横須賀美術館の市長部局への来年4月の移管は「とりやめ」になりました/教育委員会定例会

毎月開催の教育委員会定例会が開かれました

今日は、『教育委員会・定例会』が開かれました。

教育委員会定例会の会場にて

教育委員会定例会の会場にて


今回のプログラムは下のとおりです。

議事次第

議事次第


『横須賀美術館を教育委員会から市長部局へ移管する』というテーマについて、2回目の議論が行なわれる予定でした。

しかし、事務局から突然の発表がありました。

ものすごく残念な結果になりました。



事務局が「4月移管とりやめ」を発表しました

あっけなく、方針撤回です。

『来年4月の移管』は、とりやめになりました。

配布された説明資料は、以下の通りです。

報告事項5

横須賀美術館の在り方について

横須賀美術館の在り方については、2014年市議会第3回定例会に報告として説明したが、この中で、今後の方向性として、「集客やイメージの向上に資する為、教育を目的とすることだけに縛られない、自由な発想の中から幅広い活用を図る為に、美術館を教育委員会から他部課との連携がより緊密に取れ、文化行政を所管する市長部局(政策推進部)へ移管することを考えている」とし、これに向けたスケジュールを示した。

しかしながら、教育委員会での検討を重ねた中で、引き続き十分な議論をする必要があると考え、教育委員会会議を経た上で市議会第4回定例会に予定していた美術館条例ほか関連条例の改正議案の上程は行なわないこととした。

今後は、社会教育委員会会議の答申及び教育委員のご意見を踏まえ、美術館をより一層活用できるよう、『美術館運営改革プロジェクトチーム』で引き続き検討していく。

また、検討状況に応じて教育委員会会議で報告をし、慎重に議論していき、美術館の在り方の方向性を定めたい。

●これまでの経過

  1. 省略
  2. 省略
  3. 省略
  4. 省略
  5. 省略
  6. 10月24日の教育委員会会議では、答申についての報告を受け、今後の進め方を審議した。その中で下の意見が示され、引き続き十分な議論をしていく必要があるとの考えに至った。

    (10月24日の教育委員会会議における意見概要)
    (1)市長部局へ移管することで集客増や幅広い活用が期待できるとの説明だけで、その具体的なものが示されておらず、期待増だけでは判断が行なえない。

    (2)移管すべきか否かより、社会教育委員会議から要請されている「市民に身近で市民や地域に開かれた美術館」をどうやって実現するか、その課題についての方向性とその手段を考えていかなければならない。

    (3)例えば、教育委員会の所管には残すけれども、事務の委任のかたちで、実質的に業務は市長部局で行ない、教育を目的とする事業の確認の為に教育委員会に事業計画を見せるなどの方法を可能性として考えるべき。

    (4)社会教育委員会議の答申を踏まえて、教育委員会として十分な議論をした上で、美術館の在り方を選択していくべき。

  7. 改めて市長部局と教育委員会事務局が協議し、当初予定していた議案の提出は行わないこととした。




毎年3億5000万円の赤字を減らして、こどもたちを守る為にもっと予算を使いたい!

フジノがずっと望んできた、美術館の赤字を減らすこと。

赤字の穴埋めに使ってきた市民のみなさまの税金を、もっとこどもたちの為にこそ充てるべきだから。

その為に、美術館の在り方を変える方法を今までいくつも提案してきました。

その手段の1つが『教育委員会から市長部局への移管』でした。

しかし、今日開かれた教育委員会定例会で、事務局から「来年4月の移管とりやめ」が報告されました。

フジノにとっては、悔しさでいっぱいです。

あと少しで実現するところでした。

移管に向けたスケジュールのうち、終わっていた手続きは下の表でグレーに色付けしたところです。

市長部局への移管に向けたスケジュール

8月22日教育委員会会議
・中間報告書について報告。
・美術館の在り方について社会教育委員会議に諮問
8月28日社会教育委員会議
・諮問(美術館の在り方について)を受ける。
9月5日第3回市議会定例会
・美術館の在り方について報告
9〜10月社会教育委員会議
4回の議論

10月22日社会教育委員から教育長へ答申
10月24日教育委員会会議(答申を受け、審議)
11月14日教育委員会会議→今日はココです
11月第4回市議会定例会(条例改正議案上程・組織改正報告)→とりやめ
2014年4月市長部局(政策推進部)へ移管→とりやめ

でも、終わりではありません。

もう1度、仕切り直しです。

もう1度、改革を実現させる為にリスタートしなければなりません。

フジノは12年間ずっとハコモノ改革を訴えてきたのです。これからも改革が実現する為、何度だって立ち上がります。



市民のみなさまに知っていただきたいこと

ひとつ、市民のみなさまに知っていただきたいことがあります。

この改革を潰した責任は誰にあるか、ということです。

教育委員の4名ではありません。

(教育委員は5名いますが、教育長は除きます。彼は戦犯の1人だからです)

教育委員のみなさまは、社会教育委員会会議への諮問を出したことをはじめ、答申を受けた前回・今回とも誠実な議論を行なわれました。

フジノからすれば賛成はできなくとも、彼ら彼女らの立場からすれば、定例会の議論で発言された全てのご意見は十分に理解することができるものばかりでした。

つまり、教育委員としての責務に忠実であった訳です。

では、誰がこの改革を潰したのか?

