10年ぶりに「人権施策推進指針」が改訂されて「性的マイノリティの人権」が「その他の人権課題」から単独の課題に格上げされました/フジノの提案、実現しました

10年ぶりに「横須賀市人権施策推進指針」が改訂されました

本日、市民部長から全議員宛に『横須賀市人権施策推進指針(改訂版)』が配布されました。

横須賀市人権施策推進指針(改訂版)

横須賀市人権施策推進指針(改訂版)


現物はこちらです(PDFファイルで58ページあります)。

ぜひご覧下さいね。



10年ぶりの改訂に至るまでの長すぎた道のり

2007年2月、横須賀市は市政100周年を契機に『横須賀市人権都市宣言』を行ないました。

横須賀市人権都市宣言

横須賀市人権都市宣言


ついで2009年1月、この理念を具体化する為の市役所の取り組みのもととなる『横須賀市人権施策推進指針』を策定しました。

横須賀市人権施策推進指針(2009年度版)

横須賀市人権施策推進指針(2009年度版)


フジノは『人権都市宣言』と『人権施策推進指針』の両方の策定に関わりました。

策定を実際に行なった審議会の委員のみなさまはとても意欲的だったのですが(気合いが入っていた方ばかりでした)

「『宣言』も『指針』も横須賀市が全てが初めて行なうゼロからのことだから」

と、いろいろな点でグッと堪えねばならないことがたくさんありました。

フジノ自身、策定の作業中から

「この本文の記述には問題がある」

「人権課題は全て重要なのに優先順位を想起させるナンバリングをしてはならない」

といった不快感を強く感じてきました(例えばこちらのブログ記事など)。

その為、フジノは早くから改訂を求めてきました。

しかし前市長時代には全く動きがありませんでした。

ようやく10年が経って、今日ついに2019年度に改訂版が印刷製本されて発表されました。

これも流れは『横須賀市パートナーシップ制度の誕生』と全く同じです。

2017年の市長選挙の結果、人権意識がとても高い上地市長が誕生してくれたおかげです。

そして就任直後の一般質問でにフジノが改訂を提案し、上地市長が改訂を約束する力強い答弁をして下さった、という経緯です。

長年の提案が実現したフジノとしては

「嬉しいけれど、10年もかかってしまった。あまりにも時間がかかりすぎてしまった・・・」

というのが本音です。



「その他」に押し込められていた「性的マイノリティ」は単独の項目に格上げとなりました

先程も記したとおりで、2009年策定の『横須賀市人権施策推進指針』には問題がいくつもありました。けれども

「横須賀市が初めて作る『指針』だから」

ということで委員のみなさまもフジノもグッとこらえてのみこんだ問題点がいくつもありました。

残念ながら今回の『改訂版』でも改善しきれなかった問題点はまだまだあります。

それでもいくつもの前進がありました。

特にフジノが強く関わってきた『性的な多様性の保障』に関しては、改善がありました。

2009年度版ではこんな扱いでした。

2009年度版「人権施策推進指針」の目次より

2009年度版「人権施策推進指針」の目次より


最後のおまけである『その他の課題』に押し込められていたのです。

けれども2019年度改訂版では、単独の課題に格上げすることができました。

2019年度改訂版「人権施策推進指針」の目次より

2019年度改訂版「人権施策推進指針」の目次より


フジノのメインテーマである自殺対策についても独立した課題とすることができました。



わずか9行の記述から4ページへ増やすことができました

本文中の記述もわずかにこれだけでした。

「性的マイノリティの人権」についての記述全文

「性的マイノリティの人権」についての記述全文


2009年度版ではわずか9行しか無かった記述。

2019年度改訂版では4ページへ増やすことができました。

2019年度版人権施策推進指針の性的マイノリティに関する記述(その1)
2019年度版人権施策推進指針の性的マイノリティに関する記述(その2)
2019年度版人権施策推進指針の性的マイノリティに関する記述(その3)
2019年度版人権施策推進指針の性的マイノリティに関する記述(その4)


フジノは、2006年度に行なわれた『人権都市宣言』策定作業から2019年現在に至るまでの全てのプロセスをみてきました。

(市職員は定年退職や異動がありますのでこの全てを知っているのはフジノくらいしか居なくなってしまいました)

2006年当時に比べれば、大きく状況を変えることができたと感じています。

まさに13年間あきらめずに取り組み続けた政治家フジノの成果だと自負しています。



次期改訂に向けてご意見をぜひください

けれども「これで安心した」「満足した」なんて気持ちはフジノには全くありません。

あなたはこの改訂版『人権施策推進指針』の文章をどう思いますか?

横須賀市がめざすゴールはこんなもので良いと思いますか?

あなたはどうお考えですか?

そこで再びあなたのご意見を求めたいと思うのです。

『人権施策推進指針』は定期的に必ず改訂すべきです。次期改訂に向けて、ぜひあなたのご意見をいただきたいです。

あて先は、こちらです。

Eメール:fujinohideaki@gmail.com

どうぞよろしくお願いします!



性暴力・性犯罪・LGBTs差別・女性差別・セクハラを許さない!ジェンダー平等の実現をあさか由香が訴えました/参議院選挙2019

「ジェンダー平等の実現をめざすアクション」に参加しました

横浜駅西口で開かれた『ジェンダー平等の実現をめざすアクション』に参加しました。

「そもそも『ジェンダー』って言われても何のことだか分からないよ」

という方がほとんどだと思います。

2分で分かりますので、どうかまずは下の動画をご覧下さいね。




今までも恐ろしいほどたくさんあったのに無かったことにされてきた、性暴力・性犯罪・セクシュアルハラスメントなどの問題。

これまでも被害に遭った当事者が声を挙げると、世間やメディアにセカンドレイプされて叩き潰されてきました。

フジノはずっとこのテーマに取り組んできたので、涙がでるような安堵感でいっぱいです。

横須賀市議会でも一生懸命取り組んできました(例えば、2014年に感じた怒り3年かけて変えさせたりしてきました)。

これまでは味方がほぼ存在しませんでした。

例えば、性暴力・性犯罪について言えば、信頼できるのはNPOの方々と、県警と県のほんの一部の方々だけでした。

それがもついに国政選挙のテーマになる時代がやってきたのです!

例えば、日本共産党は今回の参院選で重要政策としてジェンダー平等を掲げています。

こちらが政策集です。

政策集より

政策集より


こちらはわかりやすいリーフレットですね。

リーフレットの本文より

リーフレットの本文より


暴力・ハラスメントだけでなく、女性と男性の間の公私にわたる社会的な差別(慣習も制度も)、そして多様な性の在り方を否定する社会とも闘ってきました。

そうした姿勢を評価していただいたのか、政治家・藤野英明として共産党から公式にお招きいただきました。

とてもありがたい機会なので喜んで参加させていただきました。

(※今日はあさか由香さんを応援する勝手連としての参加ではないのであさかコスは着てません)



たくさんのメディアを前にスピーチのリレーが行なわれました

参議院選挙のまっただなかなのでどうしても最終的には選挙カラーが出てしまいますし、フジノもそれを自覚して訪れました。

けれども逆にそうでも無ければこのテーマでこんなにたくさんのマスメディアが集まってはくれなかったと思うのです。

テレビカメラ・新聞記者・ネットメディアなど多数取材に来ていました

テレビカメラ・新聞記者・ネットメディアなど多数取材に来ていました


新聞、テレビ、インターネットなど本当にたくさんのメディアが取材に来てくれていました。ありがたかったです。

ジェンダー平等社会の実現をめざす多くの方々がスピーチに立ちました

ジェンダー平等社会の実現をめざす多くの方々がスピーチに立ちました


伊藤詩織さんの告発をはじめ、多くの方々が苦しみながら声を挙げてくださるようになりました。

そして、海外とも連動した#MeToo運動のように、少しずつ広がりをみせはじめました。

この動きを絶対に止めてはならないとフジノは願っています。



あさか由香さんのスピーチはとても内省的で胸を打たれました

やがて順番がまわってきて、あさか由香さんがマイクを握りました。

あさか由香さんのスピーチ

あさか由香さんのスピーチ


フジノは、語られた内容がとても内省的でとても胸を打たれました。

動画を撮影しましたので、どうかご覧下さい。




フジノなりに短くまとめてみました。

医学部入試における女子受験生の差別が明らかになった時、怒りの声を表現する場をつくろうと『#怒りの女デモ』が開催された。

私はいち市民の立場で参加したが、こんなお話をさせていただいた。

私が会社に務めていた時に、同僚が職場を去っていった時に声を挙げられなかった。社会が「そんなの当たり前」という雰囲気の中で声をあげるのが怖かった。

伊藤詩織さんが性犯罪の被害を告発をした時に連帯の声をすぐには挙げられなかった。セクハラは山のようにある日本で、セクハラの被害を受け流すことで生き抜いてきた事実がある。

