請願「戦争法案廃案を求める政府への意見書提出」に署名し、正式に紹介議員になりました

戦争法案の廃案を求める意見書提出の請願が正式に受理され、フジノは紹介議員となりました

本日開催された『議会運営委員会』では、市民の方々からの陳情は8件、請願は2本との報告がありました。

審査する議案・報告・請願・陳情の本数

審査する議案・報告・請願・陳情の本数


2件の請願のそれぞれのタイトルは

請願第6号・安全保障関連法案の廃案を求める意見書の提出について

請願第7号・安全保障関連法案の慎重かつ徹底審議を求める意見書の提出について

となっており、請願を出した方々も異なりますし、ゴールも異なります。

2つの請願のそれぞれ正式な名称

2つの請願のそれぞれ正式な名称


フジノはかねてから申し上げてきた通り「戦争法案は廃止すべきだ」と考えています。

したがいまして、慎重審議を求める請願第7号では無く、廃案を求める請願第6号に署名し、本日、正式に『紹介議員』となりました。

三浦市議会では臨時議会を開いてまでこの問題が議論されました。

隣町ではまさに民主主義が実践されていることに、フジノは大変勇気づけられましたし励まされました。

この姿をじかに目に焼き付けてきたフジノとしては、請願が可決されるように努力したいです。



なんと採決は賛否同数!最後は「議長の判断」で「否決」しました/三浦市議会・臨時議会へ(その4)

前の記事から続いています)

反対討論はなし、そして採決!

賛成の側は、きちんと賛成する理由を述べる討論を行ないました。

しかし、反対する側の議員たちは、誰も討論に立ちませんでした。これは極めて残念なことです。

慎重な審議をするのが政治家として当たり前のことであるのと同じく、自分が何故その議案に賛成するのか反対するのか、しっかりと説明責任を果たすのが政治家として当たり前のことです。

にもかかわらず、反対討論に立った議員は一人もいませんでした。

そして、ついに採決となりました。



賛成6名、反対6名、なんと賛否同数となりました!

議長が述べました。

「これより採決に入ります。

採決の方法は起立により行ないます。

なお、この際申し上げます。起立しない者は反対とみなします

おはかりいたします。

意見書案第5号について、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます」

そして…

採決では賛成・反対ともに同数となりました

採決では賛成・反対ともに同数となりました


なんと起立(賛成)が6名、着席したまま(反対)が6名となりました。

賛否が同数の場合には、最終的に議長が決断することとなっています。

地方自治法

第116条
この法律に特別の定がある場合を除く外、普通地方公共団体の議会の議事は、出席議員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

そして議長が述べました。

「ただいま採決の結果、可否同数であります。

よって地方自治法第116条の規定により、議長において本案に対する可否を採決いたします。

本案については、議長は否決と採決いたします。

よって意見書案第5号は否決されました」

あまりにもあっけない幕切れでした。



傍聴席から怒りの声がたくさんあがりました。しかし闘いはこれからです!

