朝日新聞が横須賀市パートナーシップ宣誓証明書交付第1号のおふたりを大きく報じてくれました/感動のエピソード「人間扱いしてくれた。素直にうれしかったです」

パートナーシップ宣誓証明書交付第1号のおふたりが朝日新聞に報じられました

けさの朝日新聞の湘南欄に、横須賀市パートナーシップ宣誓証明書の交付第1号のおふたりが大きく報じられました(本当に大きく報じられました)。

残念ながら『asahi.com』のサイトには掲載されていないようなので、こちらのブログで全文をご紹介します。

2019年6月13日・朝日新聞・湘南欄より

2019年6月13日・朝日新聞・湘南欄より

横須賀・パートナーシップ宣誓第1号のふたり
職員の拍手 勇気と自信に
「感動した」「もう隠さなくていい」

4月なかばのことだ。

横須賀市の小松永大さん(34)と奈良あゆむさん(29)はふたりで、市浦賀行政センターの窓口を訪れた。

一緒に暮らして3年半。

別々だった国民健康保険を、同一世帯にする手続きのためだった。

応対した職員に来意を告げた。

「恋人関係?」

「パートナーです。ぼくたち1番なんですよ」

4月9日に市役所で受け取ったばかりのカードを取り出して、職員に見せた。

「パートナーシップ宣誓証明書」

同性カップルや事実婚のカップルを、パートナーとして公的に証明するカードだ。

市が4月に始めた制度で、ふたりは宣誓第1号のカップルだった。

「おめでとうございます」。

その場に居合わせた数人の職員が、そろって拍手を送った。

「感動しました。何の疑問も無く普通の扱いをしてもらえた。そんなこと俺、なかなかなかったから」

小松さんはそう振り返る。

嫌な思いをたくさんしてきた。

戸籍上は女性。でも見た目は男性のようだ。

「本当にご本人ですか?」。

そんなふうに聞かれて、何度も傷ついた。

「人間扱いしてくれた。素直にうれしかったです」

小松さんは横浜市出身。

幼い頃から、スカートをはくとまるで女装をしているような違和感があった。

赤いランドセルが嫌で、4年生になるとリュックサックを背負って学校に行った。

高校を卒業するころ、性同一性障害という言葉を知った。

「これだ」と思った。

20歳になると、定期的に男性ホルモンの注射を始めた。

生理が止まり、筋肉の付き方や声が変わった。ひげが生えてきた。

乳房をとる手術をして、気持ちが楽になった。

奈良さんは横須賀市出身。

小学生の頃からスカートをはくのが嫌だった。

高校の頃になると、男女別にわかれる場面で、女子に含まれることに強い違和感を抱くようになった。

17歳からバンドでボーカルを務めた。

男性ホルモンを注射すると声がかわってしまう。

バンドを引退する時を待ち、24歳からホルモン注射を始めた。

ふたりは2015年に出会い、交際を始めた。

半年後に横須賀市で同居を開始。

小松さんは、いずれ子宮や卵巣を摘出する手術を受けて、戸籍上の性別を男性に変え、結婚することも考えていた。

横須賀市が、同性カップルをパートナーとして証明する制度の導入を検討していることを知り、内容を調べた。

「これなら結婚と変わらないじゃん」。ふたりはそう思った。

特に盛り上がったのは小松さんだという。

証明書に発行番号が記されることを知り、

「どうしても1番がいい!」

と思った。

申し込み初日の4月1日はそろって仕事を休み、受げ付け開始の20分前に市役所に行った。

発行の初日となる4月9日、晴れて宣誓をして、「第1号」のカードを受け取った。

小松さんはこれまで、戸籍上の性別が女性であることを隠してきた。

職場で知っているのは社長だけ。

同僚たちは、小松さんが男だと思っていた。

「もう隠さなくてもいいや」。

カードを受け取り、気持ちが変わった。

職場で同僚たちにこう切り出した。

「俺、女なんだよね。もともとは」

信じられないという表情の同僚にカードを見せる。

「ほらこれ。1番」

性的少数者を差別しないという、横須賀市の姿勢は大きな支えだ。

それに加えて、窓口の職員が自然に祝福してくれたあの出来事が、勇気と自信をもたらした。

小松さんと奈良さんはいずれも、生まれた時の性別とは異なる性別で生きる「トランスジェンダー」だ。

女性として生まれ、男性として生きる点では、「FtM」と呼ばれる。

さらに、小松さんは男性を恋愛対象とする「ゲイ」。

奈良さんは男女ともに恋愛対象とする「バイセクシュアル」だ。

性のあり方が、LGBTという言葉で表しきれないほどに多様であることが、もっと知られてほしいという。

そうすれば、人知れず悩んだり苦しんだりしている当事者が、楽になるかもしれないと思う。

性的少数者の権利を訴える運動では、虹色の旗(レインボーフラッグ)がシンボルになってきた。

奈良さんは言う。

「虹って色がはっきりしていますよね。でもLGBTはグラデーションなんです。色と色のあいだに、めちゃめちゃいろんな色があるんです」

たくさんの色が輝く世界であってほしい。

ふたりのいまの願いだ。

(太田泉生)

素晴らしい記事ですよね!

