ついに神奈川県でも「地域医療構想」づくりがスタート/「神奈川県保健医療計画推進会議」へ(その3)

前の記事から続いています)

神奈川県での地域医療構想づくりスタート

さて、前置きをとても長く書いたのですが、肝心なのはここからです。

今日は、『神奈川県保健医療計画推進会議』が開催されました。

神奈川県保健医療計画推進会議の会場にて

神奈川県保健医療計画推進会議の会場にて


神奈川県は『地域医療構想』づくりの為に新たな組織を作ることはあえてせずに、既存のこの会議の場で策定作業を進めていくこととしています。

「2015年度第2回神奈川県保健医療計画推進会議・議事次第」より

「2015年度第2回神奈川県保健医療計画推進会議・議事次第」より


いつもながら思うのですが、ここでの議論は神奈川県全体に関わることなのに傍聴者がほぼ毎回フジノのみ(あとは医師会の方と神奈川新聞の方がしばしばおられます)なのは本当に残念です。

医療・介護・福祉にまつわる議論の場に、現場で働く人々や、医療・介護・福祉を受ける側の神奈川県民のみなさまがもっともっと来てほしいとフジノは強く願っています。



どのように作っていくのか

これから1年強をかけて、『地域医療構想』を下の3つの組織で、作っていくことになります。

神奈川県の「地域医療構想の策定体制」

神奈川県の「地域医療構想の策定体制」


フジノの数年間の体験から、実質的に最も決定権があるのは2の『保健医療計画推進会議』です。

  1. 医療審議会=名目上の最終決定機関
  2. 保健医療計画推進会議=実質的な決定機関
  3. 各地区保健医療福祉推進会議=地域ごとの意見を述べる場

けれどもフジノとしては「それはおかしい」と考えています。

繰り返し訴えてきましたが、医療政策の権限を持っているのは都道府県です。しかし、あなたがふだんかかっている診療所や病院のことを最も理解しているのは、『市区町村』です。

しかも地域包括ケアを実現するには介護・福祉との連携・統合が必要ですが、介護政策と福祉政策の権限を持っているのは市区町村です。

つまり、あくまでも現場に最も近い、地域の医療・介護・福祉を熟知している3の『各地区保健医療福祉推進会議』こそが強い発言権を持つべきなのです。

例えば、フジノたちが暮らす横須賀市をはじめ三浦半島の場合は『三浦半島地区保健医療福祉推進会議』が立ち上げられます。

『地区ごとの保健福祉推進会議』の場で、どんどん生の声を伝えて現場の意見を訴えていかなければなりません。

そして、この場には医療・福祉・介護の提供者側だけでなく、実際にサービスを受ける側も参加できるようにすべきです。

傍聴だけでなく、実質的な意思決定のプロセスに参加できるようにすべきです。

また、あくまでも『県』には『現場の声に対する調整役』として活躍してほしいです。

人々のニーズや想いを理解することないままに、県がデータだけをもとに医療機能や病床の増減を決めるようなことは許されません。



これからのスケジュール

これからのスケジュールは下の表のとおりです。

県資料「地域医療構想策定スケジュール」より

県資料「地域医療構想策定スケジュール」より


来年10月には完成させねばならないので、かなりタイトです。

しかも、市民のみなさまの声を県に伝えるタウンミーティングなどは一切なく、唯一の機会は2016年7月頃のパブリックコメントしかありません。

  • 『骨子案』の作成と『素案の』作成=2016年1~2月
  • 『構想案』の作成=3~6月(その後にパブリックコメント
  • 10月には決定

繰り返しになりますが

「これはおかしい。もっと市民(=医療が必要な方をはじめとする全ての人々)の声を伝える機会を持つべきだ」

とフジノは考えています。

(この指摘は、会議の終了後に県担当者の方にもお伝えいたしました)

今日の会議では、委員メンバーがデータの共有をして終わりました。

先に記した『医療機能報告制度』の初めての報告結果にもとづいたデータ集計をメンバーで共有したのです。

神奈川県にはベットが不足しています。

ベットだけでなく、医療人材・介護人材も不足しています。

これからいかにしてベットを増やすとともに、人材を育成していくか、離職されない労働環境へ改善していくか、こうした点をしっかり議論して『地域医療構想』に盛り込むべきです。

フジノはこれからもどんどん情報発信を続けていきます。

だから、どうかあなたも知って下さい。

「今、全国ではすさまじい数のベットを減らそうという国の動きがある」

「神奈川県は逆にベット数が不足している。いかにしてベットを増やし、医療・介護人材を増やせるか」

という大切な議論がスタートしました。

あなたもどうかこの議論に参加していって下さいね。2025年、2050年、みんなが生き延びられる為に。



ついに神奈川県でも「地域医療構想」づくりがスタート/「神奈川県保健医療計画推進会議」へ(その2)

前の記事から続いています)

病院・有床診療所は「病床機能」を報告しなければならなくなりました

まず、この『地域医療構想』の為に、昨年、全国の病院・有床診療所は、自分たちの病棟ごとの医療機能を都道府県に『報告』しました。

病床機能報告制度がスタートしました

病床機能報告制度がスタートしました


機能とは何かというと、下の4つです。

高度急性期
急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能
急性期
急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能
回復期
急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能

特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)

慢性期
長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能
長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能

もう少しかみくだいてご説明しますね。

  • かなり重い病気やケガによって一番生命の危機にある時期を扱う『高度急性期』
  • 一般的な病気やケガを治療して安定させるまでの時期を扱う『急性期』
  • 危機を脱したけれどまだ医療が必要な方々の為の『回復期』
  • フジノの父のように植物状態の方々やそれほど多くの治療などは不要な方の『慢性期』

この4つの機能に分けて、現在と将来について都道府県に報告したのです。

  • 2014年現在の機能はなにか?
  • 6年後の機能はなにか?



