下水道使用料の値上げ議案が可決されました/予算決算常任委員会・全体会(2013年12月議会)

予算決算常任委員会で「下水道使用料値上げ」が可決

先月中旬からスタートした12月議会も、まもなく閉会が近づいてきました。

4つの分科会での審査を終えて、今日は『予算決算常任委員会(全体会)』が開催されました。

予算決算常任委員会は、分科会と全体会に分かれています


採決の結果、全ての予算関連議案が『可決』されました。

朝は強い雨が降っていましたが、閉会後は青空になっていました

朝は強い雨が降っていましたが、閉会後は青空になっていました


可決された議案の中には、かねてからお伝えしてきた『下水道使用料の値上げ』議案も含まれています。

これにより、本会議(最終日)での『可決』もほぼ確実となりました。

来年10月から下水道使用料は値上げとなる見込みです。



7年前からフジノは下水道使用料の値上げを提案してきました

消費税の増税、国民健康保険料・介護保険料の値上げなど、数多くの値上げを前に、市民のみなさまはさらに生活が追い込まれてしまうのではないかと今後への不安を感じておられると思います。

今回の『下水道使用料の値上げ』は、フジノは7年前からずっと提案し続けてきた政策です。

2期目の立候補をした選挙でも、選挙公約に掲げてその必要性を訴えてきました。

つまり、フジノは今回の値上げを誰よりも強く訴えてきたひとりです。

ですから、誰よりも市民のみなさまに対して、責任があると感じています。

これまでもその必要性をお伝えしてきたのですが、さらにしっかりと多くの方々に説明を尽くしていきたいです。



下水道財政の今後4年間の収支見通しが改善されました

もしも値上げをしなければ、下水道事業財政の破綻は目の前でした。

2017年度末には、約36億円の資金不足となる見込みでした。

2014年10月からの値上げのおかげで、深刻な下水道事業財政はようやくひと息つくことができます。

上下水道局が示した、新たな4年間の『収支見通し』は下の通りです。

年度20142015
収入190億0000万円193億3100万円
支出188億7000万円192億5600万円
当年度過不足1億3000万円7500万円
資金残額1億3000万円2億0500万円

年度20162017
収入192億8400万円188億3200万円
支出193億9600万円189億2200万円
当年度過不足▲1億1200万円▲9000万円
資金残額9300万円300万円

2017年度末の資金残額は、値上げ前は▲36億円となる見込みだった訳ですが、値上げやさらなる行政改革の効果で+300万円へと何とか収めることができそうです。



今後も徹底して説明していきます

かねてから申し上げてきたとおり、こうした財政状況の悪化はもうずっと以前から分かっていたことでした。

それがここまで値上げが先延ばしされてきたのは、やはり『上の世代』の怠慢・失政だとフジノは考えています。

フジノは、『今の世代』で決着をつけるしか無い、と確信しています。

値上げは、市民のみなさまに大きなダメージを与えてしまうものです。かといって、先延ばしを続けてきた結果、そのダメージはさらに大きくなってしまうのです。

こどもたちや孫たちの『次の世代』にさらなるツケを先送りすることは絶対にできません。

はじめに申し上げたとおりで、フジノは今後も徹底して説明を行なっていきます。

もちろん横須賀市上下水道局もしっかりと周知を行なっていく予定です。

これまでの周知
  1. 広報よこすか
    • 2013年5月号
       下水道事業の取り組み
    • 2013年8月号
       下水道使用料のしくみ
    • 2013年11月号
       下水道事業の財政状況
  2. 水道・下水道使用量のお知らせ(裏面)
    • 2013年6・7月分
       下水道使用料の計算のしかた
    • 2013年8・9月分
       下水道事業の取組と財政状況


これからの周知
  1. 広報よこすか
    • 2014年2月号
       下水道使用料改定の概要(改定時期と改定率など)
    • 2014年上期
        下水道使用料改定について
  2. 水道・下水道使用量のお知らせ(裏面)
    • 2014年2・3月分
      下水道使用料改定の概要(改定時期と改定率など)
    • 2014年8・9月分
       下水道使用料改定の内容(経過措置と改定金額など)
    • 2014年10・11月分
      下水道使用料の計算方法など
  3. 各家庭へのチラシ(検針時に配布)
    • 2014年上期
      下水道使用料改定の内容
  4. 上下水道局ホームページ
    • 2014年1月
      下水道使用料改定の概要(改定時期と改定率など)
      下水道使用料改定の内容(経過措置と改定金額など)
      下水道使用料の計算方法など

この他にも、出前トークなどあらゆる機会に説明を尽くしていく予定です。

フジノは、市長による車座会議をこのテーマだけで行なうべきだと提案しています。必要があれば、どんなことであっても行なうべきだと考えています。

下水道使用料の値上げの議案ですが、横須賀市議会としての正式な採決は、12月12日の本会議(最終日)に行なわれます。



下水道使用料の値上げ素案が発表されました/ぜひご自宅の使用水量と照らしあわせてご確認下さい

値上げの素案が発表されました

今日開かれた都市整備常任委員会において、上下水道局から『下水道使用料の改定について』の報告が行なわれました。

かねてからお伝えしてきました9月議会の重大テーマ下水道使用料の値上げの素案が発表されました。

  • 平均改定率17%
  • 施行2014年10月1日
  • 1ヶ月あたりの使用水量ごとの下水道使用料は、下の表の通り
1ヶ月あたり
使用水量
現行の
使用料
改定素案の
使用料
10㎥830円971円
20㎥1,900円2,221円
25㎥2,435円2,846円
30㎥3,225円 3,766円
40㎥ 4,805円5,606円
50㎥6,385円 7,446円
60㎥ 8,615円10,046円
70㎥10,845円 12,646円
80㎥13,075円15,246円
90㎥15,305円17,846円
100㎥ 17,535円20,446円
200㎥ 47,035円54,946円
300㎥ 76,535円 89,446円
400㎥ 106,035円123,946円
500㎥ 135,535円 158,446円
1000㎥ 320,035円373,946円
2000㎥ 689,035円804,946円
5000㎥ 1,796,035円 2,097,946円

*上の表は、上下水道局による説明資料よりフジノが作成しました。



ぜひあなたの実際の使用水量に当てはめて計算して下さい

ぜひ市民のみなさまには、ご自宅で利用している下水道の使用水量をチェックしていただいて、値上げがいくらになるかをイメージしていただきたいのです。

チェックするには、お手元にある領収書をご覧下さい。

フジノ事務所の場合

フジノ事務所の場合。領収書では「水道+下水道」「2ヶ月分」となっています


上の画像は、フジノ事務所の場合です。

【現在】
1ヶ月の使用水量が「10㎥以下」なので、1ヶ月の下水道使用料は830円です。

請求は2ヶ月に1度なので「830円×2ヶ月=1,660円」、これに消費税が83円足されて、合計で1,743円を支払いました。

【値上げ後】
1ヶ月の使用水量が「10㎥以下」なので、1ヶ月の下水道使用料は971円になります(141円の値上げ)。

請求は2ヶ月に1度なので「971円×2ヶ月=1,942円」、これに消費税(8%で計算)155円足されて、合計で2,097円の支払いになります。

2ヶ月で354円の支払い増、1年間では2,124円の支払い増加の見込みです。

ほとんどのご家庭の場合、フジノ事務所のように10㎥以下で済むことは無いと思いますので、値上げのインパクトはもっと大きいと思います。

ぜひみなさまご自身の領収書で使用水量をご確認の上で、上に記した表に当てはめて計算してみて下さい。

なお、上の料金表は消費税分は記してありませんので、実際にはプラス5%の支払い(来年増税された場合には8%の支払い)が必要となります。



12月議会で条例改正が行なわれます

この『素案』をもとに、市議会では議論が続けられていきます。

実際の値上げの為の『条例改正』は、12月議会で行なわれます。

ぜひ市民のみなさまからご意見を頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。



下水道使用料の「値上げ額」が少し下がる見込み/9月議会(本会議1日目)

上下水道局長から新たな発表!

今日の本会議では、ひとつだけ良い報告がありました。

青木哲正議員の一般質問に対して、上下水道水道局長が答弁したものです。

下水道使用料の「値上げ額」が少しだけ下がる見込みとなりました!

