パートナーシップ制度を利用した市役所職員の福利厚生を改善するべき。市役所が率先して見直せば民間企業にも波及効果が期待できる/市長に行なう質問の発言通告書を紹介します(その5)

前の記事から続いています)

フジノの一般質問の発言通告書を紹介します(その5)

一般質問をする為にはあらかじめ質問の趣旨を記した『発言通告書』を提出します。

発言通告書の表紙

発言通告書の表紙


横須賀市が新たに来年4月スタートを目指している『パートナーシップ制度』についての質問の続きです。

ここからは、横須賀市役所の職員がパートナーシップ制度を利用した場合の福利厚生の在り方についての提案です。

実はこの質問もすでに前市長と行なっています(当時はゼロ回答でした)。
当たり前のことなので今さら記すまでもありませんが、横須賀市役所にも様々なセクシュアリティの方々がいます。

法的な婚姻関係を結んでいたり、異性愛で事実婚の関係にある方々が受けられる福利厚生については、フジノはセクシュアリティを問わず誰もが受けられる権利だと考えています。

(13) 本市職員が証明書を取得した際の福利厚生のあり方について

パートナーシップ証明書を持つ社員に対して、配偶者がいる社員と同様の福利厚生や人事制度の対象とする民間企業が増えている。

本市役所においても証明書を取得した職員の福利厚生や人事制度を見直すことで、さらに民間企業にも波及していく効果が期待できる。

【質問21】
ア 証明書を持つ職員は、法的婚姻関係にある方々が取得できる各種休暇、例えば結婚、育児、介護、忌引休暇を取得できるようにすべきではないか。

【質問22】
イ 家族の扶養手当は事実婚であっても法律では支給が認められており、本市パートナーシップ制度を利用した職員に対しては扶養手当を支給できるように検討すべきではないか。

【質問23】
ウ 市役所とは別組織だが職員の互助組織である職員厚生会は職員が結婚すると結婚祝金を支給している。パートナーシップ制度を利用した職員に対してこの結婚祝金を支給できるように、職員厚生会に提案していただけないか。

【質問24】
エ 配偶者がいる職員に適用される制度に関してその他にも本市パートナーシップ制度を利用した職員に適用できるものがないか、ぜひ検討していただけないか。

12月議会での一般質問の紹介は次の記事が最後となります。

ぜひ最後までお付き合いくださいね。



「パニック障害公表の横須賀市議、誰もが生きやすい世に」毎日新聞・社会面にフジノの記事が掲載されました

「ともに・2020バリアーゼロ社会へ」企画に賛同して、取材を受けました

毎日新聞社が『ともに・2020バリアーゼロ社会へ』という特集の連載を昨年からスタートしています。

毎日新聞「ともに・2020バリーゼロ社会へ」特集

毎日新聞「ともに・2020バリーゼロ社会へ」特集


昨年11月の終わり頃に

「バリアーゼロ社会の実現を目指す企画の中で、障がいのある人が地方議員として働いている姿を取り上げたい。身体障がいのある方についてはすでに取材が始まっている。精神障がいについてはぜひ藤野議員にお願いしたい」

という趣旨の依頼を毎日新聞から受けました。

かねてからフジノは、障がい当事者=議員の少なさ、特に

『精神障がい・知的障がい・発達障がい・難病のある当事者の方々が議員としてほぼゼロの現状』

に対して問題提起をしてきました。

障がいのある方々の『家族の立場』で政治家になっている人々はたくさんいますが、彼ら彼女らはあくまでも『家族の立場』を代表しているに過ぎません。

『家族』には『当事者』の想いを代弁できません。できたとしても、あくまでも『限定的な代弁』に過ぎません。

やはり本当に大切なことは『当事者』自身が生の声で、政治家として発言すること・行動することです。『当事者性』にはとても大きな意味があります。

そうした想いから、過去に出演したシンポジウムなどでも

「精神障がいのある当事者のみなさんに立候補してほしい。その時はフジノが全力で応援するので、政治家になってほしい」

と繰り返し訴えてきました。

15年間フジノが議員として働いてきた経験から、全国の人々に知ってほしいことはたくさんあります。

  • 議会・市役所・市民から受けてきた様々な差別と偏見の実態について
  • 市議として働くことと闘病との両立をいかに実現するか
  • 差別・偏見をする側だった人々がいかに理解してくれるようになったか
  • 病気や障がいの実態を知った上でもさらに差別・偏見を続ける人々の存在について

こうした現実を知った上でそれでも全国の障がい当事者の方々に、政治家として働いてほしい、という想いが強くあります。

そこで、今回の取材も受けることに決めました。

すでにツイッターなどでは発信してきましたが、昨年12月から3回の濃密な取材を受け(毎回数時間に及びました)、その後も細かな意見交換は10数回を超えました。

取材にあたったのは横須賀支局の田中義宏記者です。

精神疾患・精神障がいに対して深い理解のある誠実な方で、「田中さんが取材をしてくれるのならば依頼を受けよう」と感じました。

実際、田中記者との取材はとても有意義なものでした。

過去に無いくらい、取材は本当に長時間に及んだのですが、受けて良かったと感じています。田中記者には感謝の気持ちしかありません。



けさ、全国の毎日新聞の社会面3面に大きく掲載されました

こうした経緯のもと、ついにけさの毎日新聞の社会面3面に大きく掲載されました。

インターネット版の毎日新聞にも即日掲載されました。

2018年1月16日・毎日新聞・社会面より

2018年1月16日・毎日新聞・社会面より

ともに・2020バリアーゼロ社会へ

パニック障害公表の横須賀市議
誰もが生きやすい世に 恋人の死、心に刻み

神奈川県横須賀市でパニック障害などを抱えながら活動する市議が、年末年始もライフワークの自殺対策に取り組んでいた。

現在4期目で、精神保健福祉士の資格を持つ藤野英明さん(43)。

自ら精神障害があることを公表している議員の存在は、全国的にはほとんど知られていない。【田中義宏】

「人の数だけ悩みはある。あなたやあなたの大切な人からの相談をお待ちしています」。

昨年12月末の京急横須賀中央駅前。

藤野さんは、市が相談窓口「横須賀こころの電話」を年中無休で運営していることを知ってもらおうと、電話番号を大きく書いたボードを手に呼びかけた。

 クリスマスイブ前日から1月3日までの12日間、自殺対策の街頭活動を一人で12年間続けている。

年末には役所が仕事納めとなり、公的な支援機関が閉じてしまう上、世間がにぎやかな時季こそ、生きづらさや孤独感がより深まる人がいると感じているからだ。

小中学校では、いじめなどを受けて保健室で過ごすことが多かった。高校時代からの恋人が統合失調症を患い、彼女の力になりたいと大学では心理学を学んだ。

自身も、就職活動中にパニック障害を発症。電車に乗ったり、閉鎖された空間にいたりすると過呼吸などに襲われ、留年を余儀なくされた。

1998年に大学を卒業して大手映画会社に就職したが、入社3年目にハードな仕事のストレスからうつ病も発症した。2002年11月には、統合失調症から回復しかかっていたはずの彼女が、自ら命を絶った。