(神奈川県の病院・有床診療所による病床機能報告制度の結果はこちらです)



何故わざわざこんな「報告」をさせたのか?

このままでは日本の医療・介護・福祉が崩壊するという大きく2つの理由があることは、前回のブログにも書いたとおりです。

今、政府は医療費の伸びをとにかく減らしたいので、財務省は厚生労働省をはじめ積極的に病床(病院数・ベット数)を減らすように強い圧力をかけています。

また、日本の医療・介護・福祉のあらゆる資源は足りていません。

そこで、重い病気やケガの治療だけに徹底的に重点を置いた高度急性期・急性期と、それ以外を徹底的に分けることで対応することに決めたのです。

日本では今までは『フリーアクセス』といって誰でもかかりたい病院・診療所に行けば医療を受けることができましたが、これからは本当に重い重篤な危機的な方々しか『急性期機能』の病棟での治療は受けられなくなります。

『フリーアクセス』はやがて無くなり、まずは誰もが『かかりつけ医』(行きつけの診療所)を持たねばならなくなります。

そして、ふだんは『かかりつけ医』のみ。

ひどく重くなった時だけ『急性期機能』のある病院へ、急性期が過ぎたらすぐに大半の方々は自宅に戻ることになります。さらに医療が必要な方々だけが『回復期機能』のある病院へと転院になります。

『回復期』で一定の治療が終わった方の大半は、自宅へ戻るか高齢者福祉施設・障がい福祉施設へ入所することになります。

その後も何らかの医療が必要な方だけが『慢性期機能』のある病棟へ転院することになります。

厚生労働省「医療機関の医療機能の分化・連携の推進」より

厚生労働省「医療機関の医療機能の分化・連携の推進」より


そこで、今回の『病床機能報告制度』をもとにして、在るべき姿を都道府県ごとに決めていくことにしました。

高度急性期の病棟はどれくらいあれば良いか。急性期の病棟が少なすぎないか。あるいは逆に多すぎないか。

といった具合いに。

それが『地域医療構想』なのです。



このシステムチェンジは良いことか?

フジノなりにメリットとデメリットを書いてみました。

  • メリット
    病院中心の生活ではなくなり、誰もが住み慣れた自宅で医療・福祉・介護を受けながら自分らしい暮らしができる。

    2025~2050年に向けて圧倒的に増える恒例の方々を前にして今後は医療人材も医療資源も確実に足りなくなり、今改革を実現しなければ医療崩壊が起こりうる。それを防ぐことができる。

  • デメリット
    今までのように完全に症状が落ち着くまで病院は滞在することはできなくなる。

    入院した日のうちに退院に向けた目まぐるしい動きの中に放り出され、ただでさえ病気やケガで苦しむ患者さんは自分の意志もよく分からないままに置いてきぼりにされてしまいかねない。

    実際には病院の数だけ減らされてしまい、地域の介護・福祉サービス(例えば24時間対応型の訪問看護やヘルパー、小規模多機能型居宅介護など)が足りないままに自宅へと追い返されてしまいかねない。

つまるところ、「絶対に2050年に向けて改革をやらなければならない」という危機感はフジノも全く賛成です。

しかし、一方でこのまちに介護・福祉サービスは足りていません。

十分な質と量の介護・福祉サービスと、同時に在宅療養・在宅看取りなど地域へどんどん出て下さるドクターがもっともっと増えていかねば絶対に地域包括ケアは実現しません。

安心できる未来が待っているか否かは、まさにあなたやフジノたちにかかっています。

地域包括ケア実現の為に、このまちの政治を大きく動かしていかねば明るい未来はありません。




次の記事に続きます)



ついに神奈川県でも「地域医療構想」づくりがスタート/「神奈川県保健医療計画推進会議」へ(その1)

全国の都道府県が新たに「地域医療構想」を作ります

地域包括ケアの実現。

その為に、フジノが今年度最も注目しているのが『地域医療構想』です。

今までの「医療計画」の中に新たに「地域医療構想」を作らねばなりません

今までの「医療計画」の中に新たに「地域医療構想」を作らねばなりません


全国の都道府県は、新たに『地域医療構想』を2016年なかばまでに作らねばなりません。

「ああ、また聞きなれない『専門用語』が出てきたな」

あなたはそうお感じになりましたよね?

実はフジノもです(苦笑)



何故、新たな改革が必要なのか?

今のままでは、2025年~2050年に向けて、確実にわが国の医療・介護は崩壊します。

現在進行形の課題

  • 『高齢者数』の『圧倒的な増加』
    →特に75才以上の方々の数が増えます

  • 『疾病構造』の『圧倒的な変化』
    →今のままでは対応しきれなくなります

  • 医療人材・福祉人材の圧倒的な不足
    →今でさえ足りていません

脅しでも何でもありません。

このままでは確実に『医療難民』『介護難民』『看取り難民』が大量に発生する、悲しい未来が待っています。

そんな未来は絶対にダメです!