担当課である美術館運営課長が悪いのでは、絶対にありません。

課長・学芸員のみなさんをはじめ、スタッフのみなさんが汗を流してきた姿をフジノは知っています。

では、誰がこの改革を潰したのか?

今回の問題の根本は、

  1. 市長と教育長のトップ2人がちゃんと4人の教育委員のみなさんと意思疎通を続けてこなかったこと。

  2. 条例提出のスケジュールが先に決められていて「結論ありき」での議論に、社会教育委員も教育委員も誰もが『不快感』を抱いたこと。

の2点です。

つまり、市長・教育長のトップに最大の責任があります。

これによって、またハコモノ改革が遅れました。きっと最低でも1年は先送りになるでしょう。

吉田市長への失望は、本当に大きい。フジノには怒りを通り越して呆れしかない。現場の職員が可哀想でならない。

これから始まる12月議会でも、この件に関しては激しい追及がなされることでしょう。

けれども、どうか市議会のみなさま、矛先を誤らないで下さい。

市民のみなさまもどうか知っていて下さい。

この改革を潰したのは…いや、そもそも無理なスケジュールで最初から改革を実現するつもりが本当にあったのか。今となっては本気度にさえ、疑問を感じてしまう。

市長と教育長がもっとしっかりと教育委員・社会教育委員・市議会のみなさんに対して、丁寧に意思疎通を図っていたならば、違う結果になったとフジノは考えています。

今はただ、悔しくてたまりません。

また改革が潰された。



国民健康保険の4年後の収支は「赤字44億円」へ/保健施策の為に「保健担当課長」を新設へ

国民健康保険の4年後の収支見通しはマイナス40億円

昨日だけでは終わらなかった為、今日も教育福祉常任委員会が開催されました。

たくさんの課題が議論されましたが、その中からフジノがこれまでずっと取り組んできた『国民健康保険』の問題について紹介します。

国民健康保険の厳しい財政状況を改善する為に、2013年3月、吉田市長は『国民健康保険財政健全化計画』の策定を打ち出しました。

それから約10ヶ月が経ちましたが、今日の委員会では、この『計画』策定の進捗状況などが報告されました。

しかし、『計画』の具体的な中身は全く見えてこず、委員会では厳しい批判が相次ぎました。

この『計画』の内容は来年度予算案にも連動する訳ですが、その策定が進まなければ予算編成も困難になるからです。

そんな状況ですが、報告された資料の中にも注目すべきデータはあります。

このブログではすでに紹介済みですが、『今後4年間の収支見通し』はフジノが重視しているデータです。

2014年度2015年度
歳入504億4144万円634億0071万円
歳出504億4045万円654億5882万円
差引98万円▲20億5810万円

来年度(2014年度)には、収入から支出を引いた収支差額はわずかプラス100万円(黒字)へと落ち込みます。

そして再来年度(2015年度)には、一気にマイナス20億5810万円(赤字)となります。

この20億円の赤字を埋める為には、再び国民健康保険料の値上げが必要になる可能性があります。

2016年度2017年度
歳入643億4837万円652億7704万円
歳出677億4715万円697億1213万円
差引▲33億9877万円▲44億3509万円

3年後にはさらに赤字は増えてマイナス33億9877万円、4年後にはマイナス44億3509円となります。

もちろんこのデータは推計(見込み)ですので、もっと悪くなる可能性もやや改善する可能性もあります。

いずれにしても、年度が進むごとに財政が厳しくなることは全く避けられません。



保健事業に取り組む為に新たに担当課長が配置されます

もう1つ、重要な報告がありました。

来年度から『保健事業』に取り組む為に、新たに担当課長が配置されることになりました。

組織改正として保健担当課長の設置が示されました

組織改正として保健担当課長の設置が示されました


『保健事業』に取り組む為の新たな組織・人員の配置の必要性は、かねてからフジノが提案してきたとおりです。

この担当課長の新設は、正しい方向性だとフジノは考えています。

今後についてですが、まず来年度(2014年)は、1年間にわたって担当課長のもとで、『健康保険課における保健事業』の取り組みを全力で実施していくべきです。

そして、再来年度(2015年)は、『全市的な保健事業に取り組む新たな組織』へと発展させるべきです。

市役所の部局を横断する形で(健康部地域医療推進課・保健所健康づくり課・こども育成部こども健康課・福祉部高齢福祉課など)、人の生涯を通じて一貫した『保健施策』を実施する為の組織にすべきです。

その第一歩として、この担当課長の新設をフジノは評価します。

『国民健康保』険の財政を取り巻く状況の厳しさは、実は、市民のみなさまの健康を取り巻く状況の厳しさなのです。

超高齢化社会において、保健施策に取り組まなければ、誰もが生活習慣病にかかり、認知症となり、医療も介護もとても必要になってしまいます。

そうなれば当然、医療も介護も財政はパンクします。

そこで、こどものうちから栄養・生活習慣・運動・睡眠などの心身の健康を維持できるような仕組みを組み込んでいくのです。

そもそも生活習慣病にならない、もしも生活習慣病になっても重症化しない、そんな仕組みを毎日の生活の中に組み込んでいくのです。

必ず現状は変えることができます。

その為の道筋は、どんどん発信していきます。ぜひ一緒に変えていきましょう!