先日のフジノの活動日記でお伝えしましたが、この9月議会の生活環境常任委員会(9月11日開催)において「下水道使用料の値上げ素案」を発表します。

さきの6月議会で示された試算では、下水道使用料の収支見込みを計算した結果、

  • 平成29年度末で約49億円の資金不足(赤字)となる
  • 現在の下水道使用料を平均で約26%値上げしなければならない

というものでした。

しかし、今日の本会議での上下水道局長の答弁によると、6月議会において市議会側から様々な指摘を受け、改めて収支見込みについて再検討を行なったとのことです。

また、これからの増税の見込み、円高による負担増などが市民生活に与えるダメージを考慮したとのことです。

その結果、

  • 平成29年度末の資金不足額(赤字)は約36億円となる
  • 現在の下水道使用料を平均で約17%値上げしなければならない

となりました。

つまり、値上げ幅を抑えることができたのです。

平均で約17%の値上げは、

9月11日の生活環境常任委員会において、正式な説明資料が配布されてから改めて詳しくお伝えいたします。

財政再建は絶対に不可欠ですが、それによって市民のみなさまの暮らしが困窮へと追い込まれることは絶対にあってはなりません。

今回の上下水道局の努力は、高く評価したいです。

これからまだ詳細な数字データの発表を待たねばなりませんが、発表されしだい、すぐに市民のみなさまに情報をお伝えいたします!



下水道使用料の「値上げ素案」がまもなく発表されます/2013年9月議会の重大テーマ

社会保障・社会福祉を守るのがフジノの使命です

かねてからフジノは、財政危機のこのまちを変えなければならない、と訴えてきました。

何故なら、日本はもう今までの日本では無いからです。

フジノは来年40才になりますが、今年生まれたこどもたちが40才になる頃(2060年)の日本をイメージしてみて下さい。

  • 生まれてくるこどもの数は「現在の半分」になります。
  • 人口は「現在の68%」に減り、さらに長期的な減少トレンドが続きます。
  • 超高齢社会が続き、「3人に1人」が高齢者となります。高齢化率はさらに高くなります。

日本はもはや高度経済成長のような時代には、戻りません。

そんな将来に向けて、フジノの政治家としての使命は『このまちの社会保障・社会福祉を守ること』です。

その為に、やらねばならないことはハッキリしています。

  • 『ハコモノ3兄弟』をはじめとする税金のムダづかいを徹底的にカットしなければならない。
  • 今までの取り組みに優先順位を付けて、いのちに関わる取り組みを再優先にした予算に切り替えていかねばならない。
  • 上の世代が逃げてきた『税金・料金などの値上げ』もしなければならない。

こうしてフジノは、社会保障・社会福祉を守る為の『財源』を確保していきます。



下水道使用料の値上げについて知って下さい!

今日は、『下水道使用料の値上げ』について、フジノの想いを市民のみなさまにお伝えしたいのです。

フジノは2期目の立候補をした選挙(7年前)から、下水道使用料の値上げを公約に掲げてきました。

どうみても、もはや財政がもたないことは当時から分かっていました。

しかし、それからもこの問題は先送りされ続けてきました。

市民のみなさまへの周知も全く行なわれてきませんでした。

それがようやく今、市議会のスケジュールに取り上げられるところまできました。

下の資料は、今年6月議会で示されたものです。

下水道事業財政の収支見通し

次期実施計画期間(2014〜2017年度の4年間)の下水道事業の財政収支見通しは、 図1のとおり、2017年度末で約49億円の資金不足となります。

図1 下水道事業の財政収支見通しのイメージ図

図1 下水道事業の財政収支見通しのイメージ図


この不足額を下水道使用料で賄うとすると、現行の使用料を平均で約26%値上げしなければなりません。

図2 一般家庭の使用料イメージ

図2 一般家庭の使用料イメージ


これを一般家庭の使用料に置き換えると、図2のとおり、1か月10㎥を使用した場合は226円の値上げ、1か月20㎥を使用した場合は518円の値上げとなります。


(2013年6月12日・市議会生活環境常任委員会・報告資料「下水道使用料の改定について」より抜粋)



上下水道局が示した『今後の予定』は以下の通りです。

  1. 2013年9月議会
     料金改定素案の提示
  2. 2013年12月議会
     下水道条例の改正議案の提案(2014年10月施行)
  3. 市民周知
     広報よこすか、水道使用量のお知らせ(裏面)、上下水道局ホームページを活用してわかりやすく説明していきます。



つまり、この9月議会で値上げ素案が示されて、12月議会で決定されて、2014年10月から値上げとなるスケジュールになっています。

こうした取り組みによってフジノが財政危機を乗り越えようとしているのはあくまでも『手段』であって、社会保障・社会福祉を守ることが『目的』です。

したがって、ただ『値上げ』をすれば良いとは全く考えていません。

市民のみなさまにその必要性を一緒に考えて頂いて、「賛成」はできなくても「納得」はしてもらえるようにしたいのです。

けれども、今の市政は全く市民のみなさまにこうした状況をお伝えしていません。

だから、フジノなりの伝え方で今日こうして情報をお伝えしました。

そしてもう1つ。

『値上げ』によって、所得の低い方々の暮らしが今よりも追い込まれてしまうようでは、それは本末転倒です。

今年6月に実施された『国民健康保険料の値上げ』がまさにその本末転倒のケースです。

『値上げ』そのものは必要でしたが、誰から値上げしたかといえば、所得の低い方々を中心としたものでした。これは完全に失敗です。

こうした失敗を繰り返させない為に、すでにフジノは下水道使用料の『値上げ』の方法についても具体的に市議会で提案をしてきました。

まもなくスタートする9月議会で、ついに下水道使用料の値上げ素案が上下水道局から示されます。

国民健康保険料・介護保険料・復興増税・消費税などのあいつぐ値上げによって、所得の低い方々や世帯が生活困窮へと追い込まれかねない現状をハッキリと直視して、この『下水道使用料の値上げ』がまちがった方向へ行かないようにしっかりとチェックしていきます。

市民のみなさま。

これからもしっかりと情報をフジノは出し続けます。

だからどうかみなさまも、フジノの声に耳を傾けて下さいませんか。

どうかお願いします!



予算決算常任委員会全体会・総括質疑(2013年3月25日)

フジノの質問/市長は国民健康保険制度を守る気があるか

それでは、総括質疑を始めたいと思います。

実は質問の前に、若干ノスタルジックな気持ちになっています。

それは先ほどの角井議員の市長とのやりとりを聞いていて、そもそも10年前、一緒に美術館建設、僕は『反対』という立場で、市長は『見直し』という立場で活動を始めた。

それはまさに衣食住足りて文化に人々が行く前に財政が厳しくなれば、医療も受けられない、食事もとることができない、生活が成り立たない、そういうことを絶対に起こしてはならないという思いを信じて、あの活動をともに行なった。

そして、『市長』と『市議会議員』として今居る立場は違えども「市民の皆さんの暮らしを守りたい」という気持ちはお互いに全く同じところを見ている、10年たっても変わっていないと、そう信じたいと思っています。

今回、国民健康保険費について、そして条例について、本来であれば一般会計についても含めての総括質疑を行いますが、「もしあの時(美術館の)建設をせずに50億円あれば、その50億円が一般会計の繰り出しに使えて国保の値上げにもつながらなかったのではないか」、そういうことも感じながら、先ほどの市長への質疑を聞かせていただきました。

あらゆる先輩議員の市長への御批判は僕自身にも向けられているものだという思いで、この4年間質問を聞いてまいりました。

その変わらない「生活を守る」という目標のもとで、この国保について市長に共通の想いを持っていただいて、そして改善できるところは一緒に改善していこうという思いで、総括質疑に入りたいと思います。

まず、1点確認させてください。

【質問】
この国民健康保険制度、41万人全員が入っているわけではありませんが、国民皆保険を守る本当に大切な制度だと思います。

「どんなことがあってもこれは守るのだ」

そういう思いをまず聞かせていただけないでしょうか。



市長の答弁

国保会計のみならず、やはり財政の持続可能性ということは常に意識しなければいけないと思っています。

特に「守る」という立場で申し上げにくいのは、やはり「この国保会計、あるいは国保の制度そのものが市町村がやる時代なのか」という観点を、私、実は持っていますので、「守る」という言葉を言いづらいところはあります。