そこで政府は、改革として『これからの地域の医療・介護を確保していく仕組み』を下のように考えました。

厚生労働省資料「地域医療・介護の総合的な確保の仕組み」より

厚生労働省資料「地域医療・介護の総合的な確保の仕組み」より


改革の仕組みを実現する為に新たな法律(医療介護総合確保推進法)を作りました。

政府が考えている「改革後の姿」

政府が考えている「改革後の姿」


これらを全て実現させられたらこんな未来になります、と政府は上の図のように考えています。



「地域医療構想」とはどんな中身なのか?

2025年はわずか10年後です。

時間は待ってくれないので、同時進行でやらねばならない改革の取り組みがたくさんあります。

その重要な1つが『地域医療構想』なのです。

もう1度、改革の図を観てみましょう。

厚生労働省資料「地域医療・介護の総合的な確保の仕組み」より

厚生労働省資料「地域医療・介護の総合的な確保の仕組み」より


図の真ん中に『医療計画』とあります。

これはフジノがずっと追いかけ続けてきた『医療計画』(神奈川県では『保健医療計画』と呼んでいます)のことです。

この『医療計画』の一部として新たに『地域医療構想』を定めなければならなくなったのです。

ではその具体的な中身はどんなかというと…。

地域医療構想(ビジョン)の内容

  1. 2025年の『医療需要』
    →入院・外来別・疾患別患者数 等

  2. 2025年に『目指すべき医療提供体制』
    →二次医療圏等(在宅医療・地域包括ケアについては市町村)ごとの医療機能別の必要量

  3. 目指すべき医療提供体制を『実現するための施策』
    →(例)医療機能の分化・連携を進めるための施設設備、医療従事者の確保・養成等

今までも『医療計画』は第6期まで作ってきました。

しかし、もっと厳密に将来の姿をデータで細かく推計していくのです。

50年前の日本と今では、人口に占める年齢構成は完全に変わりました。

また、50年前の日本と今とではまるで別の国になったかのように、病気と障がいの種類や在り方も全く変化しました。

そこで、2025年〜2050年において必要な医療資源(どんな機能を持った、どんな疾病をみられる、どんな職種の人達が必要か)を完全に見直していくのです。

さらには、必要な医療資源(人・物・金など全て)をどうやって確保・養成していくのかも考えねばなりません。

こうした事柄を細かく細かく考えて、計画におとしこんでいくのが『地域医療構想』なのです。

すぐ目の前の未来(2025年はわずか10年後です)を今よりも悲惨なものにしない為に、地域の医療・福祉の在り方を大きく変えねばならないのです。

ここまで読んでもなかなか分かりづらいですよね?

それでもフジノなりに全力でかみくだいてご説明いたしますので、ぜひみなさまも次の記事にもついてきて下さいね。

どうかよろしくお願いします!

次の記事に続きます)



第12期生40名のみなさま、入学おめでとうございます。保健医療福祉の世界で一緒に頑張っていきましょう!/横須賀市立看護専門学校の入学式へ

市立看護専門学校、第12期生の入学式へ

今日は、『横須賀市立看護専門学校』の入学式に参加しました。

市立看護専門学校の入学式会場にて

市立看護専門学校の入学式会場にて


『来賓』として招かれている訳でも何でも無いのですが、2004年4月の開校以来ずっと、フジノは看護専門学校のみなさんを見守り続けてきました。

看護専門学校の入学式の式次第より

看護専門学校の入学式の式次第より


何故なら、目の前には厳しい現実があり、そして険しい未来が待っている中で、あえて『看護職』を目指す方々をフジノは同志としてこころから歓迎したいからです。

保健・医療・福祉をこれから一緒に守っていく同志のみなさんを、入学から卒業までしっかりと見守っていくことは政治家としてフジノの大切な仕事だと考えています。

そうした想いから、学びやすい環境を作る為に市議会でも看護専門学校の環境改善をたびたび提案してきました。



今、そして将来にわたってこの国で最も必要な職業人は「保健・医療・福祉」に携わる人々です

すでに現在も、そして将来も、どれほど甘く推計をしても、保健・医療・福祉を取り巻く社会状況は極めて困難です。

2014年10月現在に28%を超えたこのまちの『高齢化率』。

5年後の2020年には30%を超えます。その時、このまちの人口は39万7700人まで減少します。

学校長から、第12期生40名に「入学許可」が出されました

学校長から、第12期生40名に「入学許可」が出されました


人口は減っていく一方で『高齢化率』が上昇し続ける。

つまり、高齢の方々の絶対数がすさまじく増えるという意味です。

亡くなる人の数も圧倒的に増加します。

2013年に約4,600人だった1年間の死亡者数は、20年後には約6,500人へと急速に増え続けていきます。

フジノはこれを『超高齢・多死社会』と呼んでいます。

このような横須賀では、保健・医療・福祉の人材が他のどの職業よりも求められています。

保健・医療・福祉の新たな人材を育てていくとともに、長く仕事を続けてもらえる労働環境を作り、退職された方々には復職していただける魅力ある研修システムと雇用労働環境を充実させることが必要です。

