横須賀市がん克服条例案づくり、全条文の議論1周目を終えました!/がん対策検討協議会(第6回)

ついに全条文の議論が1周目終わりました

本日、第6回がん対策検討協議会を開催しました。

がん対策検討協議会の開催を前に

がん対策検討協議会の開催を前に


前回、意見が分かれてしまった第7条についても、改めて賛成して進めていきたいとの意見表明がなされて全会派の合意が得られました。

フジノとしては「第7条が無ければこの条例を作る必然性は無い」とまで断言していましたので、全会派の合意が得られたことは本当に嬉しかったです。

今日は参考人をお招きすることも無く、スタートからラストまでひたすら条文と逐条解説の議論に集中しました。

  • 第8条 がんの早期発見の推進
  • 第9条 がん医療に関する情報の収集及び提供
  • 第10条 がん医療の水準の向上
  • 第11条 緩和ケアの推進
  • 第12条 在宅医療の充実
  • 第13条 患者等の支援
  • 第14条 がん教育の推進
  • 第15条 市民運動
  • 附則

さらに、井口議員から条文を追加したいとの提案があり、新たに第5条として加わることになりました。

  • 第5条 事業者の責務

(*という訳で、新たに第5条が追加されたので、旧5条以降全て1条ずつ繰り下がります)

議事次第

議事次第


ついに、第8条から最後の附則まで1周目の議論を終えることができました(次回は積み残しの部分と、2周目の議論に入ります)。



食べたいものを食べたい気持ちを尊重する条例です

今日の議論で特に達成感があったのは、第12条の逐条解説に新たな一文を加えることができたことです。

それは

特に、在宅で医療を受けるがん患者の心のよりどころは、いつも自宅で食べているものを食べたいという気持ちであり、その気持ちを尊重することも重要と考える。

という一文です。

前回(第5回)の協議会で、在宅医療・緩和ケアの観点から千場純先生を参考人としてお招きしました。

その際、がんの発症や治療によって食欲がわかなくなってしまうこと、がん患者さんへの食の支援が必要であること、(絶対数の少ない調査とは言え)いつもながらの食事を望む方がほぼ全てであることなどに言及がありました。

第5回協議会での千場先生のパワーポイント資料より

第5回協議会での千場先生のパワーポイント資料より


その場で千場先生にも質疑を重ねましたが、栄養(食)の重要性、特に自宅へ戻った後の食べたいという気持ちを何とか条例に盛り込みたいと考えました。

条例案そのものの提案者である青木哲正議員と、協議会の休憩時間も、終了後もそのことについて意見交換をさせていただきました。

こうして、今回を迎えました。

フジノとしてはこの12条の議論がスタートした時に、この想いを改めてお伝えしました。

そこに重ねて青木哲正議員から「具体的にこの文章を逐条解説に盛り込んではどうだろうか」とご提案をいただきました。

それが今回決定した上の一文です。

田辺委員長はじめ他の委員のみなさまもこの点についてはとても共感して下さいました。

どうしても条例の文章そのものは、抽象的で固くなりがちです。

そこを逐条解説の解釈の文面でより具体的にその条文が何を示しているのかを表していくのです。

今回この一文が入ったことで、この条例案に対するフジノの思い入れはより強くなりました。

国も法律を作っていて、県も条例を作っていて、それでもあえて横須賀市議会が『がん克服条例』を作る必然性は何なのか。

その答えは、こうした一文が入っていることにあると信じています。

つまり、横須賀市議会が作っているこの条例は、食べたいものを食べたいという気持ちを大切にしていくことを市として応援していくものなのです。

がんとともに生きていかねばならないとしても


自宅で暮らそう。


食べたいものを食べよう。

そういう想いも詰まった条例になっています。



緩和ケア=末期、ホスピス=死にゆく場所、ではありません

そして、もう1つこだわったのが第11条の緩和ケアの推進です。

緩和ケアには残念ながら誤ったイメージがついてしまっています。

誤ったイメージ

  • 末期がんの方へ行なうのが緩和ケア
  • 末期がんの方が過ごすのがホスピス
  • これは、かつてWHOが「治癒を目指した治療が有効でなくなった患者に対するケア」という定義をしていたのが原因です。

    WHOはこの定義を2002年に改めました。

    けれども今でも古い定義のイメージが残ってしまっているのです。

    現在の緩和ケアは、早期から治療と併行して行なわれます。

    緩和ケアは、心と体と魂の苦痛を取り除いたり、社会的な不安を取り除く為に必要な時にはいつでも行なわれるものです。

    生きていく上での生活の質を守る為のケアの1つです。

    早期から緩和ケアを実施することで生存期間そのものも長くなるという研究結果もあるくらいなのです。

    そして、ホスピスについても誤解があります。

    ホスピスは『死にゆく場所』では無くて、『生きる場所』なのです。

    (これは、2月11日に参加した『全国こどもホスピスサミット』に行った時にも同じことを書きましたね)

    こうした想いを直接的には記すことはできませんでした。

    ただ、『第11条 緩和ケアの推進』という条文の存在そのものによって、お示ししたつもりです。

    『がんと診断された時からの緩和ケアの推進』を明記しています。

    『緩和ケア病棟』『緩和ケア病床』の積極的な情報提供に加えて、『自宅で緩和ケアを受けられる体制の整備』を明記しています。

    こうした条文には、緩和ケアへの誤解を解いて、より良く生きる為の支援を勧めたいという想いを込めているつもりです。

    本音を言うと、一般質問の発言通告書の締め切りに追われながらほぼ隔週で開催される『がん対策検討協議会』はとても大変です。

    心身の負担感はとても大きいです。正直つらいです。

    けれども、命をじかに対象としたとても重い条例に関わることができて、こんなに大切な機会は2度と無いのではないかという強い責任を感じながら毎回出席をしています。

    ようやく1周目の全条文の議論が終わったばかりで、まだまだ作業は続きます。

    がんに関りのある全ての方々の想いを意識しながら、これからの議論にも全力で臨みたいと思います。



    横須賀市がん克服条例づくり、地域がん診療連携拠点病院である横須賀共済病院の豊田茂雄診療部長をお招きしました/がん対策検討協議会(第3回)