フジノはあまりにもあっけない幕切れにショックを受けました。

しかし同時に、『可否同数での議長判断』は三浦市議会では53年ぶりの出来事だとも聴いていましたので、とても感心しました。

こうやって戦争法案に対する意見書を審議する為に臨時議会を開催した三浦市議会議員の有志のみなさんは本当に素晴らしい。

そして公開の場で、自らの賛成の想いをしっかりと討論をした方を深くリスペクトする気持ちを持ちました。

反対の側の議員のみなさんは、反対する理由を述べることさえしなかった。これはとても残念です。

もしも信念をもって反対をしておられるならば、その説明責任を果たすべきでした。

しかし、慎重に審議するという当たり前のことに反対をする、そんな理由を述べることは政治家としての終わりを意味します。

慎重に審議することを拒否する政治家はもはや政治家とは呼べないからです。

だからこそ誰も反対討論に立てなかったのだと思います。

また、最後の最後で議長判断になりましたが、議長は元共産党の出身だったそうです。それが今ではこうして戦争法案への意見書に反対をした。

人というものは長く生きていくうちに様々な思想の変化がある訳ですが、その姿を目の当たりにして、フジノは改めて人という生き物の難しさを痛感させられました。

本会議終了後、傍聴席からは怒りの声がたくさんあがりました。

しかし、フジノは怒りの気持ちはあまりありませんでした。

むしろ、繰り返しになりますが、同じ議会人としてこのように臨時議会を開催にこぎつけた議員有志のみなさまのご尽力を深く尊敬しています。

結果そのものは否決となりました。

けれどもフジノたちにとって、最終的に国会の場で法案が廃止される事こそがゴールのひとつです。

だから、民主主義の手続きに則ってこうして意見書提出に向けて頑張った三浦市議会の闘いというのは、大きな励みになりました。

まもなくスタートする9月議会で横須賀市議会にも請願が出されています。

横須賀市議会では徹底的に議論が行なわれることをフジノは強く望んでいます。そして意見書が提出されるよう、議員の多数が賛成することを願っています。

しかし仮に横須賀市議会で否決されようとも、決して挫けるつもりはありません。

何故ならば、本当のゴールとは『平和を守ること』だからです。

先人たちが300万人以上もの犠牲者を出したあの戦争の反省に立って、わが国は70年間にわたって他国と戦争をしてこなかったのです。

この素晴らしい歴史を守り続けていく事こそが我々の本当のゴールだからです。

いち地方議会での政府に対する意見書の提出をめぐる闘いはとても大切です。

けれどもさらに大切なことは、こどもや孫の世代にも、いや未来永劫にわたってわが国が戦争を2度としない国であり続けることです。

まず、安倍政権による戦争法案は当然廃止に追い込むべきです。

安倍政権は退陣させるべきです。

そして平和な日本を取り戻す為には、『国民主権』をもう1度全ての国民のみなさまに思い出してもらう必要があります。

政治家は、単なる代表でしかありません。

この国のリーダーは、国民のみなさまです。フジノたち政治家はただの代表でしかありません。

この国をこの先ずっと未来まで平和であり続けたいと国民のみなさまが願い、その為に行動しなければ、何も守ることはできません。

フジノは国民のみなさまが『行動』を取ることを深く望んでやみません。

毎日の生活は忙しく、経済は苦しく、国会や政治に向きあう時間や体力はほとんど無いのが現実の国民のみなさまの現実の姿だと感じています。

それでも最後の最後に戦争に行くような国にしてしまうのか否かを決めるのは、国民のみなさまの『行動』です。

国民のみなさま、いや、あなたにはぜひ立ち上がってほしいと願っています。

目を覚まして下さい。

目の前の現実から絶対に目を背けること無く、こどもたちの為に闘って下さい。

そして、この国を守って下さい。一緒に。



三浦市議会のみなさま、おつかれさまでした

フジノは三浦市議会のみなさまのことを深く尊敬します。

もちろん、賛成・反対と政策が異なるのは承知の上で、それ以上に大切なことはこうして民主主義の法手続きにもとづいて臨時議会を開いたことに強く尊敬の念を抱かずにいられません。

幼い頃から30年以上、三浦市との市境に住んでいたフジノにとって、三浦市も横須賀市もカンケーなくひとつの三浦半島だと感じて生きてきました。

同じ三浦半島に暮らすひとりとして、民主主義の大切さを改めて認識させて頂いたことを深く感謝しております。

ありがとうございました。



後日談:翌日の神奈川新聞が大きく報じました

翌日の神奈川新聞がこの臨時議会を大きく報道しました。

2015年8月19日・神奈川新聞より

2015年8月19日・神奈川新聞より

2015年8月19日・神奈川新聞より


全文を引用し、ご紹介いたします。

「安保慎重審議」意見書案
三浦市議会臨時会 賛否同数で議長否決

国会審議中の安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書案を採決するため、三浦市議会(定数13)の臨時会が18日に開かれ、議長を除く採決の結果、6対6で賛否同数となり、議長が否決を決めた。

意見書案の採決で議長が最終判断するのは同市議会では初めて。

意見書案は、法案が衆院憲法審査会で違憲と指摘された点などを挙げ、国会で「慎重かつ十分な審議を尽くすこと」を求める内容。共産(3人)と無所属(3人)が提出、賛成し、保守系最大会派のみうら市政会(議長を除き4人)、自民(1人)、公明(1人)が反対した。

意見書案については小林直樹氏(共産)が趣旨説明。

市内には戦時中に砲台や特攻艇の基地があったことや、1954年に米国がビキニ環礁で行った水爆実験で多くのマグロ船が被災した事実を指摘。

さらに、隣接する横須賀市に米軍基地がある点などを挙げ、「このような歴史を持つ三浦市の議会として意見書への賛同を求める」とした。

下田剛氏(無所属)が賛成討論を行い、反対討論はなかった。



反対討論もなく不満傍聴席市民ら

安保法案の慎重審議を求める意見書案について、最終的に議長が否決を決めた三浦市議会の臨時会。賛否同数で分かれた展開に決着をつけたのは「意見書は全会一致で可決する」という慣例だった。

