在宅療養連携拡大会議へ/2025年問題を考える

在宅療養連携拡大会議が開催されました

夕方から、逸見の生涯学習センターへ向かいました。

仕事帰りや仕事の合間を縫って、保健医療福祉のあらゆる職種の方々が集まりました

仕事帰りや仕事の合間を縫って、保健医療福祉のあらゆる職種の方々が集まりました


『在宅療養連携拡大会議』に参加しました。

横須賀市の主催で開催された、地域療養・地域包括ケアを推進する為の取り組みです。

横須賀市の地域医療推進課、チーム衣笠、横須賀市医師会による主催

横須賀市の地域医療推進課、チーム衣笠、横須賀市医師会による主催

まず、横須賀市・横須賀市医師会・日本医療伝道会(衣笠病院グループ)の3者から、これまでの取り組みをそれぞれ報告してもらいました。

横須賀市の地域医療推進課から「報告1.横須賀市の将来人口はこうなる!」

横須賀市の地域医療推進課から「報告1.横須賀市の将来人口はこうなる!」

横須賀市医師会による「報告2.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

横須賀市医師会による「報告2.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

日本医療伝道会(チーム衣笠)による「報告3.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

日本医療伝道会(チーム衣笠)による「報告3.在宅医療連携拠点事業の活動報告」

続いて、横須賀市から『今後の取り組み』について報告がありました。

その中からフジノが特に市民のみなさまにお伝えしたい3つを紹介します。

  1. 『在宅医療ブロック会議』を市内3ヶ所に設置する
  2. 市内を3ブロックに分けて、在宅療養支援診療所を中心にして、相互協力体制を構築する

  3. 訪問診療への同行研修
  4. 在宅医療に取り組む診療所を増やす

  5. 『退院調整チェックシート』を作成・活用する
  6. 退院調整の円滑化をはかる

この3つは市民のみなさまにも直接に良い影響を及ぼす取り組みで、フジノとしても積極的に推進していきたいと感じました。

続いて、会場の参加者のみなさんとの意見交換が行なわれました。

この時間帯に1時間以上が充てられ、今夜の最大のプログラムになっていました。

けれども会場も広く、参加者もとても多い為か、なかなか発言が出ませんでした…。

そこでフジノから『急増する看取りと、死に直面した家族へのグリーフケア』について、やや医療系の方々を挑発するような意見を述べました。

すると…司会を勤めて下さった地域医療推進課の係長の見事な采配もあって、チーム衣笠、かもめ広場、在宅療養支援診療所、特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション、ケアマネージャーなど、様々な方から続々と発言をしてもらえました。

フジノの隣の席の方は、それからずっとフジノに意見を話しかけ続けてくれました。

意見交換、かなり活性化したと思います。

良かったです!

日本在宅医学会での「終末期の医療と介護に関する松山宣言」が紹介されました

今回、配布された資料の1つにとても良い資料がありましたので、最後にそれを全文引用したいと思います。

第15回日本在宅医学会大会で採択された、宣言です。

終末期の医療と介護に関する松山宣言

平成25年3月31日

急速に進む高齢化によって、日本は多死社会を迎えています。

従来の、「治す」ことが主眼の医療から、治せなくても患者本人や家族を「支える」医療と介護が強く求められています。

特に終末期に目指すべき医療と介護のあり方について、”終末期の医療と介護に関する松山宣言” を発信します。

多死社会を迎え、避けられない死から目を背けず、患者にとっての幸せや生き方に向き合う医療と介護を提供しよう

医療は治すことを主目的に発展し、多くの場合、亡くなる直前まで治そうと努力し続けてきました。

これからは、たとえ治らなくても、死が避けられなくても、住み慣れた場所で、その人にとって適切な医療や介護を受けながら自分らしく生活を営み、死を自然に迎えるという選択肢があるということを広く知ってもらい、普及していく必要があります。

症状を緩和する多様な方法があることを普及させることも進めていきましょう。

(1)住み慣れた自宅や施設で最期を自然に迎える選択肢があることを提案しよう。

治せる病気を治すのは当然です。

ただ、疾患の根治にのみ価値をおいていては、患者家族も穏やかに病に向きあった生活ができません。

生命の有限性を医療・介護従事者も本人・家族も認識をした上で、亡くなるまでどう自分らしく生きるかについて考えることが重要です。

死が避けられない以上、本人や家族が命としっかりと向き合い、話をして、病と共に生きていくことを支えましょう。

(2)治すことができない病や死にゆく病に、本人や家族が向き合える医療と介護を提供しよう。

治らない病と共に生きる道筋がどのようなものであっても、住み慣れた場所で、苦しさを最小限にし、心地よさを維持することに努めることは、医療者・介護者の大切な役割です。

単に、身体の痛みを取り除くことだけに留まらず、人生に別れを告げる

悲しみや本人に思いを馳せながら、代わって道筋を選択する家族の重荷にも配慮しましょう。

(3)本人や家族が生き抜く道筋を自由に選び、自分らしく生きるために、苦しさを緩和し、 心地よさを維持できるよう、多面的な医療と介護を提供しよう。

人は治らない病気になっても、誰でも最期まで自分らしく生きることが出来ます。

死を迎えるまで変化し、最期までその人らしいより豊かな生を全うできる権利を持つことを理解した上で、適切な医療と介護にあたりましょう。

どう自分らしく生きるか気持ちが揺れ動く本人、家族とともに医療者・介護者も考え、歩んでいくことが大切です。

(4)最期まで、本人が自分らしく生ききることができるよう適切な医療と介護を提供し、本人や家族と共に歩んでいこう。

本人にとって最善の医療と介護は何なのかを常に考え、身体だけを生かし続けることに執着する医療から脱却し、それぞれの患者の生き方や価値観、希望に合わせて、その人に最も適した医療や介護の提供を目指しましょう。

認知症や脳の障害、コミュニケーション障害等で、本人が自分の意志を表出できなくても、周囲の医療・介護従事者、家族の考えだけで選択肢を決定するのではなく、「本人にとって、この選択は最善かどうか」に思いを馳せて選択をすることが必要です。

可能ならば、事前に本人と今後の療養についての大まかな方針を話し合っておくことが重要だと考えます。

引用は、以上です。