次の10年へ新たな体制でコンボは歩んでいきます!/認定NPO法人地域精神保健福祉機構・理事会&総会(2018)

コンボの理事会と定期総会が開催されました

夜は、東京へ。

コンボ(認定NPO法人地域精神保健福祉機構)のサイトより

コンボ(認定NPO法人地域精神保健福祉機構)のサイトより


都内の会議室で、認定NPO法人地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事会と総会が開催されました。

フジノは2010年から理事を務めていますなので、ともに出席をしました。



財政は厳しいながらもなんとかコンボは活動を継続できています

2007年に創立したコンボは、なんとかこの10年間を生き残ることができました。

そして、社会的な意義の高い取り組みを全力で行なってきました。

年によって増減はありますが、会員数は約7000〜8000人台も居て下さいます。

今では、多くの病院の精神科やメンタルクリニックの待合室に、コンボが発行しているメンタルヘルスマガジン月刊『こころの元気プラス』が置かれています。

精神保健医療福祉の祭典『リカバリー全国フォーラム』も、すっかり夏の恒例行事として全国から愛されるようになりました。

認定NPO法人地域精神保健福祉機構・2018年度理事会&総会

認定NPO法人地域精神保健福祉機構・2018年度理事会&総会


けれども、経営という面では決して順調ではありません。

かなり厳しい財政状態が続いてきました(現在も)。

昔から何故か「コンボの財政はうまくいっている」「コンボには資金が豊富にある」という誤解があります。

けれども、情報公開しているコンボの財務諸表をご覧いただければ、毎年どれほど綱渡りでがんばっているかご理解いただけるはずです。

まだまだ日本には寄附文化が根付いていませんし、国全体としてNPO・NGOを積極的に応援する体制にはなっていません。

たくさんのNPO法人が立ち上がっては潰れていっています。

そのような中で、10年間にわたって活動を続けることができたことは、全国の会員のみなさまのおかげです。

本当にありがとうございます。



さらにコンボは当事者性を高めて、ミッションも新たにしていきます!

政治家としてフジノは、いつも心がけていることがあります。

『理想』を守り続ける為には『行動』は変わり続けなければならない

というものです。

NPOも同じだと信じています。

コンボが掲げているリカバリーの実現という『理想』を実現していく為に、常に『行動』(アクション)の在り方は変化し続けていかねばなりません。

大島巌共同代表より開会あいさつ

大島巌共同代表より開会あいさつ


宇田川健さん(共同代表理事)からご相談をいただいていたのですが、今回、理事のメンバーが大きく変わりました。

当事者性をさらに高めていく為に、理事にも当事者を増やすことにしました。

これまでのコンボは、いわゆる『当事者=理事』が3名しか居ませんでした。

宇田川さん、増川ねてるさん、フジノの3名です。

理事の大半は、わが国の精神保健医療福祉の素晴らしい研究者・実践者の方々でした。アドバイザリーボードも同じです。

みなさん、素晴らしい方々で、理論的にも実践的にもリカバリー実現の為に日本の精神保健医療福祉を引っ張ってきてくださった方々ばかりです。

ただ、理想を実現し続ける為には変化し続けていかねばなりません。

今回、宇田川さんの想いに沿った新たな体制が本日の理事会・総会で承認されました。

代表理事
  • 大嶋巌
    (日本社会事業大学教授)
共同代表理事
  • 伊藤順一郎
    (メンタルヘルス診療所しっぽふあーれ院長)
  • 宇田川健
    (認定NPO法人地域精神保健福祉機構・共同代表理事)
理事
  • 大野裕
    (一般社団法人認知行動療法研修開発センター・理事長)
  • 岡田久実子
    (公益社団法人全国精神保健福祉会連合会・副理事長)
  • 桶谷肇
    (公益社団法人全国精神保健福祉会連合会・事務局補佐)
  • (新)小阪和誠
    (一般社団法人ソラティオ・ピアサポート専門員)
  • 後藤雅博
    (こころのクリニックウィズ・所長)
  • (新)佐々木理恵
    (WRAPファシリテーター・ピアスタッフ)
  • 島田豊彰
    (一般社団法人日本うつ病センター・事務局長)
  • (新)中川均
    (NPO法人全国精神保健職親会・理事長/株式会社ガイアート・顧問)
  • 藤野英明
    (横須賀市議会議員)
  • 増川信浩
    (WRAPファシリテーター)
  • 遊佐安一郎
    (長谷川メンタルヘルス研究所・所長)
  • 渡遺博幸
    (学而会木村病院院長)
  • 貫井信夫
    (NPO法人千葉県精神障害者家族会連合会・理事長)

任期は2年間です(再任はOKです)。

この新しい体制で、コンボは新たな10年間に向けて進んでいきます。

理事会・総会ともに、

「コンボがこれまで大切に守ってきた『ミッション』も、より当事者性を強く打ち出していこう」

ということで合意が得られました。



どうかコンボとその理想(リカバリーの実現)に力を貸して下さい

コンボは、『理想』を貫く為に、これからも自ら変わり続けていきます。

財政は決して豊かではなく、ついに会費の値上げも行なわざるをえませんでした。

当事者のみなさまの生活が厳しいことをみな分かっています。

けれども、コンボを継続していくことが必ず当事者のみなさまのリカバリーの実現に近づくことだと信じています。その為、値上げも行なう決断をしました。

コンボに限らず、どのNPOも、活動をずっと継続していく為には世代交代も進めていかねばなりません。

課題は山積みです。

それでもコンボの活動は、必ず精神疾患・精神障がいのある方々のリカバリーの実現にとって意味のあるものになると信じています。

どうか全国のみなさま、これからもコンボを応援し続けて下さい。

まずは、大きなイベントとしては夏の『リカバリー全国フォーラム2018』が9月に開催されます。

リカバリー全国フォーラム2018

リカバリー全国フォーラム2018


ぜひいらしてくださいね。

こころよりお待ちしております!



コンボはあなたからの動画の投稿をお待ちしています!/「リカバリー全国フォーラム」の人気コーナー「トークライブ」のエッセンスをどこでも観られる「リカバリーTube」を作りました

「リカバリー全国フォーラム」で大人気の「トークライブ」をご自宅でも観られるようにしたい!

