新たな給食センターの場所は「旧・平作小学校跡地」に教育委員会が決定しました/教育委員会・9月定例会

教育委員会定例会が開かれました

けさは『教育委員会定例会』が開かれました。

毎月開かれている、横須賀市の教育について議論し決定する最も重要な会議です。

教育長を含む5人の教育委員が集い、事務局メンバーも部長・課長級が全員出席します。

教育委員会定例会会場前にて

教育委員会定例会会場前にて


フジノはこの後すぐ汐入のイオンを会場にして行なわれる『自殺対策街頭キャンペーン』に参加する為、横須賀市の自殺対策シンボルマーク・カタバミのTシャツを着ています。

大切なことがいくつも議案や報告の形で取り上げられました。

教育委員会定例会・議事次第

教育委員会定例会・議事次第


その中でもフジノが最も注目していたのは、

中学校給食を作る為に新たに設置する『給食センター』の場所をどこにするか?

についてです。



いくつもの条件をクリアしなければ給食センターは建設できません

上地市長が市長に就任した直後に、中学校給食導入に向けて『センター方式』を選びました。

正式には『共同調理場』と呼ばれる給食センター。

この場所をどこにするかは、とても重要な問題です。

給食センターの設置場所に求めることがら

  • 市内全中学校の生徒数分の給食を調理できる広さの土地であること(最低7000㎡以上)
  • 調理終了後、全中学校に30~40以内に配送できる場所に位置していること
  • 土地取得に要する時間ができるだけ短いこと(上地市長の強い想いで「なるべく早く中学校給食をスタートしたい」)
  • 土地取得に膨大な費用がかからないこと

この条件にしたがって土地探しが行なわれて、18カ所(市有地5カ所、国有地4カ所、民有地9カ所)が候補に挙がりました。

18の候補地

18の候補地


そこから条件ごとに絞り込みが行なわれていきました。

例えば、配送時間の観点です。

調理終了から給食スタートまでのタイムスケジュール

調理終了から給食スタートまでのタイムスケジュール


さらに「開始時期をなるべく早くしたい」という上地市長の想いがあります。

土地取得に数年がかかるような土地(例えば、大矢部弾庫跡地は敷地面積が広大ですが、整備計画を作った上で国と交渉せねばならず長期の交渉が必要です)は除外していきます。

また、幹線道路に面しているか、そもそも上下水道やガス管などのインフラが敷設されているか、周辺への影響が少ないか、も大切です。



給食センターを建設する場所は「旧・平作小学校跡地」に教育委員会が決定

その結果、ほぼ全ての条件をクリアしているとして

『旧・平作小学校跡地』

を、教育委員会では原案として提案しました。

給食センターを旧・平作小学校に建築することを決め、市長に土地確保を依頼する議案

給食センターを旧・平作小学校に建築することを決め、市長に土地確保を依頼する議案


そこで今日の定例会に議案が出されたのです。

いくつかの質疑応答の後、全会一致で可決されました。

これによって、『給食センター建設用地として旧・平作小学校跡地を選ぶ』との教育委員会の正式決定がなされました。

この決定を受けて、教育委員会は上地市長に『土地の確保』を正式に依頼します。



旧・平作小学校跡地に建設するには地元のみなさまの理解が最も大切です

今回の決定にあたって、市民のみなさまに平作小学校についてぜひ知っていただきたいです。

池上小学校と統合されて廃校となった経緯は、長谷川昇議員のブログに詳しいのでぜひこちらをご覧下さい。

1973年に開校して、38年間地域に愛され続けてきた平作小学校。

2013年3月25日の廃校の後も、地域活動の場として地域のみなさんに愛されてきました。

教育委員会事務局としては「跡地利用が決まったら学校開放はできなくなります、と毎年お伝えしてきました」と説明しました。

しかし、地域にとって廃校になってもシンボルとして学校跡地は残り続けています。

また、災害時の『広域避難地』『震災時避難所』『風水害時避難所』にも指定されている場所です。

給食センターが完成すれば災害時の避難所にも使えますが、工事終了まではどうしていくのかなどの検討も必要です(この点はすでに市民安全部と協議を開始しているとのこと)。