そしてそのことに傷ついてきた自分に向き合うことも怖かった。セクハラを受け流すことで生き抜いてきた自分に向き合うことに時間がかかった。

様々なことが起きていることに向き合ってほしい。

声を挙げなかった時、最も犠牲にしたのは、自分自身の尊厳・良心・誇りだった。

このままでは自分自身の尊厳・良心・誇りが失われるところだった。

今日は、政治家の立場でもお話をしたい。

セクハラや差別を無くす時に一番必要なことは、自分自身の壁としっかり向き合って、自分自身の想いと誠実に向き合って、温かい社会を作っていくことが大切。

世界のジェンダーギャップ指数で日本は149カ国中110位という低さにある。

女性の賃金は男性の半分しかない。

同一価値労働同一賃金を法律に明記しなければならない。

最低賃金を1500円に上げる。そして女性の所得を引き上げる必要がある。

セクハラ被害に遭っても泣き寝入りする方が6割を超えている。

ILOはハラスメント禁止条約を採択したが、日本経団連は棄権をした。

セクハラの禁止規定が無いのは、OECDでは日本を含めてたった3か国しかない。

性暴力の被害者の6割が誰にも相談できずにひとりで苦しんでいる。

性暴力・性犯罪ワンストップ支援センターを拡充する。

『強制性交罪』から『暴行脅迫要件』を撤廃すること、『同意要件』を新設することが必要だ。

選択的夫婦別姓を認めないのは日本だけ。あまりにも時代遅れ。

同性婚も法律で認めるべき。

憲法13条では、ひとりひとりの個人の尊厳、命と幸福を追求する権利が明記されている。

自分が自分らしく生きたい権利を政治は何よりも尊重し無くてはならない。

全ての人に優しい社会、ありのままの自分として生きられる社会を創らなければならない。

ジェンダー平等社会の実現をあさか由香さんが訴えました

ジェンダー平等社会の実現をあさか由香さんが訴えました


スピーチを終えてステージを降りると、市民の方々があさかさんのもとに歩み寄りました。

市民の方々と語りあうあさか由香さん

市民の方々と語りあうあさか由香さん


おひとりおひとりとあさかさんは語っておられました。

市民の方々と語りあうあさか由香さん

市民の方々と語りあうあさか由香さん


選挙は単に当選を求めてアピールする場ではありません。

こうして大切な問題を丁寧に市民のみなさまと語りあって、想いを共有して、問題意識を社会全体で高めていく貴重な機会だとフジノは信じています。

だから、あさかさんが市民の方々と語りあう姿を見つめながら、フジノはありがたい気持ちでいっぱいになりました。



フジノからは「性的な多様性の保障」についてスピーチをしました

フジノは勝手連としてあさか由香さんを応援しているのであって、共産党という政党を応援している訳ではありません。

けれども、ジェンダー平等だけをあえて訴えているリーフレットを作ってくれていることには感謝しかありません。

ジョイナス前でリーフレットを配りました

ジョイナス前でリーフレットを配りました


喜んで配らせていただきました。

このリーフレットを受け取ってくれた方の中には、実際に被害に遭っておられる方々もたくさんいらっしゃると思います。

どうかあなたはひとりでは無いということを知ってほしいです。

個人としても、政治家としても、絶対にあなたをひとりにさせないといつも思っています。

最後に、フジノもスピーチをしました。

『性的な多様性の保障』の為に12年の活動を続けてきて、LGBTs関連施策実施自治体全国1位に横須賀市を導いたことが評価されて招かれたのだと思いますので、改めて横須賀の取り組みについて語りました。

続いて、あさか由香さんがこのアクションを締めくくるスピーチをして下さいました。

(あさかさんは10分40秒から)





こんな現実を変える為にどうかあなたの力を貸してください!

性暴力・性犯罪は、世間のイメージとは真逆で赤の他人から襲われることは少ないです。

加害者はとても身近な存在で、職場の上司であったり、学校の教師であったり、親であったり、被害者よりも優位な立場を悪用して抵抗できないようにします。

最低かつ最悪な行為で、『魂の殺人』です。

フジノは、幼い頃に被害に遭った方をNPOや弁護士の方につないで裁判にも同行しました。

すでに10年以上経ちますがPTSDが起こることもあり、少なくとも成人になるまではずっと見守り続けていくつもりでいます。

こうした被害者の方々がたくさんおられるのです。

それなのに、支援をする側の人があまりにも少ないのです。

絶対に許してはならない加害者ですが、加害者をそもそもうまない為の取り組みも必要です。

4月の市議会議員選挙でフジノが配った政策チラシでも、このように記しました。

政策チラシ「実績編」より

政策チラシ「実績編」より


政策チラシ「公約編」より

政策チラシ「公約編」より


被害に遭った方々を継続的に支援を徹底すること、相談しやすい体制を作ること、そして加害者をうまない仕組みをつくらねばなりません。

地方自治体だけではできないことがたくさんあります。

だからこそフジノには、国会議員に同じ想いを持つ存在が必要なのです。

あさか由香さんとフジノ

あさか由香さんとフジノ


あさか由香さんが国会議員になれば必ずこの現実を変える大きな力になってくれるはずだとフジノは信じています。

だからどうかあなたに力を貸してほしいのです。

ジェンダー平等、世界では当たり前なのに日本はビリから数えた方が早い。こんな現実を変えたいのです。

性暴力・性犯罪・ハラスメントの被害に遭った方々がみんな泣き寝入りをしている。そして社会復帰もできずに苦しみ続けている。そんな異常な社会を変えたいのです。

同性婚も、先進国で実現していないのは日本だけです。もっと良い国に日本を変えたいのです。

どうかあなたの力を貸して下さい。

どうか投票に足を運んで下さい。お願いします!