感動的な記事ですが、太田記者はさすがだと感じました。

実はおふたりの依頼でフジノは取材に立ち会いました。

初めて取材を受けるというのはものすごくハードルが高いものだからです。

けれども太田記者の取材は本当に丁寧で、ひとつひとつの質問にお答えしていく中でおふたりの緊張がだんだんほぐれていくのを感じました。

おふたりの言葉にじっくりと耳を傾ける太田記者のおかげで、フジノも知らなかったおふたりのライフヒストリーが語られていきました。

記事の為の写真を撮影する場所を決める際にも

太田記者が

「おふたりにとって思い入れのある場所にしましょう」

と提案をして下さいました。

それならば海によく行くよね、とおふたりが応えて、記事の写真の場所(ヴェルニー公園です!)で撮影することに決まりました。

数時間にわたる取材の後には、そもそもフジノの立ち会いなんていらなかったんじゃないかというくらいの信頼感が3人には結ばれていたと思います。

太田記者とおふたり。みんな笑顔です

太田記者とおふたり。みんな笑顔です


横須賀支局にいらっしゃる前から存じ上げているのですが、改めて太田記者はすごい方だと感じました。



おふたりの決意をフジノは全力で応援したいです

ところで、もともとはおふたりとも世間にカミングアウトするつもりは無かったそうです。

それにもかかわらずこうして取材に応じたのは、

「横須賀市パートナーシップ宣誓証明書交付第1号となったことをきっかけに『第1号なのだから社会的責任がある』と感じたから。

これからは世間に語りかけていきたいと決意したんです」

とのことでした。

フジノとしては本当にありがたいです。

現在まで横須賀市パートナーシップ制度を利用されたのは5組です。

実際にはもっと多くの方々が『利用したいけれど利用していない』という事実をフジノは聴いて知っています。

  • 本当に個人情報が漏れないのか。
  • 本当に横須賀市は本気で取り組みを続けていくのか。

いろいろな想いで、この制度の行方を見極めようとしておられることもお聴きしています。

だから、おふたりが『新聞』という世間全体に強く訴えかける媒体を通じて、その率直なお気持ちを語って下さったことはとても大きな意味があります。

いくらフジノが

「大丈夫ですよ、安心して制度を利用して下さいね」

と何千回叫ぶよりも、おふたりの言葉こそ説得力があります。

利用したい多くの方々に

「大丈夫、横須賀市を信頼しても大丈夫なんですよ」

というメッセージを送っていただきました。

そもそもセクシュアリティに限らず、人は誰もが『家庭環境』や『経済状態』や『持病』など、他者に知られたくない・話したくない事がたくさんあるものです。

フジノは持病をオープンにしていますが、だからといって他人がわざわざオープンにする必要性を一切感じていません。

当事者の持つパワーは無限大です。

だからといって当事者が必ず語らねばならないとはフジノは全く思いません。

けれどもおふたりは宣誓証明書の交付を受けるプロセスを通じて、ご自身の中に「社会へ伝えたい」というお気持ちが生まれたのですね。

とてもありがたいことだと思います。

そんなおふたりをフジノは心の底から守りたいと思います。その活動を全力で応援していきたいです。

今回の記事は単なる美談なのではありません。

記事の向こう側にはリアルな生活があって、過去も現在もこれからも生活が続いています。

どうかそのイメージを共有して頂けたら嬉しいです。

市民のみなさま、どうかおふたりの勇気の強さも知っていてほしいなと願っています。



市役所・行政センターなどはもともと温かい場所だったのです

浦賀行政センターの職員さんについても、たくさんの方々からお褒めのお言葉を頂きました。ありがとうございます。

市民のみなさまから高く評価していただけたことをフジノとしてはとても感謝しています。

フジノがお聴きしてすごく感動したおふたりの言葉があります。

「今まで家を借りる時に不動産屋などですごく嫌な想いをしてきた。

イメージでは、市役所って一番無機質な場所だと思ってた。

けれども市役所が一番親切だった。

初めて人間として扱ってくれた」

そもそも市役所という存在はこういう温かな心の交流がある場所であったはず、とフジノは思っています。

今のように、単にスピーディーな事務処理だけが求められる無機的な場所ではきっと無かったはずです。

市職員のみなさんは、もともとみんな他人の為になりたいという熱い想いをもって公務員試験を受けて横須賀市役所に入庁して下さっています。

浦賀行政センターのみなさんだけが特別に素晴らしい訳ではなくて、フジノが出会ってきた職員さんのほとんどがこうした素晴らしい方々です。

今回おふたりにエンパワーされたのか、市職員さんの本来の姿が現れたのだと思います。

どうか市民のみなさまが横須賀市役所のことをもっともっと信頼していただけたらありがたいなとフジノは願っています。

太田記者のおかげで、みんなが温かい気持ちになれました。本当にありがとうございました。

この記事だけの美談として終わらせないように、つまりこれが誰にとっても当たり前となるように、これからもフジノはどんどん取り組みを前進させていきます!



フジノの主戦場=本会議に戻ってきました。75回目の一般質問を行ないました/2019年6月議会

5ヶ月ぶりの本会議の壇上に立ちました

2019年予算議会で質問に立てなかったフジノは、5ヶ月ぶりに一般質問の場へ帰ってきました。

本会議前に、

本会議前に、


そして主戦場である、本会議の壇上で75回目の一般質問を行ないました。

フジノがやらなければ誰がやる、という3つの質問をしました。

  1. 食べたくても食べられない人々、特にこどもの支援の必要性について
  2. ひとり親家庭の支援策を再構築する必要性について
  3. 同性婚の配偶者が横須賀で永住できない問題を国に改善を求める必要性について

質問原稿の全文をこちらに掲載しました。

(*市長・教育長の1度目の答弁までは6月12日1時現在文字起こしをして掲載できたのですが、再質問はまだアップできていません。後日文字起こしをしてから掲載します)

あいかわらずの長文ですが、よろしければご覧下さい。

一般質問を作る毎日は本当に苦しくてたまりませんでした。

けれども本会議の壇上や一問一答席に立ち、改めてここが自分の闘う場所だと確信を深めました。

この場所に再び立つことをお許しいただいた有権者のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。

全力で働いて、みなさまの暮らしが守られるようにたくさんの成果を出すことが最大の恩返しだと信じています。



映画「カーくんと森のなかまたち」を通してこどもの自殺予防を考えました/土曜こども映画会@中央図書館

絵本「カーくんと森のなかまたち」をご存知ですか?

