認知症の医療的対応と地域連携/認知症ケアにおける地域連携最前線

大学院で認知症について学んでいます

署名活動を終えて、いくつかの事務仕事や市民の方からのご相談を受けて、夕方から青山一丁目の国際医療福祉大学院へ向かいました。

大学院にて

大学院にて


大学院での聴講(医療福祉連携論Ⅰ『認知症ケアにおける地域医療最前線』)です。

65〜70才未満の方の『有病率』は1.5%なのですが、85才の方の『有病率』は一気に跳ね上がり、27%に達しています。

つまり、85才の方の4人に1人以上は『認知症』にかかっているのが現状です。

この現状は、2025年に向けてさらに悪化していくのではないかと考えられています。

そこに歯止めをかけるのが、社会福祉や健康増進・保健に取り組む全ての方々の重要なテーマです。もちろんフジノたち政治家にとっても、最重要政策の1つです。

また、近年では『軽度認知障害(MCI)』が注目されるようになりました。

MCIと認知症

MCIと認知症


『認知症』の前の段階とは断言できないのですが、認知症に似ている症状が高齢化にともなって出てきます。

この段階から治療を開始することで『認知症』への移行や進行を遅らせることができるのではないか、と期待されています。

こうした新しい取り組みを積極的に進めていく為にも『認知症』の最前線について学ぶ必要がある、とフジノは考えて大学院で聴講をしています。

今夜の講師は、東京都健康長寿医療センター研究所の栗田圭一さん

今夜の講師は、栗田圭一さん(東京都健康長寿医療センター研究所)です。

粟田圭一先生のパワーポイント

粟田圭一先生のパワーポイント


今夜は、15回連続の講義のうちの4回目となります。

粟田先生の講義は、今後の11回の重要なイントロダクションの位置づけでした。

講義する栗田圭一先生

講義する栗田圭一先生


「病気のことを理解して、本人が体験することを理解することが大切」との観点から、改めて認知症の医療的な位置づけについて学びました。

「認知症」は、いくつもの疾病からなる「症候群」です

『認知症』という名前は、今では誰でも知っています。

でも、その具体的な症状がどんなものか、あなたはご存知でしょうか?

実は『認知症』の症状はいろいろなものがあって、具体的にどのような症状が起こるのかきちんと知られているかといえば、まだまだなのですね。

『認知症』は1つの疾病ではなくて、複数の疾病の総称です。つまり『症候群』なのです。ですから、症状も様々なものがあります。

実は、この『認知症の複雑性(complexy)』が最大の課題なのではないか、というのが栗田先生のご意見でした。

認知症の全体像

認知症の全体像


この『複雑性』を防いでいくことが大切だとフジノも思います。

複雑性

複雑性


『認知症』は大きく分けて下の4つがあります。

  • アルツハイマー病認知症
    アルツハイマー型認知症のMRI画像

    アルツハイマー型認知症のMRI画像

  • 血管性認知症
    血管性認知症のSPECT画像

    血管性認知症のSPECT画像

  • レビー小体型認知症
    レビー小体型認知症の画像診断

    レビー小体型認知症の画像診断

  • 前頭側頭型認知症
    前頭側頭型認知症のSPECT画像

    前頭側頭型認知症のSPECT画像

様々な認知症の結果、このような生活障がいが起こる

様々な認知症の結果、このような生活障がいが起こる

そして、以下の重要性について改めてお話を伺いました。

  • 『認知症総合アセスメント』の重要性
  • 認知症の『初期支援』の重要性

『初期支援』には横須賀市でもようやくとりかかりはじめました。

2014年度予算の概要より

2014年度予算の概要より


ただ、『認知症地域支援推進員』は非常勤で1名だけ。すでに高齢化率27%を超える横須賀で1名だけでは、全く不足しています。

さらに取り組みを強化していかねばなりません。

実際のケースを多数紹介しながらの実感のこもった講義でした

実際のケースを多数紹介しながらの実感のこもった講義でした

日常生活支援の必要性

講義の最後に、『NPO自立支援センターふるさとの会』の紹介がありました。

NPO自立支援センターふるさとの会

NPO自立支援センターふるさとの会


身寄りがいない、介護が必要、そんな方々の為に住まいを提供して日常生活を支援する取り組みをしています。

ふるさとの会の活動

ふるさとの会の活動


今後さらに全国的にもこうした活動が必要ですね。

ぜひ1度、見学させていただきたいと思いました。

頻度の高い日常生活支援

頻度の高い日常生活支援


来週以降は、さらに深い内容に入っていくとのこと。ますますがんばらなければ。

この講義での学びは、必ず横須賀の介護・福祉の為に活かしていきます!

「認知症」を半年間全力で学びます!/高橋紘士先生「認知症ケアにおける地域連携最前線」

「認知症」を半年間、全力で学びます

今日は『カフェトーク』を終えると、大急ぎで東京・青山一丁目へ向かいました。国際医療福祉大学院で聴講する為です。

大学院の入り口にて

大学院の入り口にて


今日から半年間にわたって学ぶのは『認知症』とその支援策についてです。

高橋紘士先生の講義風景

高橋紘士先生の講義風景


もちろんフジノはこれまでも認知症全般への取り組みと、認知症の中でもマイノリティである『若年性認知症』の支援と周知啓発に力を注いできました。

多くの政治家の方々よりも『認知症』と『認知症への施策』について、理解はある方だと自負しています。

けれども、今後ますます爆発的なスピードで増加していく一方の『認知症』に対して、もっと先進事例を学んで横須賀市に取り組みを導入していかねばならない、という強い危機感があります。

この想いは、『危機感』としか言いようがありません。

横須賀市の認知症高齢者数(推計値)

  • 約1万1,000人(2013年現在)

  • 約1万2,200人(2015年)

  • 約1万3,700人(2025年)

(2013年2月27日本会議での吉田市長答弁より)

都道府県が主体的な取り組みをすることになっているが故に、現在まで横須賀市では『啓発事業』や『家族のつどい』などの限定された取り組みしかできていません。

フジノは「それでは間に合わない」と感じています。

そこで、現場で最先端の取り組みを実践している方々をはじめ、一流の講師陣からとにかく学べることを全て吸収してきます!