けれども、少なくとも安全・安心の医療の提供を持続可能に行わなければいけない、また財政も一方で持続可能性を追い求めなければいけない、そういう観点から、この国保については見ていく必要があると思っています。



フジノの質問/国保の財政健全化計画には具体的に何が記述されるのか

言葉の厳密性を守るという立場から、今のような御答弁になったというふうに受けとめています。

先ほどの質問は、「医療を受ける権利を守る」という決意を示していただきたいという思いで質問をいたしました。




では、具体的に発言通告に基づいて質問してまいりたいと思います。

新年度(2013年度)、市長から『国民健康保険料の値上げ』が提案されました。

その『制度設計』等に疑問はいくつもあります。

けれども、「まず社会保障制度を守らなければならない」という観点からは、

「2013年度当初予算案では残念ながら制度設計等は改められないけれども、この1年間だけはこの原案を受け入れる。これはやむを得ないものだ」

というふうに考えています。

けれども、2014年度、2015年度はもし今のままでいけば、当然議会の皆さんも賛成はできませんし、市民の皆さんも到底こうした国保会計の運営のあり方を認めることはできないと思います。

そこで、市長に質問を行ってまいります。

値上げと同時に、これは「値上げをする前に(やるべきことがある)」というような決して政局的な批判ではなくて、 値上げをすると同時に保険者としてやらねばならない新しい取り組みがあるのではないか。

これが今日の質問を通しての一貫した僕の主張です。

【質問】
まず(1)です。国民健康保険の『財政健全化計画』についてです。

市長は、会派・公明党さんの質疑を通して、あるいは共産党さんとの質疑を通して、繰り返し定例会の場で国保の財政健全計画の策定が必要ではないかということをおっしゃってまいりました。

これが具体的に何がどのように記述されるものなのかをまずもっと詳しく御説明していただきたいと思います。



市長の答弁

まだ具体の検討に入っていないところではありますが、やはりこの国保財政の健全化計画の中には、まず1つは『収支の見通し』。

そしてもう1つは、『医療費抑制』のための取り組み。

また『収納率向上』の為にできること。

こういった大きな3つの観点などは必ず入ってこなければいけないだろう、というふうに認識しています。



フジノの質問/国保の財政健全化計画と既存の他の計画との関係性

今3点御指摘をいただきました。

もう少し本来であれば具体的に伺いたいところですが、「今後の検討が必要だ」ということで、その点は理解しました。

次の質問に移ります。

すでに国民健康保険財政を健全化するための道筋、それはつまり一人一人の被保険者である市民の皆さんに健康でいていただくこと、そして病気になっても軽い段階で診療所に行ってもらって、そして早期に治療をする。もし再度の治療が必要であっても、早期に回復できるようにする。そういう元気な体を日常的な習慣としてつくっていただくことだ、というふうに受けとめています。

そして、その方策というのは、すでにこちらに記しております『特定健康診査実施計画』、あるいは間もなくスタートする『健康増進計画』『食育推進計画』も含まれておりますが、こちらに具体的な方法というのは、道筋というのは記されているわけです。

【質問】
あとは具体的にそれを実行していくことだというふうに考えているわけですが、それらの既存の計画と国保の『財政健全化計画』との関係性が僕にとっては不明瞭です。

ここを具体的にどういう関係なのかをお示しください。



市長の答弁

健康づくりという、今委員のおっしゃるような観点では、『健康増進計画』や特定健診の実施計画、こういったものをベースに進めていく必要があると思っています。

ですので、国保健全化計画の中で重複する部分というのは出てくると思います。

ただ一方で、医療費の抑制ということを考えた時には、レセプトのチェックであるとか、ジェネリック医薬品の使用の推進、そういったことも考えていかなければいけませんし、先ほど答弁もしましたが、この収納率の向上、そういう観点で何ができるかということも必要になってくると思っています。

ですので、重複する部分はあるとは思いますが、全く同じようなものをコピーして『国保健全化計画』とするわけではない、というふうに認識をしていただきたいと思います。



フジノの質問/特定健診実施計画・健康増進計画と国保の財政健全化計画との関係

改めてこの3つの計画の位置づけを確認したいと思います。

市長がおっしゃったようなレセプトチェック、それからジェネリック医薬品の推進、それから収納率の向上、これは確かに僕が申し上げた2つの計画にはそぐわない。

だから『財政健全化計画』に入れる必要は当然あると思います。

ただ、具体的な最も給付を減らす作戦というのは、市民の皆さんに健康でいていただく習慣をつくること。

これが一番医療費の給付を抑える。

それは当然収納率の向上は図らなければいけませんし、レセプトチェックもこの後提案いたします。

けれども、最大の医療給付の削減につながるのは、まず特定健診を推進するための計画の実現と、それから『健康増進計画』に書かれている、その一つ一つを実現していくことだと思います。

この実現についての道筋が書かれている中で、まるでこの財政健全化計画が上位にくるような印象を受けているのですが、この3つの位置関係というのはどういうものでしょうか。先に申し上げた2つの計画を推進するために何らかの財政措置をサポートしてくれるというようなものなのか。

もう少し位置づけを明確にお示しください。



市長の答弁

この計画それぞれに上下関係があるというようなものではありません。

ただ、当然その医療費の抑制という意味では、スポーツの振興とか、あるいは生涯現役でいていただくために、例えばシルバー人材センターの活用、そういうようなことも入ってくるやもしれませんし、その点について今具体の検討は進んでいない中で、なかなかはっきりとは申し上げにくいですが、『健康増進計画』、特定健診の実施計画、それとその上位に例えばこの国保の財政健全化計画がくるというものではなくて、基本的にはそれぞれ別に走っている計画というふうに認識していただきたいと思います。



フジノの質問

今回、財政が悪化しているという中で、財政健全化計画を立てることになった。

しかし、国保財政が悪化している理由の1つというのは、もちろん市長が認識しておられるそもそも制度設計の現実に合っていないところも、まず1つとしてある。

それから、超高齢社会へどんどん進行していって、そして医療給付費が伸びざるを得ない、こういうような原因も当然あります。

ただ、何よりも重視されなければならないのは、まず健康で、そして長生きをしていただく。そして若いときから、小さい頃から健康教育をしっかりしていく。これを実現していけば医療給付費というのはそもそも伸びることを抑えることができる、それが第1目標であって、第2目標が健全化であることを、これは理念的な話で申しわけございませんが、最初に市長に国保を守るのか、医療を守るという決心はあるのかというふうにお聞きしたときに、市長はバランスの中で考えなければならないとおっしゃった。

ただ、財政健全化目的の達成のための手段に過ぎないものであって、バランスよりはこちらの医療をカットするということよりも、健康を守るということを、つまりこの2計画のほうがむしろ上位に立つものであるということを僕は考えているのですが、市長は、その点どのようにお考えでしょうか。



市長の答弁

決して上下関係で語るべきではないのではないかと思っています。

というのは、この国保の『健全化計画』は、あくまでも国保会計に限定をした『健全化計画』になります。

ただ、市民全体の健康づくり、そういった心の健康も含めてですけれども、考えるのは横須賀市としての使命です。

ですので、この『健康増進計画』なり、例えば『介護保険事業計画』にしてもそうですけれども、やっぱりいつまでも横須賀市民に生き生きと生活していただきたい、そういう趣旨でつくられています。

ただ、この国保の『健全化計画』は、あくまで財政収支をどのように見込んで、その上で市として医療費抑制のためにできることは何か、そういったことを考えた事業を掲載していくべき計画になるということで、決して上下関係とかではないというふうに思っていただきたいと思います。