政治・行政は、その為に全力を尽くさねばなりません。

12年前、横須賀市があえて市立の看護専門学校を新たに立ち上げたのは、そうした社会に対応する為の取り組みの1つです。



中でも『看護師』は『地域包括ケア』の実現・障がいのある方々の地域生活の為に、超重要な職種です

市立看護専門学校の入学金・学費は、一般の看護専門学校や看護大学と比べて、とても低額です。

つまり、看護師を育成する為に、あえて市税を投入しているのです。

市長のあいさつは、健康部長が代読しました

市長のあいさつは、健康部長が代読しました


もはや、『病院の時代』ではありません。

国の政策として総合病院のベット数は削減されていき、足りなくなる一方です。

かわりに、『地域包括ケア』という新たなシステムを日本全体で実現させようと必死に取り組んできました。

横須賀市議会でもフジノは『地域包括ケア』実現に最も力を入れてきた1人です。

地域包括ケアとは、『誰もが住み慣れた地域で、亡くなるその瞬間まで元気に暮らし続けられる為の仕組みづくり』です。

この『地域包括ケア』を実現する為に、看護師のみなさんの役割は極めて大きいです。

病院の中での仕事も重要ですが、『訪問看護ステーション』や『在宅療養支援診療所』で働く看護師はまだまだ少なく、もっと増えていかねばなりません。

また、特別養護老人ホーム・老健・グループホームなどにも、もっともっと多くの看護師の方々が働いていただかねばなりません。

そして、障がいのある方々が誰でも地域で安心して暮らしていかれるようになる為にも、看護師のみなさんの存在が不可欠です。

障がいのある方々の入所施設には、看護師のみなさんがいなければそもそも運営できません。

保健・医療・福祉には、あらゆる職種が存在しています。

その中でも特にフジノは「『看護職』を最重要な職種だ」と受け止めています。

このような想いから、市立看護専門学校のみなさまの入学にはこころから感謝しています。お祝いの気持ちよりも先に、「戦友が増えてくれる」という感謝の気持ちがとても強いです。



ご入学おめでとうございます。厳しい日々をどうか同期のみなさまとともに乗り越えて下さいね

そんな政治家フジノの想いとはカンケーなく、新入生のみなさまには学生生活をぜひ楽しんでほしいと願っています。

学ばねばならない科目は多く、臨地実習が始まれば、座学とは異なる圧倒的な現実の前に毎日多くの学びがあるはずです。

先生方、先輩方、地域の保健医療福祉の方々とも、新たな出会いがたくさんあるはずです。

校歌を歌うみなさん。フジノも完璧に歌えます。

校歌を歌うみなさん。フジノも完璧に歌えます。


また、苦しいこともたくさん待ち受けていることでしょう。

看護の世界に入ると覚悟を決めていたとしても、その覚悟を上回る現実に直面した時、こころが折れてしまうこともあるかもしれません。

そんな時は、どうか同期のみなさまにどんどんグチって、相談して、何とか乗り越えてほしいのです。

同じ立場の同期生のみなさんは、卒業して就職しても特別な絆があると卒業生のみなさんはフジノに話してくれます。

これから3年間、フジノも見守り続けています。いつでも困ったことがあれば、ご連絡下さい。

これまでも看護学生のみなさんとは、たくさんの機会に語り合ってきました。

卒業をして仕事についた後も、意見交換を続けています。

ぜひこのまちの人々の為に、一緒に働いていきたいです。

本日は、入学おめでとうございました。



社会福祉法人みなと舎・公開セミナー「暮らしをつなぐ〜重症心身障害児者への人生支援〜」

社会福祉法人みなと舎

横須賀には、障がい福祉の分野で全国に誇るべき存在があります。

『社会福祉法人みなと舎』です。

その活動をもとに厚生労働省が全国に導入した取り組みなどもたくさんあります。

この4月には、長年にわたって待ち望まれていた『医療型障がい児者入所施設「ライフゆう」』をオープンしました。

公開セミナーが開かれました

その『みなと舎』は、神奈川県から『障害福祉サービス地域拠点事業』の委託を受けています。

その1つとして、今日は公開セミナーが開催されました。

公開セミナーチラシより

公開セミナーチラシより


会場は、湘南国際村センターです。

第1部の基調講演は、日浦美智江さんです。

障がい福祉の世界に身を置くフジノにとっては、リビングレジェンドとして尊敬するおひとりです。

第2部はパネルディスカッションが行われました。

(明日も決算審査がありますので、改めて後日、加筆します)

会場にて

会場にて

森下常務理事がコーディネーター、日浦先生がコメンテーターを務められました

森下常務理事がコーディネーター、日浦先生がコメンテーターを務められました

閉会のあいさつに立つ飯野理事長

閉会のあいさつに立つ飯野理事長

看護職のための合同就職説明会へ/3年間実施する「看護師確保対策協働モデル事業」の2年目の取り組み

人材不足の看護師を確保する為の取り組み

今日は、総合福祉会館にて『看護職のための合同就職説明会』が開かれました。

2014年度の説明会チラシより

2014年度の説明会チラシより


看護師の資格を持っているけれど1度退職された、いわゆる潜在看護師の方をはじめ、看護職を目指そうという高校生の方々や一般の方まで、どなたでも参加できるイベントです。

