男性向け相談窓口の必要性、前向きな答弁を受けました/男の生きづらさへの支援が必要です

市長から前向きな答弁をうけました

 本日2月28日の本会議で、フジノは『男性向け相談窓口の必要性』について上地市長に質問しました。

2023年予算議会で上地市長に質問をする藤野英明

 前向きな答弁をうけましたのでご紹介します。

 まず、フジノの質問はこのようなものでした。

 予算の概要によると『第2期自殺対策計画』の策定に当たって、本市はコロナ禍で全国的に自殺の犠牲者数が増加した若者と女性への対策をさらに推進・強化する方針を打ち出しています。

 僕はこの方針に加えて、ジェンダー平等という概念が無かった時代に育った中高年以上の男性をはじめ、つらさや苦しさを誰にも相談できない男性を相談につなげるという視点を新たに検討していただきたいと提案します。

 自殺の犠牲者を分析すると、本市でも全国でも中高年以上の男性は既遂率がとても高いです。

 男は強くなければならない、男は弱さを見せてはならないと教えられて育った中高年以上の男性は誰にも相談しません。

 現在、国は孤独・孤立対策の新たな法案を準備していますが、来年度から男性への相談支援も強化する方針です。

 内閣府によると男性専用の相談窓口は2022年3月現在で37都道府県の79か所とのことですが、その後も全国で男性専用の相談窓口が急速に増えています。

 そもそも相談窓口といえば全ての人を対象にしているわけですが、あえて男性向け、女性向け、LGBTs向けなどと銘打つことで、対象となった方々に「自分は相談しても良いのだ」と意識してもらう効果があります。

 例えば『男の料理教室』と銘打つことで「料理の苦手な自分が参加しても良い」と感じる効果を男性に与えることができます。

 同じように、他都市で実践されている男性介護者の集いや男性向け性暴力被害の相談窓口なども、「自分が相談しても良いのだ」と感じさせる効果を持っています。

 そこで本市においても、既存のあらゆる相談窓口にあえて男性向けの相談窓口と銘打つことで、男性の相談しづらさを減らして支援につなげられないかを検討すべきです。

 そこで伺います。

 第2期自殺対策計画の策定に併せて、また孤独・孤立対策、重層的支援体制整備の検討の枠組みなどの中で、あえて男性向け相談と銘打った相談窓口の設置を検討すべきではないでしょうか。

 2024年度から5年間の計画を来年度1年かけてつくっている間にも、支援の必要な男性へ早急にアプローチする必要があります。

 そこで、あらゆる相談の中で最もニーズの高い福祉分野において、福祉の総合相談で男性向け相談の日を早急に試行することを提案します。

 既存の相談体制の中で、まず週1日程度を男性向け相談の日として、男性相談員が相談を担当するなどの取組からスタートして、ニーズが高いようであれば拡大していくなどが有効だと思います。

 来年度、まずは福祉の総合相談窓口で男性向け相談の日を試行的に実施すべきではないでしょうか。(フジノの質問)

 これに対して、上地市長からは次の答弁を受けました。

 男性向け相談について、2問合わせてお答えいたします。

 あえて男性向け相談などと銘打つことの意味合いは、非常に大きいと思います。計画等の検討・策定においては、どのように男性が抱える課題を位置づけるか検討してまいります。

 男性向け相談の日を設けることで、女性がその日に、男性がそれ以外の日に相談しにくくなるなど、誤解を招くおそれもあると思います。

 男性介護者の集いなどといった具体的なイメージが持てるような相談の場やネーミングを考えて実施していきたいと思います。(上地市長の答弁)

 続いて、福祉こども部長からの答弁です。

 先ほど市長からも答弁しましたけれども、誤解がないような形で、スペースを分ければいいのか、日時を分ければいいのか、いろいろあると思いますが、試行してみたいと思います。(福祉こども部長の答弁)

 ということで、来年度(2023年度)には本格的な導入まではいかないけれど『試行』という形で男性向けの相談窓口にチャレンジしていだけるのではないかと期待しています。

男性もまた弱者です

 あるフェミニストの方はたまたまお会いするたびに「あなたは男性であるというだけで特権的な立場にあるんだからね」と厳しく批判をしてこられます。確かにそうです。もちろんその自覚は常に持っています。

 しかし、それだけでは一面的な物事の見方に過ぎず、苦しんでいる人々みんなの力にはなれません。フジノは全ての苦しんでいる人々の力になりたいと常に考えてきました。

 ちょうど30年前の話になりますが、大学時代のフジノの担任はわが国のジェンダー心理学のリーダーとされる方でした。当然ながらフジノもその薫陶を受けてフェミニズムについてもジェンダー心理学についてもその当時の最先端を学びました。

 それ以降も時代の流れにしっかりとついていくべく文献を読み、研修も受けてきました。

 そうした学問的な背景を持つ自分であるからこそ、あえて述べたいのは『男性もまた苦しんでいる』という事実です。

 その視点を抜きにして、自殺を減らすことや孤独・孤立を無くすことはできません。

 そもそも男女二元論がおかしい。

 大切なのは、これまでの社会的な慣習や文化的な規範によって苦しめられてきた全ての人々が苦しみから解放されることです。フジノはそこを目指していきます。

 

男性向け相談窓口の必要性に前向きな答弁を受けました

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