リトルベビーについて「横須賀市子育てガイド」に掲載されました!/フジノの提案、実現しました

横須賀市子育てガイド2022年度版に「リトルベビー」が記述されました

本日3月23日、2022年度版の『横須賀市子育てガイド』が発行されました。

横須賀市子育てガイド(2022年度版)
本日発酵された『横須賀市子育てガイド(2022年度版)』

『横須賀市子育てガイド』は、母子健康手帳をお渡しする時にみなさまにお渡ししています。内容は毎年改訂していて、そのたびに市内の産科・助産院をはじめ、こども関係の保健・医療・福祉・教育機関や関係者に配布しています。

妊婦さんとパートナーを対象にした『プレママ・プレパパ教室』では、母子健康手帳とこの横須賀市子育てガイドをテキストにしています。

また、他都市から引っ越ししてこられたおこさんの居る世帯にも必ずお渡ししています。

つまり、横須賀市内の妊産婦のみなさんをはじめ、子育てに関わる全ての人々にお届けしているのが『横須賀市子育てガイド』なのです。

この横須賀市子育てガイド(2022年度版)に『リトルベビー』が記述されました!

こちらです。

誰もが読む「こどもが生まれたら」の見開きページに「リトルベビー」の記述が加えられました
誰もが読む「こどもが生まれたら」の見開きページに「リトルベビー」の記述が加えられました

横須賀市子育てガイドのメインページとも言える『こどもが生まれたら』(P12~)という見開きページがあります。この右側(P13)の下段に『リトルベビー』についての記述が加えられました。

妊婦さんの目に必ず入る位置です。

まさに快挙です。

フジノの議会提案を受けて〆切直前に追記してくれました

担当課であるこども育成部の総務課・こども健康課にお話を伺うと

「藤野議員から議会提案を受けてすぐに『リトルベビー』のコーナーを作りました。〆切ギリギリでしたが、まにあいました!」

とのこと。頑張って下さったことが伝わってきました。

すでに完成していた原稿にスペースを作り出したので、コーナーの大きさそのものは決して大きくありません。

けれども、かねてから要望してきた内容はしっかり盛り込んでくれました。

  • 2500グラム未満で生まれる赤ちゃんは約10人に1人、決して少数派ではありません。この情報は、誰もが知っておくべき大切な事柄です。
  • 生まれてしばらくの間はNICUに入院しなければならなかったり、医療・福祉の力を借りることもあるけれど赤ちゃんは元気に成長していきます。
  • 小さく生まれた赤ちゃんのお母さんは自分を責めてしまうことがしばしばありますが、決してお母さんのせいではありません。
  • 横須賀市は小さく生まれた赤ちゃんとお母さんとご家族の為にあらゆるサポートをご用意していますので、ぜひご利用下さい。

次回の改訂にはぜひ、小さく生まれた赤ちゃんを実際に産んだ先輩ママの声やリトルベビーのサークルの連絡先なども記すことができたらいいな、と願っています。

上地市長に提案した本会議での質疑をご紹介します

せっかくですので、リトルベビーについて包括的に質問した2021年12月議会の質問の中から、該当部分をご紹介します。

フジノの質問

赤ちゃんは3000グラムで生まれてくるというイメージに対して、実際は10人に1人が2500グラム以下で生まれており、リトルベビーは少数派ではありません。

現在のようにリトルベビーのお母さんが周囲の何気ない言葉で追い詰められたり自責感に苦しめられないように、社会全体の意識が変わらねばなりません。

そこで今年も世界早産児デーである11月17日には、当事者団体などを中心に小さな命の写真展などリトルベビーについて知っていただく市民向けの取り組みが全国で実施されました。

行政の取り組みとしては、神奈川県が県公式ホームページで世界早産児デーのコーナーを作り、リトルベビーのデータなど啓発的な内容とともに、シンボルカラーである紫色のネクタイとリボンを着けた県知事の写真を掲載しました。

シンボルカラーの紫色のネクタイやマスクなどを着けた県知事の写真が掲載されました
シンボルカラーの紫色のネクタイやマスクなどを着けた県知事の写真が掲載されました

本市では『子育てガイド』を作成配布しており、子育て世代には本当によく読まれています。

横須賀市が発行している『子育てガイド』2021年版
横須賀市が発行している『子育てガイド』2021年版

現在その中ではリトルベビーに関する記述は

「たばこを吸うと低出生体重児になる」

といったものしかありません。

横須賀市発行『子育てガイド2021』より
横須賀市発行『子育てガイド2021』より

【質問】
『子育てガイド』を読んだ方々に、生まれてくる赤ちゃんの10人に1人がリトルベビーであり、NICUなど医療・福祉的支援は必要なものの特別な存在ではなく、毎日を懸命に生きている存在であることが伝わるような記述をしていだけないでしょうか。

上地市長の答弁

子育てガイドに記載する内容については、常に見直しをして、子育てに関する皆さんに寄り添ったものにしたいと考えています。

御指摘の記述については、今作成している子育てガイド2022年度版にぜひ盛り込みたいと思います。

市長とのやりとりは以上です。

赤ちゃんにかかわる政策について全国的にも先進的な取り組みを数多く実践してきた上地市長は、この提案についても「やります」の即答でした。

そして、上地市長の答弁を受けて、こども育成部のみなさんもすぐに実践してくれました。

今年は神奈川県がリトルベビーハンドブックも作成します

まもなく神奈川県議会では来年度予算案が成立して、リトルベビーハンドブック作成の為の予算が正式に決定することになります。

横須賀市はこの昨年12月議会の質疑でも答弁があったように、神奈川県のリトルベビーハンドブック作成にあたって積極的に横須賀市の取り組みや知見を提供していきます。

今日のブログでは、たまたま今回、印刷物という分かりやすい成果物があったのでご紹介しましたが、この昨年12月議会で提案した他の事柄もどんどん実現しているんです。

(なかなかNICUや産婦人科の写真などはご紹介できないのですが、いろいろな提案がすでに動いています)

横須賀市はリトルベビーとご家族の為に、これからも全力を尽くしていきます。

全妊婦へ配布の「横須賀市子育てガイド」にリトルベビーについて掲載されました

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