傍聴席には市民ら約20人が詰めかけ、「反対討論もなく、理由が分からず残念だ」と不満の声が漏れた。

岩野匡史議長は閉会後に会見を開き、否決理由を「全会一致が前例であり原則」と説明。

「議会で意思表示をすることについて、数だけで押し切ると間違いを起こす可能性もある。全国では数を頼りにいろいろな決議をしているが、そうしたことがまかり通る恐れがある」

と話した。

小林直樹氏(共産)は「全会一致を目指すかどうかを諮る場面ではなく、詭弁(きべん)だ。議長は意見書案の内容に対して賛成か反対かを決めるべき」と反論。

「議長は意見書案の内容を否決したと受け止めている」と述べた。

同市議会は、可決された意見書は賛否の構成に関わりなく議会全体の意思を示す形になるため、全会一致による可決を慣例としてきた。

意見書1件を採決するための今回の臨時会開催の是非については意見がまとまらず、議会の「総意」という形ではなく、意見書提出議員の6人が招集請求した経緯がある。

反対の草間道治氏(みうら市政会)は「なるべく調整して全会一致の形に持って行くのが筋」とし「否決される見込みがある中で意見書案が提出され、パフォーマンスだ」と批判した。

一方で、「そもそも全会一致の原則は崩れている」と指摘するのは木村謙蔵氏(無所属)。

昨年6月の定例会で「集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書」が賛成多数で可決された例を念頭に、

「集団的自衛権に関するテーマは議員の主義主張やイデオロギーに関わる。全会一致はあり得ない」

と話した。

意見書案の提案理由が説明されました。質疑と委員会への付託は省略され、賛成討論だけが行われました/三浦市議会・臨時議会へ(その3)

前の記事から続いています)

本会議スタート。提案理由の説明がなされました

続々と議員のみなさんが本会議場に入ってこられました。

お隣のまちですから、フジノの信頼する議員の方々も複数いらっしゃいます。

わざわざ傍聴席のフジノを見つけて挨拶をして下さる方もおられ、とても感激しました。

そしてついに10時になりました。

三浦市議会の本会議場前にて

三浦市議会の本会議場前にて


開会のブザーが鳴り、議長が開会を宣言しました。

(三浦市議会はユーストリームによって生中継から30日間だけ録画中継がご覧いただけます)

まず意見書案の提案者として、小林直樹議員が意見書案を読み上げるとともに提案理由の説明を行ないました。

三浦市議会のインターネット中継(ユーストリーム)より

三浦市議会のインターネット中継(ユーストリーム)より


もう1度、意見書案をこちらに掲載いたします。

安全保障法制の慎重審議を求める意見書(案)

現在、国会では、政府が提出した安全保障関連法案が審議されている。

本法案は、集団的自衛権の行使を容認する内容を含んでおり、戦後70年間、我が国が平和憲法のもとに貫いてきた海外で武力行使を行わないという原則を大きく転換しようとするものである。

本法案を審議する国会のみならず、安全保障問題について多くの議論と意見の交換がなされているが、世論調査においては国民の多くが政府の説明が不十分であるとしている。

また、去る6月4日に開催された衆議院憲法審査会では、参考人の憲法学者全員から集団的自衛権の行使を容認する解釈及びこれらの法案について憲法違反との指摘がなされるなど、法案自体の評価もさまざまとなっている。

そして、参議院での審議が始まったが、衆議院の審議の中で安倍首相も国民の理解が得られていないと認めている。

よって、政府におかれては、安全保障関連法案に関して国民の疑問や不安を真撃に受け止め、国民への丁寧な説明によって十分な理解と納得を得るとともによ日本国民の将来にとって最善の選択が導かれるよう、国会において慎重かつ十分な審議を尽くすことを求めるものである。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

小林議員は提案理由の説明の中で、三浦市の歴史に触れました。

戦時中は横須賀と同様に、東京湾防衛の要としていくつもの砲台が設置されました。

また、海からの特攻をする為の基地も三浦には置かれました。

さらに戦後になっても、アメリカが行なった水爆の実験によってビキニ環礁で多くのマグロ漁に出た漁船が被曝した事実を挙げました。

横須賀にアメリカ海軍基地があり原子力軍艦(空母・潜水艦)が入出港を繰り返しており、隣同士のまちですから目の前を常に米海軍の原子力軍艦が行き来をしています。

こうした事実からも、三浦市民にとって戦争は決して遠い過去の出来事ではなく、今回の政府による安全保障関連法案は慎重に審議がなされねばならないと願うことは当然のことだと訴えられました。