この記事は、特定NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)理事の藤野英明として書いています。

毎夏に開催している『リカバリー全国フォーラム』にはたくさんのプログラムがあります。

その中でも、『トークライブ』がとても好評をいただいております。

閉会後のアンケートの集計データからも、とても愛していただいているのを実感しています。

ここ数年フジノは『トークライブ』の司会を務めているので本当に嬉しいです。ありがとうございます!

この3年間「トークライブ」の司会を務めております

この3年間「トークライブ」の司会を務めております


その魅力はフジノの司会ではありません。

ステージに立って話して下さるみなさんが最大の魅力なのです。

かつては精神障がいのある当事者が1000人もの観客の前でステージに立って、堂々と自らの体験を語る機会がありませんでした。

毎回、本当にたくさんの方々がステージにあがって、想いを語って下さいます。

「前の年の『トークライブ』を観て勇気づけられて今年は自分がステージに立つことにしました!」

とおっしゃる方もたくさん居ますし、閉会後のアンケートでも登壇したみなさんはすごいというコメントがたくさん書かれています。

勇気を与えてくれる、というコメントもたくさんあります。

けれども『リカバリー全国フォーラム』は、年1回しかありません。しかも会場に来た人しか観られません。

そこで

「何とかしてこの『トークライブ』のエッセンスをいつでも全国のどこからでも体験していただけないだろうか」

と考えました。

それが『リカバリーTube』です。

『リカバリー』+『YouTube』=『リカバリーTube』です(そのまんまでごめんなさい)。

『トークライブ』はステージでお話していただきますが、『リカバリーTube』は動画をコンボのホームページで配信します!

コンボのホームページで、いつでも、全国どこからでも、いろいろな人たちが語るリカバリーストーリーを動画で観ることができるようになりました。

コンボHPの「リカバリーTube」のコーナー

コンボHPの「リカバリーTube」のコーナー


『リカバリーTube』に掲載されている、フジノの動画をご紹介しますね。




これは昨年2017年夏の『リカバリー全国フォーラム2017』の会場に設置された『リカバリーTube』撮影ブースで撮影して頂きました。

「リカバリー全国2017」の特設スタジオ

「リカバリー全国2017」の特設スタジオ


原稿なしのぶっつけ本番で「2分間ぴったりでお願いします」と言われてドキドキしながらお話しました。

みなさまはスマホで撮影していただければ大丈夫ですよー

みなさまはスマホで撮影していただければ大丈夫ですよー


でも、見事に2分ぴったりで話せました!

こちらでは、フジノの他に5人の方々の動画も無料で公開されていますので、ぜひご覧下さいね。

他にもたくさんの方々の動画があります。

ただ、フジノも含めた5名分は無料で公開されていますが、その他の動画をご覧いただく為にはコンボの『賛助会員』になっていただく必要があります。

ぜひ賛助会員にもなって下さいね!



あなたからの動画をお待ちしています!コンボは動画を大募集中です

ここからが本題です。

ぜひあなたも『リカバリーTube』に動画を載せてみませんか?

コンボではあなたからの動画を心からお待ちしております。

動画のテーマは、『私のリカバリーストーリー』です。

動画の長さは、2分間です。

自撮りでOKです。

グループでの出演もOKです。

フジノみたくポツリポツリと語るも良し、歌声を披露して下さったりダンスやパフォーマンスなども大歓迎です。

それから『顔出しNG』『声だけの出演』『ニックネーム』でももちろんOKです!

『私のリカバリーストーリー』をアピールする内容であれば、あとはあなたのアイディアしだいで内容はおまかせいたします。

動画の投稿方法をはじめ、正式な募集要項はこちらをご覧くださいね。

それではお待ちしております!



利用者が85名も亡くなった抗精神病薬ゼプリオンに関して厚生労働省へ要望書を提出しました/認定NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)

本日「コンボ」が厚生労働省へ要望書を提出しました

フジノが理事を務めている『認定NPO法人地域精神保健福祉機構(通称コンボ)』は、長年にわたって、抗精神病薬と突然死の問題に取り組んできました。

そして今日6月21日、厚生労働省に対して要望書を提出しました。

それは、

抗精神病薬ゼプリオンの利用者がなんと85人も亡くなっている問題について

です。

コンボが厚生労働省に出した要望書

コンボが厚生労働省に出した要望書


記者会見も行ないました。

記者会見にたくさんのメディアが集まってくれました

記者会見にたくさんのメディアが集まってくれました



ゼプリオンとはどのようなクスリか

ゼプリオンは、『飲み薬』ではなくて『注射』です。

ゼンプリオンは肩かお尻に注射するタイプの薬です

ゼンプリオンは肩かお尻に注射するタイプの薬です


精神科医療だけではなく、あらゆる慢性疾患の世界では、毎日服み続けなければならないクスリのわずらわしさや服み忘れによる危険性を避ける為に、効果が長く続く注射をするタイプのクスリが開発されてきました。

4週間に1回注射をする、という治療スケジュールです。

4週間に1回の注射で治療を続けていきます

4週間に1回の注射で治療を続けていきます


ゼプリオンは、2013年11月にヤンセンファーマ社から発売されました。

「1回注射をうつと、約1か月間その効果が持続する」という抗精神病薬です。



「コンボ」は常にクスリのチェックを行なっています

『コンボ』は、いろいろなクスリについて常にチェックを行なっています。

例えば、『医薬品医療機器総合機構(通称PMDA)』のホームページを使えば、公開されている副作用の報告書を読むことができます。

PMDAのサイトより

PMDAのサイトより


リカバリーを目指す『コンボ』の大切な取り組みの1つです。



ゼプリオン発売から4ヶ月半で死亡17名、厚生労働省も「ブルーレター」発出を指示しました

さて、このゼプリオンについてです。

発売からわずか4か月半の2014年4月時点で、なんと死亡者数が17人になっていることが分かりました。

その為、2014年4月17日、厚生労働省はヤンセンファーマ社に対して『安全性速報』(ブルーレター)を出すよう指示しました。

厚生労働省が出した指示のプレスリリース

厚生労働省が出した指示のプレスリリース


下が実際に出された『ブルーレター』です。

実際に出されたブルーレター

実際に出されたブルーレター


そして、亡くなられた14名の方々についての情報も公開されました。

ゼプリオンとの因果関係は不明だが市販直後調査中に報告された死亡症例

ゼプリオンとの因果関係は不明だが市販直後調査中に報告された死亡症例


つまり、監督官庁である厚生労働省・発売元であるヤンセンファーマ社をはじめ、ゼプリオンを使用する精神科医はみな特に注意して使用しなければならないクスリだと注意喚起がなされたのです。



「ブルーレター」が出されてから2年、死亡者は6倍に増えていました!