自殺をなくしたいと政治の道に進むことを決意し、会社を辞め03年4月に同市議選で初当選した。

この年の12月市議会で恋人を失ったことによる「自死遺族」であることを明かし、自殺予防の無料電話相談を設けるよう提案。翌04年に市は「こころの電話」を開設した。ここ数年は年間5000件近い相談が寄せられている。

藤野さんは今も治療を受けている。震えなどの症状に襲われることがあるため、本会議や委員会の日は医師の指示の下、平常時の数倍の薬を飲むという。

「世間は『精神障害があるから』と許してはくれない。当事者だと公開している僕がだらしなく思われたら、全ての精神障害者がだめだと思われかねない」。

そんな思いで、約15年間全ての本会議で質問に立ち続ける。

「精神疾患は誰にでも起こり得る。全国には、精神障害のある議員が他にもいるはず。カミングアウトできる議員が増えれば、誰もが生きやすい社会に変えられると信じている」

精神疾患、国民の3%

2017年版障害者白書によると、統合失調症やうつ病などの精神疾患で生活が制約されている精神障害者は、国民の約3.1%に相当する約392万4000人いるとされる。

社会進出を促そうと、企業などに一定の障害者雇用を義務づける障害者雇用促進法が13年に改正され、今年4月から身体、知的障害者に加えて精神障害者についても雇用義務対象となる。

ただ、人材サービス会社エン・ジャパンが昨年9~10月にインターネットを通じて実施した調査では、精神障害者の雇用義務化について48%の企業が「知らない」と回答。

理解が十分に広がっていない現状がうかがえる。

見出しや、記事の内容に、いくつかの異論はあります。

例えば、「もっとフジノ以外にも精神疾患・精神障がい当事者の方々に立候補をしてほしい」というような想いは、記してもらえませんでした。

また、記事を読んだという方からたくさんのメールや留守電がすぐにたくさん届いたのですが、その中には

「今回、パニック障がいをカミングアウトしてえらい」

というような内容が数件ありました。

違います。この記事の為に今日初めて公表したのではありません。

もともと大学で心理学を専攻したフジノは、卒論の内容も「いかにして精神障がいに対する差別・偏見・スティグマを無くすか」でした。障がいに対する差別を心の底から憎んでいます。

差別・偏見・スティグマを憎んでいるフジノは、自分の障がいを隠す理由がありません。

オープンにしていることで様々な機会に社会的に不利になることは理解していますが、差別する側に加担したくありません。

だから、自分が発症してから一度も隠したことはありません。

会社員時代にも、選挙に立候補した時にも、病気はフルオープンでした。

このブログの長年の読者の方々であれば、フジノがうつ病やパニック障がいの苦しみについて何度も何度も書いてあるのを読んでおられますよね。

ただ、もともと文字数が限られている新聞というメディアですから、依頼を受けた時点ではじめから世間に誤解を受けざるをえないことは覚悟していました。

(※世の中のみなさまは、ムリにカミングアウトしたりする必要など全くありません!フジノは「強制的にカミングアウトすることはあってはならない」という立場です)

ともかく、フジノはもっともっと多くの当事者の方々に政治の話に出てきてほしいです。

心の底から、ずっと待ってきました。これからも待ち続けます。

障がい当事者のみなさん、政治の世界に来て下さい。



「LGBT成人式」に来賓としてお招きいただきました/「成人の言葉」に涙、IVANさん村主章枝さんトークライブに感動!

世田谷で開催された「LGBT成人式」にお招きいただきました

今日は東京・世田谷の等々力まで向かいました(横須賀からは遠かった!)。

等々力駅にて

等々力駅にて


NPO法人Re:Bitが主催している『LGBT成人式』に、今年も来賓としてお招き頂いたのです

「LGBT成人式」のサイトより

「LGBT成人式」のサイトより


残念ながら、過去1度も参加できずにきました(パニック発作が出てしまい途中で引き返したり、他の仕事と日程が重なってしまったり、など)。

そこで今年は

「今回は他にどんな用事があっても全てお断りして、『LGBT成人式』を再優先して出席する」

と決意していました。

実は、そんな想いをささやかながら表現してみました。

フジノのスーツの襟にご注目下さい。

出席する「LGBT成人式」への敬意を表してみました

出席する「LGBT成人式」への敬意を表してみました


レインボーカラーは、多様性を保障したい全ての人々のシンボルです。



「LGBT限定の成人式はいらない論」に対して

そもそも『LGBT成人式』とは何か?

主催者である『NPO法人Re:Bit』のホームページから引用させていただきます。

LGBT成人式とは?

ありのままの自分で、自分のしたい格好で、“もっとすきになれる自分”への第一歩を踏み出す日。

成人式をすでに迎えた人も、これから成人式という人も。

ありのままの自分で成人式を迎える家族や友人に「おめでとう」を言いたい人も。

そんな周りの人達に「ありがとう」を伝えたい人も。

“もっとすきになれる自分”へ、その第一歩を踏み出そう!

込められた思い。

「成人式」は、「人に成る」と書くけれど、「人に成る」ってどういうことなんだろう?

一般的には成人式を迎えたら、大人になるように考えられているけれど

オトナの定義って人によって違うんじゃないかな?

だからLGBT成人式は、「成りたい人になる(=成人)」ための決意をしてその第一歩を踏み出す“あなた”の節目の日。

20歳限定なの?

年齢は問いません!

すでに成人式を終えたあなたも、これから成人式を迎えるあなたも、祝福したいご家族やご友人も!

たくさんの「おめでとう」と「ありがとう」が溢れる場所に。

セクシュアリティは限定されているの?

もちろん、セクシュアリティも問いません!

“おめでとう”“ありがとう”を伝えたい方なら誰でも大歓迎です!

1人で行っても大丈夫?

もちろん大丈夫です!

アフターパーティーなど交流の場もありますので、友達の輪を広ましょう!