フジノの質問

その点は反論をせざるを得ないと思います。

財政は手段であって、叶えるべき目的では決してありません。

財政健全化を行う目的は、市民の方々の命と暮らしを守るためであって、そちらが先にまずあって、それを補完するために財源を確保するため等に『財政健全化計画』がある。

それは市立病院改革の時も同じだったはずです。

続いての質問にまいりたいと思います。

僕は、その国保の健全化、そして市民の皆さんの暮らしを守っていくためには、短期的・中期的・長期的にさまざまな取り組みを行っていくべきだと考えています。

そして短期的に今すぐに取り組まなければ、2014年度も2015年度も当然保険料の値上げをしなければ、国保会計は回らないというのが目に見えております。

ですから、その観点から、短期的なまず早急に行うべき取り組みを提案したいと思います。

まず、福祉部健康保険課についてです。

これは保険者としての事務を行っていただいている部署です。

今「事務」というふうに申し上げたのは、残念ながらここには保健師の方々や管理栄養士の方々が配備がされていない。

ですから、国民健康保険の目的としては、当然、『特定健診の受診勧奨』、そして必要な方がいれば『保健指導』を行う。

これも含めて保険者の役割であるにもかかわらず、所管課にその受診勧奨をする保健師や管理栄養士の方々がいない。

これを今すぐに改善すべき必要性があると思います。

ですから、まず市長にお伺いしたいのは、地域、家庭、個人と、そこへアウトリーチしていって、健康習慣を確立していただくために、市民の方々と向き合っていただくために、保健師や管理栄養士の方々を健康保険課に早急に大幅に配備すべきではないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。



市長の答弁

市として、特定健診等の受診率を上げたいという思い、もちろんありますけれども、それを行なうことが福祉部のほうでするべきかというところは、実は難しいところがあるかなと。

特にこの実施機関については基本的には委託をしている中で、その実施機関を通じて行っていただくのが、より具体的に患者さんというのか、特定健診を受けてこられた方々に対してのアプローチにつながるのではないかと思っています。



フジノの質問

すでに委託先である横須賀市医師会に特定健診の受診勧奨をしていただきたいという提案というのは、部局別審査の中でも、それ以前にも行っております。

当然、医師会だってそんなことは承知している。でも現状の受診率が上がらない。だから我々がやらなければいけないのです。

市長は、委託をしている以上、福祉部が行うべきかどうか疑問を感じる、検討を要するというふうにおっしゃいましたが、やるべきだと僕は思います。重ねて御答弁お願いいたします。



市長の答弁

この特定保健指導そのものについては、医師会と、あるいは保健師と管理栄養士、そういった方々のいる医療機関に委託をしています。

ですから、市が直接そういった方々を雇用して受診の勧奨等を行う必要があるかどうかというのは、今後の研究課題にさせていただきたいと思います。



フジノの質問

委託先それぞれの横須賀市医師会を通じて診療所がまさに担当していただいているわけですが、診療所、市長も御自身の自宅の周りに行ったことあると思うのですけれども、そこには多くの患者さんがあふれていて、特定健診の受診勧奨をするのはなかなか難しいわけです。

ですから、その現状では受診率が上がっていない中で、もう一つ市が保険者機能を発揮して、保険者として主体的に取り組まねばならないと思っています。

市長にどの程度特定健診とか、保健機能が大事であるという御認識か、そして現状横須賀ではそれが十分では無い、どんなふうにお考えか伺いたいと思います。



市長の答弁

特に現役世代においては、この特定健診に限らずですけれども、市民健診等たくさん受診していただいて、病気の早期発見につなげていただく。

特定健診の場合は予防という観点もそれに含まれてくるわけですが、こういったことはやはり医療費の抑制というところだけではなくて、市民の皆さんの健康で幸せな人生ということを考えたときにも、ぜひ早い段階での受診、あるいは再健診、そういったことをお願いしていきたいと思っています。



フジノの質問

3月25日付で人事異動の内示の書類を頂いた訳ですけれども、健康保険課への人事異動、内示というのが5名出ているわけですが、この中に保健師や管理栄養士の方は含まれているのでしょうか。



市長の答弁

含まれていません。



フジノの質問

いないですよね。見てもすぐわかりました。

健康保険課で機能を持つことはないという姿勢のあらわれだ、というふうに改めて思いました。

それはそういった予防の観点の弱さは国保だけに出ているのではありません。

介護予防のほうにも同じような状況があります。

市長は、末端までは御存じないと思いますので、あえて質問したいと思います。

例えば介護予防の中で、『基本チェックシート』というのを高齢者の方々にやりますよね。

そして栄養の項目が2項目あるんですけれども、指導が必要だというふうに引っかかった方、2,000人に推計できる、2,000人だと言われている。

それに対して、市の高齢福祉課で栄養のことについて対応する担当職員というのを何名配置しているか御存じですか。

これが1名ですよ。

2,000人の方を1名の管理栄養士の方が相手にできるわけがない。

こういったところからも、国保だけではなくて、あらゆる保健の担当者が足りなくて苦しんでいる。

そして「委託しているから大丈夫、委託しているから大丈夫」と言って、受診率は上がらない。

職員の方々も保健の重要性わかっているけれども、手足を縛られているような状態だからできないわけです。

そして、次の質問に移りたいと思いますが、僕は部局別審査で対応できる教育委員会、健康部、福祉部、こども育成部、すべてに保健の観点で連携する必要性を提案し、それぞれ納得していただいたと受けとめています。

それ以外にも、すべての市役所内の各部局がこうした観点を持ち込んで取り組みを行うことができると僕は考えています。

市長はこの点についてどうお考えでしょうか。



市長の答弁

この『健康づくり』というと、どうしても部局が限定されるように受けとめられるかもしれませんが、やはり生涯現役でいていただくという観点から言えば、スポーツ、文化、あるいは経済活動、趣味の活動、そういったことも当然含まれてくると思います。

それが結果としては『健康づくり』にもつながるだろうと思っていますので、この生涯現役という考え方で、一貫した支援体制を考えることはとても重要なことだというふうに思っています。



フジノの質問

そういったばらけたことではなくて、特定健診の受診率上がると医療給付費も下がるというエビデンスももう出ているわけです。

ですから、まず各部が共通の保健指導が行われなければ、このまま国保財政どんどん厳しくなっていく一方だから、この1年間集中して特定健診の受診率上げるために、すべての部が自分のできることは何かというのを集中して取り組む。

そういう具体的な意味での取り組みです。

もちろん、スポーツも役に立つ、文化も役に立つ、それは当たり前です。

でも、そうではなくて、まず1つの目標に包括して『特定健診』の受診率を上げるという1点だけでもいいので、そこに目標を定めて各部に具体的な取り組みを提案させてみる。

そういったことはお考えになりませんか。



市長の答弁

この『特定健診』の受診率を上げることというのは大変大事なことだと思っていますし、受診率だけではなくて、実際『保健指導』が必要な方に、それを受けていただくことが何より大事だ。

市民健診も受診率が高いことだけではなくて、やはり再検査が必要な方が、その再検査を受けることが大事だと思っています。

そういう意味で、各部局連携すべきところはしなければいけないと思っていますし、市民の皆さんに対する広報という意味で言えば、例えば政策推進部、あるいは今考えられるのはなかなかぱっとは思いつかないですけれども、そういったことなどを含めて一貫した体制というのは大事だと思います。



フジノの質問

この点についても議論をしたいのですが、時間もありますので次の質問に移ります。

今回、特に部局別審査を通じて感じたのは、各部局がすでに保健師の方々も栄養士の方々も目の前の業務でいっぱいで、健康保険課、あるいは国民健康保険のために特定健診受診率アップの受診勧奨や特定指導の為に協力するというのは難しい、という現状が見えました。

そこで、改めてやはり提案したいと思ったのが、ほかのまちの例で恐縮ですが、新潟県上越市が行っているような『生活習慣病予防対策室』です。

ここに市のあらゆる保健対策、そこに1つの機能として集約させて、そして生涯を通じた一貫した健康づくり支援体制をつくっていく。

これをやはり本市も行っていくべきではないか。

これは先ほど申し上げた、短期・中期・長期という意味では、中期的な視点になるとは思いますが、新たな保健を推進していく為の組織体制づくりを市長は行っていくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。



市長の答弁

『健康づくり』という観点で、まずイニシアチブをとらなければいけないのは、やっぱり健康部になることは事実です。

ただ、その健康部を中心にこの『健康増進計画』等に基づいて市民の皆さんの健康づくりを行うということが大事だ。

ただ、先ほども答弁しましたが、ただ単に健康部の範疇でおさまることというのは限定的だというふうに思っています。

先ほどの答弁と重なりますけれども、スポーツの振興、文化の振興、あるいは経済活動を幅広い世代の方に担っていただくこと。そういったことも生涯現役ということを考えたときには大事になってきます。

