HTLV-1当事者を講師にお招きしてHTLV-1母子感染対策研修会を開催。当事者・家族・キャリアママの生の声を聴かせていただきました/フジノの提案、実現しました

「HTLV-1母子感染対策研修会」が開催されました

本日、横須賀市の主催で『HTLV-1母子感染対策研修会』が開催されました。

研修の対象者は、母子保健に日頃従事している横須賀市健康福祉センターなどの保健師さん・助産師さんたちです。

HTLV-1母子感染対策研修会の様子

HTLV-1母子感染対策研修会の様子


きっとあなたにとって『HTLV-1』も『母子感染』も聞き慣れない単語だろうなと思います。

『HTLV-1』とは、ウイルスの名前です。

HTLV-1とは?

HTLV-1とは?


『母子感染』とは、妊娠中のお母さんから細菌やウイルスがお腹の中の赤ちゃんに感染してしまうことです。

厚生労働省の母子感染リーフレットより

厚生労働省の母子感染リーフレットより


当事者のみなさんの活動のおかげで、2010年から妊婦健診の血液検査項目にHTLV-1も組み込まれました。

そのおかげで今では妊婦健診でウイルスに感染しているかどうか(キャリアか否か)が分かるようになりました。

2010年からは妊婦健診でHTLV-1の感染も調べられるようになりました

2010年からは妊婦健診でHTLV-1の感染も調べられるようになりました


HTLV-1は主に母乳を通じて母親から赤ちゃんへ感染してしまうウイルスです。

HTLV-1は母子感染ルートが最も多いです

HTLV-1は母子感染ルートが最も多いです


その為、HTLV-1キャリアママは『母乳』ではなくて『人工栄養』(粉ミルクなど)で赤ちゃんを育てることが推奨されています。

一方、母乳神話の強いこの国では、母乳をあげることができないキャリアママは本当に苦しい想いをしています。

だからこそ、妊娠・出産・産後の子育てに深く関わる保健師さん・助産師さんの正確な情報提供や心理的なサポートがとても重要なのです。

そんな想いからフジノが提案して、横須賀市では2011年から定期的にHTLV-1母子感染対策の研修を開催してきました。

こうした取り組みは全国的に珍しく、横須賀市のHTLV-1対策はとても評価していただいています。



講師として石母田衆さんをお招きした理由

さて、今回の研修の最大のポイントは講師です!

石母田衆さん(全国HAM患者友の会「アトムの会」代表)を講師としてお招きすることができたのです!

講師の石母田衆さんとフジノ

講師の石母田衆さんとフジノ


これまでの研修では、医師や研究者の方に講師をお願いしてきました。

みなさん、素晴らしい方々ばかりです。

でもフジノは、実際にHAMやATLを発症した当事者の方やHTLV-1キャリアママの切実な声をぜひ研修の場でみなさんにお聞きしてほしかったのです。

母乳神話と世間の無理解に苦しめられているキャリアママの悲しみや苦しみもとてもつらいものがありますが、実際にHTLV-1に感染してしまい、さらに発症してしまった時の壮絶さを知っていただけたならば、キャリアママたちは人工栄養で赤ちゃんを育てていくことをきっと決意して下さるはずとフジノは信じています。

その為にも研修の講師に、ぜひ当事者の方をお招きしたかったのです。

そこでフジノは2018年9月議会で提案したのですが、ついに今日の研修で実現しました。

実際に提案をした委員会での質疑と答弁の該当部分をブログの最後に載せておきますね

石母田衆さんはHAMの当事者であると同時に、弟さんをATLによって亡くされているご家族の立場でもあります。

まだ小さなお子さんを遺して弟さんが亡くなった時のお話をフジノは涙なしには聴くことができません。

石母田さんはご自身の病歴や亡くなった弟さんの事を語って下さいました

石母田さんはご自身の病歴や亡くなった弟さんの事を語って下さいました


さらに完治する為の薬は今もなお開発されていない中で、石母田さんご自身のHAMとの闘病の日々のお話は胸を打たれます。

研修では、これまでたくさんのキャリアママの生の声をお聴きしてこられた石母田さんから、ママたちの声も伝えられました。

キャリアママの不安 ・献血時で発覚したが子供に母乳を与えたので子供の.発症が心配。 3人目のお産で抗体検査を受けたところ、陽性といわれ断乳をしたが2人は母乳を与えている将来発症する恐れがあるのでは怖い ・夫がATLで死亡、自分もキャリアと判明、子供にも母乳を与えている。将来、発症する恐れがあるのでは・・・怖い。 ・子供は断乳し感染を防いだが自分はどうなるの?子供の結婚が破談になるのではないか? ・母子感染予防ばかりが重要視され女性は辛い思いをする。夫 (男性)は検査しなくていいの? ・短期母乳と決めていたが、この子を守るため初乳のみにし、ミルクに切り替えました。母乳母乳とばかり言ってくる助産師や小児科医、産科医にかなり心にぐさりとダメージをくらいます。親の集まりでも母乳信者のような方がいるので、そのような集いに行きたくない。

キャリアママの不安


すでに横須賀市の母子保健に関わる保健師さん・助産師さんたちは、キャリアママに対して完全人工栄養の勧奨を徹底して下さっています。

それでも改めて石母田さんから生の声をお聴きすることで、より一層この取り組みの持つ意味を感じていただけたと思います。

本日参加してくれた保健師さん・助産師さん、ありがとうございました。

主催してくれたこども健康課のみなさん、ありがとうございました。

そして講師として遠方から横須賀まで起こし下さった石母田さんご夫妻に心から感謝しています。ありがとうございました!



我が国が総合対策をスタートさせたのは石母田さんたちのおかげなのです

石母田さんについてぜひみなさまに知ってほしいのです。

実は、我が国のHTLV-1総合対策が2010年にスタートしたのも、石母田さんが国に対して働きかけ続けて下さったおかげなのです。

HAMの症状はとてもつらいです。

それでも病身をおして数百名の国会議員を訪れては、HTLVとその対策の必要性について語って回られたのでした。

決定打となったのは、2010年9月8日、菅直人総理(民主党政権)との面談でした。

総理官邸にて(左端が菅直人総理。右端の後ろ姿は浅野史郎さん)

総理官邸にて(左端が菅直人総理。右端の後ろ姿は浅野史郎さん)


HTLV-1患者団体が一同に介して(『日本からHTLVウイルスをなくす会』の菅付加代子代表、『はむるの会』の石母田衆理事、『長崎・佐賀HAM患者会ひまわり』の西次夫代表)、総理官邸に総合対策を求めました。

ATLを発症して治療中の浅野史郎さん、山野嘉久先生(聖マリアンナ医科大学)も同行しました。

正面の一番奥の左に石母田さんの姿

正面の一番奥の左に石母田さんの姿


政府の側も、菅直人総理大臣をはじめ、官房長官、官房副長官2人、総理大臣補佐官らが面会しました。

記者会見をする石母田さんたち

記者会見をする石母田さんたち


みなさんのお話を聴いた菅直人総理はHTLV-1対策を放置してきたことを「政府として反省する」と述べました。

有言実行でその直後の10月5日からは首相補佐官をトップとする特命チームを立ち上げて、12月20日まで4回の会合を行ないました。こうして総合対策が打ち出されたのです。

ブログのはじめに記した、妊婦検査にHTLV-1が検査項目に含まれたのもこの成果の1つです。

フジノが石母田さんと初めてお会いしたのは、2011年6月4日でした。

右から山越里子さん・石母田衆さん・フジノ(2011年6月4日)

右から山越里子さん・石母田衆さん・フジノ(2011年6月4日)


フジノの心の師匠である浅野史郎さんがATLを発症したことをきっかけに、フジノはHTLV-1撲滅を心に誓いました。

我が国のHTLV-1臨床と研究の第一人者である山野先生のもとを訪れたフジノ

「どうかひとりでも多くの当事者の方にお会いさせてほしいのです」

とお願いしました。

そしてご紹介していただいたのが、当事者会である『はむるの会』(現在はNPO法人スマイルリボンと統合)でした。

代表の山越里子さん、理事の石母田衆さん(石母田さんは『アトムの会』の活動も続けておられました)のおふたりは、総会の後も2時間もお話を聴かせて下さいました。

それからフジノは『はむるの会』に毎月通いました。

『日本HTLV-1学会』や国が主催する『HTLV-1対策推進協議会』にも参加しました。

そのたびに、石母田さんご夫妻はフジノのHTLV-1に対する取り組みについてアドバイスをして下さいました。

8年前の、石母田衆さんとフジノ

8年前の、石母田衆さんとフジノ


初対面から8年後に、まさか横須賀市にお招きして講師をしていただけることになるとは・・・。

人生とは本当に不思議なものだと思いました。



11月10日は「世界HTLVデー」です

ところで昨年2018年に正式に『世界HTLVデー』が定められました。

11月10日は「世界HTLVデー」です

11月10日は「世界HTLVデー」です


昨年に続いて、今年もイベントが開催されます。

ぜひご関心のある方はご参加下さい!

