ごみ出し支援を活用したコロナ禍での「見守り体制強化」を提案しました/高齢者等支援収集(2021年予算議会)

コロナ禍での「見守り」は全ての部局の全ての課で強化しなければならない

今日は予算審査(資源循環部)でした。

資源循環部の予算審査に臨むフジノ
資源循環部の予算審査に臨むフジノ

フジノは毎回必ずとりあげている、ごみ出し困難な方へのごみ出し支援・個別収集(高齢者等支援収集)について質問しました。

この取り組みは2018年にまずご高齢の方々のみを対象としてスタートして、少しずつその対象を『障がいのある方』『その他市長が必要と認めた方』と拡大してきました。

このコロナ禍で孤独・孤立が広がっている中で、福祉部局だけでなく、全ての部局の全ての課が『見守り』を強化していかねばなりません。

そこでフジノは、資源循環部だからこそできる『見守りの強化』を提案しました。

生活環境分科会での質疑応答より


Q.フジノの質問

資源循環久里浜事務所に関連して伺いたいのが、毎回お聞きしている『高齢者等収集支援』についてです。

ごみ出しが困難なご高齢の方々と障がいのある方々、そして市長が必要と認める方々を対象に、本市はごみの戸別収集に取り組んできました。

昨年(2020年)9月現在で24件とのことでした。

僕が大変心配しているのが、コロナ禍で、2つのネガティブな事象が起こっている。

1つは生活困窮の悪化、1つは外出控えによる要支援、要介護度の悪化が起こっているのではないかと、いろいろな機会に指摘をしてきました。

この『高齢者等支援収集』について、令和3年度は増加する見込みなのか、現在の見込みを立てておられると思うのですが、お聞かせいただけたらと思います。

A.資源循環推進課長の答弁

高齢化社会を迎えて、件数につきましては、平成30年度から行なっている中で増加傾向にございます。

今後もこれは増加傾向に向かうというように考えております。


Q.フジノの質問

そんな中で、ぜひ『見守り体制』について伺います。

コロナ禍での生活困窮の悪化、それから要支援・要介護度の悪化を受けて、体調を崩される方などがおられるのではないかというのをすごく危惧しています。

現在は毎週水・木・金曜日の午後に収集をしていただいている訳ですが、2回連続でごみ出しが無かった時は、収集に当たって下さっている職員が資源循環推進課に連絡をするという仕組みになっているとのことです。

その先の対応というのは、誰がどのように安否確認をしているのかをお聞かせ下さい。

A.資源循環推進課長の答弁

今、収集現場から資源循環推進課に電話いただいた後、この事業を利用されている方に対しましては、緊急連絡先を示していただいております。

2回排出が無かった場合は、資源循環推進課から、その方に「こういうような状況だった」というようなことで連絡をさせていただいております。


Q.フジノの質問

ご参考に伺いたいのですが、実際に2回連続でごみ出しが無く、資源循環推進課から緊急連絡先に連絡をしたケースは過去にあったのか、お聞かせ下さい。

A.資源循環推進課長の答弁

ございました。


Q.フジノの質問

繰り返しの要望になるのですが、今年度は特にコロナ禍の影響がじわじわと出てくるのではないかと感じています。

(資源循環部の)本来業務ではない『見守り』なのですが、

資源循環部の皆さんにもぜひぜひ注意深く見守りをしていただきたいと思うのです。

もちろんこの『高齢者等支援収集』においてという意味なのですが、その点についてお聞かせ下さい。

A.資源循環推進課長の答弁

このことにつきましては、この事業を立ち上げる時から、福祉部の方といろいろ打合せした中で行なっております。

『見守り』に対しては、福祉部の方と意見交換しながら、また継続して対応していきたいと思います。

先ほど、連絡いただいたというケースの事例なのですが、実は入所されていたというケースでございまして、特に何か危険が及ぼしたということではございません。

実は、申請者の方が事前に連絡いただけていなくて、そのような状況であったというようなことで、特に危険な状況では無かったということでございます。


Q.フジノの質問

過去のケースについて御紹介いただいて、危険な事例ではなかったということで大変安心しました。

令和3年度も引き続き問題が起こらないことを切に願っております。

これまでもフジノは福祉関係部局だけでなく、上下水道局にも見守り体制の強化を提案してきました。

ごみの収集を担当する部局にとって『見守り』は本来の業務ではありません。

でもそんなことを言っていられる時代ではなくなりました。特にコロナ禍の今です。

全ての部局が孤独・孤立対策の為に見守り体制を強化しなければなりません。

現在、ごみ出しの困難な方々へのごみ出し支援・個別収集は、連続して2回ごみ出しが無かった場合に、緊急連絡先に連絡をするという形を取っているとのことでした。

これをまずは徹底して頂きたいです。

フジノとしては1度でもごみ出しが無ければ(人は生きていれば必ずごみが出るものです)、それだけで安否確認の対象とすべきだと考えています。

けれどもまずは2回連続でごみ出しが無い場合に、とにかく絶対に安否確認をしていただきたいです。

もう福祉関係部局でなくとも、自分ごととして徹底して見守り体制を担うのだ、という意識を全ての部局に持って頂きたいとフジノは引き続き訴えていきます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

一人でも多くの方に情報をお届けする為にどうかシェアお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!