ひとり親家庭を支援する為に当事者の実感に沿った支援策に改善する必要性について/一般質問の発言通告書を紹介します(その2)

前の記事から続いています)

本日提出した発言通告書の内容を3回に分けてご紹介しています。

質問2.ひとり親家庭を支援する為に当事者の実感に沿った支援策に改善する必要性について

2問目では、ひとり親家庭の支援の在り方を見直すように提案します。

かねてから「頑張れば頑張るほど生活が苦しくなる」とのお話をずっと伺っており、制度の在り方に問題意識を持っていました。

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』で田浦梅の里にハイキングに行った5月5日、多くの当事者の方々から具体的に細かな金額まで詳しくお話を伺うことができました。

さらに他都市の支援策を調べていく中で川崎市の好事例に出会えて、市内当事者の方々に一緒に見ていただきました。

担当部との意見交換も重ねて、今回の一般質問に至りました。

2.ひとり親家庭を支援する為に当事者の実感に沿った支援策に改善する必要性について

そもそもひとり親家庭の貧困はとても厳しい現状があるが、さらに、国が強く進めてきた「経済的な自立」への取り組みによって、かえって生活が厳しくなる矛盾が起こっている。
 
ひとり親家庭は児童扶養手当をメインに、ひとり親家庭等医療費助成水道料金下水道使用料基本料金の減免、病児・病後児保育料の減免、国民年金・国民健康保険の減免などのセーフティーネットの存在でぎりぎりの生活を送っている。

横須賀市子育てガイド「ひとり親家庭」より
横須賀市子育てガイド「ひとり親家庭」より

しかし、「経済的な自立」の取り組みにしたがって正社員になったり、所得が増えることによって児童扶養手当の基準額を1円でも超えてしまうと、児童扶養手当が廃止されるだけでなく、連動して全てのセーフティーネットも連動して打ち切りとなってしまう。

その為、収入を増やすべくがんばったひとり親家庭ほど逆に生活困窮に追い込まれる事態が起こっている。

明らかに誤った政策が原因だ。
 
安定的な自立につながる現実に対応した支援策の構築が不可欠である。
 
こうした状況を改善する上で、川崎市が昨年11月に発表した「ひとり親家庭支援施策の再構築」は良きお手本だ。

川崎市報道発表資料「ひとり親家庭支援策の再構築を行います」

川崎市報道発表資料「ひとり親家庭支援策の再構築を行います」


特に、ひとり親家庭から最も要望の多い「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」は優れており、児童扶養手当の廃止に連動せずに収入の増加に伴って緩やかに負担増となっていく仕組みは本市の当事者の方々も高く評価している。

川崎市の「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」

川崎市の「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」


そこで市長に伺う。

【質問11】
ひとり親家庭の方々が特に強く求めている「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」の導入を、本市も可能な限り早く検討すべきではないか。

【質問12】
ニーズが高いのに必要な支援策がない現実がある。

そこで、当事者の実感に沿った支援策に改善するために、ひとり親家庭の支援策全体の再構築を行なうべきではないか。



以上が2問目で、市長に答弁を求めます。

3問目は次の記事に続きます。



こどもたちは元気いっぱい遊んで親御さんたちは語りあってリフレッシュ!/よこすかひとり親サポーターズひまわり・おでかけ交流会

よこすかひとり親サポーターズひまわりのおでかけ交流会へ

今日は5月5日こどもの日。

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』『おでかけ交流会』に参加しました。

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』とは?

ひとり親本人たちが中心となって、よこすかのひとり親家庭を親子ともども明るく元気に過ごせるようにしたいと2009年に立ち上げた市民団体です。
 
その活動が認められ、2014年より横須賀市からひとり親交流会事業等を受託しています。
 
母子だけでなく父子も一緒に、未婚や離婚前の方、当事者だけでなく支援者も一緒に、というのが特徴です。

構成は:

  • シングルマザー
  • 未婚の妊婦
  • シングルファーザー
  • 法的離婚前の方
  • それらの支援者

ひとりではできない遊びをみんなでやっちゃう!

お悩みはひとりでかかえないで、経験者と一緒にかんがえてみよう!

ひとり親って・・・1人じゃないよ♪

みんないるからほっとしにおいで(^^♪

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」のツイッターもぜひフォローして下さいね

『ひまわり』のツイッターはこちらです。ぜひフォローして下さいね


10連休も終わりに近づいてきましたね。

昨日はすさまじい雷雨に襲われた横須賀ですが、今日はとてもきれいに晴れました。

みんなでJR田浦駅に集合して『田浦梅の里』に向かいました。

フジノはコーギーのふくちゃんと仲良くなりました

フジノはコーギーのふくちゃんと仲良くなりました


*いつものことながらこどもたちのすごく素敵な笑顔の写真がたくさんあるのですが、プライバシーがありますので今回もフジノの写真ばかりです。我ながら自分の写真よりもこどもたちの写真の方が魅力的なので、毎回残念です。

参加者は合計25人!

一番上までのぼりました

一番上までのぼりました


田浦梅の里は市内外の方から愛されている梅の名所であるとともに、1日中遊びまくれるアスレチック施設と広大な野原が魅力です。

展望台からは横浜のランドマークタワーも見えます

展望台からは横浜のランドマークタワーも見えます


近隣の追浜出身のフジノは幼い頃から何度も何度も遊びに来ているなじみの場所です。

のぼりが大変なのですが、みんなで励ましあって頂上へ。

梅の里の頂上で集合写真を撮りました

梅の里の頂上で集合写真を撮りました


フジノはいつもどおり、こどもたちと遊ぶ担当。

ターザンロープ、ボルダリング、雲梯で遊んだり、展望台に登ったり、とにかく駆け回りました。

激しく遊んでる時は写真を撮る暇もありません(笑)

激しく遊んでる時は写真を撮る暇もありません(笑)


こどもたちはお弁当を食べてさらにパワーアップ。

みんなでお弁当を食べました

みんなでお弁当を食べました


親御さんたちは語りあったり、のんびりとお昼寝をしたり、リフレッシュしておられました。

日に焼ける暑さだったのでみんな日陰に避難です

日に焼ける暑さだったのでみんな日陰に避難です


大きなこどもたちも参加してくれたおかげで(彼ら彼女らは年下のちびっこたちを本当によく面倒をみてくれて遊んでくれます)、途中からフジノは親御さんたちのご相談もお聴きすることができました。

頂いたご意見は必ずこれからの議会活動に活かしていきます。

『ひまわり』のみなさま、本日はおつかれさまでした!