詳しくはこちらをご覧下さいね。



フジノが行なった委員会での提案

今日、講師としてHTLV-1当事者である石母田さんをお招きするきっかけとなったフジノの委員会質疑を掲載しますね。

フジノの質問

まず、HTLV-1の母子感染対策研修会の講師に、実際にATLやHAMを発症した方や発症した方の親御さんをお招きする必要性について伺います。
 
全国にHTLV-1のキャリア、ウイルスに感染しておられる方は100万人いらっしゃいます。

そのうち母子感染が6割以上となっています。

本市では、HTLV-1の母子感染を予防する為に、神奈川県内では初めて2011年10月に第1回の母子感染予防対策研修を開催してきました。以降、定期的に開催してきて下さっています。

ところで、先日開催されました『日本HTLV-1学会学術集会』に参加したのですが、その際にATLやHAMを発症された当事者の方々からも、横須賀市の取り組みが全国的に見ても極めて先進的であることを高く評価していただきました。

こうした研修は、全国でもほとんど開催されていない現実があります。
 
そうした中、当事者の方から「さらに横須賀市の研修をより良いものにする為に」という御提案をいただきましたので、改めて僕からも提案させて下さい。
 
これまで本市が講師としてお招きしてきたのは、医療関係者の方ばかりでした。

ぜひ今後はHAMやATLを実際に発症した当事者の方や、お子さんが発症してしまったキャリアママの方を講師としてお招きすべきではないかという御提案です。

現在、HTLV-1の母子感染を防ぐ唯一の方法は、母乳ではなくて完全人工栄養しかありません。

けれども、我が国には根強く残っている母乳神話によって、多くのキャリアママは苦しめられており、完全人工栄養に踏み切ることができない方々がとても多い現状があります。

また、周囲のハラスメントに近い無理解によって、母乳でなければならないと責められているとも感じるという御意見が多数ありました。
 
けれども、実際にATLを発症すれば激しい症状が起こって、僕の出会った方もそうですが、あっという間に亡くなってしまいます。

また御自身のお子さんがATLを発症してしまった親御さんは、皆自分が母子感染させてしまったことをすさまじく後悔して「乳幼児期のほんの一時期に母乳をあげなければ感染させなくて済んだのに」と本当に後悔されておられます。

こうした当事者や当事者のお母さんのお声をお聞きすれば、なぜ完全人工栄養でなければならないのかというのが、医療関係者の理論や研究に基づいたお話とはまた別に、リアルな現実の体験談として心に深く刻まれるはずだと信じています。

したがいまして、今後本市が開催するHTLV-1母子感染対策研修においては、医療関係者だけではなくて、どうか当事者や当事者の方のお母さんをお招きいただいて、実際の体験をお話ししていただくべきではないでしょうか、お答えください。

こども健康課長の答弁

HTLV-1の医療というのは、やはり日進月歩でして、専門医の方のお話を聞くことも大変重要ではあります。
 
ただ、今委員がおっしゃいましたように、当事者の方の話を伺うというのは、どうしてこの事業を行なう必要があるのか、徹底して行なう必要があるのかといったところを、根っこから意義づけていく大切なものだとは私も思います。

今年度につきましては、11月にもう講師の依頼をしてしまっておりますので(2018年度は山野嘉久先生)、来年度(2019年度)に向けては、当事者の方またどんな方に来ていただけるのか、これからになりますが、相談させていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

フジノの質問

今年も11月に開催していただけるということ、それから来年度以降ぜひ検討していただけるということで、ぜひ進めていただけたらと思います。

以上です。



自殺対策について語った街頭演説の動画を公開しました/横須賀市議会選挙2019・5日目

フジノの生涯を賭けたテーマ「自殺対策」について語りました

自殺対策をする為にフジノは政治家になりました。

この16年間死に物狂いで働いてきたのも「自殺による犠牲者をなくしたい」という一心でした。

フジノは今回落選しようとも死ぬまで自殺対策に取り組み続けていきます。

街頭演説で語ったこと・選挙チラシに書いたことはフジノが実現したい自殺対策のほんの一部に過ぎません。

自殺の犠牲者を限りなくゼロに近づけていく為に、海外の研究も含めてあらゆる先行事例や効果のある取り組みを横須賀の地域特性にあわせて、これからも取り組んでいきます。

人は、生まれたら生きていく権利があります。

けれども今の社会はとても生きづらい。

そして自殺の犠牲に追い込まれてしまう。

こんな社会を絶対に変えたい。

政治家が全力を尽くせばもっとたくさんの命を守ることができる。

だからフジノはこれからも全力で取り組んでまいります!



産科でも精神科でもケアが不十分な精神疾患のある妊婦さんを守る為に、横須賀市では新たに「精神疾患を持つ妊婦さんが相談できる窓口」をホームページで広報しています

精神疾患・精神障がいがあっても安心してこどもを持てる社会に変えたいと願っています

30年前から変わらないこの現状を変えたくて、フジノはたびたび議会で提案を行なってきました。

  • 精神疾患のある方々がこどもをもちたいけれど妊娠について悩んでいるのに十分な相談体制が無いこと

  • 精神疾患のある妊婦さんが産科からも精神科からも十分なケアが受けられず、妊娠継続が難しい現状があること

2017年6月議会での質問を受けて、横須賀市はチラシを作成して配布するようになりました。

市内の産科・精神科で配布されているたチラシ

市内の産科・精神科で配布されているたチラシ


さらに今年2018年予算議会での質問の結果、横須賀市と医師会(産科医会・精神科医会)が共同で勉強会を立ち上げたことが分かりました。

とても強い想いのある行政の担当課の方々、新たな命を守る為に日々献身しておられる産科の方々、メンタルヘルスの観点から母子ともに支援するのだという熱意ある精神科の方々。

この三者に、政治家としてフジノの想いが加わって、とても良い化学反応が起こりつつあると感じています。

精神疾患・精神障がいがあろうと無かろうと安心してこどもを産み育て暮らしていかれるまち、横須賀。

そんなまちへ変わる為の動きが、今、横須賀市では起こりつつあります。



精神疾患のある妊婦さんを守る為に横須賀市はHPに新コーナーを作成しました

さらに昨日、こども育成部から新たな取組について報告を受けました。

横須賀市ホームページの中に、新たなコーナーを作ってくれたのです。

このように表示されます。

横須賀市HP「精神疾患をもつ妊婦さんのための相談窓口」

横須賀市HP「精神疾患をもつ妊婦さんのための相談窓口」


報告を受けて、フジノは涙が出そうなくらい嬉しかったです。

妊娠をしたいけれど精神科の薬や精神疾患の症状のことで悩んでいる、でも誰にも話せない、というあなた。

精神疾患・精神障がいがある妊婦のみなさま。

どうか、ぜひ相談窓口をご利用下さい。

わが横須賀市の保健師はとても頼りがいがありますから。

そして、妊娠を継続できるサポートをさせて下さい。どうか困った時にはぜひご相談下さい。

よろしくお願いいたします。



産科でも精神科でもケアが不十分な精神疾患のある妊婦さんを守る為に、横須賀市は新たに相談先を記したチラシを作成しました/フジノの提案、実現しました

精神疾患のある妊婦さんを守る為に横須賀市は新たにチラシを作成しました

あまりにも嬉しかったので、ブログで報告する前に、お昼ごろにツイッターで先に報告してしまいました。

チラシ完成をお知らせした2017年9月のツイートより

チラシ完成をお知らせした2017年9月のツイートより


精神疾患のある妊婦さんに対して、産科でも精神科でもいまだケアが不十分な現状があります。

(*一部の産科・精神科のドクターは積極的に妊娠継続を支援してくれています。しかし、いまだ全市的な取り組みとは言えません)

そこで、フジノは

「医療機関が動かないならば横須賀市が積極的に支援すべきだ」

「横須賀市が積極的に医師会に働きかけてほしい」

今年2017年6月議会で提案しました。

その提案を受けて、すぐに3つの担当課(『こども健康課』『こども青少年支援課』『保健所健康づくり課』)が集まって検討した結果、チラシを作成することになりました。

完成したチラシ

完成したチラシ


横須賀市では作成したチラシをこのように活用していきます。

  • 母子手帳交付の時にお渡しします
  • 横須賀市ホームページに掲載します
  • 医療機関に配布します

作成してくれた担当課のみなさん、ありがとうございます!



改善の余地はありますが、まずは一歩前進です!