  1. ブースコーナー
    市内の全11病院、訪問看護や高齢者施設など19施設が参加
  2. ブースコーナー

    ブースコーナー

  3. レクチャーコーナー
    現役の病院看護部長の講演と病院に復職した看護師の体験談
  4. 講演・復職者体験談

    講演・復職者体験談

  5. 相談コーナー
    復職支援相談・進学相談・就職相談

この説明会は『看護師確保対策協働モデル事業』の1つとして実施しています。

看護職のための合同就職説明会会場にて

看護職のための合同就職説明会会場にて


『NPO法人看護職キャリアサポート』と市内の病院看護管理職で組織する『看護師確保対策協働モデル事業実行委員会』、そして横須賀市が主催して実施しています。

2013〜2015年度の3年間、実施していく予定です。

2013年度の説明会

2013年度の説明会


昨年度も、『合同就職説明会』(2013年度は17ブースでした)、看護職対象の『キャリア支援研修』や『キャリアカウンセリング』などが実施されました。



どの病院・福祉施設も福利厚生や研修が充実しています

各病院・福祉施設ともに、福利厚生や研修にとても力を入れています。

例えば、保育について。

聖ヨゼフ病院では、保育が必要なおこさんがいらっしゃる方は、保育料の補助があります。

医療法人社団相光会(湘南グリーンをはじめとする4つの老健、グループホーム等を多数運営しています)では、企業内保育所を設置しています。

ブースの様子

ブースの様子


看護の仕事をしばらく離れていた方々が復職するにあたって、技術に追いつく為の教育研修が欠かせません。

そのプログラムを見せていただきましたが、充実したプログラムでした。

途中入職であっても、年間計画、先輩看護師によるサポートなど充実していました。

病院・福祉施設・訪問看護ステーションなどのパンフレットが多数置かれています

病院・福祉施設・訪問看護ステーションなどのパンフレットが多数置かれています


フジノとしては、病院だけでなく、ぜひ『訪問看護ステーション』『福祉施設』なども復職先としてみなさまに検討していただきたいと願っています。

例えば、『ライフゆう』!

大きなやりがいが感じられるはずです。

結婚や出産や介護などによって、いったんは退職された看護師のみなさまには、ぜひ復職にチャレンジしていただきたいと願っています。

横須賀市は、全力でサポートしていきます。

今回のような就職説明会の機会以外にも、いつでもご相談いただけます。

市の他にも、『神奈川県ナースセンター(公益社団法人神奈川県看護協会・看護師等無料職業紹介所)』では、毎日ご相談を受け付けています。

お待ちしております!



「ライフゆう」を知って下さい!看護師の皆さま、一緒に働いて下さいませんか?/重症心身障がい児者入所施設がスタートします

長年待ち望まれてきた「ライフゆう」、来春オープン

フジノが本当にこころから大切に感じてやまない存在に、医療的ケアが必要な重症心身障がいのある方々がいらっしゃいます。

そして、みんなが地域で共に暮らしていかれるようにと活動を続けてきた『社会福祉法人みなと舎』という法人があります。

『みなと舎』が、新たに『ライフゆう』という施設を来年スタートさせます。

20131219yu

この施設は、たくさんの市民の方々の根気強い活動によって、横須賀市議会の歴代の議員みんなが会派を超えて共通認識を持って、ずっと開設を望んできたものです。

フジノも9年前にご相談を受けたことがきっかけで、他の議員のみんなと同じく強い想いをもって取り組んできました。

蒲谷前市長が『よこすか障害者福祉計画』に明確に位置づけて、吉田市長が推進しました。

ようやく来春スタートします。

ぜひ小冊子をご覧下さい

市民のみなさま、ぜひ『ライフゆう』について知って下さい。

そして、看護師の(あるいは元看護師で復職を迷っておられる)みなさま、ぜひ『ライフゆう』で働いて下さいませんか?

こちらに2冊の小冊子をアップします。

ぜひご覧くださいませんか?

横須賀市立看護専門学校の戴帽式(第10回)へ

看護学生の大切な節目としての「戴帽式」へ

今年も横須賀市立看護専門学校『戴帽式』に参加しました。

「戴帽式とは何か」という説明はこちらをご覧下さいね。

会場にて

戴帽式の会場にて


2004年の開校から、早くも10回目の『戴帽式』を迎えました。

この『戴帽式』を終えた40名の生徒のみなさんは、本格的に『臨地実習』へ進んでいくことになります。

今ではナースキャップそのものは大半の医療機関で廃止されましたが、象徴的な意味合いがあります

今ではナースキャップそのものは大半の医療機関で廃止されましたが、象徴的な意味合いがあります



戴帽式に列席するたびに保健医療福祉への想いを新たにします

フジノは毎年参加させていただいているのですが、列席するたびに自分自身の中にも『新たな決意』が沸き起こるのを感じます。

ナースキャップを授けられます

ナースキャップを授けられます


特に今回は、『上級生の言葉』を聴いて深く感動しました。

聖火伝達

聖火伝達


上級生の方が自らが『臨地実習』で感じたことを話してくれました。

産婦人科の実習では、お産に立ち会わせてもらったそうです。生まれてきたばかりの赤ちゃんが一生懸命生きていこうとする姿を目の当たりにしたそうです。

産婦人科の実習では出産の現場に立ち会ったそうです

産婦人科の実習では出産の現場に立ち会ったそうです


さらに、終末期ケアの実習では、看取りの現場も訪れたそうです。お産の現場とは全く違う空気感に包まれながらの実習だったことと思います。

終末期ケアの実習も。

終末期ケアの実習も。


『上級生の言葉』を通して、看護の仕事の領域はとても広くて、新しい命が生まれる瞬間から人生の最期のその瞬間まであらゆる場面において関わりがあるということをフジノは再認識しました。