半年間のカリキュラムを紹介します

本日は「認知症とは何か」という概論を再度おさらいしました。

大熊由紀子先生の講義風景

大熊由紀子先生の講義風景


そして、残り14回の講義のイントロダクションが行なわれました。

講義内容講師
1認知症ケアの課題と展望国際医療福祉大学大学院
教授 高橋 紘士
教授 武藤 正樹
教授 大熊 由紀子
2認知症国家戦略の国際的動向東京都医学総合研究所
主席研究員 西田 淳志
3認知症ケア政策の方向岡山大学客員教授・前厚労省老健局長
宮島 俊彦
4認知症への医療的対応と地域連携東京都健康長寿医療センター研究所
部長 粟田 主一
5認知症ケアの手法~ユマニチュードをめぐって~国立病院機構東京医療センター
総合内科医長 本田 美和子
6地域で支える認知症ネットワーク大牟田市グループホームファミリエ
所長 大谷 るみ子
7認知症ケアの地域連携と医療機関の役割敦賀温泉病院
理事長 玉井 顕
8高齢者施設における認知症ケア社会福祉法人喜楽苑
理事長 市川 禮子
9単身生活困窮者への認知症ケアの課題東京都健康長寿医療センター・東京大学付属病院メモリークリニック
岡村 毅
10認知症サポーターキャラバンと地域での支援者育成地域ケア政策ネットワーク
事務局長 菅原 弘子
11認知症初期集中支援チームの活動と意義海上寮療養所・桜新町アーバンクリニック・障害者政策委員会委員
上野 秀樹
12認知症の医薬品ガイドラインについて日本薬剤師会会長
山本 信夫
13認知症の人の権利擁護と法律問題消費者庁消費者政策課担当官
14認知症高齢者の消費者被害消費者庁消費者政策課担当官
15認知症ケアと地域連携(まとめとふりかえり)国際医療福祉大学大学院
教授 高橋 紘士
教授 武藤 正樹
教授 大熊 由紀子

素晴らしい講師陣ばかりです。

パニック障がい持ちのフジノは、大学院の往復だけでも疲労困憊してしまいます。

それでも、半年間どんなに苦労してもこの大学院での成果を全て横須賀の社会福祉に役立てる為に、全て吸収してきます。

吸収し尽くす気概で必死に学んできます!



2014年診療報酬改定、病床機能分化と地域連携/地域連携コーディネーター養成講座2013

新年最初の大学院へ

夕方から都内へ移動、2014年最初の大学院へ向かいました。

半年にわたる『地域連携コーディネーター養成講座』も、今夜を入れて残すところあと2回となりました。

大学院にて

大学院にて


今夜の講師は、武藤正樹先生です。

テーマは『2014年診療報酬改定、病床機能分化と地域連携』でした。

内容は、もっぱら時事的なテーマについて、最新の診療報酬改定の目指すものや制度変更がもたらす変化などについて膨大な資料をもとに解説していただきました。

ここから先は、フジノが講義を通して感じたことを記します(武藤先生のお考えを記したものではありません)。

介護人材の育成・離職者対策・復職支援こそ重点投資すべき

超高齢社会・未踏高齢社会に突入した今、財政的に支出が増えていくのは当然のことです。10年後には、特に『介護』分野では2.3倍の支出が見込まれています。

その財政難に対応する為に、今いろいろな政策が打ち出されています。

給付の見通し

給付の見通し


ただフジノとしては、むしろ問題は「その時、介護人材が居るのか?」という点にあると感じています。今でさえ、介護人材は足りません。

ご高齢の方々の圧倒的な増加に対して、ケアを担うことができる方々が不足し続けている限り、『介護難民』がどんどん増えていくことになります。

もっともっと『介護人材の育成』と『離職者対策』と『復職支援』に重点的に投資すべきだとフジノは考えています。

県の医療計画と市の介護保険計画をもっと連動させるべき、人材の積極的な関わりも必要

国は2025年の地域包括ケア体制の実現に向けて、下の4つのツールをフルに活かして政策誘導を行なっています。

  1. 診療報酬の改定
  2. 介護報酬の改定
  3. 医療計画の改定(あと2回)
  4. 介護保険事業計画の改定(あと4回)

お金の動きと制度による縛りで、アメとムチを駆使して、医療と福祉の仕組みを2025年の社会の姿に対応できるように取り組みをしているのです。

2025年の地域包括ケア実現に向けた工程表

2025年の地域包括ケア実現に向けた工程表


ただ、問題なのは国の狙いどおりには現実は動いていないということです。

例えば、『医療計画』と『介護保険事業計画』の連動についてです。

フジノがこの数年間ずっと国・県・市の動きを追い続けてみてハッキリと感じていることは、県の『医療計画』と市の『介護保険事業計画』は全く連動なんてしていない現実です。