生涯現役でいつまでも生き生きと暮らせるということは、広い意味での健康づくりにもつながるだろうと思っていますので、そういった体制という議論から入るかどうかはわかりませんけれども、その生涯現役社会の実現に向けて、どのようなことを横須賀市としてやっていけばいいかということは、ぜひ今後も考えていきたいと思っています。



フジノの質問

「職員の方々からの提案をボトムアップで受けられるようにする」というのが、「2期目の市長選挙でのマニフェストを掲げない理由だ」という議論が本会議でありました。

ボトムアップという言葉が大好きな市長だと思いますが、車座ランチなんかも日常的にやっておられると思う。

でも、市長と同じぐらいに僕も市職員の方々、特に健康部・福祉部・こども育成部、現場の職員の話を聞いています。

こういった新しい組織づくりの要望というのはものすごく多いですよ。

「僕はこういう提案をしている。今度市長にこう提案するんだよ」というのを職員に聞いていくと、「ぜひお願いします」と言われる。「議員の立場だからこそ言えることがある。私たちもこういうことをやりたいと思っているけれども、予算も人も無い中で、できないでいる」と。

こういう声聞いたこと無いのですか。



市長の答弁

組織のあり方、あるいは人事配置のあり方については、いろいろな声をもちろん聞いています。



フジノの質問

特定健診について、私的なことを伺いたいと思います。

市長のお母様、年齢は失念してしまいましたが、うちの母は特定健診の対象年齢で、何回誘っても行かないんですよ。

それぐらいに「わざわざ健診に行く」というのは難しい訳です。

だからこそ、市の職員さんたちが望んでいるように、直接電話をかける。そして特定健診を受けてもらった後は、生活習慣を直していただけるようにサポートをしたい。そして保健指導を行う。

こういうことを自分たちでやれる自信も持っている。

ただ、組織もないし、財源もないし、人手もない。

今の体制の医師会に委託しているだけでは、健診率が上がっていないではないですか。

だから「新しい仕組みが必要だ」というふうに僕は申し上げてきました。

市長のお母様、受けておられますか、特定健診、承知しておられますか。



市長の答弁

母が受けているかどうかは一緒に同居していないのでわからないですが、妻は受けています。



フジノの質問

今の点については、奥様の年齢が特定されてしまうのではないかな、というのを心配をしてしまいました。

特定健診に限らず、市民の皆様に何かをお願いせざるを得ないという時には、やはりまず自分の家族が行けるかどうかというのはすごく大事だと思いますね。

そういうのを考えた時に僕は自分の母をイメージしてお願いしている訳ですが、本当に「(わざわざ特定健診に)行く」というのは難しい、というのがあります。

それは「今の体制のままでは不十分だよ」ということを御指摘して、この点についての質問は終わりたいと思います。

そして、最後、市長の『財政健全化計画』の中で上げるとおっしゃっている、レセプトのチェックについてです。

すでに、横須賀市福祉部健康保険課でも4名の非常勤の方を雇用してレセプトチェックを行っています。

ただ、これでは不十分。

1つ1つのデータを突合して、そして受診行動が増える疾患は何なのか。また検診データと一つずつ突合して、どうすればそれを抑えられるのか。抑える為にはどんな保健指導が必要なのか、というのをしっかりとやっていかねばならない。

そういう時に、呉市の取り組みというのは大変参考になると思います。

こうした取り組みに新たに挑戦してみよう、横須賀市はやらねばならない、というふうに僕は思っているのですが、そういった観点はございますでしょうか。



市長の答弁

この国民健康保険の中で、来年度、平成25年10月に新たにデータベースシステムを導入することになっています。

その中で、今おっしゃられるようないわゆるデータラーニング的な手法というのが活用できるかどうかというのは、ぜひ研究をしていきたいと思います。



フジノの質問

時間もありませんので最後になりますが、いずれにしても最初に申し上げたとおり、今のままであれば、新年度、そして2014年度、2015年度も同じだけ繰り出しがむしろ増えるかもしれない。

そんな中で、横須賀市としてやれるべきことは滞納対策だけではない。ジェネリック医薬品の推進だけではない。

もっと積極的な皆さんに健康をサポートできるような生活習慣をサポートできるような取り組み、それを市として示していくべきではないか、そのように御指摘をして質問を終わりたいと思います。

ありがとうございました。



市長選挙で「市民に問うべき争点」はそれじゃない!

あと2ヶ月で市長選挙。神奈川新聞に特集記事が出てました

足をケガしてしまい、数日ぶりに事務所に向かいました。

溜まってしまった新聞を、少しずつ読んでみました。

すると、神奈川新聞に『横須賀市長選挙』の記事が載っていました。

2013年4月12日付・神奈川新聞より

2013年4月12日付・神奈川新聞より

横須賀市長選/課題山積、争点どこに
出馬意向3氏が活動本格化

任期満了に伴い6月23日に告示、30日に投開票される横須賀市長選に出馬を表明している3氏が、活動を本格化させている。

現職1期目の吉田雄人氏(37)、昨年12月まで副市長を務めた広川聡美氏(61)、市民グループ元代表の岸牧子氏(56)がこれまで順番に立候補の意向を表明。

少子高齢化に対応した財政運営や経済対策、医療福祉の充実など課題は山積している。

選挙戦までに政策面の争点をどれだけ明確化できるかが焦点だ。

(引用はここまで。この後に、3氏それぞれの事務所開きや集会でのコメントなどが掲載されていますが、以下省略します)

6月下旬に市長選挙は実施ですから、あと2ヶ月。

もはや目の前です。

それなのに、残念ながら全国紙では全く取り上げてくれません。

そんな中、神奈川新聞はちゃんと報じてくれている。やっぱり地元紙の存在はありがたいなぁと思いました。

今回の市長選挙は、前回以上に重要です

『財政』が厳しい横須賀。

6月から国民健康保険の保険料が値上げされ、12月には下水道使用料が値上げされます。

今後もあらゆる分野での『値上げ』が避けられません。

他市よりも『高齢化率』も高く、『人口減少』のスピードも早い横須賀。

この先の数年間のかじ取りを誤れば、2025年を待つまでもなく、このまちは一気に衰退していくでしょう。

ですから、市民のみなさまにとって今回の市長選挙はとても重要です。

4年前より、もっと重要な選挙です。

信じられないコメントに衝撃を受けました

神奈川新聞の記事は「立候補を予定している3者がそれぞれに活動を本格化させている」という見出し。

『政策論争』が進むことは、とても良いことだと感じました。

しかし、記事を読み進んでいくうちに、フジノは衝撃を受けました。

市長を支援している市議のコメントが取り上げられていたのです。

2887億円の規模を持つ横須賀市予算のうち「わずか3500万円の減額修正」が市長選挙の争点?

2887億円の規模を持つ横須賀市予算のうち「わずか3500万円の減額修正」が市長選挙の争点?

3月27日に閉会した予算議会において、吉田市長が提案した当初予算案を、市議会は減額修正しました。

この「予算が減額修正された経緯を市長選挙で市民に信を問うべきだ」というのです。

ショックで思わず、絶句しました。

フジノは、同じ政治家としてこのコメントを「恥ずかしい」と感じました。

それは、2つの理由からです。

  1. もしも、本気でそう信じているならば…
    →政治家としていかに無能であるかを自ら世間にアピールしているコメントだから。
  2. もしも、あえてそう発言したのならば…
    →『市議会と市長の対立』を必要以上に市民にアピールすることで『劇場型選挙』を狙っているものであり、『政策』を競う場である市長選挙を単なる『政局』に貶めているから。

コメントの真意が2だとすれば、『このまちの未来を決める大切な選挙』を『くだらない政局』に歪小化するもので、『政治屋』のやることです。

このまちの将来を本気で考えていない発言だと情けなく感じました。

もしも4年前のようにフジノが雄人のそばに居たら、少なくともこんなコメントは絶対に周りに出させなかったのに。

市の財政規模の0.012%を市長選挙の争点にするのは完全な誤り

コメントの真意が1で、3500万円の減額修正を本気で争点とすべきだと考えているとすれば、それも完全な間違いです。

横須賀市の予算規模は、2887億円です。

このうち、減額修正されたのは3500万円に過ぎません。

横須賀市全体の予算のわずか0.012%です。

一方、市長選挙というのは、これからの4年間の横須賀市の進路を決める政策選択の場です。

横須賀には、もっと問うべき大切な争点がいくついくつも存在しています。

例えば、横須賀の未来を想って立候補を決意した岸牧子さんを、フジノは讃えずにいられません。

3.11後、初めての市長選挙なのに原子力空母が争点にならないのはおかしい、と自らが立つ決意をしたのです。

こういう姿勢こそが横須賀のリーダーを決める選挙に臨む者の『本当の覚悟』です。

では、フジノが争点にすべきだと考えるの何か?

