宇都宮けんじさんのボランティアを終えると、大急ぎで新橋へ向かいました。師走の夜、東京はとても混んでいました。
今日は『リカバリー全国フォーラム2012』の『振り返りの会』が開かれました。
夏に開催した『リカバリー全国フォーラム』を振り返って、翌年に活かしていく為に、毎年こうして企画委員会で集まって、議論をしています。
まず、大島先生からはじめの挨拶がありました。
実は、われらがNPOコンボ・代表理事である大島先生ですが、10月に日本社会事業大学の学長に就任されました。とても素晴らしいことですね!
さて、参加者のみなさまに書いて頂いたアンケートの集計結果ができあがりました。
アンケートの回収率は今年も高かったです!
60ページの報告書にまとめて頂いたのですが、フジノも全て読みました。とても参考になりました。書いて下さったみなさまにはとても感謝しています。ありがとうございました。
今年の『リカバリー全国フォーラム』は過去最大となりました。総参加者1385名!大好評だった前夜祭を含めると、1700名にのぼります。
参加してくれた方々(事前申し込み分のみ)の内訳をみると、下のような順番になっていました。
1.当事者の方々
2.PSW(精神保健福祉士)
3.家族の方々
特に、当事者の方々の参加が飛び抜けて多いのは、フジノにとって本当にうれしかったです。リカバリーは、何よりも当事者の方々に体感してほしいからです。
いまだ精神保健医療福祉の担い手としてドクターがメインになりやすい我が国において、本来メインであるべき当事者の方々、そしてご家族、リカバリーを応援する中心に居てほしい存在である福祉職が参加していることはとてもうれしいです。
国内のどこから参加してくださったのかのグラフが下の図です。
東京が会場なので、どうしても関東圏の参加者が大半を占める形になってしまいますね。
それでも中部、近畿、東北、中国・四国、九州・沖縄からもたくさんの方々に参加していただいています。
「東京以外で開催してほしい」「関東以外でも開催してほしい」との希望は毎年たくさんいただいています。
フジノ自身も、将来は全国で順番に開催していくことができたらいいなと願っています。それは企画委員会のメンバーもみんな同じ想いです。
ということで、今夜の企画・実行委員会でも、議題の1つとして挙げられました。
来年の『リカバリー全国フォーラム』をどうするか、特に『地方版リカバリーフォーラム』を開催するのかどうか。
メンバーみんなの想いとしては、将来必ず全国で実現できるようにしたい。でも、資金面やマンパワー面でもっと余力ができてからの方が安定した形で開催できる...。
議論白熱となりました。
まずは、12月22日〜23日に岩手県で開かれる『リカバリーミーティングいわて2012』(コンボ主催です)を1つの試行として、今後については改めて次回の企画・実行委員会でも話しあうことになりました。
振り返ると、今年の『リカバリー全国フォーラム』は新しいスタートを切った実感がありました。
前夜祭という形で2年連続で映画の上映会が行なわれましたが、さらに前夜祭に連動する形での分科会(『精神保健医療福祉システムとリカバリー/「 狂人( マット) の町」 をなくすために私たちにできること』) も今年は新たに開かれました。
また、公募によって企画された2つの分科会もとても盛況でした。これは公募が定着しつつあることなのだと感じました。
来年の『リカバリー全国フォーラム2013』では、企画実行委員会のメンバーも刷新される予定です。
より良い形で全国のみなさまにお届けできるようになっていくのではないかとフジノ自身も期待しています。