国民健康保険(2012年度決算)は黒字へ/あくまでもたまたまラッキーだったに過ぎない

2012年度の国民健康保険の決算の結果

今日は、『国民健康保険運営協議会』が開かれました。

国民健康保険運営協議会の議事次第

国民健康保険運営協議会の議事次第

ここで、2012年度決算の最終的な金額が報告されましたので、みなさまに報告します。

まず、下の図をご覧下さい。これは2012年3月の予算議会での補正予算です。

2012年3月の補正予算(図はフジノ作成)

2012年3月の補正予算(図はフジノ作成)


2012年4〜12月の9ヶ月間の実績(前年度比+3%の医療費の伸びでした)をもとに推計しなおした結果、7億8000万円の赤字に転落する、とこの時点では見込まれていました。

その赤字を何とか穴埋めする財源が必要でした。

そこで、県から1億5000万円の借金をして、市税からも6億3000万円を追加投入することになり、補正予算が組まれました。

しかし、その後、2013年1〜3月の医療費の伸びが鈍化しました。

このおかげで、結果的に2012年度の最終的な医療費の伸び率は約1.8%にとどまりました。

2012年度国保会計の決算は最終的に黒字へ(国民健康保険運営協議会資料をもとにフジノが作成)

2012年度国保会計の決算は最終的に黒字へ(国民健康保険運営協議会資料をもとにフジノが作成)

こうして、当初の予想を覆して、最終的に『4億1926万円の黒字』という結果に終わりました。

『黒字』という単語には極めてポジティブな響きがありますが、今回のこの4億の黒字は「たまたま」「結果的に出た」「ラッキーだった」という性質のものに過ぎません。

もちろんこの黒字は、そのまま2013年度の国民健康保険費に繰入金として用いられます。

市民のみなさまであれば、当然ながらこの疑問が浮かぶはずです。

もしもこの4億円の黒字がハッキリと分かっていたとしたら、2013年度の保険料の値上げはしなくても済んだのか?

この問いに対して、フジノはこう考えています。

「やはり、値上げは必要でした」

もちろんフジノはかねてから主張してきたとおり、「値上げは所得階層別にもっと細やかな対応をすべきだった」と今も考えています。

所得の低い世帯の方々に大きなダメージを与えた2013年度の保険料の値上げの方法はまちがってるとフジノは考えています。

しかし、「値上げそのものは必要不可欠だった」と今も確信しています。

国民健康保険は、市民のみなさまにとって誰もが医療にかかることができる最後のセーフティネットです。

だからこそ、絶対に守らなければならないとフジノは考えています。

現在の横須賀市の保健・医療・福祉政策はもっと努力をして、そもそも医療にかからずに健康で在り続けられるような取り組みが実現できるはずです。

ただ、そうした予防的取り組みに加えて、超高齢社会における医療費の伸びに対応する為には、やはり財源も必要なのです。

だからこそ、2013年の保険料値上げそのものは、必要でした。

さらに重要なのは、「2014年度予算案、2015年度予算案をどのように組んでいくか」という問題だとフジノは考えています。

横須賀美術館は変われるか/横須賀美術館運営評価委員会(2012年度・第2回)へ

「横須賀美術館運営評価委員会」へ

今日は、観音崎にある横須賀美術館へ向かいました。

美術館の屋上入り口


美術館評価委員会を傍聴する為です。

美術館評価委員会の議事次第


横須賀市では美術館のあり方を評価する為に、2007年から『評価委員会』を年2〜4回開催しています。審議する内容は、下の5つについてです。

委員会の設置要綱


フジノは、可能な限りこの場での議論に立ち会うことにしています。

というのも、開館から5年が経つものの、いまだ確立されていない点が多いからです。「美術館がどうであったか」という『評価』の方法をはじめ、全てが手探りで進められています。

ですから、そもそも『評価委員会』の在り方自体がどうであったかも同時に検証していかなければなりません。

自らの在り方を『評価委員会』が評価することはできませんから、外部の存在(=フジノ)がしっかりチェックして、改善を提案し続けねばならない、とフジノは考えています。

例えば、この『評価委員会』のどういうところが『未成熟』なのか。

具体例を挙げれば、今回のテーマは『2012年度(今年度)の事業計画』についてでした。

「もう10月半ばになるというのに、今頃になって今年の『事業計画』について話しあうだなんておかしい」

って、感じますよね?