とても素晴らしい提案説明だとフジノは感じました。



質疑は無く、委員会への付託は省略。「賛成討論」だけが行われました

続いて、議長から

「説明は終わりました。おはかりいたします。本案については、質疑及び委員会への付託は省略しますが、ただちに討論に入りたいと思いますが、これにご異議はありませんか?」

と呼びかけがあり、議場からは「異議なし」の声があがりました。

つまり、『質疑』は無し。『委員会での議論』も無し。

国会に対して慎重な審議を求める意見書に対して、三浦市議会では慎重な審議が行われませんでした。

これには驚きました。

続いて、『討論』に移りました。

意見書案に賛成の立場から、他の議員たちを説得する討論を行なった下田議員

意見書案に賛成の立場から、他の議員たちを説得する討論を行なった下田議員


下田剛議員が賛成討論を行ないました。

以下が賛成討論の全文です。

下田剛議員の賛成討論

私は、三浦市の現役市議会議員の中で、年齢だけは一番若い議員です。

また、両親ともに戦後に産まれ戦争を体験していません。

同居していた祖父母だけが戦争を体験しましたが、祖母は身内を戦争で亡くしています。

よって私は、本当の戦争の恐ろしさを体験していない世代の子供の世代です。そんな私が、討論させて頂きます。

今回の『安全保障関連法案』では、様々な意見が世間を賑わしているのは周知の事実です。

『解釈改憲』という言葉も耳にします。

改憲を訴えるのであれば、堂々と憲法を変える提案を国民に示し、結論を得ることが政治の常道ではありませんか。

憲法とは、政権が変われば解釈も変わるというものではあってはならないのです。

集団的自衛権・憲法の解釈、その他様々賛否両論が出ている今この時期に白か黒かハッキリさせなければならないものなのでしょうか。

解釈だけで平和憲法の抜け穴をくぐるようなことをしてしまって良いわけではありません。

私は、恐れていることがあります。

このまま安保法案が国会を通過してしまい、何年後かにこの中身で、解釈を変えて、例えば自衛隊の海外での殉職数が増えたりした時に、いったい誰がどういった責任を負うのでしょうか。

ここにお集まりの皆様は、自分の子供をそして孫をその 現場に喜んで送り出すことが出来るのでしょうか。

あの時に・・・とならない為に。

以上の理由により、安全保障法制の慎重審議を求める意見書に賛成致します。

すなおな言葉で語られた、好感のもてる討論でした。




次の記事に続きます)



なんと三浦市議会は「戦争法案の慎重審議を求める意見書案」の審議の為だけに「臨時議会」を開きました!/三浦市議会・臨時議会へ(その2)

前の記事から続いています)

なんと三浦市議会が「臨時議会」を開きました!

けさ、フジノはバイクに乗って三浦市へ向かいました。

目的地は、『三浦市議会』です。

三浦半島

三浦半島


三浦市役所の4階に、三浦市議会はあります。

三浦市役所前にて(この4階に市議会はあります)

三浦市役所前にて(この4階に市議会はあります)


バイクに乗っている時の雨はつらく、小雨が降ったり強くなったりしましたが、フジノの心はとても高ぶっていました。



なんと三浦市議会が「臨時議会」を開きました!

何故フジノが三浦市議会を訪れたのか?

それは三浦市議会が臨時議会を開くからです。

2015年8月18日・臨時議会

2015年8月18日・臨時議会


しかもその内容は『戦争法案(安全保障関連法案)』の慎重審議を国会に求める意見書案を審議する為です。

戦争法案の慎重審議を求める意見書を議論する為だけに、三浦市議会の有志の方々が臨時議会の開催を請求して認められたのです。

2015年8月5日・神奈川新聞

2015年8月5日・神奈川新聞


この事実を報じた8月5日の神奈川新聞の報道を読んで、フジノはドキドキしました。

「なんて三浦市議会は『民主主義』が進んでいるんだ」

と感じました。

もともと地方自治法において、4分の1以上の議員たちの求めがあれば、議長は議会を開催(招集)しなければなりません。

地方自治法

第101条  普通地方公共団体の議会は、普通地方公共団体の長がこれを招集する。
(略)
3 議員の定数の4の1以上の者は、当該普通地方公共団体の長に対し、会議に付議すべき事件を示して臨時会の招集を請求することができる