    第3回「がん対策検討協議会」が開かれました

    本日は『がん対策検討協議会』(第3回)が開かれました。

    がん対策検討協議会に出席しました

    がん対策検討協議会に出席しました


    『横須賀市がん克服条例』を作る上で、医療関係者のみなさんのご協力は不可欠です。

    そこで『がん対策検討協議会』では条例案に専門的な観点からご意見をいただく為に、医療関係者の方々をお招きして出席していただくことができます。

    今回は、『地域がん診療連携拠点病院』である横須賀共済病院から、豊田茂雄診療部長をお招きしました。

    こうして専門家の観点からご意見をいただけるのが嬉しくて、フジノは今日の機会をとても楽しみにしていました。

    豊田先生は、フジノにとってかねてから在宅療養・在宅看取りの為に横須賀市の取り組みにずっと関わっていただいてきた、とても親しみを感じている方。

    大病院の医師でありながら、地域との連携にとても熱心なありがたい存在です。

    市のシンポジウムや研修に何度もご出演いただいてきました(例えばこちら)。

    右端が豊田茂雄先生です(2015年のシンポジウムより)

    右端が豊田茂雄先生です(2015年のシンポジウムより)


    さらに、ご専門が血液内科ということもあり、フジノが特に強い関心をもって取り組んできた『HTLV-1対策』についてもきっと理解が深い方のはず。

    そのような訳でいつも以上に気合を入れて『協議会』に臨みました。



    豊田茂雄診療部長のミニ講義と条例案へのご意見

    今日はまず豊田先生からミニ講義を受けました。

    ミニ講義といっても、なんと豊田先生はパワーポイントを69枚も事前にご準備して下さいました(ありがとうございます!)。

    69ページに及ぶ豊田茂雄先生のパワーポイント

    69ページに及ぶ豊田茂雄先生のパワーポイント


    『地域がん診療連携拠点病院』とは何か、から始まって

    地域がん診療連携拠点病院とは何か

    地域がん診療連携拠点病院とは何か


    横須賀共済病院がどれだけがん対策に貢献して下さっているかをデータで示していただき

    「横須賀・三浦2次保健医療圏」のがん対策で横須賀共済病院は圧倒的な存在感があります

    「横須賀・三浦2次保健医療圏」のがん対策で横須賀共済病院は圧倒的な存在感があります


    さらに、条例案に対して様々なご意見を頂きました。

    条例案文に対してもたくさんのご意見をいただきました

    条例案文に対してもたくさんのご意見をいただきました


    フジノは本当にありがたかったです。とてもリアルなお話をたくさん伺うことができたからです。

    『がん対策検討協議会』メンバーの中にも、身内にがんを体験している家族・親族・友人等がいるかいないかで、必然的に実感が異なってしまいます。

    大切なご家族を4人もがんで亡くしておられる方や、がんサバイバーのご家族がおられる方や、逆に人生を通じて全くがんと無縁の方もいらっしゃる訳です。

    これは当然のことなのですけれども、やっぱりどこかで意識をひとつにしたいという想いがありました。

    正副委員長のはからいで、こうして豊田先生をお招きしていただき、かなり委員メンバーの意識統一ができたと思います。



    HTLV-1対策の有効性も評価していただきました

    質疑応答の時間では、フジノもすぐ挙手しました。

    かねてからHTLV-1対策に取り組んできたフジノは、豊田先生にその有効性について伺いました。

    豊田先生からは

    「共済病院には毎年2名はATL(HTLV-1というウイルスが原因で発症する白血病です)の患者さんがいらっしゃる。横須賀は全国的にみて、ATLの患者さんが多い地域だと思う」

    また

    「母子感染対策はとても有効なので、横須賀のこれまでの取り組みは有効だと思う」

    とのご意見をいただきました。

    横須賀市らしいがん対策の条例の取り組みとして、フジノは地域性がとても大切だと考えています。

    そんな中、豊田先生からこうしたご意見をいただき、やはり条例の中にHTLV-1対策を書き込みたいとの想いを強くしました。

    協議会終了後に正副委員長やメンバーのみなさんと意見交換をした際にも

    「フジノくんなりの条文を考えてペーパーにして提出してごらん」

    と言っていただきました。

    ぜひがんばろうと思います。



    第1条から第4条までの議論を行ないました

    豊田先生からのご意見を頂いた後は、メンバー間で条文の協議をしました。

    今日は、第1条から第4条までを議論しました。

    第4条で、文言の並びの変更をフジノから提案させていただきましたが、みなさまに賛成していただき、一部修正しました。

    第1条から第3条までは議論の末に原案通りとすることとなりました。

    第1条「目的」

    この条例は、がんを克服することを目指し、がん対策基本法の趣旨を踏まえ、市、がんの予防及び早期発見の推進又はがんに係る医療に従事する者及び市民の責務を明らかにし、がんの予防及び早期発見の推進を定めることにより、すべての市民が科学的知見に基づく適切ながん医療をうけられるようにするための総合的ながん対策を市民とともに推進することを目的とする。

    第2条「市の責務」

    市は、がん対策に関し、国、県、医療関係団体、医療機関並びにがん患者及びその家族等で構成される民間団体その他の関係団体との連携を図りつつ、本市の地域の特性に応じたがん対策を策定し、及び実施する責務を有する。