国民皆保険の最後のとりでである『国民健康保険』についてです。

横須賀市の国民健康保険の赤字は毎年約50億円にのぼる見込みです。安心して医療を受けられるセーフティネットが今、崩れようとしています。

市長選挙で市民に問うべきなのは「これから毎年続く赤字50億円をどうやって対応すべきなのか」という財源の選択肢についてであるべきだ、とフジノは考えます。

  1. 選択肢の1つ目は、保険料の値上げによって『国民健康保険に加入している世帯』に負担してもらう。
  2. 選択肢の2つ目は、市の一般会計から税金を投入することで『市民のみなさま』に広く負担してもらう。
  3. 選択肢の3つ目は、行政改革やハコモノ廃止によって財源を作り出す。
  4. 選択肢の4つ目は、この1から3を全てミックスして対応する。

ただでさえ財政危機の横須賀で、どうやって毎年50億円もの財源を生み出すのか。

こうした重要な争点から目を逸らさせて、3500万円の減額修正を煽り立てるのは、ニセモノの政治家のやることです。

国民健康保険の他にも、いくつもいくつもの争点にすべきテーマが横須賀市には山積みです。

まさに神奈川新聞の記事の見出しが

課題山積み、争点どこに

だった通りです。

この記事を書いた神奈川新聞の記者の方は、このコメントをした議員よりも『横須賀の現実』をしっかりと直視しています。

政局はいらない。政策を語れ!

今回の市長選挙には、くだらない『政局』レベルの策略はやめてほしいです。

市民のみなさまも、現実がどれほど厳しいものか、肌ですでに感じておられます。ワイドショーレベルの話題に飛びつくはずもありません。

あと2ヶ月。

市長選挙の立候補予定者もまわりで応援している市議たちも、もっと誠実に、もっと切実な目の前の問題を直視して、議論すべきです。

フジノは近日中に吉田市長にお会いして、政策についてお話を伺います。

すでに岸牧子さんと広川さとみさんにはお会いして頂いています。

その後で、フジノの想いを託せる政策を訴えている方はどなたなのか、フジノ自身も決めます。

その決心がついた時は、すぐに市民のみなさまにもお伝えします。

国民健康保険料の値上げの具体的なイメージを持つことができる為に

具体的に知ってほしいのです

国民健康保険は、絶対に守らなければならない大切な社会保障の仕組みです。

けれども今、横須賀市の国民健康保険はきわめて厳しい財政危機にあります。

かねてからこの活動日記でフジノは「もはや国民健康保険料を値上げせざるをえない」と繰り返してお伝えしてきました。

そして『国民健康保険料』の値上げについて、教育福祉常任委員会での質疑は、3月7日で終わりました。

値上げを含めた予算案が実際に成立するかどうかは、予算議会の最終日(3月27日)に『採決』されます。

それまでは、決定事項ではありません。

けれども「少しでも早く市民のみなさまに、これから起こる可能性が高い現実を知ってほしい」とフジノは強く願っています。

今回の値上げで、いくら保険料が上がることになるのか。

その具体的なイメージを、少しでもより具体的に市民のみなさまにもっていただきたいとフジノは考えています。

やがて来るダメージについて、少しでも早く、より正確にイメージできれば、人はそのダメージを減らすことができるからです。

そこで今日は、具体的な金額をお示ししたいと思います。

ただ、国民健康保険料を算定する仕組みは、とても複雑です。

「均等割」「世帯割」「所得割」という3つの要素を、それぞれの世帯の人数などで組み合わせています。

ですから、ここで紹介する保険料はあくまでもイメージであることをご理解下さい。

2人世帯(1人は所得あり)というケースです。



現在の保険料と、値上げした保険料です

下の表の見方をご説明いたします。

左端は、あなたの世帯の年収です。

1番上の「30万円」というのは「1年間の所得が30万円」という意味です。

下の段にいくにつれて所得が高くなっていますが、1番下の「950万円」から上の所得は「1000万円」でも「1億円」でも同じで「950万円以上」という意味です。

真ん中が2012年度(現在)の国民健康保険料の1年間の支払額です。

横須賀市では、毎年6月から翌年3月までの10ヶ月間にわけて保険料を支払う仕組みになっています。ですから、1ヶ月の支払額は÷10です。「1年間の保険料」が77万円の人たちは「1ヶ月の保険料」は7万7,000円となります。

右端が、2013年度(新)の国民健康保険料の1年間の支払額です。

それではご覧下さい。



1年間で支払う保険料
所得現・2012年度新・2013年度
30万円3万1,320円 3万4,308円
50万円6万6,242円7万3,517円
60万円10万5,822円11万7,435円
100万円13万8,862円15万5,875円
110万円16万8,002円18万8,357円
150万円20万1,042円22万6,797円
200万円24万2,342円27万4,847円
250万円28万3,642円32万2,897円
300万円32万4,942円37万947円
350万円36万6,242円41万8,997円
400万円40万7,542円46万7,047円
450万円44万8,842円51万5,097円
480万円47万3,622円54万2,775円
500万円49万142円55万7,675円
550万円53万615円59万4,925円
600万円56万2,365円63万2,175円
650万円59万4,115円66万9,425円
690万円61万9,515円69万8,171円
700万円62万5,865円70万3,801円
750万円65万7,615円73万1,951円
800万円68万9,365円76万101円
820万円70万2,065円77万円
850万円72万1,115円77万円
900万円74万8,910円77万円
950万円77万円77万円

以上です。



どうかご意見をお願いします

値上げ幅が大きくてショックを受けた方もおられることでしょう。

それから、1年間の所得950万円以上の世帯が今回は「値上げゼロ」であることに怒りをおぼえた方もおられることでしょう。

いろいろなご意見があると思います。

そうした想いについてもフジノはぜひお聞かせいただきたいと願っています。

昨年12月から今まで4ヶ月間、この値上げについて毎日ずっと考えてきました。

言葉のアヤではなく、ずっと考えてきました。

ですから、どんなご意見であってもそれを伺いたいと率直に願っています。

すでに申し上げてきたように、値上げは1回では足りず、2014年も2015年も再び値上げをしなければならないかもしれません。可能性としては高いとフジノは考えています。

どんなに厳しい現実であっても、これをしっかりと市民のみなさまにお伝えして、その現実への対応策をお伝えしていくことがフジノの使命だと考えています。

ご意見をお待ちしております。どうぞよろしくお願いします。



予算審議スタート/国民健康保険料の値上げに批判が集中したのですが…

当初予算案の委員会審議スタート

先週いっぱいで市長に対する質疑が終わって、今日からは委員会での予算審議がスタートしました。

予算議会のイメージ

予算議会のイメージ


これから約2週間にわたって、朝から夕方まで缶詰めでひたすら予算審議の日々が続いていきます。

教育と福祉の予算は膨大な量です

今日は『都市整備常任委員会』とフジノの所属する『教育福祉常任委員会』の2つの委員会が行なわれました。

委員会審議は傍聴できます

委員会審議は傍聴できます


フジノが所属している『教育福祉常任委員会』では、下記の4部局、合計6つの会計を担当します。

一般会計(4部局)

  • 健康部
  • 福祉部
  • こども育成部
  • 教育委員会

特別会計(4会計)

  • 国民健康保険費
  • 後期高齢者医療費
  • 介護保険費
  • 母子寡婦福祉資金貸付費

企業会計(1会計)