実は、ちょっとインターネットをのぞいてみると

「LGBTだけの成人式なんてやるべきじゃない」

「LGBTもそうじゃない人も一緒の成人式が当たり前の社会に変えなければダメだ」

といった『LGBT成人式不要論』が記されています。

しかもかなり厳しい口調で、しかも同じように性的な多様性を守る為に活動してきた方々から。

フジノはそういった『不要論』に対して、理解できる気持ちもあります。

過去に、障がいのある方々だけの成人式に出席した時には、そのように感じたことがあります。

でも、12年間の政治家生活でフジノは『リアリスト』であることを学びました。

『理想』をいつも胸に抱きつつも『現実』はすぐには変わらないことをとても悔しいと感じながらも、『目の前の現実』はリアルに受け容れています。

『性的な多様性が保障される当たり前の社会』の実現の為に政治家として全力を尽くしていますが、カンタンにはいきません。

革命のように一瞬で社会が変わらない現実がある以上、短期的に今この瞬間にやれることを全力でやるべきです。

『LGBT成人式』を主催している『Re:Bit』は、そのNPO法人の名前からしてフジノの想いと同じです。

「Re=繰り返し、再び」「Bit=少しずつ」。

『現実』が変わるまで、何度も何度も挫折しても少しずつであろうと前進していくのです。

また『LGBT成人式』は、『LGBT』という単語を使っていますが、『レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー』に限定したイベントではありません。

ここで使われている『LGBT』という単語は他のセクシャリティを排除する為に使われているのではなくて、あくまでも対外的なわかりやすさや象徴的な意味合いで使われているだけに過ぎません。

「人の数だけセクシャリティは存在する」という基本的なことは、ウェブサイトでも配布物でも丁寧に説明されています。

また、この『LGBT成人式』は、誰もが自分らしくいられることを望み、その為に『節目』としてのイベントを通して、一歩踏み出せるように勇気をもらう為の機会づくりなのです。

参加できるのは、当事者・家族だけでなく、この趣旨に賛同してお祝いしたい全ての人です。

参加したい方は、年齢もセクシャリティも不問です。

決して閉鎖された空間ではありません。

こうした理由から、フジノは政治家として個人として、こころからこの機会に参加する全ての人々をお祝いしたいと感じています。

また、毎年来賓としてお招きいただいていることを、こころから誇りに感じています。

そして、「『LGBT成人式不要論』を唱えておられる方々とも、必ず分かり合える」と信じています。



成人の言葉に涙し、トークショーに感動しました

さて、今日の様子です。

式次第

-オープニング映像上映
-開式の辞
-保坂展人世田谷区長 祝辞
-堀恵子世田谷区教育委員会教育長 祝辞
-来賓紹介
-記念映像上映
-新成人の辞/新成人への辞
-閉式の辞

具体的なプログラムや会場の様子などは、フジノの記述は省略させていただきます。

というのも、メディア各社がたくさんいらしてました。明日の朝にはたくさんの記事が掲載されることでしょう。

朝日新聞社からはわれらが二階堂友紀記者が取材に来て下さってましたし(このテーマを追い続けている素晴らしい記者の方です)。

予算議会直前で準備に追われながら大急ぎでこのブログを書いているフジノよりも、そうしたメディアの報道のほうが分かりやすくていいと思います。

あえて記すならば、2つのことだけ。

第1に、『成人の言葉』に涙が出ました。

成人代表として3組の方々から、『成人の言葉』が読み上げられました。素晴らしかったです。

第2に、『トークショー』のゲストであるIVANさん村主章枝さんのお話に、深い感動をおぼえました。

フジノ以外の来賓で呼ばれた政治家たちは、みんな第1部の式典だけで帰ってしまいました。

予算議会まっただ中だったり、直前だったり、みなさんお忙しいのだろうと思います。でも、帰ったみなさんは、大きな損をしましたよ。

『トークショー』、本当にすごかったのですから!

IVANさんが最後の最後で語った暴力事件のお話は、日本にも根強い『ホモフォビア』があることを感じさせられ、絶対に許せないと強い怒りを持ちました。

IVANさん、ごめんね。こんな世の中で。

でも絶対に変えてみせるから。

誰もがありのままの自分で生きることが当たり前にできる社会に、必ず変えていきます。



「世の中=人々の意識」が変わるには時間がかかるけれど、諦めたら絶対にダメです。必ず変わります!

社会が変わるには、時間はかかるでしょう。

けれども、今日は『Lush Japan』のような企業が協賛してくれたり、世田谷区長の保坂展人さんが祝辞を述べたり、社会が少しずつ良い方向に変わっているのは確かです。

Lushの特設ページ「LGBT支援宣言」

Lushの特設ページ「LGBT支援宣言」


しかも『Lush Japan』はおととし昨年と2年連続で『LGBT支援』の活動を行なっています。LGBTフレンドリーな企業も増えてきました。

さらに、当事者みずからが政治家になって制度設計や条例提案に携わる方も増えてました。

かつては『当事者であり、政治家』という存在は尾辻かな子さんしかいらっしゃいませんでした。

けれども今では上川あや議員(区議として3期12年間)石坂わたる議員(2011年初当選)もいらっしゃいます。

2012年5月、石坂わたる議員とフジノ

2012年5月、石坂わたる議員とフジノ

落選こそしてしまったものの、先日の総選挙に立候補した元豊島区儀の石川大我さんもいます。

旧知の同志・石川大我さんとフジノ

旧知の同志・石川大我さんとフジノ


(石川大我さんにはぜひとも政治家として復帰してほしいです)

さらについ先週には、渋谷区が『同性パートナーシップ制度』を条例化するとのニュースが全国で話題になりました。

また、世田谷区長の保坂展人さんは、上川あや区議とともに、「世田谷区でも条例化に向けて検討している」と発言しておられました。このことも昨日、大きく報じられました。

これだけ大きな変化が起こりつつあるのです。

必ず社会は変わります。

どんなに挫折しても苦しくても、諦めずに少しずつ前に進んでいくのです。

人の意識は必ず変わります。ゆっくりですが、必ず変わります。

だからどうか諦めないで下さい。

絶対に変わりますし、変わるスピードを早める為の努力はあらゆる立場の人々が全国でがんばっています。

フジノもそのひとりです。絶対にあきらめません。

みんなで力をあわせて、誰もがありのままの自分らしく生きていかれる社会に変えていきましょう。

本日はお招きいただいて誠にありがとうございました。

そして、参加して下さったみなさまにもこころから「おめでとう」と改めて申し上げたいです。



後日談:なんと村主章枝さんとツイッターで!

以下のツイッターでのやりとりをご覧下さい。

今日の『トークライブ』のゲスト、世界で常に上位を競ってきたスケート選手の村主章枝さんとフジノのツイッターでのやりとりです。

村主章枝さんとフジノのツイッターでのやりとり
20150215tweet02

フジノが「横須賀でぜひ講演会をお願いしたいです。いつか必ずオファーを正式に出しますのでお願いします」とツイートしました。

それに対して、なんと村主選手はお母さまのふるさとが横須賀であること、オファーがあれば講演会をしてくださるとお答え下さいました。

ただ、これくらいのお返事ならば『リップサービス』だと思いますよね。やっぱり。

しかし!

村主章枝さんがフォローしてくれました

村主章枝さんがフォローしてくれました


なんと、村主章枝選手がフジノのツイッターをフォローして下さったのです。

『リップサービス』なんかじゃない。

村主さんは、本気で横須賀で講演会をやって下さるはず。

絶対にがんばって村主章枝選手に横須賀で講演して頂く努力をしなければ!