本日の決定をもって、地域住民のみなさまに対して説明を開始していくとの報告がありました。

臭いや音、さらに配送の車による交通環境など、様々な住環境への影響の有無についてもしっかりと事前調査をして、地域のみなさまが安心して頂ける丁寧な説明が必要です。

教育委員会事務局のみなさんには、しっかりとその努力を惜しまずに理解をえていただきたいです。



今後のスケジュール

今日の決定を受けて

今後のスケジュール案

  • 9月29日 中学校完全給食実施等検討特別委員会(市議会)
    教育委員会としての給食センター用地案について報告
  • 10月 企画調整会議(市役所)
    市として給食センター用地を決定

上のように決定のプロセスを取っていくことになります。

また、実際の施設の建設や運営についても検討状況が報告されました。

現時点では、建設にあたっては民間の資金を活用するPFI方式が有力に感じられました。

今後の検討スケジュール案

今後の検討スケジュール案


今後さらに詳しく検討が進められていきます。

中学校でも完全給食を一刻も早く全ての生徒に一斉に食べられるようにしたい、という上地市長の想いが実現に向かって動き出しています。

これからも新しい情報が決まり次第、市民のみなさまに迅速にお伝えしてまいります。



抽選ハズレ、フジノ傍聴できず(涙)/長井海の手公園等指定管理者選考委員会(公開プレゼンテーション)

長井海の手公園ソレイユの丘の新しい指定管理者を選ぶプレゼンテーションが行なわれました

フジノが『ハコモノ3兄弟』の三男として厳しく追及してきた『長井海の手公園ソレイユの丘』

吉田市長は、1期目の終わりになってようやく『長井海の手公園あり方検討委員会』を設置して、議論をスタートさせました。フジノは毎回傍聴をして、議論の様子を見守り続けてきました。

ここでの議論が終わり、その結果は市議会にも報告されました。

来年から、『長井海の手公園ソレイユの丘』は指定管理者制度へと変更されます。

昨年、突然打ち出された方針

2015年から2023年の8年間にわたって『長井海の手公園ソレイユの丘』を新たに運営していく事業者(指定管理者)を8月末まで募集しました。

そして今、まさに選考作業のまっただなかです。

横須賀市ホームページより

横須賀市ホームページより


特に、今日は応募した事業者による『公開プレゼンテーション』が行なわれる予定です。

第2回長井海の手公園等指定管理者選考委員会

  • 日時:
    2014年10月9日(木)10時10分~16時20分
  • 場所:
    横須賀市役所本庁舎1号館3階 会議室B
  • 審議等事項:
    指定管理者の応募者について、都市公園条例に基づく審査を行う為、応募者のプレゼンテーション及び、応募者へのヒアリングを行います。
  • 傍聴方法:
    会議開始15分前までに本館1号館4階401会議室(傍聴者控室)へお越し下さい。
  • 傍聴者定員:
    21人(定員を超えた場合は、抽選を行います。)
  • 担当課:
    環境政策部公園管理課

そこで今日、フジノが傍聴者控室に向かうと…

傍聴者控室はすでにいっぱいで室内に入りきれず

傍聴者控室はすでにいっぱいで室内に入りきれず


(例によって)傍聴室はあふれていました。

プレゼンを行なう事業者たちの関係者が大挙して訪れていました。

控室をみまわしても、ふつうの市民の方らしき姿は見えません。市議会議員もフジノだけでした。

フジノは抽選番号28番でした

フジノは抽選番号28番でした


最終的に、希望人数が多いので抽選(くじ引き)となりました。

  • 傍聴できる人数 21名
  • 傍聴を希望する人数 32名

抽選の様子(白紙を引くと、傍聴はできません)

抽選の様子(白紙を引くと、傍聴はできません)


結局、くじ運が悪いフジノは、公開プレゼンテーションを観ることができませんでした。

フジノは「白紙」=傍聴はできませんでした

フジノは「白紙」=傍聴はできませんでした


いつもいつも思うのですが

  • 誰が『長井海の手公園ソレイユの丘』を利用するの?
  • こどもたちと親御さんたちでしょう?
  • 遊びに来てくれるみなさんたちは、事業者選びに全く参加することができない。
  • それどころかプレゼンテーションが行なわれていることすら、知らない。
  • こんなことで、愛される『長井海の手公園ソレイユの丘』に変えることはできるの?

吉田市長は、こういう方法で実施していることを「正しい手続き通りに実施した」というのでしょうけれど、フジノはそうは考えません。

こういう公開プレゼンテーションをこどもたちみんなの前で実施してみたらどうなのですか?