    2 市は、がんに関する正しい理解及び関心を深めるための普及啓発その他必要な施策を講ずるものとする。

    第3条「保健医療関係者の責務」

    保健医療関係者は、市が講ずるがん対策に協力するよう努めなければならない。

    第4条「市民の責務」

    市民は、喫煙、食生活、運動その他の生活習慣、身体に悪影響を及ぼす危険のある生活環境等がんの罹患の直接的または間接的な要因の排除のための正しい知識を持ち、がんの予防に注意を払うとともに、がん検診を受けるよう努めるほか、がん患者に関する理解を深めるよう努めなければならない。

    ただ、まだ本決定ではありません。

    ひととおり全ての条文の審査を終えた後、もう1周ぐるりと全ての条文の審査を行なう予定です。

    次回は4月27日と早いペースで議論を進めていきます。

    横須賀市医師会の水野靖大先生をお招きして、ミニ講義と条文へのご意見を頂く予定です。

    水野先生は、横須賀市の胃がんリスク検診の立役者です。

    みなさまは横須賀市では胃がんで亡くなる方がどんどん減っているということをご存知でしたか?

    横須賀市の胃がんの発見率は、国や県と比べて3倍以上という素晴らしい成果をあげています。

    こうした成果は横須賀市医師会独自の取り組みのおかげなのです。

    横須賀市から胃がんを撲滅したい。

    本気で横須賀市議会はそのように考えています。

    条例づくり、がんばっていきます!



    第7期の介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画づくりが急ピッチで進められています/社会福祉審議会福祉専門部会

    介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画づくりが急ピッチで進んでいます

    本日は、社会福祉審議会の福祉専門部会でした。

    社会福祉審議会福祉専門部会の開場前にて

    社会福祉審議会福祉専門部会の開場前にて


    9月議会のまっただなかだからでしょうか、いつもなら傍聴にあと2〜3名の市議が居てくれるのですが、今日はフジノだけでした。

    社会福祉審議会福祉専門部会の議事次第より

    社会福祉審議会福祉専門部会の議事次第より


    この部会では、3年に1度の大切な計画づくりが進められています。

    2つの計画が一体となった『介護保険事業計画』と『高齢者保健福祉計画』の策定です。

    地域包括ケア実現に向けた「第7期介護保険事業計画」の位置付け

    地域包括ケア実現に向けた「第7期介護保険事業計画」の位置付け


    現在が7期目(7回目の計画づくり)となります。

    毎回アンケート調査を行なってから策定に入るのですが、今回もたくさんの方々にアンケートにご協力を頂きまして、誠にありがとうございました。

    アンケート結果は議論の際に、しっかりと参照されて委員のみなさまは議論をしております。

    本日話しあった部分

    1. 第7章「自分に合った環境で安心して暮らせるために」
       3 虐待の防止 ※前回からの継続審議
    2. 第6章 「地域で支え合い、住み慣れたまちで暮らせるために」
       2 要介護期の支え合いの仕組みづくり
    3. 第6章 「地域で支え合い、住み慣れたまちで暮らせるために」
       3 人生の最終段階における支え合いの仕組みづくり
    4. 第7章「自分に合った環境で安心して暮らせるために」
       1 住まい方の支援・施設等の充実
    5. 第8章 「安心してサービスを利用できるために」
       1 人材確保と定着促進
    6. 第8章「安心してサービスを利用できるために」
       2 給付の適正化

    介護保険制度を守り、高齢の方々の暮らしを守ることはフジノにとって重要なテーマです。

    計画づくりもずっと見守ってきましたが、毎回のことながら、本当に膨大な量です。事務局、そして委員のみなさまにはとても大変な作業だと思います。

    市民のみなさまにとって大きな影響を与える計画なので、必ず傍聴し、議会でも質疑をすることにしています。

    ありがたいことに計画の事務局原案には、今回もフジノの提案がいくつか盛り込まれています。

    9月議会のまっただなかで明日からは委員会での質疑も始まりますが、とにかくしっかりとこちらの計画づくりの議論も注視していきたいです。

    本日は短いブログで、報告も詳しく書けなくてごめんなさい。

    明日からの教育福祉常任委員会での議案の審査・質疑、しっかり頑張ります。



    在宅療養連携会議・全体会議(第3回)