素晴らしい出会いに感謝です。



日高庸晴先生、プルスアルハさんにお会いしました!/アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会(2日目)に参加

アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会(2日目)に参加しました

浦郷学童クラブから今度は、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜へ向かいました。

昨日に続いて『アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会』に出席する為です。

アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会会場にて

アルコール・薬物依存関連学会合同学術総会会場にて


今日のプログラムも受講したいものがたくさんあります。

それに加えて、日高庸晴さん(宝塚大学・教授)の講演があるのですが、その前に数分間ほどお会いできそうなのも楽しみです。

さらに、活動を応援している『プルスアルハ』のみなさんも、『読み聞かせ』で出演されるのです。

シンポジウム『当事者中心の依存症治療・回復支援の発展をめざして』

まず、シンポジウム『当事者中心の依存症治療・回復支援の発展をめざして』に参加しました。

『第2部・当事者からのメッセージ』では、6人の方々(当事者・ご家族)からお話を伺いました。

当事者ご家族のお話

当事者ご家族のお話


フジノはお話を聴きながら、途中、胸が苦しくなって部屋を出たくなるような衝動に襲われてしまいました。なんとかこらえたものの、やっぱり依存症の苦しみは、ご本人・ご家族ともに壮絶なものがあります。

読み聞かせ「ボクのことわすれちゃったの?〜お父さんはアルコール依存症〜」

『第3部・パフォーマンス』では、ついに『プルスアルハ』さんの登場です!

活動のご紹介の後、絵本の読み聞かせが行われました

活動のご紹介の後、絵本の読み聞かせが行われました

ボクのことわすれちゃったの?

ボクのことわすれちゃったの?


『ボクのことわすれちゃったの?〜お父さんはアルコール依存症〜』(家族のこころの病気を子どもに伝える絵本④)プルスアルハ著、ゆまに書房、2014年

お父さんの様子に苦しみ悩むハルくん

お父さんの様子に苦しみ悩むハルくん


フジノの父親は、お酒を飲まずにはいられない人でした。幼い頃、母も僕もとても悲しい想いをしました。

だから、ハルくんの絵本にフジノはとても深く共感しますし、強く胸を打ちます。

ハルくんの絵本を全国各地のことばにするプロジェクトが今広がっています

ハルくんの絵本を全国各地のことばにするプロジェクトが今広がっています


ハルくんは、お父さんのお酒のびんにこっそりと水を混ぜます。フジノも同じことをしたことがあります。ワンカップ酒を隠してみたり、ビールを流しに捨ててしまったこともあります。

お父さんはアルコール治療の専門病棟に入院しました

お父さんはアルコール治療の専門病棟に入院しました


『プルスアルハ』のみなさんは、現役の精神科ドクター・看護師の方々でした。そのみなさんがあえて退職をして、新たに立ちあげたプロジェクトです。

そのチャレンジを、フジノは強い共感を持って応援せずにはいられません。

『臨床の現場』に居る人間にしかできないことがあります。

でも、『臨床の現場』を知っている人間があえて現場を離れて『社会』に打って出て、やらなければならないことがたくさんあります。

会場全体が読み聞かせに聴き入っています

会場全体が読み聞かせに聴き入っています


どんな分野の学会でも、会場では文献の販売ブースが設置されています。もちろんこの3学会合同学術総会でもたくさんの文献が販売されていました。

その中でも、『ボクのことわすれちゃったの?』は完売でした。

嬉しいです。

本当にたくさんのこどもたちに手にとってほしいです。

そして、ハルちゃんやかつてのフジノと同じような状況にいるこどもたちに「大丈夫だよ」のメッセージが届いてほしいです。

まわりにいる大人の方々にも現実を知ってほしいです。こどもたちのチカラになってほしいです。

こちらは今日の読み聞かせの様子では無いのですが、『プルスアルハ』さんがYouTubeに動画としてアップしておられますのでぜひご覧下さい。

プログラムが終わった後、『プルスアルハ』さんとお話をする機会を頂くことができました。

プルスアルハさんとフジノ

プルスアルハさんとフジノ


すでにツイッターなどではしばらく前からやりとりをさせて頂いているのですが、じかにお会いしたのは初めてでしたので、改めてこの活動に取り組んで下さっていることに感謝の気持ちをお伝えしました。

これからもお互いにがんばりましょうね、とエールを送りあいました。

フジノが『プルスアルハ』さんのような取り組みの重要性を感じたのは、2012年7月の日本うつ病学会総会がきっかけでした。

日本には、こどもたちに向けた分かりやすい精神疾患の本がありません。

保護者(例えばお母さん)が精神疾患である場合、こどもはそれを自分のせいだと受け止めがちなのは様々な研究から知られていました。

「きみのせいじゃないよ」

と伝える『心理教育』の分かりやすい絵本が海外にはありました。

Can I catch it like a cold? Coping with a parent's depression

Can I catch it like a cold? Coping with a parent’s depression


「日本にもこうした活動が必要だ!」

と願っていたところに『プルスアルハ』さんたちがまさにその活動をスタートして下さいました。

これからどうか多くのこどもたちが救われてほしいと願ってやみません。



月乃光司さんも出演されました

続いて、以前、新宿のロフトプラスワンで共演させていただいた月乃光司さんも出演、『詩の朗読』を行ないました。

月乃光司さんによる「詩の朗読」

月乃光司さんによる「詩の朗読」


月乃光司さんもますます素晴らしいご活躍をされていて、嬉しいです。



書ききれなくてごめんなさい

和田清先生「薬物依存症者におけるC型肝炎・HIV感染の実態」

和田清先生「薬物依存症者におけるC型肝炎・HIV感染の実態」

日高庸晴先生の講演「ゲイ男性における薬物使用とHIV感染リスク行動」

日高庸晴先生の講演「ゲイ男性における薬物使用とHIV感染リスク行動」

福生泰久さんの講演「厚生労働省における薬物依存症に対する取り組み」

福生泰久さんの講演「厚生労働省における薬物依存症に対する取り組み」

小泉典章さんの講演「全国精神保健福祉センターの薬物依存症対策の現況」

小泉典章さんの講演「全国精神保健福祉センターの薬物依存症対策の現況」

長徹二先生の講演は素晴らしかったです!

長徹二先生の講演は素晴らしかったです!