『コンボ』は、ゼプリオンについても定期的なチェックを続けてきました。

その結果、昨年2016年5月31日時点で、死亡者数がなんと83人へ増加し続けていることが分かりました。

6月中旬頃には、死亡者数は85人になったことも分かりました。

『ブルーレター』が出されたにもかかわらず、2年間で6倍もの死亡者が出てしまったことになります。

『コンボ』として、これ以上、亡くなってしまう方が増えないように本日、要望書を提出することにいたしました。



厚生労働省への要望項目は5つです

要望項目は下のとおりです。

  1. ゼプリオンは他の抗精神病薬に比べて、死亡者数が突出して多いのは何故なのか明らかにしてください。
  2. ゼプリオンの使用全例の調査をして下さい。
  3. 類似の成分であるインヴェガとコンスタ及び、ゼプリオンと同じ抗精神病薬の持続性の注射剤と比較してこのような差が出るのは何故なのか明らかにして下さい。
  4. 安全性速報(ブルーレター)が出されているにもかかわらず、現在に至るまで改善が見られないのは何故なのか明らかにして下さい。
  5. これ以上、死亡者が他剤と比較して著しく増えないように、日本精神神経学会等の専門家と共に使用している当事者や利害関係のない第三者を含めた外部委員会の設置、使用状況を把握するための使用者全員の調査等、当該企業に対して少しでも死亡者数を減らせるような対策を講じるよう指導して頂き、且つ適切な行政としての対策を取って下さい。

この要望書の根拠はいくつもあります。

例えば、似ているクスリと比べたデータがあります。

死亡者数を4つのクスリで比較したデータ

死亡者数を4つのクスリで比較したデータ


ゼプリオンの死亡者数は飛び抜けています。

また、『薬剤別月別死亡者数』『4剤の発売日から同期間の死亡者数比較』もご覧下さい。

ゼプリオンと死亡者数の多さの問題については、読売新聞医療部記者の佐藤光展記者も報じてくれています。こちらもぜひご覧下さい。

厚生労働省がしっかりとした対応を取ることを強く要望します。



【ご協力お願いします!】精神科の薬、ゆっくり減らして/全国の医療機関・薬局にポスターを貼り出してほしいのです

どうかご協力をお願いします

2010年からフジノが理事を務めている『NPO法人地域精神保健福祉機構(通称コンボ)』では、現在とても大切なキャンペーンを行なっています。

診療報酬の改定によって、今年10月から抗精神病薬などの『多剤処方』に制限が設けられます。

そこで、コンボでは

「クスリをのんでいるみなさま、クスリを減らすのは不安だと思いますが、ゆっくり減らせば大丈夫ですよ」

「ドクターのみなさま、クスリを減らすのは丁寧な説明ときちんとした体調管理のもとで行なって下さい」

と訴えるポスターを作成しました。

20140710poster

こうしたことをお伝えすることが目的です。

  • 今年10月から、『多剤処方』に制限が設けられることになったことを、当事者・家族のみなさまにぜひ知ってほしい。
  • いきなりクスリを減らすことはとても不安ですが、ゆっくり時間をかけて減らせば大丈夫、ということを、当事者・家族のみなさまに知ってほしい。
  • 減薬への不安を感じているみなさんに、ドクターも丁寧に説明をするようになってほしい

このポスターを全国の医療機関や薬局などに張ってもらいたいのです。

その為に、ぜひ1人でも多くの方々にご協力をお願いしたいのです。

イラストを描いてくれたのは…

ポスターのイラストは、『コンボライター』のぼうえんぎょさんが描いて下さいました。

『こころの元気+』には、『コンボライター』という制度があります。

『コンボライター』はすべてではありませんが、原則当事者がなることになっています。

多くの当事者が『コンボライター』として登録していて、特集のページで顔と名前を出して、記事を書いています。

「コンボライターという制度」より引用)

世界の流れとは逆に、日本の精神科医療は「多剤大量処方」を続けてきました

これまでの日本の精神科医療では、何種類ものクスリを大量に出すという『多剤大量処方』を当たり前のように行なってきました。

2009年8月6日開催・厚生労働省「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」資料1より

2009年8月6日開催・厚生労働省「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」資料1より


『統合失調症』に対して、日本では3種類以上のクスリを処方されている方々が過半数にのぼりますが、他の国々ではそんなことはありえません。

2009年8月6日開催・厚生労働省「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」資料1より

2009年8月6日開催・厚生労働省「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」資料1より


『うつ病』などに処方される抗うつ薬も、調査によれば日本は多剤併用の傾向がハッキリとあらわれています。

しかし、「『多剤大量処方』はダメだ」というのは、ずっと昔から世界的な流れです。

イギリスの『国立医療技術評価機構(NICE)』のガイドラインでは

抗精神病薬の多剤併用は「効果が上がることについて支持する証拠はほとんどない」「おのずと高用量になるので副作用のリスクをあげる」

と明記しています。

『多剤大量処方』はダメだ、ということは、フジノが臨床心理を専攻していた大学時代(20年以上前)から言われていました。

けれども日本はずっと変わりませんでした。

ずっと日本は、世界の流れに反して、独自の『多剤大量処方』を続けてきたのです。

「多剤大量処方」が続いてきたしくみ

「多剤大量処方」が続いてきたしくみ

これは完全な『医療政策の誤り』です。



(*上の動画はコンボとは無関係なのですが、多量多剤による当事者の苦しみや悲しみをとても分かりやすく表現しておられたので紹介させていただきました)