報告したツイッターには「いいね」を190も頂きました。

フジノとしては、まだ改善の余地があると考えています。

表現を穏やかにしてしまった為に、精神科に通院しておられた妊婦さんがこのチラシを読んでも

「良かった、これで相談できる先が見つかった」

と感じてもらえるか、やや疑問です。

もっとハッキリと明文化して

「精神科に通院中で断薬などで苦しさを感じておられる方ぜひご相談下さい」

と書くべきだったのではないかと感じています。

けれども今まで何も支援についての周知・啓発が無かったのですから、大きな前進です。

精神障がいの当事者であるフジノのまわりには、そして政治家として受ける市民相談の中には、妊娠をしたい精神疾患のある方・精神疾患のある妊婦さんがたくさんいます。

妊娠したいけれど、精神疾患・精神障がいの為に服薬しているせいで赤ちゃんに悪い影響が出ないか怖くて妊娠できない。

妊娠したけれど、精神科クリニックからは断薬するよう言われた。それ以外の手段を何も教えてくれないのでつらくてしかたがない。

(*一部のまともなクリニックでは緩やかな薬に変更したり、妊娠に悪影響の無い漢方薬をすすめてくれることもあります)

大半のメンタルクリニックや精神科病院では何もしてくれません。

一方、産婦人科では「精神的な問題はメンタルクリニックに相談してほしい」「精神科のクスリは赤ちゃんに悪影響だからすぐやめてほしい」と言われることがほとんどです。

誰も相談にのってくれない。苦しくて仕方がない。

そんな妊娠と精神疾患のダブルの苦しさに耐えかねて中絶をしてしまった方もいます。

流産・死産をしてしまった、という方もいらっしゃいます。

こんな悲しい現実を変えたいのです。

その為にも、行政の精神保健福祉部門と妊娠・出産・子育てに関わる部門とが連携をして、支援の必要な方に積極的にアプローチすべきだと考えています。

フジノにとって、精神疾患・精神障がいのある方々が妊娠・出産・子育てをできるのが当たり前の社会にすることは、30年前から変わらない願いです。

これからもこのテーマをずっと追い続けていきます。

市民のみなさま、どうかご意見をぜひいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。



フジノが6月議会で提案した質問を紹介します

このチラシの実現につながった、フジノの6月議会での質問を改めて掲載しますね。

お時間の許す方はぜひご覧下さい。

フジノの質問

『精神疾患、精神障がいのある方々で妊娠をされた・出産をするという方々に対する相談窓口が欠けている』という問題に対して、保健所とこども育成部で協力して対応を行なうべきではないか、という観点から質問をします。
 
今お伝えしたとおりですが、精神疾患・精神障がいのある方々が妊娠をした際に、精神科のクリニックや精神科の病院からは、ただ即日、断薬、薬を止めることです。

断薬を求められて、おしまい。

産婦人科からは、「精神科のことはよく分からないから精神科に相談して下さい」と言われてしまう。

精神科クリニックや精神科病院に行って、そのこと(妊娠)をお伝えしても、実際みなさん御承知のとおりの3分治療の中では、妊娠のこと、断薬のこと、つらさのことに寄り添っていただけることはまずありません。

精神疾患そのもので御苦労されている方、そして本来であれば喜ぶべき妊娠を喜ぶことがなかなかできずに、断薬の苦しさや妊娠への不安から本当に多くの方々がお困りになっている。

例えばインターネットを調べると、そういう情報を当事者同士で、全然まちも違えば、制度も違う中で情報のやりとりをしているというのが散見されますが、組織的な支援あるいはネットワークを民間が行なっているといったことは聞いたことがありません。
 
そこで、こども育成部と健康部に伺います。
 
精神疾患、精神障がいのある方々の不安に寄り添い、妊娠継続につなげられるような相談支援に何らかの形で取り組んでいくべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。



こども健康課長の答弁

 
各健康福祉センターまたは『はぐくみかん』内にありますこども健康課窓口におきまして、妊娠されると母子手帳の交付を行ないます。

その時に、保健師が面接などを行ないまして、既往歴ですとか、今の体調ですとか、妊娠をしてうれしかったとかとまどったとか、そういったことをひととおりお聞きします。

その中で、病気等がありまして支援が必要な場合は、地区担当の保健師が継続して支援をさせていただいています。



フジノの質問

地区担当の保健師・助産師のお話は承知をしております。
 
例えば急な不安に襲われた時に、電話をかけたならば、開庁している時は担当して下さっている保健師・助産師が必ずお話を聞いて下さると思うのですが、そうでは無い時間帯に何らかの支援というのはあるものなのでしょうか。



こども青少年支援課長の答弁

 
こども青少年支援課のほうで24時間行なっております『子育てホットライン』がございます。

横須賀市子育てホットライン


この中で、直接その場ですぐお答えするということはなかなか難しい部分もございますが、いわゆる傾聴の部分、それから具体的な翌日以降の相談窓口の御紹介と医療機関の御紹介とか、そういったものは24時間の『ホットライン』の中で対応させてもらっております。



フジノの質問

すみません。医療機関にはすでにかかっておられるので、産科とはつながっていて、そして精神科ともつながっているから断薬を求められているということで御不安になる。

そして、妊娠継続に対して恐怖感があるということで、医療の御紹介をしていただく必要は無い訳です。

これは決して揚げ足をとった訳ではなくて、その時その時の不安に寄り添っていただく組織的な体制を取っていただきたい、ということを申し上げております。

市役所が開いている時間帯に関しては、地区担当の保健師・助産師が担当して下さる。

5時以降は『子育てホットライン』が、ある程度までは聞いて下さる。

そういうことでよろしいでしょうか。



こども青少年支援課長の答弁

 
『ホットライン』の対応の中で、御相談内容によりまして、具体に地区担当の保健師なり『健康福祉センター』につなげた方が良いという判断があれば、翌朝なりにそういったところにつなぐということもしておりますので、できる範囲でもって対応はさせてもらっております。



フジノの質問

その瞬間の不安に寄り添っていただけるのか、ということをお聞きしております。

繰り返しますが、揚げ足をとっているのではありません。

翌朝つなげるという話ではなくて、その場で今つらいという時にお話を聞いていただけるのか。

そもそも本来は民間の精神科クリニック、そして産婦人科にもっと産科医・助産師が居て下されば問題ないのですが、本市は助産師支援ももうやめましたし、産科医への補助金もやめてしまった。

市長は「充足されている」という発想のようなのですが僕は全然そう思っていなくて、現場はやはり忙しくて、精神疾患のある妊婦さんのことなどは相手をしてやれないというのが現状だということが僕は分かりました。
 
そんな中で、「民間ができないことは行政がやるべきだ」というのが僕の発想なのです。

ですから、開いている時間帯は地区担当が担当して下さって、お話を聞いて下さる。

5時以降は、その不安に『子育てホットライン』で寄り添っていただけるということでよろしいのですね?、とお聞きしました。きっとそういうことなのでしょう。

ならば、もう1点お願いをしたいのは、ぜひこのことを周知していただきたいということです。

どの御相談をお聞きしても、どこに相談していいかなどというのは分からない訳です。
 
新年度から横須賀市は、出産をした妊婦さんに対しては産後うつのケアのために、出産後も『産婦健診』を2回無料にしてケアを行ないます。

産婦健康診査

産婦健康診査


でも、そこの部分ではなくて、妊娠中から不安を感じておられる方、精神疾患が無くても不安を感じておられる方はたくさんいらっしゃると思うのです。

そこにアプローチする為に

「精神的な疾患や障がいのある方々の御不安もぜひお聞きします」とアナウンスをしていただきたいと思うのです。

いかがでしょうか。



こども青少年支援課長の答弁

 
答弁が不的確ですみません。
 
夜間の時間帯のいわゆる傾聴、相手の方の不安を和らげるという部分でのお話を伺うということは、当然のことでありますが、させてもらっております。

かなり長い時間お話が続くと。それで、結果的に気持ちが和らいだという内容の報告も上がっておりますので、そういったことは『ホットライン』の時間の中でさせてもらっております。



フジノの質問

傾聴はしていただいている、それから長い時間じっくり話も聞いているということだったのですが、精神疾患がある方、精神障がいのある方、例えばパニック障がいを持ちながら妊娠をしたという方はめちゃくちゃたくさんいる訳です。

でも、薬がのめなくなった、産婦人科に行くバスにも乗れなくなってしまった、タクシーで行くのも本当につらい、などという相談を含め、めちゃくちゃいっぱいある訳です。

でも、薬をのむことはできない。

また、うつ病の人も本当に多いですし、統合失調症で妊娠される方もたくさんいる。

赤ちゃんを守りたい。それは当然の思いだと思うのです。
 
民間のクリニックが全く対応できていない中で、横須賀市は地区担当の保健師・助産師がいる。そして、『子育てホットライン』がある。

これを「精神疾患・精神障がいのある妊婦さんの話も聞きますよ」とアナウンスをしてくれないか、と提案を申し上げているのですが、いかがでしょうか。



こども健康課長の答弁

 
おっしゃるとおり、実際に個別の支援をしていたにしても、その周知がしっかりしていなければ、相談に乗れるのだよ、話を聞けますよ、ということが伝わらないと、実際に精神障がいをお持ちの妊婦さんはとても不安なお気持ちになると思います。

私たちも、母子手帳交付のときには全ての方の既往歴等、それから病歴等を見て、精神疾患のパニック障がい等々がある方については、症状の重さ軽さに関係なく、一度は必ず連絡をとらせていただいて、「困っていることは無いですか」とか、「病院のほうとの関係はどうですか」といったことは確認させていただくようにしています。

その中で、やはり不安感が抜けない場合には継続的な支援もさせていただいています。
 
ただ、そうは申しましても、話を聞いた時々で、そういう情報が頭に残る場合もあれば、すっと消えてしまう場合もあると思います。

その辺はどんな形でお知らせをしたらいいのか、まだぱっとイメージで湧きませんが、例えば『すかりぶ』ですとかホームページですとか、またはチラシといったものでしょうか、何かその方のお手元や頭の中に残るようなお知らせを考えたいと思います。