朝日新聞が横須賀市パートナーシップ宣誓証明書交付第1号のおふたりを大きく報じてくれました/感動のエピソード「人間扱いしてくれた。素直にうれしかったです」

パートナーシップ宣誓証明書交付第1号のおふたりが朝日新聞に報じられました

けさの朝日新聞の湘南欄に、横須賀市パートナーシップ宣誓証明書の交付第1号のおふたりが大きく報じられました(本当に大きく報じられました)。

残念ながら『asahi.com』のサイトには掲載されていないようなので、こちらのブログで全文をご紹介します。

2019年6月13日・朝日新聞・湘南欄より

2019年6月13日・朝日新聞・湘南欄より

横須賀・パートナーシップ宣誓第1号のふたり
職員の拍手 勇気と自信に
「感動した」「もう隠さなくていい」

4月なかばのことだ。

横須賀市の小松永大さん(34)と奈良あゆむさん(29)はふたりで、市浦賀行政センターの窓口を訪れた。

一緒に暮らして3年半。

別々だった国民健康保険を、同一世帯にする手続きのためだった。

応対した職員に来意を告げた。

「恋人関係?」

「パートナーです。ぼくたち1番なんですよ」

4月9日に市役所で受け取ったばかりのカードを取り出して、職員に見せた。

「パートナーシップ宣誓証明書」

同性カップルや事実婚のカップルを、パートナーとして公的に証明するカードだ。

市が4月に始めた制度で、ふたりは宣誓第1号のカップルだった。

「おめでとうございます」。

その場に居合わせた数人の職員が、そろって拍手を送った。

「感動しました。何の疑問も無く普通の扱いをしてもらえた。そんなこと俺、なかなかなかったから」

小松さんはそう振り返る。

嫌な思いをたくさんしてきた。

戸籍上は女性。でも見た目は男性のようだ。

「本当にご本人ですか?」。

そんなふうに聞かれて、何度も傷ついた。

「人間扱いしてくれた。素直にうれしかったです」

小松さんは横浜市出身。

幼い頃から、スカートをはくとまるで女装をしているような違和感があった。

赤いランドセルが嫌で、4年生になるとリュックサックを背負って学校に行った。

高校を卒業するころ、性同一性障害という言葉を知った。

「これだ」と思った。

20歳になると、定期的に男性ホルモンの注射を始めた。

生理が止まり、筋肉の付き方や声が変わった。ひげが生えてきた。

乳房をとる手術をして、気持ちが楽になった。

奈良さんは横須賀市出身。

小学生の頃からスカートをはくのが嫌だった。

高校の頃になると、男女別にわかれる場面で、女子に含まれることに強い違和感を抱くようになった。

17歳からバンドでボーカルを務めた。

男性ホルモンを注射すると声がかわってしまう。

バンドを引退する時を待ち、24歳からホルモン注射を始めた。

ふたりは2015年に出会い、交際を始めた。

半年後に横須賀市で同居を開始。

小松さんは、いずれ子宮や卵巣を摘出する手術を受けて、戸籍上の性別を男性に変え、結婚することも考えていた。

横須賀市が、同性カップルをパートナーとして証明する制度の導入を検討していることを知り、内容を調べた。

「これなら結婚と変わらないじゃん」。ふたりはそう思った。

特に盛り上がったのは小松さんだという。

証明書に発行番号が記されることを知り、

「どうしても1番がいい!」

と思った。

申し込み初日の4月1日はそろって仕事を休み、受げ付け開始の20分前に市役所に行った。

発行の初日となる4月9日、晴れて宣誓をして、「第1号」のカードを受け取った。

小松さんはこれまで、戸籍上の性別が女性であることを隠してきた。

職場で知っているのは社長だけ。

同僚たちは、小松さんが男だと思っていた。

「もう隠さなくてもいいや」。

カードを受け取り、気持ちが変わった。

職場で同僚たちにこう切り出した。

「俺、女なんだよね。もともとは」

信じられないという表情の同僚にカードを見せる。

「ほらこれ。1番」

性的少数者を差別しないという、横須賀市の姿勢は大きな支えだ。

それに加えて、窓口の職員が自然に祝福してくれたあの出来事が、勇気と自信をもたらした。

小松さんと奈良さんはいずれも、生まれた時の性別とは異なる性別で生きる「トランスジェンダー」だ。

女性として生まれ、男性として生きる点では、「FtM」と呼ばれる。

さらに、小松さんは男性を恋愛対象とする「ゲイ」。

奈良さんは男女ともに恋愛対象とする「バイセクシュアル」だ。

性のあり方が、LGBTという言葉で表しきれないほどに多様であることが、もっと知られてほしいという。

そうすれば、人知れず悩んだり苦しんだりしている当事者が、楽になるかもしれないと思う。

性的少数者の権利を訴える運動では、虹色の旗(レインボーフラッグ)がシンボルになってきた。

奈良さんは言う。

「虹って色がはっきりしていますよね。でもLGBTはグラデーションなんです。色と色のあいだに、めちゃめちゃいろんな色があるんです」

たくさんの色が輝く世界であってほしい。

ふたりのいまの願いだ。

(太田泉生)

素晴らしい記事ですよね!

感動的な記事ですが、太田記者はさすがだと感じました。

実はおふたりの依頼でフジノは取材に立ち会いました。

初めて取材を受けるというのはものすごくハードルが高いものだからです。

けれども太田記者の取材は本当に丁寧で、ひとつひとつの質問にお答えしていく中でおふたりの緊張がだんだんほぐれていくのを感じました。

おふたりの言葉にじっくりと耳を傾ける太田記者のおかげで、フジノも知らなかったおふたりのライフヒストリーが語られていきました。

記事の為の写真を撮影する場所を決める際にも

太田記者が

「おふたりにとって思い入れのある場所にしましょう」

と提案をして下さいました。

それならば海によく行くよね、とおふたりが応えて、記事の写真の場所(ヴェルニー公園です!)で撮影することに決まりました。

数時間にわたる取材の後には、そもそもフジノの立ち会いなんていらなかったんじゃないかというくらいの信頼感が3人には結ばれていたと思います。

太田記者とおふたり。みんな笑顔です

太田記者とおふたり。みんな笑顔です


横須賀支局にいらっしゃる前から存じ上げているのですが、改めて太田記者はすごい方だと感じました。



おふたりの決意をフジノは全力で応援したいです

ところで、もともとはおふたりとも世間にカミングアウトするつもりは無かったそうです。

それにもかかわらずこうして取材に応じたのは、

「横須賀市パートナーシップ宣誓証明書交付第1号となったことをきっかけに『第1号なのだから社会的責任がある』と感じたから。

これからは世間に語りかけていきたいと決意したんです」

とのことでした。

フジノとしては本当にありがたいです。

現在まで横須賀市パートナーシップ制度を利用されたのは5組です。

実際にはもっと多くの方々が『利用したいけれど利用していない』という事実をフジノは聴いて知っています。

  • 本当に個人情報が漏れないのか。
  • 本当に横須賀市は本気で取り組みを続けていくのか。

いろいろな想いで、この制度の行方を見極めようとしておられることもお聴きしています。

だから、おふたりが『新聞』という世間全体に強く訴えかける媒体を通じて、その率直なお気持ちを語って下さったことはとても大きな意味があります。

いくらフジノが

「大丈夫ですよ、安心して制度を利用して下さいね」

と何千回叫ぶよりも、おふたりの言葉こそ説得力があります。

利用したい多くの方々に

「大丈夫、横須賀市を信頼しても大丈夫なんですよ」

というメッセージを送っていただきました。

そもそもセクシュアリティに限らず、人は誰もが『家庭環境』や『経済状態』や『持病』など、他者に知られたくない・話したくない事がたくさんあるものです。

フジノは持病をオープンにしていますが、だからといって他人がわざわざオープンにする必要性を一切感じていません。

当事者の持つパワーは無限大です。

だからといって当事者が必ず語らねばならないとはフジノは全く思いません。

けれどもおふたりは宣誓証明書の交付を受けるプロセスを通じて、ご自身の中に「社会へ伝えたい」というお気持ちが生まれたのですね。

とてもありがたいことだと思います。

そんなおふたりをフジノは心の底から守りたいと思います。その活動を全力で応援していきたいです。

今回の記事は単なる美談なのではありません。

記事の向こう側にはリアルな生活があって、過去も現在もこれからも生活が続いています。

どうかそのイメージを共有して頂けたら嬉しいです。

市民のみなさま、どうかおふたりの勇気の強さも知っていてほしいなと願っています。



市役所・行政センターなどはもともと温かい場所だったのです

浦賀行政センターの職員さんについても、たくさんの方々からお褒めのお言葉を頂きました。ありがとうございます。

市民のみなさまから高く評価していただけたことをフジノとしてはとても感謝しています。

フジノがお聴きしてすごく感動したおふたりの言葉があります。

「今まで家を借りる時に不動産屋などですごく嫌な想いをしてきた。

イメージでは、市役所って一番無機質な場所だと思ってた。

けれども市役所が一番親切だった。

初めて人間として扱ってくれた」

そもそも市役所という存在はこういう温かな心の交流がある場所であったはず、とフジノは思っています。

今のように、単にスピーディーな事務処理だけが求められる無機的な場所ではきっと無かったはずです。

市職員のみなさんは、もともとみんな他人の為になりたいという熱い想いをもって公務員試験を受けて横須賀市役所に入庁して下さっています。

浦賀行政センターのみなさんだけが特別に素晴らしい訳ではなくて、フジノが出会ってきた職員さんのほとんどがこうした素晴らしい方々です。

今回おふたりにエンパワーされたのか、市職員さんの本来の姿が現れたのだと思います。

どうか市民のみなさまが横須賀市役所のことをもっともっと信頼していただけたらありがたいなとフジノは願っています。

太田記者のおかげで、みんなが温かい気持ちになれました。本当にありがとうございました。

この記事だけの美談として終わらせないように、つまりこれが誰にとっても当たり前となるように、これからもフジノはどんどん取り組みを前進させていきます!