1年間の計画というのは、本来その年がスタートする前に立てるのが基本です。『事業計画』を議論するには、あまりにも遅すぎます。

2012年度の事業計画書

配布資料1


『事業計画』を評価するのは『評価委員会』の大切な役目の1つですが、実はこれまで『事業計画』が議題としてとりあげられたことはありませんでした。ですから、今回が初めてのことなのです。

ですから、『事業計画』を評価するという本来の役割ができるようになったこと自体は良いことなのです。

けれども、その時期が遅すぎます。

このスケジューリングの問題については『評価委員会』委員からも指摘が出されて、美術館(=教育委員会)側も次年度以降は改善したいと約束しました。

スケジューリングが問題なのは『事業計画』だけではなくて、1年間の実績を評価する『評価報告書』についても同じでした。

1年間の取り組みが終わったらすみやかに評価をして翌年度の予算案や『事業計画』に反映させることが必要ですが、今まではそれが実現してきませんでした。

この点については、フジノが9月議会の教育福祉常任委員会で質疑を行なって、今後は改善するように提案しました。

美術館側も来年度からは改善していく旨の答弁がありました。



ラルク・アン・シエル展への賛否両論が噴出

さて、今日の評価委員会では、夏に開催した『ラルク・アン・シエル展』について賛否両論の意見がそれぞれ出されました。

特別企画展の開催結果について

特別企画展の開催結果について


否定的な立場の委員からは

「まさかこのような企画が行なわれるとは思わなかった。納得できない」

「横須賀美術館の5年間の積み重ねを壊すものだ」

という批判が出されました。

委員の発言をメモした記述

委員の発言をメモした記述


評価委員によるこの意見に、フジノは全く共感できません。

自分が「好きだ」と価値判断したものを美術だと捉えて、自分が好きでないものは美術じゃないと価値判断するのは「違う」と考えているからです。

5年前、横須賀美術館がオープンした時、開設記念展『生きる展』が行なわれました。

石内都さんの作品が展示されたのですが、裸体を扱っていることから「ふさわしくない」と市議会で批判した議員がいました。

同じ理由から、この批判も間違っているとフジノは考えています。

何かが正しくて何かが間違っているという価値判断は、あってはならないと考えているからです。特定の作家や特定の作品が好きだとか嫌いだと良いとかダメだとか、『個人の立場』としての感想はあると思います。けれども、『公的な立場』にある限り、そうした発言はかたく慎むべきだと自戒をこめてフジノは考えています。

価値判断は、作品と向きあった1人1人の方々が個人としてなすべきことです。



赤字削減の為に特別企画展の実施は必要、ただし改善すべき点は多い

そして、この危機的な財政状況の中でフジノが判断の基準にしているのは、赤字を少しでも減らすことです。むしろ、「判断基準はこれしか無い」と言っても良いと考えています。

ですから、市の経済部集客担当が中心となって進めた試行事業としての『ラルク・アン・シエル展』の開催は、正しかったと考えています。

ただ、現在の試行事業の在り方には、いくつかの問題があります。

例えば、経済部集客担当と美術館を担当する教育委員会との連携が全く取れていないことです。

特に情報が共有されていないことに対しては、美術館の現場サイドからも批判が上がっています。

集客を増やす為の試行事業を推進する立場であるフジノも、この批判についてはもっともだと考えています。

その他の問題点については、9月議会での教育福祉常任委員会の質疑でとりあげてきましたので、また後日報告します。

いずれにせよ、美術館は変わらなければいけません。

財政の厳しいこのまちにおいては、生活に事欠く人々もたくさんいます。あることに税金を使えば、他のことに使えません。美術館が赤字を出し続ければ、福祉の財源を奪ってしまうのです。

毎年3億5000万円の赤字が出ているという現実があります。

本来ならば、医療・福祉や教育などに使えるお金だったのに、ハコモノが赤字はその機会を奪ってしまったのです。

だから、少しでも赤字体質から変わることが求められるのは、当然です。



『長井海の手公園ソレイユの丘』の1年間の赤字は4億9,030万円(2011年度)

「長井海の手公園」が出した2011年度の赤字

フジノがこのまちの『ハコモノ3兄弟』と名付けている3施設が、横須賀市の財政へ与えているダメージを報告しています。

今日は、三男坊にあたる長井海の手公園『ソレイユの丘』について、1年間の税金投入額(=赤字)を見てみましょう。

収入はありません。

『ソレイユの丘』で、市民の方々がアトラクションなどに支払う料金は全て運営管理をしている(株)ファームの収入になり、横須賀市には1円も入りません

支出を説明します。

1.総合公園整備事業費:1億230万7,000円

内訳:公有財産購入(BTO施設買取一式)

10年間かけて施設を買い取る為のローンの分割払いみたいな支払いを続けているのですが、2011年度の支払い金額が1億230万円です。

神奈川県から1200万円の補助金が出されましたので、1200万円を除いた横須賀市の支払いは9030万7,000円となります。

環境政策部・決算説明資料より

環境政策部・決算説明資料より


続いて、運営管理ににかかった費用です。

2.長井海の手公園運営事業:4億円

運営を委託している『株式会社ファーム』に対して毎年4億円の指定管理料を支払っています。

環境政策部・決算説明資料より

環境政策部・決算説明資料より


ということで、1+2=2011年度のソレイユの丘にかかった費用は、4億9030万7,000円でした。

先ほど述べたとおりで横須賀市への収入はゼロですから、

つまり、

4億9030万7,000円の赤字

です!