2007年9月10日に発行された『カーくんと森のなかまたち』という絵本があります。

絵本「カーくんと森のなかまたち」

絵本「カーくんと森のなかまたち」


9月10日というのは『世界自殺予防デー』です。

この出版日付に象徴されるとおり、こどもたちの自殺予防・こころの健康の為に取り上げられることが多い絵本です。

主人公のホシガラスのカーくんは、絶望しています。

自分に生きる価値が見いだせません。

そのカーくんがシロフクロウのホー先生や森のなかまたちのおかげで、元気を取り戻していくストーリーです。

物語はとてもシンプルですが、夢ら丘実果さんのとてもきれいな絵と、絵本作家の吉沢誠さんのやわらかな言葉によって、大人の心にも染み込んできます。

全国でも、いろいろな機会に読み聞かせされたり、授業で使われることもあります。

2007年の出版以来10年にわたって愛されてきたのですが、再び今、注目されています。

昨年2018年に文部科学省が『こどものSOS出し方教育』の取り組みを最低年1回は学校で実施するように通知を出しました。

その取り組みにこの絵本を使う機会が全国的に増えているのです。



中央図書館が土曜こども映画会で上映してくれました

実は映画化(DVD化)されていて、絵本の空気感を見事に映像化しています。

映像化された「カーくんと森のなかまたち」

映像化された「カーくんと森のなかまたち」


この上映が今日、横須賀市立中央図書館の土曜こども映画会で行なわれました。

中央図書館の「土曜こども映画会」

中央図書館の「土曜こども映画会」


観客はフジノを入れて親子10名ほどでしたが、それでも中央図書館の作品選択は本当に嬉しかったです。

2018年度自殺対策白書より

2018年度自殺対策白書より


もはやこの表をお見せするまでもなくよく知られていることですが、この国はこどもたちに希望がありません。

15~39才の全ての年代で死因の第1位が自殺です。

10~14才でも第2位は自殺です。

15~34才の若い世代で死因第1位が自殺なのは先進国では日本のみであることを厚生労働省も認めています。

このような危機的な状況でフジノたち自殺対策に関わる人間は、やれることは全てやらねばなりません。

そんな中、中央図書館をはじめとする市立図書館はいつも様々な形でこどもたちを守ろうと力を尽くしてくれています。

平日の学校時間帯に図書館に来ているこどもたちをとがめることはなく(司書のみなさんはとてもよく見守りをして下さっています)、顔色が悪ければ声がけをしてくれます。

フジノが提案した自殺予防に関連する図書コーナーの設置も2009年から続けてくれています。

今日の上映会も決してテーマをふりかざすことなく、ふだんの『土曜こども映画会』として上映をして下さいました。

図書館司書・職員のみなさんの助けを借りて、もっともっとこどもたちを守る為に取り組みを進めていかねばならないと感じました。

中央図書館のみなさま、ありがとうございました。

そして市民のみなさまもぜひ絵本『カーくんと森のなかまたち』を一度ご覧下さいね。



フジノは6月10日の朝2番目に市長へ質問します!一般質問の順番が決まりました/2019年6月議会

議会運営委員会が開かれ、質問順が決まりました

けさ『議会運営委員会』が開かれました。

議会運営委員会の開会前に。

議会運営委員会の開会前に。


明日6月7日(金)から2019年6月議会がスタートします。

議会期間は19日間で6月25日までの予定です。

議会運営委員会・審査事項より

議会運営委員会・審査事項より


まず明日7日(金)と来週10日(月)の2日間、本会議が開かれて一般質問が行なわれます。

市長らへの一般質問は12名で、初日に7名、2日目に5名が行ないます。

質問の順番が正式に決まりましたので、お知らせします。

6月7日 本会議
  1. 大野忠之
  2. 小幡沙央里
  3. 加藤ゆうすけ
  4. 堀りょういち
  5. 田中洋次郎
  6. 小林信行
  7. 井坂直
6月10日 本会議
  1. ねぎしかずこ
  2. 藤野英明
  3. 竹岡力
  4. 大村洋子
  5. 小室卓重

となります。

フジノの質問は、6月10日(月)の朝2番目です!

10時に本会議がスタートするので、フジノは午前10:50~11:10くらいの間にスタートでしょうか。

(前の質問者の質疑応答の長短によってフジノの質問スタートは変わります。こればかりは当日になってみないと分かりません)

フジノの質問内容を記した発言通告書は、先日のブログに掲載してあります(その1その2その3)。

そして、全ての質問者の発言通告書もPDFファイルにしてアップしました。

12人分の発言通告書はこちら。

ぜひご覧下さいね。



傍聴もインターネットで観ることもできます

本会議の傍聴はどなたでもできます。詳しくはこちらの市議会HPをご覧下さいね。

また、インターネット生中継も行なっております。

こちらをクリックして、『ライブ中継』というコーナーからご覧下さいね。

フジノにとって75回目の本会議での質問となります。

いつもどおり全力でがんばります!



海外で同性婚をした配偶者の一方が外国人である為に2人で横須賀市に永住したくとも在留資格が認められずに苦しんでいる本市市民を救済する為に国へ働きかける必要性について/一般質問の発言通告書を紹介します(その3)

前の記事から続いています)

本日提出した発言通告書の内容を3回に分けてご紹介しています。

質問3.海外で同性婚をした配偶者の一方が外国人である為に2人で横須賀市に永住したくとも在留資格が認められずに苦しんでいる本市市民を救済する為に、国へ働きかける必要性について

海外で同性婚をされた横須賀市民の方が横須賀に配偶者(フランス人)と永住しようとしたら、日本の制度のせいで引き離されてしまい、とても苦しんでいるというご相談を6月1日に受けました。

お話を伺えば伺うほどに国の制度が理不尽で納得ができず、たとえ管轄が国であろうとフジノは質問しなければならないと決意しました。

今回すでに質問しようと決めて書いていた原稿は9月議会に先送りすることにして、ゼロから質問を作りました。

真正面から上地市長が受け止めて下さることを信じて、以下の質問を行ないます。

3.海外で同性婚をした配偶者の一方が外国人である為に2人で横須賀市に永住したくとも在留資格が認められずに苦しんでいる本市市民を救済する為に、国へ働きかける必要性について

