このまちには医療的ケアの必要な乳幼児の通える保育園が無い/社会福祉法人みなと舎セミナー「医療的ケアをつなぐ」へ(その1)

心待ちにしてきたセミナー「医療的ケアをつなぐ」へ

今日は、湘南国際村センターへ。

湘南国際村センターにて

湘南国際村センターにて


『社会福祉法人みなと舎』が主催する公開セミナー『医療的ケアをつなぐ〜やさしい手から手へと受け継いで〜』に参加しました。

お知らせのチラシより

お知らせのチラシより


お知らせのチラシを頂いてからずっと参加するのを楽しみにしてきました。

何故なら、医療的ケアのあるこどもたちも共に過ごせる『カンガルー統合保育園』の存在を、このチラシで初めて知ったからです。

恥ずかしながら、今までフジノは

横須賀には、医療的ケアのあるこどもたちも一緒に通える保育園が無い

という事実を知りませんでした。

これは、とても大きなショックでした。

ほとんど知られてないけれど大切な「医療的ケア」

これまでもフジノは『医療的ケア』の大切さをみなさまにお伝えしてきました。

とは言え、父との関わりからフジノのブログでは、もっぱらご高齢の方々や成人の障がいのある方々への『医療的ケア』について記すことがほとんどでした。

けれども、『医療的ケア』が必要なのは、生まれたばかりの「赤ちゃん」から「大人」も「高齢者」まで「みんな」です。

誰にとっても『医療的ケア』は必要のものです。

だから、『医療的ケア』の必要な乳幼児の通うことができる保育園も当然ながら存在しているのだと思い込んでいました。

しかし、それはフジノの思い込みでした。

医療的ケアは、赤ちゃんにもこどもにも必要です

医療技術の圧倒的な進歩のおかげで、こどもの死亡数は激減しています。

下のグラフは、今から40年前(フジノが生まれた頃)から現在(最新のデータ)までを示したものです。

乳幼児の死亡数の推移・厚生労働省「人口動態統計」を元にフジノが作成

乳幼児の死亡数の推移・厚生労働省「人口動態統計」を元にフジノが作成


特に進歩が著しいのは、新生児の医療です。

医学の進歩のおかげで、生まれてきたばかりの赤ちゃんが亡くなることはかなり減りました。

厚生労働省「第2回周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」配布資料より

厚生労働省「第2回周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」配布資料より


フジノが読んだ、新生児の死亡率についてのWHOの統計(2011年)には、こう記されていました。

  • 世界平均1000人中24人
  • アメリカ1000人中4人
  • イギリス1000人中3人
  • ドイツ1000人中2人
  • 日本1000人中1人

つまり日本では、生まれてくる赤ちゃんの1000人に1人まで死亡を減らすことが実現しているのです。

世界的に見ても、日本の新生児医療は圧倒的に優れています。

こうして、昔は助からなかった赤ちゃんの命が、救われるようになりました。

そして、命を救う『救命』には優れている一方で、医療的ケアが必要な超重症の赤ちゃんも増えているのが事実です。

  • レスピレーター
  • 気管内挿管
  • 鼻咽頭エアウェイ
  • 酸素吸入
  • 吸引
  • ネブライザー
  • IVH
  • 血液透析
  • 導尿
  • 人工肛門

などの医療的ケアが必要な赤ちゃんとこどもたちがたくさんいます。

これは高齢者に医療的ケアが必要な理由と全く同じです。

そんな中で、

医療的ケアを必要とする赤ちゃんや幼いこどもたちの通うことができる保育園が存在しない

という事実はフジノにとって本当にショックでした。

調べてみると、横須賀に存在しないだけではなく、全国的に見てもその数はとても少ないことが分かりました。

これでは、家族はどうやって暮らしているのだろうか…。

いろいろなことを考えながら、今日のセミナーに向かいました。

(つづく)

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