「長井海の手公園」のこれまでの利用者数

続いて、2005年のオープンから2011年度末までの利用者数の動きをみてみましょう。

ソレイユの丘・利用者数の実績

年度利用者数
2011年度 52万4,503人
2010年度 55万2,833人
2009年度 65万8,418人
2008年度 65万9,981人
2007年度 58万8,506人
2006年度 65万8,355人
2005年度 73万6,084人

2011年度の『ソレイユの丘』の利用者数は、前年度比マイナス2万8,330人の52万4,503人となりました。

東日本大震災があった2011年度の決算なので芸術劇場と同じく、集客施設にとって厳しい1年間だったのは事実です。

けれども、こと『ソレイユの丘』については大きな災害が無くても、猛暑日が続いたり台風が来たりという当たり前の天候の変化だけですぐに数万人もガタ落ちになってしまうという、集客施設としては致命的な欠陥を抱えている施設です。

2010年9月を例に挙げます。

猛暑日と雨が数日間続いた結果、9月だけで前年度比較マイナス4万8,600人となったのです。このように、天候が変わるだけであっという間に利用者数が減ってしまうのです。

農業型テーマパークなので基本的には日光の下で過ごす性格であるとはいえ、直射日光を避けられるような施設も雨が降ったら降ったで建物内で楽しめるような施設もほとんどありません。集客施設としての工夫が無いので天候が変わるだけで利用者が激減してしまうのです。

オープンした2005年がピークで、約74万人でした。

それから2年続けて減少して約59万人へと落ち込みました。翌年、芝ぞりゲレンデとミニSLを新たに導入するなどテコ入れをして、ようやく2009年には約66万人と盛り返しました。

けれども2010年には一気に55万人へ転落し、2011年には52万人へとさらに減少しました。

このままでは、利用者はいずれもっと減少していくのではないでしょうか。

「長井海の手公園」改革は遅々として進んでいません

かねてから『長井海の手公園ソレイユの丘』に対して、市議会議員時代の吉田市長とともにフジノは厳しく追及をしてきました。

2009年に吉田市長が新たに市長に就任した後も、フジノは抜本的な改革を求め続けてきました。吉田市長の改革のスピードはあまりにもゆっくりで、時にはフジノから見て、改革を放棄しているようにも映りました。

そうした姿勢を厳しくフジノが追及すると

「財政面から見て、これらの3施設(ハコモノ3兄弟)の建設により、市債償還費や維持管理費が増大し、本市の財政状況を悪化させた一因になっているとの認識に変わりはありません」

といった答弁を吉田市長はするものの、とにかく動きが遅くて、赤字による市税の出血は今も続いています。

ようやく今年2012年度予算案で示されたのが『長井海の手公園ソレイユの丘あり方検討委員会』です。

現在の指定管理者との契約期間が終了する2015年度からの運営形態の見直しをする為の検討委員会です。

環境政策部・2012年度予算説明資料より

環境政策部・2012年度予算説明資料より


外部の有識者も加わるこの『あり方検討委員会』は来年2013年3月までに1回開かれる予定です。

2015年度からの運営形態の見直しを検討する、という目的そのものもあまりにもスローですが検討委員会の初回の開催が2013年になるなんて...遅すぎますよね、動きが。

それで今は何をしているかというと、この『あり方検討委員会』で議論する為の『たたき台』を作る為に、市役所内部の関係部課長によるプロジェクトチームを開いています。

プロジェクトチームのメンバーは、環境政策部からは緑地管理課、公園建設課。経済部からは商工観光課、農林水産課、集客担当課長。政策推進部からは政策推進課、行政管理課。

6月から合計3回、開催したのですが、1回目は顔合わせ、2回目は『ソレイユの丘』への現地視察、3回目は議論スタートという内容でした。

4回目の開催は、日程調整中です。

『あり方検討委員会』のメンバーの候補は議論しているものの、まだ決定していないとのこと。とにかく、もっと早く動いてほしいです。

2009年に吉田市長が市民のみなさまに選ばれたのは、若さとか悪しき官僚主義の打破とかいろいろな要因はありますが、何よりも改革のシンボルとして市民のみなさまが求めたのは『ハコモノ3兄弟』が垂れ流す巨額の赤字への『スピード感ある徹底的な改革』だった、とフジノは信じています。

それからもう3年が経ちました。

フジノは改革をあきらめずに対策を訴え続けてきました。

けれども、吉田市長の任期はもう1年を切りました。

任期が切れる前に、しっかりとけじめを付けてほしいです。

ハコモノ3兄弟の長男「芸術劇場」/建設費の借金は120億円、1年間の赤字は7億円

ハコモノ3兄弟の長男「横須賀芸術劇場」

横須賀市議会では決算審議が行われていますが、市民のみなさまに知っておいて頂きたいデータを紹介します。

フジノがこのまちの『負の遺産』として『ハコモノ3兄弟』と名付けている3施設が、横須賀市の財政へ与えているダメージを見ていきましょう。

横須賀芸術劇場

横須賀芸術劇場


今日はまず、『横須賀芸術劇場』についてです。



建設時の借金は今も120億円残っています

1994年にオープンした『芸術劇場』ですが、今も横須賀市の財政に深く大きな傷を残しています。

決算常任委員会・財政部の資料より

決算常任委員会・財政部の資料より


2011年度末の『芸術劇場』部分についての、借金の残高は、120億565万2638円です。

同じく『芸術劇場』と一体となっている建物に『産業交流プラザ』がありますが、こちらの借金の残高は5億5864万8000円です。

借金を返し終わるまでには、まだかなりの時間がかかります。

このハコモノ建設による借金と利息の支払いにあてねばならない税金を、もっと別の使いみちにあてられれば、と悔やまれてなりません。



1年間の赤字は7億円にのぼります

続いて、平成23年度1年間の赤字額を見てみましょう。

支出の内容ごとに説明します。

まず、運営管理にかかった費用です。

1.芸術劇場管理事業:5億5196万6812円

内訳
(1)指定管理料 4億2004万円
(2)ベイスクエアよこすか一番館共用部分負担金 1億2798万1410円
(3)建物総合損害共済基金分担金 84万6320円
(4)舞台用備品購入費 309万9082円