海外で同性婚をし、横須賀で永住するために帰国した本市市民の方が、国の政策によって配偶者と引き離されて苦しめられており救済を求めている。

国際結婚をした日本人の配偶者は「日本人の配偶者等」という在留資格で外国人であっても日本で暮らす資格が認められている。

しかし同性婚の場合には、外国人の配偶者が日本で暮らしていくビザが発行されないというダブルスタンダードが放置されてきた。
 
すでに昨年11月の参議院外交防衛委員会で公明党の高瀬弘美議員がこのダブルスタンダードを問題視して即刻改めるように質問をした。

参議院外交防衛委員会で質問に立つ高瀬弘美議員

参議院外交防衛委員会で質問に立つ高瀬弘美議員


河野太郎外務大臣も明らかに問題であると認めて外務省から法務省へ改善を求めたことを明らかにし、政府内でも是正すべく前向きに検討していると答弁した。

参議院外交防衛委員会で答弁に立つ河野太郎外務大臣

参議院外交防衛委員会で答弁に立つ河野太郎外務大臣


しかしそれから半年が経ったが動きはなく、本市の市民が配偶者と離れ離れに暮らさざるを得ない状況で精神的にも追い込まれている。
 
人権の観点からも極めておかしく、国の管轄であっても助けを求める市民の声に本市はしっかりと応える必要がある。

これを放置すれば今後も同様の苦しみを本市市民が受ける可能性が高い。

歴代市長の中でも最も人権意識が高く「誰もひとりにさせないまち」を掲げ、国に対しても直言できる市長だからこそ、本市市民の救済のために強く政府に働きかけてほしい。

そこで市長に伺う。

【質問13】
法務大臣に面会していただき、本市の市民が苦しんでいる現状を早急に改善する為に、法務省に指示を出すよう要請していただけないか。

【質問14】
外務大臣にも面会していただき、本市の市民が苦しんでいる現状を早急に改善する為に、参議院外交防衛委員会での答弁が実現されるよう改めて外務省から働きかけるよう要請していただけないか。



以上が3問目です。

どれだけ無謀だと言われても、フジノは真正面からぶつかっていきたいと思っています。



ひとり親家庭を支援する為に当事者の実感に沿った支援策に改善する必要性について/一般質問の発言通告書を紹介します(その2)

前の記事から続いています)

本日提出した発言通告書の内容を3回に分けてご紹介しています。

質問2.ひとり親家庭を支援する為に当事者の実感に沿った支援策に改善する必要性について

2問目では、ひとり親家庭の支援の在り方を見直すように提案します。

かねてから「頑張れば頑張るほど生活が苦しくなる」とのお話をずっと伺っており、制度の在り方に問題意識を持っていました。

『よこすかひとり親サポーターズひまわり』で田浦梅の里にハイキングに行った5月5日、多くの当事者の方々から具体的に細かな金額まで詳しくお話を伺うことができました。

さらに他都市の支援策を調べていく中で川崎市の好事例に出会えて、市内当事者の方々に一緒に見ていただきました。

担当部との意見交換も重ねて、今回の一般質問に至りました。

2.ひとり親家庭を支援する為に当事者の実感に沿った支援策に改善する必要性について

そもそもひとり親家庭の貧困はとても厳しい現状があるが、さらに、国が強く進めてきた「経済的な自立」への取り組みによって、かえって生活が厳しくなる矛盾が起こっている。
 
ひとり親家庭は児童扶養手当をメインに、ひとり親家庭等医療費助成水道料金下水道使用料基本料金の減免、病児・病後児保育料の減免、国民年金・国民健康保険の減免などのセーフティーネットの存在でぎりぎりの生活を送っている。

横須賀市子育てガイド「ひとり親家庭」より
横須賀市子育てガイド「ひとり親家庭」より

しかし、「経済的な自立」の取り組みにしたがって正社員になったり、所得が増えることによって児童扶養手当の基準額を1円でも超えてしまうと、児童扶養手当が廃止されるだけでなく、連動して全てのセーフティーネットも連動して打ち切りとなってしまう。

その為、収入を増やすべくがんばったひとり親家庭ほど逆に生活困窮に追い込まれる事態が起こっている。

明らかに誤った政策が原因だ。
 
安定的な自立につながる現実に対応した支援策の構築が不可欠である。
 
こうした状況を改善する上で、川崎市が昨年11月に発表した「ひとり親家庭支援施策の再構築」は良きお手本だ。

川崎市報道発表資料「ひとり親家庭支援策の再構築を行います」

川崎市報道発表資料「ひとり親家庭支援策の再構築を行います」


特に、ひとり親家庭から最も要望の多い「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」は優れており、児童扶養手当の廃止に連動せずに収入の増加に伴って緩やかに負担増となっていく仕組みは本市の当事者の方々も高く評価している。

川崎市の「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」

川崎市の「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」


そこで市長に伺う。

【質問11】
ひとり親家庭の方々が特に強く求めている「ひとり親家庭等医療費助成の所得制限の緩和」の導入を、本市も可能な限り早く検討すべきではないか。

【質問12】
ニーズが高いのに必要な支援策がない現実がある。

そこで、当事者の実感に沿った支援策に改善するために、ひとり親家庭の支援策全体の再構築を行なうべきではないか。



以上が2問目で、市長に答弁を求めます。

3問目は次の記事に続きます。



食べたくても食べられない人々、特にこどもたちへの支援の必要性について/一般質問の発言通告書を紹介します(その1)

発言通告書を提出しました

6月7日からスタートする2019年6月定例議会。

一般質問を行なう議員は12名で、6月7日と10日の2日間にわたって本会議で市長らを相手に議論が繰り広げられます。

フジノは市長と教育長に対して一般質問を行ないます!

寝不足でヘトヘトですが発言通告書を提出しました

寝不足でヘトヘトですが発言通告書を提出しました


一般質問をする為にはあらかじめ質問の要旨を記した『発言通告書』を提出しなければなりません。

けさが締め切りで、朝一番で署名してきました。

直筆で署名しなければならないのですが早く電子署名に切り替えたいです

直筆で署名しなければならないのですが早く電子署名に切り替えたいです


今年3月の予算議会は長期休職をしてしまった為に質問に立てませんでした。

昨年12月議会以来、半年ぶりの本会議登壇です。

今回も全力でがんばります!

