「地域包括ケア」を実現する為に、さらに学び、実践していきます/『地域連携の理論と実践』受講スタート

大学院での「地域連携の理論と実践」聴講スタート

今日は、夕方から東京・青山へ。

前期(4月~8月)に続いて今日から毎週土曜日の夜は、国際医療福祉大学院でフジノは聴講をします。

大学院の玄関にて

大学院の玄関にて


2025年までに『地域包括ケア』を実現する為に在るべき制度の姿成すべき実践について学ぶのが目的です。

フジノは、やがてくる2025年に向けて強い危機感を持っています。

わが国は、政治も経済も不安定な社会状況が続いています。世界のどの国も体験したことが無い激しいスピードで超高齢社会に突入した日本は、まさに未踏高齢社会と言えます。

本来であれば、全国あまねく安心して暮らせるシステム作りが必要ですが、国には十分な財政力も無く、ましてや地方も厳しい状況にあります。

『地域包括ケアシステム』は、受け身で待っているだけでは実現できません。

国の制度を熟知して、新たな動きをしっかりと注視していくとともに、全国のあらゆる地域での実践活動から成果を学んで、自分の暮らす地域のニーズに合ったきめ細やかな地域包括ケアの仕組みを作っていかねばなりません。

だからこそ、しっかりと強い問題意識と危機感を持って、自ら積極的に取り組みを進めていかねばならない、とフジノは考えています。

地域包括ケアシステムのイメージ

地域包括ケアシステムのイメージ


後期の講義のタイトルは『地域連携の理論と実践~地域連携コーディネーター養成コース』です。地域包括ケアシステムについて、最先端の実践を行なっている方々を講師としてお招きして、理論と手法の検討を行なう、という内容です。

コーディネーターは、高橋紘士先生です。

高橋紘士先生

高橋紘士先生


今夜の講師は、山岸暁美さん(厚生労働省医政局在宅医療推進室)です。山岸さんの所属しておられる『在宅医療推進室』は、今年から新たに厚生労働省に設置された部署です。

山岸暁美さん(厚生労働省医政局在宅医療推進室)

山岸暁美さん(厚生労働省医政局在宅医療推進室)


講義では『在宅医療・介護あんしん2012』をはじめとする、地域連携の制度について、そして地域での様々な実践例についてお話ししていただきました。

施設中心の医療・介護ではなく、住み慣れた生活の場で必要な医療・介護サービスが受けられて、安心して自分らしい生活を実現できる。そんな社会を目指して、特に今年度は『在宅医療・介護』の推進に向けて施策が総動員されました。

  1. 予算での対応
  2. 制度的な対応
  3. 診療報酬・介護報酬の同時改定における対応

フジノはこうした国の動きをまずは、横須賀市の取り組みにしっかりと落とし込んでいくとともに、神奈川県に対しても、横須賀市の実態を的確に反映した、実効性のある保健医療計画を策定するように働きかけていきます。

山岸暁美さんのパワーポイントより

山岸暁美さんのパワーポイントより


前期の初めの頃には講義で何が話されているのか分からないこともあったのが、毎日、医療政策の文献を必ず読むようにして、今では講義についていかれるようになりました。

今後はさらに議論に参加できるようにならなければ。もっともっと学んで、たくさんの方々と意見を交わしていきたいです。

そんな活動の中でフジノが出会ってきた厚生労働省や国土交通省の方や国の審議会委員の方々のお話をうかがうと、とても強い熱意をもってより良い社会を目指して、真剣に議論をし、制度を設計しておられます。

けれども、県・市など地方自治体の現場では、これまでの慣習に引きずられて「医療は都道府県の仕事。介護は市町村の仕事」と、連携どころか縦割りのままでいます。

県の審議会を傍聴しても、市の担当部局にヒアリングしても、そうした姿勢が根強く残っていることをフジノは痛感しています。例えば、9月6日の活動日記でフジノが書いた

せっかく国が指針作りをしっかりがんばったのに、県レベルでそれを潰してしまってどうする!!今後も県の動きを追いかけ続けますが、どうかこの審議会がもっと本質的な議論を行なってほしい、とフジノは強く願っています。



という言葉のとおりです。

2025年まであと13年。

残された時間はわずか。

こんな現実を、変えていきたいです。