【続報3】北体育館プールの再開時期の見通しや工事方法/教育福祉常任委員会での質疑

本日の教育福祉常任委員会において、北体育館プールの天井板落下による営業休止の問題について質疑しました。

その対応、営業再開の時期の見通しなどについてです。

2013年9月9日・常任委員会
question (フジノ)
教育委員会に北体育会館屋内プールの天井板落下について伺います。

これは7月27日土曜日に起こったことですが、市議会などに発表されたのは7月29日月曜日の夕方5時頃のことでした。

このタイムラグが起こった理由を「関係部署とのかかわりがあったから」と新聞等では報じられていたと思うのですが、指定管理者は7月27日の3時頃には『公共建築課』にも『スポーツ課』にも連絡を取っていた。

必要があれば、公共建築課は土曜日であっても現地に行ったし、話し合いがあれば話し合いを行った。

月曜日まで待つ理由は決して無かった、と伺いました。

もしこのときけが人や死亡者が出ていたら、こんな騒ぎではおさまらなかったわけで、反省の意味も含めて即日発表されるべきだったのではないかと思っているのです。

『公共建築課』と『スポーツ課』とどっちの発言が正しい、正しくないということは抜きに、単純に両部でもっと細かく対応して、即日発表していただきたかったと思うのですが、いかがですか。

answer (スポーツ課長)
委員御指摘のとおり、事故が起こったのが27日土曜日の午後3時10分頃、夕方に近い時間であったということと、報道発表については翌々日の月曜日の午後の夕方近くになってしまったということで、このことについては大変申しわけなく思っております。

事情としましては、まず事故が起こったのが土曜日の夕方時刻ということで、役所としては一番連絡のとりにくい時間帯であったということと、今、委員のほうからお話しありましたとおり、当日、事故が起こったのが3時10分頃でありますが、その後、指定管理者は、その場にいらっしゃったお客様の安全な誘導等に即座に対応し、市のほうに連絡が入ったのが4時30分頃と記録しております。

私ども『スポーツ課』と『公共建築課』と2カ所に連絡が入りました。

『公共建築課』の職員が直ちに急行しましたが、あいにく私も施設の担当の者も近くにおりませんでしたので、急行できませんでした。
 
そういう中で施設等と連絡をとって、二次災害のおそれは当面免れたということが確認できましたので、その日は対応せずに、教育長を初め私も翌日曜日に会場を視察しまして、現状を把握し、できれば月曜日の早い時間に報道発表をと思っていたわけですが、例えば落ちた天井材の材料や具体的な重さも十分に確認できないまま報道発表して、かえって混乱してもいけないということで、ある程度体制を整えるのに時間がかかってしまい、月曜日の午後になってしまいました。

もう少し速やかに対応できればよかったと反省しております。大変申しわけございませんでした。

question (フジノ)
今後の対応について、特に運営再開の時期についてです。

さっき課長が御説明されたように8月5日の国交省告示と8月20日の指導によって、来年4月からつり天井については新しい基準などを行わねばならないということで、再開の時期がずれ込むのではないかと個人的に推測しています。

例えば「年度内は難しいのではないか」というのが僕の見込みですが、ある程度の見込みはお伝えすべきではないかと思います。

教育委員会としてはどの程度の時期に再開できるとお考えなのか、お答えいただければと思います。

answer (スポーツ課長)
これについても、きょうの段階でまだ今後の具体的な改修の方向性については決定できていない段階で、大変申しわけないという認識を持っております。

今後の対応につきましては、今、委員からもお話がありましたとおり、先ほども私も御説明させていただきましたとおり、8月5日に天井の耐震に関する新しい基準が出ましたので、現状の破損した箇所を単純に修繕すればいいというわけにはいかない状況でございます。

そうした中で新しい基準に適合して、今後こういった事故が二度と起こらないようにということを最優先に考えていきますと、やり方がいくつかあるかと思っています。

一つは、天井そのものを完全に撤去してしまうということ。

それから、今ある天井に相当な補強をしまして、耐震化を図る方向、これが2点目。

3点目としましては、今ある天井をとりあえず撤去して、新しい基準に適合したものを再設置する。

4点目は、これは応急な対応になるかもわかりませんが、落下防止のネットなどを設置して、とりあえず落ちないようにすることも当然なのですが、落ちた場合は次の対応を考える。

今、考えられるのはこの4つと思っています。

この中で費用の部分や工期の問題を考えますと、これも工事担当部と今まさに詰めている段階ですが、天井を撤去する方向が一番望ましいのではないかと考えています。

仮に天井を撤去する方法をとったとしても、これが工期的にも一番短いのですが、いかんせんプールなものですから、足場を組んだりするのに非常に時間がかかることもありまして、工事に着手してから半年ぐらいかかってしまいます。

従いまして、新しい基準に適合させるべく、安全第一で対応することになりますと、このような大変長い期間がかかってしまうということで、御利用の市民の皆様等に大変な御迷惑をおかけしますが、あくまでも安全第一ということで取り組んでまいりたいと思いますので、御理解賜りたいと存じます。

以上です。

その後の経緯についてはまたぜひお知らせいたします。

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