海外で同性婚をした配偶者の一方が外国人である為に2人で横須賀市に永住したくとも在留資格が認められずに苦しんでいる本市市民を救済する為に国へ働きかける必要性について/一般質問の発言通告書を紹介します(その3)

前の記事から続いています)

本日提出した発言通告書の内容を3回に分けてご紹介しています。

質問3.海外で同性婚をした配偶者の一方が外国人である為に2人で横須賀市に永住したくとも在留資格が認められずに苦しんでいる本市市民を救済する為に、国へ働きかける必要性について

海外で同性婚をされた横須賀市民の方が横須賀に配偶者(フランス人)と永住しようとしたら、日本の制度のせいで引き離されてしまい、とても苦しんでいるというご相談を6月1日に受けました。

お話を伺えば伺うほどに国の制度が理不尽で納得ができず、たとえ管轄が国であろうとフジノは質問しなければならないと決意しました。

今回すでに質問しようと決めて書いていた原稿は9月議会に先送りすることにして、ゼロから質問を作りました。

真正面から上地市長が受け止めて下さることを信じて、以下の質問を行ないます。

3.海外で同性婚をした配偶者の一方が外国人である為に2人で横須賀市に永住したくとも在留資格が認められずに苦しんでいる本市市民を救済する為に、国へ働きかける必要性について

海外で同性婚をし、横須賀で永住するために帰国した本市市民の方が、国の政策によって配偶者と引き離されて苦しめられており救済を求めている。

国際結婚をした日本人の配偶者は「日本人の配偶者等」という在留資格で外国人であっても日本で暮らす資格が認められている。

しかし同性婚の場合には、外国人の配偶者が日本で暮らしていくビザが発行されないというダブルスタンダードが放置されてきた。
 
すでに昨年11月の参議院外交防衛委員会で公明党の高瀬弘美議員がこのダブルスタンダードを問題視して即刻改めるように質問をした。

参議院外交防衛委員会で質問に立つ高瀬弘美議員

参議院外交防衛委員会で質問に立つ高瀬弘美議員


河野太郎外務大臣も明らかに問題であると認めて外務省から法務省へ改善を求めたことを明らかにし、政府内でも是正すべく前向きに検討していると答弁した。

参議院外交防衛委員会で答弁に立つ河野太郎外務大臣

参議院外交防衛委員会で答弁に立つ河野太郎外務大臣


しかしそれから半年が経ったが動きはなく、本市の市民が配偶者と離れ離れに暮らさざるを得ない状況で精神的にも追い込まれている。
 
人権の観点からも極めておかしく、国の管轄であっても助けを求める市民の声に本市はしっかりと応える必要がある。

これを放置すれば今後も同様の苦しみを本市市民が受ける可能性が高い。

歴代市長の中でも最も人権意識が高く「誰もひとりにさせないまち」を掲げ、国に対しても直言できる市長だからこそ、本市市民の救済のために強く政府に働きかけてほしい。

そこで市長に伺う。

【質問13】
法務大臣に面会していただき、本市の市民が苦しんでいる現状を早急に改善する為に、法務省に指示を出すよう要請していただけないか。

【質問14】
外務大臣にも面会していただき、本市の市民が苦しんでいる現状を早急に改善する為に、参議院外交防衛委員会での答弁が実現されるよう改めて外務省から働きかけるよう要請していただけないか。



以上が3問目です。

どれだけ無謀だと言われても、フジノは真正面からぶつかっていきたいと思っています。



5月17日は「多様な性にYESの日」です/横須賀では19日に街頭キャンペーンを開催しますのでぜひご参加下さい!

今年も横須賀で「多様な性にYESの日」街頭キャンペーンを開催します!

本日5月17日は『多様な性にYESの日』です。




日本では『多様な性にYESの日』の名称で記念日として認定されているのですが、国際的には『IDAHO(アイダホ)』あるいは『IDAHOT』として広く知られています。

『International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia』の頭文字をとって『IDAHO』です。

直訳すると『国際反ホモフォビアデー』、分かりやすく言い換えると『LGBT嫌悪に反対する国際デー』ですね。

2019年度も様々な取り組みが行なわれますが、4月18日の兵庫県尼崎市の展示を皮切りに東北から福岡まで全国各地で、さらには世界各地で様々な取り組みが開催されています。

2019年度の横須賀アクションは、5月19日(日)に街頭キャンペーンを開催します!

多様な性にYESの日横須賀アクション


過去4回は記念日を大切にして5月17日当日に開催をしてきました。

過去の横須賀アクション(2014年スタート)

けれども取り組みが定着してきた今回5回目は、あえて17日をずらします。

そして『人通りの多い日曜日』に開催してより多くの方々に訴えかけることをめざすことにしました。

多様な性にYESの日・横須賀アクションのおしらせ

  • 日時:2019年5月19日(日)13〜18時
  • 場所:京急横須賀中央駅・東口のYデッキ上
  • 内容:メッセージの朗読、スピーチ、チラシ配布
  • 参加費:無料
  • 対象:多様な性への理解ある優しいまちづくりを望む方はどなたでもOKです(市外からの参加も毎年いらっしゃいます)
  • 予約:不要です。参加を希望する方は直接お越しください
  • 後援:横須賀市、横須賀市教育委員会



ぜひあなたのご参加をお待ちしております!



2019年度も横須賀市は「多様な性にYESの日」をさらに応援しています

そもそも東京でスタートしたこの取り組みにフジノは参加し続けてきて、横須賀で開催することが長年の願いでした。

そこで2014年に、フジノが横須賀アクションをスタートさせました。

2014年の横須賀初開催の様子

2014年の横須賀初開催の様子


いち政治家としてではなくて、あくまでも市民活動として開催してきました。

昨年8月には市民団体『多様な性にYESの日横須賀』が立ち上がり、今年度の開催に向けた準備をすすめてきてくれました。

フジノはいちおう『アドバイザー』という位置づけになっていますが、あくまでもいち参加者としてアクションに参加します。

これに対して、行政としての横須賀市は初回からずっと協力関係を続けてきてくれました。

後援名義をいただいたり、横須賀市が作成したリーフレットも提供していただいてアイダホのチラシと一緒に配ってきました。

毎年、担当課の職員さんが来訪して参加者を激励する言葉をかけてくれました。さらにレインボースカリンバッジを参加者にプレゼントしてくれた年もありました。

こうした5年間にわたる信頼関係から、フジノは「この取り組みを横須賀市の公式行事とすべきではないか」と2018年6月議会で一般質問をしました。

フジノの質問

(2)市内の当事者のみなさまに本市の取り組みを周知する必要性について

これまで僕に協力をしてきて下さった当事者の方々は本市の先進的な取り組みを知っていたので、(LGBTs関連施策実施自治体の中で横須賀市が)全国トップとの報道にも全く驚きませんでした。

しかし、報道を通じて初めて僕に連絡をくれた当事者の方々は

「横須賀がこんなにがんばっていたとは知らなかった」

と驚き、

「どんな取り組みをしているのか教えてほしい」

と尋ねられました。

確かに今まで本市はまず着実に取り組みを進めることを最優先して「取り組みを広く知ってもらう」という視点はとても弱かったと気づかされました。

素晴らしい取り組みをしていても、当事者のみなさまに知られていなければ実施していないのと同じです。

そこで『街頭キャンペーンの実施』を提案します。

1990年5月17日にWHOが精神疾患のリストから同性愛を外したことを記念して、毎年5月17日は『LGBT嫌悪に反対する国際デー』、日本では『多様な性にYESの日』として全国で街頭キャンペーンなどが行なわれています。

【質問】
本市でも有志によって今年で4回目の街頭キャンペーンを行なったところですが、これを本市の主催として、広く市民を対象に、性的な多様性への理解を広げ、本市の取り組みを周知すべきではないでしょうか。