『多剤大量処方』は、精神疾患を治療するどころか、人々を苦しめてきました。

特に、副作用によって人々の『生活の質』を著しく下げてきたことに対して、フジノは怒りを感じています。

さらに(あくまでもフジノの私見ですが)、「精神疾患のある当事者の方々が若いにもかかわらず突然死する悲劇がしばしば起こってきたのは『多剤大量処方』が原因ではないか」と感じてきました。

こうした想いを抱いているのは、フジノだけでは無いはずです。

実際、コンボでは『統合失調症の人が知っておくべきこと〜突然死から自分を守る〜』という本も出版しています。

必読です

必読です


また、『多剤大量処方』はリカバリーの観点からも間違っています。

コンボとしても長年にわたって、『多剤大量処方』ではなく『シンプルな単剤の適量処方』の必要性を訴えてきました。

ようやく日本も「多剤大量処方」を認めない方向へ舵を切りました

こうした精神科医療の在り方を改善する為に、厚生労働省は2014年度の診療報酬改定によって『政策誘導』を行ないました。

精神科における薬剤の多剤処方に制限をする規定を設けたのです。

抗不安薬・睡眠薬の処方は2種類まで、抗うつ薬・抗精神病薬の処方は3種類までとなりました。

それ以上のクスリを処方すると、処方料・処方せん料・薬剤料が減らされることになります。

つまり、たくさんのクスリを処方する精神科ドクターは、収入が減らされます。

10月からの新しいしくみ

10月からの新しいしくみ


こうした『政策誘導』によって、ようやく日本の精神科医療も、クスリは『単剤適量』へと変わっていくはずです。

今年10月1日から適用されます。

「急な減薬」は体調を崩す原因になります。一定の猶予期間が必要です

ようやく日本の精神科医療も、改善される方向に舵を切りました。

それは良いことです。

でも、今まで『多剤大量処方』をされてきた方々は、突然クスリが減らされることはとても不安だと思います。

フジノも約20年にわたって精神科のクスリをのんでいるので、断薬による離脱症状の苦しみはとてもよく分かります。

クスリを急に減らすことで、離脱症状などの症状悪化が実際に起こることは、研究でも臨床でも明らかです(個人差もありますので必ず起こる訳ではありません)。

そこで、クスリを減らすことは、丁寧な説明と体調管理のもとで、時間をかけてゆっくりと行なうことが推奨されています。

今回の診療報酬の改定でも、多剤処方に制限を設ける規定は「いきなり4月1日から」ではなくて「10月1日から」と半年後からの適用となっています。

厚生労働省も「これは減薬に必要な期間を設ける為」と発表しています。

ポスターで「減薬はゆっくり時間をかける必要性がある」と伝えたい

こうした診療報酬改定の作業にあたって、一部の精神科の業界団体が反対しました。きっと『多剤大量処方』を続けたいという人々なのだと思います。

診療報酬改定が決定した後になっても、いろいろな理由をつけて反対している人々がいます。

フジノは、そうした人々を心の底から嫌悪しています。

もう『多剤大量処方』は絶対にやめるべきです。

今回このポスターを作成した理由は、『多剤大量処方』を延命させる為ではありません。

あくまでもコンボがこのポスターを作成した理由は、以下の2点からです。

  1. 今回の診療報酬の改定によって、多くの方々の処方の内容が変わる可能性があります。処方が変わるのは、こうした「多剤処方」への制限が設けられたことをみなさまに知ってもらう必要があること。
  2. 何よりも、減薬をすることとになるみなさまに、ゆっくりと時間をかけて減薬をする必要があることを知ってもらいたいこと。

ポスターを貼る場所への働きかけをどうかお願いします

みなさまにお願いがあります。

このポスターを、病院・クリニック・薬局・行政機関・地域生活支援センターなどに貼っていただきたいのです。

医療関係者のみなさまだけでなく、当事者のみなさま、家族のみなさま、福祉関係者のみなさま、行政関係者のみなさまにお願いです。

このポスターを病院・クリニック・薬局・行政機関などにお願いをして下さる方がいらっしゃいましたら、どうかご連絡ください。

コンボから必要枚数のポスターをお送りいたします。

【連絡方法】
インターネットのアンケートサイトに、ポスターの送り先などを書き込むためのフォーマットをつくりましたので、こちらにご記入ください。

申し込みサイト

申し込みサイト

【募集期間】
7月18日(金)15:00まで。

どうぞよろしくお願いいたします。

精神障害者リハビリテーション学会(3日目)/今後を若手が語る

けさは平成町にある神奈川県立保健福祉大学へ向かいました。

『精神障害者リハビリテーション学会』の3日目(最終日)がスタートしました。




早く会場に着いたのでフジノが構内を見て回っていると、伊藤順一郎先生(NPO地域精神保健福祉機構コンボの共同代表)にお会いしました。

けさ、伊藤先生は中央公園(文化会館の上の高台にある見晴らしの良い公園です)まで歩いてみたそうです。

フジノは中央公園が大好きなのですが、まさかその公園に伊藤先生がいらっしゃったなんて、とてもフシギな感覚です。学会が地元で開かれるのって、なんかすごくうれしいですね。




今日は、15の教室を同時に使用して、合計38ものプログラムが開かれました。興味あるプログラムが同じ時間帯に開かれてしまうので、どこに行くべきか悩んだ人もたくさんいらっしゃるのでは無いでしょうか。

フジノはまず、大会企画ワークショップ「精神障害者リハビリテーションの今後を若手が語る~自分たちに何ができるか〜」に参加しました。今回の学会で最も参加したかった企画です。