  • 病院事業会計

かなり膨大な量になります。

健康部の審議を終えました

今日は、まず15時すぎくらいまでで

  • 一般会計の『健康部』部分
  • 企業会計の『病院事業会計』

の2つの審議を終えました。

続いて

  • 一般会計の『福祉部』部分
  • 特別会計の『国民健康保険費』
  • 特別会計の『介護保険費』
  • 特別会計の『後期高齢者医療費』

について、行政側から説明を受けて、数名の委員が質疑をしたところまででタイムアップ。

次回(3月7日)へと延会になりました。

国民健康保険料の値上げに批判が集中したのですが…

福祉部への審議で、他の委員から特に批判が集中したのが、『国民健康保険料の値上げ』についてでした。

「昨年暮れに委員会で報告は確かに受けたが、値上げするとは思わなかった」

「値上げの幅が大きすぎる。もっと一般会計から税金を繰り入れるべきだ」

「行政側はもっと早く国保財政の危機を訴えるべきだった」

といった声があがりました。

こうした意見には共感する部分もありましたが、うーん…。

フジノには、共感できない気持ちの方が強かったです。

すでに12月議会の報告を受けた段階でもはや『国民健康保険料の値上げ』は避けられないとフジノは強く訴えてきました。

年末もずっと、この値上げに強く関わる諸係数が国から発表されるのをジリジリとしびれを切らしながら待って過ごしました。

「値上げは避けられない」という前提に立って、国民健康保険についてのあらゆる資料を読みあさって年始を迎えました。

「一体いくらまで保険料アップに市民のみなさまは持ちこたえられるだろうか」

「どうやったら社会保障制度を維持しながらも市民生活を守れるだろうか」

と毎日ずっと悩みながら過ごしてきました。

国民健康保険運営協議会の傍聴にも必ず毎回行っています。

ここしばらくは毎日のように健康保険課に質問の電話をかけて、どこかみなさまが妥協できるポイントは無いのかを毎日苦しみながら考えている毎日です。

ですから、今になって市議会側からこうした声があがるのは「遅すぎる」という感じです。

責任は市議会にもある

そもそも、これまでの歴代の行政と市議会とが一緒になってハコモノ行政を進めてきた結果が、今の財政危機を生み出したのです。

今になって

「知らなかった」

「聴いていない」

という言葉は、市議会側にも許されないと思います。

一方的に行政を責めるのは、市議会の責任逃れであって、おかしいです。

今日の委員会では最終的に

「保険料の値上げ幅を5億円分少なくした場合のシュミレーションを資料として出してほしい」

という提案が出されて、教育福祉常任委員会として正式に資料請求することが決まりました。

その資料の提出も含めて、審議は次回に持ち越されることになりました。

市の当初予算案では「10億円の資金不足を保険料の値上げで対応する」という内容です。

一方、資料請求では「さらに5億円を市の一般会計から追加で繰り出して、残り5億円の資金不足を保険料の値上げで対応する」という内容でシュミレーションがなされます。

フジノとしては、シュミレーションを行なって議論をすること自体は全く否定しません。

けれども、一方ですごく悔しい気持ちがします。

「それだったら何故ハコモノ行政を今までストップしてこなかったのか?」と感じました。

まだ財政に余裕があった時期に、すぐ目の前に迫っていた「人口減少・少子超高齢社会」の在るべき社会保障の姿をもっと真剣に直視して、徹底的に議論して、政治・行政が取るべき対応をしっかりと共有しておくべきだったのです。

10年前に初当選した時から、社会保障の財源を生み出す為にハコモノを止めろとフジノは訴えてきました。

そして今まさに社会保障の財源が完全に枯渇して、全てにおいて値上がりせざるをえなくなっています。

財政危機に陥ることは、10年前に素人だったフジノにも分かっていました。

10年経って素人ではなくなったフジノに分かっていることは、これから先に起こることは『毎年の値上げ』と『給付のカット』です。

もしも仮に2013年度だけ「保険料の値上げ」を軽くしても、それは先延ばしに過ぎません。

これから先も国民健康保険では毎年50億〜60億円の財源不足が続いていきます。

団塊世代が75歳を超える2025年、さらに団塊ジュニア世代が75歳を超える2050年を過ぎるまでは、とにかく厳しい現実と直面せざるをえません。

唯一言えることは「この現実から目をそむけている限り、もっとひどい未来になる」ということだけです。

市議会のロビーからの景色

市議会のロビーからの景色


先週の市長への質疑では、複数の会派から「吉田市長は退職金を減らすべきではないか」という声が出ていました。

フジノとしては「違う」と思います。

「市長」だけでなく「市議会」も責任を取るべきです。

『国民健康保険料の値上げ』をはじめ、これからいくつもの値上げを行ないます。

市民のみなさまに大きな負担をかけることに対して、「市長」も「市議会」も両方が責任を取るべきです。

政治家には『結果への責任』があります。フジノ自身も責任を痛感しています。

政治家は自らの痛みをもって、市民のみなさまの痛みを感じるべきです。

【市長への質疑3】ひとり親家庭への上下水道基本料金の減免を原則5年で外すとの新方針について

(前回の記事から続いています)



質問の背景を説明します/横須賀市はひとり親世帯の上下水道基本料金を免除してきました

これまで横須賀市では、低所得の世帯が多い『ひとり親家庭』に対して、上下水道の基本料金1,805円を減免してきました。

児童扶養手当受給世帯の「水道の基本料金」「下水道の基本使用料」減免

  1. 横須賀市水道事業給水条例
    第36条(料金等の減免)
  2. 横須賀市下水道条例
    第26条(使用料等の減免)
  3. 福祉関係水道料金及び下水道使用料減免要綱
    第2条(減免対象及び減免額)

この制度が昭和53年にスタートした頃にはひとり親世帯は少なかったのですが、ここ数年間はシングルマザー・シングルファーザーともに増える一方です。

平成17〜21年度の減免世帯数と金額

平成17〜21年度の減免世帯数と金額


金額にすれば、わずか1,805円。

けれども、ライフラインである水道が止められてしまうと、生活そのものが送れなくなってしまいます。

ひとり親家庭にとっては、大切なサポートでした。



しかし横須賀市は「打ち切り」を発表したのです

しかし、今月発表された新たな方針では「児童扶養手当受給スタートから5年経過した世帯を原則外す」としたのです。

実は、2010年に「上下水道基本料金の減免は廃止する」という方向が噂され、フジノは強く反対しました。

2010年12月議会の委員会質疑においてフジノはこの問題を取り上げて、見直しは慎重に行なうよう提案してきました。

新たな方針では「即廃止」ではなく、「児童扶養手当の受給開始から原則5年で外す」「自立支援策の拡充をはかる」というものではあります。

けれども、2013年度には下水道使用料の値上げがほぼ決まっています。さらに、そのすぐ後には水道料金の値上げも待っています。

基本料金の減免も無くなった上に値上げが続くようでは、ひとり親家庭の家計は大きく悪化してしまいかねません。フジノはこんな対応には反対です。

そこで市長に対して下の質問を行ないます。



ひとり親家庭への上下水道基本料金の減免を原則5年で外す新方針に対して

(3)「ひとり親家庭への水道料金・下水道使用料の基本料金の減免を児童扶養手当受給開始から5年で対象から原則外す」という新しい方針について


現在はひとり親家庭に対して「水道料金・下水道使用料の基本料金」を減免している。

平成22年10月の事業仕分けで、実情を十分に理解していない仕分け人によって「こども手当ての支給スタートを機に廃止すべきだ」と判定されて以来、この減免の行く末を多くのひとり親家庭の方々が不安に感じてこられた。

そんな中、先日発表された『平成25年度横須賀市行政改革プラン改定状況』の『第1章 財政の健全化』において『社会福祉施設水道料金等繰出金の見直し』が示された。

横須賀市行政改革プラン改定状況

横須賀市行政改革プラン改定状況

  • 今年度以降、児童扶養手当受給開始から5年を経過した世帯をこの減免の対象から原則外す。
  • これに合わせて就労支援セミナーへの参加機会の拡大や自立支援プログラム策定業務の開始などの自立支援策の拡充を図る

という新しい方針が示された。

児童扶養手当受給開始から原則5年で減免を外す、新方針が打ち出された

児童扶養手当受給開始から原則5年で減免を外す、新方針が打ち出された

【質問】
ア.現在減免の対象になっている世帯のうち、児童扶養手当受給開始から5年を経過している世帯の数は何世帯か。

【質問】
イ.その方々は、いつから減免を受けられなくなるのか。何らかの移行措置は設けられるのか。

【質問】
ウ.「原則として外すこととした」とあるが、その「原則」とは具体的にどのような場合を指すのか。

【質問】
エ.自立支援策の拡充によって、どのような取り組みを行なうのか。また、現在のこども育成部の人員体制でひとり親に寄り添った十分な自立支援策に取り組むことはできるのか。

