市民病院の「院内助産廃止」問題のその後の対応は?院内助産を継続・充実させる今後の対応策は?

前の記事から続いています)

市民病院の「院内助産廃止」問題について

9月議会でフジノが市長に対して行なう一般質問の4問目は『市民病院の院内助産』廃止問題についてです。

フジノは内部告発を受けました。危機感を持つ多くの方々の声をもとに、6月議会で次のように一般質問を行なったのです。

市民病院の「院内助産」が実質的に廃止へ向かっている現状を改善し、改めて院内助産を再開・継続すべきではないか

市民病院は「8月末で院内助産を廃止する」と内部決定している、との内部告発がありました。

調べていくうちにフジノは、それは極めて信ぴょう性が高いと確信するに至りました。

そこで6月議会で質問し、問題の8月が過ぎました。

今のところ『院内助産』は廃止されていません。

しかし、関係者の間では、これは「フジノが一般質問を行なったことがきっかけで『廃止が延期』になっただけ」と言われています。

今も全く予断を許さない状況だとフジノは考えています。

そこで、9月議会でもこの問題を追及します。

吉田市長は本気でお産を守る決意があるのか

以下、発言通告をした内容です。

市民病院の院内助産廃止問題について、第2回定例会での一般質問後どのように対応したのか。また、今後、院内助産を継続していくためにどのように体制を充実させていくのか

【質問1】
「院内助産廃止」について前回の議会での一般質問後、本市はどのような対応を取ったのか?同じく、市民病院の指定管理者である『公益社団法人地域医療振興協会』は、どのような対応を取ったのか?

【質問2】
「市民病院で『院内助産』ができますか」というお問い合わせは、今年、市民病院に対して、月別で何件あったのか?

【質問3】
市民病院の『院内助産』における今年の出産件数(月別)は、どのような推移にあるのか?

*市民病院の院内助産による出産件数(フジノまとめ)

H23年度 H24年度 H25年度
12件 14件 未報告

【質問4】
今後、市民病院が『院内助産』を本当に継続していくのであれば、オンコール体制の構築やそれに伴う増員も検討していくべきではないか?

【質問5】
西4階病棟での『院内助産』のあり方を改善すべきではないか?『院内助産』と『新生児室』がある市民病院西4階病棟には、ご高齢の方々や認知症の方々も入院しており、助産師も皆、助産だけでなくこうした方々の看護業務も行っている。

市民病院・各階配置図より
市民病院・各階配置図より

病棟の配置の変更が必要だ。

高齢者の一般的な感染症であるMRSAやインフルエンザはどれだけ衛生面で注意を払っても発症し得るもので、抵抗力の弱っている妊婦・胎児に容易に感染し得る。

したがって、『院内助産』を本気で継続する意思があるならば、病棟の配置を改善すべきではないのか?

この質疑を通して『こどもが主役のまち』をキャッチコピーにしている吉田市長の本気度をフジノは見極めたいと考えています。

三浦半島において、特に西地区において、院内助産を市民病院が設置していることは極めて重要です。

『経営』の視点だけで考えれば、安易に『院内助産』を廃止するという判断を市長や地域医療振興協会はしてしまうことでしょう。

しかし、そもそも『公立病院』の使命は単なる経営効率を超えたところにあるのです。

どうか市民のみなさま、この質疑への答弁を注目していて下さい。


5問目以降は次の記事に続きます)

市民病院・各階配置図より

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