本日提出した発言通告書の内容を3回に分けてご紹介していきます。



質問1.食べたくても食べられない人々、特にこどもたちへの支援の必要性について

1問目は、市民の方からつい先日5月30日にご相談を受けたことから質問を決意しました。

すでに用意していた質問を9月議会に行なうことにして、今目の前の問題に集中するべきだと判断しました。

食べたくても食べられないこどもがいるならば、政治・行政が全力で守らねばならないからです。

1.食べたくても食べられない人々、特に子どもたちへの支援の必要性について

(1)小学校で給食以外の食事をとれていない児童が存在している可能性があり、調査と支援を行う必要性について

先日、市民の方から「小学校に朝食を食べて来られない児童がいて先生が自腹でパンを買ってきて食べさせてあげている。何とか対応できないか」と伺い、大きなショックを受けた。

小学校の教職員の方々にヒアリングをすると、こうした事態は複数の小学校で起きている可能性があることがわかった。
 
1カ月半後には給食さえ食べられなくなる夏休みが迫っていることから、強い危機感を抱いている。そこで教育長に伺う。
 
【質問1】
小学校の教職員の皆さんに対して、給食以外の食事がとれていない児童の有無について調査をしていただけないか。

【質問2】
調査の結果、該当する児童がいれば早急にスクールソーシャルワーカーなどと連携して、その背景を調査して、必要な支援を行なっていただけないか。

(2)中学校で昼食を用意できない生徒への2015年度以降の調査・支援の実施の有無について

かつて僕は中学校にお弁当を持って来られない生徒がいるから調査をしてほしいと提案し、教育委員会は2015年に調査を実施してくれた。
 

2015年12月議会・教育福祉常任委員会へ出された報告(教育委員会より)

2015年12月議会・教育福祉常任委員会へ出された報告(教育委員会より)


2015年12月議会で報告された「昼食を用意できない生徒に関するアンケートの結果」によれば、頻度の差はあれど51名の生徒が該当し

特に毎日持って来られない生徒が6名、週2~3回持って来られない生徒が7名、

それに対して周りの生徒がお弁当を分けているのが14件、教職員が持参や購入したパンやお弁当を与えているのが22件、といった実態がわかった。
 
教育委員会は学校を訪れてヒアリングを行なうとのことだったが、ネグレクトの可能性を指摘し、児童相談所の介入を求めた。

さらに2016年予算議会において今後も調査を継続すべきだと提案し、前教育長は今後学校現場と相談しながら毎年定期的にやっていきたいと答弁した。
 
しかしその後、教育委員会から報告はなく、僕自身も質問してこなかったことを強く後悔している。

そこで教育長に伺う。

【質問3】
前教育長の答弁どおりに、2016年度以降現在まで中学校で昼食を用意できない生徒の有無は調査したのか。

【質問4】
調査したのであれば、その結果はどうだったのか。

【質問5】
昼食を持ってこられない生徒がいたならば、個別に家庭環境の調査やソーシャルワーク的な対応を行なって、昼食がとれるように支援し解決につながったのか。

【質問6】
中学校給食がスタートする2021年夏休み明けまでは調査を続けていただきたいが、いかがか。

(3) 食品ロス削減推進法成立などを受けて本市がフードバンク活動などをさらに積極的に支援する必要性について

全ての世代を対象にした取り組みとして、本市では2016年から市役所内で職員フードドライブを実施し、市職員の皆さんから食料品の提供を受けて、福祉部やこども育成部の窓口を訪れた年末を乗り越えることが難しい困窮世帯の方々に提供してきた。

さらに2018年からはリサイクルプラザアイクルでの年3回のアイクルフェアに合わせて、市民の皆様を対象にフードドライブを実施している。
 
今国会で食品ロス削減推進法が成立し、市町村にも推進計画策定が努力義務化されフードバンク活動のための連携強化も促されることとなった。

さらに、子どもの貧困対策法改正案の成立が確実視されており、市町村にも対策計画の策定が努力義務化される

こうした国の動きも追い風にして、本市は全ての世代の食べたくても食べられない人への支援などより一層の取組みを進めていくべきだ。そこで市長に伺う。

【質問7】
すでに本市では生活保護世帯の方々にもフードドライブで集めた食料を提供しているが、今後も引き続き生活保護世帯への食料の提供を継続していただけるか。

【質問8】
意識の高まりからしばしば「食料を提供したい」との御相談を受けるが、現在は市民の皆様を対象にしたフードドライブは年3回のアイクルフェアしか機会が無い。

食品ロス削減を推進する観点からも、本市は常設のフードドライブ拠点を設けるべきではないか。

【質問9】
フードバンク団体の育成や支援を積極的に行なっていく取り組みが重要だが、生涯学習センターでの各種講座や、コミュニティセンター主催の講座などさまざまな機会を捉えて、フードバンクなどのボランティア養成講座を開催すべきではないか。

【質問10】
市役所窓口での提供だけでなく、新たな提供方法もぜひ検討していただきたい。

例えば、2016年に山梨県中央市と中央市教育委員会とフードバンク山梨連携協定を結んでスタートさせた、学校給食のない長期休暇の食料支援プロジェクトはとても有効な好持例だ。

学校側が前年度の就学援助利用家庭や教師が必要と感じる子どもに対してフードバンク山梨の申請書を配布し、申し込むか否かは家庭が判断する。

市と教育委員会はあくまでも橋渡し役で、家庭にはフードバンク山梨からの食材が届くようになる。

こうした事例を研究して、本市の現状に応じた本市らしい新たな取り組みをぜひ検討していただきたいが、いかがか。

以上が1問目です。

教育長に対して質問をします。

小学生・中学生・全世代について、食べたくても食べられない方々を支援する必要性を強く訴えます。

2問目は次の記事に続きます。



6月7日スタートの6月定例議会、フジノを含む12名が市長に一般質問します/「事前議運」が開かれました

6月定例議会では12名が市長への一般質問に立ちます

今日は『議会運営委員会』が開かれました。

議会運営委員会が開かれました

議会運営委員会が開かれました


この時期の議会運営委員会は、議会用語で『事前議運』と呼んでいます。

来週の6月7日(金)からスタートする6月定例議会について、開会前の事前準備を行なう場だからです。

『事前議運』では、

  • スケジュール
    6月定例議会の期間はいつからいつまでにするか
    本会議・委員会の日程をいつにするか
  • 議案・請願・陳情の付託先
    市長から提出される議案・請願・陳情をどの委員会で審査するかの振り分け

等をあらかじめ決めていきます。

「議会運営委員会審査事項」より

「議会運営委員会審査事項」より


一般質問を行なう議員は、前もって議会事務局に伝えねばなりません(『発言意思通告』と呼んでいます)。

6月定例議会では12名が一般質問を行なう予定です。

この12名の議員は下の通りです。

6月7・10日一般質問を行なう予定の議員(五十音順)

  • 井坂直
  • 大野忠之
  • 大村洋子
  • 小幡沙央里
  • 加藤ゆうすけ
  • 小林伸行
  • 小室卓重
  • 田中洋二郎
  • 竹岡力
  • ねぎしかずこ
  • 藤野英明
  • 堀りょういち

