに含めることをパブリックコメントにかける、というものです。

そう、ついに実現に向けて動き出したのです。

ぜひパブリックコメントに賛成の声を!

パブリックコメントを終えて、来年3月の予算議会に条例の改正案が出されて、議会で可決されれば決定となります。正式には、改正された条例が施行されるまで気を抜いてはいけないのですが、でも、ついに動き出しました。

福祉部、財政部、そして市長の英断を高く評価したいです。長年にわたる関係者のみなさまの想いがついに実を結びます。

市民のみなさま、ぜひパブリックコメントに「賛成」の声をあげて下さい。しめきりは1月15日までです。たくさんの「賛成」の声を横須賀市に届けて下さい!

決算議会が終わりました/「県有施設及び補助金の見直しにおける慎重な対応を求める意見書」を採決しました

2012年決算議会が本日で閉会しました

今日ひらかれた本会議をもって、決算議会が終わりました。

2012年9月議会日程のポスター

2012年9月議会日程のポスター


フジノは『一般会計の決算』認定に反対しましたが、最終的には賛成多数で認定されました。

横須賀市議会の本会議場

横須賀市議会の本会議場


その他の議案も全て可決されました。

県に対する意見書案が可決されました

さて、フジノたち教育福祉常任委員会として出した意見書案は、無事に本会議でも可決されました。

2012年9月26日・朝日新聞より

2012年9月26日・朝日新聞より


神奈川県による急激な県有施設廃止・補助金廃止に対して、市民生活へのダメージを最小限に抑えるように求めるものです。

意見書は下のとおりです。

県有施設及び補助金の見直しにおける慎重な対応を求める意見書

神奈川県は、本年9月27日、「神奈川県緊急財政対策案」を公表した。

同案によれば、県有施設について、施設ごとに「施設廃止」「市町村・民間への移譲」などといった方向性を検討すること、県から各種団体や市町村への補助金等についても、その必要性や内容の妥当性をゼロベースで検証し、「廃止」、「削減」を含めた見直しを検討することとしている。

県有施設見直しの内容によっては、市民生活と本市行財政に多大な影響をもたらすことが懸念される。

例えば、県立三浦しらとり圏などの社会福祉施設については、民間施設では受け入れ困難な重度障害者を受け入れている。

このような施設が民間に移譲された場合、施設利用者への影響が生じることが懸念されることから、県有施設の果たしている役割は、いまだ大きいと言わざるを得ない。

また、市町村補助金及び各種団体への補助金の抜本的な見直しについても、実施された際の市民生活及び本市への影響は、はかり知れないものがある。

本市では、重度障害者医療費助成制度などにおいて、県補助金が廃止となれば、制度の安定的かつ継続的な運営が困難となることから、これら補助金の廃止は到底受け入れられるものではない。

一方で、県並びに本市を含め多くの自治体の財政は大変厳しく、継続的な住民サービスを実施するためには、抜本的な行財政改革を断行せざるを得ない状況にあることも事実である。

よって、県におかれては、県有施設及び補助金の見直しに当たり、市民生活等への影響を十分かつ慎重に検討した上で、見直しの範囲及びその影響を最小化するよう強く要望する。

フジノは昨年の県知事選挙では黒岩候補に投票したのですが、今では『黒岩知事の政策決定のやり方』は全く信頼できなくなりました。

実際にその政策を実施したらダメージを受ける人がどれだけいるのか、どれほど生活が苦しくなってしまうのか、現場の声も、暮らしている人々の顔も、聴いていないし、見ていないとしか思えません。

今回の県の見直しもそうです。

横須賀市議会としては、県の政策が間違っていれば、しっかりと意見を述べて、正していきます。

議会運営委員会が開かれました/まもなく2012年決算議会スタート!

議会運営委員会が開かれました

今日は、議会運営委員会が開かれました。
 
まもなくスタートする9月議会の準備の為の議運です。

9月3日にスタートして10月5日に閉会します。
 
会期は33日間ですね。

下の資料の通りで、9月議会では合計17人が市長への一般質問を行ないます。

議長を除く40人の議員のうち17名ですから、42.5%が質疑に立つ訳です。とても良い傾向だと思います。

吉田市長の就任以来、追及すべき課題があまりにも増えてしまったせいもありますが、横須賀市議会の姿勢は明らかに変わりました。

「議会運営委員会審査事項」より

「議会運営委員会審査事項」より


一般質問の予定日は、3日間です。9月3日、20日、21日。

フジノは、20日に質疑に立ちます。




審議する議案・報告、市民の方々からの請願・陳情について

今回は市長からの提出議案が13件、法定の報告が14件、請願が5件、陳情が5件です。

議案のほとんどは補正予算案ですが

上下水道局の混乱の責任をとって、市長・副市長の減給処分を行なう為の議案などがあります。

報告の大半は、外郭団体の経営状況の報告(決算)です。

そして、市民の方々からの請願・陳情は、今回もフジノの想いに合致するものがいくつもありました。

  • 請願第5号
    「学校敷地内に一時保管されている除染土砂の撤去を東京電力に求める決議について」

  • 陳情第7号
    「精神障がい者への重度障がい者医療費助成制度の対象拡大について」

  • 陳情第8号
    「重度障害者医療費助成制度の維持継続について」

  • 陳情第9号
    「障がい児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援について」

いずれもフジノの所属する教育福祉常任委員会で審査されて結論を出すことになります。

所属する常任委員会での請願には紹介議員になれないルールがありますので、フジノ自身は紹介議員にはなれません。

けれども請願は採択されるように、陳情は主旨了承となるように、全力を尽くしたいです。