しかし、この第101条の実際に用いて、有志の議員が臨時議会を開いたという実体験がフジノにはありません。

実際に存在している法に認められたルールであるにもかかわらず、決まったシーズンに定例会を開く以外に、あえて『臨時議会を開く』ということはとても重みがあります。

素晴らしい、と感じました。

それからフジノは毎日のように三浦市議会事務局に電話をかけて

「何日に臨時議会が開催されるか決まりましたか?」

と、たびたび尋ねてしまいました。

そしてついに決定したのが、今日8月18日です。

10時から本会議が開かれて、議員有志のみなさんの求めによって臨時議会が開かれて、意見書案が審議されるのです。



傍聴希望者もたくさんいらっしゃいました

三浦市議会に到着し、傍聴の手続きを終えました。

市議会の配置図

市議会の配置図


かなり早めに着いたのですが、傍聴者の待合室はたくさんの方々でいっぱいでした。

戦争法案に対する不安や怒りを感じる三浦市民の方々がこんなにたくさんおられることに、フジノは改めて「実際に来て良かった」と感じました。

三浦市議会本会議はインターネット生中継で審議そのものを観ることができますが、傍聴に来た方々の様子や議場の生の空気は中継では伝わりません。

さらにラッキーなことに、傍聴にいらした方々の中にフジノのことをご存知の方も居て下さったので、いろいろな意見交換をすることができました。



意見書案の全文

三浦市議会では傍聴者に対して資料の配布がありません(これはダメ、改善して下さい)。

けれども、傍聴者の方がフジノに意見書案の文章を見せて下さいました。

これが全文です。

安全保障法制の慎重審議を求める意見書(案)

現在、国会では、政府が提出した安全保障関連法案が審議されている。

本法案は、集団的自衛権の行使を容認する内容を含んでおり、戦後70年間、我が国が平和憲法のもとに貫いてきた海外で武力行使を行わないという原則を大きく転換しようとするものである。

本法案を審議する国会のみならず、安全保障問題について多くの議論と意見の交換がなされているが、世論調査においては国民の多くが政府の説明が不十分であるとしている。

また、去る6月4日に開催された衆議院憲法審査会では、参考人の憲法学者全員から集団的自衛権の行使を容認する解釈及びこれらの法案について憲法違反との指摘がなされるなど、法案自体の評価もさまざまとなっている。

そして、参議院での審議が始まったが、衆議院の審議の中で安倍首相も国民の理解が得られていないと認めている。

よって、政府におかれては、安全保障関連法案に関して国民の疑問や不安を真撃に受け止め、国民への丁寧な説明によって十分な理解と納得を得るとともによ日本国民の将来にとって最善の選択が導かれるよう、国会において慎重かつ十分な審議を尽くすことを求めるものである。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

直接の廃案を求めるものではなくて、あくまでも慎重に審議をしろと政府に求める内容になっています。

とても良く練られた意見書案で、政治家としてフジノは

「これに反対する理由がどの議員にも存在し得ない」

と感じました。

フジノは政治家としてどのような条例案や予算案であっても常に『慎重に審議』してきました。

政治家ならば誰もが当たり前のこととして行なっていることです。

これに反対する政治家が存在するとすれば、慎重に審議なんてしないということを自ら表明することです。

つまり、『政治家失格』です。

まもなく10時から、本会議がスタートします。

フジノは高い期待をもって三浦市議会・本会議の議論に臨みました。

次の記事に続きます)



鎌倉・横須賀に続いて、三浦市議会でも問題追及が始まりました/サイクリングパンフレット問題

鎌倉で始まった追及が横須賀に続き、三浦市議会でも始まりました

吉田市長が自らの後援会メンバーらが所属するNPO法人に、随意契約でパンフレットの編集制作を委託しました。

サイクリングパンフレット「自転車半島宣言」

サイクリングパンフレット「自転車半島宣言」


その『NPO法人横須賀創造空間』は、法人登記からわずか2ヶ月程度しか経っておらず、何のノウハウも実績も持っていませんでした。

「NPO法人横須賀創造空間」サイトより

「NPO法人横須賀創造空間」サイトより


当然の結果ですが、パンフレットには多数の誤りがありました。

2014年5月24日・神奈川新聞より

2014年5月24日・神奈川新聞より


道路交通法違反の写真が複数掲載されていた上に、観光パンフレットであるにもかかわらず、「本来は存在しない道路」を地図に記すなど多数のミスがさらに発覚しました。

2014年5月31日・神奈川新聞より(3度目の報道)