この企画は2日目の『シンポジウム2』を引き継いで開かれたものです。

38才のフジノはもはや『若手』とは言いがたい年齢ですが...先輩方の後を受け継いで精神保健医療福祉をもっと良くしていかなければならない、と思っているからです。

そしてもう1つ。

増川ねてるさん(NPO地域精神保健福祉機構コンボの理事でもあります)が出演されるからです。

増川さんは、フジノの中では、確実に精神保健医療福祉の次代を担う1人です。

今でこそフジノはNPOで同じ理事職に就いているとはいえ、増川さんはフジノにWRAPを教えてくれたファシリテーターとして大きな存在です。

増川さんとフジノ


座長には、『リカバリー全国フォーラム』の企画委員としてお世話になっている加藤大慈さん(横浜市立大学)が勤められました。

パネルディスカッション


精神障害者リハビリテーションの今後を若手が語る ~若手だから腹を割って話そう~

【座長】
加藤 大慈さん(横浜市立大学附属病院 )
水野 直武さん(積善会曽我病院 )

【演者】
武井 寛道さん(清心会藤沢病院 )
村山 哲史さん(鶴見区生活支援センター )
青山 久美さん(神奈川県立せりがや病院 )
増川 信浩さん(地域活動センターはるえ野)

4人のパネリストの発表


4人のお話が一巡して、会場からの質疑・意見交換に入りました。そこで、規定の時間は終了。

まだまだ会場とのやりとりは続いていましたが、フジノは次のプログラムに向かいました。

次に参加したのはこちらの発表です。

『高齢精神障害者の在宅生活支援におけるホームヘルパーのケア困難感と多職種連携の課題』

誰でも高齢化すれば、若い時とは違っていろいろな支援が必要になります。ただ、精神障がいがあるということが理由で、介護サービスを受けづらくなることがあることも事実です。

つい先日も、市内の作業所の所長さんとお話した時に「高齢になった精神障がいのある方のホームヘルパーの受け手がいない」「特別養護老人ホームがユニット化したのは良いことだけれど、障がい年金と生活保護で暮らしている人は、ユニット分の費用を支払えず、どこの特養でも受け入れてくれない」と聴かされたばかりです。

そこで、この発表に関心がありました。




続いて、別の会場へ。

『地域移行・地域定着支援事業におけるピア活動の現状と入院者の意識変化

~出雲市の「生活サポーター」へのインタビュー調査(第二次)~』

出雲の『ふぁっと』を対象に行なわれたインタビュー調査の結果の報告です。

ピア・サポーターの活動はとても大切です。今年夏の『リカバリー全国フォーラム』の分科会でも『ピア・サポートの部屋』という企画を担当したのですが、ピア・サポーターの活動は大きな効果を生んでいます。

続いて、古屋龍太先生の発表をお聞きしました。

『精神障害者地域移行支援にかかわる事業実績の都道府県格差 ~全国の受託事業所調査を通して~』

古屋龍太先生


古屋先生はフジノが『医療計画』に取り組むきっかけを与えて下さった方なのですが、今日も新しい気付きを与えてくださいました。『地域移行支援』の取り組みの自治体間格差の問題です。

本来であれば精神科病院に入院し続ける必要は無い、いわゆる『社会的入院』の状態にある方々がたくさんいます。そうした方々を地域での生活に戻していく為の取り組みが『地域移行支援』です。

『地域移行支援』の都道府県ごとの予算額がトップで2億3900万円、最下位で98万円。こんなに格差があるのは信じられません。

もちろん都道府県では人口規模が全く異なりますから予算に差が出るのは仕方がありません。けれども、暮らす地域によってこんなにも差が出てしまうのは大きな問題です。




...ここまでフジノは時間切れ。

次の仕事に向かわなければならない為、大学の学食でカレーを食べて、学会を出ました。

県立保健福祉大学のカレー

精リハ学会は、大切な学びを与えてくれます。

今でこそ『リハビリテーション』という言葉には、使い古されて目新しさは無くなったかもしれません。

また、市民のみなさまにとっては、『リハビリ』というと、交通事故や脳梗塞などでマヒが起こった後の理学療法によるトレーニングをイメージされる方が多いと思います。

『リハビリテーション』のもとになった言葉は『re』と『habilis』なのですが、キリスト教会から破門された人が名誉回復されることもそう呼んだようです。『全人的に復権すること』がその意味だと言われています。

精神保健医療福祉における『リハビリテーション』は、この意味に近いと思います。そんな精リハ学会にフジノは希望を感じながら参加してきました。

来年の精神障害者リハビリテーション学会の開催地は、沖縄です。

パニック障がい持ちであらゆる乗り物に乗れないフジノは、飛行機にも乗れないので沖縄には行かれません。残念。

行かれる方はぜひ次回の精リハ学会に参加してみて下さいね!



べてるの家の「当事者研究」を横須賀で実現しよう!/横須賀初の「当事者研究」が内藤義晴さんらのご尽力で実現しました

べてるの家の「当事者研究」を横須賀で実現しよう!

今日は、午後から汐入の総合福祉会館へ。

『浦河べてるの家』から向谷地宣明さんをお招きしての『当事者研究』が行なわれました!

総合福祉会館の会場にて

総合福祉会館の会場にて


『当事者研究』という言葉は、精神保健医療福祉の業界では今や知らない人がいないほどになりました。

いろいろな解説があらゆる本などで行なわれていますので『フジノ流の解釈』で、ひとことで説明したいと思います。

  • 今まで、病気の診断はドクターが行なうものだとされてきた。

  • けれども、自分の病気は誰よりも当事者である自分こそが一番知っているはず。

  • だから、自分の病気を自分自身で研究して、自分で名付けてみることで、自分がもっと生きやすくなる方法が見つかる!

