「養子が養親に伝えたい20のこと」支援者・当事者研修会に参加しました/監訳者ヘネシー澄子さんの講演と参加者との対話の4時間は学びに満ちていました(その3)

前の記事から続いています)

参加者の方々との語りあい、ヘネシー澄子先生とのお話

休憩時間と終了後に、参加者の方々とお話しました。

当事者メインの集まりの場に、フジノの立場(=政治家)というのは

「嫌がられるかな」

と心配でした。

でも、みなさん、率直な想いをお話して下さり、とてもありがたかったです。

改めて学びの機会を与えていただいたことに感謝しております。

講師のヘネシー澄子さんともお話させていただくことができました。

ヘネシー澄子先生と(せっかくの本が逆さまなのはお許し下さい。。。)

ヘネシー澄子先生と(せっかくの本が逆さまなのはお許し下さい。。。)


本当に穏やかな方で、まさに経験の宝箱を持つソーシャルワーカーとしての大先輩です。

サインも頂いてしまいました

サインも頂いてしまいました


人々の支援に自らの人生の全てを費やしてきたヘネシーさんの姿に、

「自分も将来こんなふうに生きられたらいいな」

という憧れの気持ちと

「ああ、絶対に自分はこんなふうに生きられない」

という畏怖の気持ちと、両方の気持ちになりました。本当に、すごい方です。



白井千晶さんとのとてもうれしい再会(奇跡でした)

そして、白井千晶さんとのとてもうれしい再会がありました。

今回フジノはこの講演会の開催をインターネットで知りました。あまりにも自分の関心と合致していたので、即、申込みました。

だから、主催団体がどこかも全く気に留めませんでした。

当然、どなたが団体の代表なのかも知りませんでした。

それが実は、白井千晶さんだったのです!

白井千晶さん(静岡大学教授・「フォスター」著者)

白井千晶さん(静岡大学教授・「フォスター」著者)


本日の講演会の主催は『一般社団法人全国養子縁組団体協議会』でした。白井さんは本団体の代表理事なのでした。

しかもふだんはクローズドの研修を、今回は特に公開で開催して下さったのだそうです。

なんとも信じられない奇跡の重なりでした。



写真展「フォスター」という存在

フジノは長期休職から仕事復帰した1日目(3月30日)、最初の仕事として都内である勉強会に参加しました。

休職明けなので心身はボロボロなのですが、ムリしてでもどうしても行きたかった勉強会で、会場の江戸川区まで必死にたどりつきました。

勉強会では後半に4人1組のグループワークをしました。

その時に、白井さんとご一緒させていただくというご縁に恵まれました。

本来ならば、この時すでに気づくべきだったのです。

なんとこの時フジノは白井さんが著した本を読んでいました。

けれども『目の前の白井さん』が『その本を書いた白井さん本人』だとは全く気づいていなかったのでした。

そして、気が付かないままに名刺交換をして、気が付かないままに別れて帰りました。

フジノがとても大切にしている1冊の本があります。

『フォスター〜里親家庭・養子縁組家庭・ファミリーホームと社会的養育〜』という本です。

これは写真展『フォスター』をまとめた本です。

過去に前例がないことなのですが、全国の里親家庭などを撮影して、さらに2018年からは写真展として全国をまわりました。

何故、過去に前例が無いかと言えば、里親・養子縁組の生まれる背景には様々な複雑な事情があるからです。

例えば、児童虐待によって親子が分離されて、そして児童養護施設を経て、里親のもとでこどもが暮らすようになったとします。

産みの親は、引き離されたという強い恨みの念を抱いているかもしれません。

写真展などをすれば、こどもの所在をみつけて取り戻しに訪れるかもしれません。

あえて極端な例を挙げましたが、撮影が難しいことなのはすぐイメージしていただけるかと思います。

こどもの人権を考えた時に、写真展などで顔出しをすれば、自らが養子であることや里子であることを世界に向かって宣言するようなものです。

いくらフジノが「里親・養子縁組はふつうの家族です」と訴えても、社会が十分に理解しているとは思えません。

だから、児童相談所も撮影には慎重な姿勢を取らざるをえませんし、実際に多くの家庭で撮影は叶わなかったそうです。

けれどもフジノはずっと

「里親・養子縁組は家庭そのものである、もっと広く知ってほしい。知らせる為には生の姿を見てほしい」

と願い続けてきたので、この写真展の存在を知った時、感激しました。

これこそ、フジノが求めてきたものでした。

だから写真展『フォスター』を観たくてたまらなかったのですが、どうしてもフジノはタイミングが合わなくて行かれませんでした。

(今も全国を巡回しているのですが、いまだに叶いません)

そこで「せめて本だけでも読みたい」と手に取ったのが、本の『フォスター』なのです。

読み終えた感想を、6月にツイッターでつぶやきました。

「フォスター」を読んだ感想をつぶやいたフジノに白井千晶さんがリプライしてくれました

「フォスター」を読んだ感想をつぶやいたフジノに白井千晶さんがリプライしてくれました


そしたら、著者本人である白井さんがお返事をしてくれました。

時々、作家やライターや研究者の方々がお返事をしてくれることがあります。率直にうれしかったです。

でも、なんとなく文面が親しげな感じがして、リプライを何度も読み返してみたのですが何かが僕の中で引っかかりました。

そこで、名刺管理アプリを検索してみたら・・・白井さんの名刺がありました!

そうです。3月末に一緒にグループワークをした白井さんと、本『フォスター』の著者の白井さんが同一人物だったのです。

このツイートでようやく鈍感なフジノは気がついたのでした。

団体の代表として白井さんは今日ずっと司会をして下さってました。

そして休憩時間に、わざわざ話しかけて来て下さいました(ありがとうございます)。

とてもうれしい奇跡的な再会でした。

横須賀で写真展『フォスター』をなんとかして開催できないだろうか、と改めて夢が膨らみました。

白井さん、ありがとうございました。今後ともどうかよろしくお願い致します。

3回に分けて記した、今回の講演&意見交換は、フジノにとって本当に有意義でした。

ここで交わされた会話は極めてプライバシーが守られるべきことばかりなので、記すことはできません。

けれどもフジノの5期目の4年間にとって強くすすめていきたい取り組みは選挙チラシにも記したとおりで、まさにこうした取り組みなのです。

今後も学びを深めて、こどもたちの立場に最も寄り添って、こどもたちが幸せにふつうに暮らしていかれるように全力を尽くしていきたいです。