人が生まれてから死ぬまでの全てに関わる仕事という意味ではフジノたち政治家も同じですが、政策・制度面での人生に対する関わりと、臨床現場での関わりとではその密度の濃さは大きく異なります。

40名の生徒たちが想いの火を受け継ぎました

40名の生徒たちが想いの火を受け継ぎました


看護師という職種の責任の重さを改めて痛感させられると共に、看護人材の不足という現実や待遇面での厳しさや労働環境の劣悪さをフジノたち政治家が一刻も早く改善しなければならないと再度決意を新たにしました。



10期生のみなさん、おめでとうございます

10期生のみなさん、今日は戴帽式おめでとうございました。

花束贈呈

花束贈呈

これからみなさんが看護職としての誇りをもって働いていかれるように、政治・行政の立場からできる限りの制度改正や環境改善を行なっていくことをフジノは約束します。

もちろん一朝一夕には社会保障を取り巻く状況は改善されませんし、今現在議論が行なわれている診療報酬改定も決して多くの立場の方々の理解を得られるような状況にはありません。

それでも、いのちを守り、人々の尊厳ある生を守り、献身的に働いていく看護職のみなさんをしっかりとサポートしていくことが、市民のみなさまの健康と暮らしを守ることなのだとしっかりと認識して、覚悟を持って保健医療福祉を守っていきます。

そして、10期生の保護者のみなさん、市立看護専門学校の先生方、臨地実習先の病院・施設のみなさま、どうか学生たちのことを暖かく厳しく見守っていって下さいね。

どうかよろしくお願いします!



神奈川新聞の特集「2013横須賀市長選」、吉田雄人市長

神奈川新聞が「2013横須賀市長選挙」特集

神奈川新聞が3回連続で『横須賀市長選挙』の特集記事を掲載しました。

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第1回目は、吉田雄人市長でした。

2013年5月21日・神奈川新聞より

2013年5月21日・神奈川新聞より

以下、引用です。

吉田雄人氏、「変革の浸透」道半ば

任期満了に伴う横須賀市長選は6月23日の告示まで約1カ月となった。

現在、表明順に現職1期目の吉田雄人(37)、前副市長の広川さとみ(61)市民団体元代表の岸牧子(56)の3氏が名乗りを上げている。

それぞれの現在の活動を報告する。

5月3日。横須宣市長、吉田雄人の政策公約(マニフェスト)の検証会が、市内で開かれていた。

2009年の初当選時に吉田が掲げた公約の外部評価は、3カ年度で「75.7点」。

『評価委員会』は「ぎりぎり及第点」と評価した。

だが壇上の吉田は、自らの任期に対する市民アンケート結果に思わずつぶやいた。

「...厳しい結論ですね」

「吉田市長が横須賀のリーダーになって市政の変化はあったか」との問いには「あった」「多少あった」が過半数。

横須賀青年会議所が行なった市民アンケート結果

横須賀青年会議所が行なった市民アンケート結果


だが「この4年、市政に満足しているか」には、「どちらでもない」「いいえ」が半数を超えた。

横須賀青年会議所が行なった市民アンケート結果

横須賀青年会議所が行なった市民アンケート結果


『評価委員会』は講評した。

「市民にとっては期待が大きかっただけに、今の結果には納得していないということだろう」

吉田は市議会議員を経て「チェンジ」をスローガンに前回の市長選に出馬。

大きな支持組織を持たずに、議会主要会派の推す前市長を破った。就任後の今も、公務の合間に駅頭に立つ。

「1期目では変化がなかなか実感できないかもしれないが、課題解決の土壌づくりは進んだ。これから芽が出る」。

18日、交流のある小田原市長の加藤憲一が吉田のわきに立ち、声を張り上げた。

吉田自身は1期目の実績の筆頭に、財政健全化への政策を挙げることが多い。

『財政基本計画』(3カ年)を策定して経費節減や債務返済の目標を設け、全会計の債務残高を就任時から100億円あまり減らしたとしている。

任期中には4件の企業誘致が実現。児童養護施設なども整備された。

だが一方で吉田は、ささくれだった議会との関係を1期目で改善することができなかった。

任期中に編成された計4力年度の当初予算案も、議会の修正を受けなかったの東日本大震災発生と重なった11年度分だけだ。

13年度予算では横須賀美術館(同市鴨居)の新企画や谷戸地域の居住促進といった目玉事業の投資が、政策効果への疑念などを理由に削られた。

市議時代にも任期の多くを無会派で過ごした吉田に対し、議会からは「重要な政策実現に向けた各会派への働きかけを市長自身でやろうとしない」(保守系会派)との不満の声が上がる。

吉田は17日、記者団との会見で「市長の場合、反対意見が意見が必ずある中で物事を進めなければならない」と、組織運営を重視する考えを示した。

「1期目では細かく”吉田カラー”を出せるようにしたが、今回は職員の考えを引き出せるものをつくる」。

今回の市長選では、政策集を示す方針だが、数値目標や財源、達成時期を盛り込むマニフェストは掲げない方針だ。

=敬称略

【略歴】
1975年生まれ。早大卒。コンサルティング会社、市議を経て市長。

【市長選で掲げる主な政策】

  • 中心市街地の再生と財政再建
  • 小児医療費無料の対象拡大、全小学校区での学童クラブ開設
  • 自治基本条例の制定

(高橋融生)