これが『当事者研究』です。

10年ほど前に『浦河べてるの家』でスタートしたこの取り組みは基本的なルールさえ押さえれば誰でも取り組めることもあって、今では全国のあらゆる場所で実践されています。

東京大学との共同での取り組みや、さらには英語に翻訳されて他国でも取り入れられています。

月刊誌『こころの元気プラス』に連載コーナーがあって『べてるの家』による連載『レッツ!当事者研究』はとても人気があります。

その連載を単行本にまとめたものもこれまで2冊、出版されています。

レッツ!当事者研究1

レッツ!当事者研究1

レッツ!当事者研究2

レッツ!当事者研究2


今や世界的な広がりを見せているこの『当事者研究』の第一人者であるとともに普及の為の先頭に立っているのが、向谷地宣明さんです。

講演をする向谷地宣明さん

講演をする向谷地宣明さん


すでに3年前から神奈川県内では複数のまちが取り組みを始めています。
 
横浜では市社会福祉協議会と協働で、相模原でも『相模原・町田べてるの集い』が発足して、かなりの回数が行なわれています。素晴らしいです。

そんな中、「横須賀でも『当事者研究』を実践していこう」という活動を一生懸命行なっているグループの方々が向谷地さんをお招きしたのですね。

とてもいい取り組みで、フジノはすごくうれしく感じます。

今日は、まず当事者研究をはじめとする『べてるの家』の理念を語っていただきました。

次に、会場の参加者の方々の中から『当事者研究』に挑戦したい方々に手を挙げていただいて

その中から選ばれたAさん(50代・男性)の『当事者研究』を実際にみなさんの前で行ないました。

べてる流に、大いに笑いありの当事者研究でした。

当事者研究の実際の様子

当事者研究の実際の様子


この動きが横須賀に深く根付くことを願っています。



フジノからも終わりにひとことお話させていただきました

さて、主催者の内藤さんからフジノは依頼を頂いて『終わりのあいさつ』としてひとことお話させていただきました。

フジノがお話ししたことは、下の通りです。

フジノから終わりのあいさつ

NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事をしている藤野英明と申します。

今日はひとこと『コンボ』の紹介をしてほしいと内藤さんに言っていただきました。

『NPO地域精神保健福祉機構』は、リカバリーをすすめることを目的に活動を続けています。

全国で8000人の会員がいますが、来年2月でスタートから5年になります。

毎年1回、『リカバリー全国フォーラム』という当事者・家族・支援者の枠を超えて全国から1000人規模で集まるお祭りを開いています。

僕も『ピアサポーターの部屋』という分科会を精神医療サバイバーの広田和子さんとぜんせいれんの有村律子と3人で担当しています。

今年は毎月1回、『こんぼ亭』というイベントも開いています。

昨日の『こんぼ亭』では向谷地さんのお父さんに講師として来ていただいて、『恋愛大研究』というテーマで開催しました。

さらに、NPOコンボで1番有名なウリは月刊誌の『こころの元気プラス』の発行です。

今日みなさんが体験した『べてるの家の当事者研究』も連載されています。

さらに毎号、当事者のみなさんに表紙モデルになってもらっています。

2号前は横須賀の女性が表紙になりましたが、来年3月号では横須賀市内の『アトリエ夢喰虫』に通っておられる方が表紙モデルとして登場してくださいます。

とても素敵な雑誌ですが、1年間5000円で12冊送られてきます。

実は、3人1組で購読してくださるとグループ割引で1年間4500円になります。

通っている作業所などを宛先にしてぜひ3人1組で購読して下さいね。お得です。

みんなでつながって、リカバリーを進める為にもぜひNPOコンボに参加してくださいね。

さて、向谷地さん、今日は本当にありがとうございました。

個人的なお話を1つさせていただきますとWHOのベストプラクティスにも選ばれたべてるの家と僕が出会ったのはもう10数年前になります。

それから9年前に八王子のぱおが開催しているべてるまつりに行ってから「横須賀にべてるの家を招きたい」とずっと願ってきました。

そこで出会った、下野さんのギターが大好きでした。

今年亡くなってしまったのがとても残念です。

松本さんからは「僕は当事者のプロだけどフジノさんは何のプロなの?」と言われて、今も迷い続けています。

それが今日、内藤さんをはじめとするみなさんのがんばりでついに向谷地さんを横須賀にお招きすることができました。

僕の9年越しの夢が叶いました。

僕の次の夢は「横須賀で当事者研究を根付かせていくこと」です。

お隣の横浜市では「当事者研究」が定期的に続いていますし、相模原でも続いています。

ぜひこの横須賀でも『当事者研究』を進めていきたいです。

今日だけに終わらせない為にもこれからも定期的に当事者研究を続けられるように、どうか会場にいらしたみなさま、ぜひご協力をお願いします。

内藤義晴さん、今日の為に尽力して下さって本当にありがとうございました!
 
そして、おつかれさまでした。

左から、本日の会を主催してくれた内藤さん、べてるの家の向谷地宣明さん、そしてフジノ。

左から、本日の会を主催してくれた内藤さん、べてるの家の向谷地宣明さん、そしてフジノ。


この動きがずっとずっと続いていくようにフジノも力を尽くしたいと思います。

どうか三浦半島に暮らす精神疾患のあるみなさま、一緒に『当事者研究』に挑戦してみませんか!?



月刊誌「こころの元気+」読者交流会(第2回)でした!/NPO地域精神保健福祉機構(コンボ)へ

「こころの元気プラス」読者交流会でした!

今日は、千葉県の本八幡にある『NPO法人地域精神保健福祉機構(通称・コンボ)』へ。

コンボが発行している月刊誌『こころの元気+(プラス)』の『読者交流会』が行なわれました。

参加者のみなさまと、司会の増川ねてるさん

参加者のみなさまと、司会の増川ねてるさん


2008年12月の第1回交流会から2年ぶりの開催となりました。

「また読者交流会はやらないんですか?」

と、しつこく尋ねつづけてきたフジノには、この開催は、とてもうれしかったです。

さらに、来年からは全国を少しツアーのようにまわって年4回くらいは交流会をおこなっていく予定(あくまでも予定)です。

というのも、この月刊誌を購読して下さっている方々は全国のあらゆる都道府県で暮らしている8,000人以上もの方々です。

東京など首都圏での交流会ばかりでは移動して来るのにおカネもかかるし、フジノみたいにパニック障がい持ちの人は新幹線のれないですよね。

だから、これからは読者交流会がみなさまのもとへ出張していくようになります。

すごいですねー!



発案・企画・運営はコンボの若手3人組ですよー

この読者交流会を発案・企画・運営を行なったのは、コンボの共同代表である宇田川さんと、今年6月に新たに理事に就任した増川ねてるさんフジノ『コンボ理事会の若手3人組』です!

(といってもフジノは今回、第2部の司会をした以外に何もしていないのですが...。ごめんなさい、次回はもっとがんばります!)