    「在宅療養連携会議・全体会議」会場にて

    「在宅療養連携会議・全体会議」会場にて

    在宅療養出前セミナー@うわまち病院、大成功でした

    亡くなる場所を「選べる」ということの大切さ

    かつては『病院』で看取りを迎えることが全てであった日本が、ようやく変わりつつあります。

    本人の意思で、どのように生きて、どこで最期の瞬間を過ごすのかを選べることがとても大切です。

    それが『地域包括ケア・在宅療養』を進めていく、1つのゴールです。

    下の2つのグラフをご覧下さい。

    「横須賀市の在宅での死亡数」大友宣先生作成資料より

    「横須賀市の在宅での死亡数」大友宣先生作成資料より


    自宅で亡くなった方々の数が増えていっています。

    「横須賀での病院死亡率と自宅死亡率」大友宣先生作成資料より

    「横須賀での病院死亡率と自宅死亡率」大友宣先生作成資料より


    上のグラフの通り、わが横須賀市では、亡くなる方々の場所が『病院』から『自宅』へと少しずつシフトしています。

    全国的に見ると、いまだ選択肢が『病院』しか無い現状の中で、横須賀では『自宅』での看取りを選んだ方も増えています。

    これは、とても素晴らしいことです。

    本人の希望や意思があっても、それを実現する為には医療・福祉の連携が不可欠です。

    今、横須賀では、在宅での看取りを希望する方々の想いを実現する取り組みが少しずつ実を結んでいます。

    うわまち病院へ「出前」セミナー

    『地域包括ケア・在宅療養』を実現して、この方向をさらに進めていく必要があります。

    その為には、今以上に『病院』で働く方々(医師・看護師をはじめとするみなさん)の理解も不可欠です。

    けれども、多忙極まる病院勤務の方々に市が開催するセミナーに参加してもらうのは、なかなか難しい現状があります。

    そこで、こちら側が『病院』に打って出て、『病院』を会場にして、セミナーを開催すれば『病院』で働く方々も参加できるのではないか、というのがこの企画の趣旨です。

    そして今夜、第1回目を横須賀市立うわまち病院で開催しました。

    会場の入口にて

    会場の入口にて


    主催は、横須賀市・横須賀市医師会・市立うわまち病院の3者です。

    在宅療養出前セミナーのプログラム

    在宅療養出前セミナーのプログラム


    テーマは『病院から在宅へ〜それはキュアからケアへのパラダイムシフト〜』です。

    市の政策を知っていただきました

    まず最初に、横須賀市の地域医療推進課による講義です。

    データで見る横須賀市の現状と今後、これまで行なってきた政策、今回のセミナーの位置づけなどをお伝えしました。

    地域医療推進課長より「横須賀市の現状と将来的な課題」について

    地域医療推進課長より「横須賀市の現状と将来的な課題」について


    例えば、今夜の出前セミナーは『人材育成』の課題を解決する、13の取り組みの中の9番目に位置づけられています。

    地域医療推進課・配布資料より

    地域医療推進課・配布資料より


    『地域包括ケア・在宅療養』を実現する為の横須賀市の政策を、病院関係者のみなさまにも知っていただくことは、とても貴重な機会です。

    横須賀の「赤ひげ」野村先生による講義

    続いて、野村内科クリニックの野村良彦先生による講義が行なわれました。

    野村先生は、横須賀市民病院に13年勤務した後、地域医療を推進する為に診療所を開業しました。野村先生の取り組みは高く評価されています。

    野村先生の講義

    野村先生の講義


    生活を支える視点への転換が進みつつあります。

    野村先生の講義

    野村先生の講義


    在宅で行なわれる医療は患者の『生活の場』で行われる為、キュアよりケアが優先される。

    • 病院で行なわれている医療=キュア志向の医療
    • 在宅でおこなわれている医療=ケア志向の医療
    • 在宅医療は、最期まで寄り添うケアを目指している
    • キュアとして何もすることが無くなった状態でも、ケアとしてはすることがある

    在宅医である野村先生から病院勤務のみなさんにお伝えしたいこと

    在宅医である野村先生から病院勤務のみなさんにお伝えしたいこと


    野村先生のパワーポイントより。

    1. 私の在宅医療(ケア)の基本的考え方
      • 「日常生活」を最優先する
      • 患者、家族の納得を得る
      • 慢性疾患のみを対象とする
      • 「自然」経過にゆだねる
      • 「安全」に終了する
    2. 私が実践している在宅医療
      • 患者の生活面まで診る全人的な医療
      • 入院医療・看護の出前ではなく、生活に即した医療
      • 介護も含めたチームケアに参加出来る医療
      • 「24時間つながっている」安心を提供出来る医療
      • 看取りまで出来る在宅医療
      • 看取った後もつながる医療(在宅から外来ヘ)

    実際にうわまち病院から野村先生のクリニックへ紹介されて自宅で看取りを迎えた方の事例が紹介されました。

    がんの診断から手術・化学療法・再発を経て4年が過ぎ、野村内科クリニックでの在宅ホスピスケアとなった方です。

    うわまち病院からの紹介事例

    うわまち病院からの紹介事例


    在宅での医療、在宅での看取り。

    現実的にご本人にもご家族にも大変な部分はいくつもあります。

    しかし、大変な部分を上回る「自宅で良かった」という想いを実感することも多いとのことです。

    フジノとしては、繰り返しになりますが、本人の選択として「自宅に戻りたい」という本人の意思があった時に、それを実現できる体制を横須賀につくりたいです。

    病院はダメ、自宅じゃなきゃダメ、という決め付けをするつもりは全くありません。

    熱のこもった質疑応答ののち、閉会

    野村先生の熱のこもった講義が終わり、全体を通しての質疑応答に入りました。

    はじめは少しずつ手が挙がり、やがて次々と手が挙がりました。

    最終的には熱心な質疑応答が続いて、閉会が30分間延長されました。

    そうした医療関係者のみなさんの姿に、改めてフジノは感謝の気持ちが強くなりました。

    うわまち病院南館

    うわまち病院南館


    うわまち病院で勤務するドクターをはじめとする70名もの方々が参加して下さった今夜のセミナー。

    大成功だったと思います。

    病院への『出前』セミナーは、あと2回開催されます。共済病院、市民病院へと向かいます。

    こうして、病院と診療所と市とお互いの理解が深まっていくことで、共通の認識をもって、さらに前へ進んでいくことができるはずです。

    参加して下さったうわまち病院のみなさま、病院管理者の沼田さん、野村先生、ありがとうございました!

    小児科医が6名も退職する原因は何故か?/市民病院小児科の入院診療廃止に対するフジノの質疑(その4)

    この記事の内容は、こちらの記事から続いています。

    TVK「News930」より

    TVK「News930」より


    横須賀市立市民病院小児科の入院診療廃止問題について、教育福祉常任委員会協議会が開催されました。

    小児科医が6名も退職する原因を把握すべき

    フジノが行なった質疑を引き続き報告します。

    退職理由を把握せねば、対策を打てない
    question (フジノ)
    『指定管理者』と『横須賀市』の今回の在り方について伺います。

    今日、資料に対する口頭の報告であったのですが、4名の小児科医の方がお辞めになる見込みとのことでした。

    この理由はお聞きになっておられるのか?

    また、市民病院の所属なのか、うわまち病院の所属なのか?