上地市長の答弁

街頭キャンペーンは当事者の方が主体的に行なうことがより共感を得られると考えます。

多様な性については多くの人に理解をしていただくことは大変重要なことではないかと考えます。

市としても毎年度市内各所で行なっている性的マイノリティ啓発のパネル展示を来年の5月17日に合わせて開催するなど協力をしたいと考えております。



残念ながら、横須賀市の公式行事にするという提案は実現しなかったのですが、さらなる協力を約束する答弁が返ってきました。

実際に上地市長の答弁どおりに、今年はすでにいろいろな形で横須賀市の協力が進められています。

例えば、すでに4月から横須賀市ホームページでは正式に『多様な性にYESの日』を掲載しています。

横須賀市ホームページで「多様な性にYESの日」の取り組みが広報されています

横須賀市ホームページで「多様な性にYESの日」の取り組みが広報されています


さらに、横須賀市の公式ツイッターでもアナウンスしてくれています。

横須賀市公式ツイッターアカウントからも「多様な性にYESの日」横須賀アクションを周知してくれました

横須賀市公式ツイッターアカウントからも「多様な性にYESの日」横須賀アクションを周知してくれました


上地市長の答弁どおりに、パネル展示も5月13日からスタートしました。

横須賀市役所北口ホールでのパネル展示の様子

横須賀市役所北口ホールでのパネル展示の様子


さらに、全議員宛にパネル展示のおしらせがなされて、市政記者クラブへのプレスリリースも行なわれました。

パネル展示での側面支援はとてもありがたいです

パネル展示での側面支援はとてもありがたいです


パネル展示とあわせて様々な啓発リーフレットも置いています。

パネル展示では様々な啓発リーフレットも置いています

パネル展示では様々な啓発リーフレットも置いています


そこに『多様な性にYESの日』のリーフレットとステッカーも一緒に置かせていただいています。

上の左がリーフレット、右がステッカーです

上の左がリーフレット、右がステッカーです


5月19日当日には、市役所から有志の職員の方も街頭キャンペーンに参加して下さる予定です。

このように、横須賀市も全面的に応援してくれている『アイダホ』=『多様な性にYESの日』の横須賀アクションです。

ぜひあなたもご参加ください。

市外からのご参加も大歓迎です。

全国からお寄せいただいたメッセージの朗読、あなたの想いをワイデッキでマイクを通してスピーチ、ときどきツイキャスで全国にインターネット生中継、そしてリーフレット配りを行ないます。

当日は長丁場なので、途中参加・途中退出でも大丈夫です。

ぜひご参加下さいね!



日高庸晴教授が上地市長・副市長・教育長と面会しました/上地市長は全面的な協力を約束してくれました

5年ぶりに日高庸晴教授が横須賀市役所を訪れました

5年ぶりに日高庸晴先生(宝塚大学教授)が横須賀市役所を訪れました。

上地市長・永妻副市長・新倉教育長との面会に、フジノも同席させていただきました。

日高庸晴教授が市長・副市長・教育長と面会しました

日高庸晴教授が市長・副市長・教育長と面会しました


日高庸晴先生は、いわゆる性的マイノリティとされるこどもたちに自殺・自殺未遂・自傷行為が多いことを調査研究によってデータとして明らかにした日本の第一人者です。

自殺を無くす為に政治家になったフジノは、この調査研究の存在を知ってすぐに日高先生と接点をもたせていただきました。

それ以来、2010年に横須賀で講演をしていただいたことをはじめ、日高先生と横須賀市との関わりは深く、厚生労働省の会議でも横須賀市の取り組みを好事例としてご紹介いただくなど、横須賀の取り組みを応援していただいてきました。

5年前の来訪読売新聞神奈川新聞が大きく報じて下さいました。

けれども今回の面会だけは、実現するまでフジノはどなたにもお知らせしませんでした。

とてもセンシティブで大切な面会だったからです。



日高先生と上地市長のタッグが全国に与える影響力の大きさにワクワクします

そもそもかねてからフジノは、議員として誰かを市長とひきあわせることをあえて避けてきました。

特にこの2年間の上地市長の激務をおもうと、歴代のどの市長よりもフジノは遠慮して、どなたから面会依頼があっても全てお断りしてきました。

けれども、今回ばかりはマイルールを破りました。

何故なら、日高先生と横須賀市がタッグを組むことの影響力は大きく、そのメリットは広範囲に及び、多くの人々が救われる可能性があるからです。

今回の訪問の具体的な目的は、まだ記すことはできません。

ただ、上地市長は全面的な協力を約束してくれました。

いつの日にか明らかになることですが、日高庸晴教授と上地市長のタッグは横須賀市の為だけでなく、必ず全国の為になるとフジノは確信しています。

日高先生と、市長・副市長・教育長

日高先生と、市長・副市長・教育長


今回の面会は、フジノの長期休職中に日高先生から依頼を受けました。

当時のフジノは絶不調の中で他人と話すのも厳しく、アポイントメントも取ることはできず、今日こうして実現するとはとても考えられない状況でした。

でも、心の中では

「絶対に上地市長と日高先生のおふたりはケミストリーが合うはず」

と感じて、ワクワクしました。

実際におふたりがお会いするのを目の前で体感して、改めてその予想はまちがっていなかったことを感じました。

日高庸晴教授のお話に真剣に耳を傾ける上地市長

日高庸晴教授のお話に真剣に耳を傾ける上地市長


必ず良い方向へ物事が進んでいくはずです。

左から教育長・副市長・市長・日高先生・フジノ

左から教育長・副市長・市長・日高先生・フジノ


もっと詳しくご報告ができる日が早く来るといいなと思います。



神奈川新聞にフジノの政治家人生ラストインタビュー(?)として「性的な多様性の保障」について報じられました/横須賀市議会選挙2019・6日目

「性的な多様性の保障」について語りました

先日「政治家人生ラストインタビュー(?)を受けた」とブログに記しました。

2時間近く熱く語らせていただいたのですが、けさの神奈川新聞の社会面1面にどかーんと記事になっていました。

2019年4月19日・神奈川新聞・社会面より

2019年4月19日・神奈川新聞・社会面より


全文を引用してご紹介します。

「性の尊重」訴え少なく
LGBTパートナー制度導入2市議選
候補・支援団体「普遍的テーマに」

県内自治体で初めて、性的少数者(LGBTなど)のカップルをパートナーとして公的に認める『パートナーシップ制度』を導入した横須賀、小田原の2市。

どちらも市議選が告示されたが、性の多様性の尊重を説き、性的少数者へのさらなる支援を訴える候補者はわずかだ。

導入とは裏腹な現状に、支援団体のメンバーは

「市民の理解が深まっていないため、票につながらない政策をあえて掲げないのでは」

とみる。

「『性的な多様性』はあたりまえ、のまちに」

横須賀市議選に立候補したベテランの現職(フジノのことです)は公約の柱の1つとして、選挙運動用ピラにそう記した。

10年以上前から、ライフワークの1つである自殺対策の一環として、性的少数者の支援に奔走。

彼らを取り巻く現状を伝え、市に働きかけてきた。

2018年に東京・豊島区議が、支援や知識啓発といった関連施策が最も多いのは横須賀市だったとの調査結果を公表するまでになった。

現職(フジノのことです)は行政の変化に手応えを感じつつ、一方で議会内での広がりのなさも実感している。

積極的に取り組んでいるのはほぼ自分だけと思えるからだ。

「市政の課題は多岐にわたり、『(性的な多様性についてはもうフジノという)専門家がいるから』と他の議員が(あえて)取り上げていない可能性はある」と前置きしつつ、

「ただ性的少数者の支援は人の命を守るもの。

子育て施策のように、誰もが欝論するような普遍的なテーマになるといい」

と願う。

一方の小田原市。

「誰もが人として大切にされ、共に生き、支え合うまちづくり」が基本理念の人
権施策推進指針に基づき、制度を取り入れた。

だが街宣車が走り回る市内で、性的少数者への支援を叫ぶ市議選候補の声は聞こえてこない。

新人候補は、性的指向や性自認による差別の撤廃を掲げる政党からの公認を受け、出馬した。

教壇に立っていた頃、性の多様性を生徒に話して聞かせてきた。

ただ今回、自身のビラに関連した記述はない。

新人は

「党のマニフェストとに掲載されており、『当然』という意味合いでいる。

大上段に構えていない」

と説明。

街頭演説で触れていくつもりだが、あくまで人権問題の1つとの認識だ。

「選挙になると、『誰もが生きやすい社会』をうたう候補者は多いが、表面的に感じる」

性的少数者を支援する政策論争が湧き起こらない現状を、自身もゲイで、NPO法人「SHIP」(横浜市神奈川区)の代表を務める星野慎二さん(59)は嘆く。

それは性的少数者に限った話ではない。

「精神疾患の患者や貧困層など、本当に生きづらさを抱えている人たちについて、ほとんど触れられていない」

と感じている。

同NPO法人は当事者に居場所を提供。

そこで、打ち明けられず悩んだり、親に突き放されたりした若者を多く見てきた。

周囲の理解が重要だと痛感するからこそ星野さんは訴える。

「これから社会を担う子どもへの教育や一般市民対象の啓発活動など、地方議会でできることは多い。

特定の議員だけでなく、1人1人が知識を持ち議員同士で議論できるようになってほしい」

◆パートナーシップ制度

横須賀市は「パートナーシップ宣誓証明制度」、小田原市は「パートナーシップ登録制度」を、それぞれ4月1日から導入。

性的少数者(LGBTなお)のカップルを、異性聞の結婚に相当する関係と認める
証明書を発行する。

どちらの制度も対象は20歳以上で、結婚していないことなどが条件。

横須賀市は事実婚も対象に含め、市営住宅の入居資格や災害見舞金の対象に証明書を所持するカップルを加えた。

小田原市は具体的な運用を今後決める。

(佐藤百合、鈴木秀隆)