決算説明資料より

決算説明資料より


(1)ですが、『芸術劇場』の運営は市の外郭団体(『公益財団法人横須賀芸術文化財団』)に委託していて、指定管理料(委託金)を支払っています。

続いて、設備のメンテナンスにかかった費用です。

2.芸術劇場劇場設備更新事業:1億6366万5600円

内訳
(1)舞台機構設備 1億1433万4500円
(2)舞台照明設備 4933万1100万円

決算説明資料より

決算説明資料より


この設備更新の費用に充てる為に、横須賀市は新たに1億4100万円の借金をしました。

神奈川県から900万円の補助金が出されましたので、この900万円を除いた横須賀市の費用は1億5466万5600円となります。

ということで、1+2=平成23年度の芸術劇場にかかった費用は、7億663万2412円でした。

かたや収入はゼロですからつまり、7億663万2412円の赤字です!

東日本大震災があった2011年度の決算なので、興行を行なうのはかなり難しい1年間ではありました。

けれども、『芸術劇場』については震災があっても無くても利用状況もほとんど変わりはありません。

2009年度の決算委員会の資料より

2009年度の決算委員会の資料より


上が2009年度、下が2011年度です。

慢性的に70%前後で推移しているような状況です。

2011年度の決算委員会の資料より

2011年度の決算委員会の資料より





市長は「指定管理者」を「公募」するという改革案

このハコモノ3兄弟の長男『芸術劇場』の改革の為に、吉田市長は新たに指定管理者(委託先)公募することにしています。

現在は、複数の企業による競争などは無く、市が『指名』した『市の外郭団体』に運営させています。

この契約期間が終わったら次回からは「指名」では無くて「公募する」というもの。

ただ、それはまだ先の話で2014年にようやく行われます。まだまだ財政健全化への道のりはとても遠いのが実態です。

120億円の借金が残っていて、さらに毎年7億円の赤字を出し続けている芸術劇場。

穴埋めには、あなたの税金が使われています。この現実を、あなたはどうお考えになりますか?



値上げの議論を逃げることは無責任、負担軽減と緩和措置を議論すべき/上下水道局の料金・使用料

フジノの問題提起を神奈川新聞が報じました

けさの神奈川新聞の『検証・横須賀市決算(中)』の中で、フジノが行なった一般質問での問題提起を取り上げてくれました。

2012年9月22日・神奈川新聞より

2012年9月22日・神奈川新聞より





上下水道の財政は危機的状況です

市民のみなさまもそうだと思うのですが、フジノは上下水道の財政なんてかつては1度も考えたことがありませんでした。

阪神大震災の後、神戸に暮らしていた親友から上下水道が『ライフライン』としていかに大切かを聴かされて、その痛切な声によって上下水道の重要性を学びました。

そこで政治家に転職してからは上下水道の財政について、とにかく決算資料を読み込んで、必死になって学んできました。

すると、分かってきたのは、災害が起こるまでもなく、横須賀市の上下水道は厳しい財政状況にあるということです。

フジノは、どんなことがあっても、それこそ東日本大震災クラスの災害があろうとも絶対に上下水道を維持していかなければならないと考えています。

そして何よりも『社会保障』『社会福祉』を守る為に財源を確保していかねばなりません。

だからこそ、財政を立て直す為に上下水道の料金・使用料の『値上げ』を訴えてきました。

水道事業の財政の見通しは下の通りです。2年後には、単年度の収支が赤字に転落します。

2012年決算議会・生活環境常任委員会・説明資料・P6より

2012年決算議会・生活環境常任委員会・説明資料・P6より


下水道事業の財政の見通しは下の通りです。2年後に赤字に転落すると共に、事業資金もマイナス5億円となります。

2012年決算議会・生活環境常任委員会・説明資料・P6より。下水道は2014年度には純損失とともに事業資金がマイナスに転じる

2012年決算議会・生活環境常任委員会・説明資料・P6より。下水道は2014年度には純損失とともに事業資金がマイナスに転じる


こうした状況は、少なくともフジノには5年以上前から分かっていました。

そして、歴代の上下水道局長もフジノが質疑をすると、値上げの必要性を理解していました。

けれども、フジノが何度も問題提起をしても、値上げは議論さえ行われませんでした。タブー視されてきたのです。

しかし、今回のフジノの一般質問に対して吉田市長は、歴代市長が避けてきたこの問題を逃げることなく「下水道使用料は見直しが必要」 「水道料金も見直しを検討する」と答弁しました。吉田市長は勇気ある答弁をした、とフジノは評価しています。