第1部のファシリテーターをしてくれた増川さん

第1部のファシリテーターをしてくれた増川さん


これから若手3人組で、どんどん楽しいアイディアを提案して実行していきますのでぜひ全国のみなさま、いろんなご意見くださいね!



「こころの元気+」は表紙モデルも執筆者も「当事者」なのです

さて、今日の読者交流会は『表紙モデル』になってくれた方々と『コンボライター』として活躍してくている方々に来ていただきました。

月刊誌『こころの元気プラス』の売りの1つは、『表紙モデル』です。

『こころの元気プラス』は創刊から5周年を迎えますが、第1号から表紙の写真は精神障がいのある方々ご本人にモデルとして出ていただいています。

「精神障がいのある方々が顔を出すなんてすごい!」と創刊当初はマスメディアにも好意的にたくさん報道されました。

かつて顔を出すのもはばかられた時代があった、ということなのですが、時代は確かに変わったのです。

下の写真は来年1月号(最新刊)の『こころの元気プラス』表紙です。

2011年1月号の表紙

2011年1月号の表紙


茨城県の武井さんがモデルになってくれました。とっても可愛らしい方ですね!

この表紙モデルは、精神障がいのある方々ならば誰でも応募することができるのですが、ものすごく大人気なのですね。

応募が殺到していて、表紙モデルに選ばれるのはすごく大変なことで編集部としてはうれしい悲鳴ですよね。

あんまり人気なので

「もっと多くの方々に表紙モデルを体験してほしい!」

ということで、この夏にひらかれた『リカバリー全国フォーラム2010』では体験コーナーが出されました。

会場のロビーに、簡易フォトスタジオが設置されてプロカメラマンの方が撮影、その場で表紙を印刷してくれるのです。

写真撮影は、RYOKOさんです。

いつも素晴らしい写真を撮影してくださるRYOKOさんとフジノ

いつも素晴らしい写真を撮影してくださるRYOKOさんとフジノ


ちなみにフジノもこの体験コーナーでプチ表紙モデルになりました。プロの腕前ってすごいなあ!
    ↓
表紙モデルになったフジノ

表紙モデルになったフジノ


さて、『こころの元気プラス』の表紙モデルに選ばれた方は、コンボの手を離れてマスメディアでも紹介されることがしばしばあります。

今日、『読者交流会』の会場に来てくれていた市川左千子さんもその1人です。

市川さんは12月号の表紙モデルになりました。

表紙モデルになった市川左千子さん

表紙モデルになった市川左千子さん


すると、それから1ヶ月後の毎日新聞(12月14日・朝刊)に市川さんが紹介されていました。

こちらをご覧ください)

すごいなあ。

さて、その表紙モデルの方々と一緒に『コンボライター』の方々にも来ていただきました。

この『コンボライター』のしくみも全く新しいもので、『こころの元気プラス』の売りの1つです。

全国の精神障がいのある方々にライターとして登録していただいて、記事を書いてもらうのです。採用されればもちろん報酬も出ます。

ぜひあなたも『表紙モデル』『コンボライター』になってくださいね!



ワークショップと意見交換をしました

今日は、新しい読者交流会の記念すべき第1回ということで『表紙モデル』&『コンボライター』の方々を対象にしてこちらから呼びかけて参加していただきました。

ん。彼も表紙モデルの1人です

まんなかの男性は小松さん。彼も表紙モデルの1人です


でも次回からは、ふつうに読者の方々に誰でも参加していただける形にしていきたいです。

今日はみんなでチキンを食べたりおかしを食べながら、第1部はワークショップ形式で

これまで5年間で発行された『こころの元気プラス』の中で最も好きな1冊を持ってきていただいて、その理由を発表してもらいました。

それから、新たな『究極の1冊』を作るとしたらどんな企画がいいのだろうか、ということも考えてもらいました。

第2部はフジノが司会をしながら、参加者みなさまのお話をうかがうカフェトーク形式で行ないました。

あっというまの数時間でした。

第2部はカフェトーク形式です

第2部はカフェトーク形式です


今日はとっても楽しかったですね!

参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

次回は東京以外の場所で、ぜひあなたとお会いできることを楽しみにしています!



コンボ事務局はこんなです

下の写真は、コンボ事務局の姿です。

コンボ事務局の風景

コンボ事務局の風景


ふだんはなかなか見られない光景なのでちょっと紹介してしまいました。

パソコンをのぞきこんで作業をしているのは共同代表の宇田川さん。

今回の読者交流会は、宇田川さんのおかげで開催できました。
 
宇田川さん、本当におつかれさまでした。
 
そして、これからもよろしくお願いします!



NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事に新たに就任しました/8000人もの巨大組織でなんとフジノが最年少理事です!

はじめに(4ヵ月遅れの公開の理由)

ここから先は、6月18日の活動日記なのですが、10月4日を迎えるまでは公開しないままできました。

その事情はこの先を読んでいただくとお分かり頂けるはずなのですが、こころの底で「本当に自分が理事になって良いのか」ということを悩み続けてきたからでした。

昨日(10月4日)、新理事として初めての理事会を終えました。

緊張の数時間の会議を終えて、ようやく「僕はここに居ても良いのだ」と感じることができました。

そしてやっと今、僕は世間に対して『新たに理事に就任したこと』を公表しても良いのだと思えるようになりました。

そんな訳で、完全に時期外れなのですが、6月18日の活動日記です。

よろしければご覧下さい。



NPO地域精神保健福祉機構(通称コンボ)の理事に就任しました

今日は、夕方5時から『NPO法人・地域精神保健福祉機構』(通称コンボ)の総会がありました。

コンボとは、当事者をはじめとする精神保健医療福祉に関わるあらゆる方々の為の団体です。

全国に8000人もの会員がいる巨大な組織でもあります。

精神障がいのあるご本人が表紙モデルとして毎月登場する雑誌『こころの元気プラス』でも有名な団体です。

精神障がいのあるご本人をはじめ、ご家族、保健医療福祉の関係者など、あらゆる立場の方々が立場を超えて集うことができる唯一の全国組織だとフジノは受け止めています。

その前身である『全家連』(全国精神障害者家族会連合会)から含めてフジノの人生の半分である18年間の関わりがあります。

(現在、『全家連』は解散して無くなりました。しかしその遺伝子はコンボに明らかに受け継がれているとフジノは考えています。フジノの中では、『全家連』の良い部分=コンボなのです)