市議会議員としてフジノは、しつこすぎるほどに「県の医療計画改定と市の介護保険事業計画などの計画をしっかりと連動させるべきだ」と市議会で訴えてきました。

その結果、市の医療担当部署はかなり県に対して意見を述べてくれたし、市の『医療』に関する意見は県の医療計画に反映されたと感じます。

しかし、市の『介護』に関する意見や『介護保険事業計画』が県の『医療計画』に反映されたり連動しているとは全く思いません。

これでは何の為の『医療計画』なのか、絵に描いた餅ではないかと感じています。

また、市の医療部門と福祉部門の連携はかなりうまくいっています。

しかし、市の介護部門と県の医療部門との連携が存在しているのかさえ見えてきません。

『医療』と『福祉』の連携が必要だ、さらには連携を超えて統合が必要だ、と叫ばれ続けてきましたが、行政ではなくて民間ではかなり進んできています。

早く行政が追いついていかねば、現実への対応が全く不十分だと感じます。

2014年は、フジノとしてはこの点の強化に取り組んでいきたいと考えています。

病院が激変していく

さらに重要な改革としては、病院が大きく変わっていくことがあります。

亜急性期が議論に

亜急性期が議論に


中医協でも大きな議論になった、亜急性期の扱い。

亜急性期

亜急性期

診療報酬によって誘導

診療報酬によって誘導


また、7対1を算定している現在の病院がかなりの数で変更せざるをえない制度変更。

これらについてはまた改めて詳しくご紹介したいと思います。

今夜もとても難しい内容ばかりでしたが、市民のみなさまにとって大きな影響をもたらすことばかりでした。

つまり、政治家としては知らねばならないことばかりでした。

もっともっと学んで、しっかりとみなさまにお伝えしていきます。

URが取り組む高齢者向け住まいとサービス連携/地域連携コーディネーター養成講座2013

エイジング・イン・プレイス

今夜は大学院へ向かいました。『地域連携コーディネーター養成講座2013』の聴講です。

大学院にて

大学院にて


それにしても、大学院のある『青山一丁目駅』の手前は『六本木駅』なのですが、ふだんの電車内はビジネスパーソンばかりなのに、今夜はカップルばかりでした。

URによる高齢者向け住宅の取り組みはすごい

今夜の講師は、加藤邦彦さん(独立行政法人都市再生機構)。

団地再生部次長と経営企画室担当部長と住宅経営部担当部長を兼務しておられるすごい人です。

今夜の講師の加藤邦彦さん(左)と、高橋紘士教授

今夜の講師の加藤邦彦さん(左)と、高橋紘士教授


実際、講義の内容もすごかったです。

URは、常に行政改革のターゲットにされているというイメージがあります。

例えば、フジノの手元にある行政改革推進会議の資料などをみると、集中砲火をずっと浴び続けている印象です。

行政改革推進会議・独立行政法人改革等に関する分科会の資料より

行政改革推進会議・独立行政法人改革等に関する分科会の資料より

同資料より、行政改革の流れを受けて成されたURに関する検討

同資料より、行政改革の流れを受けて成されたURに関する検討

さらに、今月のあたまにはこんなニュースも流れていました。

UR、高額賃貸のサブリースも/行政改革会議が年内に報告

政府が検討する都市再生機構(UR)改革の方向性が年末にも固まる見通しだ。高額賃貸住宅の転貸、国とURが費用を折半している家賃減額措置の見直しなどを通じて財務体質の改善を図る案が有力。URのあり方を話し合う行政改革推進会議のワーキンググループが今月開く次回会合で報告書をまとめる。

WGによる過去7回の議論では、12兆円を超す有利子負債の圧縮などURの財務構造健全化を中心に意見交換。賃貸住宅事業については、都心部にある高額賃貸住宅の改革▽住宅管理業務の効率化▽家賃設定方法の見直し▽ストック再生・再編の促進、などを具体的な改革メニューとして示した。

このうち、都心部に500戸ある高額賃貸に関しては「民間にサブリースし、将来的には売却すべきではないか」といった意見が出ている。また、現在は国とURが折半している家賃減額措置について、これを全額国費負担とすることなどを検討すべきだという声もあった。
 
このほか、都市再生事業をフィーサービスとして確立すること、関係会社の大幅な整理合理化などもテーマとなっている。 報告書の具体的な中身については「関係者のコンセンサスを得るのに時間がかかる」(事務局)として明らかにしていない。WGは今後、自民党など与党の意見も踏まえて報告書をまとめる。

(2013年12月02日・週刊住宅オンライン

けれども、今夜の講義を聴いて、改めてURの果たしている社会的意義の高い取り組みの数々を学び直して(知っていることも多数ありました)、URの改革はかなり進んでいることを感じました。

講義の様子

講義の様子

URの取り組みは素晴らしい

URの取り組みは素晴らしい

地域リハビリテーションと地域連携/地域連携コーディネーター養成講座2013

大学院にて

大学院にて

今夜の講師は、医療法人真正会・霞ヶ関南病院の理事長である斉藤正身さんです。

講義の様子

講義の様子

斉藤先生

斉藤先生

老人にも明日がある

老人にも明日がある

NHKスペシャル
『闘うリハビリ1』
『闘うリハビリ2』
『闘うリハビリⅡ 寄せられた声を訪ねて』

都営戸山ハイツ「暮らしの保健室」室長の秋山正子さん/地域連携コーディネーター養成講座2013

地域連携コーディネーター養成講座へ

都内へ移動して、大学院にて『地域連携コーディネーター養成講座』の聴講です。

大学院にて

大学院にて


今夜の講師は、秋山正子さんです。

フジノがちょうど今読み終えたばかりの本に秋山さんのことが紹介されていました。

財政破綻した夕張市の医療再生に取り組んできた村上智彦さんの著書『医療にたかるな』(新潮社、2013年)の『おわりに』で、秋山さんについてこのように記されています。