フジノの質問

今は、本市が行なっていただきたいという取り組みについて申し上げました。
 
加えて、医師会などにこういった話があったということをお伝えしていただけないでしょうか。

精神科医会も産婦人科部会も忙しいのは十分承知していますが、精神障がいがあろうと発達障がいがあろうと、そこにいらっしゃるのは1人の人間で、妊婦さんであることに変わりは無いと思うのです。

そうした方々が健康な妊婦さん、経産婦さんの中に埋もれて、ないがしろにされるということはあってはならないと思うのです。ぜひきちんと、まずは病院でしっかりお声を聞いていただけるようにしていただけないか。
 
保健所やこども健康課ができることは、やはり傾聴しかないと思うのです。

本来は、病院がまずしっかり対応するべきだと思うのですが、そういった声を医師会などにお伝えしていただけないかと思うのです。

いかがでしょうか。



こども健康課長の答弁

 
実は、私どものほうでは年に1度『周産期連絡会』というものを行なっておりまして、横須賀市の妊婦さんたちが主に出産する市内の医療機関ですとか、近隣の産婦人科または『こども医療センター』などと、その年々のお産の現状ですとか、それから病院に来られる方の課題ですとか、地域との連携といったようなことを話し合う機会を設けています。

その中でやはり話題に出るのは、精神疾患を持った方のケアはとても難しいということをお聞きしますし、地域のほうでもすぐに対応するのでぜひ御連絡をくださいということもお伝えはしています。

ただ、なかなかそれがうまくいっていない方もいらっしゃるということもお聞きしましたので、また改めてお伝えをし、連携をお願いしていきたいと思います。




産科でも精神科でもケアが不十分な精神疾患のある妊婦さんを守る為に政治・行政がやるべきことを提案しました/教育福祉常任委員会

教育福祉常任委員会が開かれました

昨日は、『教育福祉常任委員会』が開催されました。

教育福祉常任委員会の開会前に

教育福祉常任委員会の開会前に


委員会では、

  • 市長から提出されている議案について質疑を行なって採決すること
  • 市民の方々から出された陳情・請願を審査し採決すること
  • 法律で定められた報告事項と市からの一般報告事項を聴取して質疑をすること

という流れで進行します。

教育福祉常任委員会・議事次第より

教育福祉常任委員会・議事次第より


そして最後には、教育福祉常任委員会が所管している3部1局(福祉部・健康部・こども育成部・教育委員会)に対して、何を質問しても良い『所管事項に対する質疑』という議事があります。



「所管事項に対する質疑」はフジノにとって「本会議での一般質問」と同じ重みがあります

毎議会、フジノにとって教育福祉常任委員会での『所管事項に対する質疑』は『本会議での一般質問』と同じ重みがあります。

施策の細かな点まで部長・課長らとしっかり質疑を重ねられるので、市長と本会議で質問するのとは違って、より専門的な内容を深く追及できるのです。

本会議の答弁者

  • 市長、教育長、上下水道局長
  • 副市長、各部局長


委員会の答弁者

  • 教育長、上下水道局長
  • 部長、課長

『所管事項に対する質疑』の持ち時間は、30分間与えられています。議員側が質問をする時間と行政側が答弁をする時間を合計したものです。

フジノにとって、この30分間は本当に毎回が真剣勝負です。



産科でも精神科でもケアが不十分な精神疾患のある妊婦さんを守る為にやるべきこと

今回の所管質疑では、大きく4つの質問をしました。

今日のブログではその中から1つ、『産科でも精神科でもケアが不十分な精神疾患のある妊婦さんを守る為に行なうべきこと』についての質疑をご紹介します。

フジノの質問

『精神疾患、精神障がいのある方々で妊娠をされた・出産をするという方々に対する相談窓口が欠けている』という問題に対して、保健所とこども育成部で協力して対応を行なうべきではないか、という観点から質問をします。
 
今お伝えしたとおりですが、精神疾患・精神障がいのある方々が妊娠をした際に、精神科のクリニックや精神科の病院からは、ただ即日、断薬、薬を止めることです。

断薬を求められて、おしまい。

産婦人科からは、「精神科のことはよく分からないから精神科に相談して下さい」と言われてしまう。

精神科クリニックや精神科病院に行って、そのこと(妊娠)をお伝えしても、実際みなさん御承知のとおりの3分治療の中では、妊娠のこと、断薬のこと、つらさのことに寄り添っていただけることはまずありません。

精神疾患そのもので御苦労されている方、そして本来であれば喜ぶべき妊娠を喜ぶことがなかなかできずに、断薬の苦しさや妊娠への不安から本当に多くの方々がお困りになっている。

例えばインターネットを調べると、そういう情報を当事者同士で、全然まちも違えば、制度も違う中で情報のやりとりをしているというのが散見されますが、組織的な支援あるいはネットワークを民間が行なっているといったことは聞いたことがありません。
 
そこで、こども育成部と健康部に伺います。
 
精神疾患、精神障がいのある方々の不安に寄り添い、妊娠継続につなげられるような相談支援に何らかの形で取り組んでいくべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。



こども健康課長の答弁

 
各健康福祉センターまたは『はぐくみかん』内にありますこども健康課窓口におきまして、妊娠されると母子手帳の交付を行ないます。

その時に、保健師が面接などを行ないまして、既往歴ですとか、今の体調ですとか、妊娠をしてうれしかったとかとまどったとか、そういったことをひととおりお聞きします。

その中で、病気等がありまして支援が必要な場合は、地区担当の保健師が継続して支援をさせていただいています。



フジノの質問

地区担当の保健師・助産師のお話は承知をしております。
 
例えば急な不安に襲われた時に、電話をかけたならば、開庁している時は担当して下さっている保健師・助産師が必ずお話を聞いて下さると思うのですが、そうでは無い時間帯に何らかの支援というのはあるものなのでしょうか。



こども青少年支援課長の答弁

 
こども青少年支援課のほうで24時間行なっております『子育てホットライン』がございます。

横須賀市子育てホットライン


この中で、直接その場ですぐお答えするということはなかなか難しい部分もございますが、いわゆる傾聴の部分、それから具体的な翌日以降の相談窓口の御紹介と医療機関の御紹介とか、そういったものは24時間の『ホットライン』の中で対応させてもらっております。



フジノの質問

すみません。医療機関にはすでにかかっておられるので、産科とはつながっていて、そして精神科ともつながっているから断薬を求められているということで御不安になる。

そして、妊娠継続に対して恐怖感があるということで、医療の御紹介をしていただく必要は無い訳です。

これは決して揚げ足をとった訳ではなくて、その時その時の不安に寄り添っていただく組織的な体制を取っていただきたい、ということを申し上げております。

市役所が開いている時間帯に関しては、地区担当の保健師・助産師が担当して下さる。

5時以降は『子育てホットライン』が、ある程度までは聞いて下さる。

そういうことでよろしいでしょうか。



こども青少年支援課長の答弁

 
『ホットライン』の対応の中で、御相談内容によりまして、具体に地区担当の保健師なり『健康福祉センター』につなげた方が良いという判断があれば、翌朝なりにそういったところにつなぐということもしておりますので、できる範囲でもって対応はさせてもらっております。



フジノの質問

その瞬間の不安に寄り添っていただけるのか、ということをお聞きしております。

繰り返しますが、揚げ足をとっているのではありません。

翌朝つなげるという話ではなくて、その場で今つらいという時にお話を聞いていただけるのか。

そもそも本来は民間の精神科クリニック、そして産婦人科にもっと産科医・助産師が居て下されば問題ないのですが、本市は助産師支援ももうやめましたし、産科医への補助金もやめてしまった。

市長は「充足されている」という発想のようなのですが僕は全然そう思っていなくて、現場はやはり忙しくて、精神疾患のある妊婦さんのことなどは相手をしてやれないというのが現状だということが僕は分かりました。
 
そんな中で、「民間ができないことは行政がやるべきだ」というのが僕の発想なのです。

ですから、開いている時間帯は地区担当が担当して下さって、お話を聞いて下さる。

5時以降は、その不安に『子育てホットライン』で寄り添っていただけるということでよろしいのですね?、とお聞きしました。きっとそういうことなのでしょう。

ならば、もう1点お願いをしたいのは、ぜひこのことを周知していただきたいということです。

どの御相談をお聞きしても、どこに相談していいかなどというのは分からない訳です。
 
新年度から横須賀市は、出産をした妊婦さんに対しては産後うつのケアのために、出産後も『産婦健診』を2回無料にしてケアを行ないます。

産婦健康診査

産婦健康診査


でも、そこの部分ではなくて、妊娠中から不安を感じておられる方、精神疾患が無くても不安を感じておられる方はたくさんいらっしゃると思うのです。

そこにアプローチする為に

「精神的な疾患や障がいのある方々の御不安もぜひお聞きします」とアナウンスをしていただきたいと思うのです。

いかがでしょうか。



こども青少年支援課長の答弁

 
答弁が不的確ですみません。
 
夜間の時間帯のいわゆる傾聴、相手の方の不安を和らげるという部分でのお話を伺うということは、当然のことでありますが、させてもらっております。

かなり長い時間お話が続くと。それで、結果的に気持ちが和らいだという内容の報告も上がっておりますので、そういったことは『ホットライン』の時間の中でさせてもらっております。