    こういった具体的な理由が分からなければ、対応策も異なってくると思うのですね。

    その点についてはどんなふうにお聞きになっているでしょうか。

    answer (地域医療推進課長)
    結果として11名ということで、お辞めになる方は6名です。

    それからそれについて今確保しているのですが、現状は2名は見つかっているということで、差し引くと11名という話だそうです。

    病院 現・医師数 退職 採用 差引
    市民病院 5人 6名 2名
    うわまち病院 10人
    合計 15人 6名 2名 11名

    市の職員ではないので市の方で個々に面談ということは難しいのですが、小児科の部長を通じて聞いている話では、当初の予定通りで、病院に2年~3年くらいは居るつもりだったので今回これで(退職する)、という方もおられます。

    今回のことが影響しているかどうかというところまでは伺っておりませんけれども、どちらかというと辞める方は毎年必ずいらっしゃるので、それを埋める方を苦労していると。

    苦労していることのひとつに、「こういった市民病院・うわまち病院で入院の体制を維持していくということもちょっと気にしている方もいるかもしれない」というお話はありました。

    辞める内訳については、市民病院・うわまち病院あわせて、ということでございます。

    question (フジノ)
    今回、配布された資料では「市立2病院で現在の体制を維持する場合に懸念されること」として『医師の離職』ということが挙げられています。

    健康部は説明資料P1において「市立2病院で現状の小児科の診療体制を維持する場合に懸念されること」として「医師の離職」を挙げた

    健康部は説明資料P1において「市立2病院で現状の小児科の診療体制を維持する場合に懸念されること」として「医師の離職」を挙げた


    この内容というのはよく理解できることです。

    やはりみなさんスキルアップもしたいし、宿直は本当に体にきついので1人に負担がかかるというのは『立ち去り型サボタージュ』という言葉ではありませんが、医療崩壊につながってしまう1つの原因だと思います。

    ただ今回お辞めになる方々が、そういった『懸念されること』と一致している内容で『離職の意向』を示しておられるのか。

    それとも全く関係のない理由なのか。

    ドクターですから、そんな関係の無い理由でお辞めになるということは無いと思うのですけれども、やはりそこは把握しておいていただきたいんです。

    それを議会に報告するかどうかはともかく、今後の運営に役立てる為にも、せめて地域医療推進課は確認しておいていただきたいと思うのですが、いかがですか。

    answer (地域医療推進課長)
    おおむね小児科の診療部長を通じて、だいたいの「どういったことが理由で」ということは聞いております。

    ただ「予定どおりこのくらいで」という方もいらっしゃいますし、あるいは、なかなかこうでというはっきりした理由をおっしゃらない方もいるかもしれません。中には今回のことが原因という方もいるかもしれませんけれども。

    ちょっと個別にひとりひとりどうこうということまでは把握しておりませんけれども、通常の自分が考えていた範囲の中で辞めるという方です、としか、公的にはなかなかちょっと申し上げにくいというところがございます。

    フジノが知っている小児科医のみなさんは、熱意が高く、できれば自分が担当したこどもたちを元気になるまでずっと診てあげたいと願っています。

    それにもかかわらず退職せざるをえない理由というのは、やはり『心身の疲弊』が最大のものだとお聴きしています。

    その視点に立てば、市民病院で入院診療を維持することでの『宿直回数』の増加は大きな『心身の疲弊』につながります。これが理由での退職ならば、フジノは共感もできます。

    ただし、市は今回6名もの小児科医の方々が退職する理由を、ハッキリとは把握していないのです。

    これでは今後の対策の取りようがありません。

    うわまち病院に集約をしても、退職理由が改善されていなければ、うわまち病院でも小児科医療の崩壊が起こります。

    この質疑をとおして、相手が指定管理者に所属する医師であろうとしっかりと退職の理由を把握すべきだとフジノは訴えました。

    もしも医師のみなさんが『心身の疲弊』などではなく、何らかの理不尽な理由でお辞めにならざるをえないならば、市はそれを指定管理者に是正を指導することもできます。

    また、市民のみなさまがとても共感も理解もできないような身勝手な理由での退職であれば、市は指定管理者に対して「何としてでも医師を招聘せよ」と厳しく迫ることもできます。

    いずれにしても、退職理由が不明なんてことは市がだらしなさすぎます。

    市は、今後は必ず把握すべきです。

    フジノの質疑その5に続きます)

    市民病院小児科の入院診療廃止について、急きょ教育福祉常任委員会を開きます

    教育福祉常任委員会の来週開催が決定

    本日、市議会・教育福祉常任委員長から委員に対して招集の通知が出されました。

    急きょ1月27日に『教育福祉常任委員会』(協議会)を開くことになりました。

    横須賀市議会ホームページより

    横須賀市議会ホームページより


    協議の内容は、

    市立2病院の小児科医療体制等の変更について

    です。

    指定管理者として市民病院の運営を行なっている地域医療振興協会から「横須賀市立市民病院の小児科の入院診療をこの4月から廃止したい」と申し出があった為です。

    地域の市民のみなさまから頼りにされている小児科の入院診療を、わずか3ヶ月後に廃止してしまう。

    あまりにも性急なこの申し出には、大きな問題があります。



    市民病院小児科の入院診療廃止が与えるダメージ

    すでに地元メディアによって報じられているので、この問題の具体的な内容についてご存知の方も多いと思います。

    2014年1月17日・タウンニュース紙より

    2014年1月17日・タウンニュース紙より


    1月17日にはタウンニュース紙が報じています。

    横須賀市立市民病院、小児科の入院廃止へ
    うわまち病院と機能分担

    市内長坂にある横須賀市立市民病院の小児科で、今年4月から入院診療が廃止される見込みだ。

    昨年末、市民病院を管轄する市健康部地域医療推進課から西地区の市議会議員らに知らされたもので、

    「一方的だ」

    と議論を求める声も上がっている。

    市民病院の運営は平成22年から、『公益社団法人地域医療法人振興協会』が行なっている。

    小児科の入院診療を廃止する理由は、同協会の運営する市立うわまち病院と市民病院を比べ、患者数と医師数の割合がアンバランスになっているから、というもの。

    市民病院では、小児科医師5人に対して、1日平均の入院患者数は、平成24年度の調べで5.6人(外来患者は9.5人)、うわまち病院では医師10人に対し、入院患者数25.8人(外来42.4人)となっているという。

