これまでフジノが繰り返し訴えてきたことが、また一つ、具体的な形になりました。
本日2026年8月19日に開催された『横須賀市男女共同参画及び多様な性の尊重に関する審議会』を傍聴しました。

ここでは『(仮称)第7次横須賀市男女共同参画プラン』の策定について議論を行なっています。

そして本日は事務局から『素案』が提出されましたが、
『ケアラー支援』がこの『第7次男女共同参画プラン(素案)』にも明記されました!
しかも重要施策として位置づけられました。
これは、ものすごく大きな前進です。
「ケアラー支援」が「第7次男女共同参画プラン」(素案)に位置づけられました
『5つの目標』を実現する為に『12の施策』が示された『プラン体系図』をご覧下さい。
まず、2026年度現在の第6期計画バージョンです。

続いて、今日提案された第7次計画(素案)バージョンです。

『目標2 全ての人が活躍できる環境づくり』を実現する為の施策12の記述が変わりました。
- 【現在】第6次プラン→『介護の相談支援の充実』
- 【新】第7次プラン→『介護・ケアの相談支援の充実』
このように『ケア』という単語が新たに追記されました。事務局の説明によると『ケアラー支援』を計画に位置づける為に追記したとのことでした。
計画づくりにおいて、目標を実現する為の施策に位置づけられるというのはとても大きなことです。つまり、計画を実現する為の『柱』のひとつとして『ケアラー支援』が位置づけられた、という意味を持ちます。
横須賀市の男女共同参画政策を進めていく上で、ケアラー支援そのものが重要な位置づけとなったのです。
ケアは女性だけではなく全ての人のもの
フジノが6月議会で各種行政計画にケアラー支援を明記するように提案した時に、この男女共同参画プランも具体名としてとりあげました。
何故なら、今でもケアを女性だけのものとする価値観が根強く残っていることを感じさせられることが多いからです。
もちろん男性の介護離職も大きなテーマになっている時代ですし、子育ては男性も女性もともに行なうことが当たり前という認識が若い世代では常識化していることも感じています。
それでも、市民の方々からのご相談を伺っていると、例えば医療的ケアの必要なおこさんのケアを母親だけが担っていたり、義父母の介護を嫁の立場にある女性だけが担っている、というようなケースを多数お聞きすることがあるのです。
ケアラー支援は、ジェンダー平等とも密接に関わっているのは、今もこうした状況があるからです。
ケアは全ての人のものであること。
だからこそ、男女共同参画プランにもケアラー支援を明記させる必要があるとフジノは訴えてきました。
ケアラー支援=介護福祉政策ではない
さらに、施策を具体的に説明する為のページ(素案P32)では、以下のように記されました。
働くことを希望する全ての人が、仕事と子育て・介護等を含む生活との両立のしづらさを感じること無く働き続け、キャリア形成の機会を得ながらその能力を十分に発揮することができる環境づくりを進めることが重要です。そのため、育児・介護を理由とするやむを得ない離職をなくし、男女が共に責任を分かち合い、仕事と家庭生活の両立が可能となるよう、育児・介護に関する福祉サービスを充実し、男女共に負担の軽減を図ります。
この文章では『働くこと』にやや重点が置かれ過ぎている気がしますが、それでも横須賀市が『ケアラー支援=介護福祉政策』という狭い理解では無い、そうハッキリと伝わってきました。
そうなのです、ケアラー支援は仕事・子育て・介護・キャリア形成・男女共同参画など人生のあらゆる局面に広く関わりがあるのです。
また、『第7次プラン』(素案)のこの文章の後には『ケアラー支援』についてのコラムを掲載する予定とされています。
さらに具体的な取り組みが「事業一覧(案)」に
現在進行形の第6次プランにおいても、具体的な事業は『別冊』になっています。そこで第7次プラン(素案)においても具体的な事業が別冊として示されました。
『(仮称)第7次横須賀市男女共同参画プラン 事業一覧(案)』
です。

施策12に位置づけられた事業47から49まで、すべてに「ケアラー」が明記されました。
事業47「介護・ケアに関する相談窓口の充実」
市役所、地域包括支援センター、障害者相談サポートセンターにおいて、介護やケアを必要とする人だけではなく、介護者(ケアラー)への相談を行うことが明記されています。
事業48「『認知症高齢者介護者の集い』の開催」
認知症高齢者等を介護する家族を対象として、介護者(ケアラー)同士が情報交換し、支え合える場を提供するとされています。
事業49「『高齢者・介護者のためのこころの相談』の実施」
高齢者だけではなく、介護に携わっている家族、すなわちケアラーを対象として、臨床心理士が相談に応じることが明記されています。
つまり、
プラン本体で「ケアラー支援」を政策として位置づけ、その具体的な取り組みとして、別冊の事業一覧にケアラーへの相談支援や交流の場、こころの相談が明記された。
ということです。
ここ数日で、ケアラー支援が3つの計画・指針に明記!
今回の動きを、ぜひここ数日の流れの中でも見ていただきたいと思います。
先日の『横須賀市障害者計画』に続き、昨日は『横須賀市人権施策推進指針』の改定においても、ケアラー支援が明記されることになりました。
そして今日、『(仮称)第7次横須賀市男女共同参画プラン』にも、ケアラー支援が明記されました。
つまり、
- 障害福祉
- 人権
- 男女共同参画
という3つの異なる政策分野に『ケアラー支援』が位置づけられたのです。
フジノがこれまで訴えてきた「ケアラー支援を特定の分野だけの課題にしない」という考えが、少しずつ横須賀市の政策全体に広がっている。
フジノは今回の動きを、そう受け止めています。
どうか市民のみなさま、この流れを止めない為に力を貸して下さい。
これからも審議会や議会での議論をそのたびに詳しくご報告していきます。そして、あなたの声を届けていただけませんか。フジノへのメールなどでも大丈夫ですし、この後行なわれるパブリック・コメント手続きにご意見を届けていただくことでもありがたいです。
ケアラー支援をより強い流れに成長させていく為に、力を貸して下さい。
ケアを担っている全ての人々が、かつての僕が、あなたが、みんなが、ひとりの個人としての夢や希望をもって生きていかれるように横須賀市を変えていきたい。その願いをどうか一緒に実現していきましょうね。
その為に、フジノはこれからも全力を尽くしていきます。