以上で引用終わり。



記事で取り上げられたフジノのチラシ

記事で取り上げられたフジノのチラシの「『性的な多様性』はあたりまえ、のまちに」はこちらです。

フジノの選挙チラシ

フジノの選挙チラシ


まず実績としてこう記しました。

【『性的な多様性』はあたりまえ、のまちに】

  • 11年間にわたって様々な取り組みを実現してきた結果、2017年に横須賀市はLGBTs関連施策実施全国自治体」1位に選ばれました。
  • 2013年に提案した『パートナーシップ制度』がついに4月からスタートしました!
  • 男女二元論だった『男女共同参画推進条例』の改正を提案、実現しました。

続いて、公約としてこう記しました。

【『性的な多様性』はあたりまえ、のまちに】

  • 4月に施行された『男女共同参画と多様な性を尊重する社会の実現を推進する条例』を最大限に活用し、差別と偏見のないまちを実現します。
  • 『LGBTs関連施策実施自治体』全国トップの次は当事者のみなさまの毎日の暮らしの安心感や生きやすさのトップをめざしてさらに取り組みを進めます。

このように選挙チラシにフジノはハッキリと明記しています。



「性的な多様性の保障」を普遍的なテーマにしたいです

残念ながらパートナーシップ制度を導入した2市でも、現状はこの記事の通りなのです。

ただ、小田原市と横須賀市は全く異なります。

横須賀市議会にはフジノが居て、このテーマについては11年間ずっと議会提案をしてきました。

パートナーシップ制度についても2013年からずっと提案してきたので、担当課にも蓄積された情報と経験があります。

さらに上地市長も人権意識がとても高い方ですし、市長が諮問をした『人権施策推進会議』の委員のみなさんも見識がとても高い方々ばかり。

さらにさらに、当事者の方々の団体もたくさんの働きかけをフジノとともにしてくれました。

だから、性的な多様性に関する様々な取り組みも全国トップですし、パートナーシップ制度の議論もかなり成熟しています。

一方、行政としての小田原市によるパートナーシップ制度導入の発表は、やや唐突でしたし、正直なところ4月スタートありきで拙速な感覚を憶えました。

また、どなたかは分かりませんがインタビューにお答えになった候補者の方。

政党としてマニフェストでうたっているからあえて大上段に構えて言わないとお答えになっていますが、たぶんこのテーマにそこまでの熱意は無いのだと思います。

(もし違っていたらごめんなさいね)

NPO法人SHIP代表の星野慎二さんの嘆きはそのとおりだと思います。

フジノも全く同感です!

いずれにしても、もっと当たり前の話題として議会で誰もが議論するようにフジノも取り組んでいきたいです。

横須賀市議会では『政策検討会議』という政策立案のエンジン役があります。

ここで、フジノは「性的な多様性の保障について条例化したい」という提案をしてかなり好感触でした。

もしも5期目に当選できたらば、議会全体で性的な多様性について議論できるようにしていきたいです。

落選したらフジノの政治家人生ラストインタビューになります。

その相手が神奈川新聞であったことは僕にとって誇りです。

こんなに大きく社会面1面トップに報じて下さったことにも感謝しております。

ありがとうございました。



本日フジノはパートナーシップ宣誓の立会人をつとめました/横須賀市パートナーシップ制度の宣誓証明書の交付を受けたおふたりのインタビュー動画を公開します

(*パートナーシップ制度は人の一生を左右するとても大切なものです。そもそもフジノは横須賀市パートナーシップ制度の提案者でありその重要性を誰よりも受け止めています。しかしフジノがこの記事を選挙中に即日ブログに掲載した場合、『パートナーシップ制度の政治利用』とか『選挙目当て』的な批判を受ける可能性があるのではないかと強く心配しました。このような批判は当事者のみなさまから安心を奪いかねません。そこで、選挙終了後の5月2日に本記事をアップしました)

パートナーシップ宣誓の立会人をつとめました!

昨晩から緊張で眠れませんでした。

なんと今日『横須賀市パートナーシップ制度』の宣誓をなさるおふたりの『立会人』をフジノはつとめるのです!

「横須賀市 パートナーシップ宣誓証明ガイドブック」より

「横須賀市 パートナーシップ宣誓証明ガイドブック」より


おふたりの人生の大切な瞬間の立会人となることは本当に光栄ですが、とてもドキドキしました。

初めての「立会人」に緊張して昨晩は眠れませんでした

初めての「立会人」に緊張して昨晩は眠れませんでした


『花う』さんでバラとかすみ草の花束を作ってもらってメッセージカードを添えて、いざ市役所に向かいました。



おふたりが署名をする瞬間、感動でボロ泣きしてしまいました

『横須賀市パートナーシップ制度』の創設者でありながら、フジノは実際に立ち会うのは初めてでした。

おふたりとまちあわせて、パートナーシップ宣誓証明書にサインするまでのビデオカメラ撮影役をしながら、フジノは緊張が止まりませんでした。

そもそも宣誓手続きは自分自身が深く関わって流れも全て把握しているのに、実際に目の前でなされるひとつひとつの手続き(例えば担当課による流れの説明や提出書類一式の確認など)にいちいち緊張しました。

そして、ついに宣誓証明書におふたりが署名をしました。

おふたりが宣誓証明書に署名をしました!

おふたりが宣誓証明書に署名をしました!


「おめでとうございます!」

と、大きな拍手が起こりました。

立会人の2人をはじめ、担当課のみなさん、取材にこられたメディアのみなさんも祝福の気持ちでいっぱいでした。

パートナーシップ宣誓証明書をメディアのカメラにお見せするおふたり

パートナーシップ宣誓証明書をメディアのカメラにお見せするおふたり


報道陣の取材をおふたりがOKしていたので、20人以上の報道関係者がぐるりとおふたりを囲んでいました。

市政記者クラブ全社に加えて、海外向け番組を制作しているNHKワールドも取材に訪れていました。マイクの数、カメラの数の多さはすさまじいものがありました。

本来パートナーシップ宣誓は極めて『私的な行為』でクローズドな環境で行なわれるものです。

けれども、おふたりの

「より広く知ってもらい、より多くの人々に本制度を利用してほしい」

との想いから、おふたりは取材依頼にOKを出したのです。

このブログの最後におふたりをフジノがインタビューした動画を載せているのですが、そこでも語っているとおりで、報道陣に対してもおふたりは実名も公表、勤め先も公表されました。

とても勇気のいる、尊い決心だと感じました。

左から立会人の藤原さん、パートナーシップ宣誓をされた柿内さん、渡邉さん、立会人のフジノ

左から立会人の藤原さん、パートナーシップ宣誓をされた柿内さん、渡邉さん、立会人のフジノ


おふたりの末永い幸せを心から祈っています。

おめでとうございます!



おふたりをインタビューした動画を公開します

かねてからおふたりは「パートナーシップ制度をより多くの方々に利用してほしい」との願いを持っておられました。

そこで、パートナーシップ宣誓を終えてのおふたりの素直なお気持ちを改めてツイキャスでインターネット生中継をさせていただきました。

ツイキャスをご覧になっている方々からのご質問にもお答えしたり、実際には2時間近くもお話をしたのですが、6分間ほどの動画にまとめてみました。




ぜひご覧くださいね!