そして、傍聴も21名しか認めないようなやり方も、バカげてる。インターネットで生中継すればいいじゃないですか。できるノウハウはとっくにあるのですから。

芸術劇場の指定管理者を選ぶ時にも公開プレゼンテーションがありましたが、市議会議員のみなさんは、フジノの他には傍聴にいらっしゃいませんでした。

市議会議員のみなさまは、全てが終わってしまった後に出された報告のペーパーを読むだけで、その事業者が選ばれて本当に良かったのか、分かりますか?

フジノは能力が足りないので、せめてプレゼンみないと判断できません。

あらゆる意味で、いろいろなことに、フジノは全く納得ができていません。

傍聴できなかったこと(くじ引きにはずれたこと)が頭にくるとか以前に、こんなやり方をいつまで続けていくのだろうと情けなくなる気持ちがとても大きいです。



後日追記:2014年12月議会で出された議案にフジノは反対しました

この公開プレゼンテーションの後、最終的に選考委員会がある事業者を選びました。

そしてその事業者を指定管理者にしたいという市長提出議案が12月議会に出されてきましたが、フジノは反対しました。

その理由などはこちらです。



募集要項の配布スタート/「長井海の手公園・ソレイユの丘」と「荒崎公園」を「近い」というだけの理由でセットにして指定管理に出す

「長井海の手公園・ソレイユの丘」と「荒崎公園」をセットにして指定管理に出します

フジノが『ハコモノ3兄弟の三男』と呼んできた『長井海の手公園・ソレイユの丘』

毎年4億円以上の赤字を出し続けており、その改革は絶対に不可欠です。

しかし、吉田市長のハコモノ改革は「1度作ったものは壊せない」ので「収入を増やす方策を取る」という改革に値しないものでした。

さらに、2013年6月議会でのフジノの一般質問で明らかになったのですが

『ソレイユの丘』『荒崎公園』の2つをセットにして指定管理に出す

という方針が、突然打ち出されました。

昨年、突然打ち出された方針

昨年、突然打ち出された方針


テーマパークである『長井海の手公園・ソレイユの丘』と全く性質の異なる『荒崎公園』を、ただ単に距離が近いという理由でセットにするのです。

しかし、2つをセットにして指定管理させることに、フジノは反対です。

荒崎公園

荒崎公園


これまで『長井海の手公園・ソレイユの丘』を運営してきた民間企業は、テーマパーク経営を全国各地で行なってきたものの、いくつものトラブルを起こしてきました。

横須賀においても、食品の消費期限のラベルを剥がすなど信じられない事件も起こしました。

こうした『テーマパーク経営をメインにしてきたという事業者』でさえ満足な経営ができてこなかったのに、それに加えて、荒崎海岸を擁する『荒崎公園』をきちんと守ることができるのか、強い疑問を感じます。

その後、一体化を進める吉田市長から提出された、『長井海の手公園・ソレイユの丘』と『荒崎公園』をまとめて指定管理に出せるようにする条例改正にも、反対しました(2014年3月26日・本会議)。

しかし、反対はフジノだけでした。



今日から指定管理者の募集要項の配布が始まりました

そして、ついに『長井海の手公園・ソレイユの丘』の運営管理を行なう『指定管理者』の募集がスタートします。

本日6月30日付で、環境政策部長から全議員宛に以下の報告がありました。

2014年6月30日

環境政策部長

長井海の手公園ほか1箇所の指定管理者募集について

標記のことについて、都市公園条例に基づき、指定管理者の募集を下記のとおり実施いたしますので、資料を送付いたします。

  1. 案件名称
    長井海の手公園ほか1箇所の指定管理者募集について
  2. 募集要項の配布期間及び申請受付期間
    募集要項配布期間 平成26年6月30日(月)~8月29日(金)
    申請受付期間 平成26年8月25日(月)~8月29日(金)
  3. 募集要項の配布方法
    (1) 事務担当課での配布
    (2) 市のホームページへの掲載
    ※平成26年6月30日(月)午前8時から本市ホームページにて公開

(事務担当は、環境政策部公園管理課管理係 担当:根本、小野 直通 046-822-9561)