議案の否決は当然。否決されたのは、吉田市長のマニフェスト違反が原因

ところで、この記事では、市議会が予算案や議案を否決したことが重視されています。

記者の方はきっと「吉田市長と横須賀市議会の『対立』の構図を描きたい」のだと思います。

でも、それは違います。

否決したのは『対立』しているからではありません。

否決したのは『当然のこと』だからです。

もともと議会の役割とは、提案された予算案や議案をしっかりと議論して、問題があれば修正したり否決することです。

市議会はこの『正しい行動』を取っただけです。

例えば、吉田市長の提案が初めて否決されたのは、2009年12月14日のことです。

2009年12月8日・朝日新聞より

2009年12月8日・朝日新聞より


吉田市長は「市立看護専門学校の授業料を『値上げ』する」という議案を出してきました。

これを、市議会は否決しました。

フジノも反対票を投じました。

この詳しい経緯は、過去のフジノの活動日記(2009年12月7日分、2009年12月9日分)をご覧下さい。

看護師が圧倒的に不足している現状で、1人でも多くの看護師を育成する為に創立されました。

そして、市立看護専門学校では、優秀な学生さんたちが経済的なことで悩むことがないように、より安い授業料で運営されてきました。

自らマニフェストで「看護師の人材不足を解消する」ことを訴えておきながら、吉田市長は市立看護専門学校の授業料を「値上げ」する議案を出してきたのです。

これを横須賀市議会が否決したのは、全く正しい判断です。

吉田市長と市議会の『不毛な対立』などとはカンケーありません。

このまちの看護師は今も圧倒的に不足しています。

病院の現場だけでなく、訪問看護ステーションにも、特別養護老人ホームにも看護師は必要で、ますます人材が必要になります。

フジノはずっと市立看護専門学校の『学生の定員数』を増やしたり、『夜間部を設置』したり、『一度退職された看護師の方々の現場復帰の為の研修』を実施すべきだと提案しています。

それにも関わらず、吉田市長はこうした提案を拒否しています。

授業料を値上げし、かつ、看護師育成の提案を拒否しているのが吉田市長です。

2025年問題に直面する市民のみなさまのことを考えれば、横須賀市議会が反対するのは、当然の『合理的な判断』でした。

そして、この議案の他にもいくつも否決や修正されたものがありますが、その全てにおいて否決・修正の理由は、市民のみなさまの暮らしを守る為でした。

吉田市長の思いつきのアイディアや、広告代理店の口車に乗せられて、効果も見込めないことが分かっているのに大切な税金が浪費されてしまうのを、市議会が拒否したのです。

「感情論」では反対しない。全ては「政策」で判断しています

小泉純一郎元総理が総理になった頃から、政治家はなにかにつけて『敵』を仕立てあげて、自分のことを『抵抗勢力』と闘う『正義の味方』に見せる、という手法が取られてきました。

多くの市民のみなさまはそれを鵜呑みにしてしまい、『正義の市長VS悪の政治屋=市議会』だと思い込まされています。

けれども、現実は違います。

市議会は『抵抗勢力』ではないし、吉田市長は『正義の味方』ではありません。

そんな対立構造に仕立てあげられることがフジノは大キライです。

いつもいつだって、フジノはどの1つの議案に対しても、何日も徹夜して調べて、血尿が出るほど悩み抜いた末に、市民のみなさまにとって「賛成」「反対」「修正」などのどの結論を取ることが最も良いことなのかを判断しています。

潜在看護師支援セミナーが開かれます/元看護師のみなさま、どうかご参加下さいませんか?

看護職の人手不足が深刻です

神奈川県は全国で最も看護師が不足しています。

人口10万人対看護職員数(都道府県別)。平成22年業務従事者届けより

人口10万人対看護職員数(都道府県別)。平成22年業務従事者届けより


人口10万人当たりの就業看護職員数も全国で最も少ないです。

2012年6月15日に発表された『神奈川県における看護教育のあり方第一次報告』においても、その深刻な状況について記されています。

平成21年度に策定した「第七次看護職員需給見通し(平成23年度~27年度)」では、本県の看護職員数は、平成23年は1万4050人不足、離職率や再就業者率の改善などを見込んでも平成27年は1778人不足と、当面不足状態が続くと見込んでいる。

また、本県の病院に勤務する看護職員の離職率は14.0%で、全国平均の11.2%より高い状況である。

離職する理由は、新人看護職員は、養成校で学んだことと臨床現場とのギャップによるリアリティショックが主なものであり、経験を積んだ看護職員は、勤務環境の厳しさや子育て等が主なものである。

このように、本県においては、看護職員数の不足と高い離職率が課題である。




元看護師のあなたが復職してくださることを願っています

『看護師不足』を解消することはとても重要な政策課題だと考えてきたフジノはたくさんの提案を行なってきました。

その中でも、『もともと看護師として働いてこられた方々のうち、いろいろな理由から退職された元看護師のみなさまの存在』に大きな期待をしています。

離職した方々が現場に戻る上で、日々進歩していく医療看護の最新の知識に追いついていかれるか、現場を離れていた間に失われた感覚などを取り戻せるかといった不安から、二の足を踏んでおられる方も多いと思います。