そして、横須賀市パートナーシップ制度についてより多くの方々にご理解をいただいて、そしてぜひご利用いただけることを願っています。



横須賀市パートナーシップ宣誓証明書の交付第1号のおふたりにお会いしました!/素敵な後日談も報告します

(*パートナーシップ制度は人の一生を左右するとても大切なものです。しかし選挙中に即日ブログに掲載した場合、『パートナーシップ制度の政治利用』とか『選挙目当て』的な批判を受ける可能性を危惧しました。フジノは横須賀市パートナーシップ制度の提案者です。しかしこのような批判は当事者のみなさまから安心を奪いかねません。そこで、選挙終了後の5月1日に本記事をアップしました)

パートナーシップ宣誓証明書の交付第1号のおふたりにお会いしました

今日はとても嬉しいことがありました。

選挙中フジノは選挙カーを一切使わずに自分の足で歩いて移動しているのですが、ところどころで写真をツイッターにアップしたり、街頭演説をツイキャスでインターネット生中継をします。

それをご覧になった市民の方々は、フジノが今だいたいどこにいるかが分かります。そして、追いかけて来て下さる方もおられます。

今日は下の画像をツイートしたところ、浦賀まで追いかけてきて下さったお二人の方がいらっしゃいました。

この画像で浦賀駅前に到着したことをツイッターで報告しました

この画像で浦賀駅前に到着したことをツイッターで報告しました


こちらのおふたりです!

横須賀市パートナーシップ宣誓証明書の交付第1号となったおふたり

横須賀市パートナーシップ宣誓証明書の交付第1号となったおふたり


「私たちは横須賀市のパートナーシップ宣誓証明書の交付第1号なんです!」

「じかにフジノさんにお礼が伝えたくてツイッターを観て追いかけてきました」

嬉しい!

しかもお話をじっくり聞かせていただくと、

おひとりはもともとは市外在住だったのを、フジノの提案で横須賀市がパートナーシップ制度を創設することが決定したのを知って、あえて横須賀市に引っ越して来て下さったそうです。

嬉しい!

初対面だったのですが、たくさんお話を聴かせていただきました。

そして、

「横須賀市パートナーシップ制度がもっと安心で使いやすいものとなるようにぜひ『すでに利用した方としてのご意見』をこれからずっとたくさん聴かせて下さい」

と、お願いしました。

4月1日にスタートした横須賀市パートナーシップ制度は、まだ生まれたばかり。いまだ完成した制度ではありません。

これからも半永久的にどんどん改善していくべき制度だとフジノは考えています。

横須賀市では現在5組(予定含む)しかパートナーが誕生していません。

本来ならばもっと多くの方々が利用したいであろうはず。

それでも5組にとどまっているのは「本当に利用して大丈夫だろうか」という不安感や様子を見ようというお気持ちの方々がたくさんいらっしゃるのだと受け止めています。

だからこそ、すでにパートナーシップ宣誓証明書の交付をうけたおふたりのご意見はとても貴重です。ありがたいです。

これからもぜひ公私ともにおつきあいさせていただく約束をして別れました。

その後もフジノは選挙活動を続けて、歩いては演説して、チラシを配り、市民の方の声を聴かせていただき、歩いては演説して、チラシを配り、市民の方の声を聴かせていただきました。

でも、丸一日ずっと上機嫌で過ごすことができたのは言うまでもなく、おふたりのおかげです。

ありがとうございました!



後日追記・浦賀行政センターのみなさん、ナイス!

実は、おふたりとお話している中で

「住民票もひとつにできたらいいんですけれど・・・」

と言われました。

フジノは思わず、

「実は横須賀市ではパートナーシップ宣誓証明書が無くてもすでに住民票を同一世帯にすることができますよ」

「国民健康保険にも同一世帯で入れますから、保険料も安くなりますよ」

「ぜひ、お手続きに行政センターに行ってみて下さい!」

とお伝えしました。

これはフジノが2018年6月議会で一般質問を行なって、明らかにしました。

(パートナーシップ制度が無くても)横須賀市では同性パートナーも手続きできます

  • 同一世帯で住民票を1つにできる
  • 同一世帯で国民健康保険に入れる
  • 生活保護も受けられる
  • 里親になれる

そして周知をする為に横須賀市ホームページにも明記してもらいました。

横須賀市ホームページより

横須賀市ホームページより


それを知ったおふたりは、フジノと別れた後、その足で浦賀行政センターに行って下さったそうです。

そして、

「住民票と国民健康保険を同一世帯にしたいのですが」

と窓口で伝えると、職員は良く理解していて何も質問されることも一切なくあまりにもくスムーズに手続きが終わったそうです。

(これはフジノが2018年6月議会で「窓口に訪れた人が職員によって不快な想いをさせられないようにしっかり研修をして窓口の方々がみんな理解しているようにして下さい」と提案したことを受けて、市民部が研修を徹底してくれたからなのです)

あっけないと感じてしまうほどスムーズに手続きが終わったので、逆におふたりはパートナーシップ宣誓証明書を出して窓口職員にお見せしたそうです。

「実は私たち、横須賀市パートナーシップ制度の宣誓証明書交付第1号なんです」

と話しかけたそうです。

窓口職員は笑顔で

「おめでとうございます!」

と応えたそうです。

まわりに他のお客さんもおられなかったこともあり、他の3人の職員も立ち上がって

「おめでとうございます!」

と拍手でおふたりを祝福したとのことでした。

おふたりは行政センター職員みなさんの対応にとても嬉しい気持ちになったそうです。

・・・なんて良いエピソードだ(涙)

おふたりからこのエピソードをお聴きしてあまりにも嬉しかったので、その場で浦賀行政センターに電話をかけて館長はじめみなさまにお礼をお伝えしました。

また、行政センターの担当部局長である市民部長にも電話をかけて報告するとともに、研修に尽力して下さったことにお礼をお伝えしました。

市民部長からは

「今回はたまたま浦賀行政センターに訪れて下さったとのことですが、他の行政センターであっても同じように窓口職員は対応したはずです」

と心強いお返事をいただきました。

ナイス浦賀行政センター。ナイス市民部。

そして、しっかりと研修をするように提案した自分自身もナイス(笑)。

全国のみなさま。

横須賀市パートナーシップ制度は2019年4月1日にスタートしたばかりですが、すでに2017年にはLGBTs関連施策実施自治体全国1位になった実績があります。

市職員を対象にした研修は毎年必ず行なってきましたし、このような対応が実際になされております。

まだまだ市民全体に差別や偏見が無くなったというような楽観視はしていませんが、少なくともフジノが11年前から取り組みを続けてきて市役所は大きく前進しています。

みなさまに安心していただけるように、これからも全力を尽くしていきます。

フジノは4期の任期で、横須賀市をLGBTs関連施策実施自治体全国トップにすることができました。

もしも5期目の任期が与えられたならば、次は当事者のみなさまの暮らしやすさや安心感がトップになるように取り組みを進めていきます。

誰もが安心して暮らしていかれるように、全身全霊で取り組んでまいります。



政治家人生ラスト(?)のインタビュー取材を受けました/性的な多様性の保障について2時間語りました

「性的な多様性の保障」の取り組みについて取材を受けました

横須賀市パートナーシップ制度がスタートして、約2週間が経ちました。

これまでの経過や今後の展望をはじめ、『性的な多様性の保障』についての取り組み全般について、インタビュー依頼を受けました。

ふつうの立候補予定者ならば選挙の前日にインタビューなんて受けないと思います。

でも今回「絶対に落選する」「今回はムリだ」といろんな人々から言われているフジノです。

このインタビューの機会を逃したら、もうメディアに向けて『性的な多様性の保障』について語るチャンスは無いだろうと思いました。



フジノが描いている未来はとても現実的ですが、希望に満ちています

某社を訪れました。

某社を訪れました(ってバレバレですけど)

某社を訪れました(ってバレバレですけど)


15:30から17:20まで約2時間にわたって、語りまくりました。

  • 今の横須賀市のパートナーシップ制度について
  • 県内他都市のパートナーシップ制度について
  • フジノがすでに一般質問で提案している県内全域での連携について
  • フジノがすでに一般質問で提案している全国の制度を持つ自治体とのネットワークの立ち上げについて
  • パートナーシップ制度以外のあらゆる取り組みについてフジノが描いている未来の姿について