次回は6月9日開催です

次回の開催は6月9日です。

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』のブログからご紹介します。

6/9(日)なんでも相談会&リサイクル会のお知らせ

4月14日に開催した『ひとり親勉強会(こども青少年給付課による児童扶養手当、貸付制度、職業訓練スキルアップ制度などについての説明会』で話された内容を含め、不安や疑問を相談できますよ。

お金のことや市の制度について相談したい方、

誰かに相談したいけど聞きにくいこと(しつけや恋愛、具体的な家計のことなど)

毎日の生活、みんなどうやってるの?などなど・・・

行政制度の話から、ひとり親で子育てが一段落したママ・パパからの経験談など、当事者ならではの話も聞けますよ

午後は、交流会とリサイクル会です

衣服・おもちゃ・学用品などなど…「欲しい!」「あげたい!」を同時に解決しちゃいましょう!

お問い合わせ・お申込み:yokosuka_himawari@yahoo.co.jp

どうかシングルマザー・シングルファーザーのみなさん、いらして下さいね。

初参加の方からのお問い合わせもすでに頂いています。プレひとり親の方々もどうぞいらして下さい。

お待ちしております。



「よこすかひとり親サポーターズひまわり」が初めてこどもたちの勉強会を開きました/ひとり親家庭講座「寺子屋」教室と交流会

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」が初めてこどもたちの勉強会を開きました

けさは、逸見の生涯学習センターに向かいました。

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』が、こどもたちの勉強会を初めて開催しました。

ひとり親家庭講座「寺小屋」教室と交流会

ひとり親家庭講座「寺小屋」教室と交流会


名付けて『ひまわり版”寺子屋”教室』です。

2人の先生は、数年前まで現役で教壇に立っておられた先生です

2人の先生は、数年前まで現役で教壇に立っておられた先生です


夏休みに入ってまもないこどもたちが集まって、静かな雰囲気の中で、みんなで勉強をしました。

フジノはふだんのひまわりイベントでは、保育担当(というかこどもたちと全力で遊ぶ役)です。

けれども今日は、いつも一緒に全力で走り回っているこどもたちの違う側面を観ることができました。みんな、とても真剣に教科書やノートに向き合っていました。

こうして教室にみんなで集まるのは、『勉強する空気感』というのができて良いですね。

夏休みの宿題や、日頃の勉強で分からないことを持ちよって、一生懸命がんばっていました。

こどもたちの分からないところを教えて下さったのは、つい数年前まで教壇に立っていた元先生のおふたりです(ありがとうございます!)。

フジノもちょっとだけ先生役を務めたのですが、今のこどもたちの教科は昔とはだいぶ違っていて対応しきれませんでした。こどもたちよ、役に立てなくてごめんね・・・。

みんな真剣に宿題やプリントに向きあっていました

みんな真剣に宿題やプリントに向きあっていました


「さすが『ひまわり』」とフジノがとても感心したのは、もう1つのテーマです。

「先生方が教える姿を通して、こどもたちの勉強に対する親御さんの接し方や勉強に意欲を持たせる方法等を学びましょう」

というものです。

実際にママたちにお話を伺うと

「仕事で疲れて帰ってきたところに『勉強をみてほしい』とこどもに言われても、ついカッカとしてしまう」

「先生方の褒め方はこどものやる気を上手に引き出してあげているなと感心した」

とのことでした。

とても良い試みなので、ぜひ継続開催していってほしいなと感じました。



ひとり親・プレひとり親の方はぜひ「よこすかひとり親サポーターズひまわり」にいらして下さいね

『ひまわり』は、シングルマザー・シングルファーザーの当事者のみなさんによって2009年に設立された団体です。

横須賀市の委託を受けて、毎月いろいろなイベントを開催しています。

来週末の8月4日には、『ひまわり』のみんなで横須賀花火大会をベースの中で鑑賞するイベントが開かれます。

さらに8月中旬には、泊りがけでキャンプにも行きます。

こうした楽しいイベントと同時に、プレひとり親・ひとり親としての悩みや困りごとをピア(当事者)として語り合える交流会も開かれます。

こどもたちにとっても、親御さんにとっても、安心して過ごせる時間と空間なので、ぜひご参加下さいね!

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』の公式サイトはこちらです。



「よこすかひとり親サポーターズひまわり」創設者のおひとりが卒業されました/横須賀のひとり親家庭支援の為に十年以上ありがとうございました!