今回、とても良い支援セミナーを市立うわまち病院看護部が開催しますのでお知らせいたします。



うわまち病院看護部が「潜在看護師支援セミナー」を開きます

下の画像がお知らせのポスターです。

潜在看護師支援セミナー
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少しでも関心のある方はどうかご参加いただけないでしょうか。



地域医療推進課からメッセージ

横須賀市の地域医療推進課からも「ぜひこの取り組みに参加してほしい」とのメッセージがあります。

市立うわまち病院看護部が神奈川県の委託を受けて「潜在看護師支援セミナー」を開催します。

「看護師免許をお持ちの方」が対象です。

看護師として復帰したい。再就職、ちょっと不安だなぁ。昔の感覚を取り戻すきっかけが欲しい。ちょっと今の病院をのぞいてみたい...。復帰するには様々な不安もあるかもしれません。

でも、このセミナーは、必ず再就職しなければいけない訳でもなく、再就職するにしても、うわまち病院に就職しなければいけない訳でもありません。

そんな縛りはないので、気軽にご参加いただけます。

開催日は3月14、15、22日の3日間(連続講座)です。どうぞよろしくお願いいたします。

事業についてのお問い合わせは、市立うわまち病院看護部046-823-2630へお願いします。

看護師資格をお持ちの方で復職について少しでもお考えの方は、どうかこのセミナーにご参加下さいね。

よろしくお願いします!



横須賀市立看護専門学校の戴帽式(第9回)へ

戴帽式へ

今日は、横須賀市立看護専門学校『戴帽式』に参加しました。

「『戴帽式』って何だろう?」という方はぜひこちらをご覧ください。

ひとことで言うならば、看護学生のみなさんが初めてナースキャップを授かる儀式です。この日を境に実習も本格化していく、大きな節目となる日です。

看護専門学校の戴帽式

文化会館で開かれた戴帽式に参加しました


市立看護専門学校が2004年に開校してから、今年で9回目となった『戴帽式』。

毎年参加していてもこの場に立ち会うと、感動します。そして同時に、僕自身の気持ちがとても引き締まるのを感じます。

開式直前の様子


クラシック音楽が静かに流れる中を、名前を呼ばれた戴帽生たちが1人ずつステージへと上がっていきます。そして、ナースキャップを授かります。

ナースキャップを授かります


頭に載せてもらったナースキャップを固定する為に、後ろから先生にピンで留めてもらいます。それが終わると、「留め終わったよ」という合図の意味で、先生が戴帽生の両肩をポンと叩いてあげます。戴帽生はステージを降りる為に一歩前に進みます。

それは同時に、新しい道へと歩みだした看護師の卵である戴帽生たちを、看護師の先輩である先生方が背中を押してあげている姿にフジノには見えました。

「ようこそ、看護の世界へ。これから一緒にがんばっていきましょうね」と。




続いて、『聖火伝達の儀』です。

ナイチンゲール像から、聖火を受け継ぎます。


1人ずつろうそく台を持って前へ進み、ナイチンゲール像から聖火を灯します。やがて全員が整列して、『誓詞』を唱和するのですね。

 

この『誓いの言葉』が戴帽生一同によって述べられました。

『誓詞』

私達9期生は、豊かな感性と思いやりの心で、信頼される看護を行います。

出会うすべての人との関わりを大切にし、共に歩み行く仲間と成長します。

看護の道を志す者として、初心を忘れず 誠心誠意学び続けます。

そして、大いなる誇りと使命感を胸に、生命の尊さを感じ、笑顔を絶やさないことをこの灯に誓います。

9期生一同

 

40名の戴帽生たちが看護の道をさらに歩みだした瞬間でした。

 

自席に戻る為に戴帽生たちがろうそくを持って、暗いホールの中を静かに歩いていきます。

その姿を観ながら、ふと思いました。

「きっと、ナイチンゲールが従事したクリミア戦争もこんなだったのではないだろうか」「こうしてろうそくを灯しながら負傷した兵士たちを看病してまわったのではないか」と。

 

ウィキペディアを見たところ、実際にナイチンゲールはクリミア戦争での看護活動の間、夜回りを欠かさなかったことから『ランプの貴婦人』とも呼ばれたそうです。

時代は変わって、医療も大きく進化して、看護師に求められる役割も大きく変わりました。

けれども、看護師を志す人々の尊い想いは、ナイチンゲールの時代から今に至るまで決して変わることは無いのだろうなと僕は思います。

傷ついたり、病んでいる時に、看護師の方々の献身的な姿に強く励まされた方はとても多いはず。その姿に力をもらって、人々はリカバリーをしていくのだと思います。

看護師という仕事は、有難い、尊い仕事だと思います。

戴帽生のみなさんへ。

あまりにもすさまじい勢いで進む超高齢社会において、医師不足・看護師不足はとても深刻です。

社会からこれほど求められている職業であるにも関わらず、労働条件は大変に厳しく、疲弊して辞めていく方もとても多いのが現実です。

これから歩んでいく道がそんな険しいものであることを知りながらも、それでもみなさんが看護の道を志して下さったことに、こころから敬意を表します。

みなさんの尊い想いを支えるべく、政治・行政の立場からもしっかり取り組んでいきたいです。

本日は、本当におめでとうございます。