NPO法人「白十字在宅ボランティアの会」理事長の秋山正子さんには、夕張で訪問看護ステーションを立ち上げる際に、多大なお力添えを賜りました。

「市ヶ谷のマザーテレサ」と呼ばれる秋山さんの存在が、若い看護師たちにとってどれほど心強いものであったか、言葉では言い表せません。

Wikipediaでも秋山さんは「市ヶ谷のマザーテレサ」として記されています。

在宅ケアのつながる力

在宅ケアのつながる力


秋山さんは、新宿区の都営戸山ハイツの空き店舗に新たに設立された『暮らしの保健室』の室長をしておられます。

高齢化率48%の戸山ハイツに「暮らしの保健室」設立

『暮らしの保健室』は、毎日の暮らしの中で困りごとなどあらゆる相談を受け付ける相談支援の場です。

学校の保健室のように、ちょっと具合が悪い時、悩みや心配ごとがある時、何もなくても誰かと話したい時に、気軽に立ち寄れる場があればいいのに。

20年以上にわたって訪問看護を行なってきた秋山さんのこんな想いから、『暮らしの保健室』はスタートしました。

「暮らしの保健室」の位置

「暮らしの保健室」の位置


この戸山ハイツは、高齢化率が48%を超えています。

戸山ハイツの高齢化率

戸山ハイツの高齢化率


高齢化率45%というとものすごいイメージかもしれませんが、横須賀にはそれを上回る高齢化率60%超の『県営かもめ団地』があります。

『かもめ団地』では『ホットタイムなごみ』という団地カフェを行なっています。

2013年4月10日付・神奈川新聞より

2013年4月10日付・神奈川新聞より


戸山ハイツにおける『暮らしの保健室』は、ちょうど似たような位置づけです。

多職種が無料で何でも相談にのってくれるワンストップの場

保健室ですから、誰でも気軽に訪れることができます。

暮らしの保健室・活動実績

暮らしの保健室・活動実績


相談は無料。

看護師・保健師・薬剤師・栄養士などの専門職が対応、医療・介護・生活の困りごとを何でもワンストップで受け止めてくれます。

カンファレンス

カンファレンス


地域の病院やクリニック、訪問看護や介護事業所、保健所や区役所の福祉課、地域包括支援センター、社会福祉協議会などの、多くの機関と連携しています。

さらに、いつもたくさんのボランティアの方々が常駐しています。

この取り組みは、『在宅医療連携拠点事業』のモデル事業に2011〜2013年に選ばれました。

厚生労働省「在宅医療連携拠点事業」説明資料

厚生労働省「在宅医療連携拠点事業」説明資料


(*横須賀では翌2012年、105事業の中の2つとして横須賀市医師会チーム衣笠が選ばれています)

「地域での保健」こそ、今後は最重要!

こうした取り組みは、現在フジノが横須賀で進めている『保健施策の強化の取り組み』(例えばこちらこちら)とたくさんの共通点があります。

講義風景

講義風景


こどもから中高年までの、生涯を一貫した『保健』の取り組み。

それは「生活習慣病にならない」「介護を予防する」ことにもなります。

看取り

看取り


さらに、『病院での看取り』ではなく、『在宅での看取り』にもつながっていきます。

訪問看護の利用人数と自宅死亡の割合

訪問看護の利用人数と自宅死亡の割合


今夜の講義は、フジノ自身が横須賀での取り組みをさらに進めていく上でとても励まされる内容だった気がします。

参考資料

『暮らしの保健室』について、さらに詳しい内容を知りたい方はぜひこちらもご参照下さい。


後日追記(2014年9月7日)

秋山正子さんと『暮らしの相談室』の取り組みが、2014年9月7日(日)のNHKスペシャルで放送されました。

『新宿”人情”保健室〜追いの日々によりそって〜』

NHKスペシャルのサイトより

NHKスペシャルのサイトより


50分間の短い番組でしたが、とてもよくまとめられていました。

この番組を通して、全国に取り組みが広まることをこころから願っています。

理想の高齢者共同住居を目指す高橋英興さん(コミュニティネット代表取締役)/地域連携コーディネーター養成講座2013

地域連携コーディネーター養成講座へ

今夜は大学院に聴講へ向かいました。

大学院の玄関にて

大学院の玄関にて


今年も『地域連携コーディネーター養成講座』を受講しています。



理想の高齢者向けの住まいを目指して

今夜は、高齢の方々の住まいについて(株)コミュニティネット代表取締役社長の高橋英興さんを講師にお話を伺いました。

高橋英興さんによる講義

高橋英興さんによる講義


高齢の方々の住まいについて学び始めると、『ゆいま~るシリーズ』と名付けられた取り組みの数々に先進的な好事例として出会うことになります。

それを手がけてきたのが高橋さんです。

理想の高齢者共同住居をめざして〜ゆいま~るシリーズの展開〜

理想の高齢者共同住居をめざして〜ゆいま~るシリーズの展開〜


高橋さんが課題として具体的に取り組みを行なっているのが、下の6点です。

  1. 介護・看護・医療の連携による地域包括ケア
  2. 団地の再生
  3. 地域コミュニティの創生
  4. 高齢者の生きがいと仕事づくり
  5. 農村と年の移住交流促進
  6. 環境の保全と食の自給自足を拡大

高橋さんの取り組みが紹介されるのはどうしても『高齢者向け住宅』というカテゴリーや文脈であることが多いのですが、実際の高橋さんの仕事は『高齢者だけが暮らす住宅』ではありません。