    また、市民病院では、常勤産科医師の不在で分娩を行っていないため(院内助産は月1例ほど)、周産期医療を要せず、生後すぐに小児科へ入院するようなケースもなくなっている。こうした現状から、同協会では小児科入院診療の廃止の意向を市に打診した。

    市民病院では、小児科外来患者に関しては紹介状を要するため、急診に応じてもらえないケースもあったという。

    「患者数だけ比べて不要と決めてしまうのは拙速ではないか」

    と地元出身の伊東雅之市議は話す。

    市によると、4月以降は、入院診療をうわまち病院に集約。

    市民病院の外来診療時間の延長、紹介状のない患者の受け入れなどで対応する。

    2つの病院で機能分担することで、体制を維持していく方向だという。

    西地区の医療体制は

    「地域の中核的病院として、二次救急体制づくりに多くの人が奔走してきた経緯がある中で、一方的に廃止ではなく、もっと議論をすべき」

    と同市議。

    市民病院に関しては、経営の健全化に向けて平成22年に公設民営化し、指定管理制度に移行。三浦半島地区の中核的病院として、地域連携にも力を入れてきた。

    ただ、小児科と同様に医師の確保が難しく、入院診療を休止している診療科もあるのが現状だ。

    「経営改善のために民営化し、市の予算も投入している。市民サービスの後退に、地域住民は不安を感じるのではないか」

    「西地区からうわまち病院へとなると、子どもの入院治療に付き添う親の負担も大きくなる」

    との声も上がっている。

    一方、市立荻野小と連携して設置されている市民病院内の院内学級に関しては、整形外科への入院児童もいるため、継続する方向だという。

    取材に答えておられる伊東雅之議員の想いには、フジノも全く同感です。

    2014年1月18日・神奈川新聞より

    2014年1月18日・神奈川新聞より


    翌18日には神奈川新聞が報じています。

    小児科の入院休止検討、横須賀市立市民病院

    横須賀市立市民病院(同市長坂)が4月から、小児科の入院を休止する方向で検討している。

    市中心部にある市立うわまち病院(同市上町)に集約する。

    市民病院では代替的に小児科の外来を拡充する方針だが、市西部で入院できる小児科がなくなるため、論議を呼びそうだ。

    市民病院では2010年に産科を廃止したことに伴い、小児科の入院患者が減少。現状では1日あたりの平均が2.5人で、10年度の14.1人の2割。現状で27.5人のうわまちとの比較では1割程度の水準となっている。

    一方、小児科医は市民が5人、うわまちが10人体制で、入院患者数と比べると、うわまちの医師の負担感が強くなっているという。

    両病院は自治医科大が母体の公益社団法人が指定管理者として運営。

    両病院間の負担感是正に加え、経験を積んで腕を磨きたいという若手医師の流出への危機感などを市側に伝え、今回の見直し案に至った。

    市民病院では代替として、現在は午前中のみの小児科外来を、午後も開設する予定だ。

    市地域医療推進課は

    「西地区で入院できる小児科がなくなるので、地域の方には大きな不安があると思うが、うわまちでフォローする。市民病院小児科では外来を増やすことでプラスになるので、ご理解いただきたい」

    と話している。

    市民病院の小児科に入院するのは、肺炎やインフルエンザなどの感染症が主。

    入院患者は市内が中心だが、3割は三浦、逗子市や葉山町からで、近隣自治体の住民にも影響が出る。

    横須賀市の西地区をはじめ、三浦市、葉山町などの地域において、市民病院の小児科入院診療に与えるダメージなどの主要な問題点は、2紙が報じているとおりです。

    また、かねてから長谷川昇議員(研政)は、市議会において、地域医療振興協会による市民病院の運営の在り方を取り上げてこられました。

    長谷川議員のブログには、今回の提案に至る経緯を含めた問題点が詳しく解説されていますので、ぜひみなさまにご覧いただきたいです(1月15日の記事1月17日の記事)。



    ダメージだけでなく、実は「集約化」には大きなメリットもあります

    この問題が市民のみなさまに与えたショックは大きい、と思います。

    フジノは市民病院が位置する西地区で30年以上暮らしてきましたので、身を持って『西地区に暮らすみなさまにとっての市民病院の重み』を知る1人です。

    その立場から、『地域医療振興協会』の今回の申し出のやり方には、強い怒りを感じます。

    多くの方々がこどもたちがケガや病気をした時に、十分な治療が受けられるのか不安でたまらないことと思います。

    ただ、その一方で、政治家としてフジノは医療政策を真剣に考え続けてきました。

    全国の医療の在り方を見つめてきましたが、ここ数年の流れとして『小児科医療の集約化』は、少ない医療資源をより有効に活かす重要な手段の1つなのです。

    少ないドクターで数カ所の小児科診療を行なっていくことよりも、1ヶ所(拠点病院)にドクターを集約することで高い質の医療が受けられるようになるのです。

    理想を言えば、身近な場所で『外来』と『入院』ができれば安心です。

    けれども、医師不足の今、それがなかなか難しい。

    そこで現実的な対応策として『小児科医療の集約化』=『拠点病院方式』は効果をあげています。

    「わが国の小児医療・救急医療提供体制の改革に向けて」(2004年)より

    「わが国の小児医療・救急医療提供体制の改革に向けて」(2004年)より


    実際に『小児科医療の集約化』を実施した他都市(例えば、藤沢や横浜もそうです)の取り組みを見ても、大きなメリットがあることは事実です。

    今回の『地域医療振興協会』の突然の申し出のやり方には強い怒りをおぼえますが、医療改革として全国で行なわれてきた『小児科医療の集約化』と同じく良い効果を生むとフジノは考えています。