質問者数が多いので、6月7日と10日の2日間本会議を開催して、2日間にわたって一般質問を行ないます。

質問の『順番』は、6月6日(木)に開催される『議会運営委員会』で、抽選で決まります。

もちろんフジノも一般質問を行ないます。

フジノは2019年予算議会で質問を作成しておきながら実現できませんでした。その質問も行ないたいし、選挙を通じて感じた新たな問題意識に基づく質問も行ないたいので、構成に悩んでいます。

でも、今回も全身全霊をかけて質問します。



会議期間は16日間、市長から議案13本と報告11件、請願2件、陳情6件を審査予定です

会議期間は19日間ですが、委員会などの開催スケジュールは下の表のとおりです。

審査日程

審査日程


現時点で予定されている市長からの提出議案は13件、報告は11件です。

6月定例議会提出予定案件

  • 一般会計補正予算案(第1号)
  • 横須賀市市税条例中改正について
  • 火災予防条例中改正について
  • 福祉援護センター条例中改正について
  • 物品の買入れについて
  • 物品の買入れについて
  • 物品の買入れについて
  • 物品の買入れについて
  • 市道路線の認定について
  • (仮称)追浜公園総合練習場整備工事請負契約の変更契約締結について
  • 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例中改正について
  • 保育園条例中改正について
  • 市立学校の授業料等に関する条例中改正について

現時点ではまだ議案のタイトルしか分かりません。

具体的な内容は議案書が届いていないので分かりません。

報告は、大きく分けて2種類に分かれます。

1つ目は、専決処分です。

本来は議会の議決が必要な案件をあらかじめ市長の判断で行なった場合(これを専決処分と呼びます)には、市議会に事後報告の義務があります。これが4件あります。

2つ目は、会計書類の報告です。これが7件です。

請願は2つ提出されましたが、うち1本の紹介議員になる予定です。

まもなくスタートする6月定例議会に向けて、まずは一般質問の原稿作りをがんばります。



横須賀総合高校は2020年度入試でもインフルエンザ流行への対策として受験日程の変更を実施を継続します/教育委員会定例会

教育委員会定例会が開かれました

けさは横須賀市教育委員会5月定例会が開かれました。

教育委員会定例会を傍聴するフジノ

教育委員会定例会を傍聴するフジノ


「教育委員会定例会の『STOP!傍聴者ゼロ』キャンペーン」を2013年から継続中のフジノは、もちろん今回も傍聴です。

今日のプログラムは下の通りでした。

教育委員会定例会・議事日程より

教育委員会定例会・議事日程より


5つの議事のうち、人事案件3件は秘密会となり、傍聴は許可されませんでした。



横須賀総合高校の入試は2020年度もインフルエンザの流行対策を継続します

5つの議事の中でフジノが最も関心を持っていたのは

2020年度横須賀市立横須賀総合高等学校の入学者の募集及び選抜要項制定

についてでした。

要するに、来年2020年の『横須賀総合高校の募集要項』です。

全会一致で事務局案どおりに可決されたのですが、フジノがどこに注目していたかをご紹介します。

募集・選抜要項は12項目に分かれています。

こちらに現物を掲載します。

2020年度横須賀市立横須賀総合高校の入学者の募集及び選抜要項
2020年度横須賀市立横須賀総合高校の入学者の募集及び選抜要項
2020年度横須賀市立横須賀総合高校の入学者の募集及び選抜要項


小さい画像なので文字は読みづらいと思うのですが、どの項目もほとんど当たり前のことが記されています。

2020年度横須賀市立横須賀総合総合学校の入学者の募集及び選抜要項

  1. 志願資格
  2. 募集の方法
  3. 募集期間
  4. 志願
  5. 志願変更
  6. 選抜の方法
  7. 選抜のための検査
  8. 学力検査等の期日
  9. 二次募集
  10. 入学の許可
  11. 入学手続き
  12. 市教育長への委任

このうち、7の『選抜のための検査』の(6)がフジノにはとても重要なのでした。

(6)やむを得ない事情による追検査に関し、必要な事項は県教育長が定めるところに準ずる。

これは、入学試験の日にインフルエンザにかかってしまって受験できない生徒たちを救済する為に別の日程で受験をできるようにする『救済措置』なのです。

2019年から、インフルエンザなどのやむを得ない事情で受験できなかった生徒は別の日程で受験ができるように改善されたのです!

実は以前には、この救済措置はありませんでした。

つまり、インフルエンザにかかって受験できなかったら泣き寝入りだったのです。

(私立を受験するor中学浪人・・・)



実はフジノが議会質問をして救済措置の導入を提案して実現しました

人生の大切な機会のひとつである入学試験がインフルエンザなどの病気になったことが理由で受けられないのはおかしいです。

フジノはこの問題を放置してはならないと考えました。

そこでまず2018年予算議会で質問をしました。

2018年3月10日・教育福祉常任委員会での質疑より

フジノの質問

市立総合高校の入学検定料に関連して伺います。
 
受験の時期とインフルエンザの流行の時期はクロスをしている訳ですが、昨年2017年10月14日に、文部科学省がインフルエンザなどで体調を崩した生徒らを対象に追試を実施するなど選考における救済策を求める、そのような内容の通知を出しています。
 
横須賀総合高校においてはインフルエンザなどで入学試験を受けることができなかった方に再度の受験の機会を提供しているのかどうか、お聞かせ下さい。

教育指導課長の答弁

現在、入試制度の枠組みの中では、神奈川県ではそういう制度はありません。

ただ、神奈川県としては再検査については、平成30年度以降に対応する方向で検討中であるというお答えをいただいていますので、今後神奈川県教育委員会の方針に足並みをそろえて、本市においても検討していきたいと考えております。