(ブログ記事は続きます。途中までのアップでごめんなさい)

福祉サービスの多くに年齢制限があるが、要介護度の高い「若年性認知症」の方々も同等の支援を受けられるよう改善すべき/9月議会のフジノの一般質問(その3)

9月議会でフジノが行なう一般質問の要旨を紹介します

前の記事から続いています)

9月議会でフジノが市長・教育長に対して行なう一般質問の要旨を、少しずつ紹介していきます。

3問目は『若年性認知症』への支援についてです

認知症介護研究・研修大府センターのパンフレットより

認知症介護研究・研修大府センターのパンフレットより


数年前から横須賀市は『若年性認知症』への支援に取り組んできました。

2013年には事業を初めて予算化し、『若年性認知症サポーター』の養成をスタート、これまでは『後援扱い』だった講演会を市が『主催』して行ないました。

さらに今年4月1日には『よこすか若年認知症の会タンポポ』が創立されて、定期的に『本人活動』『家族懇談会』が開かれています。



高齢者福祉サービスの多くには年齢制限が設けられているが、要介護度の高い「若年性認知症」の方々も同等の支援を受けられるようにすべきではないか

3.高齢者福祉サービスの多くには年齢制限が設けられているが、要介護度の高い「若年性認知症」の方々も同等の支援を受けられるようにすべきではないか

認知症は高齢者の疾患だと受けとめられがちだが、65歳未満で発症する認知症を『若年性認知症』と呼ぶ。

調査によれば、全国で3万8,000人、神奈川県内だけでも約2,700人に上る(平成23年1月現在)。

働き盛りの方が発症する為、ご本人の症状そのものの困難だけでなく、配偶者や子どもたちの心理や経済問題を始め、社会生活に与える影響も大きく、公的な支援もいまだ十分ではない現状がある。

国は、平成25年度に策定した『認知症施策推進5か年計画』において、『若年性認知症』への取り組みの必要性を明記した。

6.若年性認知症施策の強化

  • 若年性認知症支援のハンドブックの作成
    ・平成24年度~ ハンドブックの作成。医療機関、市町村窓口等で若年性認知症と診断された人とその家族に配付
  • 若年性認知症の人の意見交換会開催などの事業実施都道府県数
    ・平成24年度見込 17都道府県 → 平成29年度 47都道府県

一方、すでに本市は数年前から当事者・家族団体と連携しながら、様々な活動に取り組んできた。

そのような実績を持つ、『若年性認知症』への支援に積極的に取り組んできた本市だが、残念ながら『65才以上で要介護認定を受けている方々』が受けられる福祉サービスを『若年性認知症』の方々が受けられない『格差』がある。

多くのサービスに「65才以上が支給対象」との年齢制限が設けられているためだ。
  
要介護度が重い『若年性認知症』の方であっても、65才未満だからという理由で、本人・家族ともに受けられないサービスが、紙おむつ支給事業などを始め、多数ある。

これまで積極的に取り組んできた『若年性認知症』支援の本市の姿勢だからこそ、年齢制限ではなく要介護度の重さによって福祉サービスを受けられるよう、即刻改善すべきだ。

【質問】
(1)『65才以上で要介護認定を受けておられる方々』が受けられる福祉サービスのうち、『若年性認知症』の方々が現在は受けられないサービスはどのようなものがあるか?

【質問】
(2)こうした福祉サービスを『若年性認知症』の方々が受けられない合理的な理由はあるのか?

【質問】
(3)『65才以上』という区切りは、かつて『若年性認知症』の存在が知られていなかった頃に設定されたもので、『オレンジプラン』をはじめ『若年性認知症』支援の重要性が理解されるようになった今、本市は『若年性認知症』の方々も同様のサービスを受けられるよう改善すべきではないか?

4問目以降は、次の記事に続きます。



国は「地域包括ケア実現に向けた第6期介護保険事業計画」と位置づけ/医療と福祉の連携・統合を進める「在宅療養連携会議」へ

第6期介護保険事業計画の策定準備等に係る担当者会議へ

今日は東京・霞ヶ関へ。

厚生労働省で、フジノは午後から夕方までずっと会議を傍聴してきました。

厚生労働省の講堂にて

厚生労働省の講堂にて


全国の地方自治体の介護保険を担当している課長を集めて開かれた、『第6期介護保険事業計画を策定する為の準備に関する会議』です。

介護保険を担当している全国の地方自治体の課長を集めた開催された会議

介護保険を担当している全国の地方自治体の課長を集めた開催された会議


『第6期』は『地域包括ケア計画』と位置づけられていく予定です。

介護保険の事業計画と年次(フジノ作成)

介護保険の事業計画と年次(フジノ作成)