    つまり、『市民病院小児科の入院診療の廃止』=『デメリット』ではなく、『小児科の入院診療のうわまち病院への集約』=『大きなメリット』、とフジノは考えています。



    変化する社会における医療体制の在り方を市民のみなさまと議論したい

    フジノは、変化する社会における医療体制の在り方を市民のみなさんと議論したいと強く願っています。

    地域の医療体制を守り、良くしていく為に、どうか一緒に情報を共有して問題を直視して議論をさせて下さい。

    まずは27日の『教育福祉常任委員会協議会』の開催です。

    よろしくお願いします。



    あなたが望む「死の在り方」をサポートしていきます/みんなで支える在宅療養シンポジウム2014

    樋口恵子さんによる基調講演

    午後から汐入のベイサイドポケットへ向かいました。

    今日は、フジノからみなさんにぜひ参加してほしいとお願いしてきた『みんなで支える在宅療養シンポジウム』です。

    会場にて

    会場にて

    第1部は、樋口恵子さんを講師にお招きして、『人まかせの終末期医療でいいんですか?』のタイトルで基調講演が行なわれました。

    講師の樋口恵子さん

    講師の樋口恵子さん


    自分がどのような最期を迎えたいのかをきちんと意思表明しておくことの大切さについて、樋口さんは

    死にゆく人の「最期の身だしなみ」「家族に対する身だしなみ」ではないか

    と、おっしゃいました。

    『リビングウィル』(生前の意思を紙に残しておくこと)ですね。

    現在の日本の状況では、その意志のとおりになるとは限らないけれど、自分の意思はしっかりと表明させておくべき、という樋口さんの言葉はとても強く印象に残りました。

    考えよう、話しあおう、できれば文章に残そう。年をとった我々世代の看取りについて、こどもたちの世代がケンカをせずに見送れるようにしよう

    との言葉は、まさにそのとおりだと思いました。



    キーパーソンによるパネルディスカッション

    第2部は、パネルディスカッションです。

    地域医療推進課長による横須賀市の取り組みの報告

    地域医療推進課長による横須賀市の取り組みの報告


    横須賀市では様々な取り組みを進めてきましたが、新年度はさらにみなさまに身近に感じて頂ける取り組みをスタートしていきます。

    ぜひあなたにも語り合ってほしいです

    ぜひあなたにも語り合ってほしいです

    千場先生から横須賀市医師会の取り組みを報告して頂きました。

    どこで亡くなりたいか「分からない」という方々がまだまだ多いのが現状です。

    どこで亡くなりたいか「分からない」という方々がまだまだ多いのが現状です。

    昨年ずっと県内の在宅療養を取材して連載記事を書き続けてくれた朝日新聞横浜総局の佐藤洋記者もパネリストを勤めて下さいました。

    在宅での看取りについて取材し続けておられる佐藤陽記者

    在宅での看取りについて取材し続けておられる佐藤陽記者

    階段の多い横須賀の地形について語る大澤さん

    階段の多い横須賀の地形について語る大澤さん

    樋口恵子さんとフジノ

    樋口恵子さんとフジノ


    シンポジウムの終了後に、控室で樋口恵子さんとお茶を飲みながらお話させていただきました。

    つい先日亡くなったばかりの祖父と『生きることと死ぬこと』について長年語り合ってきたことや、父が8年半にわたって植物状態であることなどをお話ししました。



    在宅療養連携拡大会議へ/2025年問題を考える

    在宅療養連携拡大会議が開催されました

    夕方から、逸見の生涯学習センターへ向かいました。

    仕事帰りや仕事の合間を縫って、保健医療福祉のあらゆる職種の方々が集まりました

    仕事帰りや仕事の合間を縫って、保健医療福祉のあらゆる職種の方々が集まりました


    『在宅療養連携拡大会議』に参加しました。

    横須賀市の主催で開催された、地域療養・地域包括ケアを推進する為の取り組みです。

    横須賀市の地域医療推進課、チーム衣笠、横須賀市医師会による主催

    横須賀市の地域医療推進課、チーム衣笠、横須賀市医師会による主催

    まず、横須賀市・横須賀市医師会・日本医療伝道会(衣笠病院グループ)の3者から、これまでの取り組みをそれぞれ報告してもらいました。

    横須賀市の地域医療推進課から「報告1.横須賀市の将来人口はこうなる!」

    横須賀市の地域医療推進課から「報告1.横須賀市の将来人口はこうなる!」

    横須賀市医師会による「報告2.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

    横須賀市医師会による「報告2.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

    日本医療伝道会(チーム衣笠)による「報告3.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

    日本医療伝道会(チーム衣笠)による「報告3.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

    続いて、横須賀市から『今後の取り組み』について報告がありました。

    その中からフジノが特に市民のみなさまにお伝えしたい3つを紹介します。

    1. 『在宅医療ブロック会議』を市内3ヶ所に設置する
    2. 市内を3ブロックに分けて、在宅療養支援診療所を中心にして、相互協力体制を構築する

    3. 訪問診療への同行研修
    4. 在宅医療に取り組む診療所を増やす

    5. 『退院調整チェックシート』を作成・活用する
    6. 退院調整の円滑化をはかる

    この3つは市民のみなさまにも直接に良い影響を及ぼす取り組みで、フジノとしても積極的に推進していきたいと感じました。

    続いて、会場の参加者のみなさんとの意見交換が行なわれました。

    この時間帯に1時間以上が充てられ、今夜の最大のプログラムになっていました。

    けれども会場も広く、参加者もとても多い為か、なかなか発言が出ませんでした…。

    そこでフジノから『急増する看取りと、死に直面した家族へのグリーフケア』について、やや医療系の方々を挑発するような意見を述べました。

    すると…司会を勤めて下さった地域医療推進課の係長の見事な采配もあって、チーム衣笠、かもめ広場、在宅療養支援診療所、特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション、ケアマネージャーなど、様々な方から続々と発言をしてもらえました。

    フジノの隣の席の方は、それからずっとフジノに意見を話しかけ続けてくれました。

    意見交換、かなり活性化したと思います。

    良かったです!

