シングルマザー専用のシェアハウスの見学へ(その2)/ペアレンティングホーム高津の存在意義は、とても大きい!

建築・不動産・保育の異業種の想いが結晶したペアレンティングホーム

その1より続いています)

ペアレンティングホーム高津を外から観た様子

ペアレンティングホーム高津を外から観た様子


今日の見学は、かねてから『ペアレンティングホーム高津』に関心があったフジノが、創立・運営をしておられる『チームペアレンティングホーム』の方々にお願いした所、こころよく引き受けて頂けました。

建物の外観

さらに、横須賀のひとり親支援に取り組む当事者団体『よこすかひとり親サポーターズひまわり』からも数名が同行して下さいました。

横須賀にペアレンティングホームを作りたいフジノとしては、現場を多くの方々と観て想いを共有できることは本当にありがたいです。

可愛らしいポストがお出迎え

可愛らしいポストがお出迎え


お忙しい中、わざわざチームリーダーである秋山さん(建築)、石尾さん(保育)、細山さん(不動産)の3名がフジノたちを迎えてくれました。

石尾さん・細山さん・杉山さん

石尾さん・細山さん・杉山さん


写真左から、有限会社アビリティ『こどもの森ほいく舎』代表・石尾ひとみさん、株式会社ストーンズ・取締役社長の細山勝紀さん、秋山立花一級建築士事務所の立花怜史さん。

間取り

間取り


細山さんは、以前から『単身者用シェアハウス』を3ヶ所も運営していたとのこと。

これまでの日本の住宅政策は持ち家がメインでしたが、現在では『シェアハウス』がとても有望な選択肢になってきています。特に、ここ2〜3年で急激に増加しています。

そんな仲で細山さんは

「単身者がシェアハウスでお互いに助け合う中で、生活が豊かになっている姿を見てきた。

だから以前からずっとシングルマザー向けのシェアハウスをやりたいと考えてきた。困っている方を少しでも助け合いがうまれればと思った」

と話して下さいました。

たくさん靴がある玄関っていいですよね。活気を感じます。

たくさん靴がある玄関っていいですよね。活気を感じます。


「不動産屋なので保育のことは全く分からなかったけれど、どうしてもやりたかった」

とおっしゃる細山さんの想いが協力してくれる仲間を引き寄せたのだと思います。

2011年12月、子育てとシェアハウスを関心がある人の座談会で、細山さんは秋山さんに出会ったそうです。そして意気投合、一緒に実現に至ったとのことです。

廊下

ある程度の経済力のある方が「スタートライン」として入居してもらう場所

『ペアレンティングホーム』のコンセプトは、プラスに転じていく人をサポートして行きたいというものです。

今現在、生活に困窮しているというシングルマザーの方は入居することはできません。

26living2

ある程度の経済力の在る方が『スタートライン』として入居して頂くのが目的です。ここで『ずっと暮らしていくこと』はそもそもの目的ではありません。

この点で、これまでフジノが廃止に反対してきた『母子生活支援施設』とは、コンセプトとしては大きく異なります。

リビング

『離婚』が全国で増加していく中で『ひとり親』の絶対数も増えています。

『ひとり親』の姿も多様になっています。経済力のある方もいれば、DVなどにより心身ともに疲弊しておられる方もいらっしゃいます。

ただ、どんなひとり親の方々にも共通していることもあります。

それは、『離婚』からの『ひとり親』になって元気を回復していくというプロセスは一直線には進みまない、ということです。

洗面所

この『ペアレンティングホーム』では、シェアハウスで暮らしていく中で『こころのサポート』であったり、ともに暮らす仲間というシンパシーがあることで、ギアが上がるように元気を回復して巣立っていって頂くことを目的にしています。

ひとり親になると、家の中で大人と話せる機会がないということに疲れてしまう方が多いです。

一方、『ペアレンティングホーム高津』では、話せる。恋愛の話をしたり、仕事の話をしたり。こういう当事者同士の当たり前のふつうの会話が実はとても大きなエンパワーメントになるのですね。

これは横須賀にも、そして全国にも必要な形の新しい支援(当事者同士のエンパワーメント)だとフジノは考えています。

行政からの援助はゼロです

行政からの補助は全くありません。

補助が無くとも運営が実現しているこのビジネスモデルは、とても良く考えられていると思いました。

さらに、入居にあたっては保証人も不要です。保証人協会なども不要です。

滞納もほぼ無いそうです。

行政の窓口でこの『ペアレンティングホーム』の存在そのものを『告知』してほしいという希望は無いことは無いそうですが…

まだコンセプトが理解されていないのか、行政から紹介されていらっしゃる方はDVによる被害を受けておられる方であったり(むしろシェルターなどに避難すべきでペアレンティングホームに紹介するのはいかがかと思います)、『ペアレンティングホーム高津』の目的とはちょっと合わないことが多いそうです。

もっともっと書きたいことがあるのですが、時間が無くて文章を書けないので、写真だけ掲載いたしますね。

バスルーム

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バルコニー

バルコニー

フジノたちと共に見学して下さった、弁護士会からいらした弁護士の方々(荒川香遥さん、向井理絵さん、小澤亜季子さん)。

弁護士のみなさん

最後に、みんなで記念写真を撮影しました。

みなさんと記念写真

見学を受けて下さったチームペアレンティングホームのみなさま、そして入居しておられるみなさま、ありがとうございました!

フジノはこの仕組みを何とかして横須賀に輸出したいです。

さらに、この仕組みが全国に広まることを願っています!