フジノはものすごくリアリストです。

実現できない空想ならば語るべきではないと固く信じています。

それでも『性的な多様性の保障』についてフジノがこれから取り組もうとしていることは、必ず明るい未来をもたらします。確信しています。



フジノが消えても社会を変える人々がもっと現れてほしい

このインタビューが実際に記事になるのか分かりませんし、記事になってもフジノの名前はもちろん載らないでしょう。

それにもかかわらず、2時間も語りきったのは

「僕が居なくなる可能性がある以上、記者の方に想いを託したい」

という願いが率直にありました。

このテーマはずっとメディアも一緒になって前へ前へと進めてくれた『戦友』だとフジノは捉えているからです。

1週間後には、もうフジノは政治家でなくなるかもしれません。

2度と本会議にも委員会にも出られなくなるかもしれません。

「人は誰もが自分らしく生きられる社会でなければならない」

とフジノはいつも思っています。

性的指向や性自認は人の数だけ様々なのが当たり前であって、そんなこと(あえてそんなことと書きます)で権利が奪われる社会は絶対に変えねばなりません。

今の日本では、社会保障・税などの権利をはじめ、差別があります。権利が奪われています。

正しい情報に基づいた教育もなされていません。

テレビをつければいまだに笑いのネタにされていて不愉快でたまりません。

こうした現実のせいで、こどもたちをはじめ、多くの人々が偏見・差別によって自己肯定感が低下していますし、メンタルヘルスも良くない状況に追い込まれている人がいます。命の危機にさらされている方々もたくさんいます。

こんな現実はもう絶対に終わらせなければなりません。

もちろんフジノ自身が先頭に立ってこんな現実を変えていく闘いに再び向かっていきたいと強く願っています。

そして、フジノがいなくなっても取り組みが進むように『第5次男女共同参画プラン』にも性的な多様性の保障を入れ込みました。

また、『男女共同参画推進条例』を改正して、『男女共同参画と多様な性を尊重する社会を推進する条例』へバージョンアップさせました。

すでにパートナーシップ制度もスタートさせることができました。

まだまだやるべきことはたくさんあります。

けれども決めるのは有権者のみなさまであって、フジノ自身にはどうすることもできません。

しかし、新聞記者の方々は(偉くなってしまい現場を離れてしまっても)大切なテーマをライフワークとしてペンを執りつづけることができます。

その想いを託したくて、ひたすら語ってきました。

メディアだけではありません。

社会を変えようとする人々がもっともっと現れてほしいです。

すでにフジノ以上に熱心な取り組みをしておられる市民団体の方々はたくさんいらっしゃいます。

けれど、もっともっと本気で現実を変えていく想いを実行に移せる人が現れてほしいです。

4年前も今回も、いわゆる当事者の方を説得してぜひ立候補してほしいとお願いをしたのですが、叶いませんでした。

フジノもこのまちとこの国を変える為に全力を尽くします。

でも、あなたにも立ち上がってほしいと願っています。



初日は2組のパートナーが宣誓証明書の交付を受けました!/横須賀市パートナーシップ制度が本格スタート

横須賀市パートナーシップ制度が今日から本格スタート

4月1日から予約受け付けを開始していた横須賀市パートナーシップ制度

ついに今日から『宣誓証明書』の交付をスタートしたのです。

横須賀市パートナーシップ宣誓証明書ガイドブック

横須賀市パートナーシップ宣誓証明書ガイドブック


そして、横須賀市が2組のパートナーを公的に認めました。



感無量です

全国の地方議員の中で最も初期(2013年)に提案したひとりとして、フジノは感無量です。

16年前、自殺対策の為に政治家になったフジノは、多くの若者が自殺の犠牲となり、自殺未遂・自傷行為へと追い込まれている現実を変えたかった。

その原因の1つは、明らかに『性的な多様性』を認めない日本の風土にありました。

宝塚大学の日高庸晴教授の長年にわたる調査研究でもそのことは明らかです。

そこでフジノは約12年前から『性的な多様性の保障』を実現する為に、あらゆる取り組みを提案し、実現してきました。

他国で導入されているシビル・パートナーシップ制度を導入したいと考えてきたフジノは、2013年3月に横須賀市議会で導入を提案しました。

しかし、前市長は理解がなく、提案を拒否。

世田谷区・渋谷区が同性パートナーシップ制度を先んじて導入しました。

それでもフジノは、たとえ市長に理解がなくとも進められる取り組みをどんどん提案して実現してきました。

フジノが提案し実現してきた横須賀市の取り組み

フジノが提案し実現してきた横須賀市の取り組み


歴代の担当課長をはじめ、職員のみなさんが本当にがんばってくださいました。

そして2017年にはLGBTs関連施策実施全国自治体トップに横須賀市は選ばれました。

さらに、16年間ともに市議として働き、人権に対する同じ想いを抱いている上地克明さんが市長選挙に立候補するにあたって、フジノは全力で応援しました。

上地候補は「横須賀を虹色にしたい」と訴えて下さいました。

当選を果たした上地市長への最初の本会議での一般質問で、フジノは改めてパートナーシップ制度の導入を提案しました。

上地市長は、もちろん導入を決断してくれました。

このフジノの約12年間の闘いを見守って下さった全国の同志のみなさまは、憶えているはずです。

本会議場でフジノが行なった性的な多様性の保障を訴える一般質問に対して、嘲笑とヤジが飛んだことを。

それに対してフジノがキレて、怒鳴りかえしたことを。

けれども、それも過去の笑い話です。

市議会のメンバーも入れ替わり、横須賀市議会のみなさんは『性的な多様性の保障』を推進するフジノを会派を超えて応援して下さいます。

上地市長の決断とともに、自民党・公明党・共産党などの党派も超えて、先輩・同僚議員のみなさまが応援して下さった。

横須賀市パートナーシップ制度の実現は、政治・行政が一体となって人権都市宣言を行なった横須賀市の良心の勝利だと信じています。

この素晴らしい日を、フジノは一生涯忘れることはないと思います。



これはあくまでも「途中経過」に過ぎません。取り組みはさらに続きます

『性的な多様性の保障』について2015年の選挙公約として語ったことの大半を実現させました。




それでも、あえて申し上げます。

横須賀は、こんなもんじゃない。

もっともっと取り組みを前に進めていきます。まだまだ足りません。

だって、差別は今もあなたのまわりに存在しているでしょう?

例えば

レズビアンの方が

ゲイの方が

バイセクシュアルの方が

トランスジェンダーの方が

アセクシュアルの方が

Xジェンダーの方が

クエスチョニングの方が

夫婦別姓を求めている方が

事実婚の状態にある方が

何の差別・偏見を受けずに暮らせているでしょうか?

残念ながら2019年4月9日現在の日本では、NOです。

人間は誰もが視点を変えれば何かのマイノリティであるにもかかわらず、自分とどこかが違う他者を排除します。

永遠にかなわない理想主義かもしれませんが、フジノは「全ての差別と偏見をなくしたい」と本気で信じています。

大学時代の卒業論文も、精神障がいのある方々への偏見を教育によって無くせるか、というテーマでした。

差別・偏見・スティグマとの闘いは、フジノの人生をかけたテーマです。

『性的な多様性の保障』についていえば、この4月からもう1つフジノが提案した、改正男女共同参画推進条例の改正が実現しました。

新たな条例の略称は『男女共同参画と多様な性を尊重する社会を推進する条例』です。

アウティングも禁止していますし、カミングアウトの権利の保障を明文化している素晴らしい条例に生まれ変わりました。

それでも、繰り返し申し上げます。

まだまだ変えていきます。

テレビをつければ、セクシュアリティが笑いのネタにされている日本。

まもなく実現するものの、教科書に性的な多様性についてきちんと記していない日本。

そもそも夫婦別姓も認めておらず、同性婚も法的に認めていない日本。

絶対に変えていきます。

今日、2組の方々が横須賀市によってパートナーであることを公的に認めて宣誓証明書を交付しました。

パートナーシップ宣誓証明書

パートナーシップ宣誓証明書


心から祝福を申し上げます。おめでとうございます。

でも、これは単なる第一歩です。

誰もが暮らしやすい、自分らしく生きて安心して暮らしていかれる、そんなまちに必ず変えていきます。



後日追記:感謝と喜びの声をいただきました

初日にパートナーシップ宣誓証明書の交付を受けた方から、感謝と喜びの声が記されたメールを頂きました。

その喜びを分かち合ってくれてありがとうございます。

フジノも心からうれしく感じます。

パートナーシップ制度はまだ『はじめの一歩』に過ぎません。

これから「実際にパートナーシップ制度を使ってみて感じる良いところ変えるべきところ」などのご指摘をぜひいただきたいです、とお返事しました。

もっともっと使いやすく、そして実際にパートナーシップ宣誓証明書を受けて現実的な保障や現在損なわれている数々の権利が守られるようにしていきたいです。

いずれにしても、本当におめでとうございました!