高橋さんは『地域コミュニティ』を作っている、というのがより正確だと思います。



多世代が暮らす「日暮里コミュニティ」

荒川区の中学校が廃止された跡地を利用して、2003年6月に開設されたのが『日暮里コミュニティ』です。

中学校の跡地利用

中学校の跡地利用


まさに象徴的なのですが、高齢者の為だけの建物ではなく、多世代が暮らす新たなコミュニティが創り出されました。

         

  • 12階 眺めの良いお風呂
  • 7〜11階 ライフハウス(高齢で自立の方)
  • 4〜6階 シニアハウス(高齢で介護が必要な方)
  • 2〜3階 コレクティブハウス(多世代が暮らす)
  • 1階 保育園、クリニック、食堂、多目的室など

中・高層階の『ライフ&シニアハウス日暮里』は、『有料老人ホーム』という扱いになっています。

低層階の日本で初めての本格的な多世代型コレクティブハウス『かんかん森』はとても有名で、本も数冊出版されています。

現在、0〜87歳まで、37人の大人と15人の子どもたちが住んでいるそうです。

多世代が暮らす日暮里コミュニティ

多世代が暮らす日暮里コミュニティ


1階の多目的室でのイベントや食堂などをはじめ、保育園・クリニックの利用など、あらゆる機会を通して、こどもたちとその親などの若い世代と高齢の方々が日常的に交流があるそうです。



高橋さんの実績の数々

他にも様々な実績があります。

駅前再開発型

駅前再開発型


駅前の再開発、UR団地のリフォーム、過疎地での事例など、それぞれが持つ課題(ピンチ)をより良く発展させるチャンスに変えていっています。

下は『ゆいま~る多摩平の森』

リフォーム型

リフォーム型

サテライト住戸

サテライト住戸

下は『ゆいま~る那須』

ゆいま~る那須

ゆいま~る那須



横須賀にも「理想的な高齢者共同住居」を実現したい

かねてからフジノは、『サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)』が全く無い横須賀市の現状を問題視しています。

市長に対しても『サ高住』が設置されるよう求めてきました。

今夜の講義を聴いて、単に『サ高住』が作られるだけではダメで、もっと深い取り組みの必要性を感じました。

  • 作られる前の段階から暮らすことになる人々と議論を重ねて、ともに作っていくこと。

  • 高齢者だけが暮らす住まいではなく、多世代が暮らす住まいを作るべきこと。

これは絶対に実現したいです。



ケア・サイクル論/世界のどの国も体験したことのない「未踏高齢社会」に突入した日本が取るべき新しい理論

地域包括ケアを実現の最新の理論と事例を学ぶべく大学院へ

今夜は、大学院での聴講でした。

高橋紘士先生・武藤正樹先生による「医療福祉の連携と総合化〜地域包括ケアシステムの展開へ〜」です。

国際医療福祉大学院での聴講へ

国際医療福祉大学院での聴講へ


今夜のゲスト講師は、長谷川敏彦先生でした。お話を伺うのは昨年4月以来、1年ぶりです。

長谷川先生は3月いっぱいで日本医科大学教授を退官されたのですが、その熱弁は1年前と全く変わりませんでした。

身振り手振りを交えて、熱く語りつづける長谷川敏彦先生

身振り手振りを交えて、熱く語りつづける長谷川敏彦先生

  • 現在の日本は、世界のどの国も体験したことのない『未踏高齢社会』に突入している。
  • 日本の取り組みを、世界が注目している。
  • 『未踏高齢社会』の先駆者として、日本はその取り組みを世界に発信していかねばならない。
  • そして、その『未踏高齢社会』では、理論も制度も新しい枠組みを構築していかねばならない。

その為の新しい理論として長谷川先生が提唱しておられるのが

『ケア・サイクル論』

です。

長谷川敏彦先生の「ケア・サイクル論」とは

と言っても、全く難しいものではありません。

長谷川先生がおっしゃるほど新しい概念でも無くて(長谷川先生、ごめんなさい)、今では多くの方々が直感的に感じておられるであろう「ケアの在るべき姿」のことです。

ケアサイクル

ケア・サイクル


フジノなりに理解した『ケア・サイクル』を説明してみます。

『ケアサイクル』とは、1人の患者が受ける連続したケアのこと。

様々な保健資源・医療資源・福祉資源から、その時点の状況に対応したケアを受ける、というもの。

ひとことで定義すると、上のようになるとフジノは思います。

ケアサイクルの概念

ケア・サイクルの概念


かつて『病気』は、毎回孤立した出来事でした。

ドクターの仕事(使命)は、救命して完治させることでした。

その『病気』だけにピンポイントで責任を果たしていれば良かったのです。

例えば、肺炎になった方がいれば、ドクターは肺炎を治すことだけを目指して治療をすれば良かった訳です。

けれども、そういう時代は終わりました。

ほとんどの人は、複数の病気を抱えているものです。

例えば、入院して肺炎そのものは治っても、ご高齢の方は病院に入院してベットでの生活を送った後には、退院したら寝たきりになってしまうことがあります。

つまり、『病気』そのものは治せても『生活』が守れなければ、それは治療として正しく無いのです。

その時その時の処置によって、ある『病気』の状態は良くなります。

けれども、他の『病気』や『障がい』や『生活レベル』は元のようには完全には戻らないことが多いものなのです。

こうして、人はみな、完全な健康では無い状態のまま、寿命を迎えるその日まで生き続けていきます。

そこで、人の健康を『ケア・サイクル』で見ていく必要があるのです。

長谷川先生の提言というのは、このようなことだとフジノは考えています。

決して特別な考え方ではなくて、むしろ今の時代では「当たり前」という感じですよね?