次は、別紙です。

○長井海の手公園(ソレイユの丘)ほか1箇所の指定管理者募集について

長井海の手公園ほか1箇所の指定管理者の募集を開始したため、その概要を報告します。

  1. これまでの経過
    長井海の手公園(ソレイユの丘)は、わが国最初のPFI方式による都市公園として平成17年に整備され、開園以来9年間、毎年50万人を超える集客施設として定着しています。

    平成27年3月のPFI終了後の当公園のあり方については、平成25年度に外部委員を加えた「長井海の手公園あり方検討委員会」を発足し、今後の管理運営手法等に関して検討報告を受けました。

    今年度は、指定管理者選考委員会等条例に基づき「長井海の手公園等指定管理者選考委員会(以下委員会」という)」を設置し、5月30日(金)に開催された第1回委員会において、募集要項等の内容をご検討いただきました。

  2. 応募の流れ
    (1)募集要項配布期間
    平成26年6月30日(月)~8月29日(金)

    ※窓口配布時間:午前8時30分~正午、午後1時~午後5時15分
    ※配布方法:事務担当課での配布及び市のホームページへの掲載

    (2)応募者説明会
    平成26年7月9日(水)午後2時開始

    (3)申請受付期間
    平成26年8月25日(月)~8月29日(金)
    ※受付時間は、午前9時~正午、午後1時~午後5時

  3. 管理手法等
    (1)対象施設
    「長井海の手公園」及び「荒崎公園」

    (2)指定期間
    8年間(平成27年4月1日~平成35年3月31日)

    (3)管理手法

    • 長井海の手公園及び荒崎公園の駐車場は、利用料金制(承認料金制)を採用し、収入は指定管理者の収入として、施設管理経費に充当します。
    • 施設管理経費は、市が支払う指定管理料と上記利用料金収入によって賄うものとします。
    • 長井海の手公園の施設のうち、レストランや温浴施設などの収益が見込まれる施設は、指定管理者が独立採算で運営し、公園使用料を市に納めるものとします。
  4. 今後のスケジュール(予定)
    平成26年10月上旬 応募者からのヒアリング及びプレゼンテーション
    10月 指定管理者候補団体の選考
    12月 指定管理者指定議案の提出
    平成27年1~3月 基本協定の締結、引継ぎ等
    4月1日 年度協定締結、施設の管理開始

2013年6月議会で吉田市長は

毎年4億円も支払ってきた指定管理料を半分にする

とフジノに答弁しました。

市長の言葉どおりに「半額」にできたとしても、税金を毎年2億円も投じるのはおかしいとフジノは考えています。

そして、『荒崎公園』の管理のレベルが低下するようなことは絶対にあってはなりません。

フジノは、この指定管理者の選考も厳しくチェックしていきます。

どうか市民のみなさまも、注目し続けて下さいね。

よろしくお願いします!



後日追記:10月9日に事業者のプレゼンが行われました

この募集要項に基いて手をあげてくれた事業者のプレゼンが行われました。

しかしフジノは痛恨の傍聴の抽選にハズレ

立ち会うことができませんでした。



「長井海の手公園あり方検討委員会」検討結果が市議会へ報告されました/赤字をいくら減らせるか?

あり方検討委員会の結果が常任委員会で報告されました

これまでもお伝えしてきましたが、『長井海の手公園ソレイユの丘』の2015年度以降の在り方を検討する『あり方検討委員会』の議論が終わりました。

その結果が、先日の都市整備常任委員会で環境政策部から報告されました。

内容は下の通りです。

  1. 委員会における検討結果
    (1)運営見直しに係る基本方針について

    • 「南フランス、プロヴァンス風」にこだわることなく、三浦半島の魅力を前面に出して行くことが望ましい。
    • 自然とのふれあいや動物とのふれあいなど子どもたちが遊びながら学べる場を提供すること。
    • 地域の生産者等と協力し地産食材などを活かしたレストラン、地場のおみやげにこだわった売店とすること。
    • 観光情報など地域の魅力を発信する情報基地とすること。
    • 地域の様々な資源と連携し、体験の場の提供や周遊の拠点とすること。
    • 日帰り施設から宿泊利用が可能な施設とすること。
    • 平日や閑散期の利用を促進するため、立ち寄り機能やイベントの充実を図ること。
    • 災害時の避難場所など地域の安全に貢献する施設であること。