『介護保険』の仕組みを活かして、誰もが住み慣れた地域で暮らし続けられる為に『地域包括ケア』を実現することは、フジノの使命です。

しかし、財政とのかねあいもあって、横須賀市での『第6期』の計画づくりも、夢のような計画にはできないでしょう。

それでもフジノはしっかりと言うべきことは言い、すでに到来している少子超高齢・多死社会においても、生きていくことに『希望』を感じられるように取り組んでいきます。

政治家に転職した時には、まさかここまで高齢者福祉にのめりこむとは思いませんでした。

中でも『介護保険制度』はフジノのライフワークの1つだと感じるようにさえ、なりました。

わが国における『介護』を、『家族』の義務ではなく『社会』みんなの責任に、社会制度と法律によって変えたのです。

このことは、世界に誇るべき『政治の成果』だとフジノは考えています。

そんな政治行政の先輩方が「生み出した」制度を、フジノたちの世代が「しっかりと育てていかねばならないのだ」と責任を日々痛感しています。



「在宅療養連携会議(第2回)」が開催されました

それが終わると、東京・霞ヶ関から大急ぎで横須賀に戻り、逸見へと向かいました。

京急の逸見駅

京急の逸見駅


保健所を会場に開催された『在宅療養連携会議』を傍聴しました。

在宅療養連携会議・全体会議の会場にて

在宅療養連携会議・全体会議の会場にて


これは『医療と福祉の連携・統合』の実現を目指して、横須賀市が開催している会議です。

『専門部会』での成果を報告する為の『全体会議』なのですが、2013年度としては第2回目の開催です。



全ては「地域包括ケア」を実現してこのまちに暮らすみなさまの為に

会議が終わった後、会長である千場純先生(横須賀市医師会・副会長)と初めてじっくりと意見交換をさせて頂きました。

『在宅療養連携会議』メンバーの方々とは、ふだんからメーリングリストによって意見交換をさせて頂いています。

でも、みなさんが横須賀の保健医療福祉の中心メンバーで本当にお忙しい方々なので、じかにお会いしてお話する機会が実は初めてでした。

京急逸見駅から電車で帰りました

京急逸見駅から電車で帰りました


フジノは今年も週2回、大学院で『地域包括ケア』『在宅療養』について聴講しています。

その大学院の教授の多くが、国の審議会メンバーにとても多く入っています(だからこそ聴講しているのですね)。

講義を通して語られる、最新の国の動向をとにかく早くキャッチしていくようにフジノは努力をしています。

そうしたフジノの活動を、ブログなどを通じて千場先生も関心を持って下さっていることを知りました。

とても驚き、かつ、とてもうれしく感じました。

午後ずっと厚生労働省で会議を傍聴していたのも、大学院での聴講と同じ目的です。

これからも、あらゆる形で国の情報を捉えて、横須賀の為に現場で役立つ取り組みをしっかりと努力していきたいです。

とても忙しく、そしてとても疲れきっているのですが、充実した1日でした。

今夜は疲労困憊ですので、報告はここまで。



ぜひあなたも「若年性認知症サポーター」になって下さい!/認知症の中でもさらにマイノリティである働き盛りの認知症

若年性認知症への支援はようやくスタートしたばかりです

『認知症』は、高齢の方々だけが発症するのではありません。

本当に若い、働き盛りの方々でも『認知症』を発症します。

ご高齢の方々の認知症とは区別して、18〜64才と若くして発症した『認知症』のことを『若年性認知症』と呼んでいます。

認知症介護研究・研修大府センターのパンフレットより

認知症介護研究・研修大府センターのパンフレットより


わが国で若年性認知症を発症しておられる方々の数は、約3万8,000人と推計されています(「若年性認知症の実態と対応の基礎基盤に関する研究」2009年)。

神奈川県内では2,750人と推計されています(2010年1月)。

若年性認知症には、ご高齢の方々の認知症とはまた異なるいくつもの課題があります。

  • 働き盛りで若くて体も元気な上に、まさかこの若さで認知症を発症するとは思いもしない。だから受診も遅れてしまう。
  • おこさんが思春期にさしかかった時期であることが多く、まだ若い親御さんの言動が急変したことを受け止められない。

けれども、若年性認知症への支援は、以前記したように、ようやくスタートしたばかりです。

(2013年3月4日の活動日記より)

まず、認知症そのものの支援が進んでいない為、国としては2013年度から新たに『認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)』がスタートします。

『オレンジプラン』の大きな7つの取組みの6番目に若年性認知症も取り上げられましたが、これだけしか記述もありません。

オレンジプラン

国としての取り組みもまだまだです。

東京都では、NPOに委託することで若年性認知症についてのワンストップでの相談窓口を開設しています。

東京都若年性認知症総合支援センター

東京都若年性認知症総合支援センター


ただ、神奈川県としての取り組みは、まだ進んでいません。

県の審議会での議論では「いち市町村にできることは限られている」という専門家の意見もありました。

しかし、「いち市町村からできることを積極的に取り組まねばならない」とフジノは考えています。

そこで、たびたび若年性認知症への支援を市議会の場で訴えてきました。

(例えば、こちらこちらなど)

さらに、家族会のみなさんが長年にわたって一生懸命に活動に取り組んできて下さいました。

そうした活動が実って、2012年度、横須賀市は『若年性認知症への支援』を初めて予算化しました。

そして今年度(2013年度)も、横須賀市は新たな取り組みをスタートします。

若年性認知症サポーターの養成講座を行ないます。

以下に、横須賀市からのお知らせを掲載します。

若年性認知症講座を開催します
〜一緒にサポーターになりませんか〜

18~65歳未満に発症する若年性認知症は働き盛りの方が多く、高齢期の認知症と異なる様々な問題を抱えます。現行の高齢者の認知症対策では対応できない多様な支援が求められており、若年性認知症の方の社会参加には周囲の配慮やサポートが必要です。

そこで横須賀市では、公益社団法人「認知症の人と家族の会神奈川県支部」の協力を得て、若年性認知症の支援者の人材育成として、若年性認知症のサポーターを養成する講座 を行います。

第1回 第2回 第3回
7月29日(月) 14:00~16:00 8月19日(月) 14:00~16:00 9月17日(火) 14:00~16:00
総合福祉会館5階視聴覚研修室 ヴェルクよこすか6階第1会議室
川崎幸クリニック院長・公益社団法人認知症の人と家族の会代表 杉山孝博先生 臨床心理士・稲富正治先生、若年性認知症ご本人と介護家族
若年性認知症の理解 若年性認知症の対応と心理的理解 若年性認知症の人と家族へのインタビュー
若年性認知症について医師がわかりやすくお話します。 若年性認知症の介護家族がたどる4つの心理ステップについてお話します。 若年性認知症の人の気持ちや介護されているご家族のご経験を伺います。

手話通訳あり。

対象:市内在住・在勤・在学で、第1~3回全て参加できる方

定員:先着60人

申込:7月11日(木)~7月25日(木)までに電話・FAX でコールセンターへ

要予約:同伴する若年性認知症の人のお世話を希望する人は、7月22日(月)までに担当課へ予約が必要です。定員は先着5人。



横須賀市からのお知らせは以上です。

どうかあなたもぜひご参加下さい。よろしくお願いします!



動物愛護センター開放DAYへ/横須賀の動物愛護の取り組みにぜひご協力くださいね!

動物愛護センター開放DAYでした

今日は、追浜の浦郷にある『動物愛護センター』へ。

『動物愛護センター開放DAY』でした。



場所は、追浜の日産工場よりもう少し先の貝山緑地とリサイクルプラザ『アイクル』の間にあります。

昨年、移転・新築して「動物愛護センター」となりました

公郷にあった『動物管理所』の老朽化が激しかったので、浦郷へ移転して、名前も変わり、昨年5月からオープンしました。

下の写真が公郷にあった旧『動物管理所』です。



建設費用として約1億6000万円かかりましたが、敷地は旧・動物管理所の6倍の広さ(約1900㎡)となり、駐車場も10台分、確保できました。

また、獣医さんが常駐して対応できるようにもなりました。

2年前、政治家としてフジノは、この1億6000万円の予算を通過させた立場です。

動物愛護の拠点として活動していく上で、「移転して本当に良かった」と今もフジノは判断しています。

旧管理所をフジノはかつて2004年に視察しました。

職員さんは一生懸命活動してくれていたのですが、本当に狭くて老朽化もしていて、限界でした。

一緒に視察してくれた市民のSさんの感想をぜひご覧ください。

当時の管理所の写真をたくさん載せてあります。

その様子をご覧いただければ、移転の必要性も共感していただけるはず。


犬・猫についてもっともっと知ってほしい

さて、『開放DAY』は毎年開かれているイベントですが

猫や犬について知っていてほしい基本的な情報をお伝えするパネルの展示や、しつけビデオの上映が行なわれました。

(強烈な絵ですね!)


また、動物のペーパークラフトや、風船で動物の姿をつくるバルーンアートなども行なわれて、こどもたちに好評でした。

「愛護について考えよう」と題したお話や「猫との暮らしの相談コーナー」もありました。



フジノにとって最も楽しみだったのが、『センター内のガイドツアー』です。午前2回、午後2回、行なわれました。



動物を保護した後にきれいに洗ってあげる為の部屋や、手術や治療を行なうの為の部屋を見学しました。



『動物愛護センター』では、犬・猫だけでなく、ウサギやニワトリなどの保護にも対応しています。



名古屋コーチンも保護されていました。


横須賀では動物愛護に力を入れています

こういうセンターというと、『殺処分の場所』だと考えられていたと思います。

もしかしたら今もそういうイメージがあるかもしれません。

けれども、むしろ横須賀市の動物愛護センターでは、ペットの飼い方の指導をはじめとする啓発活動に力を入れています。

今日の『開放DAY』だけでなく、ふだんから施設は市民の方々に開かれています。

動物の譲渡会も毎月開催されていますが、さらに、しつけ教室や動物とのふれあい教室を開いています。



今日も、保護された子猫たちの里親さんを募集していました。

毎年、猫は300~500匹も保護されています。そのうち90%が子猫ちゃんという悲しい現実があります。

2年前にフジノが保護してもらってきた猫も、生まれてすぐの子猫でした(今では成長して立派に巨大化しています)。



寝ている子猫の背中にのっている子猫。この可愛い子猫たちが無事に新しい家族が見つかりますように!