ただ、それが実際の現場レベルではまだまだ実現していない。

だからこそ、長谷川先生のようにあえて理論化して訴えていくことが必要なのかな、とフジノは理解しています。

医療の新たな目的

医療の新たな目的

  • ある病気が発生する。
  • 日常の生活動作(ADL)が低下する。
  • 病院(急性期)に入院して、回復する。
  • 自宅で在宅ケアや福祉支援を受ける。
  • また容態が変化する。
  • 治療を受けて、回復すれば自宅に戻る・福祉施設に入所する。
  • このサイクルを繰り返しながら、最後は死を迎える。

長谷川先生によると、「男性は4~5回、女性は7〜8回のケア・サイクル回転をする」とのことでした(この根拠を伺ったのですがフジノには理解できませんでした)。

保健・医療・福祉のあらゆる職種が役割を分担して、地域全体で人々の暮らしを包括的に支援していくことが重要です。

さらには、都市政策・住宅政策も重要です。

こうした取り組みがフジノの考える『地域包括ケア』です。

2025年まで、あとわずか12年しかありません。

一刻も早く『地域包括ケア』を実現していきたいです。

今夜の講義では、そうした基本的なスタンスを再確認させていただきました。

「地域連携コーディネーター養成講座2012」を修了しました

「地域連携コーディネーター」の修了証をいただきました

カフェトークを終えると、大急ぎで東京・青山一丁目へ向かいました。

大学院


国際医療福祉大学院で、聴講です。

半年にわたって受講してきた『地域連携コーディネーター養成講座2012』も、ついに今夜で最終回です。

フジノ


ちょうど1年前(2012年12月30日)、この本を読み終えました。

読み始めた頃は書かれている内容が全く理解できなくて、とても苦労しました。とにかく必死に食らいついて読んだ本です。

『地域連携コーディネーター養成講座』(武藤正樹著、日本医学出版、2010年)です。

19book

「まえがき」より引用します。

制度的には整備されつつある『地域連携』であるが、実際にそれを動かす人の養成が追いつかない。

特にこれからの連携の担い手は、医療と介護・福祉の両方を理解し、双方の橋渡しを行える人材が求められている。

こうした視点から、医療福祉の専門職を要請する国際医療福祉大学大学院では、医療と介護・福祉を結ぶ人材養成講座を2009年より始めた。

それが『地域連携コーディネーター養成講座』である。

この講座は大学院の公開講座として毎週土曜日の夕方、15回シリーズで行なったが、毎回100人以上の様々な医療や介護・福祉職種の参加者を得て、大好評だった。

本書はこの養成講座に出ていただいた各講師に講義内容をもとに執筆していただいたものだ。

2009年に開講されたこの『地域連携コーディネーター養成講座』が、その後も続けて開催されていることを、後日、知りました。

2012年度も、後期から開催されることを知り、「絶対に参加しなければならない」と決心してきました。

討論

高橋紘士先生による講義の様子


体調や仕事でどうしても欠席せざるをえない日は、インターネット同時中継あるいは録画で学びました。

どの講義もとても手強くて、出席した講義も録画を繰り返して見直しました。

1

地域連携の理論と政策・制度と実践

厚労省医政局在宅医療推進室
山岸 暁美
国際医療福祉大学大学院
教授 高橋 紘士・武藤 正樹

2

地域連携の手法の開発と展望

国立保健医療科学院統括研究官
筒井 孝子

3

地域連携の理論的基礎
~地域包括ケアの 社会理論へ

一橋大学社会学研究科
准教授 猪飼 周平

4

地域連携を支えるICT

桜新町アーバンクリニック
遠矢 純一郎

5

認知症ケアにおける地域連携

東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と介護予防研究チーム部長 粟田 主一

6

地域連携における保険者(市町村)の役割と地域 ケア会議の進め方と意義

埼玉県和光市健康福祉部部長
長寿あんしん課課長 東内 京一

7

地域の医師会は地域連携のため何をすべきか
~尾道方式の普及のために

尾道市医師会地域医療研究所所長
岡山大学医学部臨床教授 片山 壽

8

病院の地域連携機能の強化の試み
~医療福祉支援センターの創設と成果

愛媛大学医学部付属病院
医療福祉支援センター 櫃本 真聿

9

地域連携における社会福祉士の役割

金沢市地域包括支援センター
とびうめ所長 中 恵美

10

地域社会に関わる医療機関
~多摩ニュータウンでの経験から

医療法人天翁会理事長 天本 宏

11

退院支援から地域連携へ

在宅ケア移行支援研究所
宇都宮 宏子

12

地域連携における薬剤師の役割

ファルメディコ代表取締役社長
一般社団法人日本在宅薬学会理事長 狭間 研至

13

地域連携パスから地域連携プラットフォームへ
~三方よし研究会の実践

前滋賀県医師会副会長
三方よし研究会会長 小鳥 輝男

14

小規模多機能型居宅介護拠点がとりくむ地域連携 ~鞆の浦さくらホームの実践

広島県福山市鞆の浦さくらホーム
石川 裕子

15

地域連携の今後の展望

厚生労働省在宅医療推進室
山岸 暁美
国際医療福祉大学大学院教授
久常 節子・武藤 正樹・高橋 紘士



最終回の今夜は、高橋紘士先生による振り返りとまとめでした。ラスト30分は、生徒によるディスカッションでした。

高橋先生


こうして1年がかりの決意で、聴講し続けてきました。

修了証


なんとかフジノは修了証を頂くことができましたが、まだまだです。

昨年よりも確実に成長したのは実感しています。

けれども、養成講座の目的である「医療と福祉の両方を理解し、双方の橋渡しを行える人材」になることも「医療と福祉の壁を越えて、職種や専門の壁を越えて」いくことも、まだ完全にムリです。

政治家としてそれができるようにならなければいけない。2050年どころか、2025年の横須賀も守ることができない。

もっと頑張らなければ、と自分に言い聞かせて、もっともっと学んでいこうと思います。



鞆の浦さくらホームの実践/地域包括ケアの切り札、小規模多機能型居宅介護

大学院で聴講、今夜のテーマは「小規模多機能」!