    (2)管理運営手法について
    検討委員会では、『指定管理者制度』『PFI事業』(コンセッション方式)の2通りについて、

    1. 市の政策との整合性
    2. 住民サービスの向上
    3. 利用サービスの向上
    4. 地域との連携推進
    5. 市の財政面でのメリット
    6. 評価と改善等

    の6つの基本的視点から比較検討し、市が基本的視点を十分尊重し、より魅力ある公園として管理運営できる手法を選択するよう報告された。

    なお、現在、市は現事業者からPFI法に基づくコンセッション方式による事業提案を受けており、採用の結果を通知する必要がある。


  2. 次期管理運営について
    『長井海の手公園あり方検討委員会』における検討結果を踏まえ、上記の6つの視点から検討し、次期管理運営については『指定管理者制度』によることと判断した。

  3. 今後の予定
    (1)現事業者(株式会社ファーム)からの事業提案に対して「採用しない」旨、回答する。

    (2)2013年第1回市議会定例会において都市公園条例改正。(指定管理者の公募及び指名の改正)

    (3)2013年度に『指定管理者』の選考を行なう。



この報告に対して、都市整備常任委員会では目立った質疑はありませんでした。



要するに何が「変わる」のか?

いろいろなことが羅列されていますが、決して特別なことは書いてありません。

ひとことにまとめて言えば、下の2つです。

  1. 今までのコンセプトにこだわらずに集客が増やせることはしっかりやる
  2. 来年度からは『指定管理者制度』で管理運営を行なう



1番目については、フジノがこのブログにかつて掲載した『第2回長井海の手公園あり方検討委員会』の事務局資料のイメージ図のままです。

第2回検討委員会配布資料より

第2回検討委員会配布資料より


4年前に吉田市長が就任してから、フジノはずっと『ハコモノ3兄弟』について議論を交わしてきました。

率直なフジノの感想は、ハコモノ改革のスピードはとても遅く、4年間もの時間を費やした結果がこの程度のものなのか、というものです。

これでは契約期間が終わるのを待っていただけに過ぎないのではないか、と落胆しています。



毎年4億円の赤字を半額以下に減らすべき

来年度から起こる最大の変化は、10年間の契約が切れて新しい契約になるということです。

2回の市長選挙で『ハコモノ』批判を続けてきた吉田市長ですが、1期目の4年間では何も改革できませんでした。毎年4億円もの税金を10年間にわたって支払い続けてきただけです。

この赤字を徹底的に減らさなければなりません。

それではいくら減らせる見込みなのか?

今年6月議会でのフジノの一般質問に対して、吉田市長は新たな契約では半額以下に抑えたいとの趣旨を答弁しました。

さらに、神奈川新聞の取材(2013年8月16日記事より)に対して、市関係者はこんなコメントもしています。

「50万人のベースがあることで、他の民間企業からも注目されている。運営費は半分に抑えられるはず」と指摘する。

まずは、これを絶対に実現しなければなりません。

来年2014年、ついに新たな『指定管理者』の選考を行ないます。

かくなる上は、とにかく吉田市長には税金の投入を1円でも少なくすることに全力を尽くして頂きたいです。



市長は税金のムダをいくら減らせるのか/長井海の手公園あり方検討委員会(第3回)へ

長井海の手公園あり方検討委員会へ

前回(5月20日)に続いて、『長井海の手公園あり方検討委員会』を傍聴しました。

長井海の手公園あり方検討委員会の会場にて

長井海の手公園あり方検討委員会の会場にて


ハコモノ3兄弟の三男坊、長井海の手公園

現在の指定管理者であるファームとの契約が切れた後、2015年度からどのような体制で『長井海の手公園』を運営していくのか。

これがこの『検討会』のテーマです。

長井海の手公園あり方検討委員会の議事次第

長井海の手公園あり方検討委員会の議事次第


現地視察(1回)+会議(3回)の計4回にわたって開催されるのですが、今日はその3回目です。

事務局からの配布資料をもとに、検討会メンバーによる意見が出されました。

その資料を全てここに掲載します。

配布された資料の全文

【資料1】

長井海の手公園の運営見直しに係る基本方針

1.運営見直しの前提

(1)長井海の手公園のこれまでの運営の中で培ってきた良いものを伸ばし、さらに利用者ニーズにこたえるものを追加し、「子どもたちが、わくわくドキドキしながら元気いっぱいに遊ぶことができる」施設とする。