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」が生まれた訳

2009年4月に立ち上げられた『よこすかひとり親サポーターズひまわり』。

よこすかひとり親サポーターズひまわりのHP

よこすかひとり親サポーターズひまわりのHP


創設のきっかけは、さらにその2年前にさかのぼります。

横須賀市が2007年から2年間にわたって開催した『ひとり親家庭等自立支援の在り方検討会』という審議会があります。

2003年の初当選以来、ひとり親家庭の支援はフジノの重要テーマとして本会議・委員会でも質疑を続けてきました。

当然ながらこの審議会についてもフジノは2年間にわたる全てを傍聴しました。

しかし、最終的に出された『報告書』はとても納得ができるものではありませんでした。

この審議会に、当事者の立場として2人の方(シングルマザーの立場から1人、シングルファーザーの立場から1人)が委員として参加していました。

それは、委員として参加したおふたりも同じ気持ちだったのだと思います。

「行政だけに任せていても何も変わらない」

そして、おふたりは『よこすかひとり親サポーターズひまわり』を立ち上げました。



行政主導ではなく当事者主体のピアサポートは大きな力に

審議会の開催中から、フジノはおふたりに強いシンパシーを抱いていました。

フジノにとって、おふたりはまさに『戦友』です。

そのおひとりである、シングルファーザー代表の立場として出席されていたMさん。

『ひまわり』では事務局長として、その活動を縁の下の力持ちとしていつもしっかりと支えて下さいました。

今でこそ、ひとり親家庭の当事者会は全国組織をはじめ、たくさんのグループが立ち上がっています。

けれども10年前は、全国的にほとんど当事者組織がありませんでした。社会資源も数えるくらいしかありませんでした。

『ひまわり』の活動は、時代の先駆けとして市内外で重要な役割を果たしてきました(立ち上げ当初から現在に至るまで、市外・県外からの問い合わせもたくさんあります)。

ありとあらゆるニーズを汲み上げて、『ひまわり』は活動を行なってきました。

「なかなかひとり親家庭のこどもたちはBBQやキャンプをする機会が無いから・・・」

と、泊りがけのキャンプやBBQ大会を開いてきました。

「忙しくてなかなかリラックスできない、リフレッシュしてほしい」

と、キッズヨガ&ママヨガ教室まで開催してきました。

こどもたちがとっても楽しそうに過ごしている姿をフジノはいつも本当にうれしく見守ってきました。

ある年のBBQ大会にはなんと100人以上も参加し、大盛況に終わりました。

こうした派手な取り組みに目がいきがちですが、事務局長としてMさんは本当に地味で地道な活動こそ大切にし続けてくれました。

『ひまわり』の最大の武器は、『交流会』です。

こどもたちを保育に預けて(フジノはいつも保育担当です)シンママ・シンパパがその思いのたけを率直に語ることができる場です。

行政主導で開催していた時(もちろんフジノも参加していました)には、全然、生の声を発言できなかった当事者のみなさん。

それが『ひまわり』の『交流会』に来ると、みなさん、本音を語れるのです。

初めて参加した時には、真っ青な顔で言葉も出ない、そんな方々がたくさんいらっしゃいます。

けれども『ひまわり』に参加して1年が経つ頃には、笑顔でリカバリーする姿をたくさん見てきました。

知らない大人たちに怯えて親御さんの後ろに隠れていたこどもたちが、今では元気に走り回っている姿や成長して大きくなっていく姿に、フジノはいつも棟が熱くなりました。

『ひまわり』の持つ力=当事者(ピア)の持つ力の強さをこの10年間にわたってフジノは実感し続けてきました。

『ひまわり』は現場で常に当事者のみなさんに寄り添い続けてくれました。

そんな『ひまわり』の存在と活動にいつも励まされて、フジノは市議会でひとり親家庭の支援を訴え続けることができました。



「市民活動」は「担い手」が交代してこそ永続できるものだから

しかし、忘れてはならないことがあります。

このような素晴らしい活動をして下さっているのは、ふつうに暮らしている市民の方々なのです。

フジノのように報酬をもらいながら仕事として活動をしている訳では無いのです。

そして、ひとり親のまさに当事者なのです。

自らもとても大変な状況の中にありながら、仕事を終えた夜や休日を費やして、ボランティアとして何の報酬も受け取れる訳でもなく、活動を続けて下さっているのです。

どれほど素晴らしい活動であっても、最も大切なのはご自分の人生です。

当事者活動(市民活動)は、リーダーやメンバーが代替わりしてこそ、健全で長続きしていくものだとフジノは信じています。

総会終了後、みんなでお花見へ

総会終了後、みんなでお花見へ


本日開かれた総会で、事務局長Mさんが今期末(3月末)をもって退任されることが決まりました。

総会終了後に、みんなでお花見に行きました。

Mさんの退任を知った、歴代の『ひまわり』参加者のみなさんが本当にたくさん参加して下さいました。

優しく温かい人柄で、みんなを支えてくれたMさん。そんなMさんに対してみなさんもとても強い想いを持っておられるのだと思います。

フジノにとっても審議会時代から約12年のおつきあいになります。

とてもさみしい気持ちですが、同時に、とても素晴らしいことだと感じました。

新たな事務局長も決定し、『ひまわり』はこれからもすくすくと太陽に向かって大きな笑顔を向け続けるのだと思います。

Mさん、今まで本当にありがとうございました。

サプライズで、みんなから贈られた花束と寄せ書きが寺田代表から手渡されました

サプライズで、みんなから贈られた花束と寄せ書きが寺田代表から手渡されました


その献身的な活動に対して、どれほどたくさんの言葉を尽くしても感謝しきれません。

フジノの寄せ書き(汚くてごめんなさい)

フジノの寄せ書き(汚くてごめんなさい)


フジノが政治家としてひとり親家庭の支援に取り組み続けることができたのも、Mさんからかけられた言葉がいつも胸にあったからです。

感謝の気持ちを表す方法はただひとつ、政治家としてこれからもずっと全力で取り組みを続けていくことだけだと信じています。

事務局長を退任されたMさんと。本当にさみしくなります(涙)

事務局長を退任されたMさんと。本当にさみしくなります(涙)


Mさん、今までありがとうございました!



横須賀市初!「米軍人との離婚によるひとり親の支援」の為に、基地対策課・市民生活課・こども青少年給付課が「よこすかひとり親サポーターズひまわり」と情報交換会を開催!/フジノの提案、再び動き出しました

ずっと訴えてきた「米軍人との離婚によるひとり親の支援」

横須賀には米軍基地があって、常に数千人のアメリカ人がこのまちに暮らしています。

人と人とが出会えば、恋愛もするし結婚もするしこどもも生まれます。

そして、離婚もします。

ただし、日本人同士の夫婦とは違って、異なる歴史や文化の背景を持つもの同士が離婚・離別する場合、多くの場合に大きなトラブルが起こりうる...。

その結果、フジノが訴えてきたように「米軍人等との離婚・離別によって泣き寝入りに追い込まれているひとり親」が多数存在しており、「その生活の厳しさを救済する公的な組織の立ち上げが必要」なのです。

こうして市議会において、質疑を繰り返し行なってきました。

米軍人との離婚によるひとり親の困難解消を目指した、これまでのフジノの質疑

  1. 2014年12月議会・生活環境常任委員会での質疑
    米軍人との離婚の大変さ、離婚後の生活の厳しさを救済する公的組織の立ち上げ

  2. 2015年予算議会・本会議での質疑
    米軍人・元米軍人との離婚・離別で泣き寝入りに追い込まれているひとり親世帯への支援の必要性について

  3. 2015年6月議会・本会議での質疑
    米軍人等との離婚・離別をはじめとする、国際離婚・離別のひとり親・プレひとり親家庭に対して、本市は積極的な情報提供と支援をしていくべきではないか



2回の質疑を終えた後、ようやく行政が一歩動き出しました。

その経過報告が下の文書です。

こども育成部からフジノが受けた報告

こども育成部からフジノが受けた報告


2回にわたって開催された庁内会議(部長・課長クラス、課長・係長クラス)の結果は、こんなものでした。

  • 米軍人との離婚によるひとり親だけを対象とした支援は現実的でない
  • 今後、相談を受けた際に円滑に対応ができるよう情報を整理・共有する
  • 必要に応じて、随時、協議の場をを開いて対応を合わせる

「こんな結論では、実際に苦しんでいるたくさんのひとり親の方々が救われない」とフジノは考えました。

そこで昨年6月議会において、3度目の質疑をあえて行ないました。

それから半年間、表立った動きは何もありませんでした。



当事者団体「よこすかひとり親サポーターズひまわり」と、市の基地対策課・市民生活課・こども青少年給付課の意見交換が行なわれました

しかし、今年に入ってすぐ、ようやく1つの大きな動きがありました。

2016年1月7日、なんと

  • 政策推進部 基地対策課
  • 市民部 市民生活課
  • こども育成部 こども青少年給付課

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』との意見交換が開催されたのです。

実はこれ、横須賀市政始まって以来、初めてのことです。

こども家庭福祉部門と、基地対策部門と、市民相談部門が一堂に会して、ひとり親当事者団体と意見交換を行なったのは、本当に初めてで画期的な出来事です。

ようやく動き出しました!