総合福祉会館を出て、事務所で1時間半ほど作業をして、次は東京・青山一丁目駅へ向かいました。

地域包括ケア・地域連携を学ぶ為国際医療福祉大学院で聴講です。

12fujino

今夜のテーマは『小規模多機能型居宅介護拠点が取り組む地域連携』です。

講師は、小規模多機能居宅介護支援事業所でケアマネージャーとして働く石川裕子さんです。

12MsIshikawa

石川先生が働く『鞆の浦さくらホーム』は、広島県福山市の鞆町にあります。万葉集にも登場するほどの長い歴史を持つ古いまちです。

12map

お寺をはじめとする古い町並みがそのままにとどめられている為、映画のロケにもしばしば使われています。

2008年に公開されたスタジオジブリの映画『崖の上のポニョ』の舞台として、有名になりました。

鞆の浦

かつては港町として栄えましたが、戦後に入り、少子高齢化と人口減少の傾向にあります。

2012年現在で人口はわずか4568人ほど、なんと高齢化率は43.4%となっています。

鞆町の人口構成

しかしその一方で、そんな古いまちだからこそ、良い意味での『人と人との絆』も『地域社会としての連帯感』も強く残っています。

本人が望めば、『施設』だけではなく、住み慣れた『地域』や『自宅』で最期の日まで暮らせるようにすること=地域包括ケアを実現することが、日本の目指している姿です。

12net

けれども、政治・行政による公的なサービスだけでは、地域包括ケアは実現できません。

上の図でも示してある通りで、

  1. 隣近所・友人・家族・親族などのパーソナルサポートネット
  2. 地域のセーフティネット機能
  3. 介護保険制度などのセーフティネット

この3つの層の網が張られていることで、人は地域で暮らしていかれるのだと思います。

12personcenterdcare

まさに今も鞆町に強く存在しているつながりこそ、地域包括ケアの実現には不可欠であることを石川先生の講義から感じました。

小規模多機能ってなあに?

今夜のテーマであった『小規模多機能』について、フジノから少し記したいと思います。

2015年に団塊世代が高齢者(65才以上)になることへ対応する1つの取組みとして、2006年の介護保険法改正から新たに導入されたサービスです。

今までは精神科病院に入院させられていたような、重い認知症の状態になっても地域で暮らしていかれるように、より対応していくことができるサービスです。

小規模多機能型居宅介護イメージ

『小規模多機能』という呼び名は省略形で、正式には『小規模多機能型居宅介護』のことです。

  • 小規模=特別養護老人ホームなどの大規模の施設と比べて小さいという意味です。
  • 多機能=「訪問サービス」プラス「通い」プラス「泊まり」と、複数の機能を1箇所で持っているという意味です。
  • 居宅介護=自宅(居宅)で暮らして行かれるように介護サービスを行なう、という意味です。

他市や他県からの人も利用できる特別養護老人ホームとは違って、小規模多機能はそのまちの人しか利用できません。

『泊まる』ことはできるけれど、特別養護老人ホームやグループホームと違って『暮らす』ことはできません。

農地などの『市街化調整区域』に建設を認められてきた特別養護老人ホームと違って、小規模多機能は住宅地など地域の中にしか立地できません。

つまり、全ては『自宅(=在宅)での暮らし』をサポートしていくのが目的だから、です。

小規模多機能型居宅介護のイメージ

地域包括ケアを実現する上で、この小規模多機能型居宅介護は不可欠です。大切な地域密着型サービスの1つです。

横須賀市内の小規模多機能はわずか3ヶ所

現在、横須賀市内に小規模多機能型居宅介護支援事業所は3ヶ所しかありません。

『第5期介護保険事業計画』では、給付額(サービスを使うことで介護保険から支払われるお金)は2013年1億9400万円、2014年2億6100万円、2015年3億3000万円、と伸びていくと見込んでいます。

その為には今の3事業所に加えて、新たな事業者の参入が必要です。

そこで横須賀市では、2015年までの3年間で新たに2事業者の参入を見込んでいます。

12plan

すでに昨年2012年7月に小規模多機能については、募集をかけました。手を挙げてくれた事業者はいたのですが、残念ながら12月に辞退となり、流れてしまいました。

そこで、2013年中に新たに事業者を募集します。今度こそ、実現することを願っています。

大学院の聴講も来週で最終回となりました

ついに大学院での聴講も、後期の講義が来週で最終回になりました。

医療についての知識が弱かったフジノは、スタート当初は「何がわからないのかもわからない状態」でした。

けれども、医療と福祉の連携・統合を進めていく為には医療の知識も不可欠なので、前期・後期と約1年間にわたって全力で学んできました。文献を毎日読み漁り、必死に学んで、今では何とか基礎的な知識を身に付けることができたと思います。

とにかくさらにスピードアップしてフジノ自身の知識と情報量を徹底的に増やして、そして政策的な判断力を高めていきます。

全ては、2025年までの『地域包括ケア』の実現の為です。

もっともっとがんばっていきます!

滋賀県東近江「三方よし研究会」の取り組みを横須賀でも実現したい/ついに小鳥輝男先生の講義を受けることができました

ついに小鳥輝男先生の講義を受けることができました!