横須賀市では、犬よりも猫の方が圧倒的に保護されています。

毎年、犬の3倍の数の猫が保護されています。

かつて猫の保護は、2000年度に約900匹でしたが、2007年度には約400匹まで減少しました。

けれどもそこからはなかなか減らず、横ばいの状態が続いています。



ツアーの最後に、9月に米が浜で保護された6才のバセットハウンドのわんこを有沢所長が紹介してくれました。



9月に保護してからセンターでは一生懸命に飼い主を探してきましたが、残念ながら見つからない為、新たな受け入れ先を見つけることにしました。

『殺処分』ではありません。里親探し、『譲渡会』です。

横須賀市では、犬や猫をほしいという市民の方々を、どんな犬種・猫種で何才くらいを希望するのかという情報をあらかじめ、登録しています。

そして、その希望に沿ってマッチングした犬・猫たちと市民の方とのお見合いを行なうのですね。

バセットわんこも来週ついにお見合いだそうです。

良かった、どうかうまくいきますように!



バセットわんこは、ものすごくおりこうで、人なつこくてめちゃくちゃ可愛かったです。



また、そのバセットのことを愛情いっぱいに語る有沢所長をはじめ、センターの職員のみなさんの深い愛情を感じました。



わが横須賀市の担当職員の方々の熱意と愛情は、引き取り先がいなかったわんこ・にゃんこを何匹も自ら引き取ったりととても強いものがあります。

何とかして1匹でも多くの動物たちを守りたい。

そういう強い想いのもとで、毎日がんばってくれています。



それでも残念ながら、横須賀市でも毎年、犬は30~40匹、猫は300~500匹が処分されています(猫の場合はそのほとんどが子猫です)。

横須賀市では避妊・去勢手術に対して補助金も出していますので、どうかこうした制度を利用して

育てられないのに赤ちゃんを産ませてしまうようなことが無いように、どうか市民のみなさまにお願いしたいのです。

(わが家の猫も犬もこの制度を利用して避妊手術をしました)

2004年に視察した旧管理所では、実際に処分する為の場所も含めて全てを見せていただきました。

処分の方法もまた苦しみが少ないように横須賀市では改善を行なっています。

けれども、本来であれば、いのちを奪うようなことはしたくないのです。

いのちを守る為に税金は使われるべきであって、いのちを守る為に職員さんも働きたいのです。

動物たちのいのちを守る為には市民のみなさまの協力が必要です。

どうか、犬・猫たちをはじめとする動物たちを飼う時は、人間と同じ家族として、生涯を通じて愛して守ってあげて下さい。

どうか、お願いします。



今日出会った動物たちが幸せになれますように。

犯罪被害者支援の為に、もっとやるべきことがある/「それぞれの立場からはじめる犯罪被害者支援~神奈川県犯罪被害者支援県民大会」へ(その1)

犯罪被害者支援の為に、もっとやるべきことがある

中学生たちの演劇発表会場を飛び出ると、大急ぎで昼ごはんを食べて、横浜・桜木町に向かいました。

ランドマークタワーの真正面にある『はまぎんホールヴィアマーレ』が会場です。

ランドマークタワー

ランドマークタワー


午後から、

に参加しました。

『それぞれの立場からはじめる犯罪被害者支援~神奈川県犯罪被害者支援県民大会~』プログラム

『それぞれの立場からはじめる犯罪被害者支援~神奈川県犯罪被害者支援県民大会~』プログラム


被害者支援に対して強い想いを持つ県のある職員さんから熱心にお誘いいただいてこともあって、喜んで参加させていただきました。

「犯罪被害にあった方々の支援はフジノの政策課題だ」と受け止めて、横須賀市議会でいろいろな提案をしてきました。

アメリカ軍の兵士が起こす犯罪の防止(加害の予防)だけでなく、全ての犯罪による被害にあった方々へのサポート(被害への支援)も、とても重要です。

ご遺族による基調講演「犯罪被害者等が望む支援」

まず、2人の方から基調講演が行なわれました。

最初に、練馬区での殺人事件の被害者のご遺族である糸賀美穂さんから『犯罪被害者等が望む支援』のテーマでお話がありました。

糸賀美穂さんの講演

糸賀美穂さんの講演


(ここから先は、フジノのメモを基に記したもので、聞き間違いや誤解や重要な情報が欠けている可能性があります。正確なものではなく、あくまでもフジノのメモとお考え下さい)

被害者は、私の息子で25才でした。

息子は、同い年の恋人に殺されてしまいました。

加害者は、極めて一方的な理由によって、息子を永遠に奪い去ってしまったのです。

もともと情緒不安定の女性でした。

息子が彼氏になった後も、平気で他の男性と浮気をしたり、というようなこともありました。

また、彼女は、自分の両親との関係が一方的に悪いと受け止めていました。

実際には彼女の両親は彼女が家出をするたびに毎回、一生懸命に彼女の行方を探してあげたりしていました。

後で供述を読んでしったのですが、彼女は、

「彼氏(息子さん)を殺してあげなければならない」

と自分勝手な思い込みで考えていました。

息子が殺されたことをテレビなどのニュースで観た友人から様々な電話やメールなど連絡がありましたが、事件当日も、お通夜もお葬式も、どのように終わったのか今も記憶がありません。

彼女は、計画性も殺意も容疑も全て認めた為か、刑事裁判は事件からわずか2ヵ月後に始まりました。

けれども2ヵ月後の頃は、まだ私は自分を責め続けていました。

骨壷を抱きながら、毎日謝り続けていました。

私たち被害者の家族の味方と信じていた検察とは話す機会も無いままに、裁判になりました。

「遺族は裁判のはじめに冒頭陳述ができるだけ」

と言われました。

彼女は、何故息子を殺したのか、真実を語ることも無く、息子に対しても私たちに対しても謝罪の言葉も無く、反省の言葉もありませんでした。

2回目の公判では、彼女の親(加害者の親)が陳述することになっていたのですが、当日になって拒否しました。

そこで、私も夫も、彼女の親が自分たちの娘がしたことをどのように考えているのか、謝罪の気持ちがあるのかどうかも、何も知ることができなくなってしまいました。

その日は、私の夫のみが意見陳述をしました。
 
涙でぐしゃぐしゃになりながらの陳述でした。

夫が陳述を終えた後に、

「加害者、何かありますか?」

と裁判長が彼女に問いました。

けれども、

「何もありません」

と彼女は言いました。

彼女の側の弁護士は、加害者の両親に対して、

「20才を超えた加害者に対して、保護者の責任は無いから接触すべきではない」

と指示を出していたようです。

法廷で会っても、お辞儀ひとつ無かったです。

これまで息子が生きている時には彼女のことで何度も相談にのったり、いずれ結婚するだろうと考えていたので、何度も一緒にお話した間柄だったのにあんまりだ、と感じ、とても悲しくなりました。