2014年5月31日・神奈川新聞より(3度目の報道)


この回収にかかった費用を、吉田市長は他市町と協議せずに独断で「(5市町の税金が原資である)協議会が負担する」と公金による支払いを明言しました。

2014年6月11日・神奈川新聞記事より

2014年6月11日・神奈川新聞記事より


そのようなNPOに随意契約をした吉田市長の責任は極めて重く、また、パンフレットの回収費用を税金で穴埋めするのは絶対に許せません。

この一連の異常な問題は、まず鎌倉市議会で追及の声があがりました。

続いてフジノが横須賀市議会で追及し、総務常任委員会では多数の委員が厳しい批判の声を挙げています。

そしてさらに、5市町のひとつである三浦市においても、昨日の三浦市議会の一般質問において追及がスタートしました。

その模様をけさの神奈川新聞が報じてくれました。

2014年6月19日・神奈川新聞より

2014年6月19日・神奈川新聞より


その記事を、以下に全文引用します。

「配布できず残念」
三浦市長が謝罪

18日に開かれた三浦市議会本会議でも、三浦半島観光連絡協議会の自転車パンフレット問題が取り上げられた。

吉田英男市長は

「予定通りに配布できなかったことは残念。発行を期待している人たちに誠に申し訳なく、この場を借りて陳謝したい」

と謝罪した。

草間道治氏(みうら市政会)の一般質問に答えた。

協議会の事務局を務める横須賀市のチェック態勢について、三浦市長は

「一部不手際があったのではないかと思うが、協議会は三浦半島の活性化が目的。今後は十分協議をしながら進めていくべき」

と答弁。

横須賀市議会でパンフの制作を受託したNPO法人(横須賀創造空間)と市長の関係や随意契約の問題が指摘されている点については、

「(三浦市は)契約事務執行の当事者ではないので、特に考えは持っていない」

「『横須賀のことだから関係ない』というのではなく、具体的にこの件について、まだ横須賀市長と直接話をしていないので、私から契約行為についての考えを示すことができない」

とした。

横須賀市長が、回収などの費用約40万円を協議会が負担する方針を示している点について、草間氏に「了承したのか」と問われた三浦市側は

「(協議会で)協議中」

と答弁。

草間氏は

「協議している段階なのに横須賀市長は議会で協議会が負担すると自ら述べている」

と問題視した。

三浦市長は

「横須賀市長は協議会の会長として責任を持って発言しているはず。横須賀市長が先走っているなどと言うつもりはないし、会長市として信頼をしている」

と述べた。

三浦市長が謝罪したが、最も責任が重いのは横須賀市長の吉田雄人

三浦市の吉田市長はきちんと謝罪まで答弁で行なっていますが、本当は最も責任が重いのは横須賀の吉田雄人市長です。

吉田市長は、迷惑をかけた4市町に謝罪するとともに、随意契約を行なったことの責任を取るべきです。

また、当然ながらNPOのミスで回収費用が発生したのですから、税金をその穴埋めにするのは撤回すべきです。

この問題は、吉田雄人市長こそが最大の責任者です。

実務を担当したのは、経済部長をはじめとする集客プロモーションに関わるメンバーで、美術館における『L’Arc~en~Ciel展』において極めて問題な対応をして、横須賀市議会が厳しく対応を追及したメンバーと重なっています。

「また経済部が同じような問題を起こした」という印象が強いです。

これは決してフジノだけでなく、横須賀市議会の多くの議員の共通認識となっています。

批判されても追及されても、その場限りの答弁で取り繕う。

しかし、繰り返し同じ過ちをおかすその姿勢は、吉田市長の指示のもと、意図的に(つまり確信犯として)こうした問題行動を取っているように感じます。

本来であれば、こうした部課長らは『更迭』すべきです。

しかし、最高責任者である吉田市長の指示通りに動く為か、市長には『更迭』などを行なう意思は全く無いようです。

そもそも吉田市長は自らの責任さえ自覚していません。

一般質問におけるフジノの質疑にも、時にヘラヘラと笑顔まで浮かべながら答弁をしていました。

そうした吉田市長の態度は、市民の多くからNPOとの関係に疑義を持たれているという自覚が全く無いからです。