夕方から、新年最初の大学院での聴講でした。

国際医療福祉大学院


青山一丁目駅から徒歩1分、国際医療福祉大学院へ向かいました。

06fujino


世の中はまだ松の内ですから、都内はすごい人出でした。

楽しそうにお正月気分を満喫しておられるたくさんの方々の姿を横目に、フジノはひたすら勉強です。

仕事漬けの暮らしですが、フジノは決してそれがキライではありません。

楽しそうに過ごしている人々が明日も楽しそうに暮らせるようにするのが政治家の仕事ですから。

楽しそうな人々の姿を見られることはは、フジノの喜びの1つでもあります。



「三方よし研究会」を学びたくて、受講を決めたのです

今夜の講師は小鳥輝男先生『三方よし研究会』世話人代表・小串医院院長・前滋賀県医師会長)でした。

後期も大学院で聴講をしようと決めた理由の1つが、この『三方よし研究会』の取り組み(2007年10月スタート)を学ぶことでした。

06title


だから、今夜はますます気合いが入りました。



「三方よし研究会」の取り組みは横須賀にとってお手本です

『三方よし研究会』の取り組みをひとことでお伝えするのは難しいのですが、地域包括ケアを実現する為の、あらゆる職種がひとつになって進んでいく集まりです。

似たような集まりは横須賀市にもあります。

昨年からようやく横須賀市・医師会・衣笠病院の共同で多職種連携の為の会(多職種合同研修会)をスタートしました。

厚生労働省の音頭によって、おととしくらいから全国で進められつつあるこうした場づくりは、そもそも各地域での自発的にスタートした取り組みをお手本にしています。

その素晴らしいお手本の1つが以前こちらに記した片山先生の尾道医師会方式による取り組みであったり、今夜の小鳥先生らによってスタートした『三方よし研究会』なのです。

06DrOdori


各地で自発的にスタートした取り組みですが、その問題意識はみんな同じです。

2025年に向けて、75才以上の後期高齢者が激増していきます。

このままでは、もはや病院でも施設でも自宅でも亡くなることができない、つまりどこにも死に場所が無い『看取り難民』が発生します。

06goal2


それを防ぎたい。

誰もが尊厳ある死に方を迎えられるようにしたい。

これが共通の問題意識です。

06goal


全国の実践をしておられる方々は、それぞれの立場でその為に活動をしているのです。プレーヤーは地域に関わりを持つ全ての存在です。

例えば・・・

  • 市民(患者さん本人、ご家族)
  • ドクター(病院、診療所問わず)
  • 看護師
  • 保健師
  • 歯科医師
  • 薬剤師
  • ケアマネージャー
  • 介護福祉士
  • ヘルパー
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 弁護士
  • 行政書士
  • 社会福祉協議会
  • 行政
  • 政治

・・・などなど。

もっともっとたくさんのプレーヤーが存在しているはずです。

そしてフジノは、政治家の立場から実現しようとしています。

地域包括ケア、在宅療養、いろいろな呼び方がありますが目指しているゴールは同じものです。

06lecture


地域包括ケア・在宅療養の実現には、絶対に市民のみなさまの事前の参画(日常からの参画)が必要です。

それがどんなものなのかをぜひ市民のみなさまに知っていただきたいです。

その為にも、小鳥輝男先生を横須賀にお招きして講演をしていただけたらいいなと思います。

ただ、すごく分かりやすく写真で紹介した本も少しずつ出版されてきました(実物はぜひカフェトークなどの機会にお見せしますね!)。

特におすすめなのは、國森康弘さんによる『みとりびと』シリーズです。

06book


花戸貴司先生の永源寺地域での活動を撮影した素晴らしい本です。

花戸先生のお話もできればじかに伺いたいです。大学院の来期の講師としてぜひ招いて頂きたいです(高橋先生、事務局のみなさま、ぜひお願いします)。

市民のみなさまにはフジノたちが目指している地域の姿を共有していただけるようにどんどん情報を発信しますので、どうか関心を持って下さいね。

もちろん、毎日の生活が忙しくて目の前の課題で大変なのは百も承知です。

けれども、社会保障(保健・医療・福祉)の財源には限界があって、さらにはそれを減らそうとする政治家たちもたくさんいて、放っておけば、危険な方向へ向かわせられてしまいます。

(保険料の値上げ、自己負担のアップ、それにもかかわらず医療・福祉サービスは大幅にカットされる、お金のある人しか医療・福祉が受けられないという社会)

それを防いで、より良い医療/福祉の姿を実現する為には『地域包括ケア』の推進が必要だと信じて進んでいくフジノたちの動きをどうか関心を持って見守ると共に、ぜひ一緒に作っていって下さいね。

06DrTakahashi


小鳥先生は滋賀県で活動しておられますが、いつか『三方よし研究会』の活動の現場をぜひ見学させていただきたいです。

小鳥輝男先生、今日はありがとうございました!



横須賀の取り組みのひとつ「在宅療養シンポジウム」のおしらせです!

ということで、さっそくですが<おしらせ>です。

『みんなで支える在宅療養シンポジウム』を開催します

日時:1月13日(日)13:00~16:15(開場 12:30)
会場:横須賀市文化会館・大ホール
申し込み不要、当日先着1,000人
プログラム:

1.基調講演『自然死のすすめ』
講師:社会福祉法人同和園附属診療所長 中村仁一氏「自分の死について考えると生き方が変わる」と説く中村先生にいかに自然な死を迎えるかについてお話しいただきます。

2.パネルディスカッション『在宅療養と看取りの場所』
在宅療養と在宅看取りについて、日頃からそれを支える方々のお話をうかがいます。

ぜひいらしてくださいね!

フジノは今年もしっかりと地域包括ケア・在宅療養の実現の為に全力を尽くしていきます。