議事概要

議事概要


本日、フジノは基地対策課とこども青少年給付課に対してヒアリングを行ない、議事録を資料請求しました。

その議事録が下の通りです。

「米軍人との離婚によるひとり親」議事概要


  1. 日時:平成28年1月7日(木)15時~17時

  2. 場所:市役所301会議室

  3. 出席者:
    • 『よこすかひとり親サボーターズひまわり』Aさん(事務局長)、所属会員1名
    • 政策推進部基地対策課・B課長補佐
    • 市民部市民生活課・C課長、D課長補佐
    • こども育成部こども青少年給付課・E課長、F係長

  4. 議事概要
    市民生活課C課長とこども青少年給付課・E課長は、冒頭でA事務局長とあいさつを交わしたのち退席し、あとは実務者同士で行われた。


    ① ひまわりが把握する現状の課題

    • 離婚時、相手やリーガルサポートから言われるままに横須賀で離婚合意書を作成したものの、州のファミリーサポートセンターでは米国の裁判所で作成されたものでないと有効ではないため、養育費をもらうことができない。
    • 「児童扶養手当は離婚をしていないと受給できないから」と、養育費の手続きが完了する前に安易に国内で離婚をしてしまう。
    • リーガルサポートは米軍人とその家族をサポートすることを目的としている為、離婚後は家族ではなくなってしまうことから、サポートが受けられなくなってしまう例が見受けられる。
    • 米軍人と離婚後に、米国の各州法に合致した養育費を確保する手続きに詳しい弁護士がいない。



    ② ひまわりから横須賀市への希望

    • 離婚後に養育費について確保する手続きをすることは困難だが、離婚前であれば養育費を受け取れるよう取り決めがしやすいので、それまでは安易に離婚をしないこと、また米国の裁判所による離婚合意書でないと州のファミリーサポートセンターで有効ではないこと、夫の行方を追うためにSocialNo.を控えることなどを対象者にアナウンスしてほしい。
    • 先々でよいが、養育費を受け取るための手続きに必要な資金(裁判所への手続きや弁護士に相談するなどの費用など)を貸付する制度を検討してもらいたい。
    • 米国は養育費について厳しく、さらに相手が軍人であることから、養育費をもらえるようになる可能性は十分あるため、返納できると思う。
    • 基地のリーガルオフィスの関係者に、離婚前に養育費について手続きをするよう対象者に促してほしい。
    • 『ひまわり』とリーガルオフィスの関係者との対話の場を設けてもらいたい。
    • 英語が読めれば離婚についての手続きができる場合があるが、米軍人と離婚をする人の多くは英語力が不十分であるため自分では手続きできずにいるので、英語力を持った者のサポートがほしい。



    ③ 市側の発言

    • 離婚後に相談に来る傾向が強く、離婚前に相談に来る人は少ないが、もし離婚前に相談があれば、きちんと養育費を含めた手続きをしてからの方がよいと案内することは可能だが、その聞の生活が保障されるケースは至極まれではないか。
    • 貸付については扶助費の削減にもつながるとは思うが、養育費をもらえないことになってしまった場合は、貸付金によりさらに本人の生活を困窮させてしまう恐れがあり、慎重に検討した方がよいと考える。
    • 『ひまわり』とリーガルオフィスの関係者との対話の場を設けることは難しい。
    • 水際で食い止める目的で、横須賀基地で行っている教育プログラム等何らかの方法により、独身の米軍人に、米軍人との離婚後に養育費の確保等の問題で困っている人がいることをアナウンスできる機会がないか考えてみたい。
    • 言語面についてのサポートは、『国際交流協会』などに相談をしてみてはどうか。

この意見交換について、フジノの評価は『保留』です。

ヒアリングの際に、基地対策課長もこども青少年給付課長も「この意見交換を1回で終わらせるつもりはありません。今後も継続していきます」と強調してくれました。

この1回目の意見交換は「単なる顔合わせでありスタートに過ぎない」とフジノは受け止めています。

まず、今後の動きをしっかりと見極めたいと思います。

フジノは今も米軍人等との離婚・離別に苦しむ方からの相談を受けています。

当事者団体である『よこすかひとり親サポーターズひまわり』も本当に熱心に動いてくれています。

『横須賀市がやるべきこと・できること』はたくさんあります。

これからも具体的な提案をどんどん行なっていきます。



国際離婚を何とかのりこえよう!/よこすかひとり親サポーターズひまわり「ひとり親法律講座・法律相談」と「ひとり親交流会」

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」の「法律相談」「ひとり親交流会」開催!

先日お知らせいたしましたとおり、本日は『よこすかひとり親サポーターズひまわり』が主催する2つのイベントが行われました。

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」チラシより

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」チラシより


午前は、国際離婚の相談を弁護士が無料で受けて下さる『法律相談会』

午後は、こどもたちをボランティアの保育に預けて、みんなで想いを自由に語り合う『ひとり親交流会』です。

フジノは、昨年12月議会の委員会質疑でもとりあげたように、数年前から「『米軍人or退役した元米軍人との離婚後の配偶者の泣き寝入り』を無くしたい!」と強く感じてきました。

毎年開催されるこの『外国人との離婚についての法律相談』でお話を伺うたびに、その想いはどんどん強くなっていきました。

会場にて

会場にて


『制度的に変えていく』のが政治家としてのフジノの仕事ですが、制度を変えていくには(悔しいのですが)長い時間が必要となります。

しかし、シングルマザーの多くがダブル・トリプルで仕事をしてもとても厳しい貧困の中でこどもたちと暮らしています。そうした方々の為に、『今この瞬間の苦しみ』をすぐに少しでも減らすことが必要なのです。

長い時間をかける制度づくりだけでなく、今すぐ解決できる為の支援も同時に必要なのです。その為の1つの手段が、今日のこの集まりだとフジノは考えています。

本来ならば、政治・行政が直接的に行なうべき性質だと市民のみなさまはお考えかもしれません。

けれども、当事者(ピア)の持つ力の大きさを信じて、横須賀市では『よこすかひとり親サポーターズひまわり』に正式に委託(横須賀市ひとり親講座事業委託)をしています。

ピアの持つ力を、フジノも強く信じています。



「国際離婚」についての法律相談・法律講座の様子

午前中の『相談会』は、相談に参加されたのは2名の方でした。

無料相談にのって下さるのは、松田えり子弁護士(よこすか市民法律事務所)です。

もしも10名近く参加された時は講義形式にならざるを得ないので、松田先生にはあらかじめレジュメや資料を用意して頂いていました。

けれども、このように少人数の参加で本当に良かったです。

そのおかげで逆に『一般論』や『抽象論』はナシ、とても『具体的』で『現実的』な対応の場となりました。

学校での班会議やゼミみたいに、ロの字形にテーブルを置いて、弁護士の松田先生と『ひまわりの寺田代表が座り、左右におひとりずつ実際に困っておられるシングルマザーの方に座って頂きました。

寺田代表と松田先生

寺田代表と松田先生


そして、養育費も支払わないままに逃げ続けている『現役or退役した米軍人の元夫たち』への法律的な対応策をみんなで考えました。

松田先生は法律の専門家の観点から、『ひまわり』の寺田代表からはこれまで数百人の方々のご相談を受けてきた経験から、さらに参加されたお二人の方々からはこれまで取ってきたアクションを話して頂き、さらなる解決策をみんなで話し合いました。