フジノの質問

昨年2016年、痛ましい心中事件がありました。

入試を受けられなかったことを苦にしての心中事件はどうかは本当には分からないけれども、文部科学省はそれを理由に通知を出しております。
 
平成30年度以降に神奈川県教育委員会が対応する。

そして本市もそれに足並みをそろえるということですので、取り組みを期待したいと思います。

答弁は消極的なもので、神奈川県教育委員会が検討しているようなので横須賀市教育委員会もその結論にそって検討したい、というものでした。

しかしこの答弁を引き出したことは大きな意義がありました。

何故ならばフジノはすでに神奈川県教育委員会は『救済措置』を実施する意思があることを事前に把握していたからです。

つまり、消極的な答弁に聞こえますが、実は「イコール横須賀市でも救済措置を実施します」であり、フジノは内心で「やった!」とガッツポーズでした。

そこで翌年、あえて同じ質問をぶつけました。

横須賀市教育委員会としての検討がどのように実現したのかをあえて質問しました。

2019年3月13日・教育福祉常任委員会での質疑より

フジノの質問

総合高校の入学検定料に関連して伺います。
 
昨年2018年の予算議会で質問したことなのですが、一昨年2017年0月14日に、文部科学省がインフルエンザなどで体調を崩した生徒らを対象に追試を実施するなど、選考における救済策を求める内容の通知を出しました。

横須賀総合高校においてもインフルエンザなどで入学試験を受けることができなかった方に再度の受験の機会を提供していくべきだ、と昨年は質問しました。

答弁としては、神奈川県として再検査については平成30年度以降に対応する方向で検討中であるというお答えをいただきました。
 
本市は、新年度(2019年度)、総合高校の入学検定についてはどのようにするのか。

現在の方針をお聞かせ下さい。

教育指導課長の答弁

 
平成30年度入学生の入試に向けて、県としましても、2月20日に追試験という形の枠組を組んで、インフルエンザ等、そういった疾病において、当初の入試の日程の中で受験できなかった子どもが、保護者と相談の上、日程変更して追検査を受けるという枠組は平成30年度入試から既にスタートしております。

それについては、本市の横須賀総合高校についても同様でございます。

フジノの質問

本市もすでにスタートしていただいているということで、大変ありがたく感じています。

この仕組みは新年度も継続して行なっていただけるということでよろしいでしょうか。

教育指導課長の答弁

県とはそのように確認しております。

ということで、2018年の答弁どおりに2019年度から再試験による救済策をすでに実施していたのでした。

「どういう答弁が来るのか分かっててわざわざフジノは質問するなよ、嫌味ったらしいな」というご意見もあるかもしれません。

けれどもダメです。

こういう事柄もしっかり議員が質問して答弁させていかねば絶対にダメです。

人生の大切な機会のひとつである入学試験がインフルエンザなどの病気になったことが理由で受けられないのはおかしいです。

あくまでも横須賀市は神奈川県教育委員会に横並び対応という方針を取ったのですが、フジノのゴールは救済策の実現でしたから、これでOKでした。

そして、2020年度の受験生たちもインフルエンザにかかってしまっても、別日程で受験ができることが約束されました。

本当に良かったです。



5月17日は「多様な性にYESの日」です/横須賀では19日に街頭キャンペーンを開催しますのでぜひご参加下さい!

今年も横須賀で「多様な性にYESの日」街頭キャンペーンを開催します!

本日5月17日は『多様な性にYESの日』です。




日本では『多様な性にYESの日』の名称で記念日として認定されているのですが、国際的には『IDAHO(アイダホ)』あるいは『IDAHOT』として広く知られています。

『International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia』の頭文字をとって『IDAHO』です。

直訳すると『国際反ホモフォビアデー』、分かりやすく言い換えると『LGBT嫌悪に反対する国際デー』ですね。

2019年度も様々な取り組みが行なわれますが、4月18日の兵庫県尼崎市の展示を皮切りに東北から福岡まで全国各地で、さらには世界各地で様々な取り組みが開催されています。

2019年度の横須賀アクションは、5月19日(日)に街頭キャンペーンを開催します!

多様な性にYESの日横須賀アクション


過去4回は記念日を大切にして5月17日当日に開催をしてきました。

過去の横須賀アクション(2014年スタート)

けれども取り組みが定着してきた今回5回目は、あえて17日をずらします。

そして『人通りの多い日曜日』に開催してより多くの方々に訴えかけることをめざすことにしました。

多様な性にYESの日・横須賀アクションのおしらせ

  • 日時:2019年5月19日(日)13〜18時
  • 場所:京急横須賀中央駅・東口のYデッキ上
  • 内容:メッセージの朗読、スピーチ、チラシ配布
  • 参加費:無料
  • 対象:多様な性への理解ある優しいまちづくりを望む方はどなたでもOKです(市外からの参加も毎年いらっしゃいます)
  • 予約:不要です。参加を希望する方は直接お越しください
  • 後援:横須賀市、横須賀市教育委員会



ぜひあなたのご参加をお待ちしております!



2019年度も横須賀市は「多様な性にYESの日」をさらに応援しています

そもそも東京でスタートしたこの取り組みにフジノは参加し続けてきて、横須賀で開催することが長年の願いでした。

そこで2014年に、フジノが横須賀アクションをスタートさせました。

2014年の横須賀初開催の様子

2014年の横須賀初開催の様子


いち政治家としてではなくて、あくまでも市民活動として開催してきました。

昨年8月には市民団体『多様な性にYESの日横須賀』が立ち上がり、今年度の開催に向けた準備をすすめてきてくれました。

フジノはいちおう『アドバイザー』という位置づけになっていますが、あくまでもいち参加者としてアクションに参加します。

これに対して、行政としての横須賀市は初回からずっと協力関係を続けてきてくれました。

後援名義をいただいたり、横須賀市が作成したリーフレットも提供していただいてアイダホのチラシと一緒に配ってきました。

毎年、担当課の職員さんが来訪して参加者を激励する言葉をかけてくれました。さらにレインボースカリンバッジを参加者にプレゼントしてくれた年もありました。

こうした5年間にわたる信頼関係から、フジノは「この取り組みを横須賀市の公式行事とすべきではないか」と2018年6月議会で一般質問をしました。

フジノの質問

(2)市内の当事者のみなさまに本市の取り組みを周知する必要性について

これまで僕に協力をしてきて下さった当事者の方々は本市の先進的な取り組みを知っていたので、(LGBTs関連施策実施自治体の中で横須賀市が)全国トップとの報道にも全く驚きませんでした。