(2)運営手法についても検討し、費用対効果の一層の向上を目指す。

2. コンセプト

(1)三浦半島に位置する横須賀の西海岸の魅力である「みどり・海・夕日・富士山・食」を積極的に提供し、来園者に三浦半島を感じてもらう。

(2)今の良さを残しつつ、「横須賀ならでは」を加え、市外の人には「いつもと違う体験」を、市内の人には気軽な利用を提供する。

(3)日帰り利用型の集客施設から宿泊利用が可能な集客施設へ。

3. 公園の運営目標

(1)現状
年間来園者 50万人
園内消費額 1,000円(1人あたり)

(2)設定目標
年間来園者 60万人
園内消費額 1,500円(1人あたり)

4.各施設の運営方針

各施設の運営方針

各施設の運営方針

各施設の運営方針

各施設の運営方針

5.新たに展開する事業

(1)公圏内でのキャンプ体験
・ファミリ一層を対象
・滞在型利用により三浦半島をまるごと体験

(2)地産地消のレストラン
・地場産の食材や圏内の農園で生産された食材を積極的に提供

6. 拡充する事業

(1)平日来園者向けイベントの実施
・未就学児が楽しめるイベント
・大人も楽しめる音楽イベント

(2) 地域の活動につながるイベントの実施
・中学生や高校生による吹奏楽の演奏会
・小学生や中学生による発表会
・地域住民による発表会

7. 集客力向上に向けた施設のリニューアル

(1)日よけや風よけの設置
・日よけ等が少ない園内にパーゴラの設置や植樹を実施
・キッズガーデンやじゃぶじゃぶ池周辺にパーゴラを増設

(2)老朽化した施設(遊具、外周柵)の交換
・利用者の安全確保の為、老朽化した施設の交換は市が行なう。
・遊具交換時には人気のある新たな遊具を設置する。

(3)大型遊具の新設
・ファミリ一層の集客力向上

(4)キャンプ場の整備
・ウッドデッキ型キャンプサイトを25基〜30基程度整備する。
・各サイトにバーベキュー施設を整備する。
・利用料は宿泊8,000円、日帰り3,000円程度を想定。

8.入園料と駐車場利用料

(1)入園料は無料
・入園料を徴収するためには外周柵を容易に乗り越えられない高さにする必要がある。現在は高さ1.2m。
・散策などに訪れる人を考えると無料が妥当。

(2)駐車場料金
・上限額を市が設定する。
・立寄り型利用を促進するため入庫から2時間は無料とする。

(3)有料遊具等の利用料に共通一日パスの設定を検討

9.防災計画

(1)帰宅困難者の対応策
・繁忙期には1日に約1万5,000人が来園
・食料等の確保
・トイレ、休息施設の確保
・通信手段の確保

(2)地域住民の一時避難地としての役割
・事業者と地域、市による協定の締結

別紙2

別紙2

別紙2のうち、現状と変更がある部分のみを拡大した図

別紙2のうち、現状と変更がある部分のみを拡大した図

別紙2の色分けの説明

別紙2の色分けの説明

【資料2】

長井海の手公園の管理運営について

1.管理運営手法検討の考え方

(1)管理運営手法の検討方針
・公設民営により民間の力を極力活用できる方策を検討
・指定管理者制度と業務委託の併用も視野に入れる

(2)エリアごとの収益性
・収益性のあるエリア
  レストラン、温浴施設、体験教室、おもしろ自転車、ゴーカート等

・収益性のないエリア
  ホタル館、ビオトーフ、じゃぶじゃぶ池、多目的広場等

(3)一括管理と分割管理
・一括管理
  一体感のある運営
  収益性のあるエリアの収益により公園エリアの維持管理経費を削減

・分割管理
  エリアごとの競争と協調
  収益性のある集客エリアは独立採算制
  公園エリアは業務委託や指定管理者制度

2.管理運営の考え方

(1)現状

・収入
指定管理料 4億円
園内売上げ 5億円
合計 9億円

・支出
管理運営費 7億円
その他経費 2億円
合計 9億円

・収支のバランスがとれており、来園者数も目標の50万人に達しているので、PFI事業として成立している。

(2)次期管理運営の考え方
・市としては次期運営では市の負担を極力少なくしたい。
・運営の見直しに係る基本方針で示した設定目標が達成されれば、計算上の指定管理料はO円になる。
  60万人×1,500円=9億円