フジノの質問

傾聴はしていただいている、それから長い時間じっくり話も聞いているということだったのですが、精神疾患がある方、精神障がいのある方、例えばパニック障がいを持ちながら妊娠をしたという方はめちゃくちゃたくさんいる訳です。

でも、薬がのめなくなった、産婦人科に行くバスにも乗れなくなってしまった、タクシーで行くのも本当につらい、などという相談を含め、めちゃくちゃいっぱいある訳です。

でも、薬をのむことはできない。

また、うつ病の人も本当に多いですし、統合失調症で妊娠される方もたくさんいる。

赤ちゃんを守りたい。それは当然の思いだと思うのです。
 
民間のクリニックが全く対応できていない中で、横須賀市は地区担当の保健師・助産師がいる。そして、『子育てホットライン』がある。

これを「精神疾患・精神障がいのある妊婦さんの話も聞きますよ」とアナウンスをしてくれないか、と提案を申し上げているのですが、いかがでしょうか。



こども健康課長の答弁

 
おっしゃるとおり、実際に個別の支援をしていたにしても、その周知がしっかりしていなければ、相談に乗れるのだよ、話を聞けますよ、ということが伝わらないと、実際に精神障がいをお持ちの妊婦さんはとても不安なお気持ちになると思います。

私たちも、母子手帳交付のときには全ての方の既往歴等、それから病歴等を見て、精神疾患のパニック障がい等々がある方については、症状の重さ軽さに関係なく、一度は必ず連絡をとらせていただいて、「困っていることは無いですか」とか、「病院のほうとの関係はどうですか」といったことは確認させていただくようにしています。

その中で、やはり不安感が抜けない場合には継続的な支援もさせていただいています。
 
ただ、そうは申しましても、話を聞いた時々で、そういう情報が頭に残る場合もあれば、すっと消えてしまう場合もあると思います。

その辺はどんな形でお知らせをしたらいいのか、まだぱっとイメージで湧きませんが、例えば『すかりぶ』ですとかホームページですとか、またはチラシといったものでしょうか、何かその方のお手元や頭の中に残るようなお知らせを考えたいと思います。



フジノの質問

今は、本市が行なっていただきたいという取り組みについて申し上げました。
 
加えて、医師会などにこういった話があったということをお伝えしていただけないでしょうか。

精神科医会も産婦人科部会も忙しいのは十分承知していますが、精神障がいがあろうと発達障がいがあろうと、そこにいらっしゃるのは1人の人間で、妊婦さんであることに変わりは無いと思うのです。

そうした方々が健康な妊婦さん、経産婦さんの中に埋もれて、ないがしろにされるということはあってはならないと思うのです。ぜひきちんと、まずは病院でしっかりお声を聞いていただけるようにしていただけないか。
 
保健所やこども健康課ができることは、やはり傾聴しかないと思うのです。

本来は、病院がまずしっかり対応するべきだと思うのですが、そういった声を医師会などにお伝えしていただけないかと思うのです。

いかがでしょうか。



こども健康課長の答弁

 
実は、私どものほうでは年に1度『周産期連絡会』というものを行なっておりまして、横須賀市の妊婦さんたちが主に出産する市内の医療機関ですとか、近隣の産婦人科または『こども医療センター』などと、その年々のお産の現状ですとか、それから病院に来られる方の課題ですとか、地域との連携といったようなことを話し合う機会を設けています。

その中でやはり話題に出るのは、精神疾患を持った方のケアはとても難しいということをお聞きしますし、地域のほうでもすぐに対応するのでぜひ御連絡をくださいということもお伝えはしています。

ただ、なかなかそれがうまくいっていない方もいらっしゃるということもお聞きしましたので、また改めてお伝えをし、連携をお願いしていきたいと思います。

以上です。

フジノのまわりには、そして市民相談の中には、妊娠をしたい精神疾患のある方・精神疾患のある妊婦さんがたくさんいます。

妊娠中に精神科クリニックから断薬するように言われる、けれどもそれ以外の手段を何も教えてくれない。

時々まともなクリニックでは、妊娠に悪影響の無い漢方薬をすすめてくれたりするけれど、ほとんどのメンタルクリニックや精神科病院では何もしてくれない。

産婦人科では「精神的な問題はメンタルクリニックに相談してほしい」「精神科のクスリは赤ちゃんに悪影響だからすぐやめてほしい」としか言われない。

誰も相談にのってくれない。苦しくて仕方がない。

中には、流産・死産をしてしまった、という方がたくさんいらっしゃいます。

この現状を変える為にフジノは、行政の精神保健福祉部門と妊娠・出産・子育てに関わる部門とが連携をして、支援の必要な方に積極的にアプローチすべきだと考えています。

精神疾患・精神障がいのある方々が妊娠・出産・子育てをできるのが当たり前の社会にすることは、フジノの高校時代からの願いです。

これからもこのテーマをずっと追い続けていきます。

どうか市民のみなさまからのご意見もたくさんいただきたいと思います。よろしくお願いします。



精神疾患のある妊婦さんを守りたいとのフジノの提案に横須賀市と医師会(産科医会・精神科医会)が勉強会をスタートしてくれました!/教育福祉常任委員会

精神疾患のある妊婦さんの妊娠継続を支援する為の新たな動きがスタートしました

本日の教育福祉常任委員会で、画期的な答弁を受けました!

本日は教育福祉常任委員会でした

本日は教育福祉常任委員会でした


かねてからフジノは、

  • 精神疾患のある方々がこどもをもちたいけれど妊娠について悩んでいるのに十分な相談体制が無いこと
  • 精神疾患のある妊婦さんが産科からも精神科からも十分なケアが受けられず、妊娠継続が難しい現状があること

を問題視して、その改善の為の提案を行なってきました。

その結果、横須賀市は新たにチラシを作成して配布をスタートしてくれました。

2017年6月議会での提案を受けて作成したチラシ

2017年6月議会での提案を受けて作成したチラシ


この取り組みだけではまだ不十分ですし、何よりも行政だけが頑張っても意味がありません。

そもそもじかに当事者の方々と接する最初の場である、産科と精神科の医療機関が連携を強めていくことこそが不可欠です。

そんなフジノの想いが叶いました。

なんと、すでに8月から横須賀市と医師会(産婦人科医会と精神科医会)がこの問題について勉強会をスタートしたのです。

本当に嬉しいです。

その答弁を受けた今日の教育福祉常任委員会でのフジノの質問をご紹介します。

教育福祉常任委員会(2018年3月9日)での質疑

フジノの質問

 
妊娠を望む方にも、妊娠をしておられる方にも、パニック障害、鬱病、統合失調症などの精神疾患、精神障がいのある方々はたくさんおられます。

しかし、精神科では妊娠すれば、「即、断薬をせよ。相談は産婦人科でせよ」という対応をされて、産婦人科では「メンタルヘルスや断薬の不安などの相談は、精神科でせよ」という対応をされて、どこにも相談できずに苦しんでおられる方々が多数おられます。
 
そこで、昨年6月議会において、精神疾患、精神障がいのある妊婦さんに寄り添って、妊娠継続につなげられるような相談や支援に、まず行政が相談を受けていくこと、その取り組みを当事者の方々にしっかり周知していくことを提案いたしました。

この提案に対して、平成30年度、取り組みは何か行なっていただけるのでしょうか。

お答え下さい。

こども健康課長の答弁

6月議会の後に、こども健康課と、こども青少年支援課と保健所健康づくり課と、三者でこの件について、どのような支援をしていくかということの協議をいたしました。
 
1つは、妊娠中の困り事はぜひここに相談してくださいねというチラシを作成しまして、母子手帳交付のときにお配りしたり、またホームページに載せるということをいたしました。

2017年6月議会での提案を受けて作成したチラシ

2017年6月議会での提案を受けて作成したチラシ


そして、医師会の方にもお話をいたしました。

大変な御協力をいただきまして、先月、医師会の産婦人科医会と精神科医会と行政で、この周産期のメンタルヘルスについての勉強会を始めるに至りました。

平成30年度につきましても、この勉強会を継続して、まず地域で起こっていること、または行政の支援、各医療機関の支援、課題というのを1つにつなげていく『フローチャート』のようなものをつくっていこうかと。

また、産婦人科と精神科の連携についても、ここの場で議論をしっかりしていこうというような計画でおります。

フジノの質問

大変頼もしい御答弁をいただき、感謝しております。

特に平成30年度を待つまでもなく、既にスタートしていただいているチラシやホームページの掲載、そして母子手帳交付時にチラシもあわせてお配りすること、さらに医師会との勉強会のスタート、これはさらに平成30年度も継続していただけるということで、大変ありがたく思っています。

また、『フローチャート』が完成した暁には、ぜひそういった取り組みが、民間の診療所、医療機関に確実に使っていただけるように、ぜひ周知をしていただけるように、これからも働きかけていただきたいと思います。

すでに勉強会が立ち上がっていること、さらに連携の『フローチャート』の作成が企画されていることが明らかになりました!