まさに福祉の現場で毎日のように行われている『ケース会議』や『事例検討』のように話し合いが行なうことができて、すごく有益でした。

フジノはこの場で得られた情報と知識を武器に、今すぐできることは横須賀市と米軍に働きかけるとともに、全国の同じ立場で苦しんでおられる方々に役立つ情報共有をホームページなどでどんどん行なっていきます。



こどもたちの優しさや笑顔にいつも励まされるからフジノは働いています

お昼は1時間のお休み。

みなさんお弁当を食べたり休憩されるのですが、フジノはとにかくひとつでも多くの声を聴く為にひたすらヒアリング。

松田弁護士や『ひまわり』のみなさんや、参加者の方にお話を伺い、フジノのアイディアを提案したり。

朝から何も食べないままだったのでお腹がグーグー鳴りました。

みんながお弁当を食べているのに何も食べずにお腹をグーグー鳴らしているフジノを観て、参加された方のお子さんたちがおやつをフジノにわざわざ運んできてくれました(涙)。

本当に、幼いこどもたちなのにみんないつもフジノには優しくて、優しさにあふれていて、だから僕は「こどもたちの為に全力で働こう」といつも感じるのです。

さらに、あるおこさんはフジノの為にミサンガ(的なもの)を作ってきてくれて、プレゼントしてくれました。

Aくんが作ってきてくれたプレゼント、毎日つけています

Aくんが作ってきてくれたプレゼント、毎日つけています


ありがとうね。

ずっと着けているからね。



午後はみんなで語りあう「ひとり親交流会」です

午後は、『交流会』でした。

午前だけでお帰りになる方もいらっしゃいますし、午後からの参加する方もたくさんいらっしゃいます。

こどもたちの落書きがたくさんあってかわいいw

こどもたちの落書きがたくさんあってかわいいw


フジノはすぐに横浜へ向かわねばならなかったのですが、おかあさんがたに

「フジノさん、ぜひ午後も残ってもらえませんか」

と頼まれて(ありがたいことです)、とにかくギリギリまで残ることにしました。

ボランティアで来て下さった行政書士の方から、『ひとり親にならざるをえなかったみなさんが活用できる確定申告によって戻ってくるお金のお話』がまずありました。

けれども、率直に言って、ひとり親のみなさまはそんなこと、とっくに知っておられました。

本当にみなさん必死にこどもたちとの生活を守る為に、一生懸命にあらゆるてだてをまわりから教えてもらったりしながら駆けずり回っています。

ボランティアとして講義をしていただいたことはありがたかったけれど、あんまり必要ない講座だったかなと、フジノとしては主催者でも無いのですが、少し反省…。

その後、多くの方々から

  • 「ひまわり」の存在を何故もっと早くから横須賀市が広めてくれなかったのか

  • 離婚前・離婚直後に存在を知らせてもらえていたら、もっと早く苦しみから立ち直れたかもしれないのに

との厳しいご意見をたくさん頂きました。

全く同感です。

もっと適切な周知のやり方がたくさんあるはずで、実際に参加者の方々からはたくさんの提案がありました。

その全てにフジノは率直に賛成です。

2009年の『ひまわり』立ち上げ前から寺田代表らと一緒に『ひとり親家庭支援』に取り組んできたフジノとしては、そうした想いやご意見は十二分に理解しています。痛いほど共感もしています。

もっともっと全力で政治・行政は民間団体の支援を、そして『ひとり親ご家庭』の支援をしなければなりません。

何よりもフジノは、こどもたちを守りたいのです。

貧困の苦しみや、教育の機会の喪失、シングルペアレントであることによるあらゆる心身へのダメージ、そうした全てからこどもたちを守りたい。

そしてもっともっと可能性を伸ばしてあげたい。

それがフジノの願いです。

必ずこどもたちの未来をより良いものにします!



米軍人との離婚の大変さ・離婚後の生活の厳しさを救済する公的組織の立ち上げを提案しました/2014年12月議会

米軍人との離婚の大変さ・離婚後の生活の厳しさで「泣き寝入り」が「当たり前」になっている今の現実

先日もお知らせしましたが、1月24日の『よこすかひとり親サポーターズひまわり』主催による、国際離婚・国際離別についての法律相談にぜひいらして下さい。

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」チラシより

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」チラシより


この法律相談は、毎年開催しています。

このまちでは、『国際離婚』はもはや『当たり前のこと』だからです。

そして、残念ながら『泣き寝入り』も『当たり前のこと』になっています。

フジノはその『泣き寝入り』の現実を変えたいのです。

法律相談、どうか足を運んで下さい。

お願いです。どうかいらして下さい!



米軍人との離婚の大変さ・離婚後の生活の厳しさを救済する「新たな組織の必要性」を提案しました

当事者の方々(その100%が、日本人女性がひとり親です)から、数年前からずっとフジノはこの問題のご相談を受けてきました。

けれども調べても調べても、本当に何も救済する制度も法律も存在しないのです。

米軍人男性の完全な『逃げ徳』になっている、というあってはならない現実だけがあります。

フジノなりにいろいろ調べて、悩み考えぬいた結果、『横須賀市が新たな救済の為の組織を立ち上げるべきではないか』という結論に至りました。

そして、市議会でこの問題提起をする機会をずっと探していました。

昨年12月議会、生活環境常任委員会でついに行なった質疑が、下のものです。

2014年12月4日・生活環境常任委員会での質疑

フジノの質問

市民部は市民相談の窓口をさまざまに持っていらっしゃいます。

最近、いろいろ御相談を伺う中で、

「これは本当に窓口がなくてかわいそうだな」

と思ったのが米軍人の方々と離婚した後、逃げられてしまう。

社会保障ナンバーをもとに、米軍がその後の相手・離婚した旦那の行き先等を調べてくれるけれども、まず最初に市役所に相談しても、市役所から基地対策課を通じて米軍に行って、それから佐世保市に連絡がいってとか、いろいろなネゴシエーションがとてもつらいような状況をお聞きしました。

それで、そういう窓口がどうやら米軍基地の中では佐世保市にあるようで「いろいろノウハウを持っている」というようなお話を伺うのですが、とにかく離婚された女性の方が泣き寝入りせざるを得ないことを何件もお聞きしています。

それで、僕がご相談をお聞きした方が自ら一生懸命いろいろなことをやったノウハウをためていって、他の人の相談に乗っていってあげているという状況があるのですね。

その時に「それはとても大変ですね」というお話をしながら、その方に言われたことが

「いち市民にできることというのは限界があるので、行政が、特に横須賀市が他の市とも協力をしながら、何とか相談窓口に行けば、一緒に例えば養育費を確保できるようにするとか、そういう相談窓口を作って頂けないか」

というご相談をいただいたのです。

それは、市役所の中でもいろいろな部署が関係するとは思うのですが、まずは一番市民の皆さんの相談を受ける立場にある『市民部』に伺いたいと思いました。

米軍人の方との離婚専門の相談を受けられるような体制というのは、考えられないでしょうか。



市民生活課長の答弁

『市民部』の中で、市民相談室という部署を『市民生活課』のほうで持っておりますけれども、あくまでも一般的な御相談にとどまっておりまして、今のようなお話ですと、弁護士に実際は関わって頂くとかということになろうかと思います。