吉田市長には残り1年の任期のうちに上下水道の財政たてなおしにしっかり道筋をつけて欲しいとフジノは強く願っています。

また今回、神奈川新聞がこうした議論を取り上げてくれたことをフジノはとてもありがたく感じています。

『値上げ』は、市民のみなさまの暮らしを苦しめます。けれども、上下水道が使えなくなることの方がもっと深刻です。

コストカットの取り組みはどこまでも続けながらも、水道料金と下水道使用料の値上げは、必要です。

フジノは全ての情報をきちんと市民のみなさまと共有していきますので、どのような料金体系の在り方が良いのかを市民のみなさまとどうか一緒に議論させていただきたいのです。

いのちと暮らしを守るのが政治家の仕事です。

だから、『値上げ』によって生活が困窮するようなことは絶対にあってはならないとフジノは考えています。

この問題は、ずっと取り組んできたことなのでこれからも責任をもってお伝えしていきます。

市民のみなさま、どうかこの議論に一緒に参加して下さい。



ハコモノ3兄弟「芸術劇場」の「借金」と「赤字」

ハコモノ3兄弟「芸術劇場」の借金の残高

震災への対応に全力を尽くしている毎日ですが、予算議会のまっただなかでもあります。

市民のみなさまの生活にリアルに直結している来年度予算案について話し合う、とても大切な場なのですね。

その予算案の中身を少しでも多くみなさまに紹介していきたいと思います。

フジノがこのまちの『負の遺産』として『ハコモノ3兄弟』と名付けた3つの施設があります。

芸術劇場、美術館、ソレイユの丘の3つです。

そのうち、最大のハコモノが汐入の『横須賀芸術劇場』です。

横須賀芸術劇場

横須賀芸術劇場


今年でオープンから17年になります。

借金の総額はなんと339億3000万円です!

平成22年度末の芸術劇場部分についての借金の残高は、131億6517万円です。

(同じく芸術劇場と一体となっている建物に『産業交流プラザ』がありますが、こちらの借金の残高は6億2072万円です。つまり借金は合計140億円になります)

建設にかかった借金を返し終わるのは、2020(平成32)年。まだまだ年数がかかります。

財政部・予算資料・P55より

財政部・予算資料・P55より


ハコモノ3兄弟の次男は、観音崎の『横須賀美術館』です。今年でオープンから5年目になります。

平成22年度末の建設費の借金残高は、36億8869万円です。

ハコモノ3兄弟の三男は、長井の『ソレイユの丘』です。

運営費用の赤字

ハコモノが持つ財政的な問題は大きく分けて2つあります。

まず、上に記したように、第1に『建設費用の借金』です。

第2に『管理・運営費用』です。

ハコモノは古くなっていきますから修理費用も必要になりますし、使用している設備も更新していかなければならないので、いつまでもずるずると多額の税金が出ていくことになります。

その点について、下で紹介します。

芸術劇場の1年間の赤字は、7億3141万円

ハコモノの問題点は建設にかかった借金だけではなくて、完成してからの運営費用のコストがとても大きくなることです。

平成23年度の予算案からそのコストについて説明します。

(1)管理事業:5億5632万7000円

内訳

  1. 指定管理料 4億2004万円
  2. ベイスクエアよこすか一番館共用部分負担金 1億3199万2000円
  3. 建物総合損害共済基金分担金 84万7000円
  4. 備品購入費 344万8000円

1ですが、芸術劇場は市の外郭団体に運営を委託しており、指定管理料(=委託金のことです)を支払っています。

(2)設備更新事業:1億7508万4000円

内訳

  1. 舞台機構設備 1億2034万9000円
  2. 舞台照明設備 5473万5000円

この整備の財源として、950万円は県から補助金が出ました(県からの補助金も、もともとはみなさまの税金です)。

足りない部分は、横須賀市が新たに借金をしました。1億5170万円です。

ということで、平成23年度1年間で芸術劇場の費用見込みは7億3141万1000円でした。

かたや収入はゼロですから(フジノは借金を収入とはみなしません)

つまり、7億3141万1000円の赤字です。

これほどの税金を使ってまで、あの芸術劇場が必要でしょうか?

フジノは完全に間違っていると思います。

もっともっと生活に必要なことに対して、税金は使うべきです。

本当に残念な施設です。

一般質問を終えて、市長の答弁について感想/2006年決算議会

一般質問を終えて、市長の答弁について感想

また後日詳しく書きますけれど、9月28日のフジノの一般質問を終えての感想をひとこと書きますね。



1.市長はアメリカ軍に対して「弱腰」すぎる!