しかし、報道を通じて初めて僕に連絡をくれた当事者の方々は

「横須賀がこんなにがんばっていたとは知らなかった」

と驚き、

「どんな取り組みをしているのか教えてほしい」

と尋ねられました。

確かに今まで本市はまず着実に取り組みを進めることを最優先して「取り組みを広く知ってもらう」という視点はとても弱かったと気づかされました。

素晴らしい取り組みをしていても、当事者のみなさまに知られていなければ実施していないのと同じです。

そこで『街頭キャンペーンの実施』を提案します。

1990年5月17日にWHOが精神疾患のリストから同性愛を外したことを記念して、毎年5月17日は『LGBT嫌悪に反対する国際デー』、日本では『多様な性にYESの日』として全国で街頭キャンペーンなどが行なわれています。

【質問】
本市でも有志によって今年で4回目の街頭キャンペーンを行なったところですが、これを本市の主催として、広く市民を対象に、性的な多様性への理解を広げ、本市の取り組みを周知すべきではないでしょうか。

上地市長の答弁

街頭キャンペーンは当事者の方が主体的に行なうことがより共感を得られると考えます。

多様な性については多くの人に理解をしていただくことは大変重要なことではないかと考えます。

市としても毎年度市内各所で行なっている性的マイノリティ啓発のパネル展示を来年の5月17日に合わせて開催するなど協力をしたいと考えております。



残念ながら、横須賀市の公式行事にするという提案は実現しなかったのですが、さらなる協力を約束する答弁が返ってきました。

実際に上地市長の答弁どおりに、今年はすでにいろいろな形で横須賀市の協力が進められています。

例えば、すでに4月から横須賀市ホームページでは正式に『多様な性にYESの日』を掲載しています。

横須賀市ホームページで「多様な性にYESの日」の取り組みが広報されています

横須賀市ホームページで「多様な性にYESの日」の取り組みが広報されています


さらに、横須賀市の公式ツイッターでもアナウンスしてくれています。

横須賀市公式ツイッターアカウントからも「多様な性にYESの日」横須賀アクションを周知してくれました

横須賀市公式ツイッターアカウントからも「多様な性にYESの日」横須賀アクションを周知してくれました


上地市長の答弁どおりに、パネル展示も5月13日からスタートしました。

横須賀市役所北口ホールでのパネル展示の様子

横須賀市役所北口ホールでのパネル展示の様子


さらに、全議員宛にパネル展示のおしらせがなされて、市政記者クラブへのプレスリリースも行なわれました。

パネル展示での側面支援はとてもありがたいです

パネル展示での側面支援はとてもありがたいです


パネル展示とあわせて様々な啓発リーフレットも置いています。

パネル展示では様々な啓発リーフレットも置いています

パネル展示では様々な啓発リーフレットも置いています


そこに『多様な性にYESの日』のリーフレットとステッカーも一緒に置かせていただいています。

上の左がリーフレット、右がステッカーです

上の左がリーフレット、右がステッカーです


5月19日当日には、市役所から有志の職員の方も街頭キャンペーンに参加して下さる予定です。

このように、横須賀市も全面的に応援してくれている『アイダホ』=『多様な性にYESの日』の横須賀アクションです。

ぜひあなたもご参加ください。

市外からのご参加も大歓迎です。

全国からお寄せいただいたメッセージの朗読、あなたの想いをワイデッキでマイクを通してスピーチ、ときどきツイキャスで全国にインターネット生中継、そしてリーフレット配りを行ないます。

当日は長丁場なので、途中参加・途中退出でも大丈夫です。

ぜひご参加下さいね!



日高庸晴教授が上地市長・副市長・教育長と面会しました/上地市長は全面的な協力を約束してくれました

5年ぶりに日高庸晴教授が横須賀市役所を訪れました

5年ぶりに日高庸晴先生(宝塚大学教授)が横須賀市役所を訪れました。

上地市長・永妻副市長・新倉教育長との面会に、フジノも同席させていただきました。

日高庸晴教授が市長・副市長・教育長と面会しました

日高庸晴教授が市長・副市長・教育長と面会しました


日高庸晴先生は、いわゆる性的マイノリティとされるこどもたちに自殺・自殺未遂・自傷行為が多いことを調査研究によってデータとして明らかにした日本の第一人者です。

自殺を無くす為に政治家になったフジノは、この調査研究の存在を知ってすぐに日高先生と接点をもたせていただきました。

それ以来、2010年に横須賀で講演をしていただいたことをはじめ、日高先生と横須賀市との関わりは深く、厚生労働省の会議でも横須賀市の取り組みを好事例としてご紹介いただくなど、横須賀の取り組みを応援していただいてきました。

5年前の来訪読売新聞神奈川新聞が大きく報じて下さいました。

けれども今回の面会だけは、実現するまでフジノはどなたにもお知らせしませんでした。

とてもセンシティブで大切な面会だったからです。



日高先生と上地市長のタッグが全国に与える影響力の大きさにワクワクします

そもそもかねてからフジノは、議員として誰かを市長とひきあわせることをあえて避けてきました。

特にこの2年間の上地市長の激務をおもうと、歴代のどの市長よりもフジノは遠慮して、どなたから面会依頼があっても全てお断りしてきました。

けれども、今回ばかりはマイルールを破りました。

何故なら、日高先生と横須賀市がタッグを組むことの影響力は大きく、そのメリットは広範囲に及び、多くの人々が救われる可能性があるからです。

今回の訪問の具体的な目的は、まだ記すことはできません。

ただ、上地市長は全面的な協力を約束してくれました。

いつの日にか明らかになることですが、日高庸晴教授と上地市長のタッグは横須賀市の為だけでなく、必ず全国の為になるとフジノは確信しています。

日高先生と、市長・副市長・教育長

日高先生と、市長・副市長・教育長


今回の面会は、フジノの長期休職中に日高先生から依頼を受けました。

当時のフジノは絶不調の中で他人と話すのも厳しく、アポイントメントも取ることはできず、今日こうして実現するとはとても考えられない状況でした。

でも、心の中では

「絶対に上地市長と日高先生のおふたりはケミストリーが合うはず」

と感じて、ワクワクしました。

実際におふたりがお会いするのを目の前で体感して、改めてその予想はまちがっていなかったことを感じました。

日高庸晴教授のお話に真剣に耳を傾ける上地市長

日高庸晴教授のお話に真剣に耳を傾ける上地市長


必ず良い方向へ物事が進んでいくはずです。

左から教育長・副市長・市長・日高先生・フジノ

左から教育長・副市長・市長・日高先生・フジノ


もっと詳しくご報告ができる日が早く来るといいなと思います。