このお話は、私以前おりました部署(こども育成部)で関わっておりまして、状況は把握しておりますが、弁護士もどの弁護士でも受けられるという種類のものではなくて、 大変難しい問題だと思っております。

相談室のレベルでは、個別に弁護士を御紹介するというところもやっておりませんので、『法律相談』の中で、一般的な対応に今のところはとどまっているのかなと思います。


*質疑とは関係ない他の議員から「基地の中に『相談機関』がある」とのヤジが出ました。

フジノの質問

「(相談機関は)基地の中にありますよ」というお話もあったのですが、「現実には機能してない」というお話を当事者の方々からは伺う訳です。

いろいろな米軍の方がいらっしゃって、結局『退役』をしてしまえば、軍も追えなくなってしまうというようなことがあって、弁護士をお願いして日本で裁判をやって判決が確定しても、今度海外にいる相手に強制権が全然通用しないというようなことがある。

それで、今、課長もお答えいただいたのですが、なかなか市役所の中でも、専門的なノウハウを蓄積して、これについてサポートするというのはできないということで、谷間に落ち込んでしまっている。

ひとり親の苦しみを課長には寄り添って御理解いただいてありがたかったのですけれども、「これを何とかどこかの部署で支援できないか」ということ、せめて研究課題にしていただけないかと思うのです。

市民部には少し重いのかもしれないのですけれども、いかがでしょうか。



市民部長の答弁

「非常に重要な問題提起をしていただいたな」というふうには思っています。

ただ、実態として、今、ご答弁いたしましたけれども、すぐにそれをやるということができるようなノウハウもございません。

その点を含めて、どのような形でやったらできるのか、基地対策課も含めて相談をしながら、少し研究課題ということになると思いますが、御意見を承ったということで、御容赦いただきたいと思います。



フジノの質問

ありがとうございます。

今回、初めて問題提起させていただいたということで、自分もそのように考えていますので、ぜひどこかの形で、どこかの部局の中で問題提起をしていって、情報を共有して、問題を共有していただきたいなと思います。





この問題はあまりにも担当すべき部署が広く(市役所の部局を横断しなければなりません)、かつひとつの市だけで解決できないので、同じように米軍基地を抱える全てのまちが連携しなければならない重い問題です。

そのような重さを考えると、委員会での質疑ではなく、本会議での質疑を選ぶのが本来あるべき姿だとフジノは考えていました。

けれども、毎回フジノに与えられている本会議での質問時間は、わずか20分間しかありません。

その一方で、フジノが取り上げねばならない市政の問題は、山ほどあります。

しかも、本会議は1年間にたった4回しかありません。

12年間の政治家としてのフジノの任期はもはや終わりが近づいており、本会議での質問ができるのはラスト1回、2015年予算議会だけです。

だからずっとずっと問題意識を持ち続けてきたのに、米軍人との離婚・離別によって大きな被害を受けて苦しんでいるひとり親家庭の救済について、このままでは問題提起が行えない可能性がありました。

そこでフジノはこうした状況を考えて、あえて委員会質疑の場での質疑を行なうことに決めました。

全ての市民相談の入り口となる『市民部』に問題提起をすることで、他の部局との連携・他の市との連携によって「新しい支援体制」をゼロから研究し創りだしていくべきだと提案したのです。



ねぎしかずこ議員が共感して追撃の質問をしてくださいました

しかし、これだけでは終わりませんでした!

なんと、この後のねぎしかずこ議員(共産党)がフジノの質疑を受けて同じテーマで質疑を行なって下さったのです。

もちろん事前の打ち合わせなどは全く無し。

フジノの想いに共感して、あえて行なって下さった質疑です。

それはまさに援護射撃でした。

2014年12月4日・生活環境常任委員会での質疑

ねぎしかずこ議員の質問

先ほど藤野委員の方から、米軍関係者、退役した人を含めてですけれども、その方と結婚やおつき合いをして、またお子さんをもうけられている。

そういう方々が夫やおつき合いしていた人との関係が居所が分からなくなったまま米国に帰られて、その後なしのつぶてだという問題について、私も横で聞いていて、まさに私が今関わっている問題がそこなので質問させていただきます

これは『こども育成部』だとか『生活福祉課』だとかいろいろなところが力を合わせなければできないことなので、所管外のことになってしまうのかもしれないのですけれども、非常に重要な問題提起だと私も思って、何とか行政などが力を尽くさなければいけない問題だと捉えています。

(以下、略)

こうして、2人の市議からの質問に対して、答弁に立った市民部長は

「これから研究をしていきたい」

旨の答弁をしてくれました。

フジノにもねぎし議員にも、たくさんの『泣き寝入り』に追い込まれた当事者の方々の声が届いています。

今こそ、横須賀市がリーダーシップをとって、沖縄・佐世保などとも連携して、ひとり親の方々とそのこどもたちを守るべきです。



ぜひ、生の声をお聴かせ下さい

フジノは、政治家である限り、この課題をずっと取り組んでいきます。

ですから、どうか米軍人との離婚・離別によって大変苦しい想いを強いられているひとり親をはじめ、おこさんがいなくても離婚・離別で苦しんでいる方々の生の声をお聴かせ下さい。

とてもつらい体験をあえて政治家に話すのは、とても気が引けることだと思います。

それでもどうか、お話をお聴かせ下さい。

よろしくお願いします。



国際離婚のお悩みを無料で弁護士にご相談できます!/よこすかひとり親サポーターズひまわり「ひとり親法律講座・法律相談〜外国人との離別、一人で悩んでいませんか? 」にぜひご参加を。

よこすかひとり親サポーターズひまわりが「外国人と離別(離別予定)のひとり親」むけの法律相談を開きます!

このまちに暮らしていれば、誰もが外国人の方々と出会います。

フジノも幼稚園〜小1の時にいちばん仲良しだったのは、アメリカ人3兄弟。小学4年生の時には、お姉さんと弟のアメリカ人きょうだいとすっごく仲良しでした(いつか彼ら彼女らと再会するのが夢のひとつです)。

思春期を超えてから出逢えば、恋愛もするし、結婚もするでしょうし、こどもを持つでしょう。

それはこのまちでは当たり前のことです。

けれども同時に、『離婚・離別』も当たり前のことになっています。

しかし、国籍が異なる相手と結婚したりパートナーになるということは、実は文化や歴史的な背景だけでなく『法律・制度』も異なる相手とパートナーになるということです。

日本では当たり前のことが、通用しません。

いざ養育費を請求しようにも、うまくいかない。

そもそも離婚したくても、なかなか離婚させてもらえない。

パートナーが国外に逃げてしまって、そもそも話し合いさえ応じてもらえない。

こんなつらい出来事がこのまちでは日常的にたくさん起こっています。

だからここ数年間、『よこすかひとり親サポーターズひまわり』では、外国人と離別/離別予定のひとり親を対象にした法律相談を開催してきました。

よこすか市民法律事務所の弁護士の方に来ていただき、無料で法律相談を行ないます。

『国際離婚に際してこどもたちの暮らしを守ること』はフジノにとって重要な政策のひとつです。

だから、ぜひみなさまに参加していただきたいのです。

どうかひとりで苦しまないで下さい。ひとりで悩まないで下さい。

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」チラシより

「よこすかひとり親サポーターズひまわり」チラシより

2009年の設立以来、フジノは『よこすかひとり親サポーターズひまわり』をずっと支援し続けてきましたが、とても信頼できる素晴らしい団体です。

ぜひ安心して初めての方でもいらして下さいね。

ひとり親法律講座・法律相談〜外国人との離別、一人で悩んでいませんか?