【質問】
オ.ひとり親になるプロセスにおいて心身のダメージがう大きく自立支援型のサポートが有効ではない方もおられる為、決して5年という期限だけで区切ることなく、個別の事情を十分に斟酌することを「原則」とすべきではないか。

【質問】
カ.上下水道局による上下水道料金使用料の値上げも予定されている中で、ひとり親家庭の負担増が過大にならないように十分な配慮をすべきではないか。

次回へ続きます。



予算説明会が開かれました/財政健全化の目的は社会保障を守ることだ

予算説明会が開催

今日は朝から市議会へ向かいました。予算説明会に出席する為です。

18日から『2013年度予算案(当初予算案)』を審議する予算議会がスタートします。

その開会数日前に、市長・副市長から予算案について簡単な『説明』が行われるのが毎年の慣例になっています。

予算説明会のプログラム

予算説明会のプログラム

市の全ての分野の予算案を説明するのは到底不可能ですから、『説明会』というよりは『セレモニー』に近い内容です。毎年のことですが、1時間の予定よりも早く本当にあっけなく終わりました。

実際の当初予算案はすさまじく莫大な量にのぼりますので、具体的な内容については少しずつ報告していきたいと思います。

「セレモニー」からの改善点

この『予算説明会』を単なる『セレモニー』で終わらせない為に、毎年、市議会からは改善に向けた提案が市長側に対して行われています。

今回の説明会から、新たにスタートする事業と、廃止される事業について、説明がありました。

特に、新たにスタートする事業については『個表』が説明資料として配布されました。これは市議会側の提案がそのまま反映されて改善された取り組みです。

平成25年度新規事業説明資料より

平成25年度新規事業説明資料より


実際に個表を見てみて、とても良いものだと感じました。

これを予算審議でも使えたら、もっと良い議論ができるはずです。

平成25年度廃止事業説明資料

平成25年度廃止事業説明資料



こちらは、廃止される事業の説明資料です。

数年前までは自分で資料請求しなければ、市はこの資料をフジノに出してくれませんでした。これも改善された取り組みの良い例ですね。

市も市議会も基本的な情報は全て共有して、その上で政策論議をすれば、市民のみなさまにとってより良い政策が実現するはず。

借金が3000億円を切るか否かよりも大切なことがある

今日の説明会で、1つだけ、強く印象に残ったことがあります。

フジノの活動日記ではすでにお伝えしてきましたが、『国民健康保険(特別会計)』は2013年度も赤字に転落することが確実です。

そこで予算案では、『国民健康保険(特別会計)』への穴埋めとして『一般会計』から約24億円を補填しなければなりませんでした。

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そのことを説明する時、吉田市長が必要以上に嫌そうに述べた気がしたのです。

フジノは邪推をせざるを得ませんでした。

一般会計から24億円の繰出金を出すことで、任期中最大の目標である『2013年度末の市の借金総額が3000億円未満にすること』の実現が危ぶまれたからではないか、と。

だから、吉田市長にとっては、とても嫌な気持ちになることなのだろう...と。

当初予算案では借金残高3000億円を切ることができた

当初予算案では借金残高3000億円を切ることができた


もちろんこれはフジノの邪推に過ぎません。

ただ、その邪推が当たっていてもいなくても、同じ1つの意見をフジノは持っています。

国民健康保険の赤字の穴埋めとしての一般会計からの繰出金は、必要な支出である

という意見です。

例えば、新たにサッカー場を造るのに15億円の税金を使うのとは、全く意味合いが違うものだとフジノは考えています。

国民健康保険への繰出金は、いのちを守る為に必要不可欠な支出だと考えています。

今、横須賀市は『特別会計』の赤字を埋める為に『一般会計』から繰出金を補填することを、どんどんやめています。

フジノは財政健全化の立場から「この方針そのものは正しい」と考えています。

けれども、フジノにとって、財政健全化の目的は社会保障の財源を生み出すことです。だから美術館建設をはじめとするハコモノに反対してきたのです。

国民健康保険は言うまでもなく国民皆保険を実現した世界に誇るセーフティーネットです。

この赤字に対して、一般会計から繰出金を支出するのは国民健康保険を守る為には絶対に不可欠なことだとフジノは考えています。

ましてや、2013年度は国民健康保険料の値上げをせざるをえません。

値上げの金額をどのように設定するかを決める上でも、一般会計から繰出金がギリギリしか無いような状況では、所得が低い世帯に大きなしわよせがいくことになります。

セーフティーネットを守ることは財政健全化よりも高次の目的です。

吉田市長には、このことを絶対に見失わないでほしいと思います。

もしも国民健康保険を守る為に一般会計から繰出金を出すことで、市の借金残高についての財政基本計画の目標値を結果的に達成できなかったとしても、それは間違っていないということを。

これが今日の予算説明会で最も強く印象に残ったことでした。

国民健康保険の赤字は「県に借金・市税を投入」へ

国民健康保険運営協議会へ

今日は、午後から市役所へ向かいました。

『国民健康保険運営協議会』を傍聴する為です。

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横須賀市の国民健康保険に関わる『予算』『決算』『条例改正案』は、市議会に提案される前に、この『国民健康保険運営協議会』でまず議論されます。

ここで了承されると、市議会へ提案される形となります。

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今回は5つの議題がありました。

このうち特に重要な議題が下の2つです。

(1)2012年度の赤字の金額の確定と、その赤字を穴埋めする具体的な方策について

(2)2013年度の国民健康保険料を値上げするか否か/値上げするならいくらなのか

今日の活動日記では(1)を報告します。

2012年度の赤字は7.8億円

昨年12月4日の活動日記で、

横須賀市の『国民健康保険』の財政は、もはや赤字へ転落した

とフジノは報告しました。

この時点ではおおよその見込額でしたが、正確な赤字金額が確定し、報告されました。

今年度(2012年度)の赤字は7.8億円です。

*ここでフジノが「赤字」と呼んでいるのは、国民健康保険料、国庫支出金、療養給付等交付金、前期高齢者交付金、県支出金、共同事業交付金、一般会計繰入金、繰越金などの「収入」を、国民健康保険事業費などの「支出」が超過してしまったという意味です。

赤字を穴埋めする方法

この7.8億円については、とにかく財源を工面して穴埋めしなければなりません。

そこで、

(1)神奈川県の『広域化等支援基金』から、1.5億円を借り入れる

(2)横須賀市の一般会計から法定外繰入金として6.3億円を補てんする

この2つによって合計7.8億円を捻出する、という提案が事務局から報告されました。

赤字穴埋めのイメージ図

赤字穴埋めのイメージ図


『国民健康保険運営協議会』の委員メンバーからは誰も質問も意見も出されませんでした。

沈黙が続いたので、委員長が「了承するということでよろしいですか」と確認して、了承となりました。


神奈川県の『広域化等支援基金』からの借入は、

  • 利息0%(無利子)
  • 返済は翌年度から開始
  • 5年間かけて返済

という恵まれた条件です。

ただ、毎年3000万円ずつ返済していくことに変わりはありません。これも結局は赤字を先送りしたのです。

また、市税を投入する(一般会計からの法定外の繰入金の繰入を行なう)ことは、他の自治体でも赤字を穴埋めする為に日常的に行なわれていることです。

『法定外』ではあっても、決して『違法』なことではありません。

今後も赤字は続く以上…

2012年度は、支出が492億8230万円と急増しました。

2011年度の支出が456億4361億円でしたので、36億3869万円の増加です。

来年度(2013年度)以降も、ご高齢の方々をはじめとする『医療が必要になる方々』は増えていく為、支出はさらに増えていきます。

一方で、収入が増える見込みはありません。

つまり、赤字はさらに続いていきます。

こうした現実がハッキリしている以上、フジノは「もはや保険料を値上げせざるをえない」とお伝えしてきました。

その具体的な方向性についてもついに事務局から提示されました。

次回の活動日記で報告します。

(つづく)