僕はこの団体が存在していなければ、18才の頃、自殺していたと思うのです。

それくらい、本当に、本当に、大切な場です。

NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)総会

NPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)総会


そのコンボの賛助会員であるフジノが、総会に参加するのは当然のことではあるのですが

今日の総会は、フジノにとって今までとは全く別の重みがありました。

それは、フジノがコンボの新しい『理事』の候補に選ばれているのです。

総会の最後に『理事の改選』という議案があって、みなさまに承認していただければ、フジノはなんと最年少の理事に就任します。



フジノにとってのコンボの重みとは・・・

たぶん精神保健医療福祉の世界と関わりの無い方には、イメージすることは難しいと思います。

けれどもフジノにとって、コンボという組織の理事になるなんてことは全くありえない、想像したこともない、信じられない事でした。

フジノが総理大臣になるよりもイメージできないことです!

そもそも今からさかのぼること18年前。

精神疾患に苦しむ恋人とともにフジノが助けを求めたのが、コンボの前身である『全家連』でした。

コンボという団体は、その『全家連』という組織(今は解散)のその直系の遺伝子をひいています。

わらにもすがる想いで助けを求めた時に、その声に温かく応えてくれた命の恩人であるその団体の、わずか11名しかいない理事にまさか18年後に自分が就任することになるだなんて...。

責任の重さにしり込みをしたフジノは、数ヶ月前にお話を頂いた時、即座にお断りさせていただきました。

『全家連』の長く続く歴史、『全家連』を愛してきた僕だからこそ誰よりもその重みを知っています。

日比谷公園の誓い。活動の歴史。流された、たくさんの涙。

『全家連』からコンボへと生まれ変わる中で12万人もいた会員数こそ減りましたが、今も全国に8000名を超える会員の方々がいらっしゃいます。

その8000名の想いを果たしてフジノが担えるのか...。

これは、市議会議員として41万人の想いを引き受けるのとは全く別の次元のものです。

だから、怖くてたまりませんでした。

政治家への転職は、僕自身が決めて行なったことですからあらかじめハッキリと『覚悟』はできていました。

けれども、この理事になるというのはまさに突然の推薦で(理事の改選があることすら知らなかった)僕の能力を明らかに超えていることでした。

ですから、お断りしつづけました。

けれども、何度も説得をいただくうちに(僕なんかに本当にもったいないことです!)少しずつ考えが変わりました。

「18年前に僕が助けてもらったように、かつての僕と同じように今この瞬間に苦しんでいる人に手をさしのべられるように僕がなることが、『全家連』への恩返しなのではないか?」

と考えるに至りました。

実は、このお話を頂いて悩みぬいた末についに決心した時に、フジノはそれまで生やしていたヒゲをそり、髪の毛も短くして、黒く染め直しました。

中学時代からずっと

「自分らしい姿は自分で決める」

と考えてきて、僕は茶色い髪の毛が似あうと思ってきましたし、高校~大学~会社員時代もそのままでした。

政治家に転職する時もわざわざ黒くするのはウソくさいから嫌だと考えて、茶色いままにしていました。

どれだけ周りから批判されようがバカにされようが、他人の声よりも自分のこころの声を信じたのです。

そんなフジノですが、いや、そんなフジノだからこそなのですが

僕の今のこころの声に耳を傾けた結果、コンボの理事にふさわしい姿としてヒゲもそって髪も短くして黒くしようと思いました。

これまでの政治家フジノの暴れん坊ぶりを知っている方は失望される方もいるかとは思うのですが、

他の理事の方々というのは、有名な研究者・実践者ばかりです。

ご家族の立場の方も全国に名前の知られている方ばかり、

精神障がいのある本人の立場の方もすごい人ばかりです。

でも、フジノには何もありません。

『全家連』から続くコンボへの深い愛情以外には何にもフジノにはありません。

最年少の若造ですし、研究成果も無ければ、何もありません(政治家であることは全く意味がありません)

そんな空っぽの僕が

8000人の全国の精神保健医療福祉に関わる全ての方々の想いを受け止める

という大きな責任を受け止める為には、せめて外見だけでも一目で見て分かってもらえるようなその姿勢を示したいと感じました。

それくらいにフジノにとってはすさまじく大きな出来事、天地がひっくりかえるような出来事なのでした。

何日間も緊張で吐き気が止まりませんでした。



理事会メンバーをご紹介します

ちなみに、理事のメンバーはこちらです。



そして、顧問にあたるアドバイザリーボードはこちらです。



ね?

精神保健医療福祉の関係者の方々であれば、誰もが知っているビックネームばかりですよね...。

明らかにフジノは格下の格下、嫌になってしまうくらいにちっぽけな存在です。

それでも今日、総会がついに最後にさしかかり、新しい理事としてフジノを全会一致で承認していただきました。

フジノが理事の1人になったのです!

責任の重さに押しつぶされそうです!

でも、選んでいただいた以上は今まで以上に、この身を賭して、全身全霊をかけて、コンボの為に、そして精神保健医療福祉の為に、働いていきます。

コンボの新たな理事に選ばれました!

コンボの新たな理事に選ばれました!


これまでも個人として政治家として、精神保健医療福祉の為に全身全霊をかけてきました。

けれどもそれは、個人としての闘いでした。無所属の1人きりの地方議員としての闘いでした。

でも、これからはコンボの理事という、全国の代表なのだという自覚を持って

他の理事・アドバイザリーボードの方々の名声を汚さないように努力します。

いや、何よりも、僕自身が命を救ってもらってその恩を感じていつも大切に想ってきた『全家連』=コンボの歴史と伝統を守る為にがんばります。

守る為には変えなければならないこともたくさんあります。

新しい風を吹き込める存在になれるように、どうか全国のみなさま、力を貸して下さい。

以上、コンボの新理事に就任しました
 
フジノの決意表明です。

よろしくお願いします!