横須賀の土地柄、外国人との離婚(未婚)で、いざその時になるとどこに相談したらいいのかわからなくて困っていませんか?

不利益を受けないよう、まずはこの講座で情報収集しましょう。

どこの国・法律が適用されるのか?

国籍・財産・親権・養育費は?

国際離婚、特に米軍人との離婚の際の注意点は?

よこすか市民法律事務所の弁護士が、無料で、少人数で、事例・相談に応じます。

ぜひご参加ください!




午後は「交流会」もあります!(保育ありますよー)

さらに、午後は『交流会』もありますよー。

こちらは法律相談とかではなくて、ピア(同じ立場の方々同士)の自由な語らいの時間です。

午前だけ、午後だけの参加も、もちろん大丈夫です。

ひとり親交流会

「こんなときどうしてるのか、皆さんにちょっと聞いてみたい」
「子どもから離れて他のひとり親の方とおしゃべりしたい」
「ご近所と離れてお友達がほしい」
「今の自分を認めてほしい」

そんなニーズに応える今よりちょっと前向きになって元気になれる交流会です。

初めての方もお気軽にご参加ください。

お待ちしております。

ぜひお申込みお待ちしております!




タウンニュース紙も報じてくれました!

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』の活動をいつも熱心に報じて下さるタウンニュース紙が、今回の法律相談も記事にして下さいました。

2015年1月16日・タウンニュース紙より

2015年1月16日・タウンニュース紙より


どうかひとりでも多くの方にご参加いただきたいです。

ひとり親は、ひとりきりではありません。

同じ立場の仲間(ピア)がたくさんいます。

みんなで一緒に助けあうことで、元気を取り戻して、親子ともに健やかに必ず暮らしていかれます!

ぜひいらして下さいね!



よこすかひとり親サポーターズひまわりが「ひとり親・プレひとり親の為のやさしい法律講座」を開催しました

よこすかひとり親サポーターズひまわりによる「やさしい法律講座」へ

今日は、逸見の生涯学習センターへ向かいました。

『よこすかひとり親サポーターズひまわりの主催する『ひとり親・プレひとり親の為のやさしい法律講座』にお邪魔する為です。

チラシ

チラシ


昨年も開催したのですが、とても好評でした。

市役所の市民相談室でもあらゆる相談を受けることができるのですが、やっぱり『ピア(同じ立場)』である方々が主催するこうした場の方が安心できるというのがありますよね。

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加えて、テーマ自体がひとり親(シングルペアレント)に限定されていて、なおかつ、弁護士の方と無料でお話できる、というのはかなりありがたいですよね。

とても素晴らしい企画ですね。

「プレひとり親(離婚する前)」からの支援が大切です

『ひまわり』の素晴らしいところは、『プレひとり親』をいつも対象に含めていることです。

ひとり親になってからも大変なことはいろいろとありますが、そもそもDVをしている夫から離れて無事に離婚するだけでもかなり大変な場合があります。

本来はこのように『離婚する前からの支援』が本当に大切です。

ですからこうして毎回『ひとり親・プレひとり親』を対象としているのです。素晴らしいことです!

こどもたちは高校生ボランティアたちと楽しく調理してました

お母さんたちが講座に参加している間、こどもたちはボランティアの方々(高校生たちです!ありがとうございます)と一緒に、調理実習です。

今日は、おそばとおいしいスイーツを作ってくれました。

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お見事!

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午前中の講師を勤められた呉東弁護士は、お昼ごはんの時間も大人気でした。

フジノと同じテーブルだったのですが、お蕎麦を食べながらもずっとご相談を伺っていました。その姿は、宇都宮けんじ弁護士を想起させられました。

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おそばを食べながらもシンママのご相談を伺う呉東弁護士、大人気でした


そんな大忙しの呉東弁護士をよそに、フジノは1才になったRくんとひたすら遊んでました。

小さい子、大好き!こどもって本当にカワイイ。

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お昼休みが終わった後、午後のプログラムの最初の時間を頂いて、フジノからも少しだけお話をさせていただきました。

どうしてもお伝えすべきだと考えたことがあって、お時間を頂きました。

また、「ペアレンティングホームを横須賀にも作ろう!」というお話もさせていただきました。

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まだまだこどもたちと一緒に遊びたかったのですが、次の仕事へ向かいました(涙)。

さみしい。最近全然一緒にこどもたちと遊んでいないから、忘れられてしまいそう...。

シングルマザー専用のシェアハウスの見学へ(その2)/ペアレンティングホーム高津の存在意義は、とても大きい!

建築・不動産・保育の異業種の想いが結晶したペアレンティングホーム

その1より続いています)

ペアレンティングホーム高津を外から観た様子

ペアレンティングホーム高津を外から観た様子


今日の見学は、かねてから『ペアレンティングホーム高津』に関心があったフジノが、創立・運営をしておられる『チームペアレンティングホーム』の方々にお願いした所、こころよく引き受けて頂けました。