    日本在宅医学会での「終末期の医療と介護に関する松山宣言」が紹介されました

    今回、配布された資料の1つにとても良い資料がありましたので、最後にそれを全文引用したいと思います。

    第15回日本在宅医学会大会で採択された、宣言です。

    終末期の医療と介護に関する松山宣言

    平成25年3月31日

    急速に進む高齢化によって、日本は多死社会を迎えています。

    従来の、「治す」ことが主眼の医療から、治せなくても患者本人や家族を「支える」医療と介護が強く求められています。

    特に終末期に目指すべき医療と介護のあり方について、”終末期の医療と介護に関する松山宣言” を発信します。

    多死社会を迎え、避けられない死から目を背けず、患者にとっての幸せや生き方に向き合う医療と介護を提供しよう

    医療は治すことを主目的に発展し、多くの場合、亡くなる直前まで治そうと努力し続けてきました。

    これからは、たとえ治らなくても、死が避けられなくても、住み慣れた場所で、その人にとって適切な医療や介護を受けながら自分らしく生活を営み、死を自然に迎えるという選択肢があるということを広く知ってもらい、普及していく必要があります。

    症状を緩和する多様な方法があることを普及させることも進めていきましょう。

    (1)住み慣れた自宅や施設で最期を自然に迎える選択肢があることを提案しよう。

    治せる病気を治すのは当然です。

    ただ、疾患の根治にのみ価値をおいていては、患者家族も穏やかに病に向きあった生活ができません。

    生命の有限性を医療・介護従事者も本人・家族も認識をした上で、亡くなるまでどう自分らしく生きるかについて考えることが重要です。

    死が避けられない以上、本人や家族が命としっかりと向き合い、話をして、病と共に生きていくことを支えましょう。

    (2)治すことができない病や死にゆく病に、本人や家族が向き合える医療と介護を提供しよう。

    治らない病と共に生きる道筋がどのようなものであっても、住み慣れた場所で、苦しさを最小限にし、心地よさを維持することに努めることは、医療者・介護者の大切な役割です。

    単に、身体の痛みを取り除くことだけに留まらず、人生に別れを告げる

    悲しみや本人に思いを馳せながら、代わって道筋を選択する家族の重荷にも配慮しましょう。

    (3)本人や家族が生き抜く道筋を自由に選び、自分らしく生きるために、苦しさを緩和し、 心地よさを維持できるよう、多面的な医療と介護を提供しよう。

    人は治らない病気になっても、誰でも最期まで自分らしく生きることが出来ます。

    死を迎えるまで変化し、最期までその人らしいより豊かな生を全うできる権利を持つことを理解した上で、適切な医療と介護にあたりましょう。

    どう自分らしく生きるか気持ちが揺れ動く本人、家族とともに医療者・介護者も考え、歩んでいくことが大切です。

    (4)最期まで、本人が自分らしく生ききることができるよう適切な医療と介護を提供し、本人や家族と共に歩んでいこう。

    本人にとって最善の医療と介護は何なのかを常に考え、身体だけを生かし続けることに執着する医療から脱却し、それぞれの患者の生き方や価値観、希望に合わせて、その人に最も適した医療や介護の提供を目指しましょう。

    認知症や脳の障害、コミュニケーション障害等で、本人が自分の意志を表出できなくても、周囲の医療・介護従事者、家族の考えだけで選択肢を決定するのではなく、「本人にとって、この選択は最善かどうか」に思いを馳せて選択をすることが必要です。

    可能ならば、事前に本人と今後の療養についての大まかな方針を話し合っておくことが重要だと考えます。

    引用は、以上です。

    市民の為の在宅医療・介護の見本市へ/栄養士の横須賀での連絡協議会が設立されるとのこと!期待大です。

    在宅医療・介護の見本市が開かれました

    お知らせしました『市民の為の在宅医療・介護の見本市』が開催されました。

    約500人の方々が参加して下さいました。

    総合福祉会館で開催されました

    総合福祉会館で開催されました

    健康部長によるご挨拶

    健康部長によるご挨拶

    医師会「かもめ広場」

    医師会「かもめ広場」

    三輪病院の千場先生の往診カバンの中身

    三輪医院の千場先生の往診カバンの中身

    薬剤師会のブースです

    薬剤師会のブースです

    管理栄養士のみなさんの横須賀での連絡協議会が設立!

    フジノにとって今日の最大の収穫は、「栄養士の方々による団体が立ち上がる」というお話を伺うことができたことです。

    『管理栄養士』の重要性は繰り返し申し上げてきましたが、残念ながらフジノは数人の方としかお話をしたことがありません。

    市内の栄養士のみなさんともっとどんどん意見交換をさせて頂きたいです。そして、地域包括ケアの実現の為に、ぜひご協力をお願いしたいです。

    栄養士のみなさんが連絡協議会を設立するそうです。期待大です!

    栄養士のみなさんが連絡協議会を設立するそうです。期待大です!


    「連絡協議会が立ち上がる時は、ぜひフジノも会場の端っこに居させて下さい」

    とお願いをしました。

    学ばせていただきたいことがたくさんあります。