本当に嬉しいです。

担当課であるこども健康課のご尽力に心から感謝しています。

そして、日々多忙であるにもかかわらず、勉強会をスタートしてくださった医師会の産科医会・精神科医会のみなさま、ありがとうございます。



30年前と変わらない現状を絶対に変えたいです

状況が許せば、どうかフジノも勉強会に参加させていただきたいです。

精神科の薬を服んでいる為に、そもそも妊娠を悩んでいる方はとても多いです。

また、妊娠前後に精神疾患・精神障がいを発症してしまい、妊娠を継続できないで苦しんでいる人の声もずっとお聞きしてきました。

なかなかドクターにはじかに届かない声を、フジノがお伝えしたいです。

いわゆる業界では、精神疾患のある妊婦さんのことをハイリスクな存在として『特定妊婦』と呼んだりします。

ある人から

「フジノさんは『特定妊婦』を増やそうというのか」

という心無い言葉をかけられたこともあります。

そういう視点しか持てない方が医療従事者におられるのが2018年の現実です。30年前と全く変わっていません。

30年前と書いたのは、実はこの問題についてフジノは10代後半からずっと関心があったからなのです。当時と状況はあまり変わりがありません。

この現実を変える為に、政治家としても今後もずっと取り組んでいきます。



新たに「保健事業」に取り組む組織が立ち上がります/フジノの提案、実現します

『平成26年度予算の概要』の中から、注目すべき予算を紹介していきます。今回は『健康保険課の組織改革』『保健事業のスタート』についてです。

そもそも病気にならない、発症しても重症化させない取り組みが必要

厳しさを増す一方の、横須賀市の国民健康保険。

その背景には、『保健=予防の観点からの取り組み』が全く抜け落ちていることが分かりました。

つまり

  • そもそも病気にならない健康な生活習慣を確立する
  • 病気にかかっても重症化しないよう支援する

この取り組みがすっぽりと抜け落ちていたのです。

『医療』と『福祉』という政策は、もちろん予防の観点もありますが、何らかの病気や障がいになってからの取り組みが大半をしめています。

『保健』とは、そもそも病気や障がいにならない生活習慣を支援するという大きな違いがあります。

これからは『保健=予防の観点からの取り組み』が必要なのです!

そこでフジノは、昨年3月の予算議会と6月議会において、2つの改革案を提案しました。

詳しくはこちらをご覧下さい)

例えば、国民健康保険を担当している健康保険課の組織改革も提案の1つです。

20140216fujino


こうした提案が、新年度から実現することになりました!



新たな取り組みが予算案に計上されました

こちらが『平成26年度予算の概要』で発表された、新たな取り組みです。

20140216budget


上の画像では読みづらいので、文字に起こしたのが下の表です。

健康寿命の延伸のための取り組み

【事業内容】
国民健康保険被保険者の特定健康診査受診率・特定保健指導実施率を向上するとともに、特定健康診査デ一タを活用した保健指導を実施することにより、生活習慣病を予防し、健康寿命の延伸を目指します。

  1. 事業実施体制の整備
    • 保健担当課長を配置し、保健師を中心とした係を新設(保健師5人、事務職員2人、レセプト点検専門員4人)
  2. 特定健康診査受診率の向上
    • 実施期間の2ヵ月延長
       6月〜1月→5月〜12月
    • 電話・訪問による受診勧奨
  3. 特定保健指導実施率の向上

【予算】
3億2042万円

基本的には、フジノの提案が丸のみされた形です。

率直に、うれしいです。

これでようやく『市民のみなさまの健康を守る取り組み』が本格的にスタートできるからです。



「管理栄養士」を配置しなければダメだ

ただ1つ、重大な存在が抜け落ちています。

それは『管理栄養士』が配置されなかったことです。

人間にとって、栄養=食は本当に大きな位置をしめています。

毎日の暮らし(生活習慣)の中で、栄養=食の摂取の仕方が変わるだけで、人の健康は大きく改善されます。

そのプロフェッショナルが『管理栄養士』です。

20140216nutritionist


学べば学ぶほどにその存在の重要性を痛感してきたフジノは、繰り返し『管理栄養士』も配置しなければダメだと訴えてきました。

そうした提案を受けて、担当部署も財政課に予算要求(人員配置の要求)も行なってくれたとのこと。

しかし、最終的には却下されてしまった。

これではせっかくの取り組みが不十分な形になってしまいます。

2014年度がムリでも、2015年度には必ず『管理栄養士』の配置も実現すべきです。



生涯を通じた取り組みがさらに必要だ

2014年度にスタートする健康保険課の保健係は第1弾の取り組みに過ぎません。

今回の取り組みは、言うならば『年代が限定されている』からです。主に40〜74才がターゲットの取り組みなのです。

フジノはさらに第2弾の取り組みとして、「横須賀市民全体の生涯を通じた保健事業を行なう新たな組織改革が必要だ」と訴えてきました。

何故ならば

生まれてくる前のお母さんのお腹の中にいる時から、赤ちゃんとして生まれて、新生児から成長して大人になって、そして高齢になるまで、人生を通じて市民のみなさまを支援する健康政策が必要

だからです。

ですから、まず保健事業への取り組みのスタートとして2014年度は全力で成功につなげたいと思います。

そして、さらにフジノは取り組みを拡大していきたいです。



1月3日、自殺対策の仲間であったMさんに捧げます/ひとり自殺対策街頭キャンペーン2013-14

三が日もひとり自殺対策街頭キャンペーン

今夜も横須賀中央ワイデッキにて『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』を行ないました。

ワイデッキにて

ワイデッキにて


フジノが話すのを最初は立って聴いていた女性が、途中からワイデッキのベンチに座って、メモを取りながら最後まで聴いて下さいました。

そして、街頭キャンペーン終了後に話しかけてきてくれました。

愛知県某市の保健所で保健師をしておられるとのこと、お正月休みを利用して横須賀市内に暮らす親戚に会いに来たそうです。

勤務しておられる某市では、なかなか自殺対策が進まないそうです。

「市議会議員が率先して自殺対策に取り組む横須賀はうらやましい」と褒めて下さいました。とてもありがたいことです。

自殺対策基本法が成立してからだいぶ経ちますが、財源も人材も不十分なまま。地方自治体ごとに取組状況もバラバラなままです。

「お互いにがんばりましょうね」とエール交換をしました。

追悼の気持ちを込めて

今夜、フジノは横浜でお通夜に参列して、とんぼがえりで横須賀に戻っての街頭キャンペーンでした。

新聞記者のMさんのお通夜です。

12月29日、突然の交通事故によって、まだ53才の若さで命を奪われてしまいました。

今夜はMさんへの追悼の気持ちを込めて、ワイデッキに立ちました。

何故なら、Mさんはフジノにとって『自殺対策に関わる仲間』のひとりだったからです。

Mさんのことを想いながら街頭キャンペーンを行ないました

Mさんのことを想いながら街頭キャンペーンを行ないました


『かながわ自殺対策会議』という2007年から神奈川県が開催している会議があります。フジノは必ず毎回傍聴することにしています。

こちらこちらをご覧下さい)

Mさんは、報道機関の代表という立場で委員メンバーに選ばれていました。『あて職』でメンバーに選ばれると発言をしない委員もいらっしゃる訳ですが、毎回Mさんは発言も多くしておられました。

2009年からは『副部会長』に就任されました。

自殺対策の学校教育の現場への『出前講座』の実現や、周知啓発の為の街頭キャンペーン活動の実施や、その際に配布するリーフレットの作成など、いろいろなことにご尽力いただきました。

特に「街頭キャンペーンには、必ず首長(知事・市長)も参加すべきだ」と提案して下さいました。現在では、県知事も各市の市長らも街頭キャンペーンには必ず参加するようになっています。

さらに、2011年からは『副座長』に就任されました。

「鉄道駅のホームにはホームドアを必須のものとして設置すべきだ」という提案も行なって下さいました。これはフジノも繰り返し本会議で市長に対して提案し続けてきたことで、Mさんに援護射撃していただいた気がして、本当に心強かったです。

Mさんは、新聞記者の養成についても触れて、「記者研修には現在、自殺対策に関するものが無い。実現に向けて、自分が旗振り役にならねばいけない」ともおっしゃっておられました。

自殺対策への熱意は強く、フジノにとって、とても心強い存在でした。

Mさんとフジノは取材を通しての関わりは全く無かったのですが、横須賀市議としてのフジノの存在を知っていて下さり、傍聴に行くとよく声をかけて下さいました。

自殺対策に想いのあるジャーナリストが新聞社に存在してくれるということは、自殺対策を推進する上でものすごく強力な存在なのです。

そんなMさんが交通事故によって、理不尽にも命を絶たれてしまった。

もっともっとやりたいことがあったはず。やらねばならないことがあったはず。

僕は、Mさんの自殺対策への想いを引き受けて、これからも今まで以上に取り組んでいかねばならないと痛感しています。

Mさんの分まで絶対にがんばります。

Mさん、ありがとうございました。

来年度から保健所で「特定保健指導」が実施されます!/9月議会(決算審査)

決算を審査する分科会がスタート

1ヶ月にわたる9月議会も、後半戦の最後にさしかかりました。

市内広報板に掲出されている市議会スケジュールのポスターより

市内広報板に掲出されている市議会スケジュールのポスターより


今日から丸1週間、決算委員会が開かれます。

決算委員会では、4つの分科会に分かれて決算審査を行なっていきます。

決算委員会は4つの分科会に分かれて詳しく審査します

決算委員会は4つの分科会に分かれて詳しく審査します


フジノの所属する教育福祉常任委員会では、まず『健康部』の決算審査を行ないました。

今日の審査を通して『とても大きな成果』が得られましたので、さっそく市民のみなさまに報告いたします!