建物の外観

さらに、横須賀のひとり親支援に取り組む当事者団体『よこすかひとり親サポーターズひまわり』からも数名が同行して下さいました。

横須賀にペアレンティングホームを作りたいフジノとしては、現場を多くの方々と観て想いを共有できることは本当にありがたいです。

可愛らしいポストがお出迎え

可愛らしいポストがお出迎え


お忙しい中、わざわざチームリーダーである秋山さん(建築)、石尾さん(保育)、細山さん(不動産)の3名がフジノたちを迎えてくれました。

石尾さん・細山さん・杉山さん

石尾さん・細山さん・杉山さん


写真左から、有限会社アビリティ『こどもの森ほいく舎』代表・石尾ひとみさん、株式会社ストーンズ・取締役社長の細山勝紀さん、秋山立花一級建築士事務所の立花怜史さん。

間取り

間取り


細山さんは、以前から『単身者用シェアハウス』を3ヶ所も運営していたとのこと。

これまでの日本の住宅政策は持ち家がメインでしたが、現在では『シェアハウス』がとても有望な選択肢になってきています。特に、ここ2〜3年で急激に増加しています。

そんな仲で細山さんは

「単身者がシェアハウスでお互いに助け合う中で、生活が豊かになっている姿を見てきた。

だから以前からずっとシングルマザー向けのシェアハウスをやりたいと考えてきた。困っている方を少しでも助け合いがうまれればと思った」

と話して下さいました。

たくさん靴がある玄関っていいですよね。活気を感じます。

たくさん靴がある玄関っていいですよね。活気を感じます。


「不動産屋なので保育のことは全く分からなかったけれど、どうしてもやりたかった」

とおっしゃる細山さんの想いが協力してくれる仲間を引き寄せたのだと思います。

2011年12月、子育てとシェアハウスを関心がある人の座談会で、細山さんは秋山さんに出会ったそうです。そして意気投合、一緒に実現に至ったとのことです。

廊下

ある程度の経済力のある方が「スタートライン」として入居してもらう場所

『ペアレンティングホーム』のコンセプトは、プラスに転じていく人をサポートして行きたいというものです。

今現在、生活に困窮しているというシングルマザーの方は入居することはできません。

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ある程度の経済力の在る方が『スタートライン』として入居して頂くのが目的です。ここで『ずっと暮らしていくこと』はそもそもの目的ではありません。

この点で、これまでフジノが廃止に反対してきた『母子生活支援施設』とは、コンセプトとしては大きく異なります。

リビング

『離婚』が全国で増加していく中で『ひとり親』の絶対数も増えています。

『ひとり親』の姿も多様になっています。経済力のある方もいれば、DVなどにより心身ともに疲弊しておられる方もいらっしゃいます。

ただ、どんなひとり親の方々にも共通していることもあります。

それは、『離婚』からの『ひとり親』になって元気を回復していくというプロセスは一直線には進みまない、ということです。

洗面所

この『ペアレンティングホーム』では、シェアハウスで暮らしていく中で『こころのサポート』であったり、ともに暮らす仲間というシンパシーがあることで、ギアが上がるように元気を回復して巣立っていって頂くことを目的にしています。

ひとり親になると、家の中で大人と話せる機会がないということに疲れてしまう方が多いです。

一方、『ペアレンティングホーム高津』では、話せる。恋愛の話をしたり、仕事の話をしたり。こういう当事者同士の当たり前のふつうの会話が実はとても大きなエンパワーメントになるのですね。

これは横須賀にも、そして全国にも必要な形の新しい支援(当事者同士のエンパワーメント)だとフジノは考えています。

行政からの援助はゼロです

行政からの補助は全くありません。

補助が無くとも運営が実現しているこのビジネスモデルは、とても良く考えられていると思いました。

さらに、入居にあたっては保証人も不要です。保証人協会なども不要です。

滞納もほぼ無いそうです。

行政の窓口でこの『ペアレンティングホーム』の存在そのものを『告知』してほしいという希望は無いことは無いそうですが…

まだコンセプトが理解されていないのか、行政から紹介されていらっしゃる方はDVによる被害を受けておられる方であったり(むしろシェルターなどに避難すべきでペアレンティングホームに紹介するのはいかがかと思います)、『ペアレンティングホーム高津』の目的とはちょっと合わないことが多いそうです。

もっともっと書きたいことがあるのですが、時間が無くて文章を書けないので、写真だけ掲載いたしますね。

バスルーム

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バルコニー

バルコニー

フジノたちと共に見学して下さった、弁護士会からいらした弁護士の方々(荒川香遥さん、向井理絵さん、小澤亜季子さん)。

弁護士のみなさん

最後に、みんなで記念写真を撮影しました。

みなさんと記念写真

見学を受けて下さったチームペアレンティングホームのみなさま、そして入居しておられるみなさま、ありがとうございました!

フジノはこの仕組みを何とかして横須賀に輸出したいです。

さらに、この仕組みが全国に広まることを願っています!

シングルマザー専用シェアハウスの見学へ(その1)/横須賀にも創りたい!

「ペアレンティングホーム高津」の見学へ

朝一番で『よこすかひとり親サポーターズひまわり』の方々と待ち合わせをして、川崎市高津区へ向かいました。

高津駅から徒歩3分

目的地は『ペアレンティングホーム高津』です!

ずっと注目してきた取り組みなのですが、フジノは今日ついに現場を訪れることができました。

シングルマザー専用のシェアハウスです

『ペアレンティングホーム高津』はシングルマザー専用のシェアハウスです。

昨年3月にスタートしました。

ペアレンティングホーム高津

オープン前から、とても高い関心を集めてきました。

  • シングルマザーだけを対象としたシェアハウス(共同住宅)という全く新しい発想
  • 渋谷にも1本で行かれる、東急田園都市線・高津駅から徒歩3分という駅近の好立地
  • 小児科・内科の入っているクリニックビルの3階に位置するという安心感
  • 30畳のLDK+広いバルコニー+6畳の個室8部屋で家賃6万5000円〜7万円、と近隣の家賃よりもかなりの低廉さ
  • 共益費2万5000円で電気・水道・ガス・インターネット・消耗品に加えて、週2日のチャイルドケア費用と週1日の清掃費用も含まれているという高いサービス
  • 行政の補助金などは一切入っていない、民間企業のチームによるプロジェクトであること

こうした優れたオリジナリティによって、マスメディアをはじめ、住宅専門紙・誌や、インターネットなどあらゆるメディアによってとりあげられてきました。

2012年2月4日・毎日新聞

2012年2月4日付・毎日新聞より


(記事のリンクが残っている新聞記事は、神奈川新聞共同通信毎日新聞があります。テレビ東京のニュースもご覧いただけます)

26smiling

スタートからまもなく1年、とても順調にいっているようです。

横須賀にも創りたい!

フジノはこの取り組みにとても強い関心を持っています。

横須賀にもこの取り組みを持ってきたい、横須賀にもペアレンティングホームを創りたい、と考えています。

フジノは1月21日の活動日記でこう書きました。

今回、横須賀市内唯一の母子生活支援施設は廃止となってしまうことが決まりました。

けれども「何らかの形で新たに作り出すことができないか」と考えています。

その想いを形にする為に、少しずつ取り組んでいこうと考えています。

市議会議員ですから市議会で訴えていくことは当然ですが、それだけではなく、別の在り方も考えて実践していくことができないか、と考えています。

近日中にまたご報告させていただきますので、しばらくお待ち下さいね。

この活動日記で書いた「新たに作り出したい形」の1つこそ、「ひとり親むけのシェアハウスを横須賀に創ること」です。

洗面所

その取り組みに向けての報告の第一弾が、この『ペアレンティングホーム高津』見学です。

メディアの報道というフィルターを通してではなく、自分自身の目で実際の様子を見て、感じてきました。

果たして横須賀でも実現できるようなビジネスモデルなのか、なども含めて、報告していきたいと思います。

次回へ続きます)