検察側は懲役13年を求刑しました。

しかし、自首であること、前科前歴が無いこと、25才という若年であること、反省していること(しかしこれは自分の両親への謝罪の言葉)、で減刑されてしまいました。

加害者には保護や人権が守られているにも関わらず、被害者には何の保護も無いことが分かりました。

被害にあった人は国や司法から守られているものと思っていました。

しかし現実には、自分の私利私欲の為に人の命を奪った犯罪者に対しても「心神喪失や責任能力が無い」などの理由によって、量刑が軽くなってしまうだけでした。

被害者の遺族は、なおさら傷つけられてきました。

また、これは同時に、加害者の為にも良いものなのでしょうか。

矯正教育が今、どのように行なわれているのかは分かりませんが、被害者のことを忘れることなく、罪を真正面から見つめることが必要だと思います。

加害者はもし生きて刑務所を出てきたならば、出所の日からが本当の罪滅ぼしの日々です。

2度と取り返すことのできない現実に苦しみながら生きていかなければならないからです。

1年ほどたって民事裁判を行いました。

けれども、相談にのってもらった弁護士さんから

「どうせ何も取れないのだから、請求額は5000万円にしてはいかがですか?」

と言われました。

「これは一体何の話をしているのだろうか」

と私は思いました。

民事裁判の準備を進めていくにつれて争点が無い裁判は刑務所の加害者に書類を送り、署名をして送り返すだけのものだと初めて知りました。

加害者の署名と言い分として

「私にはお金が無いので、出所したら少しずつ払う」

とだけ書いてありました。

加害者の親は、事件の後も、同じ住所でふつうに暮らしながらえていることに、怒りを覚えました。

相手の母親からは謝罪の言葉は無かった上に、お話をしたいと伝えた途端に、むしろ逆切れされてしまいました。

「あんたね、私たちだって大変なんだよ!」

「あなたの息子がつきあわなければ良かったんでしょ!」

と言われました。

殺された上に、なおもけなされる息子が不憫で不憫で、私はその夜、自殺未遂をしてしまいました。

「死にたい」

という気持ちよりも、

「死んだら息子のところに行くことができる。早く息子に会いたい」

という気持ちになりました。

ようやく今、私はそういう命を救わねばならないと思いました。

『被害者支援センター』からお手紙を何度かいただき、友人らの前では語ることができない想いを毎月1回話せるようになりました。

自助グループに参加するまでは

「こんなことに参加して、一体何の役に立つものか」

と疑問に思っていました。

けれども、センターのサポートや同じ苦しみを持つ方々と体験を話すことで、こころの傷が少しずつ小さくなりました。

その後、2006年犯罪被害者基本法、DV法、更生保護法、少年法の改正、刑事訴訟法も今年12月から刑事裁判の中で遺族も意見を言うことができるようになります。

けれども、これらの法改正も、法律に携わる人々の意識が変わらない限り、ただの飾りになってしまうおそれがあります。

警察や司法、地域の支援ネットの理解が必要です。

自殺予防や犯罪を防ぐ為にも被害者の家族は、なるべく早い段階から支援を受けられるように、自治体やカウンセリングとの連携の必要性=協力が本当に必要だと考えています。

県が条例を作ろうとしていることや取り組みを行なってくれていますが、取り組みの単位は県のように大きなものではなく、それぞれの市町村単位にしてほしいと望んでおります。

みなさまにはぜひ他人事とお考えにならないでいただけたらと思います。

次の記事に続きます)

横須賀で初めての『自死遺族の支えあいの会』が行なわれました/フジノの提案、実現しました

『自死遺族の支えあいの会』が行なわれました

ついに今日、横須賀市で初めての『自死遺族の支えあいの会』が行なわれました。

広報よこすかお知らせ版・2007年11月25日号での告知記事

広報よこすかお知らせ版・2007年11月25日号での告知記事


僕も政治家としてではなく、ひとりの個人として参加させていただきました。

内容は一切書くことはできませんし、その必要も無いと思いますが、

この取り組みが行なわれたことを「素晴らしい一歩だ」と感じています。



今後は2ヶ月おきに開催します

次回の支えあいの会は、来年2008年2月4日10:00〜12:00です。

今後、2ヶ月おきを目安に開催していく予定とのことです。

すでに昨日の民生常任委員会でのフジノの質問に対して、健康福祉部長からの答弁として

「継続は力なりではないが、継続して行なっていきたい」

と、わかちあいの場を開催し続けていくことが明確に言及されました。



ご遺族が参加しづらいお気持ちなのは、当たり前ですししかたがないことです

ご遺族にとって、この場に参加するのはなかなか難しいことだと思います。

僕自身、参加してよいものかどうなのかを昨日ぎりぎりまで悩みました。

(政治家という肩書きはわかちあいの場にはとても邪魔で、果たして1人の個人として参加することが可能か悩んだのです)

そして、けさ8時頃、本気で行くことを決心したのですが、バイクに乗って会場へ向かいながらも前向きな気持ちにはなれませんでした。

何を話せばいい?
 
何も話したくない。

でも、この場でしか話すことができないことがある。

でも行きたくない。

どうしよう...。

こんな風にくるくると気持ちが変わって、到着してもまだ迷っていました。

だから、もしもあなたがご遺族の方で次回の会に参加しようとはなかなか思うことが難しくても決して気に病むことではありません。

僕のように、すでに新聞にインタビューがでかく載っていても、それでも話したくない気持ちがいっぱいなのです。



それでもフジノは『自死遺族』のあなたに来てほしいと願っています

けれども「やっぱり遺族にしかわかりあえないことが確実にある」と感じたのも事実です。

今日は「行って良かった」と感じました。

もちろん、話をすることでのダメージはあります。

でも、何も話すことができないままの暮らしの中での『慢性的なダメージ』の方が大きいです。

だから、これからも2ヶ月ごとに行なわれる予定の『自死遺族の支えあいの会』に、「いつかあなたが来ていただけたら」と僕はこころから願っています。

人は、ある会に1度参加したくらいでは『癒される』とか『前向きになる』だとか、そういう急激な変化は決してありません。

でも、ただ1人きりで毎日こころを押し隠しながら生きる暮らしの中では言えないことを、語ることができる場は必要です。

1度だけ試しで参加する、もしかしたら2度と参加しないかもしれない、そんな参加のしかたも全く問題ないと思います。

どうか、いつかあなたにも来ていただけたらと僕は願っています。