健康部の決算審査で得た大きな成果

それは

来年度から『保健所』で『特定保健指導』をスタートする

と、保健所長が明言したことです!

これはフジノが「どうしてもやらなければならない」と考えてきたことです。

来年度からこの取り組みが実現すれば、市民のみなさまにとっても必ず良い影響をもたらすはずです!

特定健診とは?

かつては「病気の早期発見・早期治療が大切だ」と言われていました。

しかし、今では「そもそも病気にならないように予防する/もしも病気になっても重症化させない」ということが、保健医療福祉の大きな流れになっています。

具体的には、誰もが健康で長生きをしていかれる為にも『健康診査(健診)』を受けることがとても大切です。

ここでぜひみなさまに覚えていただきたい専門用語があるのですが、『40才〜74才の方々』にうけていただく健診のことを『特定健康診査(特定健診)』と呼んでいます。

特定健診を受けると、生活習慣病を発症するリスクが分かるようになります

特定健診を受けると、生活習慣病を発症するリスクが分かるようになります


『特定健診』を受けると、生活習慣病を発症するリスクが分かるようになります。

現在、横須賀市では『国民健康保険に入っている40〜74才の全ての方々』に対して、『特定健診』の受診券を毎年お送りしています。

こんな封筒で受診券と受診の通知が送られています

こんな封筒で受診券と受診の通知が送られています

このような受診券が送られてきます

このような受診券が送られてきます


この受診券が届いた市民の方々は、市内130ヶ所を超える医療機関で『特定健診』を受けることができます。

お住まいの身近にある診療所や病院で、気軽に受診することができるのです。

ただし、現在の横須賀市の特定健診の受診者数は、とても少ないです。

対象者受診者数実施率
8万9,056人2万887人23.5%

実施率はわずかに23.5%。対象者の4人に1人も受けていないのが現状です。

フジノは一般質問でもたびたび取り上げてきましたが、これを改善していくのがフジノの目標の1つです。

特定保健指導とは?

ただ『特定健診』を受けるだけでは、意味がありません。

その結果を、生活習慣を実際に変えることに結びつけていかなければいけません。

ただ、ずっと続けてきた生活習慣や行動を自分ひとりきりで改善することはとても難しいです。

長い間に培われてきた生き方を変える訳ですから、たとえ健診結果が悪いと分かっても、長年培われてきた生き方を自分だけで変えることなんて簡単にはいきません。

そこで、プロの専門家(医師・保健師・管理栄養士など)があなたと一緒になって生活習慣を改善する為にサポートしてくれる制度があります。

生活習慣病の発症リスクに応じて、2つの支援があります

生活習慣病の発症リスクに応じて、2つの支援があります


これが『特定保健指導(保健指導)』なのです。

しかし、こんなに素晴らしい制度が横須賀市では全く利用されていません。

対象者数受診数実施率
2,083人126人6.0%

たったこれだけなのです。

市民のみなさまが健康で長生きをする為の仕組みがこれでは全く活かされていません。

「保健指導」が受けづらい横須賀の現状

市民のみなさまが健康に長生きできるようになる上で、この『保健指導』を受けられることはとても大きな意味があります。

保健指導を受けることはとても大きな意味があります

保健指導を受けることはとても大きな意味があります


しかし…。

残念ながら、横須賀市民のみなさまが『保健指導』を受けることができる医療機関は、現在わずか26ヶ所しかありませんでした。

『特定健診』は誰もが身近な医療機関(約130ヶ所)で受けられるのに、『保健指導』を実施している医療機関はとても少なく市民のみなさまが受けづらい現状があります。

これを変えなければなりません。

そこで、フジノは『保健指導』を1人でも多くの方々に受けてもらえるような仕組みづくりを目指してきました。

それが

保健所で『保健指導』が実施できるようにすること

です。

現在、保健所では『特定健診』だけ実施しています。『保健指導』は実施していません。

けれども保健所で『特定健診』を受ける方々の数はとても多く(平成24年度実績3,644人)、市内医療機関の中では最大です。

それならば、保健所で『特定健診』を受けた方々がそのまま一貫して『保健指導』を受けられるようになれば、いいのです。

『保健指導』を受けられる他の医療機関をわざわざ探す必要もなく、行き慣れた場所で受診もしやすく、多職種の専門家も揃っており、まさにあらゆる意味で便利です!

必ず『保健指導』の実施率が上がるはずです。

実施率が上がれば、健康で長生きできる市民の方々の数も当然増えていきます。

だから、横須賀市の保健医療福祉改革の中で、保健所での『保健指導』の実施はフジノがどうしてもやらなければならないことの1つでした。

それが実現することになったのです!

決算審査でのやりとりはこんなでした

きっかけは、健康部との決算審査の中で、浜野まさひろ議員が行なった質問でした。

出席している健康部の全ての課長に対して、各課が抱える課題は何かと質問したのです。

2013年9月26日・教育福祉常任委員会
question(浜野議員)
各課長にお聞きしたいのですが、今、健康部各課長が抱える自分の課の1番の課題は何だとお考えか、お聞きしたい。
answer(保健所長)
保健所としましては、前回の委員会等でも医療費の問題も出たところがあります。それに関連したという意味もありまして、市民の健康づくりをより進めていきたいというふうに考えております。

1つとしてはがん検診。胃がんのリスク健診については導入してかなり大きな効果をあげていますので、それを継続しつつ、またより効率的ながん検診を検討していきたと思います。

それから、これも話題になった特定保健指導の実施率が市内でも非常に低いということがありますので、保健所も受託者の1つとして、健診の大きな受託者の1つですので、特定保健指導を進めていきたいというふうに考えています。

感染症に関しましても普及啓発という形で考えているところでおりますけれども、肺炎等の予防など医療費の抑制につながるというのがありますので。高齢者等の肺炎球菌などワクチン等の普及啓発に力を入れていきたいと考えております。

浜野議員による再質問は無く、質疑は終わりました。

各課長の答弁を聴いておられた他の議員のみなさまも、その後の質疑でこの答弁に触れた方はおらず、さらりと流れていきました。

でも、フジノは聞き逃しませんでした!

それどころか、保健所長の答弁を聴いた瞬間に、心の中では「やったぞ!」と叫んでいました。

そして、最後に質疑の順番がフジノへと回ってきました。

そこで、改めて保健所長にハッキリと明言してもらおうと決めて、以下の様な質疑を行ないました。

2013年9月26日・教育福祉常任委員会
question(フジノ)
『特定健診』の『保健指導』についての課題を伺いたいと思います。

先ほど浜野議員のご質問に保健所長が保健指導の課題についてお答えていただいていたと思います。

もう少々詳しくお話いただけないでしょうか?

answer(保健所長)
『特定保健指導』には、『積極的な支援』『動機付け支援』があります。

生活習慣病になる前の段階の予備軍の方々に、早期に運動ですとか食事ですとか、認識を持っていただくというのが非常に大事なことだと思います。

そういう想いがあったのですが、これまで保健所では『特定保健指導』を実施できていませんでした。

来年度からは特定保健指導について取り組んでいきたいというふうに思います。

よし!

保健所長が来年度から『保健指導』をスタートさせると明言しました!

もちろん、来年度のことは来年度予算案が通らなければ確実ではありません。それでもこれだけ保健所長が明言したということは、実現に向けて予算要求も着実に行なっているということだと思います。

フジノの1つの悲願が実現することになりました!