アメリカ軍の犯罪を無くす為の『現実的に意味のある対策』(ソフト面)をいくつも提案しました。

しかし、ほとんどが拒否されました。

前回の一般質問で『ハード面』については納得いく答弁だったのに対して、あまりにも情けない答弁でした。

何故そこまでアメリカ軍に気を遣うのか、横須賀市民よりもアメリカ軍に対して媚びるのは何故なのか。

全く理解できませんでした。

今回フジノがこういう一般質問をした理由は、アメリカ軍の犯罪を無くす為にたちあげた『基地周辺地区安全対策協議会』という会が機能していないから。

アメリカ軍・政府・神奈川県警・近くの商店街とか町内会代表などが参加メンバーです。

しかし、この半数は、毎回全く発言しません。

市はどうかというと『基地対策課』の職員さんたちはとても誠実に努力をしていると思います。

(フジノには唯一、基地対策課だけがまともに犯罪を無くす為に真剣に活動しているように見えます)

それに対して、アメリカ軍・政府・神奈川県警らは何の為に参加しているのか全く分かりません。

町内会代表たちは「どこまで発言してよいのか」についてまだ遠慮があって分からないみたいです(遠慮なんか全くしないでガンガン発言していいんですよ!)。

そこで市民感情を代表した、このまちで暮らすふつうの人なら誰もが感じている本音の想いをフジノが(協議会では発言できないので)一般質問で厳しく発言しました。

でも、市長の答弁は...。
 
やれやれ。



2.自殺予防総合対策の推進について

注目しなければならないのは、今回の一般質問でのフジノとのやりとりを通して、初めて公式の場で市長が『自殺対策連絡協議会』の設置を発表したことです。

すでにいくつも新聞報道が出ていますが、永久に残る議事録に載る発言として、市長がこの『自殺対策連絡協議会』について

「年内に設置する。20名程度をメンバーとして考えている」

と述べたことは重要です。これで後戻りはできません。

しかし、それ以外のフジノの質問には

「『協議会』で話し合って決めます」

の逃げの一点張り。

『対策協議会』で話し合わせて決めさせるのではなく、市長のリーダーシップで引っ張っていかなければダメ!

それは上に書いた1.と全く同じ。

アメリカ軍兵士の犯罪から市民を守るのも、市民を自殺から守るのも、『協議会』まかせでは絶対にダメ!市長の意思を示すべき。



3.市民病院改革について

これも上の1.と2.と全く同じです。

市長はフジノの質問に対して

「『市立病院運営委員会』で検討していきます」
 
「『新プラン策定委員会』で検討していきます」

と、逃げの一点張りでした。

だから、市長のリーダーシップが必要なんだって!

特に情けなかったのが『地方公営企業法の全部適用』についての提案への答弁。

「改革にはスピードが大切だと市長も思いますか?」

という質問に対しては

「大きな改革というのはスピードだけではなく、総合的な判断が必要であり、スピードだけとは思わない」

と答えました。

総合的に判断した結果、『全部適用』しか現在は選択肢が無いのが実態ですよ、市長!

総合的に判断した結果、もうそれしか道は無いのだから、それを決心するのは市長あなたしかできないんだから!

『全部適用』が1年遅れて、1年分の赤字が増えて、1年分の内部留保金が減って、改革が1年遅れるんですよ。

そんなちんたらやってる財政的な余裕はもうこのまちには無いんですから、しっかりしてください。

それに『全部適用』の必要性なんて、フジノは2年以上前から提案し続けているんです。

もう3年以上前からフジノは市民病院改革の他の選択肢を考えてきたけれど、考え抜いた結果として「他に選択肢は無い」から「『全部適用』すべき」という提案をしているんです。

蒲谷市長はこのまちの副市長だったんだから、フジノより早くから市民病院の問題を知っているはず。

当然ながら解決策だってフジノより早くから考えているべき!

それでも市長が早く改革をやらないから、これで市民病院は5年連続赤字になってしまったんですよ。

しかも今回の赤字額は、前年度の2倍ですよ。

これは沢田前市長の責任も大きいですが、蒲谷市長だって副市長だったんだから責任の重さは同じです。

今すぐ問題を直視すべき!

市民参加している検討会だとか委員会だとか審議会に責任を丸投げして逃げてはダメ!

逃げないで今すぐ問題解決に動くべき!

それに対して、市民病院長(今年の4月から新任)に

「経営者として経営危機の意識があるか」

と問いただしたのですが、病院長の答弁は良かったですね。

市長よりもよっぽど誠実な答弁でとても好感が持てました。

今回フジノは『市民病院の廃止』も含めてかなり厳しく質問をしましたが、それは市民病院に本当に変わってほしいからです。

『全部適用』が実現してしまえば、市長のリーダーシップはもう必要ありません。

病院長(=病院事業管理者)へほとんどの権限が移るからです。

だから、病院長にリーダーシップがあれば、経営者としての手腕があれば良いのです。

一刻も早い『全部適用』による病院長への権限委譲・責任の明確化によって市民病院が生まれ変わることを願います。

病院長、全力でフジノも応援しますから、新しい市民病院を成功させましょう!

(だから『新プラン策定委員会』を公開にしてフジノも傍聴させてください!)



4.障害者自立支援法の即時見直しについて

これについては70点くらいの答弁でした。

市独自に政府にガンガン意見を伝えてほしいのですが、とりあえず『全国市長会』などを通じて見直しを伝えていくということなので、まあ、しかたないか。



もっと質問時間を増やしてほしい

今回は、一般質問の量がフジノの中では過去最大となってしまいました。

これでもかなり量を減らしたのです。
 
もっと質問したい内容がたくさんあります。それを質問時間が20分しかないからガマンして削りました。

それは言うならば、このまちには問題が山積みだということです。

やれやれ。