3. 管理運営手法の比較

(1)指定管理者制度
・施設の管理権限を包括的に委任する。
・市は施設設置者として業務について指示を行う。
・指定管理期間は市が設定する。
・施設の整備、大規模修繕は市が行う。

(2)PFI事業方式
・運営権設定による独立採算型施設の運営。

・運営権者となった事業者の自主性と創意工夫が尊重されるので従来に比べ運営における事業者の自由度が向上。

・運営権は抵当権設定や譲渡が可能。
(事業者は運営権の譲渡による資金回収が可能)

・事業者が初期投資を無理なく回収するために長期契約になる。

・市による初期投資がなく、施設整備は事業者が行う。

(3)指定管理者制度とPFI事業方式の違い
・競争性の確保
 指定管理では運営権を設定する PFI方式に比べ事業者の初期投資が 少ないため参入しやすく、 応募事業者数が多くなるので競争性が確保される。

・事業者にとってのリスク
 事業者にとってのリスクは運営権の対価 の支払い等の初期投資が多いPFI方式の方が高い。

・事業者の資金回収
 どちらの方法も初期投資等の資金は管理運営期間内に回収するが、PFI方式では運営権の譲渡により事業者は資金の回収が可能となる。

・運営の自由度
 PFI方式では運営権者である事業者の自主性と創意工夫が尊重されるので事業者主導の運営になる。

・施設整備
 市が施設整備や大規模修繕等を行う場合は複数年度に分けて整備する場合があるが、PFI方式では事業者が資金を調達して整備するので短期間で整備が可能。

(資料の掲載は以上です)

絶対に税金の持ち出しを「半額以下」を実現すべき

6月議会での市長への質疑において、フジノはこう尋ねました。

「今まで見直すこともなく毎年4億円も支払ってきた指定管理料を、次の契約からはいくら減らせるのか?」

これに対して吉田市長は、

「必ず半分に減らしてみせる」

と答えました。

4億円の半分、つまり、2億円は指定管理料をカットする、という意味です。

フジノは、この市長の言葉を信じたい。

もしも、それが実現できるならば、中学校での給食導入を実現する為の『財源』に回したいからです。

『長井海の手公園』を運営する為に毎年4億円も税金を使うよりも、『中学校給食の導入』の方がフジノにとって政策の優先順位は上です。

1期目、吉田市長は全くハコモノ改革をやらなかった。

2期目、吉田市長は絶対に有言実行してほしい。

そして、こどもたちの健康と暮らしを守る為の『財源』を生み出してほしい。

しかし、実際のところは配布資料を読んで、フジノには疑問ばかりが残りました。

何よりも、こうした文章に強い疑問を感じました。

現在の入園者数50万人(1人あたり消費額1,000円)が60万人(1人あたり消費額1,500)になれば、計算上の指定管理料は0円になる。

現在の指定管理者であるファームには毎年4億円も支払ってきた税金が、理屈上はゼロにできる、という意味です。

フジノはこれを読んで「おいおい、本気かよ」と感じました。

まず最初に感じた怒りは

「そんなに突然に集客力がアップできるのならば、今まで何故やらなかったのか」

というものでした。

そして次に感じた怒りは

「そんなに突然に来場者の消費金額がアップする訳ないだろう!」

というものでした。

介護保険料の値上げ、国民健康保険料の値上げ、下水道使用料の値上げ、消費税の値上げ、とこれからも値上げは続いていきます。

それとも、アベノミクスでみなさん突然に大金持ちになったのでしょうか?

東日本大震災の後、どうしたらこんなに楽観的な経営感覚を持てるのか...フジノには全く理解できませんでした。

資料1より

資料1より

資料2より

資料2より


一方で、市長に対して

「やれるものなら今すぐやってほしい」

と怒りを通り越した気持ちも感じました。

事務局の配布資料のように『長井海の手公園』がそんなにも優良なコンテンツならば、ぜひ『毎年4億円の税金の持ち出し』を『ゼロ』にして頂きたい。

ゼロがムリでも、吉田市長には6月議会で答弁したように、とにかく指定管理料を半分以下に絶対に減らして頂きたい。

そして、1期目の4年間ずっと垂れ流してきた税金のムダを、2期目の4年間こそ、こどもたちの為の『財源』に充てて頂きたい。

ぜひ市民のみなさま、注目し続けて下さい。