何よりも、市民のみなさまにとって本当に良かったです。

それでもこれはゴールではありません

保健所が『特定保健指導』に乗り出すことは、大きな第一歩です。

しかし、これはゴールでも何でもありません。

すでに『保健指導』に乗り出している医療機関はたくさんあります。

実は、そうした医療機関の多くが「いかに『保健指導』が効果的かつ効率的に実施できるか」を悩んでいます。

動機付け支援・積極的支援という仕組みは万能ではありません。

受診者の方々をサポートする専門家(医師・保健師・管理栄養士ら)が一生懸命に努力をしても、長年の生活で形作られた生活(行動・食習慣・運動習慣など)を変えていくことは本当に難しいからです。

こうした意味で、健康づくりの為に先進的に取り組んできたまちに比べたら、横須賀市は何周も遅れて走っているのです。

2025年に向けて、全速力で横須賀市は追いついていかなければなりません。

もちろん、横須賀市よりも取り組みが遅れているところは全国にいくらでもあります。

けれども、後ろをみて安心なんかしていてはダメです。

市民のみなさまの暮らしを守る、いのちを守る。

その為に、保健医療福祉改革を含めた社会保障改革をフジノたちは全身全霊をかけて進めていかなければなりません。

今日は1つ良い報告をできましたが、まだまだやるべきことはあります。

どうかこれからも全力で活動していきますので、市民のみなさまも厳しく見守っていて下さいね。

よろしくお願いします。

保健施策を行なう為の組織改革が絶対に必要だ!/国民健康保険料を毎年値上げさせない為に

このままでは国保の保険料は毎年値上げになる

今年6月、国民健康保険料が大幅に値上げになりました。

けれども、これで終わりではありません。

むしろ、すでにくりかえしお伝えしてきたとおり、今のままでは『国民健康保険料』は毎年値上げせざるをえません

現在の福祉部健康保険課の組織は6係、保健事業を取り組む職員も組織も無い

現在の福祉部健康保険課の組織は6係、保健事業を取り組む職員も組織も無い


この原因の1つには、これまで横須賀市の『保健』『予防』『健康増進』への取り組みが弱かったことがあげられます。

国民健康保険を扱う健康保険課は、ただ単に『給付』を扱うこと(=お金の支払い)しかできなかったのです。

市民のみなさまが病気や怪我をしてかかりつけ医や病院に行くなど『医療にかかった後』の対応しかできないのが現状です。

しかし、本来であれば、『医療にかかる前』の対応も絶対に不可欠なのです。

つまり、保健・予防・健康づくりの観点から、積極的に『市民健診』と『特定健診』を市民のみなさまに受けて頂くように『受診勧奨』などの取り組みを行なう部隊が必要です。

保健師・管理栄養士などのチームが、どんどん電話をかけたり、地域やみなさまのお宅へとアウトリーチできる存在が必要なのです。

けれども、今の健康保険課には保健師ゼロ・管理栄養士ゼロ。誰も配属されていません。

保健施策の専門家はおらず、ふつうの事務職の方々が人事異動で配属されてくるのみです。

つまり、手足がもがれているような状態です。

担当の市職員の多くは、この事態に気づいていました。

それにも関わらず、こうした体制が続いてきたことは残念ながら市長の認識不足としか言いようがありません。

手足をもがれた健康保険課を改革すべき!

そこで、今年3月の予算議会6月議会の2回にわたって、フジノは市長に質疑を行ない、2つの改革案を提示しました。

【改革案その1】国民健康保険を担当している『健康保険課』の組織改革
保健師・管理栄養士からなるチームを新たに係として設置すべきです!

国民健康保険法では、特定健康診査をはじめ、健康教育・教育相談・健康診査・その他の被保険者の健康増進の為の必要な事業を行なうよう努めなければならないと定めています。

つまり、そもそも怪我や病気が起こらないようにすること、病気を早期に発見して重症化を防ぐこと、地域全体の衛生・保健向上を図る為に事業を行なわねばならないのです。

こうした事業を『保健事業』と呼びます。

そこで新たな組織の名前は『(仮称)保健係』とフジノは呼びたいと思います。

保健師・管理栄養士で構成される保健事業の実行部隊で新たに係を設置すべき

保健師・管理栄養士で構成される保健事業の実行部隊で新たに係を設置すべき


今年2013年度の国民健康保険料の値上げをフジノは賛成しました。

ただし、賛成するにあたって、

「今年度だけは財政の観点からやむなく認める。しかし、改善の努力をしなければ絶対に来年度以降は値上げの予算案を認めない」

と宣言しました。

この組織改革を、横須賀市は絶対にやらなければなりません。

まもなく2014年度予算案の予算要求となります。

健康保険課が新たな人員要求をすべきなのは当然のこと、総務部人事課・財政部・政策推進部も、こうした要求を積極的に認めていかねばなりません。

もう1つの提案については、改めてブログで記したいと思います。

市長に「総括質疑」を行ないます/国民健康保険料の値上げ問題

予算決算常任委員会・全体会が開かれます

予算議会も第3週が過ぎて、当初予算案の審議が終わりに近づきつつあります。

予算議会のイメージ

予算議会のイメージ


残すスケジュールは、ラスト2つです。

  1. 3月25日(月)の「予算決算常任委員会・全体会」
  2. 3月27日(水)の「本会議」



予算決算常任委員会の『分科会』と『全体会』のカンケーが分かりにくいので、下のようにイラストにしてみました。

予算決算常任委員会は、分科会と全体会に分かれています

予算決算常任委員会は、分科会と全体会に分かれています


来週25日(月)の『全体会』では、部局をまたがる・全ての部局に関わる『総括質疑』というものを行ないます。

その『総括質疑』をフジノも行ないます。

質疑の相手は、吉田市長です。



総括質疑のなかみ

『総括質疑』を行なうには、あらかじめ発言通告書を提出しなければなりません。

フジノが提出した発言通告書は、下の通りです。

議案第18号・平成25年度横須賀市特別会計国民健康保険費予算、議案第57号・横須賀市国民健康保険条例中改正について


国民健康保険料の値上げが提案されたが、現状の無策な方向のままでは2013年度だけの値上げでとどまるどころか、2014年度もそれ以降も毎年値上げせざるを得ない。

これでは市民の皆様の理解は到底得られない。値上げと同時に、本市は新たな抜本的な対策に取り組むことを明言すべきである。

この観点から、市長に数点問う。


(1) 国保の財政健全化計画について

ア. 本定例会で市長答弁において繰り返し触れられた、国保の『財政健全化計画』とは具体的に何がどのように記述されるものなのか。

イ. 既に具体的な課題や対策や目標値は『特定健康診査実施計画』及び『健康増進計画』に記述されている。これらの計画と、新たに策定するという国保の『財政健全化計画』は、どのような関係なのか。


(2) 福祉部健康保険課に保健師と管理栄養士を大幅配備すべき必要性について

健康保険課にはみずからの保健師も管理栄養士がいない。これでは、特定健診の受診勧奨も全く十分にできない。電話や訪問での受診勧奨は保健師らの配置がなければ不可能であり、現在の健康保険課は手足を縛られた状態と言える。

そこで、教育福祉分科会での部局別審査では、福祉部健康保険課に保健師を配備するよう提案した。これを実現するには、さらに総務部や財政部などとの調整、つまり、市長による判断が必要である。

市長は健康保険課に保健師と管理栄養士を配置すべきではないか。


(3) 市役所の全ての部局が保健の観点で連携する必要性について

部局別審査を通して、私は関係する各部に対して提案を行なった。健康部には保健所が全面的に健康保険課をサポートするよう提案し、教育委員会とこども育成部に対しては、幼稚園・保育園・学校での保護者への受診勧奨・健康教育を提案した。

同様に、他の分科会が所管する全ての部局、つまり市役所は全ての部局が保健の観点を持たねばならない。

特定健康診査など健診への受診勧奨を各部局がそれぞれの強みを生かして徹底的に行うべきではないか。


(4) 市民の生涯を通じた健康づくりを総合的に支援する体制を作るべく組織改正の必要性について

生涯を通した一貫した健康づくり支援体制をつくるために、先行事例を見習い本市も早急に組織改正を行わなければならない。新潟県上越市の生活習慣病予防対策室による保健師、栄養士らの徹底した受診勧奨と訪問指導を見習うべきだ。

市民の生涯を通じた一貫した健康づくりを総合的に支援する体制を本市も新たに立ち上げるべきではないか。


(5) レセプトの電子化による市民の健康管理に本市も取り組むべき必要性について

現在のレセプトチェック体制を早急に拡充する必要がある。広島県呉市方式によるレセプトの電子化による市民の健康管理に本市も取り組むべきではないか。

特に、健診データとレセプトの突合を行なってしっかり分析して、医療費が高額化しがちな疾病の傾向を把握し、その対策をエビデンスに基づいて打ち出すべきではないか。




値上げするなら「やらねばならないこと」がある

これまでフジノは「もはや国民健康保険料の値上げは避けられない」と訴えてきました。

社会保障制度を守る為には(もっと所得の高い方に負担を多くするように制度を変えるべきですが)、値上げそのものはせざるをえません。

しかし、値上げをするならば、同時に「やらなければならないこと」があります。

これまでフジノはその「具体的な提案」を委員会質疑を通して、繰り返し行なってきました。

フジノの提案は、おおむね部局も理解してはくれています。

けれども、やはり最後は市長が決断しなければ、部局は動けないのです。

そこで、吉田市長に対して『総括質疑』を行なうことにしました。

値上げをするならば、同時に「やらなければならないこと」があります。

吉田市長はこれまで「国民健康保険の財政健全化計画を作る」「ジェネリック医薬品の利用を推奨する」といった答弁をしてきました。

それだけでは不十分です。

こんなにも厳しい経済社会状況の中では、市民の多くの方々が、毎日の暮らしを送ることだけで精一杯です。

そんな状況の中では、保健師・管理栄養士の方々が「地域」へと打って出る必要があります。

地域保健の為に、今こそ「保健師魂」「栄養士魂」を発揮して、地域・家庭・個人と深く向きあう必要があります。

その為には、市長が組織改正を行ない、広く深く地域へと入り込める体制を